JP2009098693A - モニタリング構造を備えた光位相変調器 - Google Patents

モニタリング構造を備えた光位相変調器 Download PDF

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Abstract

【課題】導波路型位相変調器(WPM)を含む光導波路型デバイスを提供する。
【解決手段】WPMによって与えられる位相シフトを示すモニタ光を作り出すために導波路型モニタリング構造がマッハツェンダ型干渉計を形成するようにWPMと並列で光学的に結合される。この導波路型モニタリング構造は第1のWPMに入る光の一部を取り出して第1の取り出し光を供給するための第1の光タップ、第1のWPMを出る光の一部を取り出して第2の取り出し光を供給するための第2の光タップ、および第1または第2の取り出し光のうちの一方の光位相を試験信号で変調することで第1の位相シフトに従うモニタ光の強度を変調するための補助的位相変調器を含む。モニタ光の変調指数に基づいてフィードバック回路がWPMによって与えられる位相シフトを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、本願明細書に参照で組み入れられる2007年10月16日に提出された「Optical Modulator With Series Intensity Modulators,and Multiple Phase Modulators With Waveguide Constructed Monitoring Structures」という表題の米国仮特許出願第60/980263号明細書から優先権を主張するものである。
本発明は、一般に光導波路型デバイスに関し、より詳細には、光位相モニタリングを伴う光導波路型変調器に関する。
光導波路型変調器はレーザおよび他の光源によって作り出された光を変調するために一般的に使用される。光通信では、二位相シフトキーイング(BPSK)、四位相シフトキーイング(QPSK)、差動四位相シフトキーイング(DQPSK)などの位相シフトキーイング(PSK)法を含む多様な位相変調スキームを使用することができることが有利である。Return−to−Zero位相シフトキーイング(RZ−PSK)は光パルスの列の位相変調で特徴付けられ、光強度が不変に保たれるより単純なNon Return−to−Zero(NRZ)PSK変調に比べてより長距離の光ファイバケーブルで見られる歪みに対抗することに有利な特性を有する可能性がある。PSKに基づく通信スキームを使用することによって、オン・オフ振幅キーイングを利用する直接検波スキームと比較して、容量およびリンク能力を向上させることができる。
PSK変調では、データは送信データに従って光搬送波、例えばレーザ光の位相を制御することによって送信される。例えば、QPSK変調では光搬送波の光位相は4つの値「θ」、「θ+π/2」、「θ+π」、および「θ+3π/2」の間で切り換えられ、ここで「θ」は任意の位相であり、これらの値が2ビットのシンボル「00」、「10」、「11」、および「01」にそれぞれ割り当てられる。受信デバイスは受信した光信号の位相を検出することによって送信データを回復する。
DQPSK変調では、送信されるデータは差動方式で符号化され、すなわちこれらは連続するシンボル間隔の間の位相の差によって表わされる。この技法では、それぞれの連続するシンボル間隔内で変調器が4つの考え得る位相シフト(0、π/2、π、3π/2)のうちの1つを光搬送波に与え、その一方で受信器は2つの連続する受信シンボルの間の位相の差を測定し、光搬送波の絶対位相は送信されたシンボルを復号するために必要ではなくなる。
DQPSKおよびQPSK変調に関する光変調器は当該技術でよく知られており、通常ではLiNbOなどの電気光学材料、または適切に高い電気光学係数を有する例えばGaAsまたはInPを主成分とする化合物半導体に形成された導波路構造を利用する。慣習的に、そのような変調器は2つ以上の導波路型BPSK変調器、すなわち2進電気信号によって駆動されて中を通過する光に2つの位相シフト値のうちの一方を与える導波路型位相変調器を含む。同じ光学構造が、それぞれのケースで異なる電気的駆動信号のプリコーディングを伴うQPSKまたはDQPSK変調のどちらかに使用されることが可能である。
通常の導波路型位相変調器は、導波路内に電界を誘導するように隣接する導波路に平行して延びる一対の電極の間に配置される電気光学材料内、または上に形成された導波路を含む。これらの電極を跨いで駆動電圧を印加することによって、導波路の屈折率の変化が影響を受け、それにより、位相変調器の出力部に誘導される光によって獲得される光位相を変化させる。
1つの一般的なタイプの(D)QPSK変調器は光スプリッタの出力ポートが2つの導波路アームによって光コンバイナの入力ポートと接続されるマッハツェンダ(MZ)型導波路構造を利用する。マッハツェンダ型電気光学変調器(MZM)は光強度変調器として広く使用されており、周期的であって事実上、概して二乗余弦である光透過対駆動電圧特性を有する。駆動電圧の観点から測定されるMZMの特性の半周期はVπとして規定される。QPSKまたはDQPSK変調器として動作するために、それぞれのMZアームはデータ信号によって駆動される位相変調器を含み、この変調器がそれぞれのアームに伝搬する光に0またはπ位相シフトを与えることができ、アームのうちの一方は付加的なπ/2移相器を含む。
例えば、Griffinの米国特許出願公開第2004/0081470号明細書はそのような光QPSK変調器を開示しており、ここでは導波路アーム内の位相変調器が順番にMZMであり、これらのMZMは、駆動電圧の無いとき最小限の光透過のためにバイアスされ、最小限の振幅変調で急峻な位相シフトを与えるように、それぞれの駆動電圧V(t)、V(t)=±Vπで駆動される。そのようなMZMに基づく位相変調器はゼロ強度を横切って光位相がπラジアンで急峻に切り換わる光を作り出す。このMZMに基づく位相変調器の1つの欠点は出力光の光スペクトルにおける変調周波数の三次高調波の出現である。このスキームのさらなる欠点は、0からπの位相シフトを作り出すためにMZMが2×Vπの駆動電圧に駆動されなければならないことである。
マルチレベルの光の位相変調を提供するために2つ以上の2進位相変調器を直列で接続することもやはり知られている。T.MiyazakiとK.Kikuchi名義の米国特許出願公開第2004/0141222号明細書は直列で配置された複数の2進位相変調器を利用することによってマルチレベルの位相変調を作り出すm−ary型PSK変調器を開示しており、ここではn番目の位相変調器は0度または2φ度のどちらかの位相シフトを作り出し、ここでφは予め決められた位相レベルである。例えば、直列で接続された2つの位相変調器を使用することによってDQPSKまたはQDPSK変調のどちらかが実現されることが可能である。
