JPH0333603B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、投入口部が室内に設けられ、ごみ収
納容器部が室外にあるようなごみ処理装置に関す
るものである。

従来のこの種のごみ処理装置は第６図のように
構成されていた。すなわち室内側にごみ投入口３
４を設け、この投入口３４は壁を貫くダクト３５
を通して室外に設置されたところのごみを貯める
ごみ収納外装体３６につながつている。このごみ
収納外装体３６にはごみ収納容器３７が入つてお
り、ポリ袋３８が装着されている。さらにごみ収
納外装体３６の上部には、排気筒３９が設けら
れ、この排気筒３９の先端にはフアンモーター４
０が取付けられている。

ごみを捨てるときはごみをポリ袋等４１に入て
投入口３４から投げ込むもので、ごみ収納外装体
３６に取付けられた排気筒３９とフアンモーター
４０は、悪臭が室内側への逆流を防ぐためのもの
であつた。なお図中の４２は扉、４３はヒンジで
扉４２はヒンジ４３を中心に開くものである。

しかしながらこのような方法では、隣近所との
壁と壁の距離が少なくともごみ収納外装体３６の
厚みＬと扉４２の幅Ｗを合計した寸法以上必要で
あつた。このため実際に取付け場所が限定される
ものであつた。

本発明はこのような点にかんがみ、より多くの
取付け場所に応じられるようなごみ処理装置を提
供することを目的とするものである。

前記目的を達成するため、本発明は室内側に投
入口を設け、この投入口の後部に室外に通じるダ
クトを設け、このダクトの最終端にごみ収納外装
体を設け、このごみ収納外装体の一側壁にフアン
モータを内蔵し、ごみ収納外装体の内部と相対す
る面に吸気口を設け、外面に排気口を設けた箱形
状の排気体を着脱自在に設け、かつ、他方の側壁
に前記排気体と略同形状の扉を着脱自在に設け、
前記排気体と扉を交換自在にしたごみ処理装置の
構成としたものである。

この構成により排気体扉の取付、開閉において
自由度が大きく、したがつてごみ収納外装体の室
外設置の自由度が大きくなるものである。

以下本発明の一実施例を第１図〜第４図に従つ
て説明する。

図において室内側には投入口１を設けてあり、
この投入口１のふた２は開閉自在としている。３
は前記投入口１の後部に接続されたダクトで、壁
を貫通して室外に通じており、このダクト３の最
終端は室外に設置されたごみ収納外装体４とつな
がつている。５は前記投入口１に設けられ、ふた
２の開閉によりON OFFするスイツチで、その
配線の終端にはプラグ６が設けられている。７は
ごみ収納容器で、前記ごみ収納外装体４の中に納
められている。８はごみ収納容器７に設けられた
ポリ袋である。ごみ収納外装体４は第４図のよう
に左右対称の形状をしており、左右側面に開口
９，１０が設けられている。

第２図において手前側の面で説明する。前記開
口９の上壁１１には取付け用穴１２，１２′が２
個設けられ、また開口９の下壁１３には取付け用
穴１４，１４′が２個および排気用穴１５が１個
設けられている。そして前記開口９の縁には密閉
用パツキン１６が設けられている。なお第２図、
第３図では手前側を示しているが、反対側開口部
１０も同様の形状をしている。１７はボツクス状
に形成された排気体で、内部壁１８に吸気口１９
が設けられている。さらにフアンモーター２０が
取付けられている。前記フアンモーター２０の配
線は第２図のようで終端にはプラグ２１が設けら
れている。また、排気体１７の上壁２２には取付
け用金具２３，２３′が２個設けられ、下壁２４
には取付け用穴２５，２５′が２個および排気口
２６が設けられ、前記排気口２６にはラスアミ等
２７がつけられている。２８，２８′は排気体１
７の固定用ねじである。２９は外形が前記排気体
１７と同様に形成された扉、３０，３０′は前記
扉２９の上下にあけられた取付け用穴、３１は扉
固定金具で折曲げても復現性のある材質でできて
いる。３２は取つ手、３３はマグネツトキヤツチ
である。

上記構成において、ごみ収納外装体４は排気体
１７を取付けるには、第２図のように排気体１７
の上壁２２の取付け金具２３，２３′をごみ収納
外装体４の開口９の上壁１１の取付け用穴１２，
１２′に差し込む。さらにごみ収納外装体４の開
口９、下壁１３の取付け用穴１４，１４′と排気
体１７の下壁２４の取付け用穴２５，２５′を合
わせ、固定用ねじ２８，２８′で下方から固定し、
さらにふた２のスイツチ５のプラグ６とフアンモ
ーター２０のプラグ２１を差し込む。

またごみ収納外装体４に扉２９を取付けるに
は、第３図ように、ごみ収納外装体４開口９の上
壁１１の取付け用穴１２およびごみ収納外装体４
の開口９の下壁１３の取付け用穴１４と、扉取付
け用穴上下３０，３０′をあわせてから扉固定用
金具３１を内側から折曲げて上下とも差し込めば
よい。なお扉２９のコーナー部を丸く切欠いてい
るのは扉開閉の逃げである。

本発明では、排気体１７、扉２９ともに手前側
に取付けるようにしたが、前記したようにごみ収
納外装体４は左右対称であるので、反対側に取付
ける場合も同様である。また投入口１につけたス
イツチ５とフアンモーター２０は連動しており投
入口１の開閉によりフアンモーター２０がON，
OFFするようになつており投入口１が開いた時
悪臭を吸い込むようになつている。

本実施例によれば扉２９を左右側壁に取付けら
れるようにしたので、隣近所との壁と壁の距離は
ごみ収納外装体４の厚み以上あればよい。しかも
扉２４を左右どちら側にも取付けられるようにし
たので、第５図のようにすぐ横に壁がある場合で
も扉２９と排気体１７を入替えることにより対応
できる。なお本実施例の扉２９および排気体１７
の固定法は一例でありビス固定等でもよく、その
方法はいかなる方法でもよい。

以上のように本発明によれば、これまで取付け
場所が限られていた本発明のようなごみ処理装置
の設置場所が広げられるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のごみ処理装置の縦
断面図、第２図は同装置の排気体取付け部の分解
斜視図、第３図は同装置の扉取付け部の分解斜視
図、第４図は同装置のごみ収納外装体の縦断面
図、第５図は同装置の設置状態の斜視図、第６図
は従来のごみ処理装置の縦断面図である。 １……投入口、３……ダクト、４……ごみ収納
外装体、１７……排気体、２９……扉。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 室内側に投入口を設け、この投入口の後部に
   室外に通じるダクトを設け、このダクトの最終端
   にごみ収納外装体を設け、このごみ収納外装体の
   一側壁にフアンモータを内蔵し、ごみ収納外装体
   の内部と相対する面に吸気口を設け、外面に排気
   口を設けた箱形状の排気体を着脱自在に設け、か
   つ他方の側壁に前記排気体と略同形状の扉を着脱
   自在に設け、前記排気体と扉を変換自在としたご
   み処理装置。