JP4589091B2 - フライホイールハウジング - Google Patents

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Description

本発明はフライホイールハウジングに係り、詳しくはエンジンを車体フレームにマウントするマウント取付座が設けられたフライホイールハウジングに関する。
カムシャフトを駆動するギヤトレインがフライホイール側に配置された大・中型車のオーバーヘッドカムシャフトエンジン(以下、「エンジン」という)では、図6乃至図9に示すようにギヤトレインのギヤハウジング1がフライホイールハウジング3の上部に一体に鋳造されたものが多く、そのフロント側の取付面5に、エンドプレートを介してエンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックが取り付き、また、リヤ側の取付面7にトランスミッションケース側のクラッチハウジングが取り付くようになっている。
そして、エンジンを車体フレームにマウントするに当たり、エンジンとこれに取り付くトランスミッションとのバランスを考慮して、通常、シリンダブロックにフロント側のマウント取付座を取り付けると共に、図6乃至図9に示すようにシリンダブロックと接合する前記取付面5の立壁9の外周にリヤ側のマウント取付座11,13を左右斜め下方へ突設しており、両マウント取付座11,13は、夫々、立壁9の外周と直角に交わる断面矩形状に形成されて当該立壁9と一体に鋳造されている。
また、斯様にマウント取付座11,13が立壁9の外周と直角に交わる構造上、トランスミッション側からの変動荷重によってマウント取付座11,13の付根応力が過大となることから、従来、多数のリブ15がフライホイールハウジング3のフロント側から立壁9の外周に亘って設けられていた。
即ち、エンジン(トランスミッション)の後側にはプロペラシャフトが接続されているが、車両走行時に後輪が凸凹を乗り越えたりすると、プロペラシャフトが揺れてトランスミッション全体が上下方向に揺れ、これがフライホイールハウジング3に対するトランスミッション側からの変動荷重(図8の矢印方向)となる。
そして、既述したようにフライホイールハウジング3は、そのフロント側の取付面5がシリンダヘッドとシリンダブロックに接合されているが、フライホイールハウジング3のフロント側の下部(図6中、領域A)はシリンダブロックに接合することなく下方へ突出して、恰も宙に浮いた状態にある。
このため、トランスミッション側からの変動荷重で斯かる領域Aが変形し易く、荷重点から遠くモーメント的に荷重の掛かり易いマウント取付座11,13のフロント側の付根に大きな応力がかかることから、領域Aに多数のリブ15をそのフロント側から立壁9の外周に亘って設けることで、領域Aの強度アップを図ってマウント取付座11,13の付根部分への応力集中を低減していた。
しかし乍ら、斯様に多数のリブ15を適正な位置に配置するには、FEM解析を数回繰り返す必要があり、多大な時間を必要とする。
また、多数のリブ15を設けることで、リブに湯が廻り難く構造欠陥となってしまう虞が指摘されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、マウント取付座の形状に改良を加えることで、トランスミッション側からの変動荷重に対し十分な強度を確保しつつ、歩留まりの向上を図ったフライホイールハウジングを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、エンジンのシリンダブロックに取り付き、当該シリンダブロックと接合する取付面の立壁にエンジンのマウント取付座が設けられたフライホイールハウジングに於て、前記マウント取付座のシリンダブロック側の前面を、前記立壁に対し当該前面が鈍角で交わるように斜め後方へ傾斜させたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、従来のように多数のリブをフライホイールハウジングに配置する必要がないため、多数のリブを適正な位置に配置するためのFEM解析を繰り返す必要がなくなり、多数のリブを設けることなくトランスミッション側からの変動荷重に対し十分な強度を確保しつつ、歩留まりの向上を図ることが可能となった。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図5は請求項1の一実施形態に係るフライホイールハウジングを示し、図中、21は図6のフライホイールハウジング3と同様、カムシャフトを駆動するギヤトレインのギヤハウジング23が上部に一体に鋳造されたフライホイールハウジングで、そのフロント側の取付面25に、エンドプレートを介してエンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックが取り付き、また、リヤ側の取付面27にトランスミッションケース側のクラッチハウジングが取り付くようになっている。
