JPH1093608A - ダイナミックルーティング方式 - Google Patents

ダイナミックルーティング方式

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Publication number
JPH1093608A
JPH1093608A JP8246747A JP24674796A JPH1093608A JP H1093608 A JPH1093608 A JP H1093608A JP 8246747 A JP8246747 A JP 8246747A JP 24674796 A JP24674796 A JP 24674796A JP H1093608 A JPH1093608 A JP H1093608A
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JP
Japan
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route
route information
information
node
network
Prior art date
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Application number
JP8246747A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Onozato
佳和 小野里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路情報を正しく伝達、更新すると共に、ネ
ットワークが本来扱うべき情報パケットを遅延なく扱う
ことが可能なダイナミックルーティング方式を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、自ノード内の個々の経路情報
の信頼性の維持回復、配送制御ノードの故障等を原因と
する誤った経路情報の修正、冗長な配送経路を持つネッ
トワークにおけるフレキシブルな経路制御を可能とさせ
ることにより、一定時間毎の経路情報のブロードキャス
トを実施することなしに、ネットワーク上で正確な経路
情報を流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミックルー
ティング方式に係り、特に、コンピュータネットワーク
における経路選択方法において、ノードに経路選択(ル
ーティング)の仕方を規定する情報(テーブル)を保持
し、各ノードが自ノードまたは、他ノードにおけるテー
ブルの情報に基づいて経路を選択すると共に、それらの
テーブルの内容を予め決定された手順に従って更新(更
新のために必要となるノード間の情報転送等も含む)す
ることによって、経路選択方法自体が時間的に変更され
ていくダイナミックルーティング方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ルータ、または、ゲートウェイにより相
互接続された複数のLAN,または、WANにおいて、
ルータまたは、ゲートウェイを跨がる複数のノード間の
通信を確立する上で、必要な情報を動的に制御する従来
のダイナミックルーティング方式としては、RFCにて
定められたRIP,OSPF等の規格があり、これらの
規格を実現したソフトウェアとしては、routed,
gated等が存在し、広く用いられている。
【0003】従来のダイナミックルーティング方式は、
起動時に経路情報を問い合わせる機能(初期問い合わ
せ)と、起動時に経路情報を通知する機能(初期通
知)、経路情報変更時に変更内容を転送する機能(変更
周知)、停止時に配送を停止する経路を通知する機能
(配送停止通知)及び一定周期毎に経路情報をアナウン
スする機能(周期的通知)の各機能がある。
【0004】従来使用されているルーティングテーブル
には、表1に示すように、宛先アドレス、経路(ゲート
ウェイ)、メトリック、タイマ(経過時間)の各項目か
ら構成される。
【0005】
【表1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
RFCにて定められている規格等では、ネットワーク上
における機器の接続構成の変化、機器の稼動状態の変化
を、経路情報に正しく反映させるために、経路情報を扱
う全てのノードが一定時間(一般には、30秒)毎に自
ノードの持つルーティング情報をネットワーク上に配付
することを定めている。
【0007】さらに、経路情報の流通においては、相互
接続されたネットワークの情報を交互に全て伝達する必
要があり、相互接続するネットワークが増える毎、また
は、ルータ等の配送制御ノードが増える毎に、ブロード
キャストされる経路情報の情報量が指数関数的に増大す
るため、従来の一定時間毎にブロードキャストする方式
では、仮に、ネットワーク上における機器の接続構成の
変化、機器の稼動状態の変化等がなく、経路情報を流通
させる必要がない場合であっても、ネットワーク上を膨
大な経路情報が流通することになり、特に、CSMA/
CD型ネットワークでは、コリジョンの多発を誘発し、
本来の情報パケット流通の阻害が深刻化するという問題
がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、ネットワーク上に一定時間毎の膨大な経路情報のト
ラヒックを発生させることになく、経路情報を正しく伝
達するための新たな伝達方式を導入することにより、経
路情報を正しく伝達、更新すると共に、ネットワークが
本来扱うべき情報パケットを遅延なく扱うことが可能な
ダイナミックルーティング方式を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、RFC−10
58等に記述されているノードあるいは、経路制御ソフ
トウェアの起動時に発行する経路情報問い合わせ手段、
または、経路情報通知手段と、他のノードからの経路情
報の受信による自ノードの経路情報の変更、または、自
ノードの設定変更による経路情報の変更に伴う、自ノー
ドの更新された経路情報の更に他のノードへの通知手段
と、ノードあるいは、経路制御ソフトウェアの停止に伴
う(メトリック値が16)の配送停止を示す経路情報の
通知手段とに加えて、自ノード宛に到着した情報パケッ
トの経路を監視することにより、ルーティングテーブル
のタイマを更新する手段と、ルーティングテーブル内
に、経路情報の有効期限を設定し、タイマが有効期限を
越えた経路情報に関する問い合わせを実施する手段と、
装置の故障等の原因により経路情報が正常に流通せず、
情報パケットの配送が失敗した場合に、該当経路情報に
関する問い合わせを実施する手段と、自ノード内の経路
情報が正しいものにもかかわらず情報パケットの配送が
出来ない場合に、相手のノードに経路確認通告を実施す
る手段と、他のノードから配送停止周知の通知を受けた
経路情報を、他の別のノードが配送可能か否かを問い合
わせる手段と、経路情報の問い合わせの際に、不確定経
路テーブルを用いて、既に問い合わせ中の経路とそうで
ない経路を区別する手段と、他のノードからの問い合わ
せに基づいて、自ノード内部の経路情報を問い合わせ元
に返答する手段とを有し、自ノード内の個々の経路情報
の信頼性の維持回復、配送制御ノードの故障等を原因と
する誤った経路情報の修正、冗長な配送経路を持つネッ
トワークにおけるフレキシブルな経路制御を可能とさせ
ることにより、一定時間毎の経路情報のブロードキャス
トを実施することなしに、ネットワーク上で正確な経路
情報を流通させる。
【0010】図1は、本発明の原理構成図である。詳し
くは、第1の発明として、宛先ネットワークアドレス、
ゲートウェイアドレス、メトリック値、ある経路に対し
て所定のイベントが発生した場合に、該経路に対する経
路情報を要求するかしないかの判定に用いる経路情報要
求フラグ、及び経路情報要求時の回答期限を示すタイム
アウト時間の各情報を有するルーティングテーブル10
0と、経路情報を要求中であるネットワークの宛先を格
納する不確定経路テーブル200と、所定の条件のいず
れかが発生した場合、かつ該当経路の経路情報要求フラ
グが、「経路情報を要求する」値にセットされていない
場合に、該当経路情報をルーティングテーブル100よ
り削除する経路情報削除手段300と、所定の条件のい
ずれかが発生し、かつ該当経路の経路情報要求フラグ
が、「経路情報を要求する値に設定されている」場合
に、該当経路情報を取得するための経路情報取得手段に
移行する経路情報更新手段400と、他のノードがネッ
トワーク上にブロードキャストした経路情報要求を受信
した場合であり、かつ、要求されている宛先が自ノード
1000の不確定経路テーブル200内に存在しない場
合に、要求されている宛先を該自ノード1000の不確
定経路テーブル200に追加する不確定経路追加手段
と、他のノードがネットワーク上にブロードキャストし
た経路情報を受信した場合であり、かつその宛先が該自
ノード1000の不確定経路テーブル200内に登録さ
れている場合に、該当宛先を該自ノード1000の不確
定経路テーブル200から削除する不確定経路削除手段
を含む不確定経路テーブル更新手段500と、経路情報
要求に対する回答情報を保持している場合に、該当する
回路情報を通知する経路情報通知手段600と、ルータ
機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、ネット
ワーク上に経路情報要求が発行されたことを検知した場
合に、更に先のネットワークに対して該当経路情報要求
を転送する経路情報要求転送手段700と、ルータ機
能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、経路情報
取得手段から回答待ち手段までの一連の動作が終了した
場合に、更に先のネットワークに対して経路情報を転送
する経路情報転送手段800と、情報パケットの配送が
失敗し、かつ、該当経路に関しての問い合わせを行った
結果、該当経路情報が正しい場合に、通信相手に対して
経路情報の確認を促すための経路確認通告を送信する経
路確認通告手段900とを各ノード上に設ける。
【0011】また、第1の発明において、上記の経路情
報要求フラグは、宛先ネットワークへの情報パケットの
