JP2001177947A - 配線・配管材の保護カバー装置、及び嵌合維持部材 - Google Patents

配線・配管材の保護カバー装置、及び嵌合維持部材

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JP2001177947A
JP2001177947A JP35454499A JP35454499A JP2001177947A JP 2001177947 A JP2001177947 A JP 2001177947A JP 35454499 A JP35454499 A JP 35454499A JP 35454499 A JP35454499 A JP 35454499A JP 2001177947 A JP2001177947 A JP 2001177947A
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芳治 金森
Koji Nishiwaki
康治 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基台と蓋体との嵌合状態を強固にして、その維
持を図ることにより、配線・配管材の保護を確実とする
配線・配管材の保護カバー装置、及び嵌合維持部材の提
供である。 【解決手段】基台と蓋体との嵌合により組み付けられ
て、内部に配線・配管材を収容して保護する保護カバー
と、前記基台と蓋体との嵌合状態を維持するための嵌合
維持部材とから成る配線・配管材の保護カバー装置であ
って、前記嵌合維持部材を、基台と蓋体との嵌合状態に
おいて、前記基台に対して蓋体を上方に押圧して、前記
嵌合状態を強固にするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基台と蓋体との嵌
合により組み付けられて、内部に配線・配管材を収容し
て保護する配線・配管材の保護カバー装置、及び嵌合維
持部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアコン用冷媒管、給排水湯管、ガス管
等の配管材、或いは電線等の配線材を内部に収容して保
護する保護カバーの一つとして、実開平3−93693
号公報に開示されているものがある。この保護カバー
は、基台と、これに覆蓋状態で嵌合される蓋体とからな
って、前記基台の両側壁部の外側と、前記蓋体の両側壁
部の内側との対応部分にそれぞれ設けられた各嵌合部に
よって、基台と蓋体とは、互いに嵌合されている。
【0003】このような保護カバーの使用例の一つとし
て、内部にエアコン用冷媒管を収容して、建物の壁面に
取付ける場合があり、屋外での長期間の使用により、太
陽熱等によって基台又は蓋体が熱変形したり、或いは何
らかの原因で外部衝撃が加わった場合には、蓋体が基台
から外れたり、或いは長手方向に沿ってズレたりして、
内部に収容されている配線・配管材が露出するケースが
あり、その保護が確実でなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基台と蓋体
との嵌合状態を強固にして、その維持を図ることによ
り、配線・配管材の保護を確実とする配線・配管材の保
護カバー装置、及び嵌合維持部材の提供を課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の請求項1の発明は、基台と蓋体とが嵌合されて、内部
に配線・配管材を収容して保護する保護カバーと、前記
基台と蓋体との嵌合状態を維持するための嵌合維持部材
とから成る配線・配管材の保護カバー装置であって、前
記嵌合維持部材は、基台と蓋体との嵌合状態において、
前記基台に対して蓋体を上方に押圧して、前記嵌合状態
を強固にするように構成したものである。請求項1の発