高品質のDQPSKまたはQDPSK信号を供給するため、および送信された信号の誤りの無い受信を確実にするために、位相変調器によって与えられる位相シフトが設計値に等しいかまたは極めて近いことが重要である。制御されなければ、位相増幅器によって与えられる位相シフトは例えばデバイスの老化または温度などの環境条件の変化のために時間と共に変化し、これは導波路の材料特性または駆動回路の特性の変化の原因になりかねない。したがって、デバイスによって与えられる位相シフトをモニタすることでその正しい動作を確実にする必要性がある。光の光位相を変調するために直列接続された位相変調器を使用することに伴う1つの問題は、光位相が光の強度よりも大幅にモニタすることが難しいことである。光強度を検出することができる従来型の光検出器は光信号の位相シフト部分に対応しないであろう。
米国特許出願公開第2004/0081470号 米国特許出願公開第2004/0141222号
したがって本発明の目的は、導波路型位相変調器および内部を伝搬する光にこの導波路型位相変調器によって与えられる光位相シフトをモニタするための集積型手段を含む導波路型光デバイスを提供することである。
本発明によれば、内部に光を放つための入力光ポートと、変調光を放出するための出力光ポートと、中を伝搬する光に、電気的駆動信号に応答して第1の位相シフトを与えるために、入力光ポートと出力光ポートの間で光学的に結合された第1の導波路型位相変調器(WPM)と、第1のWPMによって与えられた第1の位相シフトを示すモニタ光を作り出すために、マッハツェンダ型干渉計(MZI)を形成するように第1のWPMと並列で光学的に結合された第1の導波路型モニタリング構造(WMS)とを含む光導波路型デバイスが提供される。
第1の導波路型モニタリング構造は、第1の取り出し光を供給するために第1のWPMに入る光の一部を取り出すための第1の光タップと、第2の取り出し光を供給するために第1のWPMを出る光の一部を取り出すための第2の光タップと、第1の取り出し光が第2の取り出し光と混合される、モニタ光を供給するために第1および第2の光タップに光学的に結合されたモニタ・ポートと、第1の位相シフトに応じてモニタ光の強度を変調するように第1および第2の取り出し光のうちの一方の光位相を試験信号で変調するための補助的位相変調器(APM)とを含む。
本発明の別の態様によれば、光導波路型デバイスは基板と、この基板上に電気光学材料で形成され第1のWPMを含む複数のWPMとを含み、これらのWPMは、中を伝搬する光に位相シフトを与えるために、入力光ポート出力光ポートとの間で直列で光学的に接続される。
第1の導波路型モニタリング構造を含む複数の導波路型モニタリング構造が基板上に電気光学材料で形成され、それぞれの導波路型モニタリング構造が、マッハツェンダ型干渉計を形成するようにWPMのうちの異なる1つと並列で光学的に結合され、それぞれのWPM内の光位相シフトを示すモニタ光を供給するために専用のモニタ・ポートを含む。
本発明の別の態様は、モニタ光を検出するために、かつ試験位相信号に関連するモニタ光の強度の変動に応答して電気的光検出器信号を発生させるために第1のモニタ・ポートに光学的に結合された第1の光検出器と、光導波路型デバイスと、第1の位相シフトを予め定められた位相変調の大きさで変調するように電気的駆動信号を発生させるためのデータ信号発生器と、APMを通って伝搬する光の光位相を変調するために電気的試験信号を発生させるための試験信号発生器とを含む光変調器に関連する。
電気的光検出器信号に基づいて駆動信号を調節するために、第1の光検出器とデータ信号発生器を電気的に結合するフィードバック回路がさらに提供され、フィードバック回路は電気的光検出器信号の変調指数に基づいて制御信号を発生させるための制御信号発生器を含む。
本発明が好ましい実施形態を表わす添付の図面を参照しながらさらに詳しく述べられるが、図中、同様の素子は同様の参照番号で示される。
様々な実施形態において、本発明の光導波路型デバイス(OWD)は単一の基板の上または中に電気光学材料で形成される集積型光デバイスであることが好ましい。基板は、限定はされないがGaAs、InP、またはLiNBOを含めた電気光学的結晶で作られてもよく、または電気的に制御可能なパラメータを備えた光導波路を形成するように上に配置された電気光学材料を備えた非電気光学材料で作られてもよい。いくつかの実施形態では、モノリシックLiNbO結晶の、限定はされないがX、Y、またはZ切断面を含めた多様な切断面が基板として利用される。これらの実施形態では、光導波路は当該技術で知られている適切な不純物の内部拡散によってLiNbO基板の中に形成されることが可能である。LiNbOベースのものを含めた光デバイスは、例えば米国特許第5416859号明細書および米国特許第5526448号明細書に述べられており、これらは本発明を理解するために必要な範囲で本願明細書に参照で組み入れられる。別の実施形態では、光導波路構造は半導体層のエピタキシャル堆積に続くエッチングを使用してGaAsまたはInPなどの適切な材料の半導体基板上に形成される。LiNbOチップなどの単一チップ内へのすべての部品の集積化はコストを削減し、性能を向上させ、さらに優れた安定性と制御性を提供する。単一チップ上に集積化された本発明の光導波路型デバイスはQPSK、M−ary位相変調、直交振幅変調(QAM)などといった位相変調と振幅変調のいずれの組み合わせにも使用されることが可能である。本発明の光導波路型デバイスは、限定はされないが当業者に知られている導波路層のエピタキシャル堆積、金属の内部拡散および/または(アニール)プロトン交換技術、湿式エッチング、反応性イオン・エッチング、プラズマ・エッチング、その他などといった当該技術で知られている様々な技術を使用して単一チップ上に集積化されて形成されることが可能である。
図1〜4は本発明の光導波路型デバイス(OWD)の4つの例示的な実施形態を示しているが、しかし本発明はこれらの実施形態に限定されない。これらの図では、光導波路はいずれの適切な形状であってもよいが基板を表わす矩形のブロックの上に黒い太線で示され、その一方で電気的接続は破線の矢印で図式的に例示されており、この矢印は同時に前記電気的接続を介して供給される電気信号を表わす。図5は光変調器の一例の実施形態を例示しており、ここではOWDは本発明によるモニタリング回路と制御回路を備える。この図では、OWDを表わす矩形のブロックの外部にある電気的接続が実線で示されており、その一方でOWDを表わす矩形のブロックの内部にある実線は光導波路を示す。図1〜5において、同様の参照番号は同じまたは類似した要素を示す。
最初に図1を参照すると、本発明の第1の実施形態による光導波路型デバイス(OWD)100が示されており、これは光をOWD100の内と外で結合するための入力光ポート101と出力光ポート111、および入力と出力ポート101、111の間で光学的に結合された導波路型位相変調器(WPM)110を含む。WPM110は内部を伝搬する光の光位相をデータ信号で変調するために光データ送信器の一部として使用されることが可能である。本発明によれば、動作中および/または較正の時間にWPM110をモニタするために別個の光モニタ・ポート151を備えた導波路型モニタリング構造(WMS)150が設けられる。WMS150は、マッハツェンダ型干渉計(MZI)を形成するようにWPM110と並列で光学的に結合される。現在好ましい構成では、WPM110とWMS150は平面状光波回路(PLC)を形成するように単一チップに集積化される。しかしながら他の実施形態は下記で述べられるものと同じまたは同様の機能を実行するバルク構成要素、例えば光ファイバを利用することもあり得る。
