JP4684180B2 - 光受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位相変調された信号光を受信する光受信装置に関し、特に、直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を復調するための技術に関する。
近年、次世代の40Gbit/s光伝送システム導入の要求が高まっており、しかも10Gbit/sシステムと同等の伝送距離や周波数利用効率が求められている。その実現手段として、従来、10Gbit/s以下のシステムで適用されてきたNRZ(Non Return to Zero)変調方式に比べて、光信号対雑音比(OSNR)耐力、非線形性耐力に優れた変調方式である、RZ(Return to Zero)−DPSK(Differential Phase Shift Keying)変調またはCSRZ(Carrier Suppressed Return to Zero)−DPSK変調の研究開発が活発になっている。更には、上述の変調方式に加えて、狭スペクトル(高周波数利用効率)の特長を持ったRZ−DQPSK(Differential Quadrature Phase-Shift Keying)変調またはCSRZ−DQPSK変調といった位相変調方式の研究開発も活発になっている(例えば、下記の特許文献1,2参照)。
図9は、RZ−DQPSKまたはCSRZ−DQPSK変調方式(以下、(CS)RZ−DQPSK変調方式と表記する)を採用した光送信装置および光受信装置の構成例を示す図である。また、図10は、(CS)RZ−DQPSK変調された光信号を送受信する場合の光強度および光位相の状態を示す図である。
図9において、光送信装置210は、例えば、送信データ処理部211、1:2分離部(DEMUX)212、CW光源213、π/2移相器214、2つの位相変調器215A,215B、およびRZパルス化用強度変調器216を備えている。
具体的に、送信データ処理部211は、入力されるデータについてフレーム化するフレーマとしての機能、および誤り訂正符号を付与するFEC(Forward Error Correction)エンコーダとしての機能を備えるとともに、1ビット前の符号と現在の符号との差情報が反映された符号化処理を行なうDQPSKプリコーダとしての機能を備えている。
1:2分離部212は、送信データ処理部211からの符号化データを、ビットレートが1/2倍の2系列の符号化データ♯1,♯2に分離するものである。
CW光源213は、連続光を出力するものであり、該出力された連続光は2つに分離されて、一方の光が位相変調器215Aに入力され、他方の光がπ/2移相器214を介して位相変調器215Bに入力される。
位相変調器215Aは、CW光源213からの連続光を1:2分離部212で分離した一方の系列の符号化データ♯1で変調して、2値の光位相(0radまたはπrad)に情報が乗った光信号を出力する。また、位相変調器215Bは、π/2移相器214においてCW光源213からの連続光をπ/2だけ位相シフトした光が入力され、この入力光を1:2分離部212で分離した他方の系列の符号化データ♯2で変調して、2値の光位相(π/2radまたは3π/2rad)に情報が乗った光信号を出力する。上記各位相変調器215A,215Bで変調された光は合波された後に後段のRZパルス化用強度変調器216に出力される。つまり、各位相変調器215A,215Bからの変調光が合波されることにより、光強度は一定であるが4値の光位相に情報が乗った光信号(図10の下段参照)、即ちDQPSK変調された光信号がRZパルス化用強度変調器216に送られる。
RZパルス化用強度変調器216は、位相変調器215A,215BからのDQPSK変調された光信号をRZパルス化するものである。特に、データ#1,#2のビットレートと同一の周波数かつ消光電圧(Vπ)の1倍の振幅のクロック駆動信号を用いてRZパルス化された光信号をRZ−DQPSK信号といい、また、データ#1,#2のビットレートの半分の周波数かつ消光電圧(Vπ)の2倍の振幅のクロック駆動信号を用いてRZパルス化された光信号をCSRZ−DQPSK信号という。
また、光受信装置230は、光送信装置210に伝送路220および光中継器221を介して接続され、光中継伝送された光送信装置210からの(CS)RZ−DQPSK信号についての受信信号処理を行なうものであり、例えば、受信した光信号を2分岐する分岐部231を備えるとともに、分岐された各光信号が伝搬する光信号経路上には、それぞれ、遅延干渉計232A,232Bおよび光電変換部233A,233Bを備えている。更に、光電変換部233Aから出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路(CR)234と、該クロック信号のタイミングに従って、光電変換部233A,233Bからのデータ信号を多重する2:1多重部(MUX)235および受信データ処理部236と、を備えている。
具体的に、各遅延干渉計232A,232Bには、伝送路220および光中継器221を通じて伝送されてきた(CS)RZ−DQPSK信号を分岐部231で2分岐した光信号がそれぞれ入力される。遅延干渉計232Aは、1ビット時間の遅延成分とπ/4radの位相制御がなされた成分とを干渉(遅延干渉)させて、その干渉結果を2つの出力としている。また、遅延干渉計232Bは、1ビット時間の遅延成分と−π/4radの位相制御がなされた成分(遅延干渉計232Aの同成分とは位相がπ/2radずれている)とを干渉(遅延干渉)させて、その干渉結果を2つの出力としている。ここでは、上記の各遅延干渉計232A,232Bがそれぞれマッハツェンダ干渉計により構成され、各々のマッハツェンダ干渉計は、一方の分岐導波路が他方の分岐導波路よりも1ビット時間に相当する伝搬長だけ長くなるように形成されているとともに、他方の分岐導波路を伝搬する光信号を位相制御するための電極が形成されている。
各光電変換部233A,233Bは、各遅延干渉計232A,232Bからの各々の出力を受光することで差動光電変換検出を行なうデュアルピンフォトダイオードによりそれぞれ構成されている。なお、各光電変換部233A,233Bで検出された受信信号については増幅器により適宜増幅される。
クロック再生回路234は、光電変換部233Aにおいて差動光電変換検出された受信信号からクロック信号を再生して2:1多重部235に出力する。
2:1多重部235は、クロック再生回路234からのクロック信号のタイミングに従って、光電変換部233Aから出力されるデータ(例えば、同相(In-phase)成分I)と、光電変換部233Bから出力されるデータ(例えば、直交(Quadrature-phase)成分Q)とを多重化して、DQPSK変調前のデータ信号に変換する。
受信データ処理部236は、2:1多重部235から出力されるデータ信号のフレーム化を行うフレーマとしての機能、および付与された誤り訂正符号を復号するデコーダとしての機能等を備える。
特表2004−516743号公報 特開平8−84165号公報
