JP2007166119A - 光受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の系統の電気信号を処理する光受信装置において、受信信号に含まれるデータを正確かつ精度よく復号すること。
【解決手段】受信した光M進信号(Mは2以上の整数)が2系統の電気信号に光電気変換された後に、mビットの並列データに多重分離される。位相同期回路22は、この多重分離されたmビット並列データにて構成される伝送フレームの同期はずれに応じた同期制御を行い、フレーム同期回路21は、位相同期回路22から出力される伝送フレームの同期をとる。また、位相検索回路23は、フレーム同期回路21から出力される状態信号に基づいて伝送フレームの同期はずれが解除されるときの論理および信号順序を検索し、位相制御回路24は、位相検索回路23の制御指示に従って伝送フレームのビット列の奇数ビットおよび偶数ビットのそれぞれに対する論理の反転処理/非反転処理および奇数ビットと偶数ビットの間の入れ替え処理を制御する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、多値位相変調信号を受信可能な光受信装置に関するものであり、特に、受信信号に含まれるデータを正確かつ精度よく復号することが可能な光受信装置に関するものである。
長距離光伝送システムでは1.5μm帯の光を直接増幅できるエルビウム添加ファイバ増幅器(Erubium Doped Fiber Amplifier:以下「EDFA」と略記)を利用した光中継増幅伝送方式が主流となっている。また、近年では、広帯域に増幅可能なEDFAの実現により、波長多重伝送方式を用いた大容量の光伝送システムが実現されている。
また、さらなる大容量化が要求される昨今、大容量の光伝送システムを実現する手段の一つとして、増幅帯域の有効利用(例えば波長多重間隔の狭窄化)が考えられるが、通常の2値信号では1bit/s/Hz程度の周波数利用効率が上限であるため、有効な解決策とはなり得なかった。
その一方で、周波数利用効率を高める手段の一つとして多値変調方式が注目されている。その中でも、特に差動4位相偏移変調(Differential Quadrature Phase Shift Keying:以下「DQPSK」と略記)方式に対する注目度が高まってきている。
このDQPSK変調方式は、光搬送波の位相を同相成分と直交成分で変調した変調信号を伝送し、受信側にて、例えば2つの1ビット遅延検波器による遅延検波を行うことで、異なる2つの強度信号に変換する方式である。
例えば、差動M位相偏移変調(Differential M−ary Phase Shift Keying:以下「DMPSK」と略記)信号(M=2n:nは自然数(n=1の場合はDBPSK信号))を送受する光送受信器であって、このDMPSK信号を波長多重化した多重化信号を生成する前に、波長チャンネルの信号をそれぞれ光学的にフィルタリングするための光学的フィルタリング手段を備えることを特徴とした光送受信器が存在する(例えば、特許文献1)。
ここで、この特許文献1に示される光送受信器は、送信側では、光源、集積型マッハツェンダ変調器、符号化器、光カプラなどを具備し、受信側では、光カプラや、2つの1ビット遅延干渉計、2つの差動受光器などを具備するように構成されている。
なお、この特許文献1のように、受信側に、2つの1ビット遅延干渉計や、2つの差動受光器を具備しているのは、光送受信器のビットレートが、光信号処理部のビットレートではなく、電気信号処理部のビットレートによって決定されるということにその一因がある。このため、例えば、同文献の図3にも見られるように、電気信号処理部への入力信号がx1(t),y2(t)の2系統の信号とされ、電気信号処理部のビットレートが光信号処理部の1/2になるような構成とされている。
上記事項に加え、上述した2つの1ビット遅延干渉計には、大容量かつ高速の光伝送システムを実現する観点から、光位相に対する高い精度や安定度が要求される。その理由は、1ビット遅延干渉計では、内的要因(組成変化等)や外的要因(温度、圧力変化等)による位相誤差によって出力信号の品質が大きく劣化するからである。このため、大容量かつ高速の光伝送システムの実現に際しては、1ビット遅延干渉計を含む受信系には、高度な位相安定化制御技術の適用が必須となる。
一方、DPSK信号の伝送に適用可能な安定化制御手法の一つとして、下記非特許文献1にその技術が開示されている。この文献に示された手法を上記の特許文献1に適用するものとすれば、光信号の位相安定化に寄与することが期待される。具体的には、特許文献1の受信系に具備される2つの1ビット遅延干渉計のうち、一方の1ビット遅延干渉計に対して位相安定化制御を施し、他方の1ビット遅延干渉計に対して−π/2の位相シフト制御を施すことで、受信系の光信号処理部における光信号の位相安定化を図ることが期待される。
しかしながら、上記特許文献1に示される光送受信器では、光カプラで分岐された光信号が2つの1ビット遅延干渉計に入力され、2つの差動受光器で処理された信号が出力されるときに、これらの2系統の信号のうちのどの系統の信号が、どちらの差動受光器にて処理されたのかが不定であるとともに、さらに、その論理(正論理、反転論理)も不定であり、受信データを正しくかつ精度よく復号することができないといった問題点があった。