図示された実施形態では、WPM110は隣接する主たる光導波路105の区分115の両側に信号電極117を設けることによって形成され、それにより、当該技術で知られているように信号電極117に電圧を印加することによって導波路の屈折率の変化に影響を与える。主たる光導波路105は入力ポート101と出力ポート111を光学的に接続し、当該技術で知られているように基板130の上または中に電気光学材料で形成される。
WMS150はWPM110に入る光と出る光を取り出すようにWPM110の端部に配置された第1と第2の光タップ121と122、第1の光タップ121に結合された補助的位相変調器(APM)160、第1の光タップ121からの光を第2の光タップ122からの光と組み合わせ、組み合わされた光を光モニタ・ポート151に結合する光コンバイナ140を含む。APM160は、第1の光タップ121と光コンバイナ140との間で光学的に結合される補助的導波路165と、補助的導波路165内を伝搬する光の光位相を電気光学的に変調し、かつ位相試験信号を与え、それに応じてモニタ光40の強度を変化させるように、隣接する補助的導波路165の両側に配置される2つの試験電極160とを含む。
動作時では、例えばcw単一モードのDFBレーザ・ダイオードなどのレーザ・デバイス20からの光10が入力光ポート101の中に放たれ、主たる光導波路105経由でWPM110を通って出力ポート111に向かって伝搬する。破線矢印171で図式的に示されるように信号電極117に印加される電気的駆動信号Vdr(t)に応答して、WPM110は内部を伝搬する光10に光位相シフトΦを与える。例を挙げると、電気的駆動信号Vdr(t)171は、伝搬する光にWPM110によって与えられる位相シフトΦが2つの見込まれる値ΦとΦ+ΔΦとの間で切り換わり、それによってWPM110がBPKS変調器として動作するようにされる。ここで、ΔΦは特定の位相変調の大きさであり、Φは温度およびデバイスの老化によって変わり得るが複数のビット間隔にわたって実質的に一定を保ち、差動検出を相殺する任意の位相値である。以下では、Φは一般性を失わずに0であると仮定される。下記で述べられる実施形態では、ΔΦは実質的にπ/(2)(式中、kは0を含めた整数である)であるターゲットの値を有してもよいが、この限定は本発明に関して必要でなく、ΔΦは特定の用途で望まれるどのような値をとることもあり得る。出力ポート111は光位相シフトΦを有する変調光30を出力し、これは駆動信号V(t)に従って経時的に交番し得る。
WMS150の目的は動作中、例えばWPM110がデータ信号で変調されるときに位相変調の大きさΔΦのモニタリングを可能にすることであり、したがってWMS150は本願明細書では位相モニタリング構造とも称される。第1の光タップ121は第1の取り出し光131を供給するためにWPM110に入る光の一部を取り出し、その一方で第2の光タップ122は第2の取り出し光132を供給するため、およびこれを第1の取り出し光131と組み合わせるためにWPM110を出る光の一部を取り出す。図1に示されるように、第1の光タップ121からの第1の取り出し光131はAPM135を通過し、これが電極160に印加される電気的試験信号V(t)に応答して、第1の取り出し光131の光位相に試験位相信号φ(t)を加えることによって光位相を変調する。別の実施形態では、APM135は第2の光タップ122からの第2の取り出し光132を変調するように配置されることもあり得る。APM135を通過する取り出し光はこれ以降では試験光とも称される。一方の位相が試験信号V(t)によって変調された第1と第2の取り出し光131、132はモニタ・ポート151に結合された出力導波路145を有する光コンバイナ140によって組み合わされる。モニタ・ポート151は組み合わされた取り出し光を、第1の取り出し光131が第2の取り出し光132と混合されるモニタ光40の形で供給する。光検出器(PD)50は、WPM110によって与えられる位相シフトΦに従うモニタ光40の強度変化を制御可能に検出するため、およびこれらを電気信号に変換するためにモニタ・ポート151からモニタ光40を受けるように配置される。PD50は、例えばモニタ光に敏感であって下記で述べられるような適切な帯域幅を有する適切なフォトダイオードとして具現化されてもよい。
当業者は理解するであろうが、WPM110およびAPM135はMZIの2本のアームを形成し、これが第1および第2の光タップ121および123、および光コンバイナ140をやはり含む。したがって、モニタ・ポート151から供給されるモニタ光40の強度は試験位相信号φ(t)とWP110内の位相シフトΦとの間の関係によって決まる。さらに特定すると、モニタ光40は干渉成分I≒a×Icos(Φ−φ(t)+φ)を有し、それにより、モニタ光40の強度Iは位相シフトΦに応じて
Figure 2009098693
として変化し、
ここでパラメータa≦1は第1と第2の光タップ121、122のタップ係数αとαの比によって決まり、強度Iは主たる光導波路105内に発射される光強度に比例し、タップ係数αとαによって決まり、φはAPM135の電極160に適切なバイアス電圧を印加することによってゼロにされることが可能な一定の位相シフトである。式(1)によれば、WMS150はWPM110によってもたらされる位相変調をAPM135によって印加される試験位相信号φ(t)に従うモニタ光40の強度変調へと変換する。
WPM110が2進NRZ信号によって駆動されるとき、モニタ光の強度は2つの値:I=I×[1+a×cos(ΔΦ−φ(t))]とI=I×[1+a×cos(φ(t))]との間で交番し、電気的駆動信号171のマークおよびスペースに対応する。電気的駆動信号171のデータ転送速度Rが試験位相信号φ(t)の特性周波数fよりもはるかに高く、かつ電気的駆動信号171が実質的に等しいマークおよびスペースの確率を有すれば、モニタ光30の強度は1/Rよりもはるかに大きいが1/fよりも小さい時間間隔T全体にわたって平均されることが可能であり、結果として式(2)
Figure 2009098693
を満たす平均モニタ信号Iav=(I+I)/2につながる。
したがって、試験位相信号φ(t)の低速の変化はこれに対応するモニタ信号の平均強度Iavの変化に変換され、変換効率はWPM110によって与えられる位相シフトΦの位相変調の大きさΔΦによって決まり、かつ位相シフトΦがNRZ変調されるときにcos(ΔΦ/2)に比例する。
光タップ121および122によって主たる光導波路105から取り出される光の一部αとα、またはタップ係数は比較的小さいことが好ましく、例えば10%未満、好ましくは5%と1%の間であり、それにより、入力ポートと出力ポート101、111の間の光学的損失は小さい。必ずしも必要ではないが、第1と第2の取り出し光131、132がほぼ等しい強度でモニタ光40内に存在するように第1と第2の光タップ121、122のタップ係数が選択されることがさらに好ましいと見込まれ、このケースではa≒1であり、それにより、モニタ光の干渉成分が最大にされ、平均モニタ信号Iavは以下の式(3)
