JP4962380B2 - 光通信装置及び光通信システムにおけるパス設定方法 - Google Patents

光通信装置及び光通信システムにおけるパス設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、光通信システムにおけるパス設定技術に関する。
現在の光通信システムにおいては、各通信局舎間を波長多重伝送路により接続しておき、トラフィック需要に応じて、各通信局舎において必要な接続を行いパスの設定を行っている。この接続は、各通信局舎に設置した光クロスコネクト装置又は光ADM(Add−Drop Mutiplexer)装置が行っている。
従来、新たなパスを設定するために、当該パスが経由する各通信局舎の光クロスコネクト装置又は光ADM装置に対して、外部装置から個別に接続コマンドを発行していた。しかしながら、現在、パケットベースのネットワークにおけるMPLS(Multi−Protocol Label Switching)の考え方を、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)のパスや、波長パスに拡張したGMPLS(Generalized MPLS)の標準化が行われている(例えば、非特許文献1、参照。)。
また、現在のGMPLSにおいて、隣接ノード間で波長を特定するために使用するラベルは、当該隣接ノード間で定義するものであり、ネットワークの全ノードが一意にその波長を特定するものではないが、ネットワークの全ノードが一意にその波長を特定するラベルを使用することも提案されている(例えば、非特許文献2、参照。)
光クロスコネクト装置や光ADM装置といった接続機能を有する各通信装置において、光信号を電気信号に一切変換することなく波長パスの設定を行うためには、波長パスの全経路に渡り同一波長を使用する必要が有る。(以後、この制約を波長制約と呼ぶ。)つまり、新たに設定する波長パスに使用する特定の波長が、その経路上の総ての光伝送路において未使用でなければ、波長パスの設定ができないことになる。現在のところ、この波長制約を回避するために、光通信装置において、波長変換のための光−電気−光変換を行っている。
しかしながら、各通信装置において光−電気−光変換を行うことは通信装置のコストを押し上げ、よって、光通信システム全体のコストを押し上げることになる。このため、各通信装置において光−電気−光変換を行うのではなく、可能な限り同一波長を使用して波長パスを設定することが望まれている。
一方、例えば、波長パスの全経路に渡って同一波長が使用できるとしても、光−電気−光変換を行うことなく長距離伝送を行うと、例えば、光信号の信号対雑音比が劣化して信号品質の劣化が生じることになる(以後、この制約を伝送品質制約と呼ぶ。)ため、波長パスの設定においては、必要に応じて光−電気−光変換が必要となる。
したがって、本発明は、光通信システムのコストを抑え、かつ、波長制約と伝送品質制約を考慮した波長パスの設定を可能とする光通信装置と、光通信システムにおけるパス設定方法を提供することを目的とする。
本発明における光通信装置によれば、
複数の光インタフェースと、複数の光電気光変換回路を備えた光電気光変換手段と、光インタフェースと、光インタフェース又は光電気光変換回路とを、波長レベルで接続する光クロスコネクト手段と、光クロスコネクト手段における波長レベルの接続の設定制御を行う制御手段とを備えている光通信装置であって、該制御手段は、新たなパスを設定する場合、該パスにおいて自装置の次に位置する光通信装置にパスメッセージを送信し、該パスメッセージは、該パスが経由する光通信装置において、光クロスコネクト手段により接続すべき光インタフェースを特定する情報と、該パスが経由する光通信装置のうち、光電気光変換を行う光通信装置を示す情報とを含んでいることを特徴とする。
また、本発明の光通信装置における他の実施形態によれば、
該制御手段は、他の光通信装置から受信したパスメッセージに、自装置において光電気光変換を行うことが指定されている場合、前記他の光通信装置から受信したパスメッセージで指定された一方の光インタフェースと光電気光変換回路との波長レベルの接続と、該光電気光変換回路と該パスメッセージで指定された他方の光インタフェースとの波長レベルの接続とを、光クロスコネクト手段に設定することも好ましい。
さらに、本発明の通信装置における他の実施形態によれば、
前記パスメッセージは、各光インタフェースで使用する波長の候補を含んでいることも好ましい。
