JP4588453B2 - 被覆方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部材の被覆方法に関する。
機械的性質の改善のため部材または部材の部分に表面被覆層を設けることは公知である。特に、工具について、作用面にダイヤモンド層を設けることは公知である。この場合、公知の方法では、CVD(化学蒸着)法によってダイヤモンド層を被覆する。このような被覆法は、例えば、WO98/35071に記載されている。
被覆された部材は、基体材料および基体材料に被覆されるダイヤモンド層を含む。本発明の枠内において、基体材料として、超硬合金およびサーメット、即ち、硬質物質粒子および結合材料からなる焼結材料、特に、Co含有マトリックス中にWC粒子を含む焼結材料が対象となる。ダイヤモンドを被覆した超硬合金工具またはサーメット工具は、特に、切削において使用される。この場合、特に、ダイヤモンドの大きい硬度が、工具の磨耗からの保護に関してプラスに作用する。
基体上にダイヤモンド層の良好な付着を達成するため、各種の前処理法が知られている。
US−A−6096377には、超硬合金基体にダイヤモンド層を被覆する方法が記載されている。この方法は、WCの選択的エッチング工程およびCoの選択的エッチング工程による基体の前処理を含む。ダイヤモンド層の被覆のため、ダイヤモンド粒子による核形成および次のダイヤモンド被覆が提案される。この場合、Coの選択的エッチング工程、WCの選択的エッチング工程および核形成工程を任意の順序で行うことができるとしている。
DE19522371には、超硬合金基体にダイヤモンド層を被覆するため、まず、Coの選択的エッチング工程、これに続く、エッチングした基体表面のクリーニング、次いで、WCの選択的エッチング工程、これに続く、クリーニングを提案する。このように準備した超硬合金基体上に、CVD法によって、ダイヤモンド層を被覆する。
上述の双方の公報に関して、第1のCoの選択的エッチング工程および次のWCの選択的エッチング工程を含む二工程前処理法は、多くの場合、十分な層付着性を誘起しないと云うことが確認される。なぜならば、第2のWCの選択的エッチング工程において、表面にあるWC粒子の完全なエッチングが行われた場合、関連して、表面は、良好な層付着を阻害するCo富化部分を含むからである。他方、WCエッチングが、部分的にのみ行われた場合、表面において、即ち、基体とダイヤモンド層との間の移行領域において、粒界のWC粒子がエッチングされる。この場合、しかしながら、完全なWC骨格は存在せず、従って、層付着性および機械的強度が低下することになる。
WO97/07264には、超硬合金のCVDダイヤモンド被覆のための前処理法が記載されている。この場合、第1工程において、超硬合金の電気化学的エッチングを行う。この場合、電解液(例えば、10%NaOH)中で、基体を陽極として接続し、電気化学的にエッチングする。第2工程において、Co結合材料をエッチングする。更に、CVD法において、ダイヤモンド層を被覆する。
最初のWCエッチングおよび次のCoエッチングを行う上記のまたは同等の二工程前処理法によって得られる結果は、若干の用例については、完全に受いれられる層付着性を示す。しかしながら、応力、特に、剪断応力および動的圧縮応力が大きい場合、上記の前処理によって達成される強度は、不十分である。
US−A−6096377 DE19522371 WO97/07264
本発明の課題は、各種の機械的応力において大きい耐性を有する、部材の被覆方法を提案することにある。
この課題は、請求項1、9に記載の方法によって解決される。従属請求項は、本発明の有利な実施形態に関する。
本発明にもとづき、基体材料(超硬合金またはサーメット)とダイヤモンド層との間の移行領域の特殊な性状を提案する。構造の説明のため、被覆した部材のダイヤモンド層に垂直な断面を考察する。この場合、説明のため、基体が下方に配置され、ダイヤモンド層が上方に配置されていると云うことから出発する。これは、もちろん、単に判り易さに役立つに過ぎず、部材のジオメトリおよび部材のダイヤモンド被覆層の配置に関して制限を行うものではないと理解すべきである。
