JP4588262B2 - ルータ及びネットワークにおける一時停止方法 - Google Patents

ルータ及びネットワークにおける一時停止方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のルータで構成されるネットワークにおける、ルータ保守又は一時的な障害時の経路情報復旧時間の短縮に関わる。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等において、複数のルータによりルータネットワークが構成されている。各ルータは、パソコン等の端末から送信されたフレームを経路情報に従い受信フレームの宛先アドレスに該当する隣接ルータに中継することにより、宛先端末等に届けられる。
【0003】
図17は、従来のルータの構成図である。フレーム受信部4は、IF部2を通して伝送路より受信した経路情報を経路情報管理部8に出力する。経路情報とは、RIPやOPSF等の所定のプロトコルに従って隣接ルータより送信された、宛先や距離情報等を含む情報である。経路情報管理部8は、経路情報を経路情報データベース10に書き込み、受信した経路情報をフレーム送信部15及びIF部4を通して隣接ルータに送信する。更に、経路情報管理部8は、経路情報データベース10に書き込まれた経路情報の各宛先について中継先のルータを示す中継用経路経路情報を決定し、中継用経路情報データベース12に書き込む。一方、フレーム受信部4は、IF部2を通して伝送路より受信したフレームをフレーム中継処理部14に出力する。フレーム中継処理部14は、中継用経路情報データベース12を参照して、受信フレームの宛先に該当する伝送路にフレーム送信部15及びIF部4を通して送信する。経路情報管理部8は、隣接ルータから受信していた経路情報が届かなくなり異常を検出した場合や経路情報が復活しその経路情報を受信した場合、即、他の隣接ルータに経路情報変化を伝えている。
【0004】
図18は、一時停止時の経路変化通知の流れを示す図である。図18に示すよう、ルータ16#1がバージョンアップ作業等により一時停止を行う場合、一時停止ルータ16#1の隣接ルータ16#2は、一時停止ルータ16#1より経路情報を一時的に受け取れなくなって、一時停止ルータ16#1の動作停止を検出すると、経路変化を隣接ルータ16#3,16#4に通知する。隣接ルータ16#3,16#4は、経路変化を隣接ルータ16#2より受け取ると、隣接ルータ16#6,16#5に経路変化を通知する。このように、経路変化がルータネットワーク全体に波及する。
【0005】
特開平10−32234号公報では、OSPFパケットヘッダを統一することにより、経路情報交換の高速化を図っている。また、特開平6−334735号公報では、経路情報の一時的不安定な状態(間欠障害)を、装置単独で周期的に経路情報変化を監視し、間欠障害時に変化を通知しないよう抑制するようにしている。また、特開2000−307605号公報では、通常のIPパケット転送に用いるルーティング表の他に障害発生時にIPパケット転送に用いるルーティング表を別に設けることにより、障害復旧の高速化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のルータでは、次のような問題点があった。ルータの保守操作や一時的な障害により、一時的に動作を停止するが、即、元の構成で復旧可能なケースでも、不必要な経路情報の変化がネットワーク全体に波及することになる。このとき、ネットワークを構成するルータ台数が多いほど影響が大きくなり、経路情報が安定するまでに時間がかかるという問題があった。特開平10−32234号公報において、経路情報交換の高速化を図っているが、経路情報が安定するまでに時間がかかってしまうという問題点がある。
【0007】
また、特開平6−334735号公報において、装置単独で周期的に経路状態変化を監視しており、その監視周期は間欠障害の復旧を考慮した時間をあらかじめ設定しておく必要がある。そのため、保守に要する時間や一時障害復旧時間がまちまちである場合にタイマを短く設定すると、すぐに経路変化が起こることがあり、完全な間欠障害の対応ができないという問題点がある。逆にタイマを長く設定すると、本当の障害検出が遅れ、経路変化がネットワーク全体に反映されるまで時間がかかることがあるという問題点がある。更に、特開2000−59426においては、経路情報の安定時間短縮を図ったものではなく、通信の継続性を図ったものであり、不必要な経路情報の変化が波及することに変わりなく、上記問題点がある。
【0008】
本発明の目的は、保守や一時障害時に伴うルータの一時停止後の復旧時、ネットワーク内の各ルータの経路情報の即時安定するルータ及びネットワークを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、フレームをルーティングするルータであって、第1メモリと、隣接ルータから送信された経路情報を受信する経路情報受信部と、前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信制御部と、各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、前記第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする中継処理部と、一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信する一時停止開始通知部と、前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッセージを送信する一時停止復旧通知部とを具備したことを特徴とするルータが提供される。
【0010】
本発明の他の側面によれば、フレームのルーティングをするルータであって、第1メモリと、隣接ルータから送信された経路情報を受信する経路情報受信部と、前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信制御部と、各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、前記第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする中継処理部と、隣接ルータより一時停止開始通知メッセージを受信する一時停止開始通知受信部と、前記一時停止開始通知メッセージを受信したとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の通知をロックするよう前記経路情報変化検出部に指示する経路情報一時ロック部と、隣接ルータより一時停止復旧通知メッセージを受信する一時停止復旧通知受信部と、前記一時停止復旧通知メッセージを受信したとき、前記ロックを解除するよう前記経路情報変化検出部に指示する経路情報一時ロック解除部とを具備したことを特徴とするルータが提供される。
【0011】