本発明におけるパス設定方法によれば、
複数の光インタフェースと、複数の光電気光変換回路とを備え、波長クロスコネクト機能を有する複数の光通信装置を含んでいる光通信システムにおけるパス設定方法であって、パスの設定を開始する光通信装置が、該パスのために波長クロスコネクトを設定する必要がある他の光通信装置のそれぞれに、波長クロスコネクトを行う2つの光インタフェースを特定する情報と、光電気光変換を行うか否かを示す情報とを通知するステップと、前記他の光通信装置のそれぞれにおいて、通知された2つの光インタフェース間に波長クロスコネクトを設定するステップとを有しており、前記他の光通信装置のうち、光電気光変換を行うことが通知された光通信装置は、通知された2つの光インタフェース間の波長クロスコネクトに、光電気光変換回路を挿入することを特徴とする。
パスメッセージに、光電気光変換を行う光通信装置を示す情報を含めることで、全光通信装置における光電気光変換の必要性がなくなり、波長制約と伝送品質制約を考慮した波長パスの設定が可能になる。さらに、パスメッセージに、各光インタフェースで使用する波長の候補を含めることで、使用する波長を制御することが可能になり、パス全体における光電気光変換の回数を抑えことが可能になる。よって、光通信システムのコストを抑えることができる。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による光通信システムで使用する通信装置(以後、光ノードと呼ぶ。)のブロック図である。図1によると、光ノードは、光インタフェース部11と、光クロスコネクト部12と、光電気光変換部13と、制御部14とを備えている。
光インタフェース部11は、複数の光インタフェースを備えており、各光インタフェースは、光伝送路に接続されて、光伝送路との光信号の送受信を行う。光クロスコネクト部12は波長レベルでのクロスコネクト機能、つまり、例えば、ある光インタフェースから受信する複数波長の光信号を含む信号の、任意の波長の光信号を、他の任意の光インタフェースに出力する様に接続する機能を提供する。なお、接続は、制御部14の制御により実行される。また、光電気光変換部13は、複数の光電気光変換回路を備えており、各光電気光変換回路は、光クロスコネクト部12からの光信号を、一旦、電気信号に変換し、この電気信号を再度光信号に変換して光クロスコネクト部12に出力する機能、より詳しくは、タイミング再生、波形整形及び増幅の、いわゆる3R機能を有している。なお、光電気光変換回路が出力する光波長は、あらかじめ決まっており、光電気光変換部13は、種々の光波長を出力する光電気光変換回路を有している。
制御部14は、少なくとも、光通信システムに含まれる波長クロスコネクト機能を有する光通信装置について、光通信装置の光インタフェースを一意に特定する情報を有しており、さらに、各光インタフェースの接続関係と、未使用である波長を認識している。つまり、ある光通信装置のある光インタフェースと光伝送路を介して接続する光インタフェースがどれであるかと、この光伝送路において使用されていない波長がどれであるかを認識している。これら情報は、手動にて制御部に設定しても良いが、好ましくは、各光通信装置が、他の光ノードと各種メッセージ、例えば、OSPF−TE(Open Shortest Path First−Traffic Engineering)の規定に沿うメッセージを交換して自律的に取得する。さらに、パス設定のためのパスメッセージ及びリザーブメッセージを他の光ノードと交換し、交換したパス及びリザーブメッセージに基づき必要な接続を光クロスコネクト部12に対して指示する。
以後、本発明によるパス設定方法で使用するパスメッセージについて説明する。なお、以下の実施形態においては、非特許文献1に記載のRSVE−TEに本発明を適用した形態にて説明を行う。以下では、本発明の理解に必要な部分のみを説明し、それ以外の部分については、説明を省略する。ただし、省略した部分については、非特許文献1の記載に従うものとする。図5は、本発明による光通信システムにおいて使用するパスメッセージを示す図である。図5によると、パスメッセージは、ラベルセット、アップストリームラベル、インタフェース1〜n、ERO1〜2nの各フィールドを含んでいる。なお、以後の説明において、パスメッセージを生成して送信する光ノードから、当該パスを終端する光ノードへの方向を下り方向、その逆方向を上り方向と呼び、ある光伝送路と接続する2つの光インタフェースのうち下り方向にあるものを下り側の光インタフェースと、上り方向にあるものを上り側の光インタフェースと呼ぶものとする。