明によれば、基台と蓋体との嵌合状態において、嵌合維
持部材によって、基台に対して蓋体を上方に押圧してい
て、この押圧力は、両者の各嵌合部に対しては、蓋体側
嵌合部が基台側嵌合部を上方に押圧するように作用す
る。この結果、基台と蓋体との嵌合状態が強固となっ
て、この嵌合状態が長期に亘って維持される。
【0006】請求項2の発明は、基台と蓋体との嵌合部
が鉤状となった構成であって、鉤状の嵌合部の採用によ
り、その形状自体により両者の嵌合状態が確実になるの
に加えて、嵌合維持部材により基台に対して蓋体を上方
に押圧する力によって、前記嵌合状態が強固となる。こ
れにより、基台と蓋体との嵌合状態を一層強固にでき
る。
【0007】請求項3の発明は、自身の蓋体押圧部が基
台上方に臨むように、該基台に嵌合維持部材が取付けら
れ、基台に対する蓋体の嵌合時には、自身の弾性変形又
は基台側壁部の弾性変形により前記蓋体押圧部が基台底
板部の側に後退して前記嵌合を可能にし、前記嵌合後は
前記蓋体押圧部が原形状に復帰して蓋体内面を上方に押
圧する構成にしたものである。このように、基台側に嵌
合維持部材が取付けられているため、施工中、或いは施
工後において、基台から嵌合維持部材が取り外れなくな
ると共に、基台に対する蓋体の嵌合を支障なく行える。
【0008】請求項4の発明は、基台に嵌合維持部材を
取付けた状態において、該嵌合維持部材の上部が開口し
ているために、そのままの状態で、嵌合維持部材が障害
となることなく、基台内に配線・配管材を収容できると
共に、施工現場に搬入する前に、予め基台内に嵌合維持
部材を取付けておくことが可能となって、施工現場にお
いて、嵌合維持部材の取付けを忘れるのを防止できる。
【0009】また、請求項5の発明は、基台に嵌合維持
部材が取付けられた状態で、基台底壁部に沿って配設さ
れる前記嵌合維持部材の底部に、基台を壁面に固定する
固定部材が貫通可能な貫通部を備えている構成であるた
めに、基台固定用の固定部材を兼用させて、基台に対し
て嵌合維持部材が固定可能になると共に、施工後におい
ても、基台に対して嵌合維持部材が移動しなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る保護カバー
装置の分解斜視図であり、図2は、保護カバーA1 の基
台Vに対して嵌合維持部材M1 が取付けられた状態の斜
視図であり、図3は、保護カバーA1の基台Vに対して
多数の嵌合維持部材M1 が所定間隔をおいて取付けられ
て使用される状態を示す斜視図であり、図4(イ),
(ロ)は、基台Vに対して蓋体Cを嵌合させる前後にお
ける嵌合維持部材M1 の変形を示す横断面図である。最
初に保護カバーA1 について説明し、その後に、該保護
カバーA1 の基台Vに取付けられる嵌合維持部材M1
ついて説明する。本実施例の保護カバーA1 は、エアコ
ン用冷媒管を収容して、建物の壁面に露出状態で取付け
られるものであって、該壁面に固定される基台Vと、こ
れに覆蓋状態で嵌合される蓋体Cとで構成される。この
基台Vと蓋体Cとは、いずれも樹脂の押出成形品であ
る。
【0011】また、基台Vは、底壁部1と、その幅方向
の両端に起立して一体に設けられた側壁部2とから成っ
て、その上面が開口している。前記側壁部2は、その高
さ方向の中央部が内方に向けて僅かに突出するようにし
て、横断面視においてわん曲されており、その上端部
は、内側の斜下方に向けて折り曲げられた折曲片3とな
っている。このため、各側壁部2の高さ方向の中央部の
外側面は、長手方向に沿って凹状に形成されて、この凹
状部分に、長手方向に一定間隔をおいてズレ止突起4が
設けられており、該ズレ止突起4の直下には、鉤状をし
た基台側嵌合部5が、斜下方を向いた状態で長手方向に
連続して設けられている。また、基台Vの各側壁部2