なお、上記非特許文献1に示される手法は、光信号処理部における光信号の位相安定化を確保する技術であるため、この種の問題点の解決策とはなり得なかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高速伝送された光変調信号を正しくかつ精度よく復号することができる光受信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる光受信装置は、受信した光M進信号(M=2k:kは自然数)をk個の電気信号に光電気変換して自身の出力ポートからk系統の電気信号として出力するM進信号受信手段と、前記k系統の電気信号をmビット(mは自然数)の並列データに多重分離する多重分離手段と、前記多重分離されたmビット並列データを構成する各ビットごとの論理(正論理、反転論理)と、該mビット並列データを構成する各ビットが属する系統と、をそれぞれ識別した識別結果に基づいて該mビット並列データの位相同期をとる受信位相同期手段と、前記受信位相同期手段から出力されるmビット並列データにて構成される伝送フレームの受信処理を行うフレーム処理手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる光受信装置によれば、光M進信号(M=2k:kは自然数)が光電気変換されて出力されたk系統の電気信号が、mビット(mは自然数)の並列データに多重分離されて出力される際に、多重分離されて出力されたmビット並列データを構成する各ビットごとの論理(正論理、反転論理)とmビット並列データを構成する各ビットが属する系統とをそれぞれ識別した識別結果に基づいて、mビット並列データの位相同期をとるようにしているので、高速伝送された光変調信号を正しくかつ精度よく復号することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる光受信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、実施の形態1にかかる光受信装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる光受信装置の構成を示す図である。同図に示す光受信装置は、伝送路1に接続されるDQPSK受信手段2と、DQPSK受信手段2の出力を入力信号とする多重分離手段3と、多重分離手段3の出力を入力信号とする受信位相同期手段4と、受信位相同期手段4の出力を入力信号とするフレーム処理手段5と、を備えるように構成されている。
つぎに、図1に示した光受信装置の動作について説明する。同図において、伝送路1から入力された光DQPSK信号が、DQPSK受信手段2により、2系統の電気信号(Vk,Uk)に光電気変換される。これらの2系統の電気信号は、多重分離手段3によりm(mは正の整数)ビットの並列信号へ多重分離される。この多重分離されたmビットの並列信号は、受信位相同期手段4にて、奇数ビットの論理および偶数ビットの論理の反転/非反転処理や、偶数ビット(Vk,Ukのうちの一方の系統のビット出力)と奇数ビット(Vk,Ukのうちの他方の系統のビット出力)との入れ替え処理が行われる。フレーム処理手段5では、受信位相同期手段4にて論理の反転/非反転処理および/または出力系統の入れ替え処理が行われたmビットの並列信号を伝送フレームとする所定の受信処理が行われる。なお、受信位相同期手段4の処理によって、高速伝送されたDQPSK信号が正しくかつ精度よく復号される。
つぎに、図1に示すような光受信装置に入力されるDQPSK信号について図2を参照して説明する。なお、図2は、図1に示した光受信装置とペアで用いられる光送信装置の一構成例を示す図であり、この光送信装置は、光源28と、光源28の出力光を入力とする集積型マッハツェンダ変調器29と、集積型マッハツェンダ変調器29に差動信号(変調信号)を出力する符号化器30と、を備えている。
図2において、光源28から出力されたCW光は集積型マッハツェンダ変調器29に入力され、集積型マッハツェンダ変調器29では、符号化器30から出力される2つの差動信号(Ik、Qk)に基づいてDQPSK変調が施され、伝送路に送出される。なお、DQPSK変調を行うための2つの差動信号(Ik、Qk)は符号化器30において2系統のデータ信号(Vk、Uk)に基づいて生成される。また、集積型マッハツェンダ変調器29では、自身を構成する2つの導波路34,36において、例えば、導波路34を伝送する光信号と、この光信号に対して光位相がπ/2進んだ導波路36の光信号と、を合波することで、所定の光DQPSK信号が得られる。なお、符号化器30では、例えば、以下の論理演算が行われる。
Figure 2007166119
図3は、図1に示したDQPSK受信手段2の一構成例を示す図である。図3において、DQPSK受信手段2は、伝送路1に接続される光カプラ6と、光カプラ6の分岐出力が個々に入力される1ビット遅延干渉計7,8と、1ビット遅延干渉計7,8のそれぞれに接続される差動受光器9,10と、を備えている。
つぎに、図3に示したDQPSK受信手段2の動作について説明する。同図において、伝送路1から入力された光DQPSK信号は、光カプラ6において等分岐され、2つの1ビット遅延干渉計7、8にそれぞれ入力される。1ビット遅延干渉計7,8では、隣接ビットとの光位相差情報が光強度情報に変換される。この際、1ビット遅延干渉計7に入力された一方の光DQPSK信号に付与する位相シフト量と、1ビット遅延干渉計8に入力された他方の光DQPSK信号に付与する位相シフト量とが「π/2」の位相差となるような処理が施される。なお、同図の例では、2つの1ビット遅延干渉計7,8に入力された光DQPSK信号の光位相に対して、それぞれ「π/4」および「−π/4」の位相シフトが施されている。1ビット遅延干渉計7,8の各出力は、それぞれの後段に配した2つの差動受光器9,10でそれぞれ光電気変換され、2系統のデータ信号(Vk、Uk)として後段の処理部に出力される。
