JPH0884165A - π/4−DQPSK位相状態エンコーダ/デコーダ、およびπ/4−DQPSK送信器、およびπ/4−DQPSK受信器、およびπ/4−DQPSK送受信システム - Google Patents
π/4−DQPSK位相状態エンコーダ/デコーダ、およびπ/4−DQPSK送信器、およびπ/4−DQPSK受信器、およびπ/4−DQPSK送受信システムInfo
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- JPH0884165A JPH0884165A JP7090119A JP9011995A JPH0884165A JP H0884165 A JPH0884165 A JP H0884165A JP 7090119 A JP7090119 A JP 7090119A JP 9011995 A JP9011995 A JP 9011995A JP H0884165 A JPH0884165 A JP H0884165A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ない数の論理ゲートにより、IS−54規
格または他の同様の標準規格によるπ/4−DQPSK
変調の個別の位相変化に適合させることが可能な位相状
態エンコーダ/デコーダを提供する。 【構成】 本発明によるπ/4−DQPSK位相状態エ
ンコーダ/デコーダ(3、3a)は、2つの論理反転回
路(6a、6b)を含む4端子の電子回路からなり、π
/4−DQPSKを使用して変調、復調する場合に、I
S−54規格または他の同様の標準規格により定義され
る位相状態を生成するようにバイナリーデータを処理す
る。
格または他の同様の標準規格によるπ/4−DQPSK
変調の個別の位相変化に適合させることが可能な位相状
態エンコーダ/デコーダを提供する。 【構成】 本発明によるπ/4−DQPSK位相状態エ
ンコーダ/デコーダ(3、3a)は、2つの論理反転回
路(6a、6b)を含む4端子の電子回路からなり、π
/4−DQPSKを使用して変調、復調する場合に、I
S−54規格または他の同様の標準規格により定義され
る位相状態を生成するようにバイナリーデータを処理す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、π/4−DQPSK
(ディファレンシャル直交位相変調)を使用するバイナ
リーデータの変調に関する。
(ディファレンシャル直交位相変調)を使用するバイナ
リーデータの変調に関する。
【0002】
【従来技術の説明】一般に、異なる形式のデータまたは
異なるソースからのデータを同一のチャネルを経由して
送信するためには、そのチャネルが導体、大気または光
ファイバのいずれであっても、変調技術を必要とする。
π/4−DQPSK変調は、位相変調(PSK)を拡張
したものである。PSK変調において、キャリア(搬送
波)波形A(t)・Cos(Wot+Θ(t))の位相
Θ(t)は、データの論理レベルが変化する場合には、
π変化する。従って、位相Θ(t)は、0またはπの2
つの状態のうちの一方になる。
異なるソースからのデータを同一のチャネルを経由して
送信するためには、そのチャネルが導体、大気または光
ファイバのいずれであっても、変調技術を必要とする。
π/4−DQPSK変調は、位相変調(PSK)を拡張
したものである。PSK変調において、キャリア(搬送
波)波形A(t)・Cos(Wot+Θ(t))の位相
Θ(t)は、データの論理レベルが変化する場合には、
π変化する。従って、位相Θ(t)は、0またはπの2
つの状態のうちの一方になる。
【0003】π/4−DQPSK変調を使用する場合、
キャリア波形A(t)・Cos(Wot+Θ(t))の
位相Θ(t)は、±π/4または±3π/4変化する。
図1は、π/4−DQPSKキャリア信号の状態間の起
こり得る位相変化の配置を示している。
キャリア波形A(t)・Cos(Wot+Θ(t))の
位相Θ(t)は、±π/4または±3π/4変化する。
図1は、π/4−DQPSKキャリア信号の状態間の起
こり得る位相変化の配置を示している。
【0004】図2は、従来技術によるπ/4−DQPS
K送信器の構成を示しており、これは直列バイナリービ
ットストリームの形のデータが図1に示された合成キャ
リア波形の個別の位相状態に配置されるプロセスを示し
ている。最初に、直列バイナリービットストリームは、
