JP6003687B2 - 光送信装置および変調光信号生成方法 - Google Patents

光送信装置および変調光信号生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、光送信装置および変調光信号を生成する方法に係わる。
次世代の長距離・大容量通信システムを実現するために、送信器においてデジタル信号処理を利用して変調光信号を生成する構成が研究および開発されている。例えば、デジタル信号処理により、QPSKまたはQAM等の多値変調方式のための信号が生成される。また、デジタル信号処理は、例えば、光伝送路の分散を抑制するための信号(すなわち、分散予等化のための信号)を生成することもできる。そして、デジタル信号処理により生成される信号で光変調器を駆動することにより、大容量の多値変調光信号が生成される。
図1は、光送信装置の一例を示す。図1に示す光送信装置1は、デジタル信号処理部11、D/Aコンバータ12a、12b、ドライバ13a、13b、光源14、光変調器15を有する。デジタル信号処理部11は、入力データから駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成する。D/Aコンバータ12a、12bは、それぞれ、駆動信号Iおよび駆動信号Qをアナログ信号に変換する。ドライバ13a、13bは、それぞれ、D/Aコンバータ12a、12bから出力される駆動信号Iおよび駆動信号Qで光変調器15を駆動する。光源14は、連続光を生成する。
光変調器15は、Iアーム変調部およびQアーム変調部を有する。光源14により生成される連続光は、光スプリッタにより分岐されてIアーム変調部およびQアーム変調部に導かれる。Iアーム変調部は、駆動信号Iで連続光を変調して光信号を生成する。また、Qアーム変調部は、駆動信号Qで連続光を変調して光信号を生成する。そして、これら2つの光信号が結合されて変調光信号が生成される。
光変調器15は、IアームとQアームとの間の位相差が「π/2+nπ(nは、ゼロを含む任意の整数)」となるように設計される。すなわち、Iアームを伝搬する光とQアームを伝搬する光との間の位相差が「π/2+nπ」となるように、位相シフト部15aに与えられるバイアス電圧が制御される。なお、光変調器のIアームとQアームとの間の位相差をπ/2に制御する方法は、例えば、特許文献1〜3に記載されている。
ただし、従来技術においては、光変調器のIアームとQアームとの間の位相差(以下、「I−Q位相差」または「位相シフト部の位相量」と呼ぶことがある。)の制御においては、「π/2+2nπ」と「3π/2+2nπ」とは区別されない。すなわち、光送信器は、I−Q位相差が「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」のいずれか一方に制御された状態で変調光信号を生成する。そして、光受信器は、I−Q位相差が「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」のいずれであるのかを判別して変調光信号からデータを再生する。変調光信号を受信する受信装置については、例えば、特許文献4に記載されている。
特開2007−82094号公報 特開2009−246578号公報 特開2007−259426号公報 特開2006−270909号公報
次世代の光伝送システムでは、上述したように、デジタル信号処理を利用して光信号に対して様々な特性を与えることができる。例えば、入力データから駆動信号を生成するためのデジタル信号処理において、分散予等化または周波数オフセットの付加など実現することができる。
ところが、I−Q位相差が「3π/2+2nπ」に制御されているときに、I−Q位相差「π/2+2nπ」に対して想定されるパラメータが与えられると、光信号の伝送特性が劣化するおそれがある。たとえば、I−Q位相差が「3π/2+2nπ」に制御されているときに、I−Q位相差「π/2+2nπ」に対して想定される波長分散が与えられると、波長予等化を行わないときと比較して、光受信器において検出される累積波長分散がかえって大きくなってしまうことがある。
本発明の目的は、光変調器を利用して生成される変調光信号の特性を改善する、またはその特性の劣化を抑えることである。
本発明の1つの態様の光送信装置は、入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器と、前記第1の変調部および前記第2の変調部に与えられる第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する信号生成部と、前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を制御する位相制御部と、前記位相制御部により制御された前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を検出する位相差検出部と、を有する。前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する。
上述の態様によれば、光変調器を利用して生成される変調光信号の特性を改善する、またはその特性の劣化を抑えることができる。
光送信装置の一例を示す図である。 本発明の実施形態の光送信装置の構成を示す図である。 I−Q位相差に対するモニタ信号の変化を示す図である。 光送信装置の動作モードを制御する第1の方法を示すフローチャートである。 位相差判定情報の一例を示す図である。 光送信装置の動作モードを制御する第2の方法を示すフローチャートである。 光送信装置の動作モードを制御する第3の方法を示すフローチャートである。 デジタル信号処理部の機能を説明するブロック図である。 QPSKのコンスタレーションの一例を示す図である。 I−Q位相差に応じて動作モードを制御する方法の実施例を示すフローチャートである。 他の実施形態の光送信装置の構成を示す図である。 さらに他の実施形態の光送信装置の構成を示す図である。
図2は、本発明の実施形態の光送信装置の構成を示す。図2に示す実施形態の光送信装置2は、デジタル信号処理部20、D/Aコンバータ12a、12b、ドライバ13a、13b、光源14、光変調器15、受光器31、乗算器32、検出部33、制御部34を有する。なお、光信号送信装置2は、不図示の他の要素を有していてもよい。
デジタル信号処理部20は、入力データから駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成する。このとき、デジタル信号処理部20は、指定された変調方式に従って入力データをシンボル毎にコンスタレーション上にマッピングすることにより、駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成する。また、デジタル信号処理部20は、光送信装置2から送信される光信号が所望の特性を有するように、駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成することができる。一例としては、光信号が所定の波長分散を有するように、駆動信号Iおよび駆動信号Qが生成される。この場合、たとえば、光伝送路の波長分散を補償する分散予等化が実現されるように、駆動信号Iおよび駆動信号Qが生成される。なお、デジタル信号処理部20は、例えば、プロセッサエレメントおよびメモリを含むプロセッサシステムにより実現される。或いは、デジタル信号処理部20は、ハードウェア回路で実現してもよい。さらに、デジタル信号処理部20は、プロセッサシステムおよびハードウェア回路を組み合わせることで実現してもよい。
D/Aコンバータ12a、12bは、それぞれ、デジタル信号処理部20によって生成される駆動信号Iおよび駆動信号Qをアナログ信号に変換する。ドライバ13a、13bは、それぞれ、D/Aコンバータ12a、12bから出力される駆動信号Iおよび駆動信号Qで光変調器15を駆動する。光源14は、連続光を生成する。光源14は、例えば、所定の周波数のレーザ光を生成するレーザダイオードにより実現される。
光変調器15は、位相シフト部15a、Iアーム変調部15b、Qアーム変調部15cを有する。光源14により生成される連続光は、光スプリッタにより分岐されてIアームおよびQアームに導かれる。位相シフト部15aは、例えば、IアームまたはQアームの一方の近傍に形成される電極により実現される。例えば、位相シフト部15aは、Qアームの近傍に形成された電極であるものとする。この場合、位相シフト部15aに与えられるバイアス電圧を制御することにより、Qアームの屈折率が変化し、Qアームの光パス長が調整される。すなわち、位相シフト部15aに与えられるバイアス電圧を制御することにより、Iアームを伝搬する光とQアームを伝搬する光の位相差(すなわち、「I−Q位相差」または「位相シフト部15aの位相」)が制御される。