ところで、一般に差分位相偏移変調された信号光の伝送を行う場合、伝送光の復調処理には、元の信号(送信信号)との同期を図るためにフレーマを用いた同期検出が必須である。例えば、前述の図9に示した(CS)RZ−DQPSK変調方式に対応した光受信装置230では、各光電変換部233A,233Bからの出力信号を2:1多重部235で多重化したデータ信号について、受信データ処理部236のフレーマ機能による同期検出が行われる。
しかしながら、上記のような光受信装置230の構成では、光電変換部233A,233Bから出力される各データ信号の位相関係は、相対的に直交状態にあるというだけであって、いずれが同相成分I若しくは直交成分Qに対応したものであるかは、各遅延干渉計232A,232Bの動作状態に依存する。このため、例えば、送信時のI成分が光電変換部233Aからのデータ信号に対応し、送信時のQ成分が光電変換部233Bからのデータ信号に対応するものとして後段の同期検出処理の設計が行われている場合に、I,Q成分の反転や入替わりが発生してしまうという問題点がある。また、2:1多重部235では、クロック再生回路234で再生されたクロック信号のタイミングに従って各データ信号の多重化が行われるため、各データ信号とクロック信号との位相関係によってI,Q成分の時間的な配列にも入替わりが発生してしまうという課題がある。
具体的に、I,Q成分の反転が発生する要因について説明すると、各遅延干渉計232A,232Bでは、前述したように入力光の直交する2つの位相成分を分離した後、1ビット時間の遅延成分と±π/4radの位相制御がなされた成分とを干渉(遅延干渉)させることで得られる光位相の差分より送信信号の位相変化が検出され、その検出結果が信号成分として出力される。このため、各遅延干渉計232A,232Bに入力される光の波長または位相の変化や、直交する2つの位相成分を分離する際の各遅延干渉計232A,232Bの状態変化によってはI成分またはQ成分の論理が反転する場合がある。各遅延干渉計232A,232Bの状態は、具体的には各々に対応した光電変換部233A,233Bの出力信号を用いて遅延量等をフィードバック制御することで最適化することができるが、このときの各遅延干渉計232A,232Bでのフィードバック制御が同じであっても各々で検出される光位相の差分が全く同じ状態にはなり得ない。このため、各遅延干渉計232A,232Bの動作状態に依存してI成分またはQ成分の反転が発生することになる。
また、I,Q成分の入替わりが発生する要因についても、前述のように各遅延干渉計232A,232Bにおいて直交する2つの位相成分を分離するときの各々の状態を同様のフィードバック制御により最適化しても送信側と全く同じ位相状態にはならず、例えば、遅延干渉計232AにはI成分が出力されるものとして設計を行っていてもQ成分が出力される状態が発生する。なお、この状態では、遅延干渉計232AにはI成分が出力される。また、クロック再生回路234では、2:1多重部235への2つの入力信号のうちの一方(図9の構成例では、光電変換部233Aから2:1多重部235に送られる信号)の周波数成分を基にクロック信号の抽出が行われるため、該クロック再生回路234から出力されるクロック信号と2:1多重部235への2つの入力信号との相対的な位相関係が一意に決まるわけではない。この結果、2:1多重部235に入力される各データ信号とクロック信号との位相関係によってI成分とQ成分が入れ替わる現象が発生する。
さらに、I,Q成分の入替わりに加えて1ビット遅延が発生する場合もある。この場合の1ビット遅延の要因は、例えば、2:1多重部235後段の受信データ処理部236で処理される電気信号の速度を落とすために、受信データ処理部236への入力信号を1:16等に分離する回路を搭載する場合があり、このような構成において2:1多重部235の出力信号にI,Q成分の入替わりが発生すると、1/2の確率で更に1ビット遅延が発生する。
上述したようなI,Q成分の反転および入替わりの発生状態を纏めると次の表1のようになる。なお、ここでは遅延干渉計233A側からI成分が出力され、遅延干渉計232B側からQ成分が出力される状態を正しい受信状態としている。
Figure 0004684180
上記の表1において、◎印は正しい受信状態を示している。○印は論理反転の制御が必要な状態を示している。△印は論理反転かつビットスワップの制御が必要な状態を示している。◇印はビットスワップの制御が必要な状態を示している。×印は遅延干渉計の最適化が必要な状態を示している。なお、ビットスワップの制御は、例えば図11(A)に示すように、上段の送信時のビット系列(ここでは簡略化のために4ビット列としている)に対して、2:1多重部235から出力されるデータ信号のビット系列が下段に示すような状態になった場合に、I,Q成分に対応した各ビットを前後で交換する制御のことである。また、例えば図11(B)に示すように、図11(A)下段の状態に1ビット遅延が生じた場合には、I成分に対応したビットはそのままにしてQ成分に対応したビットをシフトさせる制御もビットスワップに含まれる。
上記のような2:1多重部235から出力されるデータ信号に対する論理反転やビットスワップといった制御は、例えば、受信データ処理部236のフレーマ機能としてDQPSK変調方式に対応した専用の設計を行い、当該フレーマ内でディジタル処理を実行することなどが考えられる。しかしながら、そのような専用フレーマは超高速な論理処理が必要になるため、その実現には消費電力の増大、チップ面積の増加およびコストの上昇等の問題点がある。このような問題点は、DQPSK変調方式に限らず、直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光の復調処理について共通するものである。
本発明は上記のような問題点に着目してなされたもので、直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を汎用のフレーマを利用して復調処理することのできる低コストで低消費電力の光受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明の一態様は、直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を受信処理する装置であって、入力される前記信号光を2つに分岐する分岐部と、前記分岐部で分岐された各光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された第1および第2遅延干渉計と、前記第1および第2遅延干渉計から出力される各光を受光して電気信号に変換し、前記信号光の直交する位相成分に対応した第1および第2データ信号をそれぞれ出力する第1および第2光電変換部と、前記第1および第2光電変換部の一方から出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路と、前記クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って、前記第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号を出力する多重部と、前記多重部から出力される第3データ信号を所定の通信方式に従ってフレーム化して出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号を生成するフレーマと、前記フレーマで生成されたフレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計の動作状態をリセットさせる制御を行い、フレーム同期がとれるようになるまで当該制御を繰り返し行う遅延干渉計制御部と、を備えて構成されたものである。