本発明に係る部材の場合、まず、完全な基体材料の第1領域を設ける。完全な基体材料の場合、硬質物質粒子が結合材料中に埋込まれているか結合材料によって囲まれており、硬質物質粒子の相境界が完全であると解釈される。
第1領域の上方には、ダイヤモンド層が設けてある。この場合、第1領域の移行領域、即ち、第1領域の上部境界面は、深さ方向プロフィル、即ち、凹部および凸部を備えた荒さを有する。上記凹部および凸部は、例えば、横断面において見られる。ダイヤモンド層が凹部内に成長することによって、ダイヤモンド層は、基体に絡合い状態で固定される。かくして、断面で見て、完全な基体材料、即ち、硬質物質粒子および結合材料を含む第1基体領域の凸部よりも深く基体内に配置されたダイヤモンド層部分が存在すると解釈される。
この絡合い状態によって、ダイヤモンド層の良好な付着が達成される。噛合いまたは絡合いによって、圧縮応力および剪断応力は良好に吸収されることになる。移行領域の深さ方向プロフィルによって、圧縮応力は、より大きい面積に分散される。凸部は、剪断力に対して抵抗として作用する。
本発明に係る部材の場合、移行領域、即ち、基体表面に、研削欠陥がなく、移行領域に、例えば、研削によって形成される如き、破砕された硬質物質粒子も存在しない。更に、表面に、研削起因の気孔および研削起因の結合材富化部分があってはならない。
層付着に関して、移行領域に、ダイヤモンド層に向かって結合材料を全く含まない表面のみが存在すれば好ましい。結合材料富化が起きてはならない。
本発明の実施例にもとづき、第1領域とダイヤモンド層との間には、硬質物質粒子を含み結合材料を含まない多孔質ゾーンを設ける。多孔質ゾーンにおいて、硬質物質粒子が完全であり、その粒界がエッチングによって弱化されてないことが好ましい。この場合、多孔質ゾーンには、ダイヤモンド層が続く。多孔質ゾーンにおける結合材料の除去にもとづき、層付着性が改善される。
この場合、過度に厚いゾーンは、同じく、移行領域の層付着性または強度を弱化することになると云うことに留意すべきである。従って、厚さの薄い多孔質ゾーンが好ましい。3−7μmの厚さが、特に好ましい。本発明の実施例にもとづき、多孔質ゾーンの平均厚さdは、最大荒さRmax以下であり、更に、移行領域の平均荒さRz以下であれば好ましい。かくして、良好な絡合い、良好な付着性および機械的安定性が得られる。この場合、最大荒さRmaxおよび平均荒さRzは、断面図において、それぞれ、“山”と“谷”との間の間隔の最大値および平均値と見なされる。
本発明に係る方法の請求項1に開示の第1バリエーションの場合、硬質物質粒子および周囲の結合材料を含む基体材料において、第1工程で、結合材料の選択的なエッチングを実施し、第2工程で、硬質物質の選択的エッチングを実施し、第3工程で、結合材料の選択的エッチングを実施する。次いで、このように前処理した基体にダイヤモンド層を被覆する。
この場合、第1工程において、基体の表面ゾーンの結合材料を除去するのが好ましい。この表面ゾーンが、深さ方向プロフィルを有していれば好ましい。第2工程において、表面ゾーンの硬質物質粒子を除去し、かくして、第1工程のエッチングプロフィルから、凸部および凹部を有する表面プロフィルが生ずる。第1エッチング工程において遊離された硬質物質粒子は、完全に除去するのが好ましい。硬質物質粒子の除去によって、表面に、結合材料富化部分が生じ、この富化部分は、第3工程において除去される。この場合、第
3工程において実施されたエッチングが、第1工程において実施されたエッチングよりも小さいエッチング深さを有していれば好ましい。かくして、パタン化された表面には、僅かな多孔質ゾーンのみが形成される。このような構造上には、この構造上に被覆されたダイヤモンド層の良好な付着性が得られる。この方法は、WC硬質物質粒子およびCo含有結合材料を含む超硬合金に特に好ましい。