は、その高さ方向の中央部が最も内側に突出するように
わん曲していて、各側壁部2の内側の最も突出した面
は、互いに対向する平面部6となっている。
【0012】一方、蓋体Cは、その全体形状が逆U字状
にわん曲されていて、わん曲形状の天壁部7の両側に側
壁部8が下方に向けて連設されて、その下面が開口して
いる。前記各側壁部8の内側面の下端よりも僅かに上方
の部分に、前記基台Vのズレ止突起4と対応する別のズ
レ止突起9が長手方向に沿って所定間隔をおいて設けら
れ、前記各側壁部8の下端であって、前記ズレ止突起9
の直下の部分には、鉤状をした前記基台側嵌合部5と相
互に嵌合し合う同じく鉤状の蓋体側嵌合部11が、斜上
方に向けた状態で長手方向に沿って連続して設けられて
いる。基台V及び蓋体Cの各ズレ止突起4,9は、その
押出成形時において、外周面に対応する突起が形成され
た回転体を基台V及び蓋体Cの該当部位に当接させなが
ら回転させることにより、基台V及び蓋体Cの成形時に
同時成形される。
【0013】また、前記基台Vと蓋体Cとは、図1及び
図4(ロ)に示されるように、基台Vを壁面に固定し
て、その内部にエアコン用冷媒管Pを収容した状態で、
基台Vの直上から蓋体Cを押し込むと、鉤状をした基台
側及び蓋体側の各嵌合部5,11の嵌合直前において、
基台Vの各側壁部2が僅かに内方に弾性変形されると共
に、蓋体Cの各側壁部8が僅かに外方に弾性変形され
て、蓋体側嵌合部11が基台側嵌合部5を通過すると、
弾性変形していた基台側及び蓋体側の各側板部2,8が
現形状に復元して、両嵌合部5,11が互いに嵌合され
ると同時に、基台V及び蓋体Cの各ズレ止突起4,9が
相互に嵌合されて、基台Vと蓋体Cとが長手方向にズレ
なくなる。このようにして、基台Vと蓋体Cとが嵌合さ
れても、太陽熱等が原因で基台V又は蓋体Cが熱変形し
たり、或いはこれに衝撃力が作用したりした場合には、
基台Vと蓋体Cとの嵌合が外れることがあるのは、「従
来の技術」の項目で説明した通りである。なお、本発明
に係る保護カバー装置においては、嵌合維持部材M1
作用によって、基台Vと蓋体Cとの嵌合力が高められる
ために、上記ズレ止突起を設けなくても、両者の長手方
向に沿ったズレが生じない場合には、前記各ズレ止突起
4,9は、設ける必要はない。
【0014】そこで、本発明においては、基台Vと蓋体
Cとの嵌合状態を維持するための種々の嵌合維持部材M
1 〜M4 が使用される。第1実施例の嵌合維持部材M1
は、図1ないし図4に示されるように、ステンレス鋼等
から成る帯状をした金属薄板材を、弾性変形可能なよう
にわん曲成形したものであって、基台Vの内部に収容状
態で取付けられる。嵌合維持部材M1 は、基台Vの底壁
部1に当接する底板部21と、該底板部21の両端が起
立状態で上方にわん曲された各側板部22と、各側板部
22の上端が内側に向けて水平にわん曲されて、この水
平にわん曲された部分の中央部が、更に斜外上方に向け
て折り曲げられた折曲係合部23と、該折曲係合部23
から斜外上方に向けて延設されて、使用時において前記
蓋体Cの天壁部7の裏面を押出する蓋体押圧部24との
4つの各部分で構成されて、左右対称形状になってい
る。この嵌合維持部材M1 は、金属薄板材を上記のよう
にわん曲、或いは折曲成形した状態において、その全体
が弾性変形可能となって、「バネ性」を有している。ま
た、嵌合維持部材M1 の底板部21には、保護カバーA
1 の基台Vを建物の壁面に固定するのに使用されるビス
Bが貫通される貫通孔25が設けられている。
【0015】そして、基台Vの両側壁部2を外方に拡開
させた状態で、その内部に嵌合維持部材M1 の底板部2
1及び両側板部22を収容して、前記拡開を開放する
と、図2及び図4(イ)に示されるように、その底板部