上記のような構成の光受信装置では、入力される信号光が分岐部で2つに分岐されて第1および第2遅延干渉計に与えられ、各々で遅延干渉された光が第1および第2光電変換部で電気信号に変換されることで、受信信号光の直交する位相成分にそれぞれ対応した第1および第2データ信号が生成される。第1および第2データ信号は多重部に送られると共に、一方のデータ信号がクロック再生回路に送られてクロック信号の再生に用いられる。多重部では、クロック再生回路からのクロック信号のタイミングに従って、第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号が生成され、該第3データ信号がフレーマに与えられることで所定の通信方式に従ってフレーム化される。このとき、フレーム同期がとれているか否かが検出され、その結果を示すフレーム同期信号が遅延干渉計制御部に出力される。遅延干渉計制御部では、フレーム同期信号がフレーム同期のとれていないことを示している場合に、第1および第2遅延干渉計の動作状態をリセットさせる制御が行われる。これにより、多重部に入力される第1および第2データ信号並びにクロック信号の相対的な位相関係およびビット系列がリセット制御前の状態と比較して変化するようになる。よって、フレーム同期がとれるまで上記のリセット制御を繰り返し行うことで、正しい受信状態が実現されるようになる。
また、本発明の光受信装置の他の態様は、直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を受信処理する装置であって、入力される前記信号光を2つに分岐する分岐部と、前記分岐部で分岐された各光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された第1および第2遅延干渉計と、前記第1および第2遅延干渉計から出力される各光を受光して電気信号に変換し、前記信号光の直交する位相成分に対応した第1および第2データ信号をそれぞれ出力する第1および第2光電変換部と、前記第1および第2光電変換部の一方から出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路と、前記クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って、前記第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号を出力する多重部と、前記多重部から出力される第3データ信号を所定の通信方式に従ってフレーム化して出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号を生成するフレーマと、前記フレーマで生成されたフレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせる制御を行い、フレーム同期がとれるようになるまで当該制御を繰り返し行うクロック再生制御部と、を備えて構成されたものである。
上記のような構成の光受信装置では、前述した一態様の場合と同様にして、第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号が、クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って多重部で多重化され、該多重部から出力される第3データ信号がフレーマでフレーム化されると共に、フレーム同期信号がフレーマからクロック再生制御部に出力される。クロック再生制御部では、フレーム同期信号がフレーム同期のとれていないことを示している場合に、クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせる制御が行われる。これにより、多重部に入力される第1および第2データ信号に対するクロック信号の位相関係が、リセット制御前の位相関係と比較して変化するようになる。よって、フレーム同期がとれるまで上記のリセット制御を繰り返し行うことで、正しい受信状態が実現されるようになる。
上述したような本発明の光受信装置によれば、直交する位相成分を用いた差分位相偏移変調方式の信号光を復調する際に発生するI,Q成分の反転や入替わりに対処するために、高速のディジタル処理が要求される専用のフレーマを設計しなくても、汎用のフレーマを用いてI,Q成分の正しい受信状態を実現させることができ、低コストで低消費電力の光受信装置を提供することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
図1は、本発明による光受信装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、第1実施形態の光受信装置は、例えば、直交する位相成分を用いた差分位相偏移変調方式の1つである差分4位相偏移変調(DQPSK)方式の信号光を受信処理する装置であって、入力される光信号を2分岐する分岐部11と、各分岐光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された遅延干渉計12A,12Bと、各遅延干渉計12A,12Bから出力される光を受光する光電変換部13A,13Bと、光電変換部13Aから出力されるデータ信号Aを基にクロック信号Cを再生するクロック再生回路(CR)14と、該クロック信号Cのタイミングに従って、各光電変換部13A,13Bからのデータ信号A,Bを多重化する2:1多重部(MUX)15と、2:1多重部15から出力されるデータ信号Dを受信処理する受信データ処理部16と、受信データ処理部16から出力されるフレーム同期信号Sに応じて各遅延干渉計12A,12Bの動作状態をリセット制御する遅延干渉計制御部20と、を備えて構成される。
分岐部11は、上述の図9に示した従来のシステム構成と同様に、光送信装置から伝送路および光中継器を通じて伝送されてきたDQPSK変調方式の信号光が入力され、それを2つに分岐して各遅延干渉計12A,12Bに出力する。
なお、ここではDQPSK変調方式の信号光が入力される一例について説明するが、本発明の光受信装置に入力される信号光は上記の一例に限定されるものではなく、直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された任意の信号光とすることができる。また、差分位相偏移変調された信号光を(CS)RZパルス化したものであってもよい。