直列・並列変換器2により、2つのビットストリームX
kおよびYkに変換される。ここで、ビットペアは、2
つのチャネルそれぞれからの1ビット、すなわち時刻k
における同相成分Ikおよび直交成分Qkと定義され
る。これらのビットペアは、データシンボルまたはデー
タサンプルとも呼ばれる。
K送信器の構成を示しており、これは直列バイナリービ
ットストリームの形のデータが図1に示された合成キャ
リア波形の個別の位相状態に配置されるプロセスを示し
ている。最初に、直列バイナリービットストリームは、
直列・並列変換器2により、2つのビットストリームX
kおよびYkに変換される。ここで、ビットペアは、2
つのチャネルそれぞれからの1ビット、すなわち時刻k
における同相成分Ikおよび直交成分Qkと定義され
る。これらのビットペアは、データシンボルまたはデー
タサンプルとも呼ばれる。
【0005】図3は、直列・並列変換器2の動作を説明
する論理値波形を示す。ビットストリームXkおよびY
kは、ディファレンシャル・マッピング変換機能4によ
り、2つの新たなビットストリームIkおよびQkに変
換される。ディファレンシャル変調では、現在のデータ
サンプルは先のデータサンプルとの関係で表されなけれ
ばならないので、このステップが必要である。ディファ
レンシャル・マッピングの変換機能は良く知られてお
り、次式で表される。 Ik=X(k)・I(k−1)−Y(k)・Q(k−
1) Qk=X(k)・Q(k−1)+Y(k)・I(k−
1)
する論理値波形を示す。ビットストリームXkおよびY
kは、ディファレンシャル・マッピング変換機能4によ
り、2つの新たなビットストリームIkおよびQkに変
換される。ディファレンシャル変調では、現在のデータ
サンプルは先のデータサンプルとの関係で表されなけれ
ばならないので、このステップが必要である。ディファ
レンシャル・マッピングの変換機能は良く知られてお
り、次式で表される。 Ik=X(k)・I(k−1)−Y(k)・Q(k−
1) Qk=X(k)・Q(k−1)+Y(k)・I(k−
1)
【0006】このビットストリームIkおよびQkは、
直交成分信号と呼ばれる。そして、この直交成分信号I
kおよびQkは、ローパスフィルタ(LPF)12、1
4にそれぞれ入力され、そのスペクトルが制限されて、
ろ波された直交成分信号IkfおよびQkfが生成され
る。この直交成分信号IkfおよびQkfは、直交変調
器5に入力される。直交変調器5は、直交成分信号Ik
fおよびQkfの周波数スペクトルをWoにシフトし、
この2つの信号の和を取り、合成キャリア波形A(t)
・Cos(Wot+Θ(t))をつくるように働く。典
型的なπ/4−DQPSK変調における位相Θ(t)の
変化は、表1に従ってマッピングされる。
直交成分信号と呼ばれる。そして、この直交成分信号I
kおよびQkは、ローパスフィルタ(LPF)12、1
4にそれぞれ入力され、そのスペクトルが制限されて、
ろ波された直交成分信号IkfおよびQkfが生成され
る。この直交成分信号IkfおよびQkfは、直交変調
器5に入力される。直交変調器5は、直交成分信号Ik
fおよびQkfの周波数スペクトルをWoにシフトし、
この2つの信号の和を取り、合成キャリア波形A(t)
・Cos(Wot+Θ(t))をつくるように働く。典
型的なπ/4−DQPSK変調における位相Θ(t)の
変化は、表1に従ってマッピングされる。
【0007】従って、ビットストリームXkおよびYk
が変化すると、合成キャリア波形の位相Θ(t)は、±
π/4または±3π/4変化し、この位相Θ(t)の個
々の値は、図1に示されたものに一致する。Ik・B・
Cos(Wot)およびQk・C・Sin(Wot)は直
交する信号であるので、Ikチャネルは同相チャネルと
呼ばれ、Qkチャネルは直交チャネルと呼ばれる。
が変化すると、合成キャリア波形の位相Θ(t)は、±
π/4または±3π/4変化し、この位相Θ(t)の個
々の値は、図1に示されたものに一致する。Ik・B・
Cos(Wot)およびQk・C・Sin(Wot)は直
交する信号であるので、Ikチャネルは同相チャネルと
呼ばれ、Qkチャネルは直交チャネルと呼ばれる。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特定の標準規格を採用
する通信システムにおいては、表1に示された位相状態
の変化は許容されておらず、規格に適合させるために、
変調、復調プロセスに追加のステップを必要とする。例