21及び両側板部22は、基台Vの底壁部1及び側壁部
2の平面部6にそれぞれ当接すると共に、その折曲係合
部23は、基台Vの折曲片3を覆うようにして、該折曲
片3に係合されて、その蓋体押圧部24は、基台Vの開
口から僅かに突出した状態となる。また、図4(イ)に
示されるように、基台Vに嵌合維持部材M1 を取付けた
状態において、その蓋体押圧部24は、基台Vに嵌合さ
れる蓋体Cと干渉する位置にある(換言すれば、基台V
に蓋体Cを嵌合させると、嵌合維持部材M1 は、その蓋
体押圧部24が蓋体Cの天壁部7の裏面を押圧した状態
で、全体が僅かに弾性変形される)。図3に示されるよ
うに、この嵌合維持部材M1 は、基台Vの内部に所定間
隔をおいて取付けられる。
【0016】このため、前記嵌合維持部材M1 を使用し
て、エアコン用冷媒管Pの配管を行うには、以下のよう
にして行われる。まず、図2及び図3に示されるよう
に、保護カバーA1 の基台Vの底壁部1に設けられた貫
通孔12と、嵌合維持部材M1の貫通孔25とが合致す
るようにして、該基台V内に嵌合維持部材M1 を上記の
ようにして取付けておいて、該基台Vを建物の外壁に、
所定方向に沿わせて配置して、基台V及び嵌合維持部材
1 の各貫通孔12,25にビスBをそれぞれ貫通させ
て、基台Vを建物の外壁Wに固定する。次に、基台Vの
内部にエアコン用冷媒管Pを収容し、その後に、外壁W
に固定された基台Vの開口側から蓋体Cを押し付けて覆
蓋させると、上記したようにして、基台側及び蓋体側の
各嵌合部5,11が互いに嵌合されると同時に、基台V
及び蓋体Cの各ズレ止突起4,9がその長手方向に沿っ
て干渉しない位置に配置されて、基台Vに対して蓋体C
が覆蓋状態で嵌合される。
【0017】そして、上記のようにして、内部に嵌合維
持部材M1 が取付けられた基台Vに対して蓋体Cが覆蓋
状態で嵌合されると、図4(イ),(ロ)に示されるよう
に、蓋体Cが嵌合維持部材M1 の蓋体押圧部24を下方
に押圧すると共に、基台Vの両側壁部2が内方に向けて
変形されることにより、嵌合維持部材M1 は、蓋体押圧
部24を主体にして、その全体が弾性変形させられて、
該嵌合維持部材M1 は僅かに基台Vの底壁部1側に後退
させられる。この結果、嵌合維持部材M1 の復元力によ
って、その両上端の各蓋体押圧部24が、蓋体Cの天壁
部7の裏面を押圧して、互いに嵌合している基台側及び
蓋体側の各嵌合部5,11に前記押圧力Fが及んで、両
嵌合部5,11の嵌合状態が強固となる。特に、上記し
た第1実施例の各嵌合部5,11は、鉤状に形成されて
いるために、その形状自体によって、外れにくい構造に
なっているために、前記押圧力Fの嵌合状態を強固にす
る作用と相俟って、基台側及び蓋体側の各嵌合部5,1
1の嵌合状態は確実となって、長期間に亘ってその維持
が図られる。
【0018】一方、何らかの必要により、基台Vから蓋
体Cを取り外す場合には、図5に示されるように、基台
Vに対して蓋体Cを押圧させると、蓋体Cの両側壁部8
が外方に向けて拡開されると共に、基台Vの両側壁部2
が内方に向けて僅かに押し倒されて、基台側及び蓋体側
の各嵌合部5,11の左右及び上下の両方向に離間し
て、その嵌合状態が解除される。また、嵌合維持部材M
1 が取付けられている部分において、蓋体Cの取外し作
業を行う場合には、図5で2点鎖線で示されるように、
基台Vの内部に取付けられている嵌合維持部材M1 は、
その取付状態を超えて更に弾性変形される。
【0019】引き続いて、本発明の他の実施例について
説明する。なお、上記した第1実施例と同一部分には、
同一符号を付して図示のみ行い、重複説明を避けて、第
1実施例と異なる部分についてのみ説明する。図6に
は、本発明の第2実施例の嵌合維持部材M2 の使用状態
が示されており、この嵌合維持部材M2 は、前記嵌合維