IアームおよびQアームには、それぞれ、Iアーム変調器15bおよびQアーム変調器15cが形成されている。Iアーム変調部15bは、駆動信号Iで連続光を変調して光信号を生成する。同様に、Qアーム変調部15cは、駆動信号Qで連続光を変調して光信号を生成する。Iアーム変調器15bおよびQアーム変調器15cは、それぞれ、例えば、マッハツェンダ干渉計により実現される。そして、光変調器15は、Iアーム変調器15bにより生成される光信号およびQアーム変調器15cにより生成される光信号を結合して変調光信号を生成する。これら2つの光信号は、例えば、2×2光カプラにより結合される。
乗算器21は、駆動信号Iと駆動信号Qとを乗算する。この例では、乗算器21は、デジタル信号処理部20の中に設けられているが、乗算器21は、デジタル信号処理部20の外に設けられていてもよい。また、この例では、乗算器21は、デジタル領域で駆動信号Iと駆動信号Qとを乗算しているが、アナログ領域で駆動信号Iと駆動信号Qとを乗算してもよい。さらに、乗算器21は、低域通過フィルタによってフィルタリングされた駆動信号I、Qを乗算するようにしてもよい。
受光器31は、光変調器15により生成される変調光信号を電気信号に変換する。よって、受光器31の出力信号は、光変調器15により生成される変調光信号を表す。なお、受光器31は、光変調器15の中に設けられていてもよいし、光変調器15の外に設けられていてもよい。
乗算器32は、受光器31の出力信号と乗算器21の出力信号とを乗算する。即ち、乗算器21および乗算器32により、駆動信号I、駆動信号Q、および光変調器15により生成される変調光信号を表す電気信号が乗算される。以下、乗算器32の出力信号を「モニタ信号」と呼ぶことがある。なお、乗算器32は、デジタル信号処理部20の中に設けられてもよい。また、受光器31と乗算器32との間に、低域通過フィルタを設けるようにしてもよい。
検出部33は、乗算器32から出力されるモニタ信号を平均化し、その平均値を検出する。モニタ信号は、例えば、低域通過フィルタを用いて平均化される。この場合、低域通過フィルタのカットオフ周波数は、変調光信号のシンボルレートよりも十分に低いものとする。また、検出部33は、モニタ信号の平均値の符号を検出することができる。この場合、検出部33は、モニタ信号の平均値が正の値であるか、負の値であるのかを表すモニタ符号情報を出力する。
制御部34は、位相制御部35および位相差検出部36を有する。制御部34は、例えば、プロセッサエレメントおよびメモリを含むプロセッサシステムにより実現される。また、制御部34は、ハードウェア回路で実現してもよい。或いは、制御部34は、プロセッサシステムおよびハードウェア回路を組み合わせることで実現してもよい。
位相制御部35は、位相シフト部15aに与えるバイアス電圧を制御することにより、光変調器15のI−Q位相差を制御する。このとき、位相制御部35は、I−Q位相差を指定された値に制御する。「指定された値」は、この実施例では「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」である。すなわち、位相制御部35は、I−Q位相差が「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」に保持されるように、位相シフト部15aに与えるバイアス電圧を制御する。I−Q位相差を「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」に制御する方法は、特に限定されるものではないが、公知の技術を利用することができる。例えば、位相制御部35は、特許文献1〜3に記載の方法で、I−Q位相差を「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」に制御してもよい。
位相差検出部36は、検出部33による検出結果を利用して、光変調器15のI−Q位相差を検出する。すなわち、位相差検出部36は、駆動信号I、駆動信号Q、および出力変調光信号を表すモニタ信号の積の平均値またはその平均値の符号に基づいて、I−Q位相差を検出する。ここで、I−Q位相差は、位相制御部35により「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」に制御されている。すなわち、位相差検出部36は、I−Q位相差が「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」のいずれであるのかを判定する。
制御部34は、位相差検出部36により検出されたI−Q位相差を表す位相情報をデジタル信号処理部20に通知する。そうすると、デジタル信号処理部20は、この位相情報に基づいて駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成(あるいは、補正)する。すなわち、デジタル信号処理部20は、I−Q位相差が「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」のいずれであるのかに基づいて、駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成(あるいは、補正)する。したがって、光送信装置2は、光変調器15のI−Q位相差に対して適切な変調光信号を生成することができる。換言すれば、光送信装置2は、I−Q位相差が「π/2+2nπ」または「3π/2+2nπ」のいずれに制御されていても、実質的に同じ変調光信号を生成することができる。
図3は、光変調器15のI−Q位相差に対するモニタ信号の変化を示す。変調方式は、16QAMである。なお、以下の説明では、「π/2+2nπ」を単に「π/2」と表記し、「3π/2+2nπ」を単に「3π/2」と表記することがある。
図3(a)は、I−Q位相差がπ/2またはその近傍に制御されているときのモニタ信号を示している。I−Q位相差がπ/2に制御されているときは、モニタ信号は「ゼロ」を中心に分布する。このため、I−Q位相差がπ/2であるときは、モニタ信号を平均化すると「ゼロ」が得られる。すなわち、I−Q位相差がπ/2であるときは、検出部33により「ゼロ」が検出される。なお、「ゼロ」は、「ほぼゼロ」または「実質的にゼロ」を含むものとする。
I−Q位相差がπ/2−45°であるときは、この例では、モニタ信号は正側に分布している。この場合、検出部33により「正の値」が検出される。一方、I−Q位相差がπ/2+45°であるときは、この例では、モニタ信号は負側に分布している。この場合、検出部33により「負の値」が検出される。なお、以下の説明では、検出部33により検出された値の符号を「モニタ符号」と呼ぶことがある。例えば、検出部33により「正の値」が検出されたときはモニタ符号は「正」であり、検出部33により「負の値」が検出されたときはモニタ符号は「負」である。
図3(b)は、I−Q位相差が3π/2またはその近傍に制御されているときのモニタ信号を示している。I−Q位相差が3π/2に制御されているときは、I−Q位相差がπ/2であるときと同様に、モニタ信号は「ゼロ」を中心に分布する。このため、I−Q位相差が3π/2であるときも、検出部33により「ゼロ」が検出される。
I−Q位相差が3π/2−45°であるときは、この例では、モニタ信号は負側に分布している。この場合、モニタ符号は「負」が検出される。一方、I−Q位相差が3π/2+45°であるときは、この例では、モニタ信号は正側に分布している。この場合、モニタ符号は「正」である。
このように、I−Q位相差がπ/2または3π/2であるときは、検出部33によりゼロが検出される。したがって、位相制御部35は、I−Q位相差をπ/2または3π/2に調整するためには、検出部33によりゼロが検出されるように位相シフト部15aに与えるバイアス電圧を制御する。或いは、位相制御部35は、検出部33により検出される平均値がゼロに近づくようにバイアス電圧を制御する。
また、この実施例では、図3(a)に示すように、I−Q位相差がπ/2−45°からπ/2+45°へ増加するときは、モニタ符号は「負」から「正」へ変化する。これに対して、図3(b)に示すように、I−Q位相差が3π/2−45°から3π/2+45°へ増加するときは、モニタ符号は「正」から「負」へ変化する。すなわち、I−Q位相差がπ/2であるときと、I−Q位相差が3π/2であるときとでは、モニタ符号が変化する方向は互いに逆である。よって、位相差検出部36は、このモニタ符号の変化を利用して、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定することができる。
図4は、光送信装置の動作モードを制御する第1の方法を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、光送信装置2が通信サービスを開始する前、或いは、光送信装置2のメンテナンス時に実行される。なお、このフローチャートの処理が実行されるとき、デジタル信号処理部20は、駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成する。ここで、光送信装置2は、多値変調方式で入力データをシンボル毎に対応する信号点にマッピングすることにより、変調光信号を生成する。このとき、各信号点(例えば、QPSKにおいては4個の信号点、16QAMにおいては16個の信号点)にマッピングされるシンボルの分布は、均等またはほぼ均等であるものとする。