えば、米国特許第5,260,673号は、位相状態の
変化を配置するための複雑な索引テーブルを開示してい
る。本発明の好ましい実施例は、「セルラーシステム・
デュアルモード・移動機−基地局適合規格」すなわちI
S−54規格についてのものであり、これは、北米デジ
タルセルラー(NADC)システムにより採用されてい
る。IS−54規格は、表2に示されるπ/4−DQP
SK変調についての特定の許容される位相状態変化を採
用している。
する通信システムにおいては、表1に示された位相状態
の変化は許容されておらず、規格に適合させるために、
変調、復調プロセスに追加のステップを必要とする。例
えば、米国特許第5,260,673号は、位相状態の
変化を配置するための複雑な索引テーブルを開示してい
る。本発明の好ましい実施例は、「セルラーシステム・
デュアルモード・移動機−基地局適合規格」すなわちI
S−54規格についてのものであり、これは、北米デジ
タルセルラー(NADC)システムにより採用されてい
る。IS−54規格は、表2に示されるπ/4−DQP
SK変調についての特定の許容される位相状態変化を採
用している。
【0010】
【表2】
【0011】典型的なπ/4−DQPSK変調器の位相
状態変化は表2に示された位相状態変化とは一致しない
ので、索引テーブル法の取り入れ、またはIS−54規
格に従うように他のオフライン動作を必要としていた。
本発明は、IS−54規格を採用するシステムに使用さ
れる場合に限定されるものではなく、表2に示した位相
状態を採用する他の標準規格に適合させる場合にも適用
できる。
状態変化は表2に示された位相状態変化とは一致しない
ので、索引テーブル法の取り入れ、またはIS−54規
格に従うように他のオフライン動作を必要としていた。
本発明は、IS−54規格を採用するシステムに使用さ
れる場合に限定されるものではなく、表2に示した位相
状態を採用する他の標準規格に適合させる場合にも適用
できる。
【0012】本発明は、IS−54規格または他の同様
の標準規格によるπ/4−DQPSK変調器の個別の位
相変化に適合させるために、従来技術において、非効率
的、高価、かつ複雑な索引テーブル法または同じように
望ましくないオフライン処理を必要としていた問題を解
決するためになされたものである。。
の標準規格によるπ/4−DQPSK変調器の個別の位
相変化に適合させるために、従来技術において、非効率
的、高価、かつ複雑な索引テーブル法または同じように
望ましくないオフライン処理を必要としていた問題を解
決するためになされたものである。。
【0013】本発明は、簡単な構成により、IS−54
規格または他の同様の標準規格によるπ/4−DQPS
K変調の個別の位相変化に適合させることが可能な位相
状態エンコーダ/デコーダを提供することを目的とす
る。
規格または他の同様の標準規格によるπ/4−DQPS
K変調の個別の位相変化に適合させることが可能な位相
状態エンコーダ/デコーダを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるπ/4−D
QPSK位相状態エンコーダ/デコーダ(コーデック:
Codec)は、2つの論理反転回路を含む4端子の電
子回路からなり、π/4−DQPSKを使用して変調、
復調する場合に、IS−54規格または他の同様の標準
規格により定義される位相状態を生成するようにバイナ
リーデータを処理する。
QPSK位相状態エンコーダ/デコーダ(コーデック:
Codec)は、2つの論理反転回路を含む4端子の電
子回路からなり、π/4−DQPSKを使用して変調、
復調する場合に、IS−54規格または他の同様の標準
規格により定義される位相状態を生成するようにバイナ
リーデータを処理する。
【0015】本発明による位相状態エンコーダ/デコー
ダは、第1の論理反転回路および第2の論理反転回路か
らなり、第1の論理反転回路は、第1の入力を反転して
第2の出力信号を生成し、第2の論理反転回路は、第2
の入力信号を反転して第1の出力信号を生成する。
ダは、第1の論理反転回路および第2の論理反転回路か
らなり、第1の論理反転回路は、第1の入力を反転して
第2の出力信号を生成し、第2の論理反転回路は、第2
の入力信号を反転して第1の出力信号を生成する。
【0016】本発明による送信器は、直列バイナリーデ
ータをデータシンボルペアである第1および第2のビッ
トストリームに変換する手段と、先のデータシンボルと