ラベルセットフィールドは、パスメッセージを送信した光ノードと、このパスメッセージを受信する光ノード間の光伝送路において、新たに設定するパスの下り方向に使用するラベルの範囲、つまり、波長の範囲を制限するものであり、アップストリームラベルフィールドは、同じく、新たに設定する波長パスの上り方向に使用するラベルの範囲を制限するものである。なお、使用するラベル範囲の指定は、使用するラベルを当該フィールドで特定する方法でも、使用しないラベルを当該フィールドで特定する方法であっても、その組合せであっても良い。
本発明において、ラベルセットフィールド及びアップストリームラベルフィールドで使用するラベルは、隣接光ノード間でのみ波長の特定が可能な、つまり、光伝送路ごとに特異なローカルラベルではなく、光通信システムを構成する全光ノードが一意に波長を特定できるグローバルラベルである。図7は、本発明にて使用するグローバルラベルを説明する図である。
図7によると、グローバルラベルは、32ビット長であり、最初の3ビットがグリッドを、次の3ビットがチャネル間隔を、次の1ビットが符号(図ではSと表記。S:Sign)を、次の9ビットがオフセットを示している。なお、最後の16ビットは将来のための予約、つまり、現在のところは未使用とする。グリッドは、CWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing)であるかDWDM(Dense WDM)であるかを示すものであり、DWDMを示している場合に、以降のフィールドが意味をもつことになる。
チャネル間隔は、例えば、12.5GHz、25GHz、50GHz又は100GHzのいずれのチャネル間隔であるかを示すものであり、例えば、値“1”が12.5GHzを、値“2”が25GHzを、値“3”が50GHzを、値“4”が100GHzを示すといった様に符号化され、符号は、ラベルで特定する波長が、所定の中心波長、例えば、193.0THzより高周波側であるか、低周波側であるかを示し、例えば、値“0”が高周波側、値“1”が低周波側を示すといった様に符号化さる。さらに、オフセットは、ラベルで特定する波長と所定の中心周波数との差が、チャネル間隔の何倍であるかを表している。つまり、中心周波数が193.0THzである場合において、チャネル間隔が100GHzを、符号が高周波側を、オフセットが3を示している場合、このラベルで表される波長は、193.3THzの周波数に対応する光波長となり、同じく、チャネル間隔が100GHzを、符号が低周波側を、オフセットが3を示している場合、このラベルで表される波長は、192.7THzの周波数に対応する光波長となる。
図5に戻り、パスメッセージに含まれる各インタフェースフィールドの順番は、パスが経由する光インタフェースの順番に対応し、各インタフェースフィールドには、原則、光伝送路の下り側にある光インタフェースを特定する情報を設定する。また、インタフェースフィールドの次には、当該インタフェースフィールドが特定する光インタフェースに対応する2つのEROフィールドが設けられている。図6は、EROフィールドの詳細を示す図である。
図6において、1ビットのUフィールドは、このEROフィールドが下り方向についてのものであるか、上り方向についてのものであるかを示し、1ビットのRフィールドは、光電気光変換が必要であるか否かを示し、ラベルフィールドは、対応する光インタフェースにおいて使用する波長を指定するフィールドである。なお、波長の指定は、図7に示すグローバルラベルを使用する。以下の説明においては、Uフィールドの値“0”が下り方向を、値“1”が上り方向を示すものとし、Rフィールドの値“0”が光電気光変換不要を、値“1”が光電気光変換必要を示すものとする。図6のその他のフィールドについては、非特許文献1の規定に従うものとし説明は省略する。
なお、図5は、双方向パスを設定する場合のパスメッセージであり、下り方向及び上り方向の指定のため、1つのインタフェースフィールドに対して2つのEROフィールドが続いているが、片方向パスを設定する場合には、当然、1つのEROフィールドのみが1つのインタフェースフィールドに続くことになる。また、片方向パスの設定においては、当然、アップストリームラベルも必要ない。
