JP2003018199A - ルータ及びネットワークにおける一時停止方法 - Google Patents

ルータ及びネットワークにおける一時停止方法

Info

Publication number
JP2003018199A
JP2003018199A JP2001204000A JP2001204000A JP2003018199A JP 2003018199 A JP2003018199 A JP 2003018199A JP 2001204000 A JP2001204000 A JP 2001204000A JP 2001204000 A JP2001204000 A JP 2001204000A JP 2003018199 A JP2003018199 A JP 2003018199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
router
route information
suspension
unit
temporary stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001204000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4588262B2 (ja
Inventor
Hironori Ochiai
弘典 落合
Akinori Kubota
明範 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001204000A priority Critical patent/JP4588262B2/ja
Priority to US09/988,965 priority patent/US7218605B2/en
Publication of JP2003018199A publication Critical patent/JP2003018199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4588262B2 publication Critical patent/JP4588262B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/56Routing software

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守や一時障害時に伴うルータの一時停止後
の復旧時、ネットワーク内の各ルータの経路情報の即時
安定するルータを提供する。 【解決手段】 フレームをルーティングするルータにお
いて、一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止
開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信する一時
停止開始通知部と、一時停止が復旧した際に、隣接ルー
タに対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッ
セージを送信する一時停止復旧通知部と、隣接ルータよ
り一時停止開始通知メッセージを受信する一時停止開始
受信部と、一時停止開始通知メッセージを受信したと
き、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の検出をロ
ックする経路情報一時ロック部と、隣接ルータより一時
停止復旧通知メッセージを受信する一時停止復旧通知受
信部と、一時停止復旧通知メッセージを受信すると、ロ
ックを解除する経路情報一時ロック解除部とを具備して
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のルータで構
成されるネットワークにおける、ルータ保守又は一時的
な障害時の経路情報復旧時間の短縮に関わる。
【0002】
【従来の技術】インターネット等において、複数のルー
タによりルータネットワークが構成されている。各ルー
タは、パソコン等の端末から送信されたフレームを経路
情報に従い受信フレームの宛先アドレスに該当する隣接
ルータに中継することにより、宛先端末等に届けられ
る。
【0003】図17は、従来のルータの構成図である。
フレーム受信部4は、IF部2を通して伝送路より受信
した経路情報を経路情報管理部8に出力する。経路情報
とは、RIPやOPSF等の所定のプロトコルに従って
隣接ルータより送信された、宛先や距離情報等を含む情
報である。経路情報管理部8は、経路情報を経路情報デ
ータベース10に書き込み、受信した経路情報をフレー
ム送信部15及びIF部4を通して隣接ルータに送信す
る。更に、経路情報管理部8は、経路情報データベース
10に書き込まれた経路情報の各宛先について中継先の