持部材M1 と異なって、その下面が開口した形状となっ
ていて、弾性復元力により蓋体Cの天壁部7の裏面を押
圧する蓋体押圧部31と、該蓋体押圧部31の両端に連
設されて、前記基台Vの上端の各折曲片3に係合される
折曲係合部32と、各折曲係合部32に連設された側板
部33との3つの部分で構成されて、同じく左右対称形
状になっている。
【0020】また、図6(イ)に示されるように、基台
Vの内部に嵌合維持部材M2 を取付けた状態では、嵌合
維持部材M2 の各側板部33は、基台Vの各側壁部2と
対向配置されて、その一部が基台Vの平面部6に当接し
ていると共に、その各折曲係合部32は、基台Vの両折
曲片3を覆った状態で、これに係合されて、更に、その
蓋体押圧部31は、基台Vの開口を覆っている。また、
図6(イ)に示されるように、基台Vに嵌合維持部材M
2 を取付けた状態では、その蓋体押圧部31は、基台V
に取付けられる蓋体Cと干渉する位置にある。このた
め、嵌合維持部材M2 が取付けられた基台Vに対して蓋
体Cを嵌合させると、第6図(ロ)に示されるように、
嵌合維持部材M2 の蓋体押圧部31が蓋体Cによって押
圧されると共に、基台Vの両側壁部2が内方に向けて変
形することにより、嵌合維持部材M 2 は、弾性変形させ
られて、基台Vの底壁部1の側に僅かに後退させられ
る。これにより、弾性変形後の蓋体押圧部31は、基台
Vに対して蓋体Cの天壁部7の裏面を上方に押圧する。
そして、この押圧力Fは、基台Vと蓋体Cの各嵌合部
5,11の嵌合状態を強固にするように作用する。
【0021】また、図7には、本発明の第3実施例の嵌
合維持部材M3 の使用状態が示されている。この嵌合維
持部材M3 は、前記した各嵌合維持部材M1,M2 と異な
って、基台Vの外側に取付けられるものであり、弾性復
元力により蓋体Cの天壁部7の裏面を押圧する蓋体押圧
部41と、該蓋体押圧部41の両端に連設されて、その
一部が基台Vの上端の折曲片3の上面に当接する凹状部
42と、該凹状部42の外側に連設されて、基台Vの側
壁部2のほぼ上半部の外側に当接される側板部43と、
該側板部43の下端に、内側に折れ曲がって連設され
て、基台Vの外側面におけるズレ止突起4の直上に設け
られた凹状部13に係合される係合部44との4つの部
分で構成されて、同じく左右対称形状となっている。
【0022】また、図7(イ)に示されるように、基台
Vに対して嵌合維持部材M3 を取付けた状態では、基台
Vの開口と、その両側壁部2の上半部とが嵌合維持部材
3によって覆われて、嵌合維持部材M3 は、その両下
端の係合部44が、基台Vの凹条部13に係合されて、
基台Vから取り外れなくなっている。また、図7(イ)
に示されるように、基台Vに嵌合維持部材M3 を取付け
た状態では、その蓋体押圧部41は、基台Vに取付けら
れる蓋体Cと干渉する位置にある。このため、嵌合維持
部材M3 が取付けられた基台Vに対して蓋体Cを嵌合さ
せると、図7(ロ)に示されるように、蓋体Cによって
蓋体押圧部41が下方に向けて押圧されると共に、基台
Vの両側壁部2が内方に向けて変形することにより、嵌
合維持部材M3 は、その中央部の蓋体押圧部41を主体
にして、ほぼその全体が弾性変形されて、基台Vの底壁
部1の側に向けて僅かに後退させられる。そして、弾性
変形後の蓋体押圧部41は、基台Vに対して蓋体Cの天
壁部7の裏面を上方に押圧し、この押圧力Fによって、
基台Vと蓋体Cの各嵌合部5,11の嵌合状態が強固と
なる作用は、前記各実施例1,2と同一である。
【0023】更に、図8には、本発明の第4実施例の嵌
合維持部材M4 の使用状態が示されており、図9には、
嵌合維持部材M4 そのものが示されている。この嵌合維
持部材M4 も、基台Vの外側に取付けられるものである
