JP5020578B2 - 階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにその方法 - Google Patents

階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにその方法 Download PDF

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Description

本発明は、階層的変調信号から階層的に変調された2つのストリームをそれぞれ抽出及び軟判定した後、各ストリームに適した復号器に出力する、階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにその方法に関し、さらに詳細には、I(IN−phase;以下「I」と記す)チャネルとQ(Quadrature−phase;以下、「Q」と記す)チャネルの受信信号を分岐し、該当受信信号値からHP(High Priority;以下、「HP」と記す)ストリームとLP(Low Priority;以下、「LP」と記す)ストリームをそれぞれ独立的に抽出及び軟判定して各ストリームに適した復号器に出力する、階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにその方法に関する。
一般に、デジタル変調では、搬送波の位相、振幅、及び周波数のうちのいずれか又はこれらを組み合わせたものを0と1のデジタルデータに変化させることによって信号を伝送する。位相変化に符号を対応させて信号を伝送する方式を位相偏移変調(Phase Shift Keying;以下、「PSK」と記す)という。
この時、伝送しようとする2つの値(0又は1)のデジタル信号を搬送波の2つの位相(すなわち、0位相とπ位相)に対応させて伝送する基本的な位相偏移変調方式を2進位相偏移変調(Binary PSK、以下、「BPSK」と記す)という。
このようなBPSKとは異なり、2つの値のデジタル信号0と1の2つのビットを集めて搬送波の4つの位相に対応させて伝送する方式を直交位相偏移変調(Quadrature Phase Shift Keying;以下、「QPSK」と記す)という。すなわち、0位相に(0、0)、π/2位相に(0、1)、π位相に(1、0)、3π/2位相に(1、1)を対応させて伝送する。2進位相偏移変調(BPSK)を2位相偏移変調、直交位相偏移変調(QPSK)を4位相偏移変調とも呼ぶ。QPSK変調波は、同じ周波数帯域でBPSK変調波と比べて2倍の情報が伝送でき、衛星放送の音声信号伝送や衛星通信分野において広く用いられている。
そして、同じ周波数帯域でBPSKに比べて3倍の情報伝送が可能な8位相偏移変調(以下、「8PSK」と記す)、4倍の情報伝送が可能な16位相偏移変調16PSK)もある。
一方、DVB−S(Digital Video Broadcasting via Satellite;以下、「DVB−S」と記す)標準を基盤とした従来の衛星放送システムでは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調による信号伝送方式を採用していることから、チャネル状態の良い場合には、実際の伝送可能なデータ量より少ない実際データが伝送され、伝送効率の低下を引き起こす。また、従来の衛星放送システムでは、DVB−S2規格に従って信号を伝送していることから、既加入者らが従来の受信装置を利用しての信号受信がもうこれ以上は不可能となる。
このような短所を補完して、従来の受信装置でも受信が可能なように、新しい信号を付加して送信することによって、さらに高い伝送効率を得ることができるようにし、新しい加入者は、新しい受信装置を利用して従来の受信装置が受信不可能としていた信号も受信可能にするという点でDVB−S2 BCモードの意味があるといえる。
このような同時伝送を可能にするために、DVB−S2 BCモードの送信装置は、入力される互いに異なる2つの信号を1つの星座(Constellation Point)に階層的に対応付けた上で、これらを伝送する。このような伝送方法は、従来の信号パターンを最大限維持すると共に、新しい信号の追加を可能なものにする。互いに異なる2つの信号を1つの星座点に対応させる位置は、図1に示されたものと同様であり、これについては、図2を説明する際に共に説明する。
図2は、DVB−S2 BCモードのための送信装置の一実施形態を説明するための構成図である。
図2に示すように、従来のDVB−S符号化器201と新しい標準に従うDVB−S2符号化器202からそれぞれ独立的に入力される信号は、それぞれHPストリームとLPストリームに区分され、HPストリームの場合、階層的マッピングブロック204に直接入力され、LPストリームの場合、PLヘッダ挿入ブロック203を経て階層的マッピングブロック204に入力される。
そうすると、階層的マッピングブロック204では、入力された2つのストリーム(HPストリームとLPストリーム)の信号を1つの星座点に対応させるが、この方法は、図1に示されたものと同様である。入力された信号のうちHPストリームに該当するb0とb1は、それぞれビット値に応じて1四分面101から4四分面104まで区分されて割り当てられ、LPストリームに該当するb2ビット値により、各四分面内において中心位置から予め指定された一定角度分だけ移動した点105〜112のうちのいずれかに対応される。このように変更された信号は、図2に示すように、パルス成形ブロック205を介して帯域制限された信号に変更され、その後アナログ変調ブロック206を介して送信される。