ルータを示す中継用経路経路情報を決定し、中継用経路
情報データベース12に書き込む。一方、フレーム受信
部4は、IF部2を通して伝送路より受信したフレーム
をフレーム中継処理部14に出力する。フレーム中継処
理部14は、中継用経路情報データベース12を参照し
て、受信フレームの宛先に該当する伝送路にフレーム送
信部15及びIF部4を通して送信する。経路情報管理
部8は、隣接ルータから受信していた経路情報が届かな
くなり異常を検出した場合や経路情報が復活しその経路
情報を受信した場合、即、他の隣接ルータに経路情報変
化を伝えている。
【0004】図18は、一時停止時の経路変化通知の流
れを示す図である。図18に示すよう、ルータ16#1
がバージョンアップ作業等により一時停止を行う場合、
一時停止ルータ16#1の隣接ルータ16#2は、一時
停止ルータ16#1より経路情報を一時的に受け取れな
くなって、一時停止ルータ16#1の動作停止を検出す
ると、経路変化を隣接ルータ16#3,16#4に通知
する。隣接ルータ16#3,16#4は、経路変化を隣
接ルータ16#2より受け取ると、隣接ルータ16#
6,16#5に経路変化を通知する。このように、経路
変化がルータネットワーク全体に波及する。
【0005】特開平10−32234号公報では、OS
PFパケットヘッダを統一することにより、経路情報交
換の高速化を図っている。また、特開平6−33473
5号公報では、経路情報の一時的不安定な状態(間欠障
害)を、装置単独で周期的に経路情報変化を監視し、間
欠障害時に変化を通知しないよう抑制するようにしてい
る。また、特開2000−307605号公報では、通
常のIPパケット転送に用いるルーティング表の他に障
害発生時にIPパケット転送に用いるルーティング表を
別に設けることにより、障害復旧の高速化を図ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ルータでは、次のような問題点があった。ルータの保守
操作や一時的な障害により、一時的に動作を停止する
が、即、元の構成で復旧可能なケースでも、不必要な経
路情報の変化がネットワーク全体に波及することにな
る。このとき、ネットワークを構成するルータ台数が多
いほど影響が大きくなり、経路情報が安定するまでに時
間がかかるという問題があった。特開平10−3223
4号公報において、経路情報交換の高速化を図っている
が、経路情報が安定するまでに時間がかかってしまうと
いう問題点がある。
【0007】また、特開平6−334735号公報にお
いて、装置単独で周期的に経路状態変化を監視してお
り、その監視周期は間欠障害の復旧を考慮した時間をあ
らかじめ設定しておく必要がある。そのため、保守に要
する時間や一時障害復旧時間がまちまちである場合にタ
イマを短く設定すると、すぐに経路変化が起こることが
あり、完全な間欠障害の対応ができないという問題点が
ある。逆にタイマを長く設定すると、本当の障害検出が
遅れ、経路変化がネットワーク全体に反映されるまで時
間がかかることがあるという問題点がある。更に、特開
2000−59426においては、経路情報の安定時間
短縮を図ったものではなく、通信の継続性を図ったもの
であり、不必要な経路情報の変化が波及することに変わ
りなく、上記問題点がある。
【0008】本発明の目的は、保守や一時障害時に伴う
ルータの一時停止後の復旧時、ネットワーク内の各ルー
タの経路情報の即時安定するルータ及びネットワークを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面によれ
ば、フレームをルーティングするルータであって、第1
メモリと、隣接ルータから送信された経路情報を受信す
る経路情報受信部と、前記経路情報を前記第1メモリに
記憶する経路情報書込部と、隣接ルータへ前記経路情報
の送信を制御する経路情報送信制御部と、各隣接ルータ
から経路情報を一定時間以上受信しない場合は、当該隣
接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変化の通知をす
る経路情報変化検出部と、前記第1メモリに記憶された
経路情報に基づき、受信フレームのルーティングをする
中継処理部と、一時停止の際に、隣接ルータに対して、
一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを送信
する一時停止開始通知部と、前記一時停止が復旧した際
に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一時停止
復旧通知メッセージを送信する一時停止復旧通知部とを
具備したことを特徴とするルータが提供される。
【0010】本発明の他の側面によれば、フレームのル
ーティングをするルータであって、第1メモリと、隣接
ルータから送信された経路情報を受信する経路情報受信