このフローチャートの処理が開始されるとき、光送信装置2の動作モード(或いは、入力データから駆動信号を生成するためのパラメータ)は、光変調器15のI−Q位相差がπ/2であるものとして設定されている。すなわち、I−Q位相差がπ/2であるときに光変調器15が所望の変調光信号を生成するように、光送信装置2の動作モードが制御されているものとする。
S1において、位相制御部35は、位相シフト部15aに与えるバイアス電圧を初期値に制御する。初期値は、特に限定されるものではないが、例えば、0ボルトである。尚、バイアス電圧の絶対値が大きいときは、光変調器のドリフトが大きくなる傾向がある。このため、初期値を0ボルト近辺にすることは、ドリフトを抑制するために有効である。
S2において、検出部33は、乗算器32から出力されるモニタ信号を取得する。モニタ信号は、上述したように、駆動信号I、駆動信号Q、および出力変調光信号を表す電気信号を乗算することにより得られる。S3において、検出部33は、モニタ信号を平均化する。そして、検出部33は、モニタ信号の平均値が正の値であるか負の値であるのかを表すモニタ符号情報を出力する。
S4において、位相差検出部36は、現在のバイアス電圧に対応づけてS3で得られたモニタ符号情報を保存する。S5において、位相制御部35は、位相シフト部15aに与えられるバイアス電圧を更新する。このとき、新たなバイアス電圧Vnは、下式により算出される。なお、Vn-1は、現在のバイアス電圧を表す。ΔVは、定数である。
Vn =Vn-1 +ΔV
S6において、位相制御部36は、新たなバイアス電圧Vnが、電圧掃引範囲を超えているか否かを判定する。電圧掃引範囲は、例えば、I−Q位相差を2πシフトさせる電圧変化に基づいて決定される。すなわち、バイアス電圧が電圧掃引範囲の最小値から最大値まで変化するときに、I−Q位相差が2π以上シフトするように、電圧掃引範囲は決定される。
バイアス電圧Vnが電圧掃引範囲を超えていなければ、光送信装置2の処理はS2に戻る。すなわち、バイアス電圧Vnが電圧掃引範囲を超えるまで、S2〜S6が繰り返し実行される。S2〜S6を繰り返し実行する動作は、バイアス電圧を掃引しながらモニタ符号情報を収集する処理に相当する。
図5は、S2〜S6において生成される位相差判定情報の一例を示す。位相差判定情報は、バイアス電圧に対してモニタ信号の平均値の符号を表す。この実施例では、バイアス電圧がゼロから2Vへ増加するときに、モニタ符号が正から負へ変化している。また、バイアス電圧が4Vから6Vへ増加するときに、モニタ符号が負から正へ変化している。さらに、バイアス電圧が8Vから10Vへ増加するときに、モニタ符号が負から正へ変化している。なお、この実施例では、ΔV=1Vである。
S7において、位相制御部35は、光変調器15のI−Q位相差を目標値に制御する。I−Q位相差の目標値は、π/2である。I−Q位相差を目標値に制御する方法は、特に限定されるものではない。すなわち、位相制御部35は、例えば、特許文献1〜3に記載の方法でI−Q位相差を目標値に制御してもよい。一例としては、位相制御部35は、乗算器33から出力されるモニタ信号の平均値がゼロに近づくようにバイアス電圧を制御することで、I−Q位相差を目標値に調整する。ただし、この方法では、I−Q位相差は、π/2または3π/2のいずれに制御されるかは不定である。よって、位相差検出部36は、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定する。
S8において、位相差検出部36は、I−Q位相差が目標値に収束したときのバイアス電圧を特定する。即ち、位相差検出部36は、S7の処理が終了したときのバイアス電圧を特定する。以下の説明では、S8で特定されるバイアス電圧を「収束バイアス電圧」と呼ぶことがある。
S9において、位相差検出部36は、位相差判定情報から、収束バイアス電圧の近傍のバイアス電圧に対応するデータを抽出する。このとき、位相差検出部36は、位相差判定情報から複数セットのデータを抽出する。例えば、S2〜S6において図5に示す位相差判定情報が生成されているものとする。また、S7においてI−Q位相差が目標値に収束したときのバイアス電圧(即ち、収束バイアス電圧)が5.0Vであるものとする。そして、位相差検出部36は、例えば、収束バイアス電圧の近傍において、収束バイアス電圧よりも小さいバイアス電圧に対応するデータ、および収束バイアス電圧よりも大きいバイアス電圧に対応するデータを取得する。この結果、「4.0V、負」および「6.0V、正」が得られる。
S10〜S11において、位相差検出部36は、S9で取得した複数セットのデータに基づいて、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定する。ここで、この実施例では、バイアス電圧が大きくなると、I−Q位相差も大きくなるものとする。また、I−Q位相差に対するモニタ信号の変化は、図3に示す通りであるものとする。この場合、バイアス電圧の増加に対してモニタ符号情報が「正」から「負」に変化するときは、位相差検出部36は、I−Q位相差がπ/2に制御されていると判定する。一方、バイアス電圧の増加に対してモニタ符号情報が「負」から「正」に変化するときには、位相差検出部36は、I−Q位相差が3π/2に制御されていると判定する。そして、制御部34は、位相差検出部36による検出結果を表す位相情報をデジタル信号処理部20に通知する。
なお、S8〜S11の判定は、様々なパターンが考えられる。例えば、位相差判定情報から2セットのデータが抽出される場合、以下の判定が行われる。
(1)符号が正から負に変化するときは、I−Q位相差はπ/2
(2)符号が負から正に変化するときは、I−Q位相差は3π/2
(3)符号が正からゼロに変化するときは、I−Q位相差はπ/2
(4)符号が負からゼロに変化するときは、I−Q位相差は3π/2
(5)符号がゼロから負に変化するときは、I−Q位相差はπ/2
(6)符号がゼロから正に変化するときは、I−Q位相差は3π/2
位相差判定情報から3セットのデータが抽出される場合、以下の判定が行われる。
(1)符号が順番に正、ゼロ、負と変化するときは、I−Q位相差はπ/2
(2)符号が順番に負、ゼロ、正と変化するときは、I−Q位相差は3π/2
デジタル信号処理部20は、制御部34から受信する位相情報に応じて、光送信装置2の動作モードを決定する。ここで、光送信装置2は、このフローチャートの処理の開始時に、I−Q位相差π/2に対応する動作モードに設定されている。したがって、I−Q位相差がπ/2に制御されているときは(S11:Yes)、光送信装置2の処理は終了する。一方、I−Q位相差がπ/2に制御されていないときは(S11:No)、デジタル信号処理部20は、S12の処理を実行する。
S12において、デジタル信号処理部20は、I−Q位相差がπ/2に制御されているときと実質的に同じ変調光信号が生成されるように、入力データから駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成するためのパラメータを変更する。なお、位相情報に基づいてパラメータを変更する方法については、後で詳しく説明する。
このように、実施形態の光送信装置2は、光変調器15のI−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定し、その判定結果に応じたパラメータ(または、動作モード)で変調光信号を生成する。すなわち、光送信装置2は、I−Q位相差がπ/2または3π/2にいずれに制御されていても、実質的に同じ変調光信号を生成できる。したがって、光伝送システムにおいて実施形態の光送信装置2を使用すれば、光受信装置は、光変調器15のI−Q位相差の設定に応じて復調動作を切り替えることなく、変調光信号からデータを再生できる。なお、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれであるのかを判定する方法は、上述の実施例に限定されるものではなく、光送信装置2は、他の方法でI−Q位相差を検出してもよい。
図6は、光送信装置の動作モードを制御する第2の方法を示すフローチャートである。光送信装置2は、図4に示すフローチャートの代わりに、図6に示すフローチャートの処理を実行することができる。
S21において、位相制御部35は、光変調器15のI−Q位相差を指定された目標値に制御する。この処理は、図4のSと実質的に同じである。したがって、I−Q位相差は、π/2または3π/2のいずれか一方に制御される。なお、図6のフローチャートの説明においても、I−Q位相差がπ/2または3π/2に収束したときのバイアス電圧を「収束バイアス電圧」と呼ぶことにする。
S22において、光送信装置2の動作は一時的に停止する。S23において、位相制御部35は、バイアス電圧を変更する。このとき、位相制御部35は、例えば、現在のバイアス電圧(すなわち、収束バイアス電圧)を所定値だけ低下させることにより、新たなバイアス電圧を決定する。