図3は、従来の技術に係るDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにそれを利用した復調装置の一例図である。
図3に示すように、衛星アンテナを介して受信された信号は、信号同期部を経てHPストリーム復調ブロック301に伝達される。そうすると、HPストリーム復調ブロック301では、受信された信号を軟判定して、その軟判定値をHPストリーム復号ブロック303と遅延対応ブロック302に伝達する。
そうすると、HPストリーム復号ブロック303では、軟判定値に応じて信号を復号化し、直ちにHPストリームの出力信号として出力する。この時、復号化されたHPストリーム出力データは、上述した図1のb0とb1に該当するビット値を示す。
また、前記HPストリーム復号ブロック303から出力されるHPストリームの出力信号は、LPストリームの復調のために、HPストリーム再符号化及び再マッピングブロック304に入力される。そうすると、前記HPストリーム再符号化及び再マッピングブロック304では、HPストリームの出力信号を再符号化及び再マッピングすることによって、受信信号がどの四分面に所属するのかを探索する。
このように検知した四分面情報が、ログ尤度(Log−Likelihood)計算ブロック305に伝達されるに伴い、遅延対応ブロック302により遅延されていた信号もログ尤度計算ブロック305に共に入力されて、LPストリームに対する軟判定値を計算する。このように計算された軟判定値は、LPストリーム復号ブロック306に伝達され、最終的に、図1のb2に対応する値(復号化されたLPストリームデータ)を出力する。
したがって、上記のような従来の技術は、受信された信号を再符号化及び再マッピングしなければならず、また、その時間内に、同じ信号に遅延を与えなければならず、最終的に極めて複雑な計算であるLLR(Log-Likelihood Ratio;以下、「LLR」と記す)を計算しなければならないという短所がある。
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、階層的変調信号から階層的に変調されたHPストリームとLPストリーム成分をそれぞれ独立的に抽出及び軟判定し、該当の復号器に伝達する、階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにその方法を提供することにある。
すなわち、本発明は、受信信号(IチャネルとQチャネル信号)を分岐し、該当受信信号値からHPストリームとLPストリームをそれぞれ独立的に抽出及び軟判定して、各ストリームに適する復号器に軟判定値を出力することによって、送信側変調方式が制限する信号の特性を最大限活用して、簡単な計算を介して性能の低下を最小化すると共に、ハードウェアの複雑度も低減し、かつ各ストリームに対して互いに独立的な処理方式を提供して、それぞれのストリームが互いに干渉を受けない遅延のない出力信号を得ることができる、階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにその方法を提供することにその目的がある。
本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解することができ、本発明の実施形態によってより明らかになるはずである。また、本発明の目的及び長所らは、特許請求の範囲に示された手段及びその組み合わせにより実現できることが容易に分かるであろう。
上記の目的を達成するため、本発明の装置は、外部から階層的変調信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を受信し、同期化機能を行う信号同期手段と、該信号同期手段により同期化された受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を分岐させる信号分岐手段と、該信号分岐手段により分岐された一方の受信信号からHPストリームを抽出し軟判定を行うHPストリーム抽出及び軟判定手段と、前記信号分岐手段により分岐された他方の受信信号に対し、星座点の区分ができるように演算する演算手段と、該演算手段により演算された受信信号からLPストリームを抽出し軟判定を行うLPストリーム抽出及び軟判定手段とを備える。
一方、本発明の方法は、階層的変調信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を受信して同期化機能を行うステップと、前記同期化された受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を分岐させるステップと、前記分岐させた一方の受信信号からHPストリームを抽出して軟判定を行うステップと、前記分岐させた他方の受信信号に対し、星座点の区分ができるように演算するステップと、前記演算された受信信号からLPストリームを抽出して軟判定を行うステップとを含む。
本発明によれば、DVB−S2 BCモード標準により伝送される信号を複雑な再符号化、再マッピング、及びLLR計算によらず、簡単な計算及び比較判定により、HPストリーム及びLPストリームが混合された信号から独立的に抽出し、これを信頼度の高い軟判定値として算出することができるという効果がある。
また、本発明は、LLR計算の際に用いられるSNR(Signal−to−Noise Ratio)値を推定しなければならない別途の装置を必要としないため、非常に簡単な回路で具現化できるという効果がある。
また、本発明は、受信信号中に混合されているHPストリームとLPストリームという2つのストリームを互いに独立的に抽出できるため、互いに干渉しない遅延のない出力が得られるという効果がある。