Figure 2009098693
から推定されることが可能である。
したがって、APM135によって供給される試験位相信号φ(t)はWPM110によって与えられる光位相シフトの位相変調の大きさΔΦに従うモニタ光40の平均強度の変調へと変換される。したがって、受け取ったモニタ光40を電気信号に変換する適切なフォトダイオードなどのPD50でモニタ光40の平均強度をモニタすることによって、WPM110によって与えられる位相シフトΔΦを効率的にモニタすること、および変調時の位相シフトΦの目標の「オン」および「オフ」の値を維持するために要求される電気的駆動信号Vdr(t)を調節することができる。特に、式(3)は位相変調の大きさΔΦが正確にπラジアンに等しいときに平均モニタ信号IavがWMS150内の試験光の位相変調に左右されず、したがって電気的試験信号172に左右されず、それにより、平均モニタ信号内の試験位相信号φ(t)の出現はWPM110の「オン」電圧設定が変調器のVπ電圧値から逸脱していることの表示として役立つことを示している。
有利には、図1に示された実施形態では試験信号V(t)によって変調される第1の取り出し光131は出力ポート111から分断される。第2の光タップ122と本願明細書ではY接合導波路型結合器として具現化される光コンバイナ140の組み合わせはAPM150からの変調された取り出し光が主たる光導波路105の中に戻されることを防止し、それにより、変調された出力光111内の試験信号の漏洩は無くなる。
ここで図2を参照すると、本発明の第2の実施形態によるOWD200が示されている。OWD200はあらゆる点でOWD100に類似しているが例外として、WPM110を出る光の一部を取り出すための第2の光タップが出力光ポート111に結合された第1の出力導波路244および第1の光モニタ・ポート151に結合された第2の出力導波路243を有する4ポート型光結合器240としてOWD200内に具現化される。光結合器240の入力導波路241、242はそれぞれWPM110およびAPM135からの出力を受け取る。有利には、この配列はOWD100の光コンバイナ140を必要とせず、なぜならばその機能は光結合器240によって遂行されるからである。第2の出力導波路243から外に伝搬する光は第1の光結合器121およびAPM135からの第1の取り出し光131を結合器240によって主たる導波路105から外に結合される第2の取り出し光132と組み合わせる。このケースではAPM135によって変調される第1の取り出し光131のうちのいくらかが結合器240によって主たる導波路105の中に結合させられ、したがって出力信号ポート111から出る変調光30’内に存在し、この結合は第1の光タップ121のタップ係数αと光結合器240の交差結合係数α12の積に比例し、αとα12の両方が小さく、例えば5%未満、好ましくは3%と1%の間であることを条件としてかなり小さいと見込まれる。ここで、光結合器240の交差結合係数α12は第1の出力導波路242を通って結合器240から出る光強度に対する第2の入力導波路242を通って結合器240に入る光強度の比として定義される。
図1および2は基板130の上または中に形成された関連するWMS150を伴う単一のWPM110をそれぞれ示しているが、他の実施形態では、好ましくはそれぞれが専用の集積型WMSおよび関連する専用のモニタ・ポートを備えて単一の基板の中または上に形成された2つ以上のWPMがあってもよい。図1および2に示される基板130は複数のWPMを有するさらに大きい基板の一部分でもあり、これらのWPMが直列または並列のどちらかで光学的に結合され、WMP110がこれらのうちの1つであり、追加のWPMのうちの少なくともいくつかがこれらに並列で光学的に結合されてそれぞれのWPMとMZ型の干渉構造を形成する付随の集積型WMSを有し、それにより、それぞれのWPMによって与えられる位相シフトを他のWPMとは無関係に専用のモニタ・ポートを介してモニタすることもやはり可能である。
図3を参照すると、本発明の第3の実施形態によるOWD300が提供されている。この実施形態では、OWD300は入力光ポート301と出力光信号ポート311との間で折り返し構造で直列で光学的に接続された第1のWPM320と第2のWPM320を含む光QPSK変調器である。主たる導波路301は基板330の上または中に電気光学材料で形成され、この実施形態では両方が基板330の第1の側に配置される入力ポートと出力ポート301、311を光学的に接続するように基板300の第1の側から反対側へと横断して引き返す。第1および第2のWPM310および320はそれぞれ信号電極347、346の対を含み、これらは図1のWPM110に関して上記で述べられたように主たる光導波路305の周囲でかつ平行した部分で基板330上に配置される。主たる光導波路305が折り返す位置でミラー355が入力および出力ポート301、311と反対の基板330の側に設けられ、それにより、入力光ポート301から導波路105内を伝搬する光を導波路305の下側部分に沿って出力信号ポート311に向けて反射する。有利には、この折り返し構造は基板330の利用率を向上させ、OWD300のサイズを小さくする。
動作時では、光10が入力光ポート301を通して導波路305の中に発射され、第1のWPM310および第2のWPM320を順々に通って伝搬する。第1のWPM310は第1のWPM310の電極347に印加される第1の電気的駆動信号Vdr1(t)に応答して第1の位相シフトΦを伝搬する光に与え、その一方で第2のWPM320は第2のWPM320の電極346に印加される第2の電気的駆動信号Vdr2(t)に応答して第2の位相シフトΦを伝搬する光に与え、それにより、出力信号ポート311を出る光位相Φout=(Φ+Φ)を獲得した変調光1030を作り出す。一実施形態では、第1の電気的駆動信号Vdr1(t)はV=0ボルトとΔV=Vπ1との間で切り換わり、その一方で第2の電気的駆動信号Vdr2(t)はV=0ボルトとV=Vπ2/2との間で切り換わり、それにより、Φは2つの可能な値Φ10およびΔΦ=πラジアンを伴う(Φ10+ΔΦ)のうちの一方をとり、その一方でΦは2つの可能な値Φ20およびΔΦ=π/2ラジアンを伴う(Φ20+ΔΦ)のうちの一方をとり、ここでΦ10およびΦ20は電圧に関係ないWPM310および320内の位相のオフセットであり、Vπ1およびVπ2は、それぞれの変調器を通って伝搬する光にπラジアンまたは180度の追加の電圧に無関係の光位相シフトを与えるために第1のWPM310および第2のWPM320にそれぞれ印加されるべき電圧である。このとき合計の獲得される光位相ΦoutはQPSKまたはDQPSK変調形式に従って4つの可能な値(θ、θ+π/2、θ+π、θ+3π/2)のうちの1つをとることができ、ここでθ=Φ10+Φ20である。
しかしながら、V1πおよびV2πの値、すなわちそれぞれの変調器内でπラジアンの光位相シフトを生じさせるために第1および第2のWPM310および320にそれぞれ印加されるべき電圧値は、例えば導波路305の光学的および電気光学的特性に対する、および駆動回路の電気的特性に対する温度変化の影響に起因して、または老化に起因して経時的に変化する可能性が高い。これは第1および第2のWPM310、320によって与えられる位相シフトΔΦおよびΔΦの実際の値がπおよびπ/2ラジアンの特定の値から逸脱し、送信される信号の不完全性につながる原因になると見込まれる。
