本発明は、DQPSK変調又はDPSK変調による光信号を受信復調する光信号受信装置及び光信号受信制御方法に関する。
近年のインターネット(IP;Internet Protocol)等に代表されるデータ通信システムに於いては、データ通信の需要急増に対処する為に、周波数利用効率を向上させた通信方式として、強度変調差動4値位相シフトキーイング(IM−DQPSK;Intensity Modulation−Diferential Quadrature Phase Shift Keying)方式を適用した光通信システムが検討されている(例えば、非特許文献1,2,3参照)。
図11は、前述のIM−DQPSK変調方式を適用した従来の光信号送受信装置(光トランスポンダ)の説明図であり、100はフレーマ(Framer−LSI)、101は光受信部(40GOR)、102は直列変換部(SER)、103は多重分離部(DEMUX)、104はプリコーダ(DQPSK precoder)、105はDQPSK変調部(40G DQPSK OS)、106は光送信部(40GOS)、107は並列変換部(DES)、108は多重部(MUX)、109はDQPSK復調部(40G DQPSK OR)を示す。
又DQPSK変調部105は、その上方に概略内部構成を示すように、分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)111と、位相変調部112と、強度変調部113と、ドライバ(driver)とを含む構成を有し、位相変調部112は、位相変調器114,115とπ/2位相シフト部とにより構成されている。又DQPSK復調部109は、その下方に概略内部構成を示すものであるが、この概略内部構成は、光信号転送方向を反転した状態で図示している。このDQPSK復調部109は、π/4遅延干渉計116と、−π/4遅延干渉計117と、光電変換素子のフォトダイオード(PD)と、増幅器(amp)とを含む構成を有する。
40Gb/sのデータを、光信号に変換し、DQPSK変調方式に従って変調して送受信する場合に於いて、クライアント(Client)側からの光信号を光受信部101により受信して電気信号に変換すると共に、16並列(2.5Gb/s×16=40Gb/s)としてフレーマ100に入力する。なお、図に於ける伝送速度の表示には“b/s”を省略している。このフレーマは、SONET(Synchronous Optical Network)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、OTN(Optical Transport Network)等の伝送方式に従ったフレームに対するマッピング処理及びデマッピング処理を、16並列に変換したデータを用いて行う機能を備えている。
フレーマ100によるフレーム処理により、2.7Gb/s×16の並列データは、直列変換部102により変換した43Gb/sの直列データと21.5Gb/sのクロックCLKとを多重分離部103に入力し、1:2の分離により21.5Gb/sの信号Ik,Qkとして、プリコーダ104に入力し、所定の論理に従って信号ηk,ρkに変換してDQPSK変調部105に入力する。
プリコーダ104は、入力された同相信号Ikと直交信号Qkとを、前述のように信号ηk,ρkに変換するものであり、オア回路、アンド回路、インヒビット回路等を組み合わせた論理ゲート回路により構成することができる。このプリコーダ104により変換された信号ηk,ρk(21.5G data)をDQPSK変調部105に入力して、DQPSK光信号に変換し、ネットワーク(Network)側へ送信する。このDQPSK変調部105は、分布帰還型半導体レーザ111の出力光を2分岐し、その一方を位相変調器114に、他方をπ/2位相シフトして位相変調器115にそれぞれ入力し、プリコーダ104からの21.5Gb/sの信号ηk,ρkに従って位相変調し、合波して強度変調器113に入力し、21.5GHzのクロック(clock)により強度変調して、43Gb/sのIM−DQPSK光信号として送信する。このDQPSK変調部105の位相変調器114,115及び強度変調器113は、例えば、LiNbO3等の電気光学効果素子により構成されたマッハツェンダ(Mach−Zehnder)干渉計を用いた構成が一般的である。
又DQPSK復調部109に、ネットワーク(Network)側からのDQPSK光信号を入力して2分岐し、一方をπ/4遅延干渉計116に、他方を−π/4遅延干渉計117に入力する。各遅延干渉計116,117は、それぞれ光導波路による2本の光路長を相違させて変調光信号の1シンボル分に相当する遅延τを与える構成とすると共に、遅延干渉計116は、π/4の移相部をアーム上に構成し、遅延干渉部117は、−π/4の移相部をアーム上に構成している。各遅延干渉計116,117の各アームからの光信号は出力側カプラを介してそれぞれ一対の受光素子(PD)に入射され、光電変換により一方の遅延干渉計116側から同相信号Ikを出力し、他方の遅延干渉計117側から直交信号Qkを出力する。