以下、本発明の最も好ましい実施形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、階層的変調信号として、DVB−S2(Digital Video Broadcasting via Satellite version 2;以下、「DVB−S2」と記す)標準のBC(Backward Compatible;以下、「BC」と記す)モード信号を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されず、これは当業者にとって自明である。
図4は、本発明に係るDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにそれを利用した復調装置の一実施形態を説明するための構成図である。
図4に示すように、本発明に係るDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置は、送信側から送信されたDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号を衛星アンテナ400を介して受信して同期化機能を行うための信号同期部405、該信号同期部405で同期化された受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を分岐させる信号分岐部410、該信号分岐部410で分岐された一方の受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)からHPストリームを抽出して軟判定を行い、その軟判定値をDVB−S復号器430に出力するためのHPストリーム抽出及び軟判定部420、前記信号分岐部410で分岐した他方の受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)に対して、星座点の区分ができるように演算するための演算部440〜470、及び前記演算部440〜470で演算した受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)からLPストリームを抽出して軟判定を行い、その軟判定値をDVB−S2復号器490に出力するためのLPストリーム抽出及び軟判定部480を備える。
ここで、前記DVB−S復号器430は、前記HPストリーム抽出及び軟判定部420から受け取った軟判定値(軟判定されたHPストリームデータ)から信号のエラーを訂正し復号化を行う。そして、前記DVB−S2復号器490は、LPストリーム抽出及び軟判定部480から受け取った軟判定値(軟判定されたLPストリームデータ)から信号のエラーを訂正し復号化を行う。
そして、前記演算部440〜470は、前記信号分岐部410で分岐した他方のIチャネル信号及びQチャネル信号に対し、それぞれ絶対値を取る絶対値演算部440、コサイン値とサイン値を発生させるための三角関数発生部460、前記絶対値演算部440からの2つの絶対値に前記三角関数発生部460からのコサイン値とサイン値を一対一で対応させて積算する積算演算部450、及び該積算演算部450で三角関数値が積算されているIチャネル信号及びQチャネル信号を合算して、前記LPストリーム抽出及び軟判定部480に伝達するための合算器470を備える。
この時、前記絶対値演算部440は、前記信号分岐部410で分岐された他方のIチャネル信号に対して絶対値を取るための第1絶対値演算器441、及び前記信号分岐部410で分岐された他方のQチャネル信号に対して絶対値を取る第2絶対値演算器442を備える。
そして、前記積算演算部450は、前記絶対値演算部440から受け取ったIチャネルの絶対値に前記三角関数発生部460からのサイン値を積算する第1積算器451、及び前記絶対値演算部440から受け取ったQチャネルの絶対値に前記三角関数発生部460からのコサイン値を積算する第2積算器452を備える。
次に、前記各構成要素の詳細な構成及びその動作を詳細に説明すれば、次の通りである。
まず、衛星アンテナ400は、送信側から送信されたDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号を衛星を介して受信し、復調ブロックに伝達する。この時、前記信号同期部405では、受信信号に対する同期化機能(例;位相、タイミング、及び周波数の復元等)を行う。以後、同期化されたIチャネルとQチャネルに該当する受信信号は、信号分岐部410で2つの信号に分岐され、各ストリームのための復調ブロックへと伝達される。
前記分岐された一方のIチャネル信号及びQチャネル信号は、HPストリームを抽出して軟判定するHPストリーム抽出及び軟判定部420に伝達され、第1及び第2ルックアップテーブル(Look−Up Table)421、422に予め指定されて格納されている値に対応する出力を、DVB−S復号器430へと伝達する。ここで、前記第1及び第2ルックアップテーブル421、422の構造は、次の[表1]の通りである。
Figure 0005020578
前記[表1]において、Iチャネル信号及びQチャネル信号が10ビットで伝達されると仮定するとき、入力値は、HPストリーム抽出及び軟判定部420に伝達されて、第1及び第2ルックアップテーブル421、422に1024種類の入力レベル区分が可能となり、これによるテーブル値に応じて、予め指定された出力値をDVB−S復号器430へと伝達される。