の関係で現在のデータシンボルを第1および第2の直交
成分信号の形で提供するディファレンシャル・マッピン
グ変換機能手段と、直交成分信号の周波数スペクトルを
制限し、ろ波された直交成分信号を生成するローパスフ
ィルタと、このろ波された直交成分信号の周波数をシフ
トし、このシフトされた直交成分信号の和をとり、チャ
ネル上に送信するための合成キャリア波形をつくる直交
変調器とを有し、ディファレンシャル・マッピング変換
機能手段への入力に先だって、位相状態エンコーダによ
り第1および第2のビットストリームを反転することを
特徴とする。
ータをデータシンボルペアである第1および第2のビッ
トストリームに変換する手段と、先のデータシンボルと
の関係で現在のデータシンボルを第1および第2の直交
成分信号の形で提供するディファレンシャル・マッピン
グ変換機能手段と、直交成分信号の周波数スペクトルを
制限し、ろ波された直交成分信号を生成するローパスフ
ィルタと、このろ波された直交成分信号の周波数をシフ
トし、このシフトされた直交成分信号の和をとり、チャ
ネル上に送信するための合成キャリア波形をつくる直交
変調器とを有し、ディファレンシャル・マッピング変換
機能手段への入力に先だって、位相状態エンコーダによ
り第1および第2のビットストリームを反転することを
特徴とする。
【0017】本発明による受信器は、合成キャリア波形
の周波数スペクトルをベースバンド信号にシフトし、第
1および第2の直交成分信号を生成する直交復調器と、
復元された直交成分信号から現在のデータシンボルを復
元するディファレンシャル・検出器変換機能手段と、第
1および第2のビットストリームを1つの直列ビットス
トリームに変換する並列・直列変換手段とを有し、並列
・直列変換手段への入力に先だって、位相状態デコーダ
により第1および第2のビットストリームを反転するこ
とを特徴とする。
の周波数スペクトルをベースバンド信号にシフトし、第
1および第2の直交成分信号を生成する直交復調器と、
復元された直交成分信号から現在のデータシンボルを復
元するディファレンシャル・検出器変換機能手段と、第
1および第2のビットストリームを1つの直列ビットス
トリームに変換する並列・直列変換手段とを有し、並列
・直列変換手段への入力に先だって、位相状態デコーダ
により第1および第2のビットストリームを反転するこ
とを特徴とする。
【0018】
【実施例】図4を参照して、本発明の一実施例によるπ
/4−DQPSK送信器の構成を説明する。図4におい
て、直並列変換器2は、直列バイナリービットストリー
ムを入力して、2つのビットストリームXkおよびYk
に変換する。位相状態エンコーダ3は、このビットスト
リームXkおよびYkを入力して、2つの新たなビット
ストリームAkおよびBkを生成する。このビットスト
リームAkおよびBkは、表2により部分的に定義され
るIS−54のようなシステム標準規格に従うようにす
るためのものである。
/4−DQPSK送信器の構成を説明する。図4におい
て、直並列変換器2は、直列バイナリービットストリー
ムを入力して、2つのビットストリームXkおよびYk
に変換する。位相状態エンコーダ3は、このビットスト
リームXkおよびYkを入力して、2つの新たなビット
ストリームAkおよびBkを生成する。このビットスト
リームAkおよびBkは、表2により部分的に定義され
るIS−54のようなシステム標準規格に従うようにす
るためのものである。
【0019】ディファレンシャル・マッピング変換機能
4は、ビットストリームAkおよびBkを入力して、直
交成分信号IkおよびQkに変換する。ローパスフィル
タ(LPF)12、14は、この直交成分信号Ikおよ
びQkをそれぞれ入力して、ろ波された直交成分信号I
kfおよびQkfを生成する。直交変調器5は、直交成
分信号IkfおよびQkfの周波数スペクトルをWoに
シフトし、この2つの信号の和を取り、合成キャリア波
形A(t)・Cos(Wot+Θ(t))をつくる。
4は、ビットストリームAkおよびBkを入力して、直
交成分信号IkおよびQkに変換する。ローパスフィル
タ(LPF)12、14は、この直交成分信号Ikおよ
びQkをそれぞれ入力して、ろ波された直交成分信号I
kfおよびQkfを生成する。直交変調器5は、直交成
分信号IkfおよびQkfの周波数スペクトルをWoに
シフトし、この2つの信号の和を取り、合成キャリア波
形A(t)・Cos(Wot+Θ(t))をつくる。