本発明に係る方法の、請求項9に開示の第2バリエーションの場合、まず、第1バリエーションの場合と同様、結合材料の選択的エッチングを実施する。かくして、結合材料が除去された深さ方向プロフィルを有する多孔質表面ゾーンを形成すれば好ましい。次の機械的除去工程において、このように前処理した基体表面を、噴射法で噴射粒子によって処理する。100μmよりも小さい、特に、70μmよりも小さい、特に好ましくは、30μmよりも小さいSiC粒子を使用するのが好ましい。かくして、表面の、特に好ましくは、第1工程で形成された表面ゾーンの硬質物質粒子が除去される。機械的除去工程後、凸部および凹部を含む深さ方向プロフィルを有する表面が得られる。この表面は、好ましくは、クリーニング工程後、ダイヤモンド層の被覆のために直接に使用できる。なぜならば、噴射法によって、表面に、付着性を減少する結合材料富化部分は現れないからである。この場合、噴射後も、僅かな深さの多孔質ゾーンが残存することになる。本発明の実施例にもとづき、好ましくは、付着性の改善のため、結合材料の選択的エッチングによって多孔質ゾーンの深さを増大することができる。
本発明にもとづき考察した基体材料は、焼結硬質物質粒子および結合材料を含む超硬合金またはサーメットである。結合材料としては、例えば、Co、Ni、Feを使用でき、硬質物質としては、WC、TiC、TaC、NbCを使用できる。本発明に係る部材および本発明に係る方法のために使用される好ましい基体材料は、焼結WC硬質物質粒子およびCo含有結合材料を含む超硬合金である。Co−Ni−Fe結合材を含む材料が、特に好ましい。この場合、Co含量が、0.1〜20%、好ましくは、3〜12%、より良好には、6〜12%、特に好ましくは、10〜12%であれば好ましい。Co含量が6%を越える、衝撃応力に対して堅牢な基体材料の場合、特に利点が得られる。更に、微粒超硬合金の場合、上記超硬合金がクロムおよびバナジウムも有していれば好ましい。
基体材料として、基本的に、粗粒種(粒径2.5〜6μm)、中粒種(粒径1.3〜2.5μm)および微粒種(0.8〜1.3μm)の超硬合金も使用できる。しかしながら、微粒種(粒径0.5〜0.8μm)および超微粒種(0.2〜0.5μm)が好ましい。微粒種および超微粒種は、大きい硬度および曲げ強度を特徴とする。
第1領域の深さ方向プロフィルは、実施例にもとづき、1〜20μm、好ましくは、2〜10μmの平均荒さRzを有する。3〜7μmの平均荒さRzが、特に好ましい。本発明の実施例にもとづき、深さ方向プロフィルの平均荒さRzは、超硬合金基体の粒径よりも大きい。微粒種および超微粒種の場合は特に、Rzが粒径の5倍よりも大きく、10倍よりも大きければ更に好ましい。
本発明に係る方法の場合、実施例にもとづき、第1エッチング工程において、1〜20μmの平均エッチング深さが達成される。2〜10μm、特に好ましくは、3〜7μmの平均エッチング深さが好ましい。第1工程において、酸は、基体の表面近傍の領域に多様な速さで浸透し、かくして、深さ方向プロフィルを有する多孔質表面ゾーンが生ずる。かくして、エッチングによって、移行領域の荒さが定められる。この場合、酸の最大浸透深さが、荒さ値Rmax、エッチング深さバリエーションRzおよびRa値を決定する。浸透深さ(かくして、特に、Rmax値)は、酸の適切な選択およびエッチング時間の調節によって制御できる。数値RaおよびRzは、同じく、酸の選択および、特に、酸の希釈度の選択によって制御するのが好ましい。電気化学的方法の場合、電気的パラメータの選択によっても、Rパラメータを調節できる。
第1工程において実施するエッチングには、基本的に、結合材料、特に、Coをエッチングするすべての酸を使用できる。HClまたはHSOを使用する電気化学的直流または交流エッチング法が、特に好ましい。同じく、HCl、HSO希釈溶液を使用する電気化学的エッチング法も好ましい。エッチングのため、更に、HNOおよび、好ましくは、HSO/H、HCl/HおよびHCl/HNOからなる混合物を使用できる。