多重部108は、DQPSK復調部109からの21.5Gb/sの信号Ik,Qkを多重化して43Gb/sの信号と21.5Gb/sのクロック(clock)とを並列変換部107に入力し、2.7Gb/s×16の並列信号に変換し、フレーマ100に入力する。このフレーマ100に於いては、前述のSONET,SDH,OTU等の伝送方式に従ったフレームからデマッピングした2.5Gb/s×16の並列信号を光送信部106に入力して、直列変換し且つ光信号に変換して、40Gb/sの光信号をクライアント(Client)側へ送信する。
前述の図11に示す構成に於ける光信号の送信側と受信側との要部構成を、図12に示すもので、121は送信処理部(OTN LSI)、122は光変調処理部(43G NB Mod(Tx側))、123は光信号受信処理部(43G NB Mod(Rx側))、124は受信処理部(OTN LSI)を示す。なお、SFI−5インタフェースは、OIF(Optical Interface Forum)のOIF−SFI5−01.02で規格化されている40Gb/s Serdes Framer Interface規格であり、光変調処理部122と送信処理部121、及び、光信号受信処理部123と受信処理部124を接続する並列信号インタフェースである。ここで、光変調処理部122と送信処理部121、および、光信号受信処理部123と受信処理部124とを接続する並列信号インタフェースはSFI−5に限らず、これに準ずるその他の信号インタフェースで構成する場合もある。
送信処理部121は、フレーマ等を含む構成を有し、又光変調処理部122は、直列変換部SERと、多重分離部1:2DMUXと、この多重分離部1:2DMUXにより分離したデータdataηk、dataρkを入力して位相変調器を制御するドライバdriverと、分布帰還型半導体レーザDFB−LDと、強度変調器とを含む構成を有するものである。この強度変調器から出力されるRZ−DQPSK光信号は、時間軸上のk、k+1、k+2、・・・のdataとして示すように、{Ik,Qk},{Ik+1,Qk+1}・・・として送信される。
又光信号受信処理部123は、π/4と−π/4との遅延干渉計と、光電変換素子PDと、増幅器ampと、クロック/データ再生及び多重化を行う多重処理部CDR+2:1MUXと、直並列変換部De−serializerとを含む構成を有し、図11に於けるπ/4遅延干渉計116と、−π/4遅延干渉計117と、光電変換素子PDと、増幅器ampと、多重部108と、並列変換部117とに相当する構成であり、多重処理部CDR+2:1MUXと直並列変換部De−serializerとは、それぞれ集積回路化されている。又受信処理部124は、図11に於けるフレーマ100と光送信部106とに相当する構成である。
光信号受信処理部123に於いて、π/4遅延干渉計側からの光電変換された信号Ak,Ak+1,・・・と、−π/4遅延干渉計側からの光電変換された信号Bk,Bk+1,・・・とを、多重処理部CDR+2:1MUXにより、Ak,Bk,Ak+1,・・・として示すように多重化して、直並列変換部De−serializerに転送し、この直並列変換部De−serializerにより16並列に変換し、SFI−5インタフェースを介してフレーマ(図11参照)を含む構成の受信処理部124に転送する。16並列に変換されて受信処理部124に転送される信号の配列順序は、並列化タイミングにより、Case1,2,3,4の中のCase1,Case2の組み合わせと、Case3,Case4の組み合わせとの何れかとなる。
図13の(a),(b),(c)は、図12の(a),(b),(c)に於ける受信状態を示し、図13の(a)は、光信号受信処理部123のAチャネル(Ach)側の信号と、Bチャネル(Bch)側の信号との各種の条件による受信状態を示す。同図に於いて、二重丸印を所望の受信状態とすると、丸印は、AチャネルとBチャネルとの何れか一方又は両方の信号が所望の受信状態に対して論理反転となっている状態を示し、又三角印は、論理反転とビットスワップとによる状態を示し、又菱形印は、ビットスワップの状態を示す。又×印は、同期引き込み等の受信処理が不可能となる状態を示す。
図13の(b)、(c)は光信号受信処理部123の直並列変換部出力と受信処理部124間の16並列信号インタフェースに於ける受信状態を示している。光信号受信処理部123での光電変換、クロック/データ再生及び多重化、直並列変換部による信号配列順序により、Case1〜Case4の何れかの状態となり、Case1,Case2に対して、Case3,Case4は、1ピット分シフトした場合に相当する。その為、Case1,Case2に対しては、図13の(b)、Case3,Case4に対しては図13の(c)の受信状態となる。この場合も、二重丸印を所望の受信状態とすると、図13の(a)の場合と同様に、丸印、三角印、菱形印、×印の受信状態となる場合が発生する。