配送が失敗した、または、他ノードから経路確認通告を
受けた、または、他のノードが配送停止情報を通知して
きた、のいずれかのイベントが発生した場合に、経路に
対する経路情報を「経路情報を要求する値に設置されて
いる場合」ことを意味するように値が設定される。
【0012】また、第1の発明において、上記の経路情
報削除手段300は、経路情報要求フラグが「経路情報
を要求する」値にセットされていない場合、ルーティン
グテーブル100に基づく情報パケットの配送が失敗し
た場合、または、他のノードから経路確認通告を受信し
た場合、または、他のノードから配送停止情報を受信し
た場合のいずれかが発生した場合に起動する。
【0013】また、第1の発明において、上記の経路情
報更新手段400は、ルーティングテーブル100に基
づく情報パケットの配送が失敗した場合、または、他の
ノードから経路確認通告を受信した場合、または、他の
ノードから配送停止情報を受信した場合のいずれかが発
生した場合に起動する。 また、第1の発明において、
経路情報更新手段400では、移行する経路情報取得手
段は、不確定経路テーブル200内に取得しようとして
いるのと同じ宛先が存在する場合に、直ちに回答待ちシ
ーケンスに移行し、また、不確定経路テーブル200内
に取得しようとしているのと同じ宛先が存在しない場合
には、該当の宛先を不確定経路テーブル200上に登録
し、経路取得要求をネットワーク上にブロードキャスト
し、回答待ち手段に移行する。
【0014】また、第1の発明において、経路情報取得
手段において移行する回答待ち手段は、ルーティングテ
ーブル100内に設定されているタイムアウト時間が経
過するまでの間に、他のノードから該当宛先に対する経
路情報の回答があった場合には、ルーティングテーブル
100の該当エントリを回答情報に基づいて更新する手
段と、ルーティングテーブル100内に設定されている
タイムアウト時間が経過するまでの間に、該当宛先に対
する経路情報の回答が全くない場合には、ルーティング
テーブル100の該当エントリを削除し、不確定経路テ
ーブル200から該当宛先を削除する手段を含む。
【0015】第2の発明は、宛先ネットワークアドレ
ス、ゲートウェイアドレス、メトリック値、エントリが
更新されてからの経過時間を示すタイマ値、ある経路に
対して該経路情報をネットワーク上の他のノードに問い
合わせるか否かを示す経路情報要求フラグ、経路情報要
求時の回答期限を示すタイムアウト時間の各情報を有す
るルーティングテーブル100と、経路情報を要求中で
あるネットワークの宛先を格納する不確定経路テーブル
200と、所定の条件のいずれかと一致した場合に、該
当エントリのタイマ値をゼロクリアし、経過時間の計測
を再度開始するタイマ値リセット手段と、所定の条件の
いずれかが発生した場合、かつ該当経路の経路情報要求
フラグが、「経路情報を要求する」値にセットされてい
ない場合に、該当経路情報をルーティングテーブル10
0より削除する経路情報削除手段300と、所定の条件
のいずれかが発生し、かつ該当経路の経路情報要求フラ
グが、「経路情報を要求する値に設定されている場合」
に設定されている場合に、該当経路情報を取得するため
の経路情報取得手段に移行する経路情報更新手段400
と、他のノードがネットワーク上にブロードキャストし
た経路情報要求を受信した場合であり、かつ、要求され
ている宛先が自ノード1000の不確定経路テーブル2
00内に存在しない場合に、要求されている宛先を該自
ノード1000の不確定経路テーブル200に追加する
不確定経路追加手段と、他のノードがネットワーク上に
ブロードキャストした経路情報を受信した場合であり、
かつその宛先が該自ノード1000の不確定経路テーブ
ル200内に登録されている場合に、該当宛先を該自ノ
ード1000の不確定経路テーブル200から削除する
不確定経路削除手段を含む不確定経路テーブル更新手段
500と、経路情報要求に対する回答情報を保持してい
る場合に、該当する回路情報を通知する経路情報通知手
段600と、ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を
有し、かつ、ネットワーク上に経路情報要求が発行され
たことを検知した場合に、更に先のネットワークに対し
て該当経路情報要求を転送する経路情報要求転送手段7
00と、ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有
し、かつ、経路情報取得手段から回答待ち手段までの一
連の動作が終了した場合に、更に先のネットワークに対
して経路情報を転送する経路情報転送手段800と、情
報パケットの配送が失敗し、かつ、該当経路に関しての
問い合わせを行った結果、該当経路情報が正しい場合
に、通信相手に対して経路情報の確認を促すための経路
確認通告を送信する経路確認通告手段900とを各ノー
ド上に設ける。
【0016】また、第2の発明において、上記の経路情
報要求フラグは、経路情報を要求するかしないかの判定
を行う。また、第2の発明において、上記の経路情報削
除手段300は、経路情報要求フラグが「経路情報を要
求する」値にセットされていない場合、ルーティングテ
ーブル100内のタイマ値が所定の有効期限を越えた場
合、または、ルーティングテーブル100に基づく情報
パケットの配送が失敗した場合、または、他のノードか
ら経路確認通告を受信した場合、または、他のノードか
ら配送停止情報を受信した場合のいずれかが発生した場
合に起動する。 また、第2の発明において、上記の経
路情報更新手段400は、ルーティングテーブル100
内のタイマ値が所定の有効期限を越えた場合、または、
ルーティングテーブル100に基づく情報パケットの配
送が失敗した場合、または、他のノードから経路確認通
告を受信した場合、または、他のノードから配送停止情
報を受信した場合のいずれかが発生した場合に起動す
る。 また、第2の発明において、上記の経路情報更新
手段400では、移行する経路情報取得手段は、経路確
定経路テーブル内に取得しようとしているのと同じ宛先
が存在する場合に、直ちに回答待ちシーケンスに移行
し、また、不確定経路テーブル200内に取得しようと
しているのと同じ宛先が存在しない場合には、該当の宛
先を不確定経路テーブル200上に登録し、経路取得要
求をネットワーク上にブロードキャストし、回答待ち手
段に移行する。
【0017】また、第2の発明において、上記の経路情
報取得手段で移行する回答待ち手段は、ルーティングテ
ーブル100内に設定されているタイムアウト時間が経
過するまでの間に、他のノードから該当宛先に対する経
路情報の回答があった場合には、ルーティングテーブル
100の該当エントリを回答情報に基づいて更新する手
段と、ルーティングテーブル100内に設定されている
タイムアウト時間が経過するまでの間に、該当宛先に対
する経路情報の回答が全くない場合には、ルーティング
テーブル100の該当エントリを削除し、不確定経路テ
ーブル200から該当宛先を削除する手段を含む。
【0018】また、第2の発明において、タイマ値リセ
ット手段は、自ノード1000が受信した情報パケット
の配送経路がルーティングテーブル100内のエントリ
のいずれかと一致した場合、または、他のノードがネッ
トワーク上にブロードキャストした経路情報の内容がル
ーティングテーブル100内のエントリのいずれかと一
致する場合に、該当エントリのタイマ値をゼロクリアす
る条件とする。
【0019】第3の発明は、宛先ネットワークアドレ
ス、ゲートウェイアドレス、メトリック値、エントリが
更新されてからの経過時間を示すタイマ値、ある経路に
対して該経路情報をネットワーク上の他のノードに問い
合わせるか否かを示す経路情報要求フラグ、経路情報要
求時の回答期限を示すタイムアウト時間の各情報を有す
るルーティングテーブル100と、ルーティングテーブ
ル100に設定するための、エントリの有効期限のデフ
ォルト値、経路情報要求フラグのデフォルト値、及び経
路情報要求のタイムアウト時間のデフォルト値を有する
デフォルト値テーブルと、ルーティングテーブル100
に設定するための、エントリの有効期限のユーザ設定
値、経路情報要求のフラグのユーザ設定値及び経路情報
要求のタイムアウト時間のユーザ設定値をネットワーク
上の各宛先毎に保持するユーザ設定値テーブルと、経路
情報を要求中であるネットワークの宛先を格納する不確
定経路テーブル200と、ルーティングテーブル100
内に新たなエントリを登録する際に、所定の登録基準に
従って、有効期限、経路情報要求フラグ、及びタイムア
ウト時間を決定する新規エントリ登録手段と、所定の条
件のいずれかと一致した場合に、該当エントリのタイマ
値をゼロクリアし、経過時間の計測を再度開始するタイ
マ値リセット手段と、所定の条件のいずれかが発生した
場合、かつ該当経路の経路情報要求フラグが「経路情報
を要求する」値にセットされていない場合に、該当経路
情報をルーティングテーブル100より削除する経路情
報削除手段300と、所定の条件のいずれかが発生し、
かつ該当経路の経路情報要求フラグが、「経路情報を要
求する値に設定されている」に設定されている場合に、
該当経路情報を取得するための経路情報取得手段に移行
する経路情報更新手段400と、他のノードがネットワ
ーク上にブロードキャストした経路情報要求を受信した
場合であり、かつ、要求されている宛先が自ノード10
00の不確定経路テーブル200内に存在しない場合
に、要求されている宛先を該自ノード1000の不確定
経路テーブル200に追加する不確定経路追加手段と、
他のノードがネットワーク上にブロードキャストした経
路情報を受信した場合であり、かつその宛先が該自ノー
ド1000の不確定経路テーブル200内に登録されて
いる場合に、該当宛先を該自ノード1000の不確定経
路テーブル200から削除する不確定経路削除手段を含
む不確定経路テーブル更新手段500と、経路情報要求
に対する回答情報を保持している場合に、該当する回路
情報を通知する経路情報通知手段600と、ルータ機
能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、ネットワ
ーク上に経路情報要求が発行されたことを検知した場合
に、更に先のネットワークに対して該当経路情報要求を
転送する経路情報要求転送手段700と、ルータ機能、