本発明の更に他の側面によれば、フレームをルーティングする複数のルータを含むネットワークにおける一時停止方法であって、一時停止ルータは、一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信するステップと、前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧メッセージを送信するステップとを実行し、一時停止ルータの隣接ルータは、前記一時停止開始メッセージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合でも、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知しないようロックするステップと、前記一時停止復旧メッセージを受信したとき、前記一時停止復旧メッセージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路情報の通知の監視を開始し、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合は、前記一時停止ルータと異なる隣接ルータに経路情報の変化の通知を行うステップとを実行することを特徴とするネットワークにおける一時停止方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を説明する前に本発明の原理を説明する。図1は、本発明の原理図である。図1に示すように、ネットワークは、第1ルータ17#1,17#2を含んでいる。第1ルータ17#1は一時停止側のルータ、第2ルータ17#2は第1ルータ17#1の隣接ルータとする。第1ルータ17#1は、第1メモリ18#1、経路情報受信部19#1、経路情報書込部20#1、経路情報送信制御部21#1、経路情報変化検出部22#1、中継処理部23#1、一時停止開始通知部24#1及び一時停止復旧通知部25#1を有する。第2ルータ17#2は、第1メモリ18#2、経路情報受信部19#2、経路情報書込部20#2、経路情報送信制御部21#2、経路情報変化検出部22#2、中継処理部23#2、一時停止開始通知受信部26#2、経路情報一時ロック部27#2、一時停止復旧受信部28#2及び経路情報一時停止ロック解除部29#2をを有する。
【0013】
第1及び第2ルータ17#1,17#2が正常に動作しているとき、経路情報受信部19#1,19#2は、隣接ルータから送信された経路情報を受信すると、経路情報書込部20#1,20#2、経路情報送信制御部21#1,21#2及び経路情報変化検出部22#1,22#2に出力する。経路情報書込部20#1,20#2は、経路情報を第1メモリ18#1,18#2に書き込む。中継処理部23#1,23#2は、第1メモリ18#1,18#2に書き込まれた経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする。また、経路情報送信制御部21#1,21#2は、隣接ルータへ経路情報の送信を制御する。経路情報変化検出部22#1,22#2は、各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする。
【0014】
ルータ17#1が一時停止の際に、一時停止開始通知部24#1は、隣接ルータ17#2に対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信する。ルータ17#2中の一時停止開始通知受信部26#2は、一時停止開始通知メッセージを受信する。経路情報一時ロック部27#2は、一時停止開始通知受信部26#2が一時停止開始通知メッセージを受信停止したとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の検出をロックするよう経路情報変化検出部22#2に指示する。経路情報変化検出部22#2は、経路情報一時ロック部27#2から指示を受けて、隣接ルータ17#1に関する経路情報の変化の検出をロックする。これにより、ルータ17#1が一時停止中は、ルータ17#2は隣接ルータ17#1より経路情報を受信できなくなるが、経路情報の変化を検出しないので、経路情報の変化がネットワークに波及することがない。
【0015】
ルータ17#1の一時停止が復旧すると、一時停止復旧通知部25#1は、隣接ルータ17#2に対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッセージを送信する。ルータ17#2中の一時停止復旧通知受信部28#2は、隣接ルータより一時停止復旧通知メッセージを受信する。経路情報一時ロック解除部29#2は、一時停止復旧通知受信部28#2が一時停止復旧通知メッセージを受信したとき、ロックを解除するよう経路情報変化検出部22#2に指示する。経路情報変化検出部22#2は、経路情報一時ロック解除部29#2から指示を受けて、隣接ルータ17#1に関する経路情報の変化の検出を再開する。このように、ルータ17#1の一時停止によりルータ17#1から経路情報の送信が途絶えてときにも、ルータ17#2は経路情報の変化を検出しないので、経路情報の変化が隣接ルータに通知されることがない。また、ルータ17#1が一時停止復旧されると、経路情報を交換することなく一時停止前の経路情報を元に、ルータ17#1,17#2において、ルーティングを再開できるので、ルーティングが即時安定する。
【0016】
第1実施形態
図2は本発明の第1実施形態によるルータネットワークの構成図である。図2に示すように、ルータネットワークは、複数のルータ30#i(i=1,2,…)及び伝送路32から構成される。ルータ30#iは、次の機能を有する。
【0017】
(1) 一時停止側のルータとなったとき
(a)全隣接ルータに対して、一時停止開始通知を行う。隣接ルータが自ルータ30#iに関わる経路変化を通知することを防止するためである。一時停止とは、ルータの動作を一時的に停止することをいい、その要因としては、バージョンアップ等によるソフトウェアのリブート等がある。一時停止は、図示しないコンソール等よりネットワーク管理者に指示される。(b)隣接ルータから受信した経路情報を保存する。経路情報はメインメモリ等に記憶されるので、一時停止の際にソフトウェアの入れ替えによりメインメモリ等の経路情報が消去される恐れがあり、この経路情報の消失を防止するためである。(c)一時停止が復旧すると、全隣接ルータに対して、一時停止復旧通知を行う。(d)一時停止が復旧すると、保存された経路情報をメインメモリなど元のメモリに復元する。経路情報を隣接ルータから収集することなく、一時停止復旧後ルーティングを経路情報を元に再開するためである。
【0018】
(2) 一時停止対象ルータの隣接ルータとなったとき
(a)一時停止対象の隣接ルータより一時停止開始通知を受けると、一時停止復旧通知を受けるまでは、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知しないようする(ロックする)。(b)一時停止対象の隣接ルータより一時停止復旧通知を受けると、ロックを解除する。そして、当該隣接ルータから経路情報が一定時間以上受信できない場合は、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知する。
【0019】
(3) 通常のルーティング動作
(a)RIP/OSPFプロトコルに従って、隣接ルータより経路情報を収集する。(b)受信した経路情報を隣接ルータに送信する。(c)経路情報から最適な中継用経路情報を作成する。(d)中継用経路情報を参照して、受信フレームの宛先アドレスに該当する隣接ルータに当該受信フレームを送信する。
【0020】