が、その開口の部分にのみ取付けられる点において、前
記嵌合維持部材M3 と異なる。即ち、嵌合維持部材M 4
は、基台Vの開口を覆う状態で配置されて、弾性復元力
により蓋体Cの天壁部7の裏面を押圧する蓋体押圧部5
1と、該蓋体押圧部51の両端に連設されて、基台Vの
両折曲片3の先端に引っ掛けられる引掛け部52と、横
断面視において前記引掛け部52が形成されている部分
の幅方向の中央部を上方に切り起こして形成されて、基
台Vの両側壁部2の上端部の内方にわん曲した部分の外
側に当接される当接板部53との3つの部分で構成され
て、同じく左右対称形状となっている。このため、蓋体
押圧部51の両端に形成される各引掛け部52は、前記
当接板部53を切り起こしているために、その中央部が
欠落された形状となっている。
【0024】そして、基台Vに嵌合維持部材M4 を取付
けた状態では、図8(イ)に示されるように、嵌合維持
部材M4 の両端の各引掛け部52が、基台Vの各折曲片
3の先端に引っ掛けられると共に、その当接板部53
が、基台Vの両側壁部2の上端部の内方にわん曲した部
分の外側面に当接されて、その蓋体押圧部51によっ
て、基台Vの開口が覆われて、その蓋体押圧部51は、
基台Vに取付けられる蓋体Cと干渉する位置にある。こ
のため、嵌合維持部材M4 が取付けられた基台Vに対し
て蓋体Cを嵌合させると、嵌合維持部材M4 は、蓋体C
によって、その蓋体押圧部51が下方に向けて押圧され
ると共に、基台Vの両側壁部2が内方へ変形されること
により、蓋体押圧部51を主体にして、そのほぼ全体が
弾性変形されて、その復元力によって、蓋体Cを基台V
に対して上方に押圧する。この押圧力Fは、基台Vと蓋
体Cの各嵌合部5,11の嵌合状態が強固となるように
作用する。なお、嵌合維持部材M2,M3,M4 に関して
は、基台Vに対する取付けは、基台Vにエアコン用冷媒
管Pを収容した後に行う必要がある。
【0025】また、図10には、「基台と蓋体との嵌合
により内部に配線・配管材を収容して保護する保護カバ
ーであって、前記基台には、該基台と蓋体との嵌合状態
において、該蓋体を上方に押圧することにより両者の嵌
合を強固とする押圧部が形成されてなることを特徴とす
る保護カバー」の実施例が示されている。この保護カバ
ーとしては、「前記基台の押圧部は、前記蓋体の嵌合時
には、自身の弾性変形又は前記基台の側壁部の弾性変形
により、該基台の底壁部の側に後退して前記嵌合を可能
にし、前記嵌合後は、前記押圧部が原形状に復元して蓋
体内面を上方に押圧する構成」のものがあり、更に、
「前記基台の押圧部は、該基台の側壁部の先端に設けら
れている構成」のものもある。
【0026】次に、図10に示される保護カバーA2
ついて、具体的に説明する。この保護カバーA2 は、基
台Vと、これに覆蓋状態で嵌合される蓋体Cとから成っ
て、前記基台Vの両側壁部2の外側の下端よりも僅かに
上方の部分には、鉤状をした基台側嵌合部5が設けられ
ていると共に、前記蓋体Cの両側壁部8の下端部には、
前記基台側嵌合部5と嵌合する蓋体側嵌合部11が設け
られ、前記基台Vの両側壁部2の上端部には、斜外上方
に開口した断面U字状の押圧部14が全長に亘って一体
に設けられて、該押圧部14の先端は、非変形状態で
は、蓋体Cと干渉する位置にある。よって、基台Vにエ
アコン用冷媒管Pを収容した後に、蓋体Cを覆蓋して嵌
合させると、基台Vの前記押圧部14の先端が、蓋体C
の天壁部7の裏面に当接して、基台Vの両側壁部2のほ
ぼ上半部が内方に向けて弾性変形される。このため、基
台Vの両側壁部2の上記部分の弾性復元力によって、そ
の押圧部14が蓋体Cの裏面を基台Vに対して上方に押
圧し、その押圧力Fによって、基台Vと蓋体Cとの嵌合
状態が強固にされる。
【0027】上記実施例の保護カバーA2 は、別部材を