または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、経路情報取得
手段から回答待ち手段までの一連の動作が終了した場合
に、更に先のネットワークに対して経路情報を転送する
経路情報転送手段800と、情報パケットの配送が失敗
し、かつ、該当経路に関しての問い合わせを行った結
果、該当経路情報が正しい場合に、通信相手に対して経
路情報の確認を促すための経路確認通告を送信する経路
確認通告手段900とを各ノード1000上に設ける。
【0020】第3の発明において、上記の経路情報要求
フラグは、 情報経路を要求するかしないかを判定す
る。第3の発明において、上記の経路情報削除手段30
0は、経路情報要求フラグが「経路情報を要求する」値
にセットされていない場合、ルーティングテーブル10
0内のタイマ値が所定の有効期限を越えた場合、また
は、ルーティングテーブル100に基づく情報パケット
の配送が失敗した場合、または、他のノードから経路確
認通告を受信した場合、または、他のノードから配送停
止情報を受信した場合のいずれかが発生した場合に起動
する。 また、第3の発明において、上記の経路情報更
新手段400は、ルーティングテーブル100内のタイ
マ値が所定の有効期限を越えた場合、または、ルーティ
ングテーブル100に基づく情報パケットの配送が失敗
した場合、または、他のノードから経路確認通告を受信
した場合、または、他のノードから配送停止情報を受信
した場合のいずれかが発生した場合に起動する。 ま
た、第3の発明において、経路情報更新手段400で
は、移行する経路情報取得手段は、経路確定経路テーブ
ル内に取得しようとしているのと同じ宛先が存在する場
合に、直ちに回答待ちシーケンスに移行し、また、不確
定経路テーブル200内に取得しようとしているのと同
じ宛先が存在しない場合には、該当の宛先を不確定経路
テーブル200上に登録し、経路取得要求をネットワー
ク上にブロードキャストし、回答待ち手段に移行する。
【0021】また、第3の発明において、経路情報取得
手段で移行する回答待ち手段は、ルーティングテーブル
100内に設定されているタイムアウト時間が経過する
までの間に、他のノードから該当宛先に対する経路情報
の回答があった場合には、ルーティングテーブル100
の該当エントリを回答情報に基づいて更新する手段と、
ルーティングテーブル100内に設定されているタイム
アウト時間が経過するまでの間に、該当宛先に対する経
路情報の回答が全くない場合には、ルーティングテーブ
ル100の該当エントリを削除し、不確定経路テーブル
200から該当宛先を削除する手段を含む。
【0022】第3の発明において、タイマ値リセット手
段は、自ノード1000が受信した情報パケットの配送
経路がルーティングテーブル100内のエントリのいず
れかと一致した場合、または、他のノードがネットワー
ク上にブロードキャストした経路情報の内容がルーティ
ングテーブル100内のエントリのいずれかと一致する
場合に、該当エントリのタイマ値をゼロクリアする条件
とする。
【0023】また、第3の発明において、新規エントリ
登録手段の登録基準は、ユーザ設定値テーブル中に宛先
が一致するエントリが存在する場合には、ユーザ設定値
テーブルに基づいて登録する、または、ユーザ設定値テ
ーブル中に宛先が一致するエントリが存在しない場合に
は、デフォルト値テーブルに基づいて登録するものとす
る。
【0024】第1、第2、または、第3の発明におい
て、他のノードから配送停止の通知を受けた場合であ
り、かつ、自ノード1000が同じ宛先に対する別の経
路情報を保持している場合に、経路情報要求が発行され
なくとも、該当代替経路情報をネットワーク上にブロー
ドキャストして通知する経路情報自動通知手段を含む。
【0025】第2または、第3の発明において、ルーテ
ィングテーブル100の個々のエントリの有効期限とし
て、「無限大」を意味する情報を設定し、該当エントリ
が自ノード1000内で有効になった時点からの経過時
間の計測を停止することを可能とし、該当経路情報をあ
たかも静的な経路として扱うスタティックルーティング
手段を含む。
【0026】第2または、第3の発明において、他のノ
ードから配送停止の通知を受けた場合であり、かつ、自
ノード1000が同じ宛先に対する別の経路情報を保持
している場合に、経路情報要求が発行されなくとも、該
当代替経路情報をネットワーク上にブロードキャストし
て通知する経路情報自動通知手段と、ルーティングテー
ブル100の個々のエントリの有効期限として、「無限
大」を意味する情報を設定し、該当エントリが自ノード
1000内で有効になった時点からの経過時間の計測を
停止することを可能とし、該当経路情報をあたかも静的
な経路として扱うスタティックルーティング手段とを含
む。
【0027】これにより、本発明のダイナミックルーテ
ィング方式では、ネットワーク上の機器の構成変更、及
びネットワーク上の個々の構成要素の状態の遷移に応じ
て、通信に必要な最適な経路情報を、各ノードが常に迅
速に自動的に取得することが可能であると共に、一定時
間毎の経路情報の流通が発生しないことにより、ネット
ワーク上の負荷が低減し、ネットワークの帯域の殆どを
情報パケットが使用可能となる。
【0028】また、本発明は、表2に示すように、ユー
ザ設定値テーブルにないルーティングテーブル上のすべ
てのエントリを同じ値に設定するためのテーブルをノー
ド上に保持する。
【0029】
【表2】
【0030】ユーザ設定値テーブルにない、ルーティン
グテーブル上のエントリの中で、条件、例えば、メトリ
ック値を基準にして、その設定値を振り分ける。ルータ
等の複数のネットワークに接続しているノードにおい
て、メトリック値が大きい場合の経路情報要求の出力を
抑えることにより大規模なネットワークにおける経路情
報トラヒックの増加を押させることが可能となる。
【0031】
【表3】
【0032】また、表4に示すようなユーザ設定値テー
ブルと表5に示すような不確定経路テーブルをノード上
に設ける。
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のダイナミックル
ーティング方式の概要動作を示すフローチャートであ
る。 ステップ1) ダイナミックルーティング方式を起動さ
せる。
【0036】ステップ2) ノードにおいて、経路情報
を問い合わせる。 ステップ3) ユーザ設定地テーブルとデフォルト値テ
ーブルを参照してルーティングテーブルを生成する。 ステップ4) 自ノードが複数のネットワーク(ルータ
または、ゲートウェイ)に接続されているかを判定し、
接続されている場合にはステップ5に移行し、接続され
ていない場合には、ステップ6に移行する。
【0037】ステップ5) ステップ4において複数の
ネットワーク接続されている場合には、経路情報を通知
する。 ステップ6) 図3に示す主処理に移行する。 ステップ7) 自ノードが複数のネットワーク(ルータ
または、ゲートウェイ)に接続されているかを判定し、
接続されている場合には、ステップ8に移行し、接続さ
れていない場合には、当該ダイナミックルーティング方
式を停止する。
【0038】ステップ8) 配送停止情報を通知する処
理を行い、ダイナミックルーティング方式を停止する。
図3、図4は、本発明のダイナミックルーティング方式
による主処理を示すフローチャートである。
【0039】ステップ601) 自ノードにおいて、経
過時間の計測すると共に、所定の有効期限切れを検出
し、有効期限切れを検出した場合には、ステップ610
に移行する。また、装置の故障等により経路上を情報パ
ケットが正常に流通せず、情報パケットの配送の失敗を
検出した場合には、ステップ610に移行する。
【0040】また、他ノードまたは、経路制御ソフトウ
ェアに伴う(メトリック値16)配送停止通知を受信し
た場合にはステップ610に移行する。また、他ノード
から当該他ノード内の経路情報が正しいにもかかわら
ず、情報パケット配送が不可能であるときに発行される
経路確認通告を受信した場合には、ステップ610に移
行する。
【0041】さらに、自ノード宛情報パケット受信、他
ノード発経路情報要求受信、経路情報要求に対する回答
手段、経路情報変更情報受信等の各処理を行う。これら
の処理をダイナミックルーティング方式の動作停止の指
令を受けるまでまで繰り返す。
【0042】ステップ602) ステップ601におい
て、自ノード宛ての情報パケットを受信した場合には、
経過時間をリセットする処理を行いステップ601に戻
る。 ステップ603) ステップ601において、他ノード
発の経路情報要求を受信した場合には、不確定経路テー
ブルを更新し、ステップ601に戻る。
【0043】ステップ604) ステップ601におい
て、経路情報要求に対する回答を受信した場合には、不
確定経路テーブルを更新し、ステップ605に移行す
る。 ステップ605) ルーティングテーブルの変更を伴う
か否かを判定し、伴う場合には、ステップ606に移行
し、伴わない場合には、ステップ607に移行する。
【0044】ステップ606) ルーティングテーブル
の変更処理を行う。 ステップ607) 経過時間をリセットする。 ステップ608) 自ノードが複数のネットワーク(ル
ータまたは、ゲートウェイ)に接続されている場合に
は、ステップ609に移行し、接続されていない場合に
は、ステップ601に移行する。
【0045】ステップ609) 経路変更情報を通知す
る。 ステップ610) 経路情報要求フラグが「経路情報を
要求する値に設定されている場合」を意味するフラグに
設定されているかを判定し、設定されている場合には、
ステップ611に移行し、そうでない場合には、ステッ
プ620に移行する。
【0046】ステップ611) 宛先が不確定経路テー
ブルに登録されている場合には、ステップ614に移行
し、登録されていない場合にはステップ612に移行す
る。 ステップ612) 不確定経路テーブルに宛先を登録す
る。 ステップ613) 要求をブロードキャストする。
【0047】ステップ614) 他のネットワークから
の回答をタイムアウト時間まで待機し、当該タイムアウ
ト時間以内に回答があった場合にはステップ615に移
行し、タイムアウトとなった場合にはステップ619に