図3は、図2中のルータ30#iの機能ブロック図であり、図17中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を附している。図3に示すように、ルータ30#iは、IF部2#i,4#i、フレーム受信部40#i、経路情報管理部42#i、フレーム中継処理部14#i、フレーム送信部44#i、経路情報データベース43#i、中継用経路情報データベース12#i、装置起動/停止管理部46#i、経路情報記憶部48#i、経路情報保存メモリ50#i、一時停止開始通知部52#i、経路情報復元部54#i、経路情報一時ロック部58#i及び経路情報ロック解除部60#iを有する。
【0021】
IF部2#iは、各入力伝送路をインタフェースし、各入力伝送路よりフレームを受信して受信フレームをフレーム受信部40#iに出力する。IF部4#iは、各出力伝送路をインタフェースして、フレームを該当する伝送路に送信する。フレーム受信部40#iは、受信フレームをチェックして、受信フレームの内容に応じて次の処理を行う。(1)経路情報であるとき、経路情報管理部42#iに受信フレームを出力する。経路情報は、受信フレームが自ルータ宛フレームであり、受信フレームのメッセージコードが経路情報を示すときである。(2)一時停止開始通知であるとき、経路情報一時ロック部58#iに受信フレームを出力する。一時停止開始通知は、受信フレームが自ルータ宛フレームであり且つフレームのメッセージコードが一時停止開始通知であるときである。(3)一時停止復旧通知であるとき、経路情報ロック解除部60#iに受信フレームを出力する。一時停止復旧通知は、受信フレームが自ルータ宛フレームであり且つフレームのメッセージコードが一時停止復旧通知メッセージであるときである。(4)受信フレームが自ルータ宛でないとき、フレーム中継処理部14#iに受信フレームを出力する。
【0022】
フレーム中継処理部14#iは、中継用経路情報データベース12#iを参照して、フレームの宛先に該当する隣接ルータを求める。経路情報管理部42#iは、次の機能を有する。(1)経路情報が入力されると、経路情報データベース43#iに記憶する。(2)経路情報データベース43#iを参照して、各受信フレームの宛先アドレス(IPネットワークではネットワークアドレス)について、最適経路上の隣接ルータを決定する。(3)各受信フレームの宛先アドレスについて、中継する隣接ルータを示す中継用経路情報を中継用経路情報データベース12#iに書き込む。(4)装置起動/停止管理部46#iより起動/停止通知を受けると、各送信先アドレスについて、経路情報が保存されていることを示すよう、経路情報データベース10#iを更新する。(5)経路情報一時ロック部58#iよりロック開始通知を受けると、一時停止開始に関わる隣接ルータに関わる経路情報の変化検出を停止する。即ち、当該隣接ルータから経路情報が一定時間以上受信されない場合でも、他の隣接ルータに関わる経路情報の変化を通知しない。(6)経路情報ロック解除部60#iより経路情報ロック解除通知を受けると、経路情報の変化検出の停止をしていたルータに関わる経路情報の変化検出のロックを解除して、当該ルータに関わる経路情報の変化検出を再開する。(7)経路情報一時ロック部58#iよりロック開始通知を受けていない隣接ルータや経路情報ロック解除部60#iより経路情報ロック解除通知を受け取った隣接ルータから一定時間経路情報を受信できない場合は、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化を通知するメッセージを作成して、フレーム送信部44#iに出力する。
【0023】
図4は、図3中の経路情報データベース43#iの構成図である。図4に示すように、経路情報データベース43#iは、各宛先アドレスについて、送信元ルータ及び状態を記憶するデータベースである。宛先アドレスはフレームの送信先アドレスであり、例えば、宛先アドレスの端末等のネットワークアドレスである。送信元先ルータとは、当該宛先アドレスに係わる経路情報を送信した隣接ルータである。状態とは、一時停止時の経路情報を制御するための情報であり、当該宛先アドレスに関わる隣接ルータの状態が記憶される。この状態には、通常、保存、ロックの3種類の状態がある。通常とは、当該経路情報に関わる隣接ルータが一時停止していない状態である。保存とは、自ルータが一時停止中で当該経路情報が経路情報保存メモリ50#iに保存されている状態である。保存状態の経路情報は、自ルータの一時停止が復旧したときに、通常状態に戻される。ロックとは、自ルータが当該経路情報に関わる隣接ルータから一時停止通知を受けている状態であり、ロック状態であるとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の検出は行われない。ロック状態は、隣接ルータから一時停止復旧通知を受けたとき、通常状態に戻される。
【0024】
中継用経路情報データベース12#iは、各宛先について、中継先隣接ルータが記憶されている。装置起動/停止管理部46#iは、次の機能を有する。(1)ネットワーク管理者との間のマンマシンインタフェースを通して、ネットワーク管理者が入力した一時停止指示を受け取ると、経路情報管理部42#i及び経路情報保存部48#iに一時停止開始を通知する。一時停止は、ソフトウェアのバージョンアップ作業等の場合に行われる。(2)ネットワーク管理者との間のマンマシンインタフェースを通して、ネットワーク管理者が入力した一時停止復旧指示を受け取ると、経路情報復元部54#iに一時停止復旧を通知する。
【0025】
経路情報保存部48#iは、経路情報データベース43#iから全経路情報及び隣接ルータとの間のフレームの通信に関わるセッション情報一式を読み出して、各経路情報の状態を保存状態にし、経路情報保存メモリ50#iに書き込む。経路情報及びセッション情報を保存するのは、経路情報情報データベース43#i中の経路情報やセッション情報が一時停止により消失してしまう恐れがあり、経路情報やセッション情報が消失した場合は隣接ルータより経路情報の収集や隣接ルータ間でセッションを確立してからでないと中継処理を行うことができず、一時停止前の状態に戻して中継を再開することができないからである。経路情報保存メモリ50#iは、経路情報を保存する不揮発性メモリである。不揮発性メモリに記憶するのは、一時停止より電源断された場合に経路情報の消失を防止するためである。
【0026】
一時停止開始通知部52#iは、装置起動/停止管理部46#iから一時停止開始通知を受けると、各隣接ルータのアドレスを宛先とする一時停止開始通知メッセージを作成し、フレーム送信部44#iに出力する。経路情報復元部54#iは、次の機能を有する。(1)装置起動/停止管理部46#iより一時停止復旧を受けると、経路情報データ保存メモリ50#iより経路情報を読み出して、経路情報管理部42#iに経路情報データベース43#iに経路情報を復元するように通知する。(2)経路情報管理部42#iが経路情報の経路情報データベース43#iへ復元完了後、経路情報保存メモリ50#iから経路情報を削除する。その後、経路情報管理部42#iに復元完了を通知する。一時停止復旧通知部56#iは、経路情報復元部54#iから復元完了通知を受けると、各隣接ルータのアドレスを宛先とする一時停止復旧通知メッセージを作成し、フレーム送信部44#iに出力する。
【0027】