前述のように、二重丸印の所望の受信状態の場合は、正常に光信号の受信処理が可能で、フレーム同期確立ができるが、所望の受信状態以外の場合は、フレーム同期引込みが不可能となり、従って、正常な受信処理ができない問題がある。又初期立ち上げ時に、各部の機能を詳細に設定して、所望の受信状態としても、経年変化や温度変化等により、各部の動作状態が変化した場合には、再設定が必要となる問題がある。
本発明は、前述の従来の問題点を解決するもので、所望の受信状態となるように自動的に制御可能とする。
本発明の光信号受信装置は、DQPSK変調された光信号を受信復調処理する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する複数の遅延干渉計及び光電変換素子を含む受信復調部と、前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部から転送された多重化信号を並列化する並列化部と、該並列化部により並列化された信号を入力してフレーム同期処理を含むフレーム処理を行う受信処理部とを備え、該受信処理部は、フレーム同期をとる為のフレーム同期回路部と、前記並列化された信号を基に受信状態を識別する受信状態識別回路と、該受信状態識別回路により識別した所望の受信状態以外の受信状態に対応し、且つ前記並列化部に於ける並列化タイミングによる受信状態に対応して、論理反転処理、ビット遅延処理、ビットスワップ処理を行う論理処理回路とを含む構成を有するものである。
又前記受信処理部の前記論理処理回路は、前記受信状態識別回路により識別した受信状態に対応して、前記並列化部により並列化されて入力された信号対応に論理反転するか否かを制御する論理反転回路部と、前記並列化されて入力された信号を1ビット遅延させるか否かを制御するセレクタと遅延回路とを含む1ビット遅延回路部と、前記並列化されて入力された信号の隣接チャネル間でビット交換する切替回路を含むビットスワップ回路部とを含む構成を有するものである。
又前記受信処理部は、前記並列化部により並列化されて入力されたフレーム同期パターンと、受信状態対応の比較パターンとを比較して受信状態を識別する受信状態識別回路と、該受信状態識別回路による所望の受信状態以外の受信状態識別結果に応じて、前記論理反転回路部と前記1ビット遅延回路部と前記ビットスワップ回路部との少なくとも何れかを制御し、且つ前記フレーム同期回路部によるフレーム同期確立ができない時に、前記並列化部に於ける並列化タイミングによる受信状態に対応して、前記論理反転回路部と前記1ビット遅延回路部と前記ビットスワップ回路部との少なくとも何れかを制御する制御部を備えている。
又前記受信復調部のπ/4遅延干渉計と−π/4遅延干渉計との位相差をπ/2に維持可能の構成として、前記受信処理部の前記受信状態識別回路の受信状態対応の比較パターンを、前記所望の受信状態を含めて4種類とし、該4種類の比較パターンと前記並列化部により並列化されて入力されたフレーム同期パターンとを比較して識別した受信状態に対応して、前記論理反転回路部と前記1ビット遅延回路部と前記ビットスワップ回路部との少なくとも何れかを制御し、且つ前記フレーム同期回路部によるフレーム同期確立ができない時に、前記並列化部に於ける並列化タイミングによる受信状態に対応して、前記論理反転回路部と前記1ビット遅延回路部と前記ビットスワップ回路部との少なくとも何れかを制御する制御部を備えている。
又本発明の光信号受信制御方法は、DQPSK変調された光信号を受信復調処理する光信号受信制御方法に於いて、受信したDQPSK光信号を受信復調部により同相信号と直交信号との電気信号に変換し、前記同相信号と前記直交信号とを多重化部により多重化して並列化部へ転送し、該並列化部により並列化して受信処理部へ転送し、該受信処理部に於いて、前記並列化した信号と比較パターンとを比較して受信状態を識別し、所望の受信状態以外の受信状態に対応し、且つ前記並列化部に於ける並列化タイミングに従った受信状態に対応して、論理反転処理、1ビット遅延処理、ビットスワップ処理の少なくとも何れかの処理を行い、該処理をフレーム同期確立となるまで繰り返す過程を含むものである。
又前記受信処理部は、前記並列化部により並列化されて入力されたフレーム同期パターンと、受信状態対応の比較パターンとを比較して受信状態を識別し、所望の受信状態以外の受信状態識別結果に応じて、論理反転処理、1ビット遅延処理、ビットスワップ処理との少なくとも何れかの処理を行い、且つフレーム同期確立ができない時に、並列化タイミングによる受信状態に対応して、前記論理反転処理と前記1ビット遅延処理と前記ビットスワップ処理との少なくとも何れかの処理を行い、フレーム同期確立となるまで繰り返す過程を含むものである。
光信号を受信復調した同相信号と直交信号とを多重化して転送し、その多重化信号を並列化して受信処理部に入力して、光信号の受信処理を行う時に、同相信号と直交信号との多重化の順序と、多重化信号の並列化タイミングとの関係で、受信状態(1)と受信状態(2)との何れかになり、これを判定することができないから、例えば、受信状態(1)に対応した受信状態を識別して、論理反転処理、1ビット遅延処理、ビットスワップ処理を行って、フレーム同期確立が可能か否かを判定し、フレーム同期確立ができない場合、受信状態(2)として、論理反転処理、1ビット遅延処理、ビットスワップ処理を行うもので、各種の受信状態に対応して、所望の受信状態となるように自動的に制御することができる。