上述したようなHPストリームに対する抽出及び軟判定方法は、次の通りに説明されることができる。一般に、DVB−S信号は、標準に記述された通りに、QPSK変調を介して伝達される。こういう理由から、図1に示された星座とは異なる形態で伝達される。このようなQPSK信号のみが受信可能な従来のDVB−S受信機は、DVB−S2 BCモード信号を受信する時、依然として受信信号をQPSK変調された信号と仮定し復調を行う。そのため、HPストリームを抽出して軟判定するHPストリーム抽出及び判定部420は、図1に示されている不均一8PSKの星座点をあたかもノイズが添加されたようなQPSK信号と認識し、これに対する軟判定を行う。こうすることによって、実際信号は、QPSKではない不均一8PSK信号であるものの、軟判定されて出力される信号は、QPSK信号と同様に、図1に示されたb0とb1の2つのビット値に対応する軟判定値を出力し、このような過程で生じた信号の減少及び性能の低下は無視する。このような過程は、HPストリームとLPストリームとが混合された信号からHPストリームを抽出して軟判定する過程と言える。
一方、LPストリーム抽出及び軟判定の場合は、前記HPストリーム抽出及び軟判定に用いられるIチャネル信号及びQチャネル信号とを分岐して利用し、並列に行われる。この時、前記LPストリームに対する抽出及び軟判定方法は、次の通りに説明できる。図4に示すように、衛星アンテナ400は、送信側から送信されたDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号を衛星を介して受信し、復調ブロックへと伝達する。この時、前記信号同期部405では、受信信号に対する同期化機能(例;位相、タイミング及び周波数の復元等)を行う。以後、同期化されたIチャネルとQチャネルに該当する受信信号は、信号分岐部410で2つの信号に分岐され、各ストリームのための復調ブロックに伝達される。
前記分岐された他方のIチャネル信号及びQチャネル信号は、それぞれ第1及び第2絶対値演算器441、442に一対一で相応して伝達される。これにより、第1絶対値演算器441は、Iチャネル信号を受信して絶対値を取り、第2絶対値演算器442は、Qチャネル信号を受信して絶対値を取る。このような過程を介して受信される全ての信号は、図1に示された第1四分面の領域に全て移動する。このように移動した信号にQチャネルの場合は、cos(π/4)を、Iチャネルの場合は、sin(π/4)を第1及び第2積算器451、452を介して積算する。ここで、積算する三角関数値であるコサイン値とサイン値は、三角関数発生部460から発生されて提供される。前記過程によって三角関数値が積算された信号は、合算器470を介して互いに合算される。このような前記過程によって前記信号同期部405を通過した信号は、図1に示された水平軸を基準として第1四分面の2つの星座点のQチャネル成分を上下に区分できるように移動する。
このような信号は、第3ルックアップテーブル481を介しての比較により、予め指定を受けて格納されている値に対応する出力がDVB−S2復号器490に出力されるようにし、その具体的な動作方法は、第1及び第2ルックアップテーブルと大差なく似かよっているため、ここでは説明を省略する。
上述したようなLPストリームに対する抽出及び軟判定方法は、次の通りに説明できる。DVB−S2 BCモード信号は、標準に記述されたように、不均一8PSK変調を介して伝達される。その理由は、従来のDVB−S信号がQPSK信号に伝達されることを維持し、かつシンボル当たり1ビットのLPストリーム信号を挿入して送信するためのものである。相対的に強力な符号化機能を有しているLPストリームの場合、HPストリームに比べて比較的微弱な信号であるとしても、本来の信号に復元させ得る能力があるため、QPSK星座点をそれぞれ左右に一定角度分広げ、QPSKの性質を維持し続け、かつ微細な区分を可能にさせているのである。こうした理由から、図1に示された星座の形態を有するようになる。このような理由で、LPストリームを軟判定する過程は、図1に示されている不均一8PSKの星座点の間でそれぞれ四分面内部の二点間の区分を行うものとして定義付けられる。これによって、受信された信号が、実際にどの四分面に位置しているのかが検知されれば、BPSKの形態の区分が可能になる。このような過程を経て図1に示されたb2ビット値に対応する軟判定値を出力し、このような過程で生じる信号の減少及び性能の低下は無視する。このような過程は、HPストリーム及びLPストリームが加算されている信号から、LPストリームを抽出及び軟判定する過程といえる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想の範囲から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
DVB−S2(Digital Video Broad casting via Satellite version 2)BC(Backward Compatible)モードのための不均一8PSK(Phase Shift Keying)星座を示す図である。 DVB−S2 BCモードのための送信装置の一実施形態を示す構成図である。 従来の技術に係るDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにそれを利用した復調装置の一例示図である。 本発明に係るDVB−S2 BCモードの不均一8PSK信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置並びにそれを利用した復調装置の一実施形態を示す構成図である。
符号の説明
400 衛星アンテナ
405 信号同期部
410 信号分岐部
420 HPストリーム抽出及び軟判定部
430 DVB−S復号器
440 絶対値演算部
450 積算演算部