S24〜S28は、図4のS2〜S6と実質的に同じである。即ち、制御部34は、バイアス電圧を掃引することにより、図5に示す位相差判定情報を生成する。ただし、図6に示す方法においては、S24〜S28が実行されるときに、既に収束バイアス電圧が検出されている。したがって、制御部34は、その収束バイアス電圧の近傍領域に対してのみ、位相差判定情報を生成するようにしてもよい。この場合、S28の電圧掃引範囲は、図4のS6の電圧掃引範囲よりも狭い。したがって、図6に示す方法においては、図4に示す方法と比較すると、位相差判定情報を生成するための要する時間が短くなる。
なお、制御部34は、S24〜S28において、バイアス電圧を掃引しなくてもよい。例えば、制御部34は、「収束バイアス電圧−ΔV」および「収束バイアス電圧+ΔV」に対してモニタ符号情報を取得するだけでもよい。
S29〜S30は、図4のS10〜S11と実質的に同じである。すなわち、位相差検出部36は、S24〜S28で生成された位相差判定情報に基づいて、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定する。そして、デジタル信号処理部20は、制御部34から受信する位相情報に応じて、光送信装置2の動作モードを決定する。すなわち、I−Q位相差がπ/2に制御されているときは(S30:Yes)、光送信装置2の処理は終了する。一方、I−Q位相差がπ/2に制御されていないときは(S30:No)、デジタル信号処理部20は、S12の処理を実行する。
図7は、光送信装置の動作モードを制御する第3の方法を示すフローチャートである。光送信装置2は、図4に示すフローチャートの代わりに、図7に示すフローチャートの処理を実行することができる。
S31〜S32は、図6のS21〜S22と実質的に同じである。すなわち、I−Q位相差は、π/2または3π/2のいずれか一方に制御される。なお、図7のフローチャートの説明においても、I−Q位相差がπ/2または3π/2に収束したときのバイアス電圧を「収束バイアス電圧」と呼ぶことにする。
S33において、位相制御部35は、収束バイアス電圧に低周波信号を重畳する。低周波信号の周波数は、データレートまたはシンボルレートと比較して十分に低速であるものとする。なお、この実施例では、光送信装置2は、低周波信号を生成する低周波信号生成回路を有しており、位相制御部35は、その低周波信号をバイアス電圧に重畳する回路を有しているものとする。
S34において、検出部33は、同期検波で、モニタ信号から低周波信号成分を検出する。同期検波は、例えば、上述の低周波数信号をモニタ信号に乗算することにより実現される。この実施例では、検出部33は、上述の低周波信号生成回路により生成される低周波信号をモニタ信号に乗算する回路を有しているものとする。
S35〜S36において、位相差検出部36は、同期検波の結果に基づいてI−Q位相差を検出する。すなわち、モニタ信号から検出される低周波信号成分が低周波信号生成回路により生成される低周波信号と同相であれば、位相差検出部36は、I−Q位相差がπ/2または3π/2の一方(たとえば、π/2)であると判定する。また、モニタ信号から検出される低周波信号成分が低周波信号生成回路により生成される低周波信号に対して逆相であれば、位相差検出部36は、I−Q位相差がπ/2または3π/2の他方(たとえば、3π/2)であると判定する。
デジタル信号処理部20は、図4または図6に示す手順と同様に、制御部34から受信する位相情報に応じて、光送信装置2の動作モードを決定する。すなわち、I−Q位相差がπ/2に制御されているときは(S36:Yes)、光送信装置2の処理は終了する。一方、I−Q位相差がπ/2に制御されていないときは(S36:No)、デジタル信号処理部20は、S12の処理を実行する。
なお、バイアス電圧に、常時、低周波信号が重畳される構成の光送信装置においては、図7のS32およびS33は実行しなくてもよい。ただし、この場合、図7に示すフローチャートの制御を実行するときに、低周波信号の振幅を変更してもよい。
このように、光送信装置2は、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定することができる。そして、デジタル信号処理部20は、その判定結果に応じて、動作モード(すなわち、入力データから駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成するためのパラメータ)を設定する。
図8は、デジタル信号処理部20の機能を説明するブロック図である。デジタル信号処理部20は、マッパ22、分散予等化部23、周波数オフセット付加部24を有する。この例では、乗算器21は、デジタル信号処理部20の中に設けられ、デジタル領域で駆動信号Iと駆動信号Qとを乗算するものとする。
なお、図8に示す例では、分散予等化部23の出力側に周波数オフセット付加部24が設けられているが、分散予等化部23の入力側に周波数オフセット付加部24が設けられていてもよい。また、デジタル信号処理部20は、他の機能を有していてもよい。更に、デジタル信号処理部20は、分散予等化部23を有していなくてもよいし、周波数オフセット付加部24を有していなくてもよい。
マッパ22は、指定された変調方式に応じて、入力データをシンボル毎に対応する信号点にマッピングする。例えば、QPSKまたはDQPSKにおいては、2ビット毎に1つのシンボルが生成される。また、16QAMにおいては、4ビット毎に1つのシンボルが生成される。
図9は、QPSKのコンスタレーションの一例を示す。この例では、光変調器15のI−Q位相差が目標値(すなわち、π/2)に制御されているときに、図9(a)に示すマッピングが行われる。すなわち、データ「00」は、信号点Aにマッピングされる。同様に、データ「10」「11」「01」は、それぞれ、信号点B、C、Dにマッピングされる。したがって、マッパ22は、データ「00」「10」「11」「01」が入力されたときに、それぞれ、下記のマッピングパターン1に従って1組の信号E1、F1を出力する。
データ「00」:(E1、F1)=(+1、+1)
データ「10」:(E1、F1)=(−1、+1)
データ「11」:(E1、F1)=(−1、−1)
データ「01」:(E1、F1)=(+1、−1)・・・マッピングパターン1
ところが、光変調器15のI−Q位相差は、上述したように、π/2ではなく、3π/2に制御されているかも知れない。そして、I−Q位相差が3π/2であるときに、上述のマッピングパターン1で入力データがマッピングされると、光変調器15により生成される変調光信号は、I−Q位相差がπ/2であるときに生成される変調光信号と異なってしまう。具体的には、I−Q位相差が3π/2であるときに、マッピングパターン1で入力データがマッピングされると、図9(b)に示すコンスタレーションに対応する変調光信号が生成される。
ここで、図9(a)および図9(b)を比較すると、図9(a)に示すコンスタレーションをI軸で鏡像反転すると、図9(b)に示すコンスタレーションが得られる。したがって、I−Q位相差が3π/2であるときは、下記のマッピングパターン2で入力データを対応する信号点にマッピングすれば、I−Q位相差がπ/2であるときに生成される変調光信号と同じ変調信号が生成される。
データ「00」:(E1、F1)=(+1、−1)
データ「10」:(E1、F1)=(−1、−1)
データ「11」:(E1、F1)=(−1、+1)
データ「01」:(E1、F1)=(+1、+1)・・・マッピングパターン2
マッパ22は、制御部34から通知される位相情報に応じて、マッピングパターンを選択する。すなわち、位相情報がI−Q位相差π/2を表すときは、マッパ22は、マッピングパターン1で入力データをシンボル毎に対応する信号点にマッピングする。一方、位相情報がI−Q位相差3π/2を表すときは、マッパ22は、マッピングパターン2で入力データをシンボル毎に対応する信号点にマッピングする。この場合、光変調器15のI−Q位相差が3π/2であっても、デジタル信号処理により、光変調器15のI−Q位相差がπ/2に制御されているときと同じ変調光信号が生成される。すなわち、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されていれも、光変調器15は、実質的に同じ変調光信号を生成することができる。
なお、この実施例では、「π/2」は、期待されるI−Q位相差である。そして、位相差検出部36により検出されたI−Q位相差が、期待されるI−Q位相差と一致すれば、デジタル信号処理部20は、マッピングパターン1で入力データをマッピングする。これに対して、位相差検出部36により検出されたI−Q位相差が、期待されるI−Q位相差と一致しないときは、デジタル信号処理部20は、マッピングパターン2で入力データをマッピングする。この結果、光変調器15のI−Q位相差が期待される値に制御されていないときであっても、光送信装置2は、I−Q位相差が期待される値に制御されているかの如く変調光信号を生成できる。
図10(a)は、マッパ22の動作モードを設定する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図4、図6、または図7に示す方法でI−Q位相差を表す位相情報が生成されたときに、デジタル信号処理部20により実行される。
