JP4589285B2 - 回動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回動装置に係り、詳しくは、車両の空調装置の操作パネルに適用される回転式ダイヤル装置に用いられて好適な回動装置に関する。
この種の回動装置は、例えば車両の空調装置の操作パネルの回転式ダイヤル装置に用いられ、車室内の温度を調整する際に、乗員が回転式ダイヤル装置のダイヤルを操作して、風の吹出口から吹き出される空気の温度や風量などを調節し、所望の車室温度を得ている。このような回転式ダイヤル装置には、例えばロータ部を有するロータリポジションセンサが組み込まれ、このロータ部にダイヤルの回動量を伝達するシャフトを嵌合させることにより、ダイヤルの回転位置、すなわち動作モードをロータ部の回動量として検知している。
ところで、このような回転式ダイヤル装置は構成部品が多く、これら部品は大量生産されることから、各部品の寸法誤差や組み付け誤差などの誤差の累積がポジションセンサのロータ部に対するシャフトの芯ずれや傾斜を引き起こし、装置の組み付け時やダイヤルの回転時にロータ部とジョイントとの当接箇所において横方向のせん断力を生じさせる。このようなせん断力は、ロータ部にダイヤルの回転動作以外の力を加え、ロータ部の電気的特性が変化してセンサから誤った出力信号を出力し、ひいてはロータ部の回転トルクを増大させセンサの破損に至るとの問題がある。
そこで、このような芯ずれや傾斜を吸収する措置として、オルダム継手を用いたカーステレオや(例えば特許文献1)、ギアーギアを用いたダイヤル式スイッチ(例えば特許文献2)などが知られている。
実公昭53−22674号公報 特開2005−26046号公報
しかしながら、このような従来技術のオルダム継手やギアーギアを回動伝達機構に用いると、多くの特殊部品を組み合わせた機構となるため、部品点数が増加して装置の組立作業性が悪化するとともに、回動伝達機構を構成する部品の累積誤差が却って増大し、特にダイヤルの回転時におけるがたつきが増幅するとの問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、芯ずれなどに起因するがたつきを効果的に吸収し、簡単な構成で回動伝達性を向上させることができる回動装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の回動装置は、回動自在な回動部材と、回動部材の回動量を伝達するシャフトと、シャフトの端部が嵌合される嵌合部でシャフトの回動量を受動する受動部材とを具備し、シャフトの端部は、端部の先端に近づくほど端部の断面積が小さくなり、且つ嵌合部と断面視略相似のテーパ形状に形成され、端部は、その断面の一部が楕円形状であることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、回動自在な回動部材と、回動部材の回動量を伝達するシャフトと、シャフトの端部が嵌合される嵌合部でシャフトの回動量を受動する受動部材とを具備し、シャフトの端部は、端部の先端に近づくほど端部の断面積が小さくなり、且つ嵌合部と断面視略相似のテーパ形状に形成され、端部と嵌合部とは端部の略全周に亘って線接触していることを特徴としている。
また、請求項記載の発明では、回動装置は、回動部材であってホルダに回転自在に枢支されるダイヤルと、受動部材であってダイヤルの回動量を検知するポジションセンサと、シャフトであってダイヤルと一体に回転し、ダイヤルの回動量をシャフトの端部からポジションセンサに伝達するジョイントと、嵌合部であってポジションセンサに形成され、ジョイントの端部が嵌合されるロータ部と、弾性部材であってダイヤルとジョイントとの間に介挿され、ジョイントの端部をロータ部に向かって付勢するスプリングとを具備する回転式ダイヤル装置であることを特徴としている。
更に、請求項記載の発明では、車両用空調装置の操作パネルに用いられることを特徴としている。
従って、請求項1記載の本発明の回動装置によれば、回動部材の回動量を受動部材に伝達するシャフトの端部は、受動部材の嵌合部に嵌合されるとともに、シャフトの端部の先端に近づくほどその断面積が小さく、且つ嵌合部と断面視略相似のテーパ形状に形成される。よって、受動部材に対するシャフトのずれや傾斜が生じても柔軟な回動伝達が可能となり、シャフト端部の形状をテーパ状にするだけの簡単な構成で、無理なく回動装置の回動伝達性が向上される。