ところで、図3では、便宜上、差動受光器9の出力をVkとし、差動受光器10の出力をUkとしているが、実際のところ、これらの出力が、送信側で規定された2系統のデータ信号(Vk、Uk)に確実に一致するという保証はない。なお、このような状況が生起するということは、すでに述べてきたとおりである。
この状況を図3を参照して具体的に説明すると、まず、2系統のデータ信号(Vk,Uk)が1ビット遅延干渉計7,8のどちらで復号されるのかが不定となる(以下、この性質を「出力ポートの不確実性」と呼称する)。さらに、2系統のデータ信号(Vk,Uk)の各論理が、正論理で出力されるのか、反転論理で出力されるのかが不定となる(同様に、この性質を「論理の不確実性」と呼称する)。なお、DQPSK受信手段2から出力されるデータは、これらの「出力ポートの不確実性」および「論理の不確実性」を持ったまま出力されるとともに、後段の多重分離手段3では、これらの特性を保持したままでの処理が行われる。また、これらの特性は、後述する受信位相同期手段4の処理によって解消される。
つぎに、図1に示した多重分離手段3で行われる処理について、具体的なフォーマット例を用いて説明する。図4は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector)G.709勧告に示されたOTN(Optical Transport Unit)における40Gbit/sの伝送フレームを示す構成図であり、実際のユーザデータを運ぶペイロードと、保守運用のための情報を運ぶオーバヘッド(OH:Over Head)と、伝送品質を向上させるための誤り訂正符号の冗長領域(FEC:Forward Error Correction)とから構成されている。同図に示すように、OHにはフレーム同期を取るための固定パターンが格納されているFA(Frame Alignment)OH領域と、その他の保守運用情報を格納するOTU3(Optical Transport Unit −3)OH領域、ODU3(Optical Data Unit −3)OH領域およびOPU3(Optical Payload Unit −3)OH領域とがある。
図5は、FAOHの詳細フォーマットを示す図であり、3バイトのビット列“11110110”と、3バイトのビット列“00101001”と、MFAS(MultiFrame Alignment Signal)と呼ばれる1バイトのマルチフレーム識別バイトから構成されている。なお、受信側では、これらの“11110110”および“00101000”から構成される固定パターンを検定することでフレーム同期が確立される。
なお、図3に示した伝送フレームはDQPSK受信手段2で受信された後に多重分離手段3に出力される。多重分離手段3では、多重分離を行ったmビットのデータ列が出力される。
また、上述したように、DQPSK受信手段2から出力される2系統のデータ信号(Vk,Uk)の双方は、「出力ポートの不確実性」および「論理の不確実性」を持ったまま出力されるので、多重分離手段3から出力される信号も、これらの特性を有した信号となる。すなわち、多重分離手段3から出力されるmビットの並列データの奇数ビットと偶数ビットのいずれがVkもしくはUkであるかは不定であり、また、奇数ビットと偶数ビットの論理も不定である。
図6は、図1に示した光受信装置の詳細な構成を示す図であり、特に、図1における受信位相同期手段4を具現したフレーム同期回路12の詳細な構成を示す図である。図6において、フレーム同期回路12は、図1の多重分離手段3を具現する2:m多重分離回路11の出力を入力信号とする位相制御回路1209と、位相制御回路1209に位相判定結果を出力する位相判定回路1210と、2:m多重分離回路11の出力における「出力ポートの不確実性」および「論理の不確実性」によって決定される8種類のフレームパターンに対応して設けられたフレームパターン検出回路1201〜1208と、フレーム同期を保護する同期保護回路1211と、フレーム数をカウントするとともに、所定のタイミング信号を生成するフレーム計数回路1212と、を備えている。
つぎに、図6に示すフレーム同期回路12の動作について説明する。同図において、DQPSK受信手段2から出力される2系統のデータ信号(不確実性を有しているため、それぞれ「Vk/Uk」および「Uk/Vk」と表記)は、2:m多重分離回路11にてmビットの並列データに変換され、フレーム同期回路12に入力される。フレーム同期回路12は、8種類のフレームパターン検出回路1201〜1208および位相制御回路1209に入力される。これらのフレームパターン検出回路1201〜1208では、それぞれに対応した位相のフレームパターンを検出し、その検出結果を位相判定回路1210へ出力する。例えば図6のDQPSK信号手段2の上端出力および下端出力がそれぞれVk,Ukであり、かつ、それらの出力双方の論理が正論理の場合には、フレームパターン検出回路1201における検出結果が位相判定回路1210に出力される。