S41において、デジタル信号処理部20は、制御部34から位相情報を取得することにより、I−Q位相差がπ/2であるか否かを検出する。そして、I−Q位相差がπ/2であれば、デジタル信号処理部20は、S42において、マッピングパターン1で入力データをシンボル毎に対応する信号点にマッピングするように、マッパ22の動作モードまたは動作パラメータを設定する。一方、I−Q位相差が3π/2であれば、デジタル信号処理部20は、S43において、マッピングパターン2で入力データをシンボル毎に対応する信号点にマッピングするように、マッパ22の動作モードまたは動作パラメータを設定する。S43の処理は、図4、図6、または図7に示すS12の処理の一例である。
なお、図4、図6、または図7に示す例では、フローチャートの開始時にマッパ22がマッピングパターン1を選択するように構成されている。したがって、I−Q位相差がπ/2であるときは(S41:Yes)、デジタル信号処理部20はS42の処理を実行しなくてもよい。一方、I−Q位相差が3π/2であるときは(S41:No)、デジタル信号処理部20は、S43において、マッピングパターン2を選択するようにマッパ22を制御する。
分散予等化部23は、光送信装置2から送信される変調光信号に所定の波長分散が付加されるように、マッパ22から出力される信号E1、F1を補正する。ここで、「所定の波長分散」は、例えば、光送信装置2と光受信装置との間の光伝送路の波長分散を補償するように決定される。この場合、光伝送路の波長分散は、予め測定されていることが好ましい。
分散予等化部23は、例えば、信号E1、F1に対して行列Dを乗算して信号E2、F2を生成することにより、変調光信号に所望の波長分散を付加することができる。行列Dは、例えば、光送信装置2と光受信装置との間の光伝送路の波長分散を表す行列の逆行列である。
図10(b)は、分散予等化部23の動作モードを設定する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図4、図6、または図7に示す方法でI−Q位相差を表す位相情報が生成されたときに、デジタル信号処理部20により実行される。
S51において、デジタル信号処理部20は、制御部34から位相情報を取得することにより、I−Q位相差がπ/2であるか否かを検出する。そして、I−Q位相差がπ/2であれば、デジタル信号処理部20は、S52において、光伝送路の波長分散を補償する予等化を行うように、分散予等化部23にパラメータ1を与える。パラメータ1は、光伝送路の波長分散を補償する波長分散を表し、上述した行列Dの要素として分散予等化部23に与えられる。
I−Q位相差が3π/2であれば、デジタル信号処理部20は、S53において、分散予等化部23にパラメータ2を設定する。パラメータ2は、パラメータ1の符号を反転することにより得られる。例えば、パラメータ1が「500ps/nm」を表すときは、パラメータ2は「−500ps/nm」を表す。
周波数オフセット付加部24は、光送信装置2の光源14の周波数と、光受信装置が光信号をコヒーレント受信するために使用する局発光の周波数との差分を補償するように、信号E2、F2を補正する。E2、F2は、周波数オフセット付加部24への入力信号を表し、図8に示す例では、分散予等化部23から出力される。
光信号に周波数オフセットを与えるための補正は、下記の回転演算により実現される。なお、I、Qは、周波数オフセット付加部24の出力信号を表す。θ(t)は、光信号に付加される周波数オフセットに対応する角度を表す。
I=E2cosθ(t)−F2sinθ(t)
Q=E2sinθ(t)+F2cosθ(t)
図10(c)は、周波数オフセット付加部24の動作モードを設定する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図4、図6、または図7に示す方法でI−Q位相差を表す位相情報が生成されたときに、デジタル信号処理部20により実行される。
S61において、デジタル信号処理部20は、制御部34から位相情報を取得することにより、I−Q位相差がπ/2であるか否かを検出する。そして、I−Q位相差がπ/2であれば、デジタル信号処理部20は、S62において、光送信装置2と光受信装置との間の周波数オフセットを補償するように周波数オフセット付加部24にパラメータ3を与える。パラメータ3は、上述した回転演算のθで表される。
I−Q位相差が3π/2であれば、デジタル信号処理部20は、S63において、周波数オフセット付加部24にパラメータ4を設定する。パラメータ4は、パラメータ3の符号を反転することにより得られる。すなわち、パラメータ3が「θ」であれば、パラメータ4は「−θ」である。
このように、実施形態の光送信装置2においては、光変調器15のI−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されるのかが不確定である。そこで、光送信装置2は、光変調器15のI−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかを判定し、その判定結果に応じたパラメータ(又は、動作モード)で変調光信号を生成する。すなわち、光送信装置2は、I−Q位相差がπ/2または3π/2にいずれに制御されていても、実質的に同じ変調光信号を生成できる。そうすると、光受信装置は、変調光信号からデータを再生するときに、I−Q位相差を検出する処理を実行する必要はない。したがって、光受信装置の処理量が少なくなる。特に、1シンボル当たりにビット数の多い多値変調においては、光受信装置の消費電力が少なくなる。
また、実施形態の光送信装置は、I−Q位相差がπ/2または3π/2にいずれに制御されていても、所望の分散予等化および/または所望の周波数オフセットを提供できる。したがって、変調光信号の特性が改善される。或いは、変調光信号の特性の劣化が抑制される。
なお、上述の実施例では、I−Q位相差が3π/2に制御されているときは、デジタル信号処理部20において駆動信号を生成するためのパラメータを変更することによって、I−Q位相差がπ/2に制御されているときと同じ光信号が生成される。すなわち、I−Q位相差が3π/2に制御されているときは、デジタル信号処理によって、I−Q位相差がπ/2に制御されているときと等価な状態が提供される。しかしながら、本発明は、この構成に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る光送信装置は、I−Q位相差が3π/2に制御されているときに、バイアス電圧を制御することによって、I−Q位相差をπ/2に調整してもよい。この場合、位相制御部35は、位相差検出部36により検出されたI−Q位相差が目標値(すなわち、π/2)に近づくように、位相シフト部15aに与えるバイアス電圧を制御する。
ただし、バイアス電圧を変化させると、光変調器のドリフト特性が影響を受けることになる。このため、変調光信号の品質を考慮すると、バイアス電圧を制御することでI−Q位相差を3π/2からπ/2へ調整する方式よりも、デジタル信号処理でI−Q位相差π/2を実現する方式の方が好適である。
また、駆動信号Iと駆動信号Qとの積を表す乗算器21の出力信号は、コンスタレーションの状態を表す。例えば、各信号点にマッピングされるシンボルの分布が均等でるときは、乗算器21の出力信号の平均値はほぼゼロである。この場合、I−Q位相差がπ/2または3π/2に制御されているときに、モニタ信号の平均値はほぼゼロになる。すなわち、この場合、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのかが精度よく判定される。一方、各信号点にマッピングされるシンボルの分布が均等でないときは、乗算器21の出力信号の平均値はゼロではなくなる。この場合、I−Q位相差がπ/2または3π/2に制御されているときであっても、モニタ信号の平均値はゼロでないことがある。すなわち、この場合、I−Q位相差がπ/2または3π/2のいずれに制御されているのを精度よく判定できない。このように、乗算器21の出力信号は、I−Q位相差の検出の精度を表す指標として使用することができる。
図11は、他の実施形態の光送信装置の構成を示す。図11に示す光送信装置3は、図2に示す光送信装置2とは異なる方法でモニタ信号を生成する。
デジタル信号処理部40は、図2に示すデジタル信号処理部20と同様に、入力データか駆動信号Iおよび駆動信号Qを生成する。ただし、デジタル信号処理部40は、ビット変換部41a、41b、排他的論理和回路42を有する。ビット変換部41aは、nビットの駆動信号Iを1ビットの変換信号Iに変換する。変換方法は、特に限定されるものではないが、例えば、駆動信号Iをnビット毎に切り出して、各nビット信号からそれぞれ1ビットをサンプリングすることにより実現される。ビット変換部41bも、同様に、nビットの駆動信号Qを1ビットの変換信号Qに変換する。なお、「n」は、2以上の整数である。
排他的論理和回路42は、変換信号Iと変換信号Qとの排他的論理和を出力する。そして、乗算器32は、排他的論理和回路42の出力信号と出力変調光信号を表す電気信号とを乗算することによりモニタ信号を生成する。なお、デジタル信号処理部20は、排他的論理和回路42の出力信号を平均化する平均化回路43を有していてもよい。