有利には、WPM310または320のそれぞれは、図1のWMP110とWMS150に関して上記で述べられたように、干渉マッハツェンダ型構造を形成するようにこれらに並列で光学的に結合されたそれぞれのWMS350または360を備える。
特に、第1のWMS350は第1のWPM310に入る光と出る光それぞれの一部を取り出してこれらの光の取り出し部分を第1の光モニタ・ポート351に向けて方向付ける第1および第2の光タップ315、316を使用して第1のWPM310と光学的に並列で接続される第1のAPM335を含む。第1および第2の光タップ315、316から取り出された光は、第1の光タップ317から取り出された光がこれに第1の試験位相シフトφを与えるための第1のAPM335を最初に通過すると次いで、第1の光コンバイナ323を使用して組み合わされる。第1のモニタ・ポート351は第1の光タップ315からの変調された取り出し光が第1のWPM310内でΦの位相シフトを経験した第2の光タップ316からの取り出し光と混合される第1のモニタ光1041を出力する。結果として、第1のモニタ光は第1のWPM310によって与えられる第1の位相シフトΦを示す強度成分を含み、式(1)に従ってcos(Φ−φ+φ10)に比例して変化する。
同様に、第2のWMS360は第2のWPM320に入る光と出る光それぞれの一部を取り出してこれらの光の取り出し部分を第2の光モニタ・ポート361に向けて方向付ける第3および第4の光タップ317、318を使用して第2のWPM320と光学的に並列で接続される第2のAPM336を含む。第3および第4の光タップ317、318から取り出された光は、第3の光タップ317から取り出された光がこれに第2の試験位相シフトφを与えるための第2のAPM336を最初に通過すると次いで、第2の光コンバイナ324を使用して組み合わされる。第2のモニタ・ポート361は第3の光タップ317からの変調された取り出し光が第2のWPM320内で第2の位相シフトΦを経験した第4の光タップ318からの取り出し光と混合される第2のモニタ光1042を出力する。結果として、第2のモニタ光1042は第2のWPM320によって与えられる第2の位相シフトΦを示す強度成分を含み、式(1)に従ってcos(Φ−φ+φ20)に比例して変化する。
第1および第2のWPMのそれぞれがデータ転送速度Rのそれぞれのデータ信号でPSK変調されるとき、データ転送速度Rよりもはるかに小さい試験周波数での第1の試験位相シフトφの低速の変調は第1のモニタ光1041の平均強度の変調という結果につながり、式(3)に従うと、この強度変調の強さは第1のWPM310によって与えられる第1の位相シフトΦの位相変調の大きさΔΦの実際の値を示す。同様に、第2の試験位相シフトφの低速の変調は第2のモニタ光1042の平均強度の変調という結果につながり、これは第2のWPM320によって与えられる位相変調の大きさΔΦの実際の値を示す。第1および第2のモニタ光1041、1042の強度変調を強度感受性の低速光検出器で検出することによって、WPM310およびWPM320によって与えられる位相シフトが独立して査定されることが可能である。
ここで図4を参照すると、本発明の第4の実施形態によるOWD400が提供されている。この実施形態ではOWD400は、図3を参照して上述されている、関連する第1および第2の集積型WMS350、360を伴う第1および第2のWPM310、320に加えて、導波路型MZMとして具現化され、かつ入力光ポート401と出力光信号ポート411との間でWPM310、320と直列で接続されるパルス・カーバー470もやはり含む光RZ−QPSK変調器である。OWD400はウェハ430の有効利用のために二重折り返し構造を有し、ウェハの中または上に、図の機能素子470、310、335、320、336、ならびにこれらの機能素子を横切り、入力光ポート401を出力光信号ポート411と結合する主たる光導波路405が形成される。主たる光導波路405に結合されるミラー455および355は反射によって光を折り返し導波路405に沿って方向付けるように導波路の折り返し位置に配置される。
動作時では、光10は入力光ポート401を介してOWD400に入り、主たる光導波路405を経由してMZM470を通って伝搬し、ここで主たる光導波路405は2つの導波路アーム481と482に分割され、これらは互いに光学的に並列で配置され、その端部で光スプリッタ471および光コンバイナ472と結合される。1つの(D)QPSKシンボルの持続時間に等しい周期で当該技術で知られているような光パルスの列を形成するように電気的クロック信号480でMZM470にバイアスをかけて駆動するために3つの電極485が導波路アーム481、482に平行してかつ隣接してMZM485の中に設けられる。MZM470は光パルスの列の形で光10’を作り出し、この光は主たる光導波路405に沿って伝搬し、ミラー455から反射し、次いで直列で接続された第1と第2のWPM310、320を横切って図3を参照して上記で述べられたように光位相シフトΦoutを獲得し、出力光信号ポート411を介して変調光2030としてOWD400を出る。いくつかの実施形態では、変調光411は駆動信号Vdr1(t)およびVdr2(t)を成形する選択されたデータのプリコーディングに応じてRZ−QPSKまたはRZ−DQPSK形式に従って変調される。この実施形態では、第1および第2のWMS350および360は図3を参照して上記で述べられたように機能し、WPM310、320によって与えられる第1および第2の位相シフトΦ、Φの位相変調の大きさΔΦおよびΔΦの独立したモニタリングを可能にする。
本発明の他の実施形態は所望の位相変調形式に応じて、直列で接続されてWPMの列を形成する2つ以上のWPMを利用することもあり得る。特に、M=2であってnが整数である場合のM−ary PSK(MPSK)または差動M−ary PSK(DMPSK)変調が直列で接続されたn個のWPMの例を使用して実現されてもよく、ここではk番目のWPMは(π/2k−1)変調器であり、すなわちΔΦ=π/2k−1ラジアンだけ異なる2つの可能な値のうちの一方に等しい光位相シフトを与え、ここでk=1,...,nである。本願明細書において「x−変調器」という用語はxラジアンだけ異なる2つの可能な値のうちの一方に等しい光位相シフトを与える光位相変調器を意味するように使用され、そのような変調器はまた、位相変調の大きさxをもたらすとも言われる。
したがって、本発明の実施形態は単一の基板の上または中に形成された複数のWPMを含むOWDを提供し、それぞれのWPMは、APMを含むWMSであってマッハツェンダ型干渉計(MZI)を形成するようにそれぞれのWPMと並列で光学的に結合される付随の集積型WMSを有し、それぞれのWMSはそれぞれのWPM内の光位相シフトを示すモニタ光を供給するための専用のモニタ・ポートを含む。
