JP2004170954A - 光位相多値変調方法と光位相多値変調装置および誤り制御方法 - Google Patents

光位相多値変調方法と光位相多値変調装置および誤り制御方法 Download PDF

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哲弥 宮崎
Kazuro Kikuchi
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Abstract

【課題】 より簡単な構成の光位相多値変調方法と光位相多値変調装置、およびそれらを用いた誤り制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された複数の位相変調器で位相変調する方法で、φ度を位相値とし、nを3以上で移相変調器の数以下の整数とするとき、第1の位相変調器においては0度あるいは2φ度の位相変調を行ない、また、第2の位相変調器においては0度あるいは2φ度の位相変調を行ない、一般に、第nの位相変調器においては0度あるいは2φ度の位相変調を行なう。また、上記の2つの変調器で同じ信号で変調して伝送し、受信側では、その信号を受信して復号し、それらの符号が同じであることを確認することにより、1ビットごとの誤り検出あるいは誤り制御を行う。
【選択図】 図8

Description

この発明は、光を搬送波とするデジタル通信において、シンボルを伝送するための光位相多値変調方法およびその装置に関するものである。
電気伝送信号によってデジタル通信を行うことは既に行われており、この場合の位相変調を行うPSK(Phase Shift Keying)通信方式としては、BPSK(BinaryPhase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase ShiftKeying)、DQPSK(Differential Quadrature Phase ShiftKeying)、などの方式が用いられている。
一方、光搬送波を用いたデジタル通信においては、PSK通信方式は、用いられていない。しかし、非特許文献1には、DPQSK方式による光通信が報告されている。非特許文献1で報告された構成は、図4に示すように、符号器側では、レーザダイオードからのレーザ光をマッハツェンダ超構造の光変調器で変調する。この変調器では、レーザダイオードからのレーザ光を2つの光路に分割し、一方の光路の光を、直交変調における変調信号のI(同相)成分で変調し、他方をQ(直交)成分で変調して光搬送波の位相を90度進めて、この2つの光路の光を合波して伝送する。また、復号器側では、受信した光を2つの光路に分割し、一方の光路の光を45度移相した光の遅延検波の後に平衡型光検出器で電気信号に変換して、I成分あるいはQ成分の信号を復調し、また、他方の光路の光を−45度移相した光の遅延検波の後に平衡型光検出器で電気信号に変換して、残りの成分を復調する。
上記の構成では、I成分用の変調器とQ成分用の変調器の他に搬送波の位相を90度進める構成が必要であるが、本発明では、I成分用の変調器とQ成分用の変調器とを用いるものの、搬送波の位相を90度進める構成については、用いる必要がない点において、非特許文献1に記載の構成とは相異している。
また、複数の光位相変調器をひとつの光路に直列に配置する構成は既によく知られている。しかし、直列に配置する構成で、それぞれの変調器の変調効果が、2進法のそれぞれの桁に対応する変調効果をもつ構成については、知られていない。
また、直列に2つの位相変調器を配置する構成で、一方の位相変調器を直交変調のI成分で変調し、他の位相変調器を直交変調のQ成分で変調する構成については、知られていない。
上記のデジタル変調器においては、それぞれの位相変調器において2値の変調を行なっているが、容易に想像されるように、同様の変調を、ひとつの変調器を多値のデジタル信号で位相変調することによっても同様の光変調信号を実現することができる。しかし、この変調方法においては、デジタル−アナログ変換回路が必要であり、この部分の動作速度が充分高速でないために、高速データ通信に効率的に適用することは困難である。
上記の様に、従来のDPQSK方式による光通信では、マッハツェンダ超構造の光変調器で光変調を行なっており、多くの光学部品を用いる構成となっている。この発明は上記に鑑み提案されたもので、より簡単な構成の光位相多値変調方法と光位相多値変調装置、およびそれらを用いた誤り制御方法を提供することを目的とする。
デジタルデータを複数の位相変調器で分散して変調するようにしたので、それぞれの位相変調器に要求される上限の周波数帯域を下げることができる。また、直列に配置した2台の位相変調器で変調するようにしたので、簡単な構成で直交変調を行なうことができる。また、直交成分と同相成分とを用いて誤り制御を行うようにしたので、光通信の信頼度を向上させることができる。
この発明は、レーザ光源からの光を、直列に配置された複数の光変調器で、2進法のそれぞれの桁に応じた移相を行なう構成を用いることにより高速動作の可能なデジタル変調器を実現することができることから、第1の特徴としては、レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された複数の位相変調器で位相変調する方法で、φ度を予め決められた位相値とし、nを3以上で移相変調器の数以下の整数とするとき、第1の位相変調器においては0度あるいは2φ度の移相を行なう位相変調を行ない、また、第2の位相変調器においては0度あるいは22φ度の移相を行なう位相変調を行ない、一般に、第nの位相変調器においては0度あるいは2nφ度の移相を行なう位相変調を行なう、という特徴がある。