続いて、本発明による光通信システムのおけるパスの設定方法について説明を行う。図2から4は、本発明によるパス設定のシーケンス図であり、図2は各光伝送路において波長λ1を使用し、かつ、光電気光変換を一切行わない場合を、図3は各光伝送路において波長λ1を使用し、かつ、光ノード1−Cにおいて光電気光変換を行う場合を、図4は光ノード1−Cまでは波長λ1を使用し、光ノード1−C以降は波長λ2を使用する場合を示している。なお、各図のシーケンスの下側に示す値は、各パスメッセージ内の本発明の理解に必要なフィールドの値である。
また、各図において、b1は光ノード1−Bの光ノード1−Aと接続している光インタフェースの1つであり、c1は光ノード1−Cの光ノード1−Bと接続している光インタフェースの1つであり、d1は光ノード1−Dの光ノード1−Cと接続している光インタフェースの1つであり、d2は光ノード1−Dのこのパスを終端する装置と接続している光インタフェースであるものとする。
図2に示す様に、光電気光変換を行うことなく、光ノード1−B、光ノード1−C経由で、光ノード1−Dと接続している装置までパスの設定を行いたい光ノード1−Aの制御部14は、パスの経路を特定するため、インタフェース1からインタフェース4の、4つのインタフェースフィールドをパスメッセージに設け、インタフェース1フィールドに、光ノード1−Bの光インタフェースb1を特定する情報を、インタフェース2フィールドに、光ノード1−Cの光インタフェースc1を特定する情報を、インタフェース3フィールドに、光ノード1−Dの光インタフェースd1を特定する情報を、インタフェース4フィールドに、光ノード1−Dの光インタフェースd2を特定する情報を設定する。
また、インタフェース1フィールドに対応するERO1及び2フィールド、インタフェース2フィールドに対応するERO3及び4フィールド、インタフェース3フィールドに対応するERO5及び6フィールド、インタフェース4フィールドに対応するERO7及び8フィールドには、それぞれ、波長λ1及び光電気光変換不要を設定する。さらに、ラベルセット及びアップストリームラベルフィールドが示す使用可能な波長に、少なくともλ1を含め、このパスメッセージを、新たに設定するパスで隣に位置する光ノード1−Bの制御部14に送信する。本実施形態においては、各光伝送路の下り側に位置する光インタフェースにより経路の指定を行うが、最後にクロスコネクトを行う光ノード1−Dへの接続先の通知のため、図2示す様にパスが通過する最後の光伝送路については上り側に位置する光インタフェースを指定する。なお、パスの総ての経路において、各光伝送路の上り側に位置する光インタフェースで経路指定を行う形態であっても良い。
光ノード1−Bの制御部14は、自ノードのインタフェースが指定されているインタフェースフィールドがある場合、そのインタフェースフィールドに対応するEROフィールドの下り方向についてのもの、つまり、U=0であるEROフィールド(本例においてはERO1フィールド)のラベルが、ラベルセットフィールドで指定されている使用可能ラベルに含まれていること、かつ、そのインタフェースフィールドに対応するEROフィールドの上り方向についてのもの、つまり、U=1であるEROフィールド(本例においてはERO2フィールド)のラベルが、アップストリームラベルフィールドで指定されている使用可能ラベルに含まれていることを検査する。もし、一方でも含まれていなければ、シグナリングエラーとする。
共に含まれている場合、光ノード1−Bの制御部14は、受信したパスメッセージの、ラベルセット及びアップストリームラベルフィールドの値を設定し、かつ、受信したパスメッセージの各インタフェースフィールドと、対応するEROフィールドのうち、自ノードに関する部分を削除したパスメッセージを生成し、パス経路において自ノードの次に位置する光ノード1−Cに、生成したパスメッセージを送信する。
以降、光ノード1−C及び光ノード1−Dも、上記光ノード1−Bと同じ検査と、パスメッセージの処理を行い、光ノード1−Dは、確認応答としてリザーブメッセージを、光ノード1−Cに送信し、このリザーブメッセージは、パスメッセージとは逆順に光ノード1−Aまで送信される。これにより各光ノードの制御部14は、自ノードのクロスコネクト部12を制御して、パスメッセージで指定された光インタフェース間に、指定された波長λ1の接続を設定し、これにより、電気信号に変換されない波長λ1のパスの設定が完了する。