本発明に係る方法の第1バリエーションにおいて実施した第2エッチング工程において、硬質物質粒子、特に、炭化タングステン粒子をエッチングする。このため、WCを選択的にエッチングする化学品を使用できる。赤血塩/アルカリ溶液・混合物、好ましくは、過マンガン酸カリウム/アルカリ溶液・混合物によって、対応する処理が可能である。アルカリ溶液混合物、例えば、苛性ソーダ、苛性カリおよび/または炭酸ナトリウムの混合物を使用する電気化学的方法が、特に好ましい。
本発明に係る方法の第1バリエーションの場合且つまた第2バリエーションの場合もオプションで、Coを選択的にエッチングする第3工程を実施する。第3エッチング工程は、硫酸または塩酸を使用する電気化学的エッチングとして実施するのが好ましい。この場合、双方の第1工程によって既にパタン化された基体の表面には、結合材料が除去された多孔質ゾーンが形成される。この多孔質ゾーンの厚さが僅かであれば好ましい。
CVDによって被覆を行うのが好ましい。この場合、ダイヤモンドが、加工された表面上で成長する。前処理した基体の深さ方向プロフィルにもとづき、ダイヤモンド層と基体との間に十分な絡合いが生ずる。
この場合、前処理法によって形成された荒さは、基本的に、基体粒径とは無関係である。なぜならば、荒さは、第1エッチング工程において得られた深さ方向プロフィルによって形成されるからである。かくして、ダイヤモンド層と基体との間の優れた絡合いは、微粒種および超微粒種の場合も可能である。
以下に、図面を参照して実施例を詳細に説明する。
超硬合金製工具には、ダイヤモンド層を被覆する。工具材料(基体)10は、0.5〜0.8μmの範囲のWC粒子およびCo10%を含むCo結合材からなる。
ダイヤモンド層を被覆する前に、基体10を前処理する。この場合、基体10について、まず、結合材料が完全に除去された多孔質ゾーン12を表面に形成する第1エッチング工程を実施する。多孔質ゾーン12は、図1に示した境界線14によって示された深さ方向プロフィルを有する。この場合、使用した酸は、基体10の異なる箇所において、表面に異なる深さまで浸透する。多孔質ゾーン12は、6μmの最大エッチング深さを有する。
次いで、第2工程において、多孔質ゾーン12のWC粒子が完全に除去される。この場合、KMNO/NaOH(100g/l、100g/l)によって基体をエッチングする。かくして、多孔質ゾーン12内で、炭化タングステンが除去される。図2の断面図に示した如き表面構造が生ずる。基体10の表面は、荒く、一群の凸部16および凹部18を有する。生じた表面プロフィルは、図1の多孔質ゾーンのプロフィルに対応し、従って、第1エッチング工程のエッチングプロフィルに対応する。
炭化タングステンの除去によって、第2エッチング工程の実施後、コバルト富化部分(ここでは、コバルトスポンジと呼ぶ)が存在する。コバルトスポンジは、第3工程において、濃硫酸によって電気化学的に除去される。濃硫酸による第3工程は、特に、コバルトスポンジ層が除去され、極く僅かな深さの多孔質ゾーン(即ち、結合材料が除去された表面)が生ずるよう、実施する。例えば、硫酸の希釈によってエッチング深さを調節する。エッチング深さについて、処理時間は、あまり重要ではない。なぜならば、コバルトが表面から完全に除去されると直ちに、不動態層が形成されるからである。
これは、図3に模式的に示してある。基体10は、WC硬質物質粒子20および結合材料22を含む。WC粒子は、WC骨格を形成する。下部の第1領域24において、超硬合金基体は完全であり、即ち、WC粒子は、結合材料によって囲まれている。第1領域24の上方には、多孔質ゾーン26が続いている。多孔質ゾーン26においては、WC粒子20は結合材料によって囲まれていない。
ここで注意するが、模式的に示した図3は、判り易さを意図するものであり、寸法的に正しくはない。