移行する。 ステップ615) 不確定経路テーブルから要求した宛
先を削除する。
【0048】ステップ616) 配送不能に関わらず、
回答が今までの登録内容と同一であるかを判定し、同一
である場合にはステップ617に移行し、異なる場合に
は、ステップ605に移行する。 ステップ617) 回答が登録内容と同一である場合に
は、経路確認通告を当該宛先に送信する。
【0049】ステップ618) 経過時間をリセットす
る。 ステップ619) ステップ614において回答待ちに
おいてタイムアウトとなった場合には、不確定経路テー
ブルから要求を発行した宛先を削除する。 ステップ620) ルーティングエントリを削除し、ス
テップ601に移行する。
【0050】
【実施例】以下、図表と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。 [第1の実施例]図5は、本発明の第1の実施例のネッ
トワーク構成を示す。
【0051】同図に示すシステムは、それぞれ別々のネ
ットワークアドレスを保持するか、または、サブネット
に分割されたLANのネットワークN1,N2,N3,
N4、ネットワークN1,N2,N3,N4上のノード
11,12,21,22,31,32,41,42、個
々のLANを接続するルータR1,R2,R3,R4か
ら構成される。
【0052】以下において、メトリックの最小値を1、
ルータ(ゲートウェイ)を経由する毎の増分を1とし、
ネットワーク上を流通する経路情報のフォーマット、及
び同じ宛先に対する経路が複数存在する場合の選択方法
は、RFC−1058等による規定に準ずるものとして
説明する。
【0053】また、以下の説明における前提として、本
発明では、通信のセキュリティの観点から、経路を監視
する情報パケットは、自ノード宛の情報パケットのみと
し、また、ルーティングテーブルに登録されていないア
ドレスから届いた情報パケットに関しては、経路情報の
更新の対象外としている。
【0054】また、ネットワーク上の各ノードは、信頼
するゲートウェイ、信頼しないゲートウェイ、通知する
ネットワークアドレス、通知しないネットワークアドレ
ス、ゲートウェイの優先順位等のデータベース(gat
ed等のソフトウェアでは既に実現)を持つことも可能
である。本発明の実施例では、これらデータベース上で
は、信頼しないゲートウェイ、通知しないネットアドレ
ス、ゲートウェイの優先順位は設定されておらず、必要
な経路情報は全てネットワーク上に出力されるものとし
て説明しているが、これらのデータベースが設定されて
いる場合には、信頼しないゲートウェイから受けた経路
情報を内部で破棄したり、通知しないネットワークアド
レスの経路情報を、経路情報の要求元に返送しないよう
に動作することも可能である。
【0055】ノード11を除き、ネットワーク上の全て
のノードが稼動状態にあり、ルータR1,R3には、そ
れぞれ表6(ルータR1のルーティングテーブル)、表
7(ルータR3のルーティングテーブル)に示すよう
に、経路情報が設定されているものとする。表6、表7
のルーティングテーブルは、宛先ネットワークアドレ
ス、ゲートウェイアドレス、メトリック値、タイマ(経
過時間)、有効期限、ある経路に対して所定のイベント
が発生した場合に当該経路に対する経路情報をネットワ
ーク上の他のノードに問い合わせるか否かを示す経路情
報要求フラグ、経路情報要求時の回答期限を示すタイム
アウト時間から構成される。
【0056】また、ノード11には、表8に示すデフォ
ルト値テーブル、表9に示すユーザ設定値テーブルが既
に登録されているものとする。表8のデフォルト値テー
ブルは、有効期限、経路情報要求フラグ及びタイムアウ
ト時間からなり、表9のユーザ設定値テーブルには宛先
アドレス、有効期限、経路情報要求フラグ、及びタイム
アウト時間からなる。
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】
【表8】
【0060】
【表9】
【0061】ここで、ノード11を稼動状態に移行させ
た場合、ノード11は、ネットワークN1に対して経路
情報の問い合わせをブロードキャストする。ここで、ル
ータR1,R2は、それぞれ表6、表7に示すように、
経路情報をノード11に対して個別に送信し、ノード1
1内に既に登録されている、表8、表9の設定値と併せ
て、結果としてノード11には、表10に示すような経
路情報(ノード11のルーティングテーブル)が設定さ
れる。表10のルーティングテーブルには、宛先アドレ
ス、経路(ゲートウェイ)、メトリック値、タイマ、有
効期限、経路情報要求フラグ、及びタイムアウト時間か
ら構成される。
【0062】
【表10】
【0063】表8に示すノード11のデフォルト値設定
テーブルのネットワークN1エントリは、ローカルなネ
ットワークとしての設定となる。ネットワークN2のエ
ントリは、ルータR1のメトリック値が小さいため、ル
ータR1の情報に基づいて設定される。ネットワークN
3,N4のエントリは、ルータR3のメトリック値が小
さいため、ルータR3の情報に基づいて設定される。ネ
ットワークN2,N3,N4のいずれのエントリもメト
リック値は、ルータのメトリック値に増分の1を加えた
値となる。
【0064】また、表8の有効期限、経路情報フラグ、
タイムアウト時間の各項目に関しては、ネットワークN
4に限り、表9に示すユーザ設定値テーブルにエントリ
が存在するため、各情報は表9に基づいて設定され、ネ
ットワークN1,N2,N3に関する情報は、表8に示
すデフォルト値テーブルに基づいてそれぞれ同じ値が使
用される。
【0065】なお、表8のノード11のデフォルト値テ
ーブルの個々のエントリのタイマは、ルーティングテー
ブルのエントリ情報が確定した段階から経過時間を示
し、時々刻々と変化する。なお、ノード11が出力する
経路情報の問い合わせのデータ形式は、例えば、表11
に示すRFC−1058で規定されている形式を使用す
る場合、コマンドフィールドには、「要求」を示す値
を、IPアドレスフィールドには、例えば、ブロードキ
ャストアドレスを設定する。
【0066】
【表11】
【0067】ここで、ノード11とノード21との間で
通信が頻繁に行われる場合、ノード11は、ノード21
が送信した情報パケットをルータR1経由で受け取るこ
とになり、ノード11は、ルータR1経由のノード21
の情報パケットを受け取る毎に、ルーティングテーブル
(表10)のネットワークN2のエントリのタイマをゼ
ロクリアし、経過時間の計測を再度0から実施する。
【0068】反対に、ノード11とノード31、及びノ
ード32との通信が全く行われない場合、ノード11の
ルーティングテーブル(表10)のネットワークN3の
エントリのタイマは増え続けることになり、いずれは有
効期限を越えることになる。タイマが有効期限を越えた
場合であり、かつ、経路情報要求フラグ(FL11d)
が「経路情報を要求する値に設定されている場合」にセ
ットされている場合、ノード11は、ネットワークN1
上に、ネットワークN3に関する経路情報の要求をブロ
ードキャストする。
【0069】ここで、ルータR3が正常に機能していれ
ば、ルータR3は、ネットワークN1上に、ネットワー
クN3に関する経路情報をブロードキャストし、ノード
11は、この情報に基づいてルーティングテーブル(表
9)のネットワークN3に関するエントリのタイマをゼ
ロクリアし、経過時間の計測を再度0から実施する。ま
た、ネットワークN1上の各ノード、例えば、ノード2
1もルータR3が送信したネットワークN3に関する経
路情報を同時に受け取ることになり、ルーティングテー
ブルの該当エントリのタイマをゼロクリアする。
【0070】経路情報要求のデータ形式は、例えば、表
11に示すRFC−1058で規定している形式を使用
する場合、コマンドフィールドには、「要求」を示す値
を、IPアドレスフィールドには要求する宛先アドレス
を設定する。なお、このとき、経路情報要求の回答とな
る経路情報を保持しないノード、または、保持していて
も内部の設定により、通知しないことが決められている
ノードは、いかなる情報も通知しない。その理由は、他
のノードが経路情報を通知する場合があること、また
は、経路情報を通知する他のノードが存在しなくとも、
経路情報要求のタイムアウト設定により、正しく動作す
るためである。
【0071】同じく、タイマが有効期限を越えた場合で
あっても、経路情報要求フラグ(FL11d)が「経路
情報を要求しない」状態にセットされている場合には、
ノード11は、ネットワークN3のエントリをルーティ
ングテーブルから削除する。ルータ等、複数のネットワ
ークに接続しているノードにおいて、通常は、ルーティ
ングテーブルに変更が生じた場合は、変分を他のノード
に対して通知するが、経路情報が削除された場合に限
り、削除された情報を他のネットワークに通知する必要
はない。通知しても良いが、あまり意味がない。その理
由は、代替経路が存在する可能性があること、通知しな
くとも有効期限によりいずれは削除されるためである。
【0072】[ノード11とネットワークN4上のノー
ドとの通信が行われずに、ネットワークN4のエントリ
のタイマが有効期限を越えた場合]前述の例では、ノー
ド11とネットワークN3上のノードとの通信が行われ
ない場合であったが、今度は、ノード11とネットワー
クN4上のノードとの通信が行われずに、ネットワーク
N4のエントリのタイマが有効期限を越えた場合につい
て説明する。
【0073】ノード11は、ネットワークN1上にネッ
トワークN4に関する経路情報要求を出力し、それを受
けたルータ(例えばR3)は、ネットワークN4に対す
る経路情報要求フラグが「経路情報を要求する値に設定
されている場合」にセットされていれば、その先のネッ
トワーク(ルータR3の場合は、ネットワークN3)上
に、経路情報要求を転送する。ルータR3からの経路情
報要求を受けたルータR4は、ネットワークN4に関す
る経路情報をネットワークN3上にブロードキャスト
し、ネットワークN3上の各ノードは、その経路情報と
一致するルーティングテーブルのエントリが存在すれ
ば、そのタイマをゼロクリアする。また、ネットワーク
N3上のルータ(例えばR3)は、その先のネットワー
ク(ルータR3の場合はネットワークN1)上に、ネッ
トワークN4に関する経路情報を転送する。その情報に