部と、前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情
報書込部と、隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御す
る経路情報送信制御部と、各隣接ルータから経路情報を
一定時間以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の
隣接ルータに経路情報の変化の通知をする経路情報変化
検出部と、前記第1メモリに記憶された経路情報に基づ
き、受信フレームのルーティングをする中継処理部と、
隣接ルータより一時停止開始通知メッセージを受信する
一時停止開始通知受信部と、前記一時停止開始通知メッ
セージを受信したとき、当該隣接ルータに関わる経路情
報の変化の通知をロックするよう前記経路情報変化検出
部に指示する経路情報一時ロック部と、隣接ルータより
一時停止復旧通知メッセージを受信する一時停止復旧通
知受信部と、前記一時停止復旧通知メッセージを受信し
たとき、前記ロックを解除するよう前記経路情報変化検
出部に指示する経路情報一時ロック解除部とを具備した
ことを特徴とするルータが提供される。
【0011】本発明の更に他の側面によれば、フレーム
をルーティングする複数のルータを含むネットワークに
おける一時停止方法であって、一時停止ルータは、一時
停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を示す
一時停止開始通知メッセージを送信するステップと、前
記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時
停止復旧を示す一時停止復旧メッセージを送信するステ
ップとを実行し、一時停止ルータの隣接ルータは、前記
一時停止開始メッセージを受信したとき、前記一時停止
ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合でも、
経路情報の変化を他の隣接ルータに通知しないようロッ
クするステップと、前記一時停止復旧メッセージを受信
したとき、前記一時停止ルータからの経路情報を一定時
間受信しない場合は、経路情報の変化の通知を行うため
の監視を開始するステップとを実行することを特徴とす
るネットワークにおける一時停止方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する前に
本発明の原理を説明する。図1は、本発明の原理図であ
る。図1に示すように、ネットワークは、第1ルータ1
7#1,17#2を含んでいる。第1ルータ17#1は
一時停止側のルータ、第2ルータ17#2は第1ルータ
17#1の隣接ルータとする。第1ルータ17#1は、
第1メモリ18#1、経路情報受信部19#1、経路情
報書込部20#1、経路情報送信制御部21#1、経路
情報変化検出部22#1、中継処理部23#1、一時停
止開始通知部24#1及び一時停止復旧通知部25#1
を有する。第2ルータ17#2は、第1メモリ18#
2、経路情報受信部19#2、経路情報書込部20#
2、経路情報送信制御部21#2、経路情報変化検出部
22#2、中継処理部23#2、一時停止開始通知受信
部26#2、経路情報一時ロック部27#2、一時停止
復旧受信部28#2及び経路情報一時停止ロック解除部
29#2をを有する。
【0013】第1及び第2ルータ17#1,17#2が
正常に動作しているとき、経路情報受信部19#1,1
9#2は、隣接ルータから送信された経路情報を受信す
ると、経路情報書込部20#1,20#2、経路情報送
信制御部21#1,21#2及び経路情報変化検出部2
2#1,22#2に出力する。経路情報書込部20#
1,20#2は、経路情報を第1メモリ18#1,18
#2に書き込む。中継処理部23#1,23#2は、第
1メモリ18#1,18#2に書き込まれた経路情報に
基づき、受信フレームのルーティングをする。また、経
路情報送信制御部21#1,21#2は、隣接ルータへ
経路情報の送信を制御する。経路情報変化検出部22#
1,22#2は、各隣接ルータから経路情報を一定時間
以上受信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルー
タに経路情報の変化の通知をする。
【0014】ルータ17#1が一時停止の際に、一時停
止開始通知部24#1は、隣接ルータ17#2に対し
て、一時停止開始を示す一時停止開始通知メッセージを
送信する。ルータ17#2中の一時停止開始通知受信部
26#2は、一時停止開始通知メッセージを受信する。
経路情報一時ロック部27#2は、一時停止開始通知受
信部26#2が一時停止開始通知メッセージを受信停止
したとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の検