最終的に、多孔質ゾーン26の上方には、ダイヤモンド層30が続いている。ダイヤモンド層30は、前処理の終了後、前処理した基体表面上に被覆される。これは、例えば、WO98/35071に記載の如き、公知のCVD法によって行われる。この場合、水素雰囲気中にCHを供給し、ワイヤ状加熱素子を賦活し、かくして、約850℃の基体温度において、ダイヤモンド層が基体上に形成される。
図3に示した如く、多孔質ゾーン26において、結合材料22が除去され、従って、基体10上のダイヤモンド層30の付着を阻害することはない。
図4に、基体10とダイヤモンド層30との間の移行領域を同じく模式的に示した。この場合、図3の対応する範囲のうち、第1領域24、多孔質ゾーン26およびダイヤモンド層30の境界線を破線で示した。この図面を参照して、移行領域の好ましい性質を説明する。
多孔質ゾーン26は、同図においてdで示した平均厚さを有する。第1領域24の表面は、凸部16および凹部18を有する表面プロフィルを有する。この場合、凸部16と凹部18との間の垂直方向へ測定した間隔をRで示した。
表面について、荒さ特性値Ra、Rmax、Rzを定義し、特に、触針法で測定した。ここで考察した被覆部材について、横断面において数値の測定を行った。測定は、DIN
EN ISO4287にもとづき行う。この場合、部材の外形に関する長波成分は、考慮しない。図4aに示した如く、残存プロフィルのうち、5つの部分区画を考察する。各部分区画について、部分区画内の最高プロフィル凸部の高さおよび最大凹部の深さからなる和として、各荒さを求める。次いで、測定区画の各荒さの算術平均値として平均荒さRzを求め、各最大荒さとして最大荒さRmaxを求める。
さて、移行領域について、多孔質ゾーン26の平均厚さdが、凸部と凹部との間の最大間隔、即ち、Rmax値以下であれば好ましい。この場合、即ち、図3に示した如く、ダイヤモンド層30と基体10との良好な絡合いが得られる。この場合、ダイヤモンド層30の部分(図4に示した如く、例えば、下部尖端32)は、第1領域の凸部(例えば、図4の凸部16)よりも低く配置されている。dも、平均荒さ値Rz以下であれば好ましい。
図5に、ダイヤモンド層を被覆した図2の基体10を示した。同図から明らかな如く、移行領域は、凸部および凹部を有する深さ方向プロフィルを有する。図5aに、図5の範囲Aの拡大図を示した。同図において、ダイヤモンド層30と基体10との絡合いが確認できる。
上述の前処理法の場合、移行領域の形態は、使用した超硬合金の粒径とは無関係である。移行領域の荒さは、第1エッチング工程によって決定される。従って、粒径の異なる超硬合金について、同一の表面形態を達成できる。これを、図8および図9に模式的に示した。この場合、異なる粒径において、同一の深さ方向プロフィルが得られる。
ダイヤモンド層30と基体10との上述の絡合いによって、特に良好な層付着が達成される。層付着状態は、更に、動的圧縮応力および剪断応力に対して特に堅牢である。模式的に示した図6から明らかな如く、圧縮応力は、表面荒さにもとづき、より大きい面積に分散され、従って、ダイヤモンド層30から基体10により良好に伝達されることになる。剪断応力の場合、ダイヤモンド層の凸部と凹部との絡合いが、基体10に対する良好な付着性を与える。
上述の実施例の場合、前処理法として3段のエッチング操作を行うが、代替法の場合、第2エッチング工程を、場合によっては、第3エッチング工程も、機械的除去工程で置換える。
第1エッチング工程を実施し、深さ方向プロフィルを有する多孔質ゾーン12(図1参照)を形成した後、被覆すべき基体にSiC粒子を噴射する。かくして、多孔質ゾーン12内のWC粒子が除去される。気孔率が極めて小さい荒い表面が生ずる。かくして形成された表面は全体として、Co富化部分を有しておらず、従って、Coの選択的エッチング工程を更に行うことなく、被覆を実施することができる。もちろん、例えば、超音波浴において、全体的な基体のクリーニングを先行して行うのが、特に合目的である。
代替法の場合、噴射後にも、表面の多孔質ゾーンの拡大のために、更に、結合材料の選択的エッチング工程を行うことができる。