搬送波の角速度を2πωとし、振幅を規格化するとき、一般にQPSK方式の変調波は、同相成分の変調波として、cos(2πωt)と‐cos(2πωt)が出力され、また直交成分の変調波としてsin(2πωt)と‐sin(2πωt)が出力される。これらの2つの変調波は重畳されて出力されるため、伝送される変調波は、それぞれ、cos(2πωt+π/4)、cos(2πωt+3π/4)、cos(2πωt+5π/4)、cos(2πωt+7π/4)、の様に表わされ、π/2の位相差があることが知られている。
上記の伝送される変調波を実現することは、オフセット分を除いて、従来の構成の様に並列に配置された変調器ではなく、直列に配置した位相変調器を用いても実現することができることから、第2の特徴として、レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調し、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調することを特徴としている。また、同様の理由で、第3の発明は、レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては0°あるいは180°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては0°あるいは90°移相する変調を行なうという特徴がある。
上記の第2の特徴と第3の特徴とを、同時に適用することができることから、第4の特徴として、レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で0°あるいは180°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で0°あるいは90°移相する変調を行なうという特徴がある。
また、同様の理由で、第5の特徴として、レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で0°あるいは90°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で0°あるいは180°移相する変調を行なうという特徴がある。
また、第6の特徴は、第1の特徴を適用するための構成に関するものであり、第7の特徴は、第2の特徴を適用するための構成に関するものであり、第8の特徴は、第3の特徴を適用するための構成に関するものであり、第9の特徴は、第4の特徴を適用するための構成に関するものであり、第10の特徴は、第5の特徴を適用するための構成に関するものである。
第11の特徴は、直交変調の同相成分と直交成分とで同じ信号を伝送し、受信側では、その信号を受信して復号し、それらの符号が同じであることを確認することにより、1ビットごとの誤り検出あるいは誤り制御を行うことである。
また、第12の特徴は、上記の確認では、受信して復調した信号について、それぞれに設定した論理レベルを用いて、その復調した信号の高状態(H)/低状態(L)を判定し、直交成分と同相成分それぞれの判定結果(HあるいはL)が一致した場合のみ、その判定を採用することである。
また、受信側では、上記の直交変調の同相成分と直交成分に含まれる同じ符号に異なる遅延時間を与えて、上記の同相成分と直交成分に含まれる同じ符号間にある遅延時間差を解消し、直交成分と同相成分それぞれの判定結果(HあるいはL)が一致した場合のみ、その判定を採用してもよく、これが第13の特徴である。
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明においては、同じ機能あるいは類似の機能をもった装置に、特別な理由がない場合には、同じ符号を用いるものとする。
先ず本発明の実施例を図1を用いて説明する。図1は、本発明の光位相多値変調装置の構成を示すブロック図である。この装置は、入力されたデジタルデータを、直列並列変換器により、2ビットごとのデータに分割する、この直列並列変換器6は、既によく知られており、2ビット1組のデータ列の一方のビットをI(同相)成分とし、他方をQ(直交)成分として出力する。レーザ光源1からの光を光路2上にある位相変調器2を用いてI成分により変調する。変調された光は、位相変調器4を用いてQ成分により変調する。この変調においては、光が位相変調器3を通過する間に遅延されるので、Q成分の信号を遅延器5で遅延させて前記の遅延を補償する。位相変調器4の出力は、伝送路に送信される。ここで、2ビットのデータをI成分、Q成分に分類する際に、上記の分類と逆の分類を行なってもよいことは明らかである。
次に、位相変調器3、4における移相量について説明する。図2(a)は、送信しようとするデジタル信号の例であり、図2(b)は、送信しようとするデジタル信号の奇数番目の信号を抽出したデジタル信号列である。これをI成分とする。このI成分の信号が1のときには、180度の移相を行ない、0の時には移相を行なわない、という位相変調を行なう。図2(c)は、送信しようとするデジタル信号の偶数番目の信号を抽出したデジタル信号列である。これをQ成分とする。このQ成分の信号が1のときには、90度の移相を行ない、0の時には移相を行なわない、という位相変調を行なう。これらの位相変調は、直列に接続された位相変調器3と位相変調器4により行なわれるので、これらの位相変調器を通過した光は、図2(d)に示す位相変調を受けることになる。この様に直列に接続された2つの位相変調器で位相変調することによって、伝送される変調波は、それぞれ、cos(2πωt)、cos(2πωt+π/2)、cos(2πωt+π)、cos(2πωt+3π/2)、の様に表わされ、上記の従来の方式で直交変調で得られる変調波とπ/4=45度の位相差があるが、復調においては、この位相差は障害とはならない。