経路情報一時ロック部58#iは、フレーム受信部40#iが隣接ルータより一時停止開始通知を受けると、経路情報管理部42#iに当該隣接ルータに関わる経路情報の変化のロック開始を通知する。経路情報ロック解除部60#iは、フレーム受信部40#iが隣接ルータより一時停止復旧通知を受けると、経路情報管理部42#iに当該隣接ルータに関わる経路情報の変化のロック解除を通知する。
【0028】
図5は、ルータネットワークの一時停止/復旧に関わる動作説明図である。図6は、ルータネットワークの一時停止/復旧に関わるシーケンスチャートである。図7は、一時停止側ルータと一時停止対象の隣接側ルータ間の信号の流れを示す図である。図5〜図7を参照して、ルータ30#1が一時停止/復旧をする場合を例にルータネットワークの動作説明をする。
【0029】
(1) ルータ30#1が一時停止をする前
各ルータ30#i(i=1,2,…)中の経路情報管理部42#iは、RIP/OSPF等の所定プロトコルに従って、自ルータ直下のサブネット情報(経路情報)をフレーム送信部44#i及びIF部4#iを通して、全隣接ルータに送信する。経路情報管理部42#iは、フレーム受信部40#iがIF部2#iを通して隣接ルータより受信した経路情報及び当該隣接ルータのアドレスを経路情報データベース43#iに書き込む。そして、隣接ルータより受信した経路情報をフレーム送信部44#i及びIF部4#iを通して他の隣接ルータに送信する。経路情報管理部42#iは、経路情報データベース43#iに書き込んだ経路情報の状態を通常とする。例えば、図5に示すように、ルータ30#1が宛先A,Bの経路情報をルータ30#7より受信し、ルータ30#2が宛先C,Dの経路情報をルータ30#3より受信し、ルータ30#2が宛先Eの経路情報をルータ30#4より受信したものとする。
【0030】
図8は、一時停止前のルータ30#i内の経路情報データベース43#iの内容を示す図である。図8(a)はルータ30#1停止前の経路情報データベース43#1の内容を示す図である。図8(b)はルータ30#1停止前の経路情報データベース43#2の内容を示す図である。図8(c)は、ルータ30#1停止前のルータ30#7における経路情報データベース43#7の内容を示す図である。図8(a)に示すように、経路情報データベース43#1は、宛先A,Bについて、送信元ルータがルータ30#7、状態が通常、宛先C,D,Eについては、送信元ルータがルータ30#2、状態が通常とる。図8(b)に示すように、経路情報データベース43#2は、宛先A,Bについて、送信元ルータがルータ30#1、状態が通常、宛先C,Dについて、送信元ルータがルータ30#3、状態が通常、宛先Eについて、送信元ルータがルータ30#4、状態が通常となる。図8(c)に示すように、経路情報データベース43#7は、宛先A,Bについて、送信元ルータがルータ30#8、状態が通常、宛先C,D,Eについて、送信元ルータがルータ30#1、状態が通常となる。
【0031】
経路情報管理部42#iは、所定プロトコルに従って、経路情報データベース43#iより各宛先についてルーティングする最適な隣接ルータを決定する。そして、各宛先について、最適な隣接ルータを中継用経路情報データベース12#iに登録する。フレーム中継処理部14#iは、IF部2#i及びフレーム受信部40#iより受信されたフレームの宛先から中継用経路情報データベース12#iを検索して、当該フレームの中継先の隣接ルータを求める。そして、フレーム送信部44#i及びIF部4#iを通して、当該フレームを当該隣接ルータに送信する。このようにして、フレームは、各ルータ30#iでルーティングされて宛先の端末等に送信される。一方、経路情報管理部42#iは、所定プロトコルに従って各隣接ルータからの経路情報の通知を監視している。そして、経路情報データベース43#i内の状態が通常である経路情報に関わる隣接ルータから一定時間以上に経路情報を受信できなかった場合には、隣接ルータに関わる経路情報の変化を通知するメッセージをフレーム送信部44#i及びIF部4#iを通して他の隣接ルータに通知する。
【0032】
(2) ルータ30#1の一時停止
ルータ30#1の一時停止は、図示しないコンソールよりネットワーク管理者がマンマシンインタフェースを通して、図6中の(1)に示すように、装置起動/停止管理部46#1に一時停止を指示することにより開始される。装置起動/停止管理部46#1は、一時停止の指示を受けると、図7に示すように、経路情報保存部48#1及び一時停止開始通知部52#1に一時停止開始通知をする。経路情報保存部48#1は、経路情報データベース43#iから全経路情報及び隣接ルータとの間のフレームの通信に関わるセッション情報一式を読み出して、各経路情報の状態を保存状態にし、経路情報保存メモリ50#1に書き込むことにより、図6中の(2)に示すように、経路情報を保存する。
【0033】
図9は、一時停止中のルータ30#i内の.経路情報データベース43#iの内容を示す図である。図9(a)は、一時停止中の経路情報データベース43#1の内容を示す図である。図9(a)に示すように、経路情報データベース43#1は、宛先A,B,C,D,Eについて、状態が保存となる。一時停止開始通知部52#1は、フレーム送信部44#1及びIF部4#1を通して、図6中の(3)に示すように、各隣接ルータ30#2,30#7を宛先、自ルータ30#1を送信元とする一時停止開始通知を送信する。隣接ルータ30#2,30#7の動作は同様なので、隣接ルータ30#2の動作について説明する。
【0034】
隣接ルータ30#2中のフレーム受信部40#2は自装置宛の一時停止開始通知を隣接ルータ30#1より受信すると、経路情報一時ロック部58#2に通知する。経路情報一時ロック部58#2は一時停止開始通知を受けると、経路情報管理部42#2にロック開始通知をする。経路情報管理部42#2は、ロック開始通知を受けると、図6中の(4)に示すように、経路情報データベース43#2中の一時停止ルータ30#1が送信元である経路情報の状態をロック状態とする。そして、ロック状態の経路情報の送信元ルータである一時停止ルータ30#1関する経路変化の検出を停止する。即ち、一時停止ルータ30#1より経路情報が一定時間受信されないときでも経路情報に関してロック状態のときは、当該経路情報変化を隣接ルータに通知しない。
【0035】
図9(b)は、ルータ30#1が一時停止中の経路情報データベース43#2の内容を示す図である。図9(b)に示すように、経路情報データベース43#1は、送信元がルータ30#1である宛先A,Bについては、状態がロックとなる。送信元がルータ30#3,30#4である経路情報C,D,Eについては、通常状態のままである。図9(c)は、ルータ30#1が一時停止中の経路情報データベース43#7の内容を示す図である。図9(c)に示すように、経路情報データベース43#7は、送信元がルータ30#1である宛先C,D,Eについては、状態がロックとなる。送信元がルータ30#8である経路情報A,Bについては、通常状態のままである。
【0036】
ルータ30#1が一時停止している間に、一時停止ルータ30#1の隣接ルータ30#2,30#7は、中継用経路情報により一時停止ルータ30#1に中継するよう指示されているフレームを受信したとき、当該フレームの破棄、一時停止ルータ30#1側に送信、又は一時停止ルータ30#1が復旧するまで、フレームを保存しておき、一時停止ルータ30#1が復旧してから一時停止ルータ30#1に中継するようにする。
【0037】