図2に示す構成では、モニタ信号を生成するために駆動信号I、Qの乗算が行われる。これに対して、図11に示す光送信装置3においては、変換信号I、Qの排他的論理和が行われる。ここで、変換信号I、Qの速度は、駆動信号I、Qのn分の1である。したがって、図11に示す構成では、デジタル信号処理部20の演算回路の規模または演算回数が削減される。
図12は、さらに他の実施形態の光送信装置の構成を示す。図12に示す光送信装置4は、偏波多重変調光信号を生成することができる。
光送信装置4は、デジタル信号処理部50、光源14、光変調器15X、15Y、受光器31X、31Y、乗算器32X、32Y、検出部33、制御部34を有する。デジタル信号処理部50は、入力データから駆動信号XI、XQ、YI、YQを生成する。光源14により生成される連続光は、光変調器15X、15Yに導かれる。光変調器15Xは、駆動信号XI、XQで連続光を変調して変調光信号Xを生成する。光変調器15Yは、駆動信号YI、YQで連続光を変調して変調光信号Yを生成する。偏波多重器15Zは、変調光信号Xおよび変調光信号Yから偏波多重変調光信号を生成する。
各変調光信号X、Yについてモニタ信号X、Yを生成する方法は、図2に示す光送信装置2と実質的に同じである。即ち、乗算器21Xは、駆動信号XIと駆動信号XQとを乗算する。受光器31Xは、変調光信号Xを電気信号に変換する。乗算器32Xは、乗算器21Xの出力信号に変調光信号Xを表す電気信号を乗算することにより、モニタ信号Xを生成する。同様に、乗算器21Y、受光器31Y、乗算器32Yは、モニタ信号Yを生成する。
検出部33は、モニタ信号X、Yについてそれぞれモニタ符号情報を出力する。制御部34は、モニタ信号Xのモニタ符号情報に基づいて光変調器15XのI−Q位相差を検出すると共に、モニタ信号Yのモニタ符号情報に基づいて光変調器15YのI−Q位相差を検出する。モニタ信号X、Yに基づいて対応するI−Q位相差を検出する方法は、図2に示す光送信装置2と実質的に同じである。そして、制御部34は、これらの検出結果を表す位相情報X、Yをデジタル信号処理部50へ通知する。
デジタル信号処理部50は、位相情報Xに基づいて、入力データから駆動信号XI、XQを生成するためのパラメータを設定する。また、デジタル信号処理部50は、位相情報Yに基づいて、入力データから駆動信号YI、YQを生成するためのパラメータを設定する。位相情報X、Yに基づいてパラメータを設定する方法は、図2に示す光送信装置2と実質的に同じである。
制御部34は、光変調器15X、15YのI−Q位相差を並列に検出してもよい。或いは、制御部34は、光変調器15X、15Yのうちの一方のI−Q位相差を検出した後、光変調器15X、15Yのうちの他方のI−Q位相差を検出するようにしてもよい。
以上記載した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器と、
前記第1の変調部および前記第2の変調部に与えられる第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する信号生成部と、
前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を制御する位相制御部と、
前記位相制御部により制御された前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を検出する位相差検出部と、を有し、
前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
ことを特徴とする光送信装置。
(付記2)
前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて、入力データから前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成するためのパラメータを制御する
ことを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記3)
前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
ことを特徴とする付記2に記載の光送信装置。
(付記4)
前記信号生成部は、前記光変調器により生成される光信号に付加される波長分散を制御する分散予等化部を有し、
前記分散予等化部は、前記位相差検出部により検出された位相差に対応する波長分散が前記光信号に付加されるように、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
ことを特徴とする付記2に記載の光送信装置。
(付記5)
前記信号生成部は、前記光変調器により生成される光信号に付加される周波数オフセットを制御する周波数オフセット制御部を有し、
前記周波数オフセット制御部は、前記位相差検出部により検出された位相差に対応する周波数オフセットが前記光信号に付加されるように、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
ことを特徴とする付記2に記載の光送信装置。
(付記6)
前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号、および前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する乗算回路をさらに有し、
前記位相差検出部は、前記乗算回路の出力信号に基づいて前記位相差を検出する
ことを特徴とする付記1〜5のいずれか1つに記載の光送信装置。
(付記7)
前記位相制御部は、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を、第1の指定値または第2の指定値に制御し、
前記位相差検出部は、前記乗算回路の出力信号に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記第1の指定値または前記第2の指定値のいずれに制御されているのかを判定する
ことを特徴とする付記6に記載の光送信装置。
(付記8)
前記信号生成部は、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記第1の指定値または前記第2の指定値のいずれに制御されているのかに基づいて、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
ことを特徴とする付記7に記載の光送信装置。
(付記9)
前記位相制御部は、前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を、第1の指定値または第2の指定値に制御し、
前記位相差検出部は、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記第1の指定値または前記第2の指定値に制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記乗算回路の出力信号の変化に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記第1の指定値または前記第2の指定値のいずれに制御されているのかを判定する
ことを特徴とする付記6に記載の光送信装置。
(付記10)
前記第1の指定値はπ/2+2nπであり、前記第2の指定値は3π/2+2nπである(nは、ゼロを含む任意の整数)
ことを特徴とする付記7〜9のいずれか1つに記載の光送信装置。
(付記11)
前記乗算回路は、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号とを乗算する第1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力信号に前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する第2の乗算器を含み、
前記第1の乗算器の出力信号に基づいて、前記位相差検出部による検出の精度が判定される
ことを特徴とする付記6に記載の光送信装置。
(付記12)
前記位相制御部は、前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記13)
前記位相制御部は、前記位相差検出部により検出された位相差が指定された値に近づくように、前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御する
ことを特徴とする付記12に記載の光送信装置。
(付記14)
入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器と、
前記第1の変調部および前記第2の変調部に与えられる第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する信号生成部と、
前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を制御する位相制御部と、
前記第1の駆動信号を前記第1の駆動信号よりもビット数の少ない第1の変換信号に変換すると共に、前記第2の駆動信号を前記第2の駆動信号よりもビット数の少ない第2の変換信号に変換する変換部と、