遅延干渉計12Aは、1ビット時間の遅延成分とπ/4radの位相制御がなされた成分とを干渉(遅延干渉)させて、その干渉結果を2つの出力としている。また、遅延干渉計12Bは、1ビット時間の遅延成分と−π/4radの位相制御がなされた成分(遅延干渉計12Aの同成分とは位相がπ/2radずれている)とを干渉(遅延干渉)させて、その干渉結果を2つの出力としている。ここでは、各遅延干渉計12A,12Bがそれぞれマッハツェンダ干渉計により構成され、各々のマッハツェンダ干渉計は、一方の分岐導波路が他方の分岐導波路よりも1ビット時間に相当する伝搬長だけ長くなるように形成されていると共に、他方の分岐導波路を伝搬する光信号を位相制御するための電極が形成されている。
各光電変換部13A,13Bは、各遅延干渉計12A,12Bからの各々の出力を受光することで差動光電変換検出を行なうデュアルピンフォトダイオードによりそれぞれ構成されている。なお、各光電変換部13A,13Bで検出された信号については増幅器により適宜増幅される。
クロック再生回路14は、光電変換部13Aにおいて差動光電変換検出された受信信号からクロック信号Cを再生する一般的な電気回路である。このクロック再生回路14で再生されたクロック信号Cは2:1多重部15に出力される。
2:1多重部15は、クロック再生回路14からのクロック信号Cのタイミングに従って、光電変換部13Aから出力されるデータ信号Aと、光電変換部233Bから出力されるデータ信号Bとを多重化して、送信側におけるDQPSK変調前の状態に相当するデータ信号Dに変換する。
受信データ処理部16は、2:1多重部15から出力されるデータ信号Dのフレーム化を行う汎用のフレーマ16Aと、送信側で付与された誤り訂正符号を復号するデコーダとしての機能等を備えた信号処理回路(FEC,etc.)16Bと、を備えている。フレーマ16Aは、例えばSONET/SDH等の所定の通信方式に従ってデータ信号Dをフレーム化して信号処理回路16Bに出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号Sを生成して遅延干渉計制御部20に出力する。このような汎用フレーマ16Aの具体例としては、従来のNRZ用フレーマなどを挙げることができる。
遅延干渉計制御部20は、フレーマ16Aからのフレーム同期信号Sに応じて、フレーム同期がとれていない場合に、各遅延干渉計12A,12Bを一時的に停止させて動作状態をリセットさせる制御信号を出力する。なお、各遅延干渉計12A,12Bの動作状態をリセットさせる手段については後述する実施例で具体的に説明する。
上記のような構成の光受信装置では、入力されるDQPSK信号光が分岐部11で2つに分岐され、各分岐光が遅延干渉計12A,12Bにそれぞれ与えられる。各遅延干渉計12A,12Bでは、分岐部11からの光が2本のアームの光路長を相違させたマッハツェンダ型光導波路にそれぞれ与えられることにより、各遅延干渉計12A,12Bの各々のアームを伝搬する光の間には、DQPSK変調された符号の1ビット時間に対応した相対的な遅延時間差が与えられる。また、遅延干渉計12Aの各アームを伝搬する光の間にはπ/4radの位相差が与えられ、遅延干渉計12Bの各アームを伝搬する光の間には−π/4radの位相差が与えられる。これにより各遅延干渉計12A,12Bでは、遅延干渉した相補2出力がそれぞれ得られ、各々の出力光が各光電変換部13A,13Bに送られる。
各光電変換部13A,13Bでは、各遅延干渉計12A,12Bからの相補2出力がデュアルピンフォトダイオードでそれぞれ光電気変換されることにより、受信信号光の直交する位相成分をそれぞれ復調した電気信号が生成される。そして、光電変換部13Aの出力信号は、増幅器により適宜所要のレベルまで増幅された後にデータ信号Aとしてクロック再生回路14および2:1多重部15に出力される。また、光電変換部13Bの出力信号は、増幅器により適宜所要のレベルまで増幅された後にデータ信号Bとして2:1多重部15に出力される。クロック再生回路14では、光電変換部13Aからのデータ信号Aを基に当該ビットレートに対応した周波数を持つクロック信号Cが再生され、そのクロック信号Cが2:1多重部15に与えられる。2:1多重部15では、クロック再生回路14からのクロック信号Cのタイミングに従って、各光電変換部13A,13Bからのデータ信号A,Bを多重化したデータ信号Dが生成され、そのデータ信号Dが受信データ処理部16に出力される。
受信データ処理部16では、2:1多重部15から出力されるデータ信号Dがフレーマ16Aに与えられ、該フレーマ16Aでは、データ信号Dが所定の通信方式に従ってフレーム化されて信号処理回路16Bに出力されると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号Sが生成されて遅延干渉計制御部20に出力される。遅延干渉計制御部20では、フレーマ16Aからのフレーム同期信号Sがフレーム同期のとれていないことを示している場合に、各遅延干渉計12A,12Bの動作を一時的に停止させるリセット制御が行われる。このリセット制御により、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bおよびクロック信号Cの相対的な位相関係およびビット系列が、リセット制御前の状態と比較して変化するようになる。すなわち、2:1多重部15に与えられるI,Q成分の論理反転または入替わり(ビット遅延も含む)が確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のような各遅延干渉計12A,12Bのリセット制御を繰り返し行うことで、上述した表1の◎印に示した正しい受信状態を実現することができるようになる。
そして、フレーム同期がとられたデータ信号Dがフレーマ16Aから出力されるようになると、そのデータ信号Dについて信号処理回路16Bで誤り訂正符号の復号等の所要の信号処理が行われる。
上記のように第1実施形態の光受信装置によれば、DQPSK変調方式の信号光を復調する際に発生するI,Q成分の反転や入替わりに対処するために、高速のディジタル処理が要求されるDQPSK専用のフレーマを設計しなくても、汎用のフレーマ16Aを用いてI,Q成分の正しい受信状態を実現させることができる。よって、低コストで低消費電力の光受信装置を提供することが可能になる。このような光受信装置を適用することによって、超高速光伝送システムの低コスト化を実現することができ、汎用化を図ることで高速光ネットワークの早期実現も可能になる。
次に、上記第1実施形態の光受信装置に関する具体的な実施例を説明する。
図2は、本発明による光受信装置の実施例1−1の構成を示すブロック図である。
図2において、本光受信装置は、第1実施形態の遅延干渉計制御部20の具体的な構成例として、分岐部11の前段に光スイッチ(OPTSW)21を配置し、該光スイッチ21のオン/オフ切替えをフレーム同期信号Sに応じて行う光スイッチ制御回路22を設けたものである。