(3) ルータ30#1の一時停止復旧
ルータ30#1のバージョンアップ等の保守作業が終了すると、図示しないコンソールよりネットワーク管理者がマンマシンインタフェースを通して、図6中の(5)に示すように、装置起動/停止管理部46#1に一時停止復旧を指示する。装置起動/停止管理部46#1は、経路情報復元部54#1に再起動通知を行う。経路情報復元部54#1は、経路情報保存メモリ50#1に保存された経路情報及び隣接ルータ30#2,30#7とのセッション情報一式を読み出し、経路情報管理部42#1に復元するように通知する。
【0038】
経路情報管理部42#1は、経路情報復元部54#1より経路情報及びセッション情報一式を受け取ると、経路情報の状態を通常に戻して、経路情報データベース43#1に書き込むことにより、図6中の(6)に示すように、保存されたいた経路情報を復元する。経路情報管理部42#1は経路情報データベース43#1に復元された経路情報及びセッション情報を元に中継用経路情報データベース12#1を更新する。このため、経路情報データベース43#1の内容が消失されていたとしても、経路情報を隣接ルータから収集することなく、一時停止前の経路情報に復元することができ、当該ルータ30#1で即座にルーティング処理を行うことができる。
【0039】
図10は、一時停止復旧後のルータ30#i内の経路情報データベース43#iの内容を示す図である。図10(a)は、一時停止復旧後の経路情報データベース43#1の内容を示す図である。図10(a)に示すように、経路情報データベース43#1は、宛先A,B,C,D,Eについて、状態が通常に戻る。経路情報復元部54#1は、経路情報管理部42#1が経路情報を復元した後、図6中の(6)に示すように、停止前に保存しておいた経路情報及び隣接ルータ30#2,30#7とのセッション情報一式を経路情報保存メモリ50#1から削除する。その後、経路情報復元部54#1は、一時停止復旧通知部56#1に一時停止復旧通知を指示する。一時停止復旧通知部56#1は、フレーム送信部44#1及びIF部4#1を通して、図6中の(7)に示すように、各隣接ルータ30#2,30#7を宛先、自ルータ30#1を宛元とする一時停止復旧通知のフレームを送信する。
【0040】
隣接ルータ30#2中のフレーム受信部40#2は、自装置宛の一時停止復旧通知を一時停止ルータ30#1より受信すると、経路情報ロック解除部60#2に通知する。経路情報ロック解除部60#2は、一時停止復旧通知を受けると、経路情報管理部42#2にロック解除通知をする。経路情報管理部42#2は、経路情報ロック解除部60#2より一時停止解除通知を受けると、経路情報データベース43#2中の一時停止ルータ30#1が送信元である経路情報のロック状態を通常状態に戻す。そして、一時停止復旧ルータ30#1について、経路変化の検出を再開する。
【0041】
図10(b)は、ルータ30#1が一時停止復旧後の経路情報データベース43#2の内容を示す図である。図10(b)に示すように、経路情報データベース43#1は、送信元がルータ30#1である宛先A,Bについては、状態が通常に戻る。図10(c)は、ルータ30#1が一時停止復旧時の経路情報データベース43#7の内容を示す図である。図10(c)に示すように、経路情報データベース43#7は、送信元がルータ30#1である宛先C,D,Eについては、状態が通常に戻る。
【0042】
以上により、一時停止ルータ30#1と隣接ルータ30#2,30#7間で経路情報の交換をすることなく、一時停止ルータ30#1と隣接ルータ30#2,30#7との間で経路情報の同期がとれ、経路情報が即安定することが可能となり。更に、隣接ルータ30#2,30#7において、経路情報変化の通知を一時的に抑制することにより、ネットワーク全体へ経路情報変化の波及が抑制されるため、ネットワーク全体の経路情報安定時間が短縮可能となる。
【0043】
図11は、効果説明図である。図11(a)は、従来の一時動作停止から経路安定までの時間を示す図である。図11(b)は、第1実施形態の一時動作停止から経路安定までの時間を示す図である。図11(a)に示すように、時刻t0で一時停止を行った場合に、一時停止ルータが復旧するまでに、経路情報の変化を通知して、一時停止ルータを経由する経路の変更をしていたので、時刻t1で一時停止ルータが復旧すると、一時停止ルータに関わる経路を元に戻すための経路交換を行っていたので、経路安定に時間を要する。
【0044】
一方、第1実施形態では、時刻t0で一時停止を行った場合に、一時停止ルータが復旧するまで経路情報の変化を通知せず、一時停止ルータを経由する経路が変更されないので、時刻t1で一時停止ルータが復旧すると、経路交換することなく、保存しておいた経路情報を一時停止前に復元できるので、即時経路が安定し、第1実施形態は、従来と比較して時刻t2と時刻t1との間の時間だけ経路が安定する時間が短縮する。
【0045】
以上説明したように、第1実施形態によれば、あるルータが一時的に動作を停止するが、即元の構成で復旧可能なケースでも、明示的に停止/復旧通知を行い停止前の経路情報を再利用することにより、不必要な経路情報の変化がネットワーク全体に波及することなく、ルータ起動直後にネットワーク経路が即安定することが可能となる。これにより、ネットワーク全体の経路情報復旧時間を大幅に短縮可能となる。また、間欠障害に完全に対応可能となる。これは、ネットワークを構成するルータ台数が多いほど、即ち、大規模ネットワークになるほど効果を発揮する。
【0046】
第2実施形態
図12は本発明の第2実施形態によるルータネットワークの構成図であり、図2中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を附している。一時停止ルータが予定通りに復旧しない場合並びにルータ又は伝送路が故障した場合、隣接ルータは、一時停止ルータから一時停止復旧通知を予定通り受け取ることはできない。そのため、隣接ルータが一時停止復旧通知を受け取るまで一時停止ルータに関する経路情報変化の通知をしない場合には、当該一時停止ルータを経由するよう中継用経路情報に設定されている宛先のフレームを中継することができなくなり問題である。
【0047】
そこで、隣接ルータは、一時停止ルータより一時停止開始通知を受けてからある時間内に一時停止復旧通知を受けられない場合は、一時停止ルータで故障が発生したものとして、ロックを解除して、隣接ルータに対して、一時停止ルータに関わる経路情報変化の通知を行う。隣接ルータがロックを解除する時間は、システムで予め固定的に定めておくこともできるが、一時停止はその作業内容によっては復旧に要する時間が異なることが考えられることから、一時停止ルータが隣接ルータに対して、一時停止開始通知を行うと共にロック解除する時間(ロック解除時間)を隣接ルータに指定する。
【0048】
ルータ80#iは、ルータ30#iと次の点で相違する。(1)一時停止側のルータとなったとき、隣接ルータに対して、一時停止開始通知を行うと共にロック解除時間を指定する。(2)一時停止対象ルータの隣接ルータとなったとき、一時停止開始通知を受け取ってから、ロック解除時間が経過しても、一時停止復旧通知を受けとれなかったとき、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知する。
【0049】