前記第1の変換信号と前記第2の変換信号との排他的論理和信号に、前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力信号に基づいて前記位相差を検出する位相差検出部と、を有し、
前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差に基づいて、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
ことを特徴とする光送信装置。
(付記15)
入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する第1の光変調器と、
入力光を分岐することにより得られる第3の光信号および第4の光信号を伝搬する第3の変調部および第4の変調部を有する第2の光変調器と、
前記第1の光変調器から出力される第1の変調光信号および前記第2の光変調器から出力される第2の変調光信号から偏波多重光信号を生成する偏波多重器と、
前記第1の変調部、前記第2の変調部、前記第3の変調部、前記第4の変調部にそれぞれ与えられる第1の駆動信号、第2の駆動信号、第3の駆動信号、第4の駆動信号を生成する信号生成部と、
前記第1の光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を制御すると共に、前記第2の光変調器における前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差を制御する位相制御部と、
前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を検出すると共に、前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差を検出する位相差検出部と、を有し、
前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差に基づいて、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成し、
前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差に基づいて、前記第3の駆動信号および前記第4の駆動信号を生成する
ことを特徴とする光送信装置。
(付記16)
入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器を利用して変調光信号を生成する方法であって、
前記第1の変調部および前記第2の変調部にそれぞれ第1の駆動信号および第2の駆動信号を与え、
前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差を第1の指定値または第2の指定値に制御し、
前記位相差が前記第1の指定値または前記第2の指定値のいずれに制御されているのかを判定し、
前記位相差が前記第1の指定値または前記第2の指定値のいずれに制御されているのかに基づいて、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を補正する
ことを特徴とする変調光信号生成方法。
2、3、4 光送信装置
15 光変調器
15a 位相シフト部
15b Iアーム変調器
15c Qアーム変調器
20、40、50 デジタル信号処理部
21 乗算器
32 乗算器
33 検出部
34 制御部
35 位相制御部
36 位相差検出部

Claims (8)

  1. 入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器と、
    前記第1の変調部および前記第2の変調部に与えられる第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する信号生成部と、
    前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差をπ/2+2nπ(nは、任意の整数)または3π/2+2mπ(mは、任意の整数)に制御する位相制御部と、
    前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号、および前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する乗算回路と、
    前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記位相制御部によりπ/2+2nπまたは3π/2+2mπに制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記乗算回路の出力信号の変化に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπのいずれに制御されているのかを判定する位相差検出部と、を有し、
    前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差がπ/2+2nπであるときに、前記位相差がπ/2+2nπである状態に対して決められている第1のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成し、前記位相差検出部により検出された位相差が3π/2+2mπであるときに、前記位相差が3π/2+2mπである状態に対して決められている第2のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成するマッパを備える
    ことを特徴とする光送信装置。
  2. 前記信号生成部は、前記光変調器により生成される光信号に付加される波長分散を制御する分散予等化部を有し、
    前記分散予等化部は、前記位相差検出部により検出された位相差に対応する波長分散が前記光信号に付加されるように、前記マッパにより生成される前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を補正する
    ことを特徴とする請求項に記載の光送信装置。
  3. 前記信号生成部は、前記光変調器により生成される光信号に付加される周波数オフセットを制御する周波数オフセット制御部を有し、
    前記周波数オフセット制御部は、前記位相差検出部により検出された位相差に対応する周波数オフセットが前記光信号に付加されるように、前記マッパにより生成される前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を補正する
    ことを特徴とする請求項に記載の光送信装置。
  4. 前記第1のマッピングパターンおよび前記第2のマッピングパターンは、それぞれ入力データをI成分およびQ成分に変換するものであり、
    同じ入力データに対して、前記第1のマッピングパターンにより得られるI成分と前記第2のマッピングパターンにより得られるI成分とは互いに同じであり、前記第1のマッピングパターンにより得られるQ成分と前記第2のマッピングパターンにより得られるQ成分とは、互いに絶対値が同じであり且つ符号が逆である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  5. 入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器と、
    前記第1の変調部および前記第2の変調部に与えられる第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する信号生成部と、
    前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差をπ/2+2nπ(nは、任意の整数)または3π/2+2mπ(mは、任意の整数)に制御する位相制御部と、
    前記第1の駆動信号を前記第1の駆動信号よりもビット数の少ない第1の変換信号に変換すると共に、前記第2の駆動信号を前記第2の駆動信号よりもビット数の少ない第2の変換信号に変換する変換部と、
    前記第1の変換信号と前記第2の変換信号との排他的論理和信号に、前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する乗算器と、
    前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記位相制御部によりπ/2+2nπまたは3π/2+2mπに制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記乗算器の出力信号の変化に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπのいずれに制御されているのかを判定する位相差検出部と、を有し、