本発明の光信号受信装置は、図1を参照すると、DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する複数の遅延干渉計及び光電変換素子を含む受信復調部1と、同相信号と直交信号とを多重化する多重化部6と、多重化部6から転送された多重化信号を並列化する並列化部8と、この並列化部8により並列化された信号を入力してフレーム同期処理を含むフレーム処理を行う受信処理部9とを備え、この受信処理部9は、フレーム同期をとる為のフレーム同期回路部9cと、並列化された信号を基に受信状態を識別する受信状態識別回路9dと、この受信状態識別回路9dにより識別した所望の受信状態以外の受信状態に対応し、且つ並列化部8に於ける並列化タイミングによる受信状態に対応して、論理反転処理、ビット遅延処理、ビットスワップ処理を行う論理処理回路9aとを含む構成を有するものである。
又本発明の光信号受信制御方法は、受信したDQPSK光信号を受信復調部1により同相信号と直交信号との電気信号に変換し、同相信号と直交信号とを多重化部6により多重化して並列化部8へ転送し、この並列化部8により並列化して受信処理部9へ転送し、この受信処理部9に於いて、並列化した信号と比較パターンとを比較して受信状態を識別し、所望の受信状態以外の受信状態に対応し、且つ並列化部8に於ける並列化タイミングに従った受信状態に対応して、論理反転処理、1ビット遅延処理、ビットスワップ処理の少なくとも何れかの処理を行い、これらの処理をフレーム同期確立となるまで繰り返す過程を含むものである。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1はDQPSK光信号を受信して復調する受信復調部(DQPSK OR)、2は干渉計制御部、3,4はクロック再生部(CDR A,CDR B)、5はクロック再生制御部(CDR cont.)、6は2:1の多重化部(MUX)、7は多重化制御部(MUX cont.)、8は並列化部(DES;De−Serializer)、9は受信処理部、9aは論理処理部、9bはフレーム処理部、9cはフレーム同期回路部、9dは受信状態識別回路、10は制御部を示す。なお、この実施例1に於いては、40Gb/sのDQPSK信号について説明するが、これ以上の伝送速度とした場合に対しても、本発明を適用することができる。
受信処理部9は、論理処理部9aと、フレーム処理部9bと、フレーム同期回路部9cと、受信状態識別回路9dとを含む構成と共に、LOF(Loss of Frame)/OOF(Out of Frame)検出機能を有するものであり、そのLOF/OOF検出情報を、点線矢印で示すように制御部10に転送する。なお、受信処理部9は、2.7G×16及び2.5G×16として示すように、並列化部8により並列化した16並列データを入出力処理する構成の場合を示しているが、回路素子の動作速度の向上により、並列数を少なくして処理する構成とすることも可能である。又回線容量の増大化に伴い、並列処理数を更に増加させることも可能である。又制御部10は、受信処理部9からの点線矢印で示すLOF/OOF検出情報が消滅するまで、干渉計制御部2を介して点線矢印の干渉計バイアス制御として示すように遅延干渉計のバイアス電圧或いは温度の制御を行い、又クロック再生制御部5を介して点線矢印の論理反転制御として示すようにデータの論理反転制御を行い、又多重化制御部7を介して点線矢印のMUXのタイミング制御として示すように、2:1の多重化処理順序の制御を行うものである。
その場合、(a)クロック再生制御部5により、クロック再生部3,4のクロックの論理反転制御を行い、(b)多重化制御部7により多重化部6の多重化タイミングを制御し、(c)DQPSK復調部1のπ/4遅延干渉計及び−π/4遅延干渉計を、干渉計制御部2からバイアス電圧や温度等を制御して最適動作点となるように調整する。この場合、+π/2±nπ又は−π/2±nπの位相制御を行うもので、干渉計制御部2による調整制御手段は、既に知られている各種の手段を適用することができる。そして、前述の制御(a),(b),(c)を、受信処理部9からのLOF/OOF検出情報が消滅するまで繰り返す。
例えば、DQPSK信号受信状態を示す図13の(a)に於いて、受信復調部1のAチャネル(Ach)とBチャネル(Bch)とからの同相信号Ikと直交信号Qkとについて、二重丸印の所望の受信状態、丸印の論理反転により受信可能となる状態、三角印のビットスワップと論理反転との組み合わせにより受信可能となる状態、菱形印のビットスワップにより受信可能となる状態及び×印の受信不可能の状態を、受信処理部9の受信状態識別回路9dにより識別するもので、二重丸印の所望の受信状態の場合は、受信処理部9のフレーム同期回路部9cに於けるフレーム同期引込みが可能となる。このような所望の受信状態の場合は、制御部10による各部の制御は行わない。