【0020】図5は、位相状態エンコーダ3のハードウ
エア構成を示す。図5において、位相状態エンコーダ3
は、2つのハードウエア論理反転回路6a、6bからな
る。位相状態エンコーダ(π/4−DQPSKコーデッ
ク)3に、ビットストリームXkおよびYkが入力さ
れ、ビットストリームAkおよびBkが出力される。第
1の論理反転回路6aは、ビットストリームXkを入力
し、ビットストリームBkを出力する。第2の論理反転
回路6bは、ビットストリームYkを入力し、ビットス
トリームAkを出力する。論理反転回路6a、6bとの
接続は、表3のような真理値テーブルとなるように導電
性媒体により行われる。
エア構成を示す。図5において、位相状態エンコーダ3
は、2つのハードウエア論理反転回路6a、6bからな
る。位相状態エンコーダ(π/4−DQPSKコーデッ
ク)3に、ビットストリームXkおよびYkが入力さ
れ、ビットストリームAkおよびBkが出力される。第
1の論理反転回路6aは、ビットストリームXkを入力
し、ビットストリームBkを出力する。第2の論理反転
回路6bは、ビットストリームYkを入力し、ビットス
トリームAkを出力する。論理反転回路6a、6bとの
接続は、表3のような真理値テーブルとなるように導電
性媒体により行われる。
【0021】
【表3】
【0022】従って、本実施例によれば、配置される位
相状態変化は、表2に示されるものに一致することにな
る。なお、表2に示される配置は、表1に示される配置
とは、(Xk,Yk)=(0,0)または(1,1)の
ときが異なる。
相状態変化は、表2に示されるものに一致することにな
る。なお、表2に示される配置は、表1に示される配置
とは、(Xk,Yk)=(0,0)または(1,1)の
ときが異なる。
【0023】データストリームAkおよびBkは、Xk
およびYkをエンコードしたものであるので、元のビッ
トストリームXkおよびYkを正確に再現するために
は、受け取ったビットストリームAkおよびBkをデコ
ードする必要がある。図6は、本発明の一実施例による
位相状態デコーダ3aを使用するπ/4−DQPSK受
信器の構成を示す。図6において、直交検出器7は、送
信された合成キャリア波形A(t)・Cos(Wot+
Θ(t))から直交成分信号IkおよびQkを復元す
る。この受信器中のディファレンシャル・検出器変換機
能8の機能は、送信器中で行われたディファレンシャル
・マッピング変換機能のプロセスを逆にしたものとして
良く知られている。
およびYkをエンコードしたものであるので、元のビッ
トストリームXkおよびYkを正確に再現するために
は、受け取ったビットストリームAkおよびBkをデコ
ードする必要がある。図6は、本発明の一実施例による
位相状態デコーダ3aを使用するπ/4−DQPSK受
信器の構成を示す。図6において、直交検出器7は、送
信された合成キャリア波形A(t)・Cos(Wot+
Θ(t))から直交成分信号IkおよびQkを復元す
る。この受信器中のディファレンシャル・検出器変換機
能8の機能は、送信器中で行われたディファレンシャル
・マッピング変換機能のプロセスを逆にしたものとして
良く知られている。
【0024】ディファレンシャル・検出器変換機能8
は、復調された直交成分信号IkおよびQkをビットス
トリームAkおよびBkに変換する。このディファレン
シャル・検出器変換機能8は、次式で定義される。 A(k)=I(k)・I(k−1)+Q(k)・Q(k
−1) B(k)=Q(k)・I(k−1)−I(k)・Q(k
−1)
は、復調された直交成分信号IkおよびQkをビットス
トリームAkおよびBkに変換する。このディファレン
シャル・検出器変換機能8は、次式で定義される。 A(k)=I(k)・I(k−1)+Q(k)・Q(k
−1) B(k)=Q(k)・I(k−1)−I(k)・Q(k
−1)
【0025】位相状態デコーダ3aは、ビットストリー
ムAkおよびBkを元のビットストリームXkおよびY
kに変換する。本発明の一実施例による位相状態デコー
ダ3aの具体的な構成は、図5に示された位相状態エン
コーダ3と同じである。ただし、入力はAkおよびB
k、出力はXkおよびYkとなる。送信器または受信器
のいずれにおいても、同じ構成のコーデックにより、望
ましい結果を得ることができる。
ムAkおよびBkを元のビットストリームXkおよびY
kに変換する。本発明の一実施例による位相状態デコー