位相判定回路1210では、フレームパターン検出回路1201〜1208からのフレームパターン検出結果に基づいて、いずれの位相でフレームパターンが検出されたかを判定し、対応した位相制御を行うよう位相制御回路1209へ指示するとともに、フレーム同期保護回路1211にフレームパターン検出の判定結果を出力する。フレーム同期保護回路1211では、フレーム計数回路1212からのタイミング信号に従って、フレーム計数回路1212および位相判定回路1210に対して前方保護状態/後方保護状態/ハンチング状態に対応した制御を行う。
また、図6に示したフレーム同期回路12の動作を図7に示すFAOHパターンの状態に基づいて説明する。なお、図7は、「出力ポートの不確実性」および「論理の不確実性」に応じて変化するFAOHパターンのビットの状態を示す図である。
まず、光入力の遮断状態では、フレーム同期が外れ、フレーム同期回路12はハンチング状態となり、フレームパターンを逐次照合している。光入力が復旧すると、DQPSK受信手段2からの2系統のデータ信号(Vk,Uk)は「出力ポートの不確実性」および「論理の不確実性」を有しているため、フレーム同期回路12に入力されるmビットの並列データの奇数ビットまたは偶数ビットのいずれがVkもしくはUkなのか不定であり、また、奇数ビットと偶数ビットの論理も不定の状態となる。
一方、フレーム同期回路12では、例えば、奇数ビットがVkで正論理、かつ、偶数ビットがUkで正論理の場合に現れる図7(1)のFAOHパターンをフレームパターン検出回路1201が検出し、奇数ビットがVkで正論理、かつ、偶数ビットがUkで反転論理の場合に現れる図7(2)のFAOHパターンをフレームパターン検出回路1202が検出し、奇数ビットがVkで反転論理、かつ、偶数ビットがUkで正論理の場合に現れる図7(3)のFAOHパターンをフレームパターン検出回路1203が検出し、以下同様に、奇数ビットがUkで反転論理、かつ、偶数ビットがVkで反転論理の場合に現れる図7(8)のFAOHパターンをフレームパターン検出回路1208で検出する。なお、ここでは、送信側で伝送フレームの奇数ビットがVkで正論理、かつ、偶数ビットがUkで正論理であるとして多重化されたDQPSK信号が伝送路に送出されている場合を一例として説明している。
このように、位相判定回路1210は、8種類のフレームパターンを有するフレームパター検出回路1201〜1208のいずれでフレームパターンが検出されたかを判定し、例えば、フレームパターン検出回路1201から検出された場合には、位相制御回路1209では反転制御や奇数ビットと偶数ビット入れ替え制御を行わないように指示し、また、フレームパターン検出回路1208から検出された場合には、位相制御回路1209では奇数ビットと偶数ビットの反転制御および奇数ビットと偶数ビット入れ替え制御を行うように指示することで、図4に示した伝送フレームが正常なビット順序および論理となってフレーム同期回路から出力される。
なお、フレームパターン検出回路1201〜1208のいずれか1つから数回連続でフレームパターンが検出された場合、同期保護回路1211は、前方保護状態に移行するために、位相制御回路1209の制御状態を後方保護状態終了時の状態で保持するよう位相判定回路1210へ指示する。また、前方保護状態では、後方保護状態終了時にフレームパターンが検出されたフレームパターン検出回路1201〜1208のいずれか1つの出力のみを監視して、複数フレーム連続してフレームパターンが検出されなかった場合、フレーム同期はずれと判定してハンチング状態に移行し、上記と同様な動作を再度行う。
以上説明したように、この実施の形態にかかるフレーム同期回路では、2系統の出力であるVkおよびUkの順序や論理に対応したフレームパターン検出回路を複数設けて、フレーム同期をとるように構成したので、例えばITU−T G.709において示されるようなOTNフレームの伝送系にもDQPSK光伝送方式を適用することが可能となる。
なお、この実施形態では、OTNフレームを一例として説明したがSDH(Synchronous Digital Hierarchy)フレームに対しても同様な効果が得られる。また、これらのフレームにかかわらず、固定パターンを検出してフレーム同期をとることを前提とした伝送フレームであれば、同様な効果が得られるということはいうまでもない。
また、この実施の形態では、送信装置側から送信された2系統のデータ信号(Vk,Uk)に基づいて変調されたDQPSK信号を受信する場合の構成例について示したが、2系統のデータ信号に限定されるものではない。例えば、送信装置側から、3系統のデータ信号(Vk,Uk,Wk)に基づいて変調されたDQPSK信号を受信することも可能である。この場合には、図6に示した光受信装置の構成において、DQPSK受信手段の3つのポートから不確実性を有した3系統のデータ信号(Vk,Uk,Wk)が出力されるので、2:m多重分離回路11に代えて3:m多重分離回路を設けるようにすればよい。また、1系統のみのデータ信号(Vk)を用いる場合であれば、1:m多重分離回路を具備していればよい。
また、3系統のデータ信号を用いる場合、電気信号処理部のビットレートを光信号処理部の1/3にすることができる。同様に、M=2k(kは自然数)を満たす任意のM進信号を光信号処理部で用いる場合に、電気信号処理部でk系統のデータ信号を並列処理するようにすれば、電気信号処理部のビットレートを光信号処理部の1/kにすることができる。なお、M=2k(kは自然数)を満たす任意のM進信号を用いる場合、電気信号処理部で並列処理するデータ信号の系統数をずしもkに設定する必要はなく、k以下の任意の自然数を用いることができる。