出をロックするよう経路情報変化検出部22#2に指示
する。経路情報変化検出部22#2は、経路情報一時ロ
ック部27#2から指示を受けて、隣接ルータ17#1
に関する経路情報の変化の検出をロックする。これによ
り、ルータ17#1が一時停止中は、ルータ17#2は
隣接ルータ17#1より経路情報を受信できなくなる
が、経路情報の変化を検出しないので、経路情報の変化
がネットワークに波及することがない。
【0015】ルータ17#1の一時停止が復旧すると、
一時停止復旧通知部25#1は、隣接ルータ17#2に
対して、一時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッセー
ジを送信する。ルータ17#2中の一時停止復旧通知受
信部28#2は、隣接ルータより一時停止復旧通知メッ
セージを受信する。経路情報一時ロック解除部29#2
は、一時停止復旧通知受信部28#2が一時停止復旧通
知メッセージを受信したとき、ロックを解除するよう経
路情報変化検出部22#2に指示する。経路情報変化検
出部22#2は、経路情報一時ロック解除部29#2か
ら指示を受けて、隣接ルータ17#1に関する経路情報
の変化の検出を再開する。このように、ルータ17#1
の一時停止によりルータ17#1から経路情報の送信が
途絶えてときにも、ルータ17#2は経路情報の変化を
検出しないので、経路情報の変化が隣接ルータに通知さ
れることがない。また、ルータ17#1が一時停止復旧
されると、経路情報を交換することなく一時停止前の経
路情報を元に、ルータ17#1,17#2において、ル
ーティングを再開できるので、ルーティングが即時安定
する。
【0016】第1実施形態 図2は本発明の第1実施形態によるルータネットワーク
の構成図である。図2に示すように、ルータネットワー
クは、複数のルータ30#i(i=1,2,…)及び伝
送路32から構成される。ルータ30#iは、次の機能
を有する。
【0017】(1) 一時停止側のルータとなったとき (a)全隣接ルータに対して、一時停止開始通知を行う。
隣接ルータが自ルータ30#iに関わる経路変化を通知
することを防止するためである。一時停止とは、ルータ
の動作を一時的に停止することをいい、その要因として
は、バージョンアップ等によるソフトウェアのリブート
等がある。一時停止は、図示しないコンソール等よりネ
ットワーク管理者に指示される。(b)隣接ルータから受
信した経路情報を保存する。経路情報はメインメモリ等
に記憶されるので、一時停止の際にソフトウェアの入れ
替えによりメインメモリ等の経路情報が消去される恐れ
があり、この経路情報の消失を防止するためである。
(c)一時停止が復旧すると、全隣接ルータに対して、一
時停止復旧通知を行う。(d)一時停止が復旧すると、保
存された経路情報をメインメモリなど元のメモリに復元
する。経路情報を隣接ルータから収集することなく、一
時停止復旧後ルーティングを経路情報を元に再開するた
めである。
【0018】(2) 一時停止対象ルータの隣接ルータ
となったとき (a)一時停止対象の隣接ルータより一時停止開始通知を
受けると、一時停止復旧通知を受けるまでは、経路情報
の変化を他の隣接ルータに通知しないようする(ロック
する)。(b)一時停止対象の隣接ルータより一時停止復
旧通知を受けると、ロックを解除する。そして、当該隣
接ルータから経路情報が一定時間以上受信できない場合
は、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知する。
【0019】(3) 通常のルーティング動作 (a)RIP/OSPFプロトコルに従って、隣接ルータ
より経路情報を収集する。(b)受信した経路情報を隣接
ルータに送信する。(c)経路情報から最適な中継用経路
情報を作成する。(d)中継用経路情報を参照して、受信
フレームの宛先アドレスに該当する隣接ルータに当該受
信フレームを送信する。
【0020】図3は、図2中のルータ30#iの機能ブ
ロック図であり、図17中の構成要素と実質的に同一の
構成要素には同一の符号を附している。図3に示すよう
に、ルータ30#iは、IF部2#i,4#i、フレー
ム受信部40#i、経路情報管理部42#i、フレーム
中継処理部14#i、フレーム送信部44#i、経路情
報データベース43#i、中継用経路情報データベース
12#i、装置起動/停止管理部46#i、経路情報記
憶部48#i、経路情報保存メモリ50#i、一時停止
開始通知部52#i、経路情報復元部54#i、経路情
報一時ロック部58#i及び経路情報ロック解除部60
#iを有する。
【0021】IF部2#iは、各入力伝送路をインタフ
ェースし、各入力伝送路よりフレームを受信して受信フ
レームをフレーム受信部40#iに出力する。IF部4
#iは、各出力伝送路をインタフェースして、フレーム