又丸印の受信状態の場合は、AチャネルとBチャネルとの信号の何れか一方又は両方の位相が反転している状態であり、この受信状態ではフレーム同期引込みができないので、制御部10からクロック再生制御部5を介してクロック再生部3,4を制御し、論理反転となる制御により、所望の受信状態の位相関係に戻すことができる。又三角印の受信状態の場合は、論理反転状態且つビットスワップ状態であるから、論理反転制御とビットスワップ制御とを行って、所望の受信状態とすることができる。又菱形印の受信状態の場合は、ビットスワップ状態であるから、ビットスワップ制御により、所望の受信状態とすることができる。
又×印の受信状態の場合、フレーム同期引込みが全くできない状態であり、前述の制御(a),(b),(c)を繰り返し、制御部10から干渉計制御部2を介して、遅延干渉計を最適動作点となるように制御し、且つ所望の受信状態となるように、制御部10により各部を制御することができる。前述の制御により、所望の受信状態となるように制御して、DQPSK信号の受信復調処理が可能となる。
前述の×印の受信状態の場合は、少なくとも受信復調部1の遅延干渉計の制御を行うものであり、π/4遅延干渉計と−π/4遅延干渉計とをπ/2の位相差で動作するように構成した場合は、この×印の受信状態となることがないので、運用中の制御は容易となる。又二重丸印の所望の受信状態以外の受信状態に於ける論理反転制御を、クロック再生部3,4を制御して行うことができるが、受信処理部9の論理処理部9aに於いて行うことができる。又ビットスワップ制御及び1ビット遅延制御は、論理処理部9aに於いて行う構成とすることができる。
図2は、受信処理部9の内部構成を示すもので、21は論理反転回路部、22は1ビット遅延回路部、23はビットスワップ回路部、24はフレーム処理部、25はフレーム同期回路部、26はDQPSK信号の受信状態識別回路、27は制御部を示す。又論理反転回路部21のEOR01〜EOR16は排他的論理和回路、Odd ch.は奇数チャネル設定部、Even ch.は偶数チャネル設定部を示し、1ビット遅延回路部22のSELはセレクタ、SEL cont.はセレクタ制御部、Dは1ビットの遅延回路(Delay)を示し、ビットスワップ回路部23のSWは切替回路、SW cont.は切替制御部を示す。
論理反転回路部21と1ビット遅延回路部22とビットスワップ回路部23とは、図1に於ける論理処理部9aに相当するものであり、並列化部8(図1参照)により、2.7G×16として示す16並列に変換された同相信号と直交信号とからなる復調信号が受信処理部9に入力され、論理反転回路部21と、1ビット遅延回路部22と、ビットスワップ回路部23とを介して、フレーム処理部24とフレーム同期回路部25とDQPSK信号の受信状態識別回路26とに入力される。
又フレーム同期回路部25は、ITU−TG.709勧告に示されたOTN(Optical Transport Network)の場合、OTU(Optical Transport Unit)のオーバヘッド部に、フレーム同期ビットとして、FAS(Frame Alignment Signal)バイトが規定されており、OA1(“11110110”)と、OA2(“00101000”)とを、OA1,OA1,OA1,OA2,OA2,OA2として受信できた時、フレーム同期状態と判定する機能を備えている。なお、FASは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、SONET(Synchronous Optical Network)に於けるフレームのオーバヘッドの同期バイトA1,A2に相当するから、その場合は、OTUk−FAS検出によるフレーム同期回路部は、SDH、SONETの伝送方式に於ける同期バイトA1,A2を検出する構成とすることができる。
又DQPSK信号の受信状態識別回路26は、フレーム同期回路部25に対する入力信号(16並列)を入力し、制御部27からのOTUk−FAS比較バイト設定に従って、OTUk−FASの比較により受信状態を識別するものであるが、フレーム同期回路部25を、16並列処理によるフレーム同期検出を行う構成とした場合、それぞれの検出結果を基に受信状態を識別する構成とすることも可能である。そして、識別した受信状態の情報を制御部27に通知する。この制御部27の機能を、図1に示す制御部10に設けて、受信状態情報に基づいて各部を制御する構成とすることもできる。
制御部27は、DQPSK信号の受信状態識別回路26による受信状態の通知内容に従って論理反転設定、1ビット遅延設定、ビットスワップ設定を行うと共に、受信復調部1の遅延干渉計の制御を行うものであり、例えば、奇数チャネル設定部Odd ch.に論理“1”を設定すると、奇数番目の排他的論理和回路により論理反転することができる。又1ビット遅延設定を行うと、1ビット遅延回路22のセレクタ制御部SEL cont.によりセレクタSELが制御されて、16並列変換前の直列の信号系列が1ビット遅延された後に、16並列に変換された状態とするもので、排他的論理和回路EOR01〜EOR16の出力信号が、EOR02〜EOR16,EOR01の出力信号として、ビットスワップ回路部23に入力される。その時に、1ビット遅延回路Dにより、排他的論理和回路EOR16の出力信号を1ビット遅延させて、排他的論理和回路EOR01の出力位置に出力する。