これに対して、図2と同じ経路であるが、光ノード1−Cにおいて、例えば、伝送品質制約により電気信号に一旦変換したい光ノード1−Aの制御部14は、図3に示すパスメッセージを生成して、光ノード1−Bの制御部14に送信する。本例においては、光ノード1−Cにおいて光電気光変換を行うため、光ノード1−Cの光インタフェースc1を指定したインタフェースフィールド2に対応するEROフィールド3及び4に、光電気光変換必要を設定することになる。なお、それ以外の設定は、図2のパスメッセージと同じである。
以後、各ノードは、既に説明したのと同じ処理にて生成したパスメッセージを順次転送し、光ノード1−Dは、パスメッセージの応答としてリザーブメッセージを送信し、これにより各光ノードは波長パスの設定を行う。ここで、光ノード1−Cは、下り方向においては、光インタフェースc1からの波長λ1の信号を、自ノードの光電気光変換部13の、波長λ1を出力する光電気光変換回路に接続し、当該光電気光変換回路の出力を、光ノード1−Dの光インタフェースd1に対応する光インタフェースに接続し、上り方向においては、光ノード1−Dの光インタフェースd1に対応する光インタフェースからの波長λ1の信号を、自ノードの光電気光変換部13の、波長λ1を出力する光電気光変換回路に接続し、当該光電気光変換回路の出力を、光インタフェースc1に接続する。また、他の光ノードは、パスメッセージで指定された光インタフェース間において、指定された波長λ1の接続を設定し、これにより、光ノード1−Cにおいて一旦電気信号に変換される波長パスの設定が完了する。
さらに、図2と同じ経路であるが、光ノード1−Cにおいて、例えば、波長制約回避のため、波長を変更したい光ノード1−Aの制御部14は、図4に示すパスメッセージを生成して、光ノード1−Bの制御部14に送信する。本例においては、光ノード1−Cにおいて波長変換を行うため、光ノード1−Cの光インタフェースc1を指定したインタフェースフィールド2に対応するEROフィールド3及び4に、光電気光変換必要を設定し、光インタフェースd1以降の光インタフェースを指定したインタフェースフィールド3と4に対応するEROフィールド5及び6と7及び8とに、波長λ2を設定することになる。なお、それ以外の設定は、図2のパスメッセージと同じである。
以後、各ノードは、既に説明したのと同じ処理にて生成したパスメッセージを順次転送し、光ノード1−Dは、パスメッセージの応答としてリザーブメッセージを送信し、これにより各光ノードはパスの設定を行う。ここで、光ノード1−Cは、下り方向においては、光インタフェースc1からの波長λ1の信号を、自ノードの光電気光変換部13の、波長λ2を出力する光電気光変換回路にクロスコネクトし、当該光電気光変換回路の出力を、光ノード1−Dの光インタフェースd1に対応する光インタフェースにクロスコネクトし、上り方向においては、光ノード1−Dの光インタフェースd1に対応する光インタフェースからの波長λ2の信号を、自ノードの光電気光変換部13の、波長λ1を出力する光電気光変換回路にクロスコネクトし、当該光電気光変換回路の出力を、光インタフェースc1にクロスコネクトする。また、ノード1−C及び1−Dは、パスメッセージで指定された光インタフェース間において、指定された波長λ2のクロスコネクトを設定し、ノード1−Aは、光インタフェースb1に対応する光インタフェースと、図示しないパスの終端装置が接続している光インタフェースとの間に波長λ1のクロスコネクトを設定する。これにより、光ノード1−Cにおいて、一旦電気信号に変換された後、波長が変更される波長パスの設定が完了する。
なお、上述した実施形態においては双方向共に同じ波長を使用し、同じ光ノードにおいて光電気光変換を行っているが、下り方向と上り方向で異なる波長を使用しても良く、また、異なる光ノードにおいて光電気光変換を行っても良い。また、波長の指定を行わず、光電気光変換を行う光ノードのみを指定したい場合には、各EROのラベルフィールドを省略し、光電気光変換の有無のみを指定しても良い。この方法において、各光ノードは、光電気光変換不要と指定されている場合、波長変換を行わないと解釈し、光電気光変換必要と指定されている場合、任意の波長に変換可能と解釈する。さらには、光電気光変換が必要な場合のみ、当該光ノードのインタフェースを指定するインタフェースフィールドに対してEROフィールドを設ける構成であっても良い。
さらに、上述した実施形態において、各EROフィールドには1つのラベルのみを設定していたが、複数のラベルを、つまり使用するラベルの候補を設定しても良い。この場合、各光ノードは、設定されている複数のラベルから使用するラベルを選択することができ、これはリザーブメッセージ内で通知される。なお、上述した実施形態においては、経路の特定に光インタフェースを使用しているが、光伝送路を特定する情報を使用する形態であっても良い。