例えば、1つのそのような実施形態はn=log(M)個(M=2,3,...)の直列で接続されたWMPの列を含む光MPSK変調器を提供し、ここでは列の中のk番目のWPMは長さL(k=1,...,n)を有し、これら複数のWPMの長さLは2進数列{L×2}={L,L×2,...,L×2n−1}を形成するように順序付けられてもよく、それぞれのWPMの長さは先行するWPMの長さの2倍である。有利には、そのようなWPMはMPSKまたはDMPSK変調をもたらすために同じ大きさの電圧で駆動されることが可能である。実際では、WPMの長さが2進数列から逸脱するが2進数列に相当する長さの約±30%以内であるとき、全体的デバイス長および駆動電子回路の駆動電圧性能を保存することがまだ達成され得る。特に、図3および4のWPM310および320は同じ長さを有するように示されているが、これらの図は原寸に比例しておらず、例えばWPM320がWPM310の半分の長さ、またはその逆であってもよいことを理解されたい。それぞれのWPMの長さがその電極の長さ、すなわちWPM内の電気光学相互作用の長さによって規定されることもやはり理解されたい。
本発明の別の態様は、例えば図1〜4に例示されるような集積型WMSを有するWPMが、動作中にモニタ光の強度変調に応答してWPMの電気的駆動信号を調節するモニタリングおよび制御(M&C)回路が提供される光変調器を提供する。M&C回路の動作は、第1または第2の取り出し光の光位相を適切に低速の試験周波数fで繰り返し掃引するようにWMSのAPMが低速で変調され、その一方でWPMがはるかに高速のデータ転送速度R>>fで変調されるとき、試験周波数fでのモニタ光強度の変調指数mは伝搬する光にWPMによって与えられる位相変調の大きさΔΦを示し、WPMをモニタするため、および必要に応じて電気的駆動信号を調節するために使用されることができるという上記で言及された観測に基づいている。
本発明の集積型WMSからのモニタ光に基づいてWPMの電気的駆動信号を制御するためのM&C回路の実施形態が下記でOWD100を参照して例として述べられる。
図5を参照すると、本発明の第5の実施形態による光変調器600は例えば図1を参照して上記で述べられたようなOWD100、位相シフトΦを予め定められた位相変調の大きさΔΦで変調するように受信2進データ信号601に応答して電気的駆動信号171を発生させるためにWPM110に電気的に接続されたデータ信号発生器625、電気的試験信号172を発生させるためにAPM135に電気的に接続された試験信号発生器620、および電気的PD信号621に基づいて駆動信号171を調節するためにPD50とデータ信号発生器625を電気的に結合するフィードバック回路660を含む。一実施形態では、電気的試験信号172はAPM135を通って伝搬する光の光位相を少なくとも2πラジアンだけ変調するために十分な大きさを有する。
図示された実施形態では、フィードバック回路660は電気的PD信号S621に基づいて制御信号S655を発生させるためにPD50とデータ信号発生器625との間に電気的に結合された制御信号発生器650、および制御信号Sに応答して駆動信号Vdr(t)171の振幅を調節するための電圧制御回路670を含む。
動作時では、データ信号発生器625が電気的駆動信号Vdr(t)171を発生させ、この信号が論理「1」および「0」などのビット値、またはマークおよびスペースの配列の形で情報を担持し得る受信2進データ信号601に応答して2つの駆動信号値VminとVmaxとの間で交番する。別の実施形態では、電気的駆動信号Vdr(t)171は受信データ信号601が無い場合にデータ信号発生器625によって作り出されるPRBS信号であってもよい。電気的駆動電流Vdr(t)171は例えばNRZ電圧信号であってもよく、その場合には一方のビット値がVmin=0ボルト(V)に対応し、他方のビット値がVmax=Vdrに対応し、ここでVdrは非ゼロのピーク駆動電圧である。ピーク駆動電圧Vdrは位相変調の大きさΔΦの特定の値をもたらすようにWPM110によって選択される特定の目標値を有する。例えば、望ましい位相変調の大きさΔΦがΔΦ=π/2k−1(ここでkは整数)に等しければ、ピーク駆動電圧Vdrは(Vdrπ/2k−1に等しく設定され、ここで(Vdrπはデバイスの較正の時に決定されてもよいWPM110のVπ電圧である。しかしながら、経時的なデバイスの老化、周囲温度の変化および/または光10の波長の変化が実際のVπおよび/またはVdrの値の変化という結果につながることも考えられ、それにより、データ信号発生器625によってもたらされるピーク駆動電圧Vdrが(Vdrπ/2k−1から逸脱し始め、結果として位相変調の大きさΔΦの特定の値、例えばπラジアンの特定の部分からの逸脱につながる。
データ送信時にWPM110によって与えられる実際の位相変調の大きさΔΦをモニタするために、試験信号発生器620はデータ転送速度Rよりもはるかに小さい低い試験周波数fの電気的試験信号V(t)172を発生させ、取り出し光の光位相を変調するためにこの電気的試験信号V(t)172をAPM135に印加する。電気的試験信号V(t)172はAPM135を通って伝搬する取り出し光の光位相を少なくとも2πラジアンだけ変調するために十分である振幅Vを有することが好ましい。例を挙げると、データ転送速度Rは1Mb/sから10Gb/sの範囲にあり、その一方で試験周波数fは100Hzから100kHzの範囲にある。
PD50は受信したモニタ光の振幅変調を試験周波数fで検出し、その一方でモニタ光の変調成分をデータ転送速度Rで平均するために適切な帯域幅を有する低周波数で低速の光検出器であることが好ましい。したがって、この検出器は試験周波数fの変調成分を有することができるがデータ転送速度Rでのモニタ光強度の変化に実質的に左右されない電気的光検出器信号SPD(t)621を作り出す。他の実施形態では、PD50は低周波数の光検出器または広帯域の光検出器のどちらであってもよく、制御信号発生器650はほぼ試験周波数f以上であるがデータ転送速度Rよりもはるかに小さいカットオフ周波数を備えたローパス・フィルタ611を入力部に含む。データ転送速度の変化は平均されるが試験信号に起因する変動が少なくとも部分的に保持される電気的光検出器信号SPD(t)621はこれ以降では平均PD信号SPD(t)621と称される。PD50はWPM110とAPM135が形成される同じ基板またはチップに集積化されてもよく、または例えばレンズまたは短尺ファイバを使用してOWD100に光学的に結合された物理的に別個のデバイスであってもよい。
制御信号発生器650は、例えば試験周波数fによる変調に関連する平均PD信号SPD(t)621の変調指数mを示し、例えばこれに比例する変調指数信号S652を発生するためにPD50に結合された変調指数信号発生器605を含む。ここで、変調指数mは試験周波数fでの平均PD信号621の強度変調の相対的深さを表わし、
Figure 2009098693
として規定されることが可能であり、
式中、SPDmaxおよびSPDminは平均PD信号SPD(t)621の最大値および最小値であり、これらはAPD135が試験信号で変調されるときに変調指数信号発生器605によって測定される。