このような構成の光受信装置では、フレーマ16Aから出力されるフレーム同期信号Sによって、フレーム同期のとれていない状態が光スイッチ制御回路22に伝えられると、光スイッチ制御回路22は、オン状態にある光スイッチ21をオフ状態に切り替え、所定の時間が経過した後に、再度オン状態に切り替える。この光スイッチ21のオン/オフ切替えによって、各遅延干渉計12A,12Bへの信号光の入力が一時的に遮断される。各遅延干渉計12A,12Bは、信号光が入力されることによって動作開始となるため、上記信号光入力の遮断によって各々の動作状態がリセットされるようになる。
なお、各遅延干渉計12A,12Bは、通常、各々の出力信号を用いて遅延量等のフィードバック制御を行うことで互いの動作状態の最適化が図られているので、信号光の入力が遮断されたときには、前記フィードバック制御がリセットされるようにするか、または、遮断前の制御状態が保持されるようにするのがよい。
上記のような光スイッチ21のオン/オフ切替えにより、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bおよびクロック信号Cの相対的な位相関係およびビット系列が、光スイッチ21のオン/オフ切替え前の状態と比較して変化するため、I,Q成分の論理反転または入替わりが確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、光スイッチ21のオン/オフ切替えを繰り返し行うことで正しい受信状態を実現することが可能になる。
図3は、本発明による光受信装置の実施例1−2の構成を示すブロック図である。
図3において、本光受信装置は、第1実施形態の遅延干渉計制御部20の他の具体的な構成例として、分岐部11の前段に可変光減衰器(VOA)23を配置し、該可変光減衰器23における光減衰量をフレーム同期信号Sに応じて制御する光減衰量制御回路24を設けたものである。
このような構成の光受信装置では、フレーマ16Aから出力されるフレーム同期信号Sによって、フレーム同期のとれていない状態が光減衰量制御回路24に伝えられると、光減衰量制御回路24は、光減衰量が最小の状態にある可変光減衰器23を、光減衰量が最大の状態となるように制御し、所定の時間が経過した後に、その光減衰量を元の最小の状態に戻す。この可変光減衰器23の制御によって、前述した光スイッチ21のオン/オフ切替えの場合と同様に、各遅延干渉計12A,12Bへの信号光の入力が一時的に遮断されることで、各遅延干渉計12A,12Bの動作状態がリセットされるようになる。これにより、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bおよびクロック信号Cの相対的な位相関係およびビット系列が、可変光減衰器23の制御前の状態と比較して変化するため、I,Q成分の論理反転または入替わりが確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のような可変光減衰器23の制御を繰り返し行うことで正しい受信状態を実現することが可能になる。
図4は、本発明による光受信装置の実施例1−3の構成を示すブロック図である。
図4において、本光受信装置は、第1実施形態の遅延干渉計制御部20の別の具体的な構成例として、分岐部11の前段に光増幅器25を配置し、該光増幅器25における光増幅をフレーム同期信号Sに応じて制御する光増幅制御回路26を設けたものである。
このような構成の光受信装置では、フレーマ16Aから出力されるフレーム同期信号Sによって、フレーム同期のとれていない状態が光増幅制御回路26に伝えられると、光増幅制御回路26は、予め設定された増幅率で駆動状態にある光増幅器25を停止させ、所定の時間が経過した後に、停止前の駆動状態に戻す。この光増幅器25の駆動状態の制御によって、各遅延干渉計12A,12Bへの信号光の入力が一時的に遮断される。なお、停止状態にある光増幅器25は、一般的に入力光に対して損失媒体として作用するので、光増幅器25からの出力が完全には遮断されずに微弱なレベルの信号光が各遅延干渉計12A,12Bに入力される場合がある。このような場合でも、各遅延干渉計12A,12Bに入力される信号光のレベルが、各遅延干渉計12A,12Bが有効に動作する入力レベルの下限値よりも低くなっていれば、各遅延干渉計12A,12Bの動作状態はリセットされるようになる。これにより、前述した光スイッチ21のオン/オフ切替えの場合と同様に、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bおよびクロック信号Cの相対的な位相関係およびビット系列が、光増幅器25の制御前の状態と比較して変化するため、I,Q成分の論理反転または入替わりが確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のような光増幅器25の制御を繰り返し行うことで正しい受信状態を実現することが可能になる。
次に、本発明による光受信装置の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明による光受信装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。
図5において、第2実施形態の構成が上述の図1に示した第1実施形態の場合と異なる点は、遅延干渉計制御部20に代えて、クロック再生制御部30を設けた点であり、その他の構成は第1実施形態の構成と同一である。
クロック再生制御部30は、フレーマ16Aからのフレーム同期信号Sが入力され、該フレーム同期信号Sよってフレーム同期がとれていないことが伝えられると、クロック再生回路14におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせる制御信号を出力する。なお、クロック再生処理のタイミングをリセットさせる手段については後述する実施例で具体的に説明する。
上記のような構成の光受信装置では、上述した第1実施形態の場合と同様にして、分岐部11で2つに分岐された信号光が各遅延干渉計12A,12Bに与えられ、遅延干渉された相補2出力が各光電変換部13A,13Bで光電変換されて受信信号光の直交する位相成分をそれぞれ復調したデータ信号A,Bが生成され、データ信号Aはクロック再生回路14および2:1多重部15に出力され、データ信号Bは2:1多重部15に出力される。クロック再生回路14では、光電変換部13Aからのデータ信号Aを基にクロック信号Cが再生されて2:1多重部15に与えられ、2:1多重部15では、クロック信号Cのタイミングに従って各光電変換部13A,13Bからのデータ信号A,Bを多重化したデータ信号Dが生成され、そのデータ信号Dが受信データ処理部16に出力される。受信データ処理部16では、2:1多重部15から出力されるデータ信号Dがフレーマ16Aに与えられ、該データ信号Dが所定の通信方式に従ってフレーム化されて信号処理回路16Bに出力されると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号Sが生成されてクロック再生制御部30に出力される。