基づいてノード11は、ルーティングテーブルのネット
ワークN4のエントリのタイマをゼロクリアする。ま
た、ネットワークN1上の各ノード、例えば、ノード2
1もルータR3が送信したネットワークN4に関する経
路情報を同時に受け取ることになり、ルーティングテー
ブルの該当エントリのタイマをゼロクリアする。
【0074】[ルータ停止時]次に、図5の例におい
て、ルータR4が停止した場合について説明する。ルー
タR4の停止がオペレーションによる正常終了である場
合、ルータR4は、ネットワークN3上に、ネットワー
クN4への(メトリック値が16)の配送制御の停止情
報を、また、ネットワークN4上にネットワークN1,
N2,N3への(メトリック値が16の)配送制御の停
止情報を、それぞれブロードキャストする。
【0075】これらの配送停止の経路情報を受け取った
各ノードは、経路情報要求フラグが「経路情報を要求す
る値に設定されている場合」に設定されている場合は、
経路情報要求を出力する。代替えの経路情報が得られた
場合は、その情報に基づきルーティングテーブルを更新
するが、この例の場合は、代替経路情報が得られないた
め、ルーティングテーブルから関連するエントリを削除
する。また、ルータR2,R3は、自ノードのルティン
グテーブルの更新後、更に、その先のネットワークであ
るN1,N2に同様の情報を通知し、最終的には、ネッ
トワーク上のすべてのノードにルータR4の停止に伴う
ルーティング情報の変更が反映されることになる。
【0076】[ルータR4が装置故障等により停止した
場合]ルータR4の停止が、装置の故障等、予期せぬ出
来事であると仮定する。この場合、ルータR4は(メト
リック値が16の)配送制御の停止情報を出力せずに、
その機能を停止する場合がある。この場合には、ネット
ワーク上の他の全てのノードは、ルータR4が機能して
いることを前提としたルーティングテーブルを保持する
ことになる。この状況下で例えば、ノード31がノード
41と通信しようとした場合、その通信は、タイムアウ
トするのでノード31は、ネットワークN4に関する経
路情報要求をネットワークN3上に出力する。しかし、
ネットワークN4への経路は、R4のみであるため、ル
ーティングテーブルで定めるタイムアウト時間以内にそ
の回答が返らず、ノード31は、ネットワークN4に関
する経路情報をルーティングテーブルから削除する。
【0077】なお、この状況は、ノード41からノード
31に対して通信しようとした場合にも、同様に当ては
まり、ノード41では、ネットワークN3に関する情報
を削除する。 [停止していたルータが再度稼動した場合]次に、停止
していたルータR4が再び稼動した場合、前述のノード
11の稼動開始の例と同様に、ルータR4は、ネットワ
ーク上に経路情報の問い合わせを実施すると共に、ルー
タR4がローカルに保持する経路情報と、先の問い合わ
せで得た経路情報をそれぞれ、反対側のインタフェース
に通知し、ネットワーク上の全てのノードのルーティン
グテーブルは、ルータR4が停止する前と同じ状態に再
設定されることとなる。
【0078】[ルータR2の故障の場合]前述の例で
は、ルータR4の故障の例について記述したが、次にル
ータR2の故障の場合を例にとって説明する。ノード2
1からノード41に対して通信しようとした場合、通常
は、ルータR2からルータR4を経由するはずである
が、ルータR2がその機能を停止した場合には、通信が
タイムアウトする。そこで、ノード21がネットワーク
N4に関する経路情報要求を出力すると、その要求は、
ルータR1からネットワークN1へ、次に、ルータR3
からネットワークN3へ、次に、ルータR4へと伝わ
り、逆に経路情報の回答は、ルータR4からネットワー
クN3上の各ノードへ、次に、ルータR3からネットワ
ークN1上の各ノードへ、次に、ルータR1からネット
ワークN2上の各ノードへと転送される。その結果、ノ
ード21をはじめとするネットワークN2上の各機器で
は、ルータR1を経由してネットワークN4へ到達する
経路が登録し直されることとなる。
【0079】また、先のルータの故障の例において、そ
のルータの故障に伴う通信のタイムアウトが発生しなく
とも、いずれかのノードのルーティングテーブルのタイ
マが有効期限を越えた場合も、経路情報要求が出力され
るため、同様の効果が得られる。
【0080】次に、経路情報要求の詳細なシーケンスに
ついての例を説明する。ネットワーク上の全てのノード
がルーティングテーブルの各々のエントリの有効期限切
れ毎に、経路情報要求を出力していたのでは、LANの
トラヒックが経路情報要求により、圧迫されることにな
る。そこで、不確定経路テーブルを使用する。
【0081】ノードの起動時には、不確定経路テーブル
の中は、表12に示すように、データがない状態になっ
ている。
【0082】
【表12】
【0083】もし、ここで、他のノードが経路情報要求
をネットワーク上にブロードキャストした場合には、そ
のネットワークアドレスを表13に示すように不確定経
路テーブルに登録する。
【0084】
【表13】
【0085】一方、他のノーが発行した経路情報要求に
対する回答がネットワーク上に発行された場合には、該
当するネットワークアドレスを不確定経路テーブルから
表14に示すように削除する。
【0086】
【表14】
【0087】ここで、自ノードが経路情報要求を発行す
る必要が生じた場合に、まず、不確定経路テーブルを参
照する。表14の場合、ネットワークアドレスの「UN
1」は、不確定経路テーブルに登録されているため、他
のノードが既に経路情報要求を発行していることにな
る。従って、自ノードは、実際には、経路情報要求を出
力する必要はなく、回答を待つだけでよい。一方、ネッ
トワークアドレス「UN5」は、不確定テーブルには登
録されていないため、この場合には、このアドレスを不
確定テーブルに登録すると共に、経路情報要求を実際に
ネットワーク上にブロードキャストしてから、回答を待
つ必要がある。どちらの場合も回答を待つのは、ルーテ
ィングテーブル内に設定されているタイムアウト時間ま
でとする。
【0088】次に、経路情報要求に対する回答がタイム
アウト時間の間にあった場合は、ルーテングテーブルの
タイマをゼロクリアすると共に、不確定経路テーブル中
の該当エントリを削除する。回答がタイムアウト時間に
間に合わない場合には、該当経路をルーティングテーブ
ルから削除すると共に、不確定経路テーブルから該当エ
ントリを削除する。なお、どちらの場合も、自ノードが
ルータの様に、ネットワークインタフェースを複数持つ
機器の場合には、結果を更に先のネットワークに通知す
る。
【0089】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例として、通信経路がループしている場合の例を示
す。図6に示すネットワーク構成の場合、経路は二重化
されており、ノード51とノード61との間の通信は、
片方のルータのみを使用しても往路と復路で別のルータ
を経由しても構わない。ここで、ノード51のルーティ
ングテーブルに表15に示すように、ネットワークN6
への経路がルータR5経由で登録されており、かつ、ノ
ード61からノード51へ送信した情報パケットがルー
タR6経由で到着した場合を想定する。
【0090】
【表15】
【0091】その原因としては、 (1) 往路と復路の経路が異なり、かつ、ルータR
5,R6共に正常である: (2) 往路と復路の経路が異なり、かつ、ルータR5
が故障している: (3) ルータR5が故障しており、かつ、ノード61
が先に障害を検出した:場合があり得る。上記(1)
は、正常な状態である。ここでは、上記(2)、(3)
のリカバリ方法について説明する。
【0092】ノード61は、ノード51に対して情報パ
ケットを送信するが、その通信はタイムアウトするた
め、ノード61は、ネットワークN5に関する経路情報
要求を出力する。しかし、その結果得られる経路情報
は、それまでのルーティングテーブルの内容と同じもの
となる。そこで、ノード61は、ノード51に対して、
ネットワークN6に関する経路確認通告を送信する。ノ
ード51が、該当経路確認通告を受信した場合、ノード
51は、ネットワークN5上に、ネットワークN6に関
する経路情報要求を出力する。その結果、ノード51
は、ルータR5が応答しないことを知り、ネットワーク
N6に対する経路を、表16に示すように、ルータR6
経由したものに更新する。
【0093】
【表16】
【0094】また、ネットワークN5上の別のノードも
同様に更新される。なお、経路確認通告を行う場合、受
信側に対して経路確認通告であることを示す必要がある
ため、例えば、表11に示すように、RFC−1058
で規定されているような経路情報フォーマットを使用す
る場合には、例えば、コマンドフィールドに経路確認通
告であることを示す値を設定する。
【0095】次に、ルーティングテーブルの更新方法に
ついて詳しく説明する。受信した情報パケットの経路、
または、受信した経路情報が、ルーティングテーブルに
登録されている内容と同じであれば、経路情報を情報パ
ケットから得た場合、または、変更周知により得た場
合、または、(自ノードまたは、他ノードが送出した)
経路情報要求の回答として得た場合、いずれの場合であ
っても、タイマをゼロクリアするのみの対応で構わな
い。しかし、それらの得られた経路がルーティングテー
ブルのエントリの内容と異なる(一般には、ゲートウェ
イアドレスが異なる)場合には、ルーティングテーブル
を更新するか否かの判断をする必要がある(例えば、冗
長経路の存在による食い違いの場合には、直ちにルーテ
ィングテーブルを更新する必要はないが、装置の故障等
による配送不能の際には、直ちにルーティングテーブル
を更新しておく必要がある)。
【0096】判断の一例としては、 ・受信した情報パケットの経路が異なる場合; ・変更周知の受信の場合; ・経路情報要求の回答の受信の場合;に分けてそれぞれ
の場合について、タイマのゼロクリアのみを実施する
か、あるいは、ルーティングテーブルの変更を伴うかの
判断を実施する方法;あるいは、上記に加えて、 ・経路情報要求の種類別の判定も実施する;場合があり
得る。
【0097】変更周知と経路情報要求の回答を区別する
ためには、例えば、経路情報内部に区別情報を設定する
方法がある。経路情報が、例えば、表11に示すフォー