を該当する伝送路に送信する。フレーム受信部40#i
は、受信フレームをチェックして、受信フレームの内容
に応じて次の処理を行う。(1)経路情報であるとき、経
路情報管理部42#iに受信フレームを出力する。経路
情報は、受信フレームが自ルータ宛フレームであり、受
信フレームのメッセージコードが経路情報を示すときで
ある。(2)一時停止開始通知であるとき、経路情報一時
ロック部58#iに受信フレームを出力する。一時停止
開始通知は、受信フレームが自ルータ宛フレームであり
且つフレームのメッセージコードが一時停止開始通知で
あるときである。(3)一時停止復旧通知であるとき、経
路情報ロック解除部60#iに受信フレームを出力す
る。一時停止復旧通知は、受信フレームが自ルータ宛フ
レームであり且つフレームのメッセージコードが一時停
止復旧通知メッセージであるときである。(4)受信フレ
ームが自ルータ宛でないとき、フレーム中継処理部14
#iに受信フレームを出力する。
【0022】フレーム中継処理部14#iは、中継用経
路情報データベース12#iを参照して、フレームの宛
先に該当する隣接ルータを求める。経路情報管理部42
#iは、次の機能を有する。(1)経路情報が入力される
と、経路情報データベース43#iに記憶する。(2)経
路情報データベース43#iを参照して、各受信フレー
ムの宛先アドレス(IPネットワークではネットワーク
アドレス)について、最適経路上の隣接ルータを決定す
る。(3)各受信フレームの宛先アドレスについて、中継
する隣接ルータを示す中継用経路情報を中継用経路情報
データベース12#iに書き込む。(4)装置起動/停止
管理部46#iより起動/停止通知を受けると、各送信
先アドレスについて、経路情報が保存されていることを
示すよう、経路情報データベース10#iを更新する。
(5)経路情報一時ロック部58#iよりロック開始通知
を受けると、一時停止開始に関わる隣接ルータに関わる
経路情報の変化検出を停止する。即ち、当該隣接ルータ
から経路情報が一定時間以上受信されない場合でも、他
の隣接ルータに関わる経路情報の変化を通知しない。
(6)経路情報ロック解除部60#iより経路情報ロック
解除通知を受けると、経路情報の変化検出の停止をして
いたルータに関わる経路情報の変化検出のロックを解除
して、当該ルータに関わる経路情報の変化検出を再開す
る。(7)経路情報一時ロック部58#iよりロック開始
通知を受けていない隣接ルータや経路情報ロック解除部
60#iより経路情報ロック解除通知を受け取った隣接
ルータから一定時間経路情報を受信できない場合は、当
該隣接ルータに関わる経路情報の変化を通知するメッセ
ージを作成して、フレーム送信部44#iに出力する。
【0023】図4は、図3中の経路情報データベース4
3#iの構成図である。図4に示すように、経路情報デ
ータベース43#iは、各宛先アドレスについて、送信
元ルータ及び状態を記憶するデータベースである。宛先
アドレスはフレームの送信先アドレスであり、例えば、
宛先アドレスの端末等のネットワークアドレスである。
送信元先ルータとは、当該宛先アドレスに係わる経路情
報を送信した隣接ルータである。状態とは、一時停止時
の経路情報を制御するための情報であり、当該宛先アド
レスに関わる隣接ルータの状態が記憶される。この状態
には、通常、保存、ロックの3種類の状態がある。通常
とは、当該経路情報に関わる隣接ルータが一時停止して
いない状態である。保存とは、自ルータが一時停止中で
当該経路情報が経路情報保存メモリ50#iに保存され
ている状態である。保存状態の経路情報は、自ルータの
一時停止が復旧したときに、通常状態に戻される。ロッ
クとは、自ルータが当該経路情報に関わる隣接ルータか
ら一時停止通知を受けている状態であり、ロック状態で
あるとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の検
出は行われない。ロック状態は、隣接ルータから一時停
止復旧通知を受けたとき、通常状態に戻される。
【0024】中継用経路情報データベース12#iは、
各宛先について、中継先隣接ルータが記憶されている。
装置起動/停止管理部46#iは、次の機能を有する。
(1)ネットワーク管理者との間のマンマシンインタフェ
ースを通して、ネットワーク管理者が入力した一時停止
指示を受け取ると、経路情報管理部42#i及び経路情
報保存部48#iに一時停止開始を通知する。一時停止
は、ソフトウェアのバージョンアップ作業等の場合に行
われる。(2)ネットワーク管理者との間のマンマシンイ
ンタフェースを通して、ネットワーク管理者が入力した
一時停止復旧指示を受け取ると、経路情報復元部54#
iに一時停止復旧を通知する。
【0025】経路情報保存部48#iは、経路情報デー
タベース43#iから全経路情報及び隣接ルータとの間