クロック再生制御部30では、フレーマ16Aからのフレーム同期信号Sがフレーム同期のとれていないことを示している場合に、クロック再生回路14におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせる制御が行われる。このリセット制御により、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bに対するクロック信号Cの位相関係が、リセット制御前の位相関係と比較して変化するようになる。すなわち、2:1多重部15に与えられるI,Q成分の入替わり(ビット遅延を含む)が確率的に生じるようになる。よって、I,Q成分の反転が発生していない場合(上述した表1の◇印に対応)について、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のようなクロック再生タイミングのリセット制御を繰り返し行うことで正しい受信状態(表1の◎印に対応)を実現することができるようになる。
そして、フレーム同期がとられたデータ信号Dがフレーマ16Aから出力されるようになると、そのデータ信号Dについて信号処理回路16Bで誤り訂正符号の復号等の所要の信号処理が行われる。
上記のように第2実施形態の光受信装置によれば、DQPSK変調方式の信号光を復調する際に発生するI,Q成分のビット遅延を含めた入替わりに対処するために、高速のディジタル処理が要求されるDQPSK専用のフレーマを設計しなくても、汎用のフレーマ16Aを用いてI,Q成分の正しい受信状態を実現させることができる。よって、低コストで低消費電力の光受信装置を提供することが可能になる。このような光受信装置を適用することによって、超高速光伝送システムの低コスト化を実現することができ、汎用化を図ることで高速光ネットワークの早期実現も可能になる。
なお、上記の第2実施形態では、クロック再生タイミングのリセット制御のみが行われる構成例について説明したが、上述した第1実施形態における遅延干渉計のリセット制御との組合せを考えてもよい。この場合には、I,Q成分のビット遅延を含めた入替わりだけでなく、I,Q成分の反転にも対処することが可能になる。
次に、上記第2実施形態の光受信装置に関する具体的な実施例を説明する。
図6は、本発明による光受信装置の実施例2−1の構成を示すブロック図である。
図6において、本光受信装置は、第2実施形態のクロック再生制御部30の具体的な構成例として、光電変換部13Aの受光素子(デュアルピンフォトダイオード)に印加されるバイアス電圧をフレーム同期信号Sに応じて制御するバイアス制御回路31を設けたものである。なお、ここでは受光素子のカソードに対してバイアス電圧が印加される一例を図示したが、アノードに対してバイアス電圧が印加される構成であってもよい。また、受光素子はピンフォトダイオードに限らずアバランシェフォトダイオード(APD)等であっても構わない。
このような構成の光受信装置では、フレーマ16Aから出力されるフレーム同期信号Sによって、フレーム同期のとれていない状態がバイアス制御回路31に伝えられると、バイアス制御回路31は、受光素子に印加されているバイアス電圧を制御して光電変換部13Aの動作を停止させ、所定の時間が経過した後に、バイアス電圧を元の状態に戻して光電変換部13Aの動作を再開させる。このバイアス電圧の制御によって、光電変換部13Aからのデータ信号Aの出力が中断し、クロック再生回路14へのデータ信号Aの入力が一時的になくなるため、クロック再生回路14におけるクロック再生処理のタイミングがリセットされるようになる。なお、バイアス電圧の制御により光電変換部13Aからのデータ信号Aの出力が中断している間、各遅延干渉計12A,12Bの動作状態には変化が生じないため、各遅延干渉計12A,12Bからの出力光の相対的な位相関係は維持されている。これにより、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bに対するクロック信号Cの位相関係が、バイアス電圧の制御前の位相関係と比較して変化するため、I,Q成分の入替わりが確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のようなバイアス電圧の制御を繰り返し行うことで正しい受信状態を実現することが可能になる。
なお、上記の実施例2―1では、受光素子に印加されるバイアス電圧を制御することで光電変換部13Aの動作を停止させる構成を示したが、これ以外にも例えば受光素子の後段に設けられた増幅器の駆動電圧を制御することで光電変換部13Aの動作を停止させるようにしてもよい。
図7は、本発明による光受信装置の実施例2−2の構成を示すブロック図である。
図7において、本光受信装置は、第2実施形態のクロック再生制御部30の他の具体的な構成例として、クロック再生回路14が外部制御信号によって再引込が可能な構成を備えている場合に、当該制御信号をフレーム同期信号Sに応じて生成するクロック再生制御回路32を設けたものである。
このような構成の光受信装置では、フレーマ16Aから出力されるフレーム同期信号Sによって、フレーム同期のとれていない状態がクロック再生制御回路32に伝えられると、クロック再生制御回路32がクロック再生回路14に対して再引込を指示する制御信号を出力することで、クロック再生回路14におけるクロック再生処理のタイミングがリセットされるようになる。これにより、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bに対するクロック信号Cの位相関係が、クロック再生回路14の再引込制御前の位相関係と比較して変化するため、I,Q成分の入替わりが確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のようなクロック再生回路14の再引込制御を繰り返し行うことで正しい受信状態を実現することが可能になる。
図8は、本発明による光受信装置の実施例2−3の構成を示すブロック図である。
図8において、本光受信装置は、第2実施形態のクロック再生制御部30の別の具体的な構成例として、光電変換部13Aおよびクロック再生回路14の間の電気線路上にスイッチ(SW)33を挿入し、該スイッチ33のオン/オフ切替えをフレーム同期信号Sに応じて制御するスイッチ制御回路34を設けたものである。
このような構成の光受信装置では、フレーマ16Aから出力されるフレーム同期信号Sによって、フレーム同期のとれていない状態がスイッチ制御回路34に伝えられると、スイッチ制御回路34は、オン状態にあるスイッチ33をオフ状態に切り替え、所定の時間が経過した後に、再度オン状態に切り替える。このスイッチ33のオン/オフ切替えによって、クロック再生回路14へのデータ信号Aの入力が一時的になくなるため、クロック再生回路14におけるクロック再生処理のタイミングがリセットされるようになる。これにより、2:1多重部15に入力される各データ信号A,Bに対するクロック信号Cの位相関係が、スイッチ33のオン/オフ切替え前の位相関係と比較して変化するため、I,Q成分の入替わりが確率的に生じるようになる。よって、フレーム同期がとられるようになるまで、上記のようなスイッチ33のオン/オフ切替えを繰り返し行うことで正しい受信状態を実現することが可能になる。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1) 直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を受信処理する装置であって、