マットである場合には、コマンドフィールドに設定する
値により、変更周知であるのか、各種問い合わせによる
回答であるのかを区別することが可能となる。
【0098】また、経路情報要求の種類別の判定を実施
するためには、例えば、経路情報要求を出力する際に、
要求種別(有効期限切れ、配送不能等)を経路情報要求
内部に設定する方法がある。経路情報要求が例えば表1
1に示すフォーマットである場合には、コマンドフィー
ルドに要求種別を設定し、回答である経路情報にも同様
に要求元の種別データを埋め込むことにより、どの問い
合わせによる回答であるかを示すことが可能である。
【0099】いずれの方法を選択するかはインプリメン
トする際の決定に因るが、簡単、かつ、確実な方法の一
例としては、受信した情報パケットの経路が異なる場合
には、タイマのゼロクリアのみ実施し、その他の場合に
は、ルーティングテーブルを更新してからタイマをゼロ
クリアする方法がある。理由は、受信した情報パケット
の経路が異なる場合は、冗長経路が存在する可能性が高
く、その他の場合には、配送が不能になっている可能性
が高いためである。
【0100】以上の例では、他のノードからの(メトリ
ック値が16の)配送停止情報を受信した場合に、経路
情報を必要とするノードが問い合わせを実施する方法に
ついて説明した。以上の例では、代替経路情報を保持す
るノードは、他のノードからの問い合わせがなければ、
代替経路情報を通知しない。この場合でも、経路情報を
必要とするノードが実際に経路情報要求を出力するので
問題は発生しない。むしろ、問い合わせがあるまで代替
経路情報を出力しない方がLANのトラヒックとしては
有利な場合がある。しかし、代替経路情報を必要とする
ノードが多いことが予めわかっている場合等、状況によ
っては直ちに代替経路情報を通知した方が良い場合もあ
る得る。
【0101】さらに、他ノードからの配送停止情報を受
信した場合に、代替経路情報を保持するノードが直ちに
代替経路情報を出力する場合について説明する。図6に
示すネットワークの場合において、ルータR5、R6共
に稼動状態にあり、ノード51、61共にルータR5経
由での通信を行っているものとする。ここで、ルータR
5をメンテナンス等の目的から停止させる場合、ルータ
R5は、ネットワークN5,N6双方に、メトリック値
16の配送停止情報をブロードキャストする。この情報
を受けたルータR6は直ちに自ノードの経路情報をネッ
トワークN5,N6双方に出力する。その結果、ノード
51、または、ノード61からの経路情報要求を受信し
てから処理するよりも早く、代替経路情報がネットワー
ク上を伝達されることになり、迅速な情報の切り替えが
実施可能となる。
【0102】なお、この方式を採用する場合、経路情報
が代替経路情報であることを示す必要があるため、例え
ば、表11に示すように、RFC−1058で規定され
ているような経路情報フォーマットを使用する場合に
は、例えば、コマンドフィールドに代替経路情報である
ことを示す値を設定する。
【0103】上記の例では、全てダイナミックルーティ
ングを前提とした説明を実施した。通常は、上記で説明
した機能のみの実装でも何ら問題はない。しかし、情報
パケットの配送経路を限定したい場合、または、セキュ
リティ上の観点から経路情報をネットワーク上に流した
くない場合等、状況によっては、スタティックルーティ
ングを使用したい場合もあり得る。この場合、ルーティ
ングテーブルの個々のエントリの有効期限として「無限
大」を意味する情報を設定することにより、該当エント
リが自ノード内で有効になった時点からの経過時間の計
測を停止することが可能であると共に、該当経路をあた
かも静的な経路情報として扱うように設定する機能を実
装し、ルーティングテーブル上の有効期限に「無限大」
を意味する値を設定することにより、経路制御ソフトウ
ェアはそのままで、スタティックルーティングを含めた
経路制御が可能となる。
【0104】最後に、本発明では、有効期限として1日
あるいは、1週間等、長い時間を設定することにより、
特に構成変更の少ない安定したネットワークでその効果
を発揮する。従来の技術で用いられているRFC−10
58をはじめとする規格で規定されているRIP等のダ
イナミックルーティング方式では、30秒毎に経路情報
が流通し、LANのトラヒックを圧迫するだけではな
く、構成変更等が生じ、経路情報を更新する必要がある
場合でも、古い経路情報を直ちに削除することはなく、
その反映には数分を要する。
【0105】本発明では、有効期限の設定、経路情報の
問い合わせ手段と、タイムアウトの設定、経路情報の変
更手順の設定により、従来のダイナミックルーティング
方式と同等、または、それ以上の効果が得られるのみで
なく、30秒毎の経路情報の流通がなくなるため、ネッ
トワークの負荷を大幅に軽減し、ネットワークの運用の
容易性や、拡張性をもたらすものである。
【0106】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0107】
【発明の効果】上述のように、本発明のダイナミックル
ーティングシステムによれば、ネットワーク上の機器の
構成変更、及びネットワーク上の個々の構成要素の状態
の遷移に応じて、通信に必要な最適な経路情報を、各ノ
ードが常に迅速に自動的に取得することが可能であると
共に、一定時間毎の経路情報の流通が発生しないことに
より、ネットワーク上の負荷が低減し、ネットワークの
帯域の殆どを情報パケットが使用可能とする効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明のダイナミックルーティング方式の概要
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明のダイナミックルーティング方式による
主処理の概要を示すフローチャート(その1)である。
【図4】本発明のダイナミックルーティング方式による
主処理の概要を示すフローチャート(その2)である。
【図5】本発明の第1の実施例のネットワーク構成図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例のネットワーク構成図で
ある。
【符号の説明】
11,12,21,22,31,32,41,42,5
1,52 ノード N1,N2,N3,N4,N5,N6 ネットワーク R1,R2,R3,R4,R5,R6 ルータ 100 ルーティングテーブル 200 不確定経路テーブル 300 経路情報削除手段 400 経路情報更新手段 500 不確定経路テーブル更新手段 600 経路情報通知手段 700 経路情報要求転送手段 800 経路情報転送手段 900 経路確認通告手段 1000 ノード 2000 ネットワーク 3000 ルータ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルータまたは、ゲートウェイにより相互
    接続された、複数のローカルエリアネットワーク(以
    下、LANと記す)または、ワイドエリアネットワーク
    (以下、WANと記す)において、ネットワーク上の各
    ノードにより実現されるダイナミックルーティング方式
    であって、 RFC−1058等に記述されているノードあるいは、
    経路制御ソフトウェアの起動時に発行する経路情報問い
    合わせ手段、または、経路情報通知手段と、 他のノードからの経路情報の受信による自ノードの経路
    情報の変更、または、自ノードの設定変更による経路情
    報の変更に伴う、自ノードの更新された経路情報の更に
    他のノードへの通知手段と、 ノードあるいは、経路制御ソフトウェアの停止に伴う
    (メトリック値が16)の配送停止を示す経路情報の通
    知手段とに加えて、 装置の故障等の原因により経路情報が正常に流通せず、
    情報パケットの配送が失敗した場合に、該当経路情報に
    関する問い合わせを実施する手段と、 自ノード内の経路情報が正しいものにもかかわらず、情
    報パケットの配送ができない場合に、相手のノードに経
    路確認通告を実施する手段と、 他のノードから配送停止周知の通知を受けた経路情報
    を、他の別のノードが配送可能か否かを問い合わせる手
    段と、 経路情報の問い合わせの際に、不確定経路テーブルを用
    いて、既に問い合わせ中の経路情報に関して重複して問
    い合わせることを省略する手段とを有することを特徴と
    するダイナミックルーティング方式。
  2. 【請求項2】 宛先ネットワークアドレス、ゲートウェ
    イアドレス、メトリック値、ある経路に対して所定のイ
    ベントが発生した場合に、該経路に対する経路情報をネ
    ットワーク上の他のノードに問い合わせるか否かを示す
    経路情報要求フラグ、及び経路情報要求時の回答期限を
    示すタイムアウト時間の各情報を有するルーティングテ
    ーブルと、 経路情報を要求中であるネットワークの宛先を格納する
    不確定経路テーブルと、 所定の条件のいずれかが発生した場合、かつ該当経路の
    前記経路情報要求フラグが、「経路情報を要求する」値
    にセットされていない場合に、該当経路情報を前記ルー
    ティングテーブルより削除する経路情報削除手段と、 所定の条件のいずれかが発生し、かつ該当経路の前記経
    路情報要求フラグが、「経路情報を要求する値に設定さ
    れている場合」を意味する値に設定されている場合に、
    該当経路情報を取得するための経路情報取得手段に移行
    する経路情報更新手段と、 他のノードがネットワーク上にブロードキャストした経
    路情報要求を受信した場合であり、かつ、要求されてい
    る宛先が自ノードの前記不確定経路テーブル内に存在し
    ない場合に、要求されている宛先を該自ノードの不確定
    経路テーブルに追加する不確定経路追加手段と、他のノ
    ードがネットワーク上にブロードキャストした経路情報
    を受信した場合であり、かつその宛先が該自ノードの不
    確定経路テーブル内に登録されている場合に、該当宛先
    を該自ノードの不確定経路テーブルから削除する不確定
    経路削除手段を含む不確定経路テーブル更新手段と、 経路情報要求に対する回答情報を保持している場合に、