また、シャフトの端部は断面の一部が楕円形状に形成され、これにより、シャフトの端部から受動部材の嵌合部に回動が伝達される際に、嵌合部に対する端部のすべりが抑制され、回動装置の回動伝達性の更なる向上に寄与する。
更にまた、請求項記載の発明によれば、シャフトの端部と受動部材の嵌合部とは、シャフトの端部の略全周に亘って線接触し、これにより、回動伝達中におけるシャフトと受動部材との非接触部分がなくなり、回動伝達における精度向上が図られて回動装置の回動伝達性が大幅に向上するとともに、回動装置内のがたつきが確実に防止される。
また、請求項記載の発明によれば、大量生産される回転式ダイヤル装置において、ダイヤル、ホルダ、ジョイント、ポジションセンサの寸法誤差や組み付け誤差が生じ、これらの誤差の累積がポジションセンサに対するジョイントの芯ずれや傾斜を発生させても、これら芯ずれや傾斜は好適に吸収され、組み付け時、またはダイヤル回転中におけるポジションセンサの破損を招くことなく無理のない回動伝達が可能となる。また、これら芯ずれや傾斜に起因するダイヤルのがたつきが防止され、ダイヤル式回転装置の品質が向上する。更に、ジョイントと、ダイヤルとジョイントの間にジョイントの端部をロータ部に向かって付勢するスプリングとの2部品のみで回動伝達機構が構成され、回転式ダイヤル装置の生産コストが大幅に低減される。
更に、請求項記載の発明によれば、このような回動装置は大量生産される車両用の空調装置に頻繁に用いられるため、より好適に上記効果が発揮される。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る回転式ダイヤル装置について説明する。
図1に示されるように、例えば車両用空調装置1の動作モードを設定するための操作パネル2には、送風用のファンのオン・オフとその風量を増減制御するファンダイヤル(回動部材、ダイヤル)4、複数系統の空気吹出し口からの空気の吹出しモードを選択可能なモードダイヤル(回動部材、ダイヤル)6などが組み付けられている。これらファンダイヤル4やモードダイヤル6は略同一の円形状をなすダイヤル式の操作部となっており、ダイヤルの回動量に比例して風量及び空気の吹き出しモードが変化するよう制御される。
これらダイヤル4,6の周囲には、操作パネル2上に動作モードの指標となるダイヤル目盛り8,10がそれぞれ付され、例えば図1中では、左側に配されたファンダイヤル4は、反時計回りで換気、送風停止(風量0)、風量1から風量4の順で配された目盛り8のうちの風量1に設定され、一方、右側に配されたモードダイヤル6は、反時計回りで正面吹き出し、正面及び足元吹き出しの順で配された目盛り10のうちの正面吹き出しと、若干の足元吹き出しとを同時に行う位置に設定されている。
より詳しくは、図2に示されるように、操作パネル2の背面にはホルダプレート12が装着されている。ホルダプレート12は、操作パネル2のダイヤル目盛り8,10に対応する位置にそれぞれ導光部14,16を有し、ホルダプレート12の背面側にLEDなどの光源を配することにより、ダイヤル4,6の操作位置に対応する箇所のみを効果的に照光させることができ、乗員は操作パネル2を介して空調装置1の設定動作モードを視認できる。
また、ホルダプレート12には、ファンダイヤル4及びモードダイヤル6をそれぞれ互いに異なる回転領域、すなわち異なる始点から異なる回転角度の範囲内で、且つそれぞれダイヤル目盛り8,10に合わせた刻み角度で回転自在に枢支するファンダイヤルホルダ(ホルダ)18及びモードダイヤルホルダ(ホルダ)20が形成されている。そして、ファンダイヤル4及びモードダイヤル6の背面4a,6aを各ホルダ18,20に当接して装着することにより、これらダイヤル4,6の回転領域を規制する規制部が構成され、各ダイヤル4,6は所望の回転領域で回転可能となる。