部材の前処理および次の被覆は、工具の場合、好ましくは、作用範囲についてのみ、即ち、例えば、切削工具の場合は、刃の範囲についてのみ行う。
以下に、更に、若干の詳細な実施例を説明する。
第1実施例
コバルト含量6%の粗粒超硬合金(粒径3μm)からなるフライス工具(径10mm)を被覆する。
第1工程において、希HCl(3%)中で、0.1Aの電流強度において、2分間、工具の作用範囲(浸漬深さ30mm)を電気化学的にエッチングした。6μmの最大エッチング深さを有する多孔質ゾーンが生じた。
第2エッチング工程において、KMNO/NaOH(100g/l/100g/l、30min、50℃)で工具の作用範囲をエッチングした。エッチングによって、多孔質ゾーン中の炭化タングステンが完全に除去され、最終的に、表面にはコバルト富化部分が生じた。
このコバルトスポンジは、第3工程において、濃硫酸(98%、3A、3min)によって電気化学的に除去した。濃硫酸によって、コバルト富化部分のみが除去された。厚さが極めて薄い多孔質ゾーンが生じた。
このように前処理した基体に、クリーニング工程後、CVDプロセスにおいて、厚さ10μmのダイヤモンド層を被覆した。
第2実施例
コバルト含量10%の超微粒超硬合金(粒径0.4μm)からなる工具(フライス、径10mm)を被覆する。
第1工程において、HNO(25%、3min)中で工具をエッチングした。10μmの最大エッチング深さを有する多孔質ゾーンが生じた。
第2工程において、作用範囲のみをエッチングした。このエッチングにおいて、KMNO/NaOH(100g/l/100g/l、30min、50℃)で多孔質ゾーンの炭化タングステンを除去した。炭化タングステンのエッチングによって多孔質ゾーンを除去した。
第3工程において、表面に形成したコバルトスポンジを除去した。希塩酸(3%、0.1A、5min)によってコバルトスポンジを電気化学的に除去し、約6μmの多孔質ゾーンが生じた。
次いで、CVDプロセスにおいて、厚さ6μmのダイヤモンド層を基体に被覆した。
第3実施例
第1工程において、HNO(25%、3min)によって、コバルト含量10%の微粒超硬合金(粒径1μm)からなる工具をエッチングした。6μmの最大エッチング深さを有する多孔質ゾーンが生じた。
次いで、多孔質ゾーンの遊離WC粒子が除去されるまで、工具の作用範囲にSiCをマイクロ噴射した。気孔率が極めて小さい荒いWC表面が生じ、エタノール浴中の超音波処理による強力なクリーニング工程後、上記表面に厚さ8μmのダイヤモンド層を基体に被覆した。
多孔質ゾーンを含む超硬合金基体の横断面図である。 パタン化された表面を有する超硬合金基体の横断面図である。 基体およびダイヤモンド層を含む部材の模式的横断面図である。 図3の深さ方向プロフィルの模式的図面である。 荒さ特性値を求めるための原理図である。 ダイヤモンドを被覆した部材の横断面図である。 図5の範囲Aの拡大図である。 移行領域のプロフィルに対する圧縮応力を模式的に示す図面である。 移行領域の深さ方向プロフィルに対する剪断応力を模式的に示す図面である。 粗粒超硬合金の場合の移行領域のプロフィルの模式的図面である。 微粒超硬合金の場合の移行領域のプロフィルの模式的図面である。
10 基体
16 凸部
18 凹部
20 硬質物質粒子
22 結合材料
24 第1領域
26 多孔質ゾーン
30 ダイヤモンド層
32 30の部分

Claims (22)

  1. 基体材料(10)にダイヤモンド層(30)を被覆する方法であって、基体材料が、硬質物質粒子(20)および結合材料(22)を含む構成のものにおいて、
    −第1工程において、結合材料の選択的エッチングを実施し、この場合、基体(10)の表面ゾーン(12)において結合材料(22)を除去し、
    −第2工程において、硬質物質の選択的エッチングを実施し、この場合、表面ゾーン(12)において硬質物質粒子(20)を完全に除去し、かくして、凸部(16)および凹部(18)を含む表面プロフィルを形成し、