使用せずに、基台Vと蓋体Cとの嵌合力を高めることが
できると共に、基台Vの両側壁部2の上端部に押圧部1
4が全長に亘って設けられているために、基台Vと蓋体
Cとの嵌合力が一層大きくなり、しかも断面U字状をし
た押圧部14は、その開口が斜外上方を向いているため
に、基台V内にエアコン用冷媒管Pを収容する際の障害
とならない。なお、基台Vの側壁部2の上端部に設けら
れる押圧部の形状を起立形状に近づければ、弾性変形量
が同一をにして、蓋体Cの対する押圧力を高めることが
できる。
【0028】更に、図11に示される実施例は、蓋体C
の裏面に所定間隔をおいて複数のバネ材Sが取付けられ
たものであって、基台Vにエアコン用冷媒管Pを収容し
た後に、該基台Vに対して蓋体Cを覆蓋状態で嵌合させ
ると、前記バネ材Sの下端は、基台V内に収容されたエ
アコン用冷媒管Pに当接して、圧縮変形される。このた
め、圧縮変形されたバネ材Sの復元力によって、蓋体C
の裏面は、基台Vに対して上方に押圧され、この押圧力
Fが、基台Vと蓋体Cとの嵌合状態を強固にする。バネ
材Sは、蓋体Cの裏面にビス等を介して取付けられてい
るために、建物の壁面において配管作業を行う場合に
は、バネ材Sは落下しないので、支障なく作業を行え
る。また、このバネ材Sは、基台Vに収容されるエアコ
ン用冷媒管Pの側に取付けておいてもよいて、別体のバ
ネ材を、蓋体Cとエアコン用冷媒管Pとの間に介装させ
てもよい。
【0029】また、上記各実施例の保護カバーは、いず
れも、基台Vと蓋体Cとが別体となっていて、両者は、
左右の2箇所で嵌合する構成のものであるが、基台と蓋
体とは、一方の側壁部においてヒンジ連結されていて、
他方の側壁部においてのみ、両者が嵌合される構成の保
護カバーに対しても、本発明は実施可能である。
【0030】更に、上記各実施例においては、基台V及
び蓋体Cに設けられる各嵌合部5,11は、鉤状のもの
であって、その形状からして、嵌合力が大きい利点があ
ることは、上述した通りであるが、本発明においては、
基台Vと蓋体Cとの各嵌合部の形状は、上記鉤状に限定
されず、単なる凹凸構造でも嵌合の目的を達成でき、如
何なるものであってもよい。また、基台と蓋体とから成
る保護カバーに収容保護される部材に関しても、上記エ
アコン用冷媒管以外の給排水湯管、ガス管等の配管材で
あってもよく、更に、電線等の配線材であってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、基台と蓋体とから成る保護カ
バーと、両者の嵌合状態を維持する嵌合維持部材との組
み合わせによって、基台と蓋体との嵌合状態を強固にで
きるために、太陽熱等による熱変形、衝撃力等が作用し
ても、基台から蓋体が外れにくくなって、基台に収容さ
れる配線・配管材の保護が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護カバー装置の分解斜視図であ
る。
【図2】保護カバーAの基台Vに対して嵌合維持部材M
1 が取付けられた状態の斜視図である。
【図3】保護カバーAの基台Vに対して多数の嵌合維持
部材M1 が所定間隔をおいて取付けられて使用される状
態を示す斜視図である。
【図4】(イ),(ロ)は、嵌合維持部材M1 が取付けら
れた基台Vに対して蓋体Cを嵌合させる前後における嵌
合維持部材M1 の変形を示す横断面図である。
【図5】嵌合維持部材M1 が取付けられた基台Vと蓋体
Cとの嵌合を解除する状態を示す横断面図である。
【図6】(イ),(ロ)は、嵌合維持部材M2 が取付けら
れた基台Vに対して蓋体Cを嵌合させる前後における嵌
合維持部材M2 の変形を示す横断面図である。
【図7】(イ),(ロ)は、嵌合維持部材M3 が取付けら
れた基台Vに対して蓋体Cを嵌合させる前後における嵌