なお、3系統のデータ信号を用いる場合、図6に示したフレーム同期回路12では、3:m多重分離回路から出力されるビット列の順序に対応する数種類のフレームパターン検出回路を設けるようにすればよい。
例えば、3:m多重分離回路から、Vk,Uk,Wkの順序で出力される場合には、この場合に対応する、つぎの8つのフレームパターン検出回路を設けるようにすればよい。
(1)Vk正論理/Uk正論理/Wk正論理フレームパターン検出回路
(2)Vk正論理/Uk正論理/Wk反転論理フレームパターン検出回路
(3)Vk正論理/Uk反転論理/Wk正論理フレームパターン検出回路
(4)Vk正論理/Uk反転論理/Wk反転論理フレームパターン検出回路
(5)Vk反転論理/Uk正論理/Wk正論理フレームパターン検出回路
(6)Vk反転論理/Uk正論理/Wk反転論理フレームパターン検出回路
(7)Vk反転論理/Uk反転論理/Wk正論理フレームパターン検出回路
(8)Vk反転論理/Uk反転論理/Wk反転論理フレームパターン検出回路
以下、同様に、(Vk,Wk,Uk)、(Uk,Vk,Wk)、(Uk,Wk,Vk)、(Wk,Uk,Vk)、(Wk,Vk,Uk)の5つの順序パターンにおいて、それぞれの順序に対応する8つのフレームパターン検出回路を各順序パターンごとに設けるようにすればよい。
また、この実施の形態の全般を通じて、DMPSK信号を処理する場合の一構成を例示して説明してきたが、例えば、図6に示したように、フレームパターン検出回路1201〜1208からのフレームパターン検出結果に基づいて、いずれの位相でフレームパターンが検出されたかを判定し、対応した位相制御を行うような本手法の適用対象が、DMPSK信号に限定されるものではなく、2以上の変調が施された2値および多値変調信号に対しても適用することが可能であり、例えば、M進変調信号(M=2k:kは自然数)のk系統の電気信号に対して適用することが可能である。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2にかかる光受信装置の構成を示す図であり、OTNフレームを処理する構成を図5に対応してより具体化して示したものである。図8に示す光受信装置は、光受信信号を受信するDQPSK受信手段2と、DQPSK受信手段2の2系統の出力信号(Vk,Uk)を入力信号とするデシリアライザ13と、デシリアライザ13の出力信号を入力信号とするOTNフレーマ16と、を備えている。また、その細部構成として、デシリアライザ13は、DQPSK受信手段2の2系統の出力信号(Vk,Uk)が入力される2:16ビット多重分離回路14と、2:16ビット多重分離回路14の出力を入力信号とするSFI−5(SERDES(SERializer DESerializer)Framer Interface level−5)送信回路15とを備え、OTNフレーマ16は、SFI−5送信回路15の出力信号が入力されるSFI−5受信回路17と、SFI−5受信回路17の出力を入力信号とするフレーム同期回路12と、フレーム同期回路12の出力を入力信号とするOTNOH処理回路18と、OTNOH処理回路18の出力を入力信号とするSFI−5送信回路15と、をそれぞれ備えている。
つぎに、図8に示した光受信装置の動作について説明する。同図において、デシリアライザ13は、DQPSK受信手段2からの2系統のデータ信号を16ビットに並列展開した後、OIF(Optical Internet Forum)において標準化されているSFI−5としてデスキューチャネルが1ビット追加された17並列データをOTNフレーマ16へ出力する。OTNフレーマ16は、SFI−5受信回路において、デシリアライザ13とOTNフレーマ16との間の17本のデータの遅延差を吸収し、デスキューチャネルを除いた16ビットの並列データをフレーム同期回路12へ出力する。フレーム同期回路12は上記実施の形態1で示した動作を行い、VkおよびUkを正常な論理と順序とする。その後、OTNフレーマ16は、OTNのOH処理等を行い、再びSFI−5送信回路15においてデスキューチャネルを追加して17本のデータを出力する。
以上説明したように、この実施の形態の光受信装置では、OTNフレーマに上記実施の形態1で示したフレーム同期回路を具備するように構成したので、ITU−T G.709勧告に示されたOTNフレームに搭載されたDQPSK信号を正しくかつ精度よく復号することができる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3にかかる光受信装置の構成を示す図である。同図の光受信装置では、図8に示したデシリアライザ13の構成に代えて、上記実施の形態1で示したフレーム同期回路12を具備するデシリアライザ19を備えるように構成される。また、この構成により、OTNフレーマ20には、一般的な2値伝送に使用される、通常のフレーム同期機能を有するフレーム同期回路21が具備されている。なお、その他の構成については、図8に示した実施の形態2の構成と同一または同等であり、これらの共通の構成部には、同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態のように、実施の形態1で示したフレーム同期回路は、OTNフレーマだけでなく、デシリアライザに設けてもよく、DQPSK信号を正しくかつ精度よく復号することができる光受信装置を得ることができるとともに、光受信装置を構成する際の、設計の柔軟性を確保することができる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4にかかる光受信装置の構成を示す図である。同図に示す光受信装置は、実施の形態1にかかる図6の構成において、まず、フレーム同期回路としては、通常のフレーム同期機能を有するフレーム同期回路21を具備する一方で、このフレーム同期回路21と2:m多重分離回路11との間に位相同期回路22を具備するように構成されている。また、位相同期回路22は、フレーム同期回路21の出力を入力信号とする位相検索回路23と、位相検索回路23の出力を入力信号とする位相制御回路24と、を備えている。なお、その他の構成については、図6に示す構成と同一あるいは同等であり、これらの共通の構成部には、同一符号を付してその説明を省略する。