図13は、図12中のルータ80#iの構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を附している。以下、図3中の構成要素と異なる点のみについて説明する。装置起動/停止管理部90#iは、図示しないコンソールよりネットワーク管理者がマンマシンインタフェースを通して一時停止開始及びロック解除時間を指示すると、一時停止開始通知部94#iに一時停止開始及びロック解除時間を通知する。経路情報管理部92#iは、一時停止復旧通知監視部100#iよりロック情報救済通知を受けると、経路情報データベース43#iからロック状態の経路情報を削除し、当該一時停止ルータに関わる経路情報の変化を隣接ルータに通知する。
【0050】
一時停止開始通知部94#iは、装置起動/停止管理部90#iより一時停止開始通知を受けると、各隣接ルータを宛先とする一時停止開始通知及びロック解除時間を含むフレームを作成して、フレーム送信部44#iに出力する。経路情報一時ロック部96#iは、一時停止開始通知を受けると、一時停止復旧通知監視部100#iに監視開始通知を行う。経路情報ロック解除部98#iは、一時停止復旧通知を受けると、一時停止復旧通知監視部100#iに監視解除通知を行う。一時停止復旧通知監視部100#iは、次の機能を有する。(1)経路情報一時ロック部96#iより監視開始通知及びロック解除時間を受けると、ロック解除時間をタイマ時間としてセットしてからタイマを起動する。(2)経路情報ロック解除部60#iより監視解除通知を受けると、タイマを停止する。(3)タイマがタイムアウトすると、経路情報管理部92#iにロック情報救済通知をする。
【0051】
図14は、一時停止側ルータと一時停止対象の隣接側ルータ間の信号の流れを示す図である。図15は、一時停止ルータに異常が発生した場合における、ルータネットワークの一時停止/復旧に関わるシーケンスチャートである。以下、図14及び図15を参照して、ルータ80#1が一時停止/復旧をする場合を例にルータネットワークの動作説明をする。
【0052】
(1) ルータ80#1が一時停止をする前の場合の動作は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0053】
(2) ルータ80#1の一時停止
ルータ80#1の一時停止は、図示しないコンソールよりネットワーク管理者が、図15中の(1)に示すように、マンマシンインタフェースを通して装置起動/停止管理部90#1に一時停止及びロック解除時間(タイマ値)を入力することにより開始される。尚、タイマ値は、保守作業に要する時間等に応じてネットワーク管理者が所望の時間を指定する。装置起動/停止管理部90#1は、一時停止の指示を受けると、経路情報管理部90#1に停止通知、経路情報保存部48#1及び一時停止開始通知部94#1に一時停止開始及びロック解除時間を通知する。経路情報保存部48#1は、第1実施形態と同様にして、図15中の(2)に示す経路情報の保存をする。一時停止開始通知部94#1は、装置起動/停止管理部90#1より一時停止開始通知を受けると、各隣接ルータを宛先とする一時停止開始通知及びロック解除時間(タイマ値)を含むフレームを作成し、図15中の(3)に示すように、フレーム送信部44#1及びIF部14#1を通して隣接ルータ80#2,80#7に送信する。
【0054】
隣接ルータ80#2中のフレーム受信部40#2は自装置宛の一時停止開始及びロック解除マ時間の通知を隣接ルータ80#1より受信すると、経路情報一時ロック部96#2に通知する。経路情報一時ロック部96#2は一時停止開始及びタイマ時間の通知を受けると、経路情報管理部92#2にロック開始通知をすると共に一時停止復旧通知監視部100#2に監視開始通知をする。経路情報管理部92#2は、第1実施形態と同様にして、図15中の(4)に示すように、一時停止ルータ30#1に関わる経路情報をロックする。一時停止復旧通知監視部100#2は、監視開始通知を受けると、図15中の(5)に示すように、指示されたタイマ値を監視タイマに設定してから、タイマを起動する。
【0055】
(3) タイマ時間内に一時停止復旧通知がされる場合
ルータ80#1のバージョンアップ等の保守作業が正常に終了すると、図示しないコンソールよりネットワーク管理者が装置起動/停止管理部90#1に再起動を指示する。この後、一時停止復旧通知が隣接ルータ80#2,80#7になされるまでの処理は第1実施形態と同様である。隣接ルータ80#2中のフレーム受信部40#2は自装置宛の一時停止復旧通知を一時停止ルータ80#1より受信すると、経路情報ロック解除部98#2に通知する。経路情報ロック解除部98#2は、一時停止復旧通知を受けると、経路情報管理部92#2にロック解除通知をすると共に一時停止復旧通知監視部100#2に監視解除通知を行う。
【0056】
一時停止復旧通知監視部100#2は、監視解除通知を受けると、タイマを停止して、監視を解除する。このように、一時停止復旧通知がタイマ時間内に受けられる場合は、第1実施形態と同じ処理により、一時停止ルータ80#1と隣接ルータ80#2,80#7間で経路情報の交換をすることなく、一時停止ルータ80#1と隣接ルータ80#2,80#7との間で経路情報の同期がとれ、経路情報が即安定することが可能となり。更に、隣接ルータ80#2,80#7において、経路情報変化の通知を一時的に抑制することにより、ネットワーク全体へ経路情報変化の波及が抑制される。
【0057】
(4) タイマ時間内に一時停止復旧通知がなされない場合
図15中の(6)に示すように、一時停止ルータ80#1の再起動中に異常(ソフトアウェア、ハードウェア)が発生し、隣接ルータ80#2,80#7は、一時停止通知がなされてからタイマ時間内に一時停止復旧通知を受信できないとする。一時停止復旧監視部100#2の監視タイマは、図15中の(8)に示すように、タイムアウトする。一時停止復旧通知監視部100#2は、監視タイマがタイムアウトすると、救済処理を行うように経路情報管理部92#2にロック情報救済を通知する。経路情報管理部92#2は、ロック情報救済通知を受けると、図15中の(9)に示すように、一時停止ルータ80#1から受信した経路情報を経路情報データベース43#2から削除する。
【0058】
図16は、ロック情報救済通知時のルータ内の経路情報データベース43#iの内容を示す図である。図16(a)は、経路情報データベース43#2の内容を示す図である。図16(a)に示すように、経路情報データベース43#1は、送信元がルータ30#1である宛先A,Bについては、経路情報データベース43#iから削除される。図16(b)は、経路情報データベース43#7の内容を示す図である。図16(b)に示すように、経路情報データベース43#7は、送信元がルータ80#1である宛先C,D,Eについては、経路情報データベース43#3から削除にされる。
【0059】
経路情報管理部92#2は、図15中の(10)に示すように、一時停止ルータ80#1に関わる経路情報の変化の通知を一時停止ルータ80#1を除く隣接ルータ80#3,80#4にフレーム送信部44#2及びIF部14#2を通して行う。以上により、一時停止ルータ80#1の再起動中に異常があった場合には、一時停止ルータ80#1に関わる経路情報変化の通知を行うので、一時停止ルータ80#1を経由せずに、フレームが中継される。
【0060】