のフレームの通信に関わるセッション情報一式を読み出
して、各経路情報の状態を保存状態にし、経路情報保存
メモリ50#iに書き込む。経路情報及びセッション情
報を保存するのは、経路情報情報データベース43#i
中の経路情報やセッション情報が一時停止により消失し
てしまう恐れがあり、経路情報やセッション情報が消失
した場合は隣接ルータより経路情報の収集や隣接ルータ
間でセッションを確立してからでないと中継処理を行う
ことができず、一時停止前の状態に戻して中継を再開す
ることができないからである。経路情報保存メモリ50
#iは、経路情報を保存する不揮発性メモリである。不
揮発性メモリに記憶するのは、一時停止より電源断され
た場合に経路情報の消失を防止するためである。
【0026】一時停止開始通知部52#iは、装置起動
/停止管理部46#iから一時停止開始通知を受ける
と、各隣接ルータのアドレスを宛先とする一時停止開始
通知メッセージを作成し、フレーム送信部44#iに出
力する。経路情報復元部54#iは、次の機能を有す
る。(1)装置起動/停止管理部46#iより一時停止復
旧を受けると、経路情報データ保存メモリ50#iより
経路情報を読み出して、経路情報管理部42#iに経路
情報データベース43#iに経路情報を復元するように
通知する。(2)経路情報管理部42#iが経路情報の経
路情報データベース43#iへ復元完了後、経路情報保
存メモリ50#iから経路情報を削除する。その後、経
路情報管理部42#iに復元完了を通知する。一時停止
復旧通知部56#iは、経路情報復元部54#iから復
元完了通知を受けると、各隣接ルータのアドレスを宛先
とする一時停止復旧通知メッセージを作成し、フレーム
送信部44#iに出力する。
【0027】経路情報一時ロック部58#iは、フレー
ム受信部40#iが隣接ルータより一時停止開始通知を
受けると、経路情報管理部42#iに当該隣接ルータに
関わる経路情報の変化のロック開始を通知する。経路情
報ロック解除部60#iは、フレーム受信部40#iが
隣接ルータより一時停止復旧通知を受けると、経路情報
管理部42#iに当該隣接ルータに関わる経路情報の変
化のロック解除を通知する。
【0028】図5は、ルータネットワークの一時停止/
復旧に関わる動作説明図である。図6は、ルータネット
ワークの一時停止/復旧に関わるシーケンスチャートで
ある。図7は、一時停止側ルータと一時停止対象の隣接
側ルータ間の信号の流れを示す図である。図5〜図7を
参照して、ルータ30#1が一時停止/復旧をする場合
を例にルータネットワークの動作説明をする。
【0029】(1) ルータ30#1が一時停止をする
前 各ルータ30#i(i=1,2,…)中の経路情報管理
部42#iは、RIP/OSPF等の所定プロトコルに
従って、自ルータ直下のサブネット情報(経路情報)を
フレーム送信部44#i及びIF部4#iを通して、全
隣接ルータに送信する。経路情報管理部42#iは、フ
レーム受信部40#iがIF部2#iを通して隣接ルー
タより受信した経路情報及び当該隣接ルータのアドレス
を経路情報データベース43#iに書き込む。そして、
隣接ルータより受信した経路情報をフレーム送信部44
#i及びIF部4#iを通して他の隣接ルータに送信す
る。経路情報管理部42#iは、経路情報データベース
43#iに書き込んだ経路情報の状態を通常とする。例
えば、図5に示すように、ルータ30#1が宛先A,B
の経路情報をルータ30#7より受信し、ルータ30#
2が宛先C,Dの経路情報をルータ30#3より受信
し、ルータ30#2が宛先Eの経路情報をルータ30#
4より受信したものとする。
【0030】図8は、一時停止前のルータ30#i内の
経路情報データベース43#iの内容を示す図である。
図8(a)はルータ30#1停止前の経路情報データベ
ース43#1の内容を示す図である。図8(b)はルー
タ30#1停止前の経路情報データベース43#2の内
容を示す図である。図8(c)は、ルータ30#1停止
前のルータ30#7における経路情報データベース43
#7の内容を示す図である。図8(a)に示すように、
経路情報データベース43#1は、宛先A,Bについ
て、送信元ルータがルータ30#7、状態が通常、宛先
C,D,Eについては、送信元ルータがルータ30#
2、状態が通常とる。図8(b)に示すように、経路情
報データベース43#2は、宛先A,Bについて、送信
元ルータがルータ30#1、状態が通常、宛先C,Dに
ついて、送信元ルータがルータ30#3、状態が通常、
宛先Eについて、送信元ルータがルータ30#4、状態
が通常となる。図8(c)に示すように、経路情報デー
タベース43#7は、宛先A,Bについて、送信元ルー
タがルータ30#8、状態が通常、宛先C,D,Eにつ
いて、送信元ルータがルータ30#1、状態が通常とな
る。
【0031】経路情報管理部42#iは、所定プロトコ