この様に直列に接続された2つの位相変調器で位相変調することによって、位相変調器に要求される周波数帯域幅は、1つの位相変調器で位相変調する場合に比べて、2分の1になるため、位相変調器の構成を簡単なものとすることができる。また、上記したマッハツェンダ超構造の光変調器でもちいられているπ/2=90度の移相部分を設ける必要がなくなり、簡単な構造にすることができる。
図2(d)の様に位相変調された変調波は、伝送路に沿って伝送され、復調器で復調される。図5は、上記のように伝送された信号の復調に用いることができる復調器のブロック図である。この復調器は既によく知られている様に、受信した光を2つの光路に分割し、例えば一方の光路10を光路11と光路12に分岐して、光路11の光については、1ビット分の遅延を行ない、光路12の光については45度移相して、光路11の光と光路12の光とを合波することにより遅延検波を行なう。この後に平衡型光検出器17で電気信号に変換して、I成分あるいはQ成分の信号を復調する。同様にして、また、他方の光路の光を−45度移相した光の遅延検波の後に平衡型光検出器18で電気信号に変換して、残りの成分を復調する。ここで、移相器14の移相量と移相器16の移相量とは90度の移相差を設けておくことが肝要であるが、移相量の絶対値については任意性があり、装置的な簡便性から決定することが望ましい。復調されたI成分とQ成分の信号とは、デコーダ19でパラレルデータからシリアルデータに変換される。
上記の説明においては、位相変調器による移相量を4段階にしたが、図3に示す本発明の光位相多値変調装置においては、さらに多段階の移相量を実現している。図3の直列並列変換器においては、1ビットの時系列で連続するデジタルデータを3ビットごとの組みのデータ列に変換する。この1ビット目のデータ系列を位相変調器3で変調し、その2ビット目のデータ系列を位相変調器4で変調する。同様に、その3ビット目のデータ系列を位相変調器7で変調する。この変調においては、位相変調器3では0度あるいはφ1度で移相し、位相変調器4では0度あるいはφ2度で移相し、位相変調器7では0度あるいはφ3度で移相する。ここで、φ1、φ2、φ3、はそれぞれ異なる値であって、φ2=2×φ1、φ3=2×φ2、であることが望ましい。さらに多段階に変調する場合は、この方法を拡張して、φk=2×φk-1の関係を満たす様にする。また、上記の様な位相変調器による移相量が4段階を越える光変調波の、復調においては、既によく知られている多値の位相判定器を用いることができる。
図6の位相変調器3と4とに同じ信号を加えて光信号を伝送することにより、1ビットごとの誤り検出あるいは誤り制御が可能であることを次に説明する。図6のデータ1とデータ1’とは共通の信号を持った領域があるとする。これらの信号から、プリコーダ35で、I成分とQ成分とが生成され、それぞれ位相変調器3と4印加される。位相変調器3と4は、レーザ光源1からのレーザ光を位相変調し、光路に伝送する。
受信側では、図8に示すように、伝送された光信号を光増幅器20で増幅した後、その光信号から光バンドパスフィルタ(帯域濾波器)21で所望の光信号を選択する。選択された光信号は、図5に示す復調器と類似の復調器(この部分を図7に示す)を用いて、平衡型光検出器17あるいは18で電気信号に変換して、I成分あるいはQ成分の信号を復調する。これらは、伝送路の雑音などによって生じる伝送エラーが無ければ、データ1とデータ1’とに相当する。平衡型光検出器17の出力は、図8に示すように、自動利得調整回路(AGC)22で振幅の大まかな変動を抑制した後、遅延器24で時間的な遅延を与えた後、高閾値DFF40にあるD型ラッチ回路28と低閾値DFF41にあるD型ラッチ回路30とに供給される。同様に、平衡型光検出器18の出力は、自動利得調整回路(AGC)25で振幅の大まかな変動を抑制した後、遅延器27で時間的な遅延を与えた後、高閾値DFF40にあるD型ラッチ回路29と低閾値DFF41にあるD型ラッチ回路31とに供給される。上記の遅延器24と27は、I成分とQ成分に含まれる共通の信号間の遅延をなくすように調整するものである。通常は、これらの遅延器は、回路配置の都合で生じる遅延時間を調整するために用いるが、伝送側で積極的に遅延差を生ぜしめる場合でも、復調側でその遅延差を解消するために用いることも可能である。また、このように遅延差を解消する操作は、I成分とQ成分に含まれる共通の信号を比較する操作を以下に説明するが、その操作までに行なえばよいことは明らかである。
ここで、高閾値DFF40では、D型ラッチ回路28あるいは29用に、高状態(H)/低状態(L)のいずれかであるかを判定するための論理レベルがプログラムされたレベル制御器(PLC)23から供給される。このPLCは、信号の振幅に依存して論理レベルを調整するものである。D型ラッチ回路28あるいは29は、それぞれ、Hレベルにあると判定したときに1を出力する。