例を挙げると、変調指数信号発生器605は平均PD信号SPD(t)621のDC成分およびAC成分を試験周波数fで検出するための並列接続されたDC検出器とAC検出器、および変調指数信号Sを作り出すようにAC成分をDC成分で割り算するための割り算回路を含んでもよい。変調指数信号発生器605が当該技術で知られているようにアナログRF成分を使用して、またはアナログ/デジタル(A/D)変換器を使用してデジタルで具現化されて適切にプログラムされたマイクロプロセッサまたはFPGAによって引き継がれることが可能であることを当業者は理解するであろう。
WPM110がマークおよびスペースの等しい確率を備えた高いデータ転送速度Rでデジタル変調されるとき、取り出し光の光位相を繰り返し掃引するための試験信号172のAPD135への印加はWPM110によって伝搬する光に与えられる位相変調の大きさΔΦに特有に関連する平均PD信号SPD(t)621の変調指数mによる変調という結果につながる。変調指数信号Sを位相変調の大きさΔΦの特定の値に対応する基準信号Srefと比較することによって、実際の位相変調の大きさのその特定の値からの逸脱が検出されることが可能である。この比較は変調指数信号Sに関して予め定められた設定点を表わす基準信号Srefを発生させるための基準信号発生器615、および変調指数信号Sと基準信号Srefとの比較に基づいて制御信号Sを発生させるためのコンパレータ610を使用して達成される。一実施形態では、変調指数信号Sに関する1つまたは複数の設定点に対応する1つまたは複数の値を保存するためにメモリ640が提供され、それぞれの設定点は、デバイスの較正手順によって決定される位相変調の大きさΔΦの特定の設計値に対応する。例えば、メモリ640内に保存される値は、WPM110が例えばOWD100の出力光30の光位相変調を独立して測定することによって確認されるΔΦk=π/2k−1の位相変調の大きさを与えるように駆動されるときに変調指数信号発生器605によって作り出される変調信号Sの値に相当してもよい。
特に、SPM110がπ変調器として動作するとき、すなわち出力光30にSPM110によって与えられる光位相シフトがマークおよびスペースの等しい確率を伴ってπラジアンだけ離れた2つの値の間で交番するとき、平均PD信号SPD(t)621は試験変調172に左右されず、それにより、変調指数信号Sに関する設定点は変調の不在に相当し、すなわちSref=0である。
メモリ640はメモリ640内に保存された設定点に対応する基準信号Srefを発生させる基準信号発生器615に結合される。この基準信号はコンパレータ610に供給され、このコンパレータは差動加算器として具現化されてもよく、変調指数信号発生器605からの変調指数信号S652もやはり受信する。次にコンパレータ610は変調指数信号Sおよび基準信号Srefに基づいて、例えば一方を他方から引き算することによって制御信号S655を発生させる。制御信号S655は、例えば基準信号Srefと変調指数信号Sとの間の差
Figure 2009098693
に比例してもよく、
またはコンパレータ/差動加算器610の出力部に接続された場合によって用いられるPID制御器635によってこの差から作り出されてもよい。変調指数信号Sの特定の設定点からの逸脱を小さくし、それによって位相変調の大きさΔΦの特定の値からの逸脱を小さくするように制御信号Sに基づいてピーク駆動電圧Vdrを調節するために、電気的結合がこの制御信号S655をデータ信号発生器625の制御ポートにもたらされる。
制御信号発生器650は、A/D変換器とマイクロプロセッサおよび/またはFPGAの使用、データ信号発生器625および/または試験信号発生器620で共有されるマイクロプロセッサおよび/またはFPGAの使用を含めて、当業者に知られているような様々な方式で具現化されることが可能である。
OWD100は付随の集積型WMS135を備えた単一のWPM110のみを含むように図5に示されているが、本発明の光変調器の他の実施形態ではWPM110は複数のWPMのうちの1つであり、これらは上記で述べられたように直列で接続されてもそうでなくてもよく、単一の基板上に電気光学材料で形成されることが好ましく、同じ基板上に集積化された複数の付随のWPMをさらに含み、それぞれのWMSは異なるWPMに並列で光学的に結合され、例えばそれぞれのWPMを駆動するデータ信号発生器にそれぞれのフォトダイオードを接続するために図5のフィードバック回路660などの別々のフィードバック回路を使用してそれぞれのWPMを別々に位相モニタリングすることを可能にするための専用のフォトダイオードをそれぞれが有する別々のモニタ・ポートに接続される。
本発明の前出の実施形態のそれぞれが別の実施形態の一部を利用してもよいことは理解されるはずである。
もちろん、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、数多くの他の実施形態が想像されることが可能である。
Y接合導波路型コンバイナを組み入れる集積型モニタリング構造を備えた導波路型位相変調器を示す図である。 2×2光結合器を組み入れる集積型モニタリング構造を備えた導波路型位相変調器を示す図である。 集積型位相モニタリング構造を備えたNRZ−QPSK変調器を組み入れる光導波路型デバイスを示す図である。 集積型位相モニタリング構造を備えたRZ−QPSK変調器を含んで組み入れる光導波路型デバイスを示す図である。 集積型位相モニタリング構造および位相変調の大きさを制御するためのフィードバック回路を備えた導波路型位相変調器を含む光変調器を示すブロック図である。
符号の説明
10 光
20 レーザ・デバイス
30、30’、1030、2030 変調光
40、1041、1042 モニタ光
50 光検出器(PD)
100、200、300、400、600 光導波路型デバイス(OWD)
101、301、401 入力光ポート
105、305、405 主たる光導波路
110、310、320 導波路型位相変調器(WPM)
111、311、411 出力光ポート
115 区分
117、346、347 信号電極
121、315 第1の光タップ
122、316 第2の光タップ
130、330 基板
131 第1の取り出し光
132 第2の取り出し光
135、160、335、336 補助的位相変調器(APM)
140、323、472 光コンバイナ
150、350、360 導波路型モニタリング構造(WMS)
151、351、361 光モニタ・ポート
165 補助的導波路
171 電気的駆動信号Vdr(t)
172 電気的試験信号
240 4ポート光結合器
241、242 入力導波路
243 第2の出力導波路
244 第1の出力導波路
355、455 ミラー
317 第3の光タップ
318 第4の光タップ
430 ウェハ
470 パルス・カーバー
471 光スプリッタ
481、482 導波路アーム
485 MZM(電極)
601 2進データ信号
605 変調指数信号発生器
610 コンパレータ
611 ローパス・フィルタ
615 基準信号発生器
620 試験信号発生器
621 電気的PD信号
625 データ信号発生器
635 PID制御器
640 メモリ
650 制御信号発生器
652 変調指数信号
655 制御信号
660 フィードバック回路
670 電圧制御回路