    −第3工程において、結合材料の選択的エッチングを実施し、この場合、表面の結合材料の富んだ部分を除去し、
    −後の工程で、基体(10)にダイヤモンド層(30)を被覆する
    方法。
  2. −第3工程で実施したエッチングが、第1工程で実施したエッチングよりも小さいエッチング深さを有する
    請求項1の方法。
  3. −第1工程において、下記化学品、即ち、HCl、HNO、HSOおよびHの混合物、HClおよびHの混合物の1つを使用してエッチングを実施する
    請求項1又は2の方法。
  4. −第1工程において、1〜20μmの平均エッチング深さを達成する
    請求項1〜3のいづれか1つの方法。
  5. −第1工程において、2〜10μmの平均エッチング深さを達成する
    請求項4の方法。
  6. −第1工程において、3〜7μmの平均エッチング深さを達成する
    請求項4の方法。
  7. −第2工程において、下記化学品、即ち、過マンガン酸カリウムおよび苛性ソーダの混合物、赤血塩および苛性ソーダの混合物、苛性ソーダ、苛性カリおよび/または炭酸ナトリウムの1つを使用してエッチングを実施する
    請求項1〜6のいづれか1つの方法。
  8. −第3工程において、硫酸および/または塩酸による電気化学的エッチングとして、
    −あるいは、HCl/HまたはHSO/Hによる化学的エッチングとして、エッチングを実施する
    請求項1〜7のいづれか1つの方法。
  9. 基体材料(10)にダイヤモンド層(30)を被覆する方法であって、基体材料(10)が、硬質物質粒子(20)およびこれを囲む結合材料(22)を含む構成のものにおいて、
    −第1工程において、結合材料の選択的エッチングを実施し、
    −次の機械的除去工程において、噴射粒子による噴射法によって硬質物質粒子(20)を除去し、
    −後の工程で、基体(10)にダイヤモンド層(30)を被覆する
    方法。
  10. −機械的除去工程後、結合材料の選択的エッチング工程を実施する
    請求項9の方法。
  11. −被覆前にクリーニング工程を実施する
    請求項9又は10の方法。
  12. −噴射粒子が、SiCからなり、100μmよりも小さい粒径を有する
    請求項9〜11のいづれか1つの方法。
  13. −第1工程において、1〜20μmの平均エッチング深さを達成する
    請求項9〜12のいづれか1つの方法。
  14. −第1工程において、2〜10μmの平均エッチング深さを達成する
    請求項9〜12のいづれか1つの方法。
  15. −第1工程において、3〜7μmの平均エッチング深さを達成する
    請求項9〜12のいづれか1つの方法。
  16. −第1工程において、下記化学品、即ち、HCl、HNO、HSOおよびHの混合物、HClおよびHの混合物の1つを使用してエッチングを実施する
    請求項9〜15のいづれか1つの方法。
  17. −CVDによってダイヤモンド層(30)を被覆する
    請求項1〜16のいづれか1つの方法。
  18. −基体材料が、WC硬質物質粒子(20)およびCo含有結合材(22)を含み、
    −この場合、硬質物質粒子(20)の粒径が、0.8μmよりも小さい
    請求項1〜17のいづれか1つの方法。
  19. 硬質物質粒子(20)の粒径が、0.5μmよりも小さい
    請求項18に記載の方法。
  20. −結合材料(22)が、3〜12%のコバルトを含む
    請求項1〜19のいづれか1つの方法。
  21. −結合材料(22)が、6%よりも多量のコバルトを含む
    請求項20の方法。
  22. −結合材料(22)が、8〜10%のコバルトを含む
    請求項21の方法。
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