入力される前記信号光を2つに分岐する分岐部と、
前記分岐部で分岐された各光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された第1および第2遅延干渉計と、
前記第1および第2遅延干渉計から出力される各光を受光して電気信号に変換し、前記信号光の直交する位相成分に対応した第1および第2データ信号をそれぞれ出力する第1および第2光電変換部と、
前記第1および第2光電変換部の一方から出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路と、
前記クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って、前記第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号を出力する多重部と、
前記多重部から出力される第3データ信号を所定の通信方式に従ってフレーム化して出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号を生成するフレーマと、
前記フレーマで生成されたフレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計の動作状態をリセットさせる制御を行い、フレーム同期がとれるようになるまで当該制御を繰り返し行う遅延干渉計制御部と、
を備えて構成されたことを特徴とする光受信装置。
(付記2) 付記1に記載の光受信装置であって、
前記遅延干渉計制御部は、
前記分岐部の前段に配置された光スイッチと、
前記フレーム同期信号に応じて前記光スイッチのオン/オフ切替えを行い、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計への信号光の入力を一時的に遮断することで各々の動作状態をリセットさせる光スイッチ制御回路と、
を備えたことを特徴とする光受信装置。
(付記3) 付記1に記載の光受信装置であって、
前記遅延干渉計制御部は、
前記分岐部の前段に配置された可変光減衰器と、
前記フレーム同期信号に応じて前記可変光減衰器の光減衰量を制御し、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計への信号光の入力を一時的に遮断することで各々の動作状態をリセットさせる光減衰量制御回路と、
を備えたことを特徴とする光受信装置。
(付記4) 付記1に記載の光受信装置であって、
前記遅延干渉計制御部は、
前記分岐部の前段に配置された光増幅器と、
前記フレーム同期信号に応じて前記光増幅器における光増幅を制御し、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計への信号光の入力レベルを一時的に下限値より低くすることで各々の動作状態をリセットさせる光増幅制御回路と、
を備えたことを特徴とする光受信装置。
(付記5) 付記1に記載の光受信装置であって、
前記信号光は、差分4位相偏移変調方式に対応した信号光であることを特徴とする光受信装置。
(付記6) 直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を受信処理する装置であって、
入力される前記信号光を2つに分岐する分岐部と、
前記分岐部で分岐された各光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された第1および第2遅延干渉計と、
前記第1および第2遅延干渉計から出力される各光を受光して電気信号に変換し、前記信号光の直交する位相成分に対応した第1および第2データ信号をそれぞれ出力する第1および第2光電変換部と、
前記第1および第2光電変換部の一方から出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路と、
前記クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って、前記第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号を出力する多重部と、
前記多重部から出力される第3データ信号を所定の通信方式に従ってフレーム化して出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号を生成するフレーマと、
前記フレーマで生成されたフレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせる制御を行い、フレーム同期がとれるようになるまで当該制御を繰り返し行うクロック再生制御部と、
を備えて構成されたことを特徴とする光受信装置。
(付記7) 付記6に記載の光受信装置であって、
前記第1および第2光電変換部は、前記第1および第2遅延干渉計から出力される光を受光して電気信号に変換する受光素子をそれぞれ有し、
前記クロック再生制御部は、前記クロック再生回路にデータ信号を送る前記一方の光電変換部の前記受光素子に印加されるバイアス電圧を前記フレーム同期信号に応じて制御し、フレーム同期がとれていない場合に、当該光電変換部からのデータ信号の出力を一時的に中断させることで前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせることを特徴とする光受信装置。
(付記8) 付記6に記載の光受信装置であって、
前記第1および第2光電変換部は、前記第1および第2遅延干渉計から出力される光を受光して電気信号に変換する受光素子と、該受光素子からの出力信号を増幅する増幅器と、をそれぞれ有し、
前記クロック再生制御部は、前記クロック再生回路にデータ信号を送る前記一方の光電変換部の前記増幅器の駆動状態を前記フレーム同期信号に応じて制御し、フレーム同期がとれていない場合に、当該光電変換部からのデータ信号の出力を一時的に中断させることで前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせることを特徴とする光受信装置。
(付記9) 付記6に記載の光受信装置であって、
前記クロック再生回路は、外部制御信号によって再引込が可能な構成を備え、
前記クロック再生制御部は、前記フレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記クロック再生回路に対して再引込を指示する制御信号を出力することでクロック再生処理のタイミングをリセットさせることを特徴とする光受信装置。
(付記10) 付記6に記載の光受信装置であって、
前記クロック再生制御部は、
前記クロック再生回路の前段に配置されたスイッチと、