また、インタフェースフィールドと対応するEROフィールドが連続してパスメッセージ内に配置される形態に説明したが、パス経路が特定され、各光伝送路又は光インタフェースに対する使用可能波長と、光電気光変換を行う光ノードが特定できればよく、パスメッセージ内の各フィールドの配置については、実施形態に限定されない。
以上、パス設定のためのパスメッセージに、光電気光変換を行う光ノードを指定することで、伝送品質制約及び波長制約を考慮したパス設定が可能になると同時に、全光ノードにおける光電気光変換が不要となり、よって、光通信システムのコストを抑えることが可能になる。また、パスを構成する各光伝送路の未使用波長に基づき、各光インタフェースの使用波長を指定、または、使用波長の候補を指定することで、波長制約回避のための光電気光変換を極力抑えることが可能になる。
本発明による光通信システムで使用する光クロスコネクト装置のブロック図である。 波長パス設定において、電気変換を行わない場合のシーケンス図である。 波長パス設定において、電気変換を行う場合のシーケンス図である。 波長パス設定において、電気変換を行う他の形態のシーケンス図である。 本発明にて使用するパスメッセージを示す図である。 本発明にて使用するパスメッセージに含まれるEROフィールドを説明する図である。 本発明にて使用するグローバルラベルを説明する図である。
符号の説明
11 光インタフェース部
12 光クロスコネクト部
13 光電気光変換部
14 制御部

Claims (3)

  1. 複数の光インタフェースと、
    複数の光電気光変換回路を備えた光電気光変換手段と、
    光インタフェースと、光インタフェース又は光電気光変換回路とを、波長レベルで接続する光クロスコネクト手段と、
    光クロスコネクト手段における波長レベルの接続の設定制御を行う制御手段と、
    を備えている光通信装置であって、
    該制御手段は、新たなパスを設定する場合、該パスにおいて自装置の次に位置する光通信装置にパスメッセージを送信し、
    該パスメッセージは、該パスが経由する光通信装置において、光クロスコネクト手段により接続すべき光インタフェースを特定する情報と、該パスが経由する光通信装置のうち、光電気光変換を行う光通信装置を示す情報とを含み、
    前記パスメッセージは、各光インタフェースで使用する波長の候補を含み、該波長の候補は、チャネル間隔、高周波側であるか低周波側であるかを示す符号、およびオフセットにより波長を特定する、
    装置。
  2. 該制御手段は、
    他の光通信装置から受信したパスメッセージに、自装置において光電気光変換を行うことが指定されている場合、
    前記他の光通信装置から受信したパスメッセージで指定された一方の光インタフェースと光電気光変換回路との波長レベルの接続と、該光電気光変換回路と該パスメッセージで指定された他方の光インタフェースとの波長レベルの接続とを、光クロスコネクト手段に設定する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 複数の光インタフェースと、複数の光電気光変換回路とを備え、波長クロスコネクト機能を有する複数の光通信装置を含んでいる光通信システムにおけるパス設定方法であって、
    パスの設定を開始する光通信装置が、該パスのために波長クロスコネクトを設定する必要がある他の光通信装置のそれぞれに、波長クロスコネクトを行う2つの光インタフェースを特定する情報と、光電気光変換を行うか否かを示す情報とを通知するステップと、
    前記他の光通信装置のそれぞれにおいて、通知された2つの光インタフェース間に波長クロスコネクトを設定するステップと、
    を有しており、
    前記他の光通信装置のうち、光電気光変換を行うことが通知された光通信装置は、通知された2つの光インタフェース間の波長クロスコネクトに、光電気光変換回路を挿入し、
    前記通知するステップは、各光インタフェースで使用する波長の候補をさらに通知し、該波長の候補は、チャネル間隔、高周波側であるか低周波側であるかを示す符号、およびオフセットにより波長を特定する、
    方法。
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