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果がある上に次の効果がある。一時停止時間を明示的にて通知し復旧を監視することにより、万が一正常に復旧しなかった場合、経路情報変化を最適な時間でネットワーク全体に反映(救済)させることが可能となる。更に、明示的に停止/復旧通知を行うことにより、継続的な障害発生時、継続障害の検出が遅れることなく、継続障害に関する経路情報変化を即ネットワーク全体に反映させることができる。
【0061】
第1,第2実施形態では、一時停止開始通知/一時停止復旧通知等は、外部よりネットワーク管理者が一時停止ルータに対して行うこととしている。しかし、ルータが障害復旧のために自律でソフトウェアのリブート等の一時停止をすることも考えられる。この場合、リブート等を制御する再起動制御部がリブート時に装置起動/停止管理部に一時停止開始通知を指示する。装置起動/停止管理部は、この指示に基づいて、一時停止開始通知部等に一時停止開始通知を行う。再起動制御部はリブートが終了したと判断すると、装置起動/停止管理部に一時停止復旧通知を指示する。
【0062】
装置起動/停止管理部は、この指示に基づいて、一時停止復旧通知部等に一時停止復旧通知を行う。このように、第1実施形態及び第2実施形態において、外部からの指示ではなく、再起動制御部が装置起動/停止管理部に対して一時停止開始/一時停止復旧を行う構成に変更することにより、ルータが自律で一時停止開始/一時停止復旧を行う場合にも適用可能となる。
【0063】
本発明は以下の付記を含むものである。
【0064】
(付記1) フレームをルーティングするルータであって、
第1メモリと、
隣接ルータから送信された経路情報を受信する経路情報受信部と、
前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、
隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信制御部と、
各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、
前記第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする中継処理部と、
一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信する一時停止開始通知部と、
前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッセージを送信する一時停止復旧通知部と、
を具備したことを特徴とするルータ。
【0065】
(付記2) 第2メモリと、前記一時停止の際に前記第1メモリに記憶された経路情報を前記第2メモリに保存する経路情報保存部と、一時停止が復旧した際に前記第2メモリに保存した経路情報を前記第1メモリに復元する経路情報復元部とを更に具備したことを特徴とする付記1記載のルータ。
【0066】
(付記3) 前記一時停止開始通知部は、前記一時停止の際に、隣接ルータに対して、前記一時停止を復旧するまでの時間を通知することを特徴とする付記1記載のルータ。
【0067】
(付記4) 外部から一時停止開始の指示を入力して、前記一時停止開始通知部にその旨を通知する一時停止管理部と、外部から一時停止復旧の指示を入力して、前記一時停止復旧通知部にその旨を通知する一時停止復旧管理部とを更に具備したことを特徴とする付記1記載のルータ。
【0068】
(付記5) フレームのルーティングをするルータであって、
第1メモリと、
隣接ルータから送信された経路情報を受信する経路情報受信部と、
前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、
隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信制御部と、
各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、
前記第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする中継処理部と、
隣接ルータより一時停止開始通知メッセージを受信する一時停止開始通知受信部と、
前記一時停止開始通知メッセージを受信したとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の通知をロックするよう前記経路情報変化検出部に指示する経路情報一時ロック部と、
隣接ルータより一時停止復旧通知メッセージを受信する一時停止復旧通知受信部と、
前記一時停止復旧通知メッセージを受信したとき、前記ロックを解除するよう前記経路情報変化検出部に指示する経路情報一時ロック解除部と、
を具備したことを特徴とするルータ。
【0069】
(付記6) 前記一時停止開始通知メッセージに指定時間が含まれていたとき、該一時停止開始通知メッセージを受信してから、前記指定時間内に一時停止復旧通知メッセージを受信できない場合は、前記ロックを解除するよう前記経路情報変化部に指示する一時停止復旧通知監視部を更に具備したことを特徴とする付記5記載のルータ。
【0070】
(付記7) 前記第1メモリに記憶された経路情報に状態を付与し、前記経路情報一時ロック部は、前記第1メモリに記憶された前記一時停止開始通知メッセージを送信した隣接ルータに関わる経路情報の状態を通常状態からロック状態に設定し、前記経路情報一時ロック解除部は、一時停止復旧通知メッセージを送信した隣接ルータに関わる経路情報の情報をロック状態から通常状態に戻し、経路情報変化検出部は、ロック状態の経路情報に関わる隣接ルータの経路情報の変化検出をロックし、通常状態の経路情報に関わる隣接ルータの経路情報の変化を検出することを特徴とする付記5記載のルータ。
【0071】
(付記8) 隣接ルータより一時停止開始通知メッセージを受信する一時停止開始受信部と、前記一時停止開始通知メッセージを受信したとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の検出をロックするよう前記経路情報変化検出部に通知する経路情報一時ロック部と、隣接ルータより一時停止復旧通知メッセージを受信する一時停止復旧通知受信部と、前記一時停止復旧通知メッセージを受信すると、前記ロックを解除するよう前記経路情報変化検出部に通知する経路情報一時ロック解除部とを更に具備したことを特徴とする付記1記載のルータ。
【0072】
(付記9) 前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して一時停止復旧を示す第2のメッセージを送信する手段と、
前記第2のメッセージを受けた場合、隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しないとき、隣接ルータに前記経路情報の変化の通知を行うように制御する手段とを備えたことを特徴とする付記1記載のルータ。
【0073】
(付記10) 隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合、他の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする手段と、
一時停止の際に、隣接ルータに対して一時停止を知らせるメッセージを送信する手段と、