而して、本実施形態に係るフライホイールハウジング21も、シリンダブロックと接合する取付面25の立壁29の外周に、エンジンマウント用の横断面矩形状のマウント取付座31,33が左右斜め下方へ一体に鋳造されているが、図1,図2及び図4に示すように本実施形態は、一方のマウント取付座33のシリンダブロック側の前面全体を、立壁29の外周との付根部位からマウント取付座33の先端35に向かって順次リヤ側(トランスミッション側)へ傾斜する傾斜面37として、立壁29の外周に対し当該傾斜面37が鈍角で交わるように構成とすると共に、図1,図3及び図5に示すように他方のマウント取付座31のシリンダブロック側の前面の一部を、立壁29の外周との付根部位からマウント取付座31の先端39に向かって順次リヤ側(トランスミッション側)へ傾斜する傾斜面41として、立壁29の外周に対し当該傾斜面41が鈍角で交わるように構成したことを特徴とする。
そして、両マウント取付座31,33の先端39,35は何れも平坦状に形成されて、夫々の四隅に設けられたボルト挿通孔43に図示しないプレートがボルト締めされるようになっている。そして、斯かるプレートと図示しないマウントラバーを介して、マウント取付座31,33が車体フレーム側のマウントブラケットに取り付くようになっている。
その他、図1に示すフライホイールハウジング21の領域Bは図6のフライホイールハウジング3の領域Aに相当するもので、シリンダブロックに接合することなく下方へ突出する部位である。
本実施形態に係るフライホイールハウジング21はこのように構成されているから、フロント側の取付面25を、エンドプレートを介してエンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックに取り付ければ、ギヤハウジング23がカムシャフトを駆動するギヤトレインを覆い、リヤ側の取付面27にトランスミッションケース側のクラッチハウジングを取り付けることで、エンジンにトランスミッションが取り付く。そして、シリンダブロックに取り付くフロント側のマウント取付座と、フライホイールハウジング21のマウント取付座31,33を介してエンジンが車体フレームにマウントされることとなる。
そして、従来と同様、車両走行時にトランスミッション側から変動荷重がフライホイールハウジング21に入力するが、本実施形態は、荷重が入力されるトランスミッション側と反対側のマウント取付座31,33の前面全体または一部を、夫々、傾斜面41,37として、立壁29の外周に対し各傾斜面37,41が鈍角で交わるようにしたので、両傾斜面37,41がトランスミッション側からの変動荷重に対し突っ張り棒の如き役割をして、変動荷重を低減する。そして、本実施形態によれば、図6の如きリブを領域Bに設けることなく、マウント取付座の前面がフライホイールハウジングの立壁の外周に直角に交わっている仕様に対し、マウント取付座31,33のフロント側付根への変動応力を36%低減することができるため、図1の如く領域Bの外周にリブ45を設けるに当たり、図6の従来例のように多数のリブを配置する必要がなくなる。
従って、本実施形態によれば、多数のリブを適正な位置に配置するためにFEM解析を繰り返す必要がなくなり、多数のリブを設けることなくトランスミッション側からの変動荷重に対し十分な強度を確保しつつ、歩留まりの向上を図ることが可能となった。
請求項1の一実施形態に係るフライホイールハウジングのフロント側の正面図である。 図1に示すフライホイールハウジングの右側面図である。 図1に示すフライホイールハウジングの左側面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 従来のフライホイールハウジングのフロント側の正面図である。 図6に示すフライホイールハウジングの平面図である。 図6に示すフライホイールハウジングの右側面図である。 図6に示すフライホイールハウジングの左側面図である。
符号の説明
21 フライホイールハウジング
23 ギヤハウジング
25 フロント側の取付面
27 リヤ側の取付面
29 立壁
31,33 マウント取付座
35,39 マウント取付座の先端
37,41 傾斜面
43 ボルト挿通孔

Claims (1)

  1. エンジンのシリンダブロックに取り付き、当該シリンダブロックと接合する取付面の立壁にエンジンのマウント取付座が設けられたフライホイールハウジングに於て、
    前記マウント取付座のシリンダブロック側の前面を、前記立壁に対し当該前面が鈍角で交わるように斜め後方へ傾斜させたことを特徴とするフライホイールハウジング。
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