合維持部材M3 の変形を示す横断面図である。
【図8】(イ),(ロ)は、嵌合維持部材M4 が取付けら
れた基台Vに対して蓋体Cを嵌合させる前後における嵌
合維持部材M4 の変形を示す横断面図である。
【図9】嵌合維持部材M4 の斜視図である。
【図10】(イ),(ロ)は、押圧部14が一体成形され
た基台Vに対して蓋体Cを嵌合させる前後における基台
Vの変形を示す横断面図である。
【図11】(イ),(ロ)は、バネ材Sを使用して基台V
に対して蓋体Cを嵌合させる前後におけるバネ材Sの変
形を示す横断面図である。
【符号の説明】
1,A2 :保護カバー B:ビス(固定部材) C:蓋体 F:押圧力 M1 〜M4 :嵌合維持部材 P:エアコン用冷媒管(配管材) S:バネ材(嵌合維持部材) V:基台 1:基台の底壁部 2:基台の側壁部 5:基台側嵌合部 11:蓋体側嵌合部 21:嵌合維持部材の底板部 24,31,41,51 :蓋体押圧部 25:貫通孔(貫通部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と蓋体とが嵌合されて、内部に配線
    ・配管材を収容して保護する保護カバーと、前記基台と
    蓋体との嵌合状態を維持するための嵌合維持部材とから
    成る配線・配管材の保護カバー装置であって、 前記嵌合維持部材は、基台と蓋体との嵌合状態におい
    て、前記基台に対して蓋体を上方に押圧して、前記嵌合
    状態を強固にするように構成されていることを特徴とす
    る配線・配管材の保護カバー装置。
  2. 【請求項2】 前記基台と蓋体との嵌合部は、鉤状に形
    成されて、前記嵌合維持部材の上方への押圧力により、
    嵌合部が側方に離間して解除されるのを防止する構成に
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の配線・配
    管材の保護カバー装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌合維持部材は、その蓋体押圧部が
    基台上方に臨むように該基台に取付けられ、基台に対す
    る蓋体の嵌合時には、自身の弾性変形又は基台側壁部の
    弾性変形により前記蓋体押圧部が基台底壁部の側に後退
    して前記嵌合を可能にし、前記嵌合後は前記蓋体押圧部
    が原形状に復帰して蓋体内面を上方に押圧する構成にな
    っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線
    ・配管材の保護カバー装置。
  4. 【請求項4】 前記嵌合維持部材は、基台に取付けられ
    た状態で、該基台内に配線・配管材を収容可能とすべ
    く、その上部が開口していることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の配線・配管材の保護カバー
    装置。
  5. 【請求項5】 前記嵌合維持部材は、基台に取付けられ
    た状態で、基台底壁部に沿って配設される底板部に、前
    記基台を壁面に固定する固定部材が貫通可能な貫通部を
    備えていることを特徴とする請求項4に記載の配線・配
    管材の保護カバー装置。
  6. 【請求項6】 内部に配線・配管材を収容して保護する
    保護カバーを構成する基台と蓋体との嵌合状態を維持す
    るための嵌合維持部材であって、 前記基台と蓋体との嵌合状態において、前記基台に対し
    て蓋体を上方に押圧して、前記嵌合状態を強固にするよ
    うに構成されていることを特徴とする嵌合維持部材。
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