また、低閾値DFF41では、D型ラッチ回路30あるいは31用に、高状態(H)/中間状態(M)/低状態(L)のいずれかであるかを判定するための論理レベルがプログラムされたレベル制御器(PLC)26から供給される。このPLCもまた、信号の振幅に依存して論理レベルを調整するものである。D型ラッチ回路30あるいは31は、それぞれ、Lレベルにあると判定したときに0を出力する。上記と同様に、論理レベルとしては、高状態(H)/低状態(L)のいずれかであるかを判定するためのレベルが与えられる回路構成にしても動作する。
高閾値DFF40のD型ラッチ回路28あるいは29の出力は、排他的論理和回路(EXOR)32に送られ、D型ラッチ回路28と29との出力が一致した場合のみ、0を出力する。この場合は、選択回路34は、高閾値DFF40の出力を選択する。このように選択するための回路としては、既に種々の回路が知られているが、例えば図9に示す回路を用いることができる。
同様に、低閾値DFF41のD型ラッチ回路30あるいは31の出力は、排他的論理和回路(EXOR)33に送られ、D型ラッチ回路30と31との出力が一致した場合のみ、0を出力する。この場合は、選択回路34は、高閾値DFF40の出力を選択する。
このように選択回路34は、2系統の復号結果が一致した場合のみ、その結果を採用するので、1ビットごとの誤り検出あるいは誤り制御が行われていることがわかる。
選択回路34からの出力は、上記のように誤り制御が行なわれているので、この出力を用いて、制御器51の制御を行なうことにより、誤りのすくない制御を行なうことができる。ここで、制御器51は、切換器50を制御するものである。なお、切換器50は、AGC(自動利得調整回路)22と23からの信号と、制御器51からの信号とを受けて、データ1とデータ1’とを出力するか、選択回路34からの出力をデータ1側またはデータ1’側に出力するかを制御するものである。例えば、伝送路の状態が良好で誤りが皆無の場合には、誤り制御をする必要がないので、データ1とデータ1’とを出力して効果的な伝送を行なうものである。この場合には、データ1とデータ1’とは、必ずしも同じ内容を含む必要が無い。
デジタルデータを複数の位相変調器で分散して変調するようにしたので、それぞれの位相変調器に要求される上限の周波数帯域を下げることができる。また、直列に配置した2台の位相変調器で変調するようにしたので、簡単な構成で直交変調を行なうことができる。また、1ビットごとの誤り制御ができるので、光通信の信頼度を改善することができる。
実施例1の構成を示すブロック図である。 (a)は、送信しようとするデジタル信号の例であり、(b)は、送信しようとするデジタル信号の奇数番目の信号を抽出したデジタル信号列であり、(c)は、送信しようとするデジタル信号の偶数番目の信号を抽出したデジタル信号列であり、(d)は、位相変調を受けた変調波を示す図である。 実施例2の構成を示すブロック図である。 従来の光直交変調の構成を示すブロック図である。 復調器のブロック図である。 実施例3の部分的な構成を示すブロック図である。 実施例3の部分的な構成を示すブロック図である。 実施例3の全体の構成を示すブロック図である。 選択回路の1例を示す回路図である。
符号の説明
1 レーザ光源
2 光路
3、4 位相変調器
5 遅延器
6 直列並列変換器
7 位相変調器
8 遅延器
10、11、12 光路
13 遅延器
14 移相器
15 遅延器
16 移相器
17、18 平衡型光検出器
19 デコーダ
20 光増幅器
21 光バンドパスフィルタ
22 自動利得調整回路
23 プログラムされたレベル制御器
24 減衰器
25 自動利得調整回路
26 プログラムされたレベル制御器
27 減衰器
28、29、30、31 D型ラッチ回路
32、33 排他的論理和回路
34 選択回路
35 プリコーダ
36、37 増幅器
40 高閾値DFF
41 低閾値DFF
50 切換器
51 制御器

Claims (13)

  1. レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された複数の位相変調器で位相変調する方法で、φ度を予め決められた位相値とし、nを2以上で位相変調器の数以下の整数とするとき、
    第1の位相変調器においては、0度あるいは2×φ度の移相を行なう位相変調を行ない、
    一般に、第nの位相変調器においては、0度あるいは2n×φ度の移相を行なう位相変調を行なうことを特徴とする光位相多値変調方法。
  2. レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調し、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調することを特徴とする光位相多値変調方法。
  3. レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては0°あるいは180°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては0°あるいは90°移相する変調を行なうことを特徴とする光位相多値変調方法。
  4. レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で0°あるいは180°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で0°あるいは90°移相する変調を行なうことを特徴とする光位相多値変調方法。