つぎに、図10に示した光受信装置の動作について、図10および図11を参照して説明する。なお、図11は、図10に示した位相同期回路22におけるフレーム同期確立の処理手順を示すフローチャートである。
図10において、位相検索回路23は、フレーム同期回路21の状態信号に基づいてフレーム同期はずれを検出する。フレーム同期はずれを検出した位相検索回路23は、位相制御回路24への入力において、「Vkが奇数ビットで正論理」および「Ukが偶数ビットで正論理」の各状態に対応する制御を位相制御回路24に対して行い(図11のステップ101)、所定の検索時間の間この状態を保持する。このとき、所定の検索時間内に、フレーム同期回路21に生じていたフレーム同期はずれが解除された場合には、フレーム同期が確立されたものとして(図11のステップ102,Yes)、この制御を完了する。一方、所定の検索時間内にフレーム同期回路21に生じていたフレーム同期はずれが解除されない場合には、フレーム同期が確立されていないものとして(図11のステップ102,No)、つぎの状態、すなわち、位相制御回路24の入力において、「Vkが奇数ビットで正論理」および「Ukが偶数ビットで反転論理」の各状態に対応する制御を位相制御回路24に対して行う(図11のステップ103)。以下、順次、図11のステップ104〜S116のフローに基づいた制御を行って、フレーム同期はずれが解除される状態を検索する。なお、各状態において、フレーム同期はずれか否かを検索するための検索時間は、例えば、伝送フレームの平均同期確立時間のN倍(Nは正の整数)よりも大きな値に設定すればよい。
以上説明したように、この実施の形態の光受信装置における位相同期回路では、フレーム同期回路の同期はずれが生じた際に、例えばデータ信号のVkとUkの順序や論理を検索して制御するように構成したので、ITU−T G.709において示されるようなOTNフレームの伝送系にもDQPSK光伝送方式を適用することが可能となる。
また、この実施の形態においても、上述のOTNフレームにかかわらず、固定パターンを検出してフレーム同期をとることを前提とした伝送フレームであれば、上記の場合と同様な効果が得られるということはいうまでもない。
また、この実施の形態では、送信装置側から送信された2系統のデータ信号(Vk,Uk)に基づいて変調されたDQPSK信号を受信する場合の構成例について示したが、任意の3系統以上のデータ信号に適用することができる。
また、この実施の形態にかかる位相制御手法の適用対象は、DQPSK信号を初めとするDMPSK信号に限定されるものではなく、2以上の変調が施された2値および多値位相変調信号に対しても適用することが可能であり、例えば、M進変調信号(M=2k:kは自然数)のk系統の電気信号に対して適用することが可能である。
実施の形態5.
図12は、本発明の実施の形態5にかかる光受信装置の構成を示す図である。同図の光受信装置では、図8に示したOTNフレーマ16において、SFI−5受信回路17の出力側に、実施の形態4にかかる図10に示した位相同期回路22を備えるように構成される。この構成により、OTNフレーマ20には、一般的な2値伝送に使用される、通常のフレーム同期機能を有する簡易なフレーム同期回路21を具備させることができる。なお、その他の構成については、図8に示した実施の形態2の構成と同一または同等であり、これらの共通の構成部には、同一の符号を付してその説明を省略する。
このように構成した光受信装置であっても、上記実施の形態1〜4と同様に、DQPSK信号を初めとするDMPSK信号を受信して正しくかつ精度よく復号することができる。また、本実施の形態は、2以上の位相変調が施された多値位相変調信号に対しても適用することができ、実施の形態1〜4の場合と同等の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図13は、本発明の実施の形態6にかかる光受信装置の構成を示す図である。同図の光受信装置では、図9に示したデシリアライザ13の構成に代えて、実施の形態4にかかる図10に示した位相同期回路22を具備するデシリアライザ26を備えるように構成される。すなわち、図9に示した実施の形態3にかかるデシリアライザ13に具備されていたフレーム同期回路12の機能を実施の形態4にかかる位相同期回路22の機能で置換している。なお、その他の構成については、図9に示した実施の形態3の構成と同一または同等であり、これらの共通の構成部には、同一の符号を付してその説明を省略する。
このように構成した光受信装置であっても、上記実施の形態1〜5と同様に、DQPSK信号を初めとするDMPSK信号を受信して正しくかつ精度よく復号することができる。また、本実施の形態は、2以上の位相変調が施された多値位相変調信号に対しても適用することができ、実施の形態1〜5の場合と同等の効果を得ることができる。
実施の形態7.