Claims (18)

  1. 内部に光を放つための入力光ポートと、
    変調光を放出するための出力光ポートと、
    中を伝搬する光に、電気的駆動信号に応答して第1の位相シフトを与えるために、前記入力光ポートと出力光ポートの間で光学的に結合された第1の導波路型位相変調器(WPM)と、
    前記第1のWPMによって与えられた前記第1の位相シフトを示すモニタ光を作り出すために、マッハツェンダ型干渉計(MZI)を形成するように前記第1のWPMと並列で光学的に結合された第1の導波路型モニタリング構造(WMS)と、を含む光導波路型デバイスであって、
    前記第1の導波路型モニタリング構造が
    第1の取り出し光を供給するために前記第1のWPMに入る光の一部を取り出すための第1の光タップと、
    第2の取り出し光を供給するために前記第1のWPMを出る光の一部を取り出すための第2の光タップと、
    前記第1の取り出し光が前記第2の取り出し光と混合される、前記モニタ光を供給するために前記第1および第2の光タップに光学的に結合されたモニタ・ポートと、
    前記第1の位相シフトに応じて前記モニタ光の強度を変調するように前記第1および第2の取り出し光のうちの一方の光位相を試験信号で変調するための補助的位相変調器(APM)と、を含む光導波路型デバイス。
  2. 前記第1の導波路型位相変調器および前記第1の導波路型モニタリング構造が同じ基板の上または中に電気光学材料で形成される、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  3. 前記モニタリング構造が、前記第1および第2の取り出し光を組み合わせるために前記モニタ・ポートに結合された光コンバイナを含む、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  4. 前記光コンバイナがY接合導波路型結合器を含む、請求項3に記載の光導波路型デバイス。
  5. 前記第2の光タップが、前記出力光ポートに結合された第1の出力導波路および前記モニタ・ポートに結合された第2の出力導波路を有する導波路型光結合器である、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  6. 前記第1のWPMが、電気光学材料で形成された導波路と、電気的駆動信号に応答して前記第1の光位相シフトを与えるために配置される信号電極とを含み、
    前記補助的位相変調器が、前記第1と第2の光タップの間で光学的に結合された補助的導波路と、前記補助的導波路を伝搬する光に、電気的試験信号に応答して前記試験位相信号を与えるために配置された試験電極とを含む、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  7. 中を伝搬する光に、第2の電気的駆動信号に応答して第2の位相シフトを与えるために、前記入力と出力の光ポートの間で前記第1のWPMと直列で光学的に結合された第2のWPMと、
    マッハツェンダ型干渉計(MZI)を形成するように前記第2のWPMと並列で光学的に結合された第2の導波路型モニタリング構造(WMS)であって、第2のAPM、および前記第2のWPMによって与えられる前記第2の光位相シフトを示す第2のモニタ光を供給するためにこれに光学的に結合された第2の光モニタ・ポートを含む第2のWMSと、をさらに含む、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  8. 基板と、
    前記基板の上に電気光学材料で形成され前記第1のWPMを含む複数のWPMであって、中を伝搬する光に位相シフトを与えるために、前記入力ポートと前記出力ポートとの間で直列で光学的に結合された複数のWPMと、
    前記基板の上に電気光学材料で形成されて前記第1の導波路型モニタリング構造を含む複数の導波路型モニタリング構造であって、それぞれが、マッハツェンダ型干渉計(MZI)を形成するように前記WPMのうちの異なる1つと並列で光学的に結合され、それぞれの前記WPM内の光位相シフトを示すモニタ光を供給するために専用のモニタ・ポートを含む導波路型モニタリング構造と、を含む、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  9. 前記モニタ光を検出するために、かつ前記試験位相信号に関連する前記モニタ光の強度の変化に応答して電気的光検出器信号を発生させるために前記第1のモニタ・ポートに光学的に結合された第1の光検出器をさらに含む、請求項1に記載の光導波路型デバイス。
  10. 前記第1の光検出器、前記第1のWPM、および前記第1のWMSが単一の基板上に集積化される、請求項9に記載の光導波路型デバイス。
  11. 前記第1のWPMに印加される前記電気的駆動信号を調節するためのフィードバック回路をさらに含む、請求項9に記載の光導波路型デバイス。
  12. 請求項9に記載の光導波路型デバイスと、
    前記第1の位相シフトを予め定められた位相変調の大きさで変調するように前記電気的駆動信号を発生させるためのデータ信号発生器と、
    前記APMを通って伝搬する光の光位相を変調するために前記電気的試験信号を発生させるための試験信号発生器と、
    前記電気的光検出器信号に基づいて前記駆動信号を調節するために、前記第1の光検出器と前記データ信号発生器を電気的に結合するフィードバック回路と、を含み、
    前記フィードバック回路が前記電気的光検出器信号の変調指数に基づいて制御信号を発生させるための制御信号発生器を含む、光変調器。
  13. 動作時に、前記電気的駆動信号が受信データ信号に応答して2つの駆動信号値の間で交番し、前記フィードバック回路が前記2つの駆動信号値のうちの少なくとも一方を調節するためにある、請求項12に記載の光変調器。
  14. 前記制御信号発生器が
    前記光検出器信号の変調指数を示す変調指数信号を発生させるために前記光検出器に結合された変調指数信号発生器と、
    前記変調指数信号に関する予め定められた設定点を表わす基準信号を発生させるための基準信号発生器と、
    前記変調指数信号と前記基準信号との比較に基づいて前記制御信号を発生させるためのコンパレータと、を含む、請求項12に記載の光変調器。
  15. それぞれの設定点が前記位相変調の大きさの特定の値に対応する複数の設定点に対応する値を保存するために前記基準信号発生器に結合されたメモリをさらに含む、請求項14に記載の光変調器。
  16. 前記予め定められた位相変調の大きさが、nがゼロまたは正の整数である場合のπ/2ラジアンに等しい、請求項12に記載の光変調器。
  17. 前記予め定められた位相変調の大きさがπラジアンに等しく、前記予め定められた設定点が前記光検出器信号の実質的にゼロの変調指数に対応する、請求項16に記載の光変調器。
  18. 前記電気的試験信号が、前記APMを通って伝搬する光の光位相を少なくとも2πラジアンだけ変調するために十分な大きさを有する、請求項12に記載の光変調器。
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