前記メッセージを受けた場合、隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しないときであっても他の隣接ルータに前記経路情報の変化の通知を行わないように制御する手段とを備えたことを特徴とするルータ。
【0074】
(付記11) フレームをルーティングする複数のルータを含むネットワークにおける一時停止方法であって、
一時停止ルータは、
一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信するステップと、
前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧メッセージを送信するステップとを実行し、
一時停止ルータの隣接ルータは、
前記一時停止開始メッセージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合でも、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知しないようロックするステップと、
前記一時停止復旧メッセージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合は、経路情報の変化の通知を行うための監視を開始するステップと、
を実行することを特徴とするネットワークにおける一時停止方法。
【0075】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、保守や一時障害時に伴うルータの一時停止後の復旧時にルータの経路情報が即時安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるルータネットワークの構成図である。
【図3】図2中のルータの構成図である。
【図4】図3中の経路情報データベースの構成図である。
【図5】ルータネットワークの一時停止/復旧に関わる動作説明図である。
【図6】ルータネットワークの一時停止/復旧のシーケンスチャートである。
【図7】一時停止側ルータと一時停止対象の隣接側ルータ間の信号の流れを示す図である。
【図8】一時停止前のルータ内の経路情報データベースの内容を示す図である。
【図9】一時停止中のルータ内の経路情報データベースの内容を示す図である。
【図10】一時停止復旧後のルータ内の経路情報データベースの内容を示す図である。
【図11】効果説明図である。
【図12】本発明の第2実施形態によるルータネットワークの構成図である。
【図13】図12中のルータの構成図である。
【図14】一時停止側ルータと一時停止対象の隣接側ルータ間の信号の流れを示す図である。
【図15】ルータネットワークの一時停止/復旧のシーケンスチャートである。
【図16】ロック情報救済通知時のルータ内の経路情報データベースの内容を示す図である。
【図17】従来のルータの構成図である。
【図18】一時停止時の経路変化通知の流れを示す図である。
【符号の説明】
17#1,17#2 ルータ
18#1,18#2 第1メモリ
19#1,19#2 経路情報受信部
20#1,20#2 経路情報書込部
21#1,21#2 経路情報送信部
22#1,22#2 経路情報変化検出部
24#1 一時停止開始通知部
25#1 一時停止復旧通知部
26#2 一時停止開始通知受信部
27#2 経路情報一時ロック部
28#2 一時停止復旧通知受信部
29#2 経路情報一時ロック解除部

Claims (5)

  1. フレームをルーティングするルータであって、
    第1メモリと、
    隣接ルータから送信された経路情報を受信する経路情報受信部と、
    前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、
    隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信制御部と、
    各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、
    前記第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする中継処理部と、
    一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信する一時停止開始通知部と、
    前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッセージを送信する一時停止復旧通知部と、
    を具備したことを特徴とするルータ。
  2. 第2メモリと、前記一時停止の際に前記第1メモリに記憶された経路情報を前記第2メモリに保存する経路情報保存部と、一時停止が復旧した際に前記第2メモリに保存した経路情報を前記第1メモリに復元する経路情報復元部とを更に具備したことを特徴とする請求項1記載のルータ。
  3. 前記一時停止復旧通知メッセージを受けた場合、隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しないとき、該隣接ルータと異なる隣接ルータに前記経路情報の変化の通知を行うための制御する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のルータ。
  4. 隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場合、他の隣接ルータに経路情報の変化の通知をする手段と、
    一時停止の際に、隣接ルータに対して一時停止を知らせるメッセージを送信する手段と、
    前記メッセージを受けた場合、隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しないときであっても他の隣接ルータに前記経路情報の変化の通知を行わないように制御する手段と、
    を備えたことを特徴とするルータ。
  5. フレームをルーティングする複数のルータを含むネットワークにおける一時停止方法であって、
    一時停止ルータは、
    一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信するステップと、
    前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧メッセージを送信するステップとを実行し、
    一時停止ルータの隣接ルータは、
    前記一時停止開始メッセージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合でも、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知しないようロックするステップと、
    前記一時停止復旧メッセージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路情報の通知の監視を開始し、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合は、前記一時停止ルータと異なる隣接ルータに経路情報の変化の通知を行うステップと、
    を実行することを特徴とするネットワークにおける一時停止方法。
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