前記フレーム同期信号に応じて前記スイッチのオン/オフ切替えを行い、フレーム同期がとれていない場合に、前記クロック再生回路へのデータ信号の入力を一時的に遮断することで前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせるスイッチ制御回路と、
を備えたことを特徴とする光受信装置。
(付記11) 付記6に記載の光受信装置であって、
前記信号光は、差分4位相偏移変調方式に対応した信号光であることを特徴とする光受信装置。
本発明による光受信装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の実施例1−1の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の実施例1−2の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の実施例1−3の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の実施例2−1の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の実施例2−2の構成を示すブロック図である。 本発明による光受信装置の実施例2−3の構成を示すブロック図である。 (CS)RZ−DQPSK変調方式を採用した従来の光送信装置および光受信装置の構成例を示す図である。 (CS)RZ−DQPSK変調された光信号を送受信する場合の光強度および光位相の状態を示す図である。 従来の光受信装置におけるI,Q成分の入替わりを正しい受信状態にするための制御の一例を示した図である。
符号の説明
11…分岐部
12A,12B…遅延干渉計
13A,13B…光電変換部
14…クロック再生回路
15…2:1多重部
16…受信データ処理部
16A…フレーマ
16B…信号処理回路
20…遅延干渉計制御部
21…光スイッチ
22…光スイッチ制御回路
23…可変光減衰器
24…光減衰量制御回路
25…光増幅器
26…光増幅制御回路
30…クロック再生制御部
31…バイアス制御回路
32…クロック再生制御回路
33…スイッチ
34…スイッチ制御回路
A,B,D…データ信号
C…クロック信号
S…フレーム同期信号

Claims (5)

  1. 直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を受信処理する装置であって、
    入力される前記信号光を2つに分岐する分岐部と、
    前記分岐部で分岐された各光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された第1および第2遅延干渉計と、
    前記第1および第2遅延干渉計から出力される各光を受光して電気信号に変換し、前記信号光の直交する位相成分に対応した第1および第2データ信号をそれぞれ出力する第1および第2光電変換部と、
    前記第1および第2光電変換部の一方から出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路と、
    前記クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って、前記第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号を出力する多重部と、
    前記多重部から出力される第3データ信号を所定の通信方式に従ってフレーム化して出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号を生成するフレーマと、
    前記フレーマで生成されたフレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計の動作状態をリセットさせる制御を行い、フレーム同期がとれるようになるまで当該制御を繰り返し行う遅延干渉計制御部と、
    を備えて構成されたことを特徴とする光受信装置。
  2. 請求項1に記載の光受信装置であって、
    前記遅延干渉計制御部は、
    前記分岐部の前段に配置された光スイッチと、
    前記フレーム同期信号に応じて前記光スイッチのオン/オフ切替えを行い、フレーム同期がとれていない場合に、前記第1および第2遅延干渉計への信号光の入力を一時的に遮断することで各々の動作状態をリセットさせる光スイッチ制御回路と、
    を備えたことを特徴とする光受信装置。
  3. 直交する位相成分を用いて差分位相偏移変調された信号光を受信処理する装置であって、
    入力される前記信号光を2つに分岐する分岐部と、
    前記分岐部で分岐された各光が伝搬する経路上にそれぞれ配置された第1および第2遅延干渉計と、
    前記第1および第2遅延干渉計から出力される各光を受光して電気信号に変換し、前記信号光の直交する位相成分に対応した第1および第2データ信号をそれぞれ出力する第1および第2光電変換部と、
    前記第1および第2光電変換部の一方から出力されるデータ信号を基にクロック信号を再生するクロック再生回路と、
    前記クロック再生回路で再生されたクロック信号のタイミングに従って、前記第1および第2光電変換部から出力される第1および第2データ信号を多重化した第3データ信号を出力する多重部と、
    前記多重部から出力される第3データ信号を所定の通信方式に従ってフレーム化して出力すると共に、フレーム同期がとれているか否かを示すフレーム同期信号を生成するフレーマと、
    前記フレーマで生成されたフレーム同期信号に応じて、フレーム同期がとれていない場合に、前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせる制御を行い、フレーム同期がとれるようになるまで当該制御を繰り返し行うクロック再生制御部と、
    を備えて構成されたことを特徴とする光受信装置。
  4. 請求項3に記載の光受信装置であって、
    前記第1および第2光電変換部は、前記第1および第2遅延干渉計から出力される光を受光して電気信号に変換する受光素子をそれぞれ有し、
    前記クロック再生制御部は、前記クロック再生回路にデータ信号を送る前記一方の光電変換部の前記受光素子に印加されるバイアス電圧を前記フレーム同期信号に応じて制御し、フレーム同期がとれていない場合に、当該光電変換部からのデータ信号の出力を一時的に中断させることで前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせることを特徴とする光受信装置。
  5. 請求項3に記載の光受信装置であって、
    前記クロック再生制御部は、
    前記クロック再生回路の前段に配置されたスイッチと、
    前記フレーム同期信号に応じて前記スイッチのオン/オフ切替えを行い、フレーム同期がとれていない場合に、前記クロック再生回路へのデータ信号の入力を一時的に遮断することで前記クロック再生回路におけるクロック再生処理のタイミングをリセットさせるスイッチ制御回路と、
    を備えたことを特徴とする光受信装置。
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