又ビットスワップ回路部23は、16並列の隣接ビットの交換を行うものであり、図1に於ける多重化部6の多重化タイミング制御によるビット配列順序の制御と等価な制御であり、従って、このビットスワップ回路部23を設けた構成に於いては、図1に於ける多重化タイミング制御手段を省略することも可能である。
図3は、前述の図1又は図2に於ける受信状態と制御内容とを示し、又論理状態制御のBSはビットスワップ制御、1Dは1ビット遅延制御、MZIは干渉計制御を示し、チェックマークは論理状態制御を行うことを示す。図1に於ける並列化部8により16並列に変換して受信処理部9に入力する16ビットパターンを、DQPSK比較パターンとし、項番1〜16として16種類について示す。例えば、項番13に於けるDQPSK比較パターン“1111 0110 0010 1000”の場合、受信状態(1)及び受信状態(2)(図12及び図13参照)に於いて、二重丸印で示す所望の受信状態とすると、受信状態(1)に於いては、直列の奇数番目と偶数番目との信号順序はIk,Qk、又受信状態(2)に於いては、直列の奇数番目と偶数番目との信号順序はQk,Ik+1となる(図12に於けるRZ−DQPSK光信号の時間軸上の表示参照)。この所望の受信状態の場合、フレーム同期引込みが可能であり、フレーム同期回路部25からのフレーム同期信号をフレーム処理部24に入力する。
又項番1,2,5,6,11,12,15,16に於いては、×印の受信状態の場合を示し、受信状態(1),(2)の何れであるかにかかわらず、干渉計制御MZIを行うもので、図1に於ける制御部10から干渉計制御部2を介して干渉計のバイアス制御或いは温度制御を行う。それにより、三角印、菱形印、丸印の受信状態或いは二重丸印の受信状態となるように制御する。又項番3の三角印の受信状態の場合、受信状態(1)であると、偶数番目の論理反転とビットスワップBSとを行う。この場合、論理反転回路部21の偶数チャネル設定部Even ch.に“1”を設定して、排他的論理和回路により論理反転を行い、又切替制御部SW cont.により切替回路SWを制御して、奇偶数チャネル入れ換えを行う。又受信状態(2)であると、奇数番目の論理反転とビットスワップBSと1ビット遅延との制御を行う。
又項番4の菱形印の受信状態の場合、受信状態(1)であると、ビットスワップ制御BSと行い、受信状態(2)であると、ビットスワップ制御BSと1ビット遅延制御1Dとを行う。又項番9の丸印の受信状態の場合、受信状態(1)であると、奇数チャネルの論理反転制御を行い、受信状態(2)であると、偶数チャネルの論理反転制御を行う。
前述のように、受信状態(1),(2)に対応して、各部を制御することにより、所望の受信状態となるようにすることができるから、運用開始時は勿論のこと、運用中の各種の条件変化に対しても、受信状態を判定して、それに対応した制御により、所望の受信状態とすることが可能となる。
図4は、本発明の実施例2のフローチャートを示し、π/4遅延干渉計と−π/4遅延干渉計(図1参照)との位相差をπ/2に維持できる構成とした場合であり、図5は、その場合の受信状態と制御内容とを示す。即ち、遅延干渉計の制御を含める必要がないことにより、図3に於ける×印の受信状態を除くことができるから、図5に示すように、二重丸印と、丸印と、三角印と、菱形印との受信状態となり、受信状態(1),(2)に対応した制御内容は、項番1〜8の8種類となる。この場合もDQPSK比較パターン“1111 0110 0010 1000”と一致する場合を、項番7の二重丸印で示す所望の受信状態とする。
図4に於いては、先ず、DQPSK比較パターンの初期設定を行う(A1)。この場合、DQPSK比較パターンPは、P←1として示すように、図5の項番1を示す場合、パターン“1010 1100 0100 0001”を設定することになる。このように項番に対応したDQPSK比較パターンPを設定する(A2)。即ち、図2に於ける制御部27の制御により、DQPSK信号受信状態識別回路26に、OTUk−FAS比較バイト設定として示すように設定し、パターン一致か否かを判定する(A3)。パターン一致の場合、パターンPに対応した受信状態(1)の制御を行う(A4)。例えば、項番1のDQPSK比較パターンと一致した場合、受信状態は三角印であり、受信状態(1)を想定した制御内容は、偶数チャネルの論理反転制御と、ビットスワップ制御であるから、図2に於ける論理反転回路部21を制御して、偶数チャネルの論理反転を行い、且つビットスワップ回路部23とを制御して、隣接チャネル間のビット交換をすることになる。