    該当する回路情報を通知する経路情報通知手段と、 ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、
    ネットワーク上に経路情報要求が発行されたことを検知
    した場合に、更に先のネットワークに対して該当経路情
    報要求を転送する経路情報要求転送手段と、 ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、
    前記経路情報取得手段から回答待ち手段までの一連の動
    作が終了した場合に、更に先のネットワークに対して経
    路情報を転送する経路情報転送手段と、 情報パケットの配送が失敗し、かつ、該当経路に関して
    の問い合わせを行った結果、該当経路情報が正しい場合
    に、通信相手に対して経路情報の確認を促すための経路
    確認通告を送信する経路確認通告手段とを各ノード上に
    設ける請求項1記載のダイナミックルーティング方式。
  3. 【請求項3】 前記経路情報要求フラグは、 宛先ネットワークへの情報パケットの配送が失敗した、
    または、他ノードから経路確認通告を受けた、または、
    他のノードが配送停止情報を通知してきた、のいずれか
    のイベントが発生した場合に、経路に対する経路情報を
    「経路情報を要求する値に設定いる場合」に値が設定さ
    れる請求項2記載のダイナミックルーティング方式。
  4. 【請求項4】 前記経路情報削除手段は、 前記経路情報要求フラグが「経路情報を要求する」値に
    セットされていない場合、ルーティングテーブルに基づ
    く情報パケットの配送が失敗した場合、または、他のノ
    ードから経路確認通告を受信した場合、または、他のノ
    ードから配送停止情報を受信した場合のいずれかが発生
    した場合に起動する請求項2記載のダイナミックルーテ
    ィング方式。
  5. 【請求項5】 前記経路情報更新手段は、 ルーティングテーブルに基づく情報パケットの配送が失
    敗した場合、または、他のノードから経路確認通告を受
    信した場合、または、他のノードから配送停止情報を受
    信した場合のいずれかが発生した場合に起動する請求項
    2記載のダイナミックルーティング方式。
  6. 【請求項6】 前記経路情報更新手段において、移行す
    る経路情報取得手段は、 経路確定経路テーブル内に取得しようとしているのと同
    じ宛先が存在する場合に、直ちに回答待ちシーケンスに
    移行し、また、不確定経路テーブル内に取得しようとし
    ているのと同じ宛先が存在しない場合には、該当の宛先
    を不確定経路テーブル上に登録し、経路取得要求をネッ
    トワーク上にブロードキャストし、回答待ち手段に移行
    する請求項2記載のダイナミックルーティング方式。
  7. 【請求項7】 前記経路情報取得手段において移行する
    前記回答待ち手段は、 ルーティングテーブル内に設定されているタイムアウト
    時間が経過するまでの間に、他のノードから該当宛先に
    対する経路情報の回答があった場合には、ルーティング
    テーブルの該当エントリを回答情報に基づいて更新する
    手段と、 ルーティングテーブル内に設定されているタイムアウト
    時間が経過するまでの間に、該当宛先に対する経路情報
    の回答が全くない場合には、ルーティングテーブルの該
    当エントリを削除し、前記不確定経路テーブルから該当
    宛先を削除する手段を含む請求項6記載のダイナミック
    ルーティング方式。
  8. 【請求項8】 宛先ネットワークアドレス、ゲートウェ
    イアドレス、メトリック値、エントリが更新されてから
    の経過時間を示すタイマ値、エントリの有効期限、ある
    経路に対して該経路情報をネットワーク上の他のノード
    に問い合わせるか否かを示す経路情報要求フラグ、経路
    情報要求時の回答期限を示すタイムアウト時間の各情報
    を有するルーティングテーブルと、 経路情報を要求中であるネットワークの宛先を格納する
    不確定経路テーブルと、 所定の条件のいずれかと一致した場合に、該当エントリ
    のタイマ値をゼロクリアし、経過時間の計測を再度開始
    するタイマ値リセット手段と、 所定の条件のいずれかが発生した場合、かつ該当経路の
    前記経路情報要求フラグが、「経路情報を要求する」値
    にセットされていない場合に、該当経路情報を前記ルー
    ティングテーブルより削除する経路情報削除手段と、 所定の条件のいずれかが発生し、かつ該当経路の前記経
    路情報要求フラグが、「経路情報を要求する値に設定さ
    れている場合」を意味する値に設定されている場合に、
    該当経路情報を取得するための経路情報取得手段に移行
    する経路情報更新手段と、 他のノードがネットワーク上にブロードキャストした経
    路情報要求を受信した場合であり、かつ、要求されてい
    る宛先が自ノードの前記不確定経路テーブル内に存在し
    ない場合に、要求されている宛先を該自ノードの不確定
    経路テーブルに追加する不確定経路追加手段と、他のノ
    ードがネットワーク上にブロードキャストした経路情報
    を受信した場合であり、かつその宛先が該自ノードの不
    確定経路テーブル内に登録されている場合に、該当宛先
    を該自ノードの不確定経路テーブルから削除する不確定
    経路削除手段を含む不確定経路テーブル更新手段と、 経路情報要求に対する回答情報を保持している場合に、
    該当する回路情報を通知する経路情報通知手段と、 ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、
    ネットワーク上に経路情報要求が発行されたことを検知
    した場合に、更に先のネットワークに対して該当経路情
    報要求を転送する経路情報要求転送手段と、 ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、
    前記経路情報取得手段から回答待ち手段までの一連の動
    作が終了した場合に、更に先のネットワークに対して経
    路情報を転送する経路情報転送手段と、 情報パケットの配送が失敗し、かつ、該当経路に関して
    の問い合わせを行った結果、該当経路情報が正しい場合
    に、通信相手に対して経路情報の確認を促すための経路
    確認通告を送信する経路確認通告手段とを各ノード上に
    設ける請求項1記載のダイナミックルーティング方式。
  9. 【請求項9】 前記経路情報要求フラグは、 タイマ値が所定の有効期限を越えた、または、宛先ネッ
    トワークへの情報パケットの配送が失敗した、または、
    他ノードから経路確認通告を受けた、または、他のノー
    ドが配送停止情報を通知してきた、のいずれかのイベン
    トが発生した場合に、経路に対する経路情報を「経路情
    報を要求する値に設定されている場合」を意味する値に
    設定される請求項8記載のダイナミックルーティング方
    式。
  10. 【請求項10】 前記経路情報削除手段は、 経路情報要求フラグが「経路情報を要求する」値にセッ
    トされていない場合、ルーティングテーブル内のタイマ
    値が所定の有効期限を越えた場合、または、ルーティン
    グテーブルに基づく情報パケットの配送が失敗した場
    合、または、他のノードから経路確認通告を受信した場
    合、または、他のノードから配送停止情報を受信した場
    合のいずれかが発生した場合に起動する請求項8記載の
    ダイナミックルーティング方式。
  11. 【請求項11】 前記経路情報更新手段は、 ルーティングテーブル内のタイマ値が所定の有効期限を
    越えた場合、または、ルーティングテーブルに基づく情
    報パケットの配送が失敗した場合、または、他のノード
    から経路確認通告を受信した場合、または、他のノード
    から配送停止情報を受信した場合のいずれかが発生した
    場合に起動する請求項8記載のダイナミックルーティン
    グ方式。
  12. 【請求項12】 前記経路情報更新手段において、移行
    する経路情報取得手段は、 経路確定経路テーブル内に取得しようとしているのと同
    じ宛先が存在する場合に、直ちに回答待ちシーケンスに
    移行し、また、不確定経路テーブル内に取得しようとし
    ているのと同じ宛先が存在しない場合には、該当の宛先
    を不確定経路テーブル上に登録し、経路取得要求をネッ
    トワーク上にブロードキャストし、回答待ち手段に移行
    する請求項8記載のダイナミックルーティング方式。
  13. 【請求項13】 前記経路情報取得手段において移行す
    る前記回答待ち手段は、 ルーティングテーブル内に設定されているタイムアウト
    時間が経過するまでの間に、他のノードから該当宛先に
    対する経路情報の回答があった場合には、ルーティング
    テーブルの該当エントリを回答情報に基づいて更新する
    手段と、 ルーティングテーブル内に設定されているタイムアウト
    時間が経過するまでの間に、該当宛先に対する経路情報
    の回答が全くない場合には、ルーティングテーブルの該
    当エントリを削除し、前記不確定経路テーブルから該当
    宛先を削除する手段を含む請求項12記載のダイナミッ
    クルーティング方式。
  14. 【請求項14】 前記タイマ値リセット手段は、 自ノードが受信した情報パケットの配送経路がルーティ
    ングテーブル内のエントリのいずれかと一致した場合、
    または、他のノードがネットワーク上にブロードキャス
    トした経路情報の内容がルーティングテーブル内のエン
    トリのいずれかと一致する場合に、該当エントリのタイ
    マ値をゼロクリアする条件とする請求項8記載のダイナ
    ミックルーティング方式。
  15. 【請求項15】 宛先ネットワークアドレス、ゲートウ
    ェイアドレス、メトリック値、エントリが更新されてか
    らの経過時間を示すタイマ値、エントリの有効期限、あ