図14は、本発明の実施の形態7にかかる光受信装置のフレーム同期回路の構成を示す図である。同図のフレーム同期回路27では、図6に示したフレーム同期回路12の構成において、モード設定信号をフレーム同期回路27に入力するような構成とされている。なお、その他の構成については、図6に示したフレーム同期回路27の構成と同一であり、それらの共通の構成部には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図14に示す構成によれば、例えば、奇数ビットがVkで正論理、かつ、偶数ビットがUkで正論理の場合に対応したフレームパターン検出回路1201のみを有効とすることで通常の2値変調を用いた光伝送システムに適用することができる。
同様に、奇数ビットがVkで正論理、かつ、偶数ビットがUkで正論理の場合に対応するフレームパターン検出回路1201と、奇数ビットがVkで反転論理、かつ、偶数ビットがUkで反転論理の場合に対応するフレームパターン検出回路1204の、双方を有効とすることで、DPSKを用いた光伝送システムに対応することができ、全てのフレームパターン検出回路1201〜1208を有効とすることでDQPSK信号を受信する光伝送システムに対応できる。
また、電気信号処理部のビットレートをより低下させるために、例えば、上述したような3系統のデータ信号(Vk,Uk,Wk)を用いる場合には、上記実施の形態1に示した48種類のフレームパターン検出回路を使用して、それらの全てを有効とすればよい。
以上説明したように、この実施の形態にかかる光受信装置のフレーム同期回路では、モード設定信号により有効とするフレームパターン検出回路を選択するよう構成したので、様々な変調方式を用いた光伝送システムに対応できる光受信装置を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる光受信装置は、多値位相変調信号を正しくかつ精度よく受信可能な光受信装置として有用である。
本発明の実施の形態1にかかる光受信装置の構成を示す図である。 図1に示した光受信装置とペアで用いられる光送信装置の一構成例を示す図である。 図1に示したDQPSK受信手段2の一構成例を示す図である。 ITU−T G.709勧告に示されたOTNにおける40Gbit/sの伝送フレームを示す構成図である。 FAOHの詳細フォーマットを示す図である。 図1に示した光受信装置の詳細な構成を示す図である。 「出力ポートの不確実性」および「論理の不確実性」に応じて変化するFAOHのビットの状態を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる光受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる光受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる光受信装置の構成を示す図である。 図10に示した位相同期回路におけるフレーム同期確立の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5にかかる光受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態6にかかる光受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる光受信装置のフレーム同期回路の構成を示す図である。
符号の説明
1 伝送路
2 DQPSK受信手段
3 多重分離手段
4 受信位相同期手段
5 フレーム処理手段
6 光カプラ
7,8 1ビット遅延干渉計
9,10 差動受光器
11 2:m多重分離回路
12 フレーム同期回路
13 デシリアライザ
14 2:16ビット多重分離回路
15 SFI−5送信回路
16,20 OTNフレーマ
17 SFI−5受信回路
18 OTNOH処理回路
19,26 デシリアライザ
21,27 フレーム同期回路
22 位相同期回路
23 位相検索回路
24 位相制御回路
28 光源
29 集積型マッハツェンダ変調器
30 符号化器
34,36 導波路
1201〜1208 フレームパターン検出回路
1209 位相制御回路
1210 位相判定回路
1211 同期保護回路
1212 フレーム計数回路

Claims (13)

  1. 受信した光M進信号(M=2k:kは自然数)をk個の電気信号に光電気変換して自身の出力ポートからk系統の電気信号として出力するM進信号受信手段と、
    前記k系統の電気信号をmビット(mは自然数)の並列データに多重分離する多重分離手段と、
    前記多重分離されたmビット並列データを構成する各ビットごとの論理(正論理、反転論理)と、該mビット並列データを構成する各ビットが属する系統と、をそれぞれ識別した識別結果に基づいて該mビット並列データの位相同期をとる受信位相同期手段と、
    前記受信位相同期手段から出力されるmビット並列データにて構成される伝送フレームの受信処理を行うフレーム処理手段と、
    を備えたことを特徴とする光受信装置。
  2. 受信した光M進信号(Mは2以上の整数)を2個の電気信号に光電気変換して自身の出力ポートから2系統の電気信号として出力するM進信号受信手段と、
    前記2系統の電気信号をmビット(mは自然数)の並列データに多重分離する多重分離手段と、
    前記多重分離されたmビット並列データを構成する各ビットごとの論理(正論理、反転論理)と、該mビット並列データを構成するビット列における各ビットが属する系統と、をそれぞれ識別した識別結果に基づいて、該mビット並列データにて構成される伝送フレームの同期をとるフレーム同期手段と、
    前記受信位相同期手段から出力される伝送フレームの受信処理を行うフレーム処理手段と、
    を備え、
    前記フレーム同期手段による前記伝送フレームの同期は、該伝送フレームを構成するビット列の奇数ビットおよび偶数ビットのそれぞれに対する論理の反転処理/非反転処理と、該奇数ビットと該偶数ビットの間の入れ替え処理と、を適宜選択することによって確保されることを特徴とする光受信装置。
  3. 前記多重分離手段は、2入力のデータ信号をmビットの並列データに変換する2:m多重分離回路にて構成され、
