JP4589492B2 - パイプシャフト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の屋外又は屋内の壁面に連接して設けられる建物配管収納用のパイプシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
建物配管を収納するパイプシャフトとして、例えば、実開平5−47198号公報に記載されている。上記公報記載のパイプシャフトは、正面板と側面板とを有し、これらは角部で接合されている。
近年、建物の高意匠化が求められ、パイプシャフトにおいても建物の壁面材と同一素材、同一意匠のものを貼る傾向が見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の如きパイプシャフトにおいて、正面板と側面板に、建物の壁面材と同一素材、同一意匠のものを使用しようとすると、コーナー部に断面L型のコーナー部材を配設し、このコーナー部材に正面板と側面板を固定しなければならないが、このようなコーナー部材は価格が高く、パイプシャフト全体のコストアップを招いている。
【0004】
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解消するためになされたものであって、意匠性にすぐれ、経済的なパイプシャフトを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、水平断面が略コの字の2つのコーナー部を外側に膨らませた膨出部を有する一体物の本体と、該本体の前記膨出部を除いた3つの側面に貼られた壁面材とからなるとともに、前記本体には、少なくとも1つの側面に点検口が設けられ、該点検口の表面には、蓋としての壁面材が着脱可能に取り付けられており、前記壁面材と前記蓋としての壁面材とには、取り付けられる建物の壁面材と同一素材、同一意匠のものが用いられていることを特徴とするパイプシャフトである。
【0007】
(作用)
請求項1記載のパイプシャフトは、水平断面が略コの字の2つのコーナー部を外側に膨らませた本体と、3つの側面に貼られた壁面材とからなるので、建物の壁面材と同一素材、同一意匠のものを使用でき、意匠性にすぐれる。
そして、コーナー部にはコーナー部材がないので、経済的である。
また、本体のコーナー部を外側に膨らませているので、剛性が高い。
【0008】
さらに、少なくとも1つの側面に点検口が設けられているので、点検に便利である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1と図2は、本発明の一実施の形態であって、図1は建物の外壁面材と共に示すパイプシャフトの断面図、図2は建物の外壁面に取り付けられたパイプシャフトの斜視図である。
図1と図2において、1はパイプシャフトであって、このパイプシャフト1は、建物の外壁面に連接して設けられる屋外用のものであって、薄肉の塗装鋼板を折り曲げ加工した水平断面が略コの字の長尺状の本体2と、この本体2の3つの側面に貼られた外壁面材3、3、4と、本体2の上に被せられる箱型の庇6とからなる。
上記本体2は、その2つのコーナー部を外側に膨らませた膨出部21、21を長手方向に沿って有しており、この膨出部の出寸法は、本体側面に貼られた外壁面材3、4の表面とほぼ面一になるようになされている。
また、上記本体2の幅方向の外寸法は、建物外壁面材30の縦目地間隔と略同じ寸法になされ、本体2の高さは、建物の2階床部に届く寸法となっている。
【0010】
上記外壁面材3、4は、いずれも、凹凸模様が付された不燃性材料で形成された建物外壁面材30と同一素材、同一意匠のものを使用している。
対向する両側面に取り付けられている外壁面材3、3は、本体2に拡開式ネジ等で固着されているが、本体2の正面に取り付けられている外壁面材4は、ビス41で取り付け、取り外し自在になされている。
そして、本体2の正面には、四角形状に開口された点検口5が設けられていて、上記ビス41を外すと、外壁面材4ごと外れて点検口5が露出するようになっている。
【0011】
上記構成になされたパイプシャフト1は、建物基礎から突出して設けられた基礎台8の上に設置され、建物外壁面材30の目地を利用して取り付けられた見切材6を介して建物外壁面材30から突出するように取り付けられる。
建物外壁の1階部分と2階部分の境界部には、カバー水切7が設けられているが、このカバー水切7はパイプシャフト1の表面にも連続するように取り付けられる。
【0012】
上記パイプシャフト1の内部には、複数本の建物配管10、10、・・が収容されているが、これら建物配管10の下端部は、地中に埋設された埋設配管に接続され、建物配管10の上端部は、エルボ返しされ、建物外壁面材30を貫通して2階の床部または1階の天井空間に引き込まれている。
【0013】
上記本実施例のパイプシャフト1は、本体2の側面に貼る外壁面材3、3、4を、建物外壁面材30と同一素材、同一意匠にできるので、意匠性にすぐれ、本体2のコーナー部(膨出部21)にはコーナー部材がないので、コスト面で経済的である。
また、本体2のコーナー部を外側に膨らませた膨出部21を設けているので、剛性が高くなる。
さらにまた、本体2の正面に点検口5が設けられ、この正面に貼る外壁面材4が、取り付け、取り外し自在にビス41で取り付けられているので、パイプシャフト1内部の配管10の点検に便利である。
【0014】
以上、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限られるものでない。
例えば、上記実施の形態のパイプシャフト1は、屋外用のものであるが、建物の室内に設置する室内用のものであってもよい。そのときには、本体2に貼る壁面材を、建物の内壁面材と同一素材、同一意匠にすればよい。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載のパイプシャフトは、本体の側面に貼る壁面材を、建物の壁面材と同一素材、同一意匠にできるので、意匠性にすぐれる。
そして、コーナー部にはコーナー部材がないので、経済的である。
また、本体のコーナー部を外側に膨らませているので、剛性が高い。
【0016】
さらに、少なくとも1つの側面に点検口が設けられているので、点検に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であって、建物の外壁面材と共に示すパイプシャフトの断面図である。
【図2】建物の外壁面に取り付けられたパイプシャフトの斜視図である。
【符号の説明】
1 パイプシャフト
2 本体
3、4 外壁面材
5 点検口
Claims (1)
- 水平断面が略コの字の2つのコーナー部を外側に膨らませた膨出部を有する一体物の本体と、該本体の前記膨出部を除いた3つの側面に貼られた壁面材とからなるとともに、
前記本体には、少なくとも1つの側面に点検口が設けられ、該点検口の表面には、蓋としての壁面材が着脱可能に取り付けられており、
前記壁面材と前記蓋としての壁面材とには、取り付けられる建物の壁面材と同一素材、同一意匠のものが用いられていることを特徴とするパイプシャフト。
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