    る経路に対して該経路情報をネットワーク上の他のノー
    ドに問い合わせるか否かを示す経路情報要求フラグ、経
    路情報要求時の回答期限を示すタイムアウト時間の各情
    報を有するルーティングテーブルと、 前記ルーティングテーブルに設定するための、エントリ
    の有効期限のデフォルト値、経路情報要求フラグのデフ
    ォルト値、及び経路情報要求のタイムアウト時間のデフ
    ォルト値を有するデフォルト値テーブルと、 前記ルーティングテーブルに設定するための、エントリ
    の有効期限のユーザ設定値、経路情報要求のフラグのユ
    ーザ設定値及び経路情報要求のタイムアウト時間のユー
    ザ設定値をネットワーク上の各宛先毎に保持するユーザ
    設定値テーブルと、 経路情報を要求中であるネットワークの宛先を格納する
    不確定経路テーブルと、 前記ルーティングテーブル内に新たなエントリを登録す
    る際に、所定の登録基準に従って有効期限、経路情報要
    求フラグ、及びタイムアウト時間を決定する新規エント
    リ登録手段と、 所定の条件のいずれかと一致した場合に、該当エントリ
    のタイマ値をゼロクリアし、経過時間の計測を再度開始
    するタイマ値リセット手段と、 所定の条件のいずれかが発生した場合、かつ該当経路の
    前記経路情報要求フラグが、「経路情報を要求する」値
    にセットされていない場合に、該当経路情報を前記ルー
    ティングテーブルより削除する経路情報削除手段と、 所定の条件のいずれかが発生し、かつ該当経路の前記経
    路情報要求フラグが、「経路情報を要求する値に設定さ
    れている」ことを意味する値の場合に、該当経路情報を
    取得するための経路情報取得手段に移行する経路情報更
    新手段と、 他のノードがネットワーク上にブロードキャストした経
    路情報要求を受信した場合であり、かつ、要求されてい
    る宛先が自ノードの前記不確定経路テーブル内に存在し
    ない場合に、要求されている宛先を該自ノードの不確定
    経路テーブルに追加する不確定経路追加手段と、他のノ
    ードがネットワーク上にブロードキャストした経路情報
    を受信した場合であり、かつその宛先が該自ノードの不
    確定経路テーブル内に登録されている場合に、該当宛先
    を該自ノードの不確定経路テーブルから削除する不確定
    経路削除手段を含む不確定経路テーブル更新手段と、 経路情報要求に対する回答情報を保持している場合に、
    該当する回路情報を通知する経路情報通知手段と、 ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、
    ネットワーク上に経路情報要求が発行されたことを検知
    した場合に、更に先のネットワークに対して該当経路情
    報要求を転送する経路情報要求転送手段と、 ルータ機能、または、ゲートウェイ機能を有し、かつ、
    前記経路情報取得手段から回答待ち手段までの一連の動
    作が終了した場合に、更に先のネットワークに対して経
    路情報を転送する経路情報転送手段と、 情報パケットの配送が失敗し、かつ、該当経路に関して
    の問い合わせを行った結果、該当経路情報が正しい場合
    に、通信相手に対して経路情報の確認を促すための経路
    確認通告を送信する経路確認通告手段とを各ノード上に
    設ける請求項1記載のダイナミックルーティング方式。
  16. 【請求項16】 前記経路情報要求フラグは、 タイマ値が所定の有効期限を越えた、または、宛先ネッ
    トワークへの情報パケットの配送が失敗した、または、
    他ノードから経路確認通告を受けた、または、他のノー
    ドが配送停止情報を通知してきた、のいずれかのイベン
    トが発生した場合に、経路に対する経路情報を「経路情
    報を要求する値に設定されている場合」の値に設定する
    請求項15記載のダイナミックルーティング方式。
  17. 【請求項17】 前記経路情報削除手段は、 経路情報要求フラグが「経路情報要求する」値にセット
    されていない場合、ルーティングテーブル内のタイマ値
    が所定の有効期限を越えた場合、または、ルーティング
    テーブルに基づく情報パケットの配送が失敗した場合、
    または、他のノードから経路確認通告を受信した場合、
    または、他のノードから配送停止情報を受信した場合の
    いずれかが発生した場合に起動する請求項15記載のダ
    イナミックルーティング方式。
  18. 【請求項18】 前記経路情報更新手段は、 ルーティングテーブル内のタイマ値が所定の有効期限を
    越えた場合、または、ルーティングテーブルに基づく情
    報パケットの配送が失敗した場合、または、他のノード
    から経路確認通告を受信した場合、または、他のノード
    から配送停止情報を受信した場合のいずれかが発生した
    場合に起動する請求項15記載のダイナミックルーティ
    ング方式。
  19. 【請求項19】 前記経路情報更新手段において、移行
    する経路情報取得手段は、 経路確定経路テーブル内に取得しようとしているのと同
    じ宛先が存在する場合に、直ちに回答待ちシーケンスに
    移行し、また、不確定経路テーブル内に取得しようとし
    ているのと同じ宛先が存在しない場合には、該当の宛先
    を不確定経路テーブル上に登録し、経路取得要求をネッ
    トワーク上にブロードキャストし、回答待ち手段に移行
    する請求項15記載のダイナミックルーティング方式。
  20. 【請求項20】 前記経路情報取得手段において移行す
    る前記回答待ち手段は、 ルーティングテーブル内に設定されているタイムアウト
    時間が経過するまでの間に、他のノードから該当宛先に
    対する経路情報の回答があった場合には、ルーティング
    テーブルの該当エントリを回答情報に基づいて更新する
    手段と、 ルーティングテーブル内に設定されているタイムアウト
    時間が経過するまでの間に、該当宛先に対する経路情報
    の回答が全くない場合には、ルーティングテーブルの該
    当エントリを削除し、前記不確定経路テーブルから該当
    宛先を削除する手段を含む請求項19記載のダイナミッ
    クルーティング方式。
  21. 【請求項21】 前記タイマ値リセット手段は、 自ノードが受信した情報パケットの配送経路がルーティ
    ングテーブル内のエントリのいずれかと一致した場合、
    または、他のノードがネットワーク上にブロードキャス
    トした経路情報の内容がルーティングテーブル内のエン
    トリのいずれかと一致する場合に、該当エントリのタイ
    マ値をゼロクリアする条件とする請求項15記載のダイ
    ナミックルーティング方式。
  22. 【請求項22】 前記新規エントリ登録手段の前記登録
    基準は、 ユーザ設定値テーブル中に宛先が一致するエントリが存
    在する場合には、前記ユーザ設定値テーブルに基づいて
    登録する、または、ユーザ設定値テーブル中に宛先が一
    致するエントリが存在しない場合には、前記デフォルト
    値テーブルに基づいて登録するものとする請求項15記
    載のダイナミックルーティング方式。
  23. 【請求項23】 他のノードから前記配送停止の通知を
    受けた場合であり、かつ、自ノードが同じ宛先に対する
    別の経路情報を保持している場合に、経路情報要求が発
    行されなくとも、該当代替経路情報をネットワーク上に
    ブロードキャストして通知する経路情報自動通知手段を
    含む請求項2、8、または、15記載のダイナミックル
    ーティング方式。
  24. 【請求項24】 前記ルーティングテーブルの個々のエ
    ントリの有効期限として、「無限大」を意味する情報を
    設定し、該当エントリが自ノード内で有効になった時点
    からの経過時間の計測を停止することを可能とし、該当
    経路情報をあたかも静的な経路として扱うスタティック
    ルーティング手段を含む請求項8、または、15記載の
    ダイナミックルーティング方式。
  25. 【請求項25】 他のノードから前記配送停止の通知を
    受けた場合であり、かつ、自ノードが同じ宛先に対する
    別の経路情報を保持している場合に、経路情報要求が発
    行されなくとも、該当代替経路情報をネットワーク上に
    ブロードキャストして通知する経路情報自動通知手段
    と、 前記ルーティングテーブルの個々のエントリの有効期限
    として、「無限大」を意味する情報を設定し、該当エン
    トリが自ノード内で有効になった時点からの経過時間の
    計測を停止することを可能とし、該当経路情報をあたか
    も静的な経路として扱うスタティックルーティング手段
    とを含む請求項8、または、15記載のダイナミックル
    ーティング方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018199A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Fujitsu Ltd ルータ及びネットワークにおける一時停止方法
US9699590B2 (en) 2013-07-04 2017-07-04 Fujitsu Limited Wireless communication apparatus, wireless communication method, computer-readable recording medium, and wireless communication system

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JP2003018199A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Fujitsu Ltd ルータ及びネットワークにおける一時停止方法
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