    前記フレーム同期手段は、
    前記2:m多重分離回路から出力されたmビット並列データにて構成される伝送フレームを入力として、該伝送フレームに含まれる所定のフレームパターンを検出するフレームパターン検出回路と、
    前記フレームパターン検出回路が検出した所定のフレームパターンがいずれの位相で検出されたか否かを判定する位相判定回路と、
    前記位相判定回路の判定結果に基づいて前記mビット並列データを構成するビット列の奇数ビットおよび偶数ビットのそれぞれに対する論理の反転処理/非反転処理および該奇数ビットと該偶数ビットの間の入れ替え処理を制御する位相制御回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の光受信装置。
  4. 前記フレームパターン検出回路は、前記所定のフレームパターンを構成するビット列における奇数ビットの論理(正論理、反転論理)、偶数ビットの論理(正論理、反転論理)および奇数ビットと偶数ビットとの間の順序に対する8通りのフレームパターンの組合せに対応した8種類のフレームパターン検出回路にて構成されることを特徴とする請求項3に記載の光受信装置。
  5. 前記多重分離手段は、1入力のデータ信号をmビットの並列データに変換する1:m多重分離回路にて構成され、
    前記フレーム同期手段は、
    前記1:m多重分離回路から出力されたmビット並列データにて構成される伝送フレームを入力として、該伝送フレームに含まれる所定のフレームパターンを検出するフレームパターン検出回路と、
    前記フレームパターン検出回路が検出した所定のフレームパターンがいずれの位相で検出されたか否かを判定する位相判定回路と、
    前記位相判定回路の判定結果に基づいて前記mビット並列データを構成するビット列の論理を制御する位相制御回路と、
    を備え、
    前記フレームパターン検出回路は、前記所定のフレームパターンを構成するビット列における論理(正論理、反転論理)に対する2通りのフレームパターンの組合せに対応した2種類のフレームパターン検出回路にて構成されることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  6. 前記フレーム同期回路を構成する複数のフレームパターン検出回路のうちの特定のフレームパターン検出回路を有効とするか無効とするかを個別に設定可能としたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の光受信装置。
  7. 前記多重分離手段は、2入力のデータ信号をmビットの並列データに変換する2:m多重分離回路にて構成され、
    前記フレーム同期手段は、
    前記2:m多重分離回路から出力されたmビット並列データにて構成される伝送フレームのフレーム同期はずれに応じた同期制御を行う位相同期回路と、
    前記位相同期回路から出力される伝送フレームの同期をとるフレーム同期回路と、
    を備え、
    前記位相同期回路は、
    前記フレーム同期回路から出力される状態信号に基づいて前記mビット並列データにて構成される伝送フレームのフレーム同期はずれが解除されるときの論理および信号順序を検索する位相検索回路と、
    前記位相検索回路の制御指示に従って前記mビット並列データを構成するビット列の奇数ビットおよび偶数ビットのそれぞれに対する論理の反転処理/非反転処理および該奇数ビットと該偶数ビットの間の入れ替え処理を制御する位相制御回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の光受信装置。
  8. 前記多重分離手段は、1入力のデータ信号をmビットの並列データに変換する1:m多重分離回路にて構成され、
    前記フレーム同期手段は、
    前記1:m多重分離回路から出力されたmビット並列データにて構成される伝送フレームのフレーム同期はずれに応じた同期制御を行う位相同期回路と、
    前記位相同期回路から出力される伝送フレームの同期をとるフレーム同期回路と、
    を備え、
    前記位相同期回路は、
    前記フレーム同期回路から出力される状態信号に基づいて前記mビット並列データにて構成される伝送フレームのフレーム同期はずれが解除されるときの論理および信号順序を検索する位相検索回路と、
    前記位相検索回路の制御指示に従って前記mビット並列データを構成するビット列に対する論理の反転処理/非反転処理を制御する位相制御回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  9. 前記位相制御回路に対して行われる前記位相検索回路からの制御指示は、所定の検索時間の間保持されることを特徴とする請求項7または8に記載の光受信装置。
  10. 前記位相検索回路は、前記フレーム同期はずれ時に該フレーム同期はずれが解除されるまでの間、前記mビット並列データを構成するビット列の奇数ビットおよび偶数ビットのそれぞれに対する論理の反転処理/非反転処理および該奇数ビットと該偶数ビットの間の入れ替え処理を所定の検索時間ごとに順次変更して行うことを特徴とする請求項7または9に記載の光受信装置。
  11. 前記位相検索回路は、前記フレーム同期はずれ時に該フレーム同期はずれが解除されるまでの間、前記mビット並列データを構成するビット列に対する論理の反転処理/非反転処理を所定の検索時間ごとに順次変更して行うことを特徴とする請求項8または9に記載の光受信装置。
  12. フレーム同期はずれか否かを検索するための検索時間は、前記mビット並列データにて構成される伝送フレームの平均同期確立時間のN倍(Nは正の整数)よりも大きな値に設定されることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一つに記載の光受信装置。
  13. 前記フレーム同期回路には、モード設定信号が入力され、該モード設定信号に基づいて前記フレームパターン検出回路の有効/無効が制御されることを特徴とする請求項3〜12のいずれか一つに記載の光受信装置。
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