ダ3aの具体的な構成は、図5に示された位相状態エン
コーダ3と同じである。ただし、入力はAkおよびB
k、出力はXkおよびYkとなる。送信器または受信器
のいずれにおいても、同じ構成のコーデックにより、望
ましい結果を得ることができる。
【0026】本実施例による全体のシステムは、IS−
54規格により定義される位相状態変化に適合する。並
列・直列変換器9は、元の直列バイナリービットストリ
ームを再生することにより、受信プロセスを完了する。
しかし、本発明は、IS−54規格に適合させることが
求められるシステムにおいて使用されるものに限らな
い。
54規格により定義される位相状態変化に適合する。並
列・直列変換器9は、元の直列バイナリービットストリ
ームを再生することにより、受信プロセスを完了する。
しかし、本発明は、IS−54規格に適合させることが
求められるシステムにおいて使用されるものに限らな
い。
【0027】本実施例によるコーデック3、3aには、
ハードウエアにより構成することが比較的簡単であり、
製造コストまたは必要とする回路基板上の面積に大きな
影響を与えることがないという利点がある。エンコーデ
ィング・コーデック3およびデコーディング・コーデッ
ク3aは同じ構成であるので、設計プロセスが簡単で、
設計の再利用の望ましい質が本来備わっている。従っ
て、位相状態コーデック3、3aは、その機能をリアル
タイムで実行するので、長い処理時間を必要とせず、情
報データの送信または受信信号の大きな遅れも生じな
い。
ハードウエアにより構成することが比較的簡単であり、
製造コストまたは必要とする回路基板上の面積に大きな
影響を与えることがないという利点がある。エンコーデ
ィング・コーデック3およびデコーディング・コーデッ
ク3aは同じ構成であるので、設計プロセスが簡単で、
設計の再利用の望ましい質が本来備わっている。従っ
て、位相状態コーデック3、3aは、その機能をリアル
タイムで実行するので、長い処理時間を必要とせず、情
報データの送信または受信信号の大きな遅れも生じな
い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構成により、IS−54規格または他の同様の標準
規格によるπ/4−DQPSK変調の個別の位相変化に
適合させることが可能な位相状態エンコーダ/デコーダ
を提供することができる。
単な構成により、IS−54規格または他の同様の標準
規格によるπ/4−DQPSK変調の個別の位相変化に
適合させることが可能な位相状態エンコーダ/デコーダ
を提供することができる。
【図1】従来技術によるπ/4−DQPSKキャリア波
形の位相状態および位相変化の配置図。
形の位相状態および位相変化の配置図。
【図2】従来技術によるπ/4−DQPSK送信器の構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図3】図2中の直列・並列変換器による変換機能を示
すブロック図。
すブロック図。
【図4】本発明の一実施例によるπ/4−DQPSK送
信器の構成を示すブロック図。
信器の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の一実施例による位相状態エンコーダの
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図6】本発明の一実施例によるπ/4−DQPSK受
信器の構成を示すブロック図。
信器の構成を示すブロック図。
2 直列・並列変換器 3 位相状態エンコーダ 3a 位相状態デコーダ 4 ディファレンシャル・マッピング変換機能 5 直交変調器 8 ディファレンシャル・検出器変換機能 9 並列・直列変換器 12・14 ローパスフィルタ
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の論理反転回路(6a)および第2
の論理反転回路(6b)からなり、 第2の出力信号を生成するために、第1の入力信号が第
1の論理反転回路により反転され、 第1の出力信号を生成するために、第2の入力信号が第
2の論理反転回路により反転されることを特徴とするπ
/4−DQPSK位相状態エンコーダ/デコーダ。 - 【請求項2】 直列バイナリーデータをデータシンボル
ペアである第1および第2のビットストリームに変換す
る手段(2)と、 先のデータシンボルとの関係で現在のデータシンボルを
第1および第2の直交成分信号の形で提供するディファ