    前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された位相差がπ/2+2nπであるときに、前記位相差がπ/2である状態に対して決められている第1のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成し、前記位相差検出部により検出された位相差が3π/2+2mπであるときに、前記位相差が3π/2である状態に対して決められている第2のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
    ことを特徴とする光送信装置。
  6. 入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する第1の光変調器と、
    入力光を分岐することにより得られる第3の光信号および第4の光信号を伝搬する第3の変調部および第4の変調部を有する第2の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力される第1の変調光信号および前記第2の光変調器から出力される第2の変調光信号から偏波多重光信号を生成する偏波多重器と、
    前記第1の変調部、前記第2の変調部、前記第3の変調部、前記第4の変調部にそれぞれ与えられる第1の駆動信号、第2の駆動信号、第3の駆動信号、第4の駆動信号を生成する信号生成部と、
    前記第1の光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記第1の光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差をπ/2+2nπ(nは、任意の整数)または3π/2+2mπ(mは、任意の整数)に制御すると共に、前記第2の光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記第2の光変調器における前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差をπ/2+2iπ(iは、任意の整数)または3π/2+2kπ(kは、任意の整数)に制御する位相制御部と、
    前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号、および前記第1の光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する第1の乗算回路と、
    前記第3の駆動信号、前記第4の駆動信号、および前記第2の光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する第2の乗算回路と、
    前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記位相制御部によりπ/2+2nπまたは3π/2+2mπに制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記第1の乗算回路の出力信号の変化に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπのいずれに制御されているのかを判定すると共に、前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差が前記位相制御部によりπ/2+2iπまたは3π/2+2kπに制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記第2の乗算回路の出力信号の変化に基づいて、前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差がπ/2+2iπまたは3π/2+2kπのいずれに制御されているのかを判定する位相差検出部と、を有し、
    前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπであるときに、前記位相差がπ/2である状態に対して決められている第1のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成し、前記位相差検出部により検出された前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が3π/2+2mπであるときに、前記位相差が3π/2である状態に対して決められている第2のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成し、
    前記信号生成部は、前記位相差検出部により検出された前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差がπ/2+2iπであるときに、前記第1のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより前記第3の駆動信号および前記第4の駆動信号を生成し、前記位相差検出部により検出された前記第3の光信号と前記第4の光信号との間の位相差が3π/2+2kπであるときに、前記第2のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより、前記第3の駆動信号および前記第4の駆動信号を生成する
    ことを特徴とする光送信装置。
  7. 入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器を利用して変調光信号を生成する方法であって、
    前記第1の変調部および前記第2の変調部にそれぞれ第1の駆動信号および第2の駆動信号を与え、
    前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差をπ/2+2nπ(nは、任意の整数)または3π/2+2mπ(mは、任意の整数)に制御し、
    乗算回路を用いて前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号、および前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算し、
    前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπに制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記乗算回路の出力信号の変化に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπのいずれに制御されているのかを判定し、
    前記位相差がπ/2+2nπであるときに、前記位相差がπ/2である状態に対して決められている第1のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成し、前記位相差が3π/2+2mπであるときに、前記位相差が3π/2である状態に対して決められている第2のマッピングパターンに従って入力データをコンスタレーションにマッピングすることにより、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
    ことを特徴とする変調光信号生成方法。
  8. 入力光を分岐することにより得られる第1の光信号および第2の光信号を伝搬する第1の変調部および第2の変調部を有する光変調器と、
    前記第1の変調部および前記第2の変調部に与えられる第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する信号生成部と、
    前記光変調器に与えるバイアス電圧を制御することにより、前記光変調器における前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差をπ/2+2nπ(nは、任意の整数)または3π/2+2mπ(mは、任意の整数)に制御する位相制御部と、
    前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号、および前記光変調器の出力信号を表す電気信号を乗算する乗算回路と、
    前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差が前記位相制御部によりπ/2+2nπまたは3π/2+2mπに制御されたときのバイアス電圧を検出し、そのバイアス電圧の近傍における前記乗算回路の出力信号の変化に基づいて、前記第1の光信号と前記第2の光信号との間の位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπのいずれに制御されているのかを判定する位相差検出部と、を有し、
    前記信号生成部は、前記位相差検出部で判定された前記位相差がπ/2+2nπまたは3π/2+2mπのいずれに制御されているのかに基づいて、前記光変調器により生成される光信号に付加される波長分散または周波数オフセットを制御するように前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成する
    ことを特徴とする光送信装置。
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