より詳しくは、これらホルダ18,20には、各ダイヤル4,6の背面4a,6aから突設される支持部4b,6bを枢支する枢支孔22,24がそれぞれ穿設されている。また、各ホルダ18,20の背面の枢支孔22,24内における開口近傍には、それぞれ枢支孔22,24の内径に向けて突設された凸部22a,24aが形成されている。これら凸部22a,24aは、それぞれ支持部4b,6bの挿入により枢支孔22,24の拡径方向に湾曲可能となっており、各ダイヤル4,6の所定の装着箇所まで支持部4b,6bの挿入が行われると、これら凸部22a,24aは支持部4b,6bの先端近傍において縮径された溝部4c,6cに係合され、各ダイヤル4,6は、それぞれ各ホルダ18,20に枢支される。
ここで、各ダイヤル4、6の支持部4b,6bは有底円筒状に形成され、この円筒状にはスプリング(弾性部材)26を介して各ダイヤル4、6の回動が伝達されるシャフト状のジョイント(シャフト)28が挿入される。
より詳しくは、図3(a),(b)に示されるように、ダイヤル4の支持部4bには上述した円筒状をなすべく空洞部4dが設けられ、この空洞部4dは、開口に向けて徐々に内径が大きくなる拡開部4eを有している。また、拡開部4eを除く空洞部4dの内壁には、支持部4bの軸線方向に亘って複数の凸条4fが形成され、この凸条4fにジョイント28が係合されることにより、ダイヤル4の回動がジョイント28に伝達される。なお、各ダイヤル4、6は略同一形状のため、ダイヤル6の装着についての説明は省略し、以降ダイヤル4がホルダ18に装着される場合についてのみ説明する。
図4(a)から(d)に示されるように、ジョイント28は、ダイヤル4の空洞部4dに挿入される側から順に、一端部28a、ノブ28b、中間部28c、他端部(端部)28dから構成されている。ノブ28bの全周には、空洞部4dの凸条4fに対応したピッチで切り欠かれた複数の切欠部28eが形成され、予め上述したスプリング26を入れた空洞部4dにジョイント28の一端部28aを挿入すると、この切欠部28eに凸条4fが係合するとともに、一端部28aにスプリング26が当接し、ジョイント28にはジョイント28を空洞部4d外へ押し出すばね付勢力が作用する。また、切欠部28eは凸条4fの遊嵌が可能な大きさに切り欠かかれており、ダイヤル4にジョイント28を組み付けた状態で、ダイヤル4に対し、空洞部4dにおける拡開部4eに中間部28cが当接する程度のジョイント28の傾斜が可能となっている。
一方、ジョイント28の他端部28dには、後述するポジションセンサ(受動部材)34のロータ孔(嵌合部)38に嵌合されるテーパ部(端部)30が形成され、テーパ部30は、テーパ部30と中間部28cとを仕切る基部32から他端部28dの先端にかけて形成されている。また、テーパ部30は、断面が略楕円形状の一部をなす曲面側部30aと、平面側部30bとから構成され、他端部28dの先端に近づくほどテーパ部30の断面積が小さくなるようにテーパ部30の全周に亘って略均一にテーパがかけられている。すなわち、テーパ部30は、ジョイント28の軸線方向と垂直ないずれの断面においても断面視略相似のテーパ形状に形成されている。
図5に示されるように、ポジションセンサ34は、回転自在なロータ部36を有しており、ロータ部36には略Dカット状のロータ孔38が貫通して設けられている。ロータ孔38は、断面が略楕円形状の一部をなす曲面内壁38aと平面内壁38bとから構成され、ジョイント28のテーパ部30と断面視略相似形状をなし、テーパ部30の基部32との境界におけるテーパ部30の最大断面積と略同一の開口面積を有している。そして、ダイヤル4からの回動量がジョイント28を介してロータ部36の回動量として伝達されると、ポジションセンサ34内で回動量を検知し、出力端子34aからダイヤルの回転位置、すなわち空調の動作モードの出力信号が空調装置1の制御を行う図示しないECUに伝達され、車室内の所望の空調が得られる。
以下、図6から図8を参照して、ダイヤル4及びホルダ18とポジションセンサ34との位置関係が異なる場合についてそれぞれ説明する。
図6(a)に示されるように、ダイヤル4の支持部4bをホルダ18の枢支孔22に挿入し、支持部4bの溝部4cに枢支孔22の凸部22aが係合されると、ダイヤル4はホルダ18に枢支されるとともに、ジョイント28がスプリング26によってポジションセンサ34に向けて付勢される。これにより、ジョイント28のテーパ部30がポジションセンサ34のロータ部36のロータ孔38に所定の押圧力によって嵌合される。ここで、ポジションセンサ34は、出力端子34aとともに回路基板40に実装され、回路基板40はロータ孔38と連続して貫通されており、ロータ孔38から突出したテーパ部30の先端は中空に位置づけられるため、ジョイント28、ひいてはロータ部36の回動が阻害されることはない。