レンシャル・マッピング変換機能手段(4)と、 前記直交成分信号の周波数スペクトルを制限し、ろ波さ
れた直交成分信号を生成するローパスフィルタ(12、
14)と、 前記ろ波された直交成分信号の周波数をシフトし、この
シフトされた直交成分信号の和をとり、チャネル上に送
信するための合成キャリア波形をつくる直交変調器
(5)と からなり、チャネルを経由する送信に先立
ち、キャリア波形をバイナリーデータで変調するπ/4
−DQPSK送信器において、 第1の論理反転回路(6a)および第2の論理反転回路
(6b)からなる位相状態エンコーダ(3)を有し、 ディファレンシャル・マッピング変換機能手段への入力
に先だって、前記第1の論理反転回路は第1のビットス
トリームを反転し、前記第2の論理反転回路は第2のビ
ットストリームを反転することを特徴とするπ/4−D
QPSK送信器。 - 【請求項3】 合成キャリア波形の周波数スペクトルを
ベースバンド信号にシフトし、第1および第2の直交成
分信号を生成する直交復調器(7)と、 復元された直交成分信号から現在のデータシンボルを復
元するディファレンシャル・検出器変換機能手段(8)
と、 第1および第2のビットストリームを1つの直列ビット
ストリームに変換する並列・直列変換手段(9)と か
らなり、チャネルを経由して送信された合成キャリア波
形を復調するπ/4−DQPSK受信器において、 第1の論理反転回路(6a)および第2の論理反転回路
(6b)からなる位相状態デコーダ(3a)を有し、 並列・直列変換手段への入力に先だって、前記第1の論
理反転回路は第1のビットストリームを反転し、前記第
2の論理反転回路は第2のビットストリームを反転する
ことを特徴とするπ/4−DQPSK受信器。 - 【請求項4】 直列バイナリーデータをデータシンボル
ペアである第1および第2のビットストリームに変換す
る手段と、 先のデータシンボルとの関係で現在のデータシンボルを
第1および第2の直交成分信号の形で提供するディファ
レンシャル・マッピング変換機能手段と、 前記直交成分信号の周波数スペクトルを制限し、ろ波さ
れた直交成分信号を生成するローパスフィルタと、 前記ろ波された直交成分信号の周波数をシフトし、この
シフトされた直交成分信号の和をとり、チャネル上に送
信するための合成キャリア波形をつくる直交変調器と、 第1の論理反転回路および第2の論理反転回路からな
り、ディファレンシャル・マッピング変換機能手段への
入力に先だって、前記第1の論理反転回路は第1のビッ
トストリームを反転し、前記第2の論理反転回路は第2
のビットストリームを反転する位相状態エンコーダを有
し、 チャネルを経由する送信に先立ち、キャリア波形をバイ
ナリーデータで変調する送信器と、 合成キャリア波形の周波数スペクトルをベースバンド信
号にシフトし、第1および第2の直交成分信号を生成す
る直交復調器と、 復元された直交成分信号から現在のデータシンボルを復
元するディファレンシャル・検出器変換機能手段と、 第1および第2のビットストリームを1つの直列ビット
ストリームに変換する並列・直列変換手段と、 第1の論理反転回路および第2の論理反転回路からな
り、並列・直列変換手段への入力に先だって、前記第1
の論理反転回路は第1のビットストリームを反転し、前
記第2の論理反転回路は第2のビットストリームを反転
する位相状態デコーダを有し、チャネルを経由して送信
された合成キャリア波形を復調する受信器とを備えるこ
とを特徴とするπ/4−DQPSK送受信システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/221,632 US5438592A (en) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | PI/4-DQPSK phase state encoder/decoder |
US221632 | 1994-03-31 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
US (1) | US5438592A (ja) |
JP (1) | JPH0884165A (ja) |
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1995
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