そして、OTU(Optical Transport Unit)3フレーム同期確立か否かを判定する(A5)。即ち、図2に於けるフレーム同期回路部25に於いてフレーム同期確立が行われたか否かを判定する。もし、フレーム同期確立が行われた場合は、所望の受信状態となったことを示すから、この制御処理を終了する。又ステップ(A3)に於いてパターン一致が検出されない場合は、P+1により(A6)、図5に於ける項番を1から2に変更し、その項番2に対応する比較パターンを設定して(A2)、バターン一致か否かを判定する(A3)。パターン一致となるまで、前述の処理を繰り返す。
又パターン一致により、受信状態(1)の制御を行い(A4)、フレーム同期回路部25によりフレーム同期確立ができたか否かを判定し(A5)、フレーム同期確立ができない場合、パターンP対応の受信状態(2)の制御を行う(A7)。そして、フレーム同期確立ができたか否かを判定し(A8)、フレーム同期確立ができれば、所望の受信状態となったことを示すから、その制御処理を終了し、フレーム同期確立ができない場合は、ステップ(A6)からステップ(A2)に移行して、前述の制御処理を繰り返す。なお、図3及び図5に示す項番に対応したDQPSK比較パターンの順序は一例であり、他の順序であっても同様である。
前述の制御処理に於いては、DQPSK比較パターンを順次選択して受信状態を識別するものであるが、DQPSK信号の受信状態識別回路26に、項番1〜8対応の8種類の比較パターンを設定して、何れの比較パターンと一致するかにより、受信状態を識別することも可能である。
図6は、本発明の実施例3の受信状態の説明図であり、同図の(A)は、受信処理部1(図1参照)のπ/4遅延干渉計と−π/4遅延干渉計とを制御部10を介して制御する場合の受信状態を示し、前述のように、二重丸印を所望の受信状態とし、丸印と、三角印と、菱形印と、×印とにより示す16通りの受信状態となる。これに対して、π/4遅延干渉計と−π/4遅延干渉計との位相差を、約π/2に維持できる構成の場合は、×印の受信状態とならないので、図6の(B)のそれぞれ四角枠で示す1個の二重丸印と、1個の丸印と、2個の三角印との4状態となる。
更に、多重化部6(図1参照)に於ける多重化の位相が完全に固定された場合でも、並列化部8により16並列に分配する時に、フレーム同期等を基に先頭位置を特定することができないから、受信処理部9に於いては、前述のように、受信状態(1)又は受信状態(2)となる。従って、受信処理部9に入力される16並列の信号が、受信状態(1)又は受信状態(2)に対応することから、図6の(c)又は(D)に示す四角枠内の1個の二重丸印と、1個の丸印と、2個の三角印との4状態となる。
図7は、前述の4状態に対応した制御内容を示すもので、項番1〜4の4種類のDQPSK比較パターンを選択設定して、受信状態を識別することができ、受信状態に対応して、図2に於ける論理反転回路部21と、1ビット遅延回路部22と、ビットスワップ回路部23とを制御することになる。例えば、項番1は、図3に於ける項番3に対応し、三角印の受信状態であるから、受信状態(1)の場合は、論理反転回路部21による偶数チャネルの論理反転制御と、ビットスワップ回路部23によるビットスワップ制御とを行い、又受信状態(2)の場合は、論理反転回路部21による奇数チャネルの論理反転制御と、ビットスワット回路部23によるビットスワップ制御と、1ビット遅延回路部22による1ビット遅延制御とを行うことにより、二重丸印の所望の受信状態となるように制御することができる。又項番3は、図3に於ける項番10に対応し、受信状態(1),(2)に於いて、それぞれ論理反転回路部21による奇数チャネルと偶数チャネルとの論理反転制御を行うことになる。
この場合の受信状態識別は、1個の二重丸印と、1個の丸印と、2個の三角印との合計4種類のDQPSK比較パターンを用いることにより行うことができるから、DQPSK信号受信状態識別回路26(図2参照)に4種類のDQPSK比較パターンを設定して、並列比較により、受信状態の識別処理を迅速化することができる。
図8は、本発明の実施例4の要部説明図であり、図1に於ける受信処理部9の内部構成について示し、31は論理反転回路部、32は1ビット遅延回路部、33はビットスワップ回路部、34はフレーム処理部、35はフレーム同期回路部、36はDQPSK信号の受信状態識別回路、37は制御部を示す。又論理反転回路部31のEOR01〜EOR16は排他的論理和回路、Odd ch.は奇数チャネル設定部、Even ch.は偶数チャネル設定部を示し、又1ビット遅延回路部32のSELはセレクタ、SEL cont.はセレクタ制御部、Dは1ビットの遅延回路(Delay)を示し、又ビットスワップ回路部33のSWは切替回路、SW cont.は切替制御部を示す。
1ビット遅延回路部32と論理反転回路部31とビットスワップ回路部33とは、図1に於ける論理処理部9aに相当するものであり、並列化部8(図1参照)により、2.7G×16として示す16並列に変換された同相信号と直交信号とからなる復調信号が受信処理部9に入力され、1ビット遅延回路部32と、論理反転回路部31と、ビットスワップ回路部33とを介して、フレーム処理部34とフレーム同期回路部35とDQPSK信号の受信状態識別回路36とに入力される。