ここで、図6(b)に示されるように、ポジションセンサ34を回路基板40側からみると、テーパ部30はロータ孔38の略中心を貫通している。この場合には、ダイヤル4及びホルダ18とポジションセンサ34が実装された回路基板40との位置関係にずれはなく、ジョイント28がポジションセンサ34に対して略垂直に位置づけられ、換言すると、ジョイント28はダイヤル4の支持部4bと略平行に保持されている。そして、テーパ部30は、基部32との境界におけるテーパ部30の最大断面積をなす略全周がロータ孔38の開口部に線接触している。すなわち、ロータ孔38の曲面内壁38aにはテーパ部30の曲面側部30aが、平面内壁38bには平面側部30bがそれぞれ当接し、テーパ部30とロータ孔38との間に間隙は生じていない。
一方、図7(a),(b)に示されるように、ダイヤル式回転装置の上述した各部品を含めた構成部品の寸法誤差や組み付け誤差が累積し、回路基板40に対してダイヤル4及びホルダ18が下側に大きくずれて組み付けられた場合、ジョイント28はノブ28bが下側になるように傾斜して位置づけられ、いわゆる芯ずれが生じている。しかしながら、ジョイント28はスプリング26によってポジションセンサ34に向けて付勢され、テーパ部30はロータ孔38に嵌合されている。このとき、ロータ孔38の曲面内壁38aにはテーパ部30の曲面側部30aが線接触し、また、平面内壁38bには平面側部30bが少なくとも線接触し、好ましくは面接触しており、この場合にもテーパ部30とロータ孔38との間に間隙は生じていない。
また、図8(a),(b)に示されるように、回路基板40に対してダイヤル4及びホルダ18が上側に大きくずれて組み付けられた場合、ジョイント28はノブ28bが上側になるように傾斜して芯ずれが生じているものの、ジョイント28はスプリング26によってポジションセンサ34に向けて付勢され、テーパ部30はロータ孔38に嵌合されている。このときにも、ロータ孔38の曲面内壁38aにはテーパ部30の曲面側部30aが線接触し、平面内壁38bには平面側部30bが線接触し、テーパ部30とロータ孔38との間に間隙は生じない。そして、ホルダプレート12及び回路基板40が操作パネル2、あるいは他の部材にそれぞれ独立して堅固に固定されている以上、ダイヤル4が回動してもダイヤル4に対するジョイント28の傾斜角は変わらないため、上述の如く図6から図8に示したテーパ部30及びロータ孔38の互いの略全周に亘る線接触は保持される。
以上のように、本実施形態では、ジョイント28のポジションセンサ34側の一端である他端部28dにはテーパ部30が形成され、このテーパ部30は、テーパ部30の先端に近づくほどその断面積が小さく、且つロータ孔38と断面視略相似のテーパ形状に形成される。よって、大量生産される回転式ダイヤル装置において、ダイヤル4、ホルダ18、ジョイント28、ポジションセンサ34の寸法誤差や組み付け誤差が生じ、これらの誤差の累積がポジションセンサ34に対するジョイント28の芯ずれや傾斜を発生させても、これら芯ずれや傾斜は好適に吸収され、組み付け時、またはダイヤル4の回転中におけるポジションセンサ34の破損を招くことなく、ジョイント28の端部をテーパ状にするだけの簡単な構成で、無理のない回動伝達が可能となる。
また、ダイヤル4とジョイント28との間には、テーパ部30をロータ孔38に向かって付勢するスプリング26が介挿され、これにより、テーパ部30をロータ孔38に確実に挿入、ひいては線接触させることができ、ポジションセンサ34位置に対するジョイント28の芯ずれや傾斜に起因するダイヤル4の回転時におけるがたつきが防止され、ダイヤル式回転装置の回動伝達性を更に向上できるとともに、ダイヤル式回転装置の品質が大幅に向上する。
更に、テーパ部30とロータ孔38とは互いに略全周に亘って線接触するため、回動伝達中におけるテーパ部30とロータ孔38との非接触部分がなくなり、回動伝達における精度向上が図られてダイヤル式回転装置の回動伝達性が大幅に向上するとともに、装置内のがたつきが確実に防止される。