460 三角関数発生部
470 合算器
480 LPストリーム抽出及び軟判定部
490 DVB−S2復号器

Claims (8)

  1. 外部から階層的変調信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を受信し、同期化機能を行う信号同期手段と、
    該信号同期手段により同期化された受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を分岐させる信号分岐手段と、
    該信号分岐手段により分岐された一方の受信信号からHPストリームを抽出し、ルックアップテーブルに基づき前記HPストリームの軟判定を行うHPストリーム抽出及び軟判定手段と、
    前記信号分岐手段により分岐された他方の受信信号を、Iチャネル信号及びQチャネル信号の絶対値にコサイン値及びサイン値を積算し、積算されたIチャネル及びQチャネル信号を合算することによって、星座点の区分ができるように演算する演算手段と、
    該演算手段により演算された受信信号からLPストリームを抽出し、ルックアップテーブルに基づいて軟判定を行うLPストリーム抽出及び軟判定手段と
    を備えたことを特徴とする階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置。
  2. 前記階層的変調信号が、DVB−S2(Digital Video Broadcasting via Satellite version 2)標準のBC(Backward Compatible)モード信号であり、
    前記HPストリーム抽出及び軟判定手段が、軟判定した軟判定値(軟判定されたHPストリームデータ)を外部のDVB−S復号器に伝達し、
    前記LPストリーム抽出及び軟判定手段が、軟判定した軟判定値(軟判定されたLPストリームデータ)を外部のDVB−S2復号器に伝達することを特徴とする請求項1に記載の階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置。
  3. 前記HPストリーム抽出及び軟判定手段が、
    前記信号分岐手段により分岐された一方の受信信号を受け取って、第1及び第2ルックアップテーブル(Look−Up Table)に予め指定されて格納されている値に対応する出力を、前記DVB−S復号器に伝達することを特徴とする請求項2に記載の階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置。
  4. 前記LPストリーム抽出及び軟判定手段が、
    前記演算手段により演算された受信信号を受け取って、第3ルックアップテーブルを介した比較により、予め指定されて格納されている値に対応する出力を前記DVB−S2復号器に伝達することを特徴とする請求項3に記載の階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置。
  5. 前記演算手段が、
    前記信号分岐手段により分岐された他方のIチャネル信号及びQチャネル信号に対し、それぞれ絶対値を取る絶対値演算部と、
    コサイン値及びサイン値を発生させる三角関数発生部と、
    前記絶対値演算部からの2つの絶対値に、前記三角関数発生部からのコサイン値及びサイン値を一対一で対応させて積算する積算演算部と、
    該積算演算部で三角関数値が積算されたIチャネル信号及びQチャネル信号を合算し、前記LPストリーム抽出及び軟判定手段に伝達するための合算器と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置。
  6. 前記積算演算部が、
    前記絶対値演算部から受け取ったIチャネルの絶対値に、前記三角関数発生部からのサイン値を積算する第1積算器と、
    前記絶対値演算部から受け取ったQチャネルの絶対値に、前記三角関数発生部からのコサイン値を積算する第2積算器と、
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定装置。
  7. 階層的変調信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を受信して同期化機能を行うステップと、
    前記同期化された受信信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を分岐させるステップと、
    前記分岐させた一方の受信信号からHPストリームを抽出し、ルックアップテーブルに基づき前記HPストリームの軟判定を行うステップと、
    前記分岐させた他方の受信信号を、Iチャネル信号及びQチャネル信号の絶対値にコサイン値及びサイン値を積算し、積算されたIチャネル及びQチャネル信号を合算することによって、星座点の区分ができるように演算するステップと、
    前記演算された受信信号からLPストリームを抽出し、ルックアップテーブルに基づいて軟判定を行うステップと
    を含むことを特徴とする階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定方法。
  8. 前記階層的変調信号が、
    DVB−S2(Digital Video Broadcasting via Satellite version 2)標準のBC(Backward Compatible)モード信号であることを特徴とする請求項7に記載の階層的変調信号の独立的ストリーム抽出及び軟判定方法。
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