図9は、π/4遅延干渉計と−π/4遅延干渉計(図1参照)との位相差をπ/2に維持できる構成とした場合、前述のように、遅延干渉計の制御を含める必要がないことにより、図3に於ける×印の受信状態を除くことができる。従って、図示のように、二重丸印と、丸印と、三角印と、菱形印との受信状態となり、受信状態(1),(3)に対応した制御内容は、項番1〜8の8種類となる。この場合もDQPSK比較パターン“1111 0110 0010 1000”と一致する場合を、項番7の二重丸印で示す所望の受信状態とする。なお、図5に於ける受信状態(1)と同様の受信状態(1)については、制御内容は同一となるが、受信状態(3)は、図5に於ける受信状態(2)と同様ではあるが、図8に示すように、1ビット遅延回路部32の後段に論理反転回路部31を接続していることにより、制御内容は異なったものとなる。
図10は、本発明の実施例4のフローチャートを示し、先ず、DQPSK比較パターンの初期設定を行う(B1)。この場合、DQPSK比較パターンPは、P←1として示すように、図9の項番1を示す場合、パターン“1010 1100 0100 0001”を設定することになる。このように項番に対応したDQPSK比較パターンPを設定する(B2)。即ち、図8に於ける制御部37の制御により、DQPSK信号受信状態識別回路36に、OTUk−FAS比較バイト設定として示すように設定し、パターン一致か否かを判定する(B3)。パターン一致の場合、パターンPに対応した図9に示す受信状態(1)の制御を行う(B4)。例えば、項番1のDQPSK比較パターンと一致した場合、受信状態は三角印であり、受信状態を想定した制御内容は、偶数チャネルの論理反転制御と、ビットスワップ制御であるから、図8に於ける論理反転回路部31を制御して、偶数チャネルの論理反転を行い、且つビットスワップ回路部33とを制御して、隣接チャネル間のビット交換をすることになる。
そして、OTU(Optical Transport Unit)3フレーム同期確立か否かを判定する(B5)。即ち、図8に於けるフレーム同期回路部35に於いてフレーム同期確立が行われたか否かを判定する。もし、フレーム同期確立が行われた場合は、所望の受信状態となったことを示すから、この制御処理を終了する。又本ステップに於いてパターン一致が検出されない場合は、P+1により(B6)、図9に於ける項番を1から2に変更し、その項番2に対応する比較パターンを設定して(B2)、バターン一致か否かを判定する(B3)。このステップ(B3)に於けるパターン一致が得られるまで、前述の処理を繰り返す。
又パターン一致により、受信状態(1)の制御を行い(B4)、フレーム同期回路部35によりフレーム同期確立ができたか否かを判定し(B5)、フレーム同期確立ができない場合、受信状態(1)の制御に加えて、図8に於ける1ビット遅延回路部32を制御する(B7)。これは図9の受信状態(3)の制御に相当する。そして、フレーム同期確立ができたか否かを判定し(B8)、フレーム同期確立ができれば、所望の受信状態となったことを示すから、その制御処理を終了し、フレーム同期確立ができない場合は、ステップ(B6)により、次の項番に移行する処理を行って、前述の制御処理を繰り返す。なお、図9に示す項番に対応したDQPSK比較パターンの順序は一例であり、他の順序であっても同様である。
前述の制御処理に於いては、DQPSK比較パターンを順次選択して受信状態を識別するものであるが、DQPSK信号の受信状態識別回路36に、項番1〜8対応の8種類の比較パターンを設定して、何れの比較パターンと一致するかにより、受信状態を識別することも可能である。
本発明の実施例1の説明図である。
本発明の実施例1の要部説明図である。
本発明の実施例1の受信状態と制御内容との説明図である。
本発明の実施例2のフローチャートである。
本発明の実施例2の受信状態と制御内容との説明図である。
本発明の実施例3の受信状態の説明図である。
本発明の実施例3の受信状態と制御内容との説明図である。
本発明の実施例4の要部説明図である。
本発明の実施例4の受信状態と制御内容との説明図である。
本発明の実施例4のフローチャートである。
従来の光信号送受信装置の説明図である。
従来の光信号送信部と光信号受信部との要部説明図である。
受信状態の説明図である。
符号の説明
1 受信復調部(DQPSK OR)
2 干渉計制御部
3,4 クロック再生部(CDR A,CDR B)
5 クロック再生制御部(CDR cont.)
6 多重化部(MUX)
7 多重化制御部(MUX cont.)
8 並列化部(DES)
9 受信処理部
9a 論理処理部
9b フレーム処理部
9c フレーム同期回路部
9d 受信状態識別回路
21 論理反転回路部
22 1ビット遅延回路部
23 ビットスワップ回路部
24 フレーム処理部
25 フレーム同期回路部
26 DQPSK信号受信状態識別回路
27 制御部