更にまた、テーパ部30は断面形状が略楕円形となる曲面側部30aを有して形成されるため、回動伝達時におけるテーパ部30のロータ孔38に対するすべりが抑制され、ダイヤル式回転装置の回動伝達が円滑に実施可能となる。
また、ダイヤル4の回転をポジションセンサ34に伝達する回動伝達機構は、ジョイント28とスプリング26との2部品のみで構成され、回転式ダイヤル装置の生産コストが大幅に低減される。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、車両の空調装置の操作パネルに適用される回転式ダイヤル装置を示したが、回動伝達の受動側に回動力以外の力が極力加わらないことが要求され、且つジョイントを傾斜させて回転せざるを得ない機構に適用すれば本発明の上記効果を好適に発揮できることは勿論であり、例えばトリマコンデンサの静電容量の調整に使用する工具や、デジタルカメラの機構、顕微鏡の高さ調整を行うトリマなどに適用可能である。
操作パネルを示した平面図である。 ダイヤルの回転機構を示した分解斜視図である。 (a)はダイヤルの横断面図、(b)は(a)の支持部の径方向における断面図である。 ジョイントの(a)は横からみた平面図、(b)はテーパ部先端側からみた平面図、(c)はノブ側からみた平面図、(d)は上面からみた平面図である。 ポジションセンサを示した図である。 (a)はダイヤル及びホルダとポジションセンサとがずれなく組み付けられた状態を示す図、(b)は(a)の状態におけるポジションセンサのロータ孔を回路基板側からみた概略図である。 (a)はダイヤル及びホルダがポジションセンサに対して下側にずれて組み付けられた状態を示す図、(b)は(a)の状態におけるポジションセンサのロータ孔を回路基板側からみた概略図である。 (a)はダイヤル及びホルダがポジションセンサに対して上側にずれて組み付けられた状態を示す図、(b)は(a)の状態におけるポジションセンサのロータ孔を回路基板側からみた概略図である。
符号の説明
2 操作パネル
4 ファンダイヤル(回動部材、ダイヤル)
6 モードダイヤル(回動部材、ダイヤル)
18 ファンダイヤルホルダ(ホルダ)
20 モードダイヤルホルダ(ホルダ)
26 スプリング(弾性部材)
28 シャフト(ジョイント)
28d 他端部(端部)
30 テーパ部
34 ポジションセンサ(受動部材)
38 ロータ孔(嵌合部)

Claims (4)

  1. 回動自在な回動部材と、前記回動部材の回動量を伝達するシャフトと、前記シャフトの端部が嵌合される嵌合部で前記シャフトの回動量を受動する受動部材とを具備し、
    前記シャフトの端部は、該端部の先端に近づくほど該端部の断面積が小さくなり、且つ前記嵌合部と断面視略相似のテーパ形状に形成され
    前記端部は、その断面の一部が楕円形状であることを特徴とする回動装置。
  2. 回動自在な回動部材と、前記回動部材の回動量を伝達するシャフトと、前記シャフトの端部が嵌合される嵌合部で前記シャフトの回動量を受動する受動部材とを具備し、
    前記シャフトの端部は、該端部の先端に近づくほど該端部の断面積が小さくなり、且つ前記嵌合部と断面視略相似のテーパ形状に形成され、
    前記端部と前記嵌合部とは該端部の略全周に亘って線接触していることを特徴とする回動装置。
  3. 前記回動装置は、
    前記回動部材であってホルダに回転自在に枢支されるダイヤルと、
    前記受動部材であって前記ダイヤルの回動量を検知するポジションセンサと、
    前記シャフトであって前記ダイヤルと一体に回転し、前記ダイヤルの回動量を前記シャフトの端部から前記ポジションセンサに伝達するジョイントと、
    前記嵌合部であって前記ポジションセンサに形成され、前記ジョイントの端部が嵌合されるロータ部と、
    前記弾性部材であって前記ダイヤルと前記ジョイントとの間に介挿され、前記ジョイントの端部を前記ロータ部に向かって付勢するスプリングと
    を具備する回転式ダイヤル装置であることを特徴とする請求項1または2に記載の回動装置。
  4. 車両用空調装置の操作パネルに用いられることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の回動装置。
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