  5. レーザ光源からのレーザ光を、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器とで位相変調する方法で、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で0°あるいは90°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で0°あるいは180°移相する変調を行なうことを特徴とする光位相多値変調方法。
  6. レーザ光源と、直列に配置された複数の位相変調器を備え、
    φ度を予め決められた位相値とし、nを2以上で移相変調器の数以下の整数とするとき、
    レーザ光源からのレーザ光を、第1の位相変調器においては、0度あるいは2×φ度の移相を行なう位相変調を行なう構成と、一般に、第nの位相変調器においては、0度あるいは2n×φ度の移相を行なう位相変調を行なう構成を備えることを特徴とする光位相多値変調装置。
  7. レーザ光源と、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器と、直交変調の同相成分と直交成分とを出力する手段と、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調する構成と、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調する構成とを備え、
    レーザ光源からのレーザ光を、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調し、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調することを特徴とする光位相多値変調装置。
  8. レーザ光源と、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器と、直交変調の同相成分と直交成分とを出力する手段と、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調する構成と、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調する構成とを備え、
    レーザ光源からのレーザ光を、第1の位相変調器においては0°あるいは180°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては0°あるいは90°移相する変調を行なうことを特徴とする光位相多値変調装置。
  9. レーザ光源と、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器と、直交変調の同相成分と直交成分とを出力する手段と、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調する構成と、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調する構成とを備え、
    レーザ光源からのレーザ光を、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で0°あるいは180°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で0°あるいは90°移相する変調を行なうことを特徴とする光位相多値変調装置。
  10. レーザ光源と、直列に配置された第1の位相変調器と第2の位相変調器と、直交変調の同相成分と直交成分とを出力する手段と、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で変調する構成と、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で変調する構成とを備え、
    レーザ光源からのレーザ光を、第1の位相変調器においては直交変調の同相成分で0°あるいは90°移相する変調を行ない、第2の位相変調器においては直交変調の直交成分で0°あるいは180°移相する変調を行なう構成を備えることを特徴とする光位相多値変調装置。
  11. 送信側では、請求項2に記載の光位相多値変調方法を用いて、それぞれの情報信号の一部に同じ符号が含まれる直交変調の同相成分と直交成分で、上記のレーザ光を変調した光信号を伝送し、受信側では、前記光信号から復号したそれらの信号の論理レベルが同じであることを確認して、1ビットごとの誤り検出あるいは誤り制御を行うことを特徴とする誤り制御方法。
  12. 上記の確認では、直交成分用と同相成分用のそれぞれに設けた論理レベルを用いて、上記の直交成分と同相成分それぞれの高状態(H)/低状態(L)を判定し、直交成分と同相成分それぞれの判定結果(HあるいはL)が一致した場合のみ、その判定を採用することを特徴とする請求項11に記載の誤り制御方法。
  13. 受信側では、上記の直交変調の同相成分と直交成分に含まれる同じ符号に異なる遅延時間を与えて、上記の同相成分と直交成分に含まれる同じ符号間にある遅延時間差を解消し、直交成分と同相成分それぞれの判定結果(HあるいはL)が一致した場合のみ、その判定を採用することを特徴とする請求項12に記載の誤り制御方法。
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