ルに従って、経路情報データベース43#iより各宛先
についてルーティングする最適な隣接ルータを決定す
る。そして、各宛先について、最適な隣接ルータを中継
用経路情報データベース12#iに登録する。フレーム
中継処理部14#iは、IF部2#i及びフレーム受信
部40#iより受信されたフレームの宛先から中継用経
路情報データベース12#iを検索して、当該フレーム
の中継先の隣接ルータを求める。そして、フレーム送信
部44#i及びIF部4#iを通して、当該フレームを
当該隣接ルータに送信する。このようにして、フレーム
は、各ルータ30#iでルーティングされて宛先の端末
等に送信される。一方、経路情報管理部42#iは、所
定プロトコルに従って各隣接ルータからの経路情報の通
知を監視している。そして、経路情報データベース43
#i内の状態が通常である経路情報に関わる隣接ルータ
から一定時間以上に経路情報を受信できなかった場合に
は、隣接ルータに関わる経路情報の変化を通知するメッ
セージをフレーム送信部44#i及びIF部4#iを通
して他の隣接ルータに通知する。
【0032】(2) ルータ30#1の一時停止 ルータ30#1の一時停止は、図示しないコンソールよ
りネットワーク管理者がマンマシンインタフェースを通
して、図6中の(1)に示すように、装置起動/停止管理
部46#1に一時停止を指示することにより開始され
る。装置起動/停止管理部46#1は、一時停止の指示
を受けると、図7に示すように、経路情報保存部48#
1及び一時停止開始通知部52#1に一時停止開始通知
をする。経路情報保存部48#1は、経路情報データベ
ース43#iから全経路情報及び隣接ルータとの間のフ
レームの通信に関わるセッション情報一式を読み出し
て、各経路情報の状態を保存状態にし、経路情報保存メ
モリ50#1に書き込むことにより、図6中の(2)に示
すように、経路情報を保存する。
【0033】図9は、一時停止中のルータ30#i内
の.経路情報データベース43#iの内容を示す図であ
る。図9(a)は、一時停止中の経路情報データベース
43#1の内容を示す図である。図9(a)に示すよう
に、経路情報データベース43#1は、宛先A,B,
C,D,Eについて、状態が保存となる。一時停止開始
通知部52#1は、フレーム送信部44#1及びIF部
4#1を通して、図6中の(3)に示すように、各隣接ル
ータ30#2,30#7を宛先、自ルータ30#1を送
信元とする一時停止開始通知を送信する。隣接ルータ3
0#2,30#7の動作は同様なので、隣接ルータ30
#2の動作について説明する。
【0034】隣接ルータ30#2中のフレーム受信部4
0#2は自装置宛の一時停止開始通知を隣接ルータ30
#1より受信すると、経路情報一時ロック部58#2に
通知する。経路情報一時ロック部58#2は一時停止開
始通知を受けると、経路情報管理部42#2にロック開
始通知をする。経路情報管理部42#2は、ロック開始
通知を受けると、図6中の(4)に示すように、経路情報
データベース43#2中の一時停止ルータ30#1が送
信元である経路情報の状態をロック状態とする。そし
て、ロック状態の経路情報の送信元ルータである一時停
止ルータ30#1関する経路変化の検出を停止する。即
ち、一時停止ルータ30#1より経路情報が一定時間受
信されないときでも経路情報に関してロック状態のとき
は、当該経路情報変化を隣接ルータに通知しない。
【0035】図9(b)は、ルータ30#1が一時停止
中の経路情報データベース43#2の内容を示す図であ
る。図9(b)に示すように、経路情報データベース4
3#1は、送信元がルータ30#1である宛先A,Bに
ついては、状態がロックとなる。送信元がルータ30#
3,30#4である経路情報C,D,Eについては、通
常状態のままである。図9(c)は、ルータ30#1が
一時停止中の経路情報データベース43#7の内容を示
す図である。図9(c)に示すように、経路情報データ
ベース43#7は、送信元がルータ30#1である宛先
C,D,Eについては、状態がロックとなる。送信元が
ルータ30#8である経路情報A,Bについては、通常
状態のままである。
【0036】ルータ30#1が一時停止している間に、
一時停止ルータ30#1の隣接ルータ30#2,30#
7は、中継用経路情報により一時停止ルータ30#1に
中継するよう指示されているフレームを受信したとき、
当該フレームの破棄、一時停止ルータ30#1側に送
信、又は一時停止ルータ30#1が復旧するまで、フレ
ームを保存しておき、一時停止ルータ30#1が復旧し
てから一時停止ルータ30#1に中継するようにする。
【0037】(3) ルータ30#1の一時停止復旧 ルータ30#1のバージョンアップ等の保守作業が終了
すると、図示しないコンソールよりネットワーク管理者
がマンマシンインタフェースを通して、図6中の(5)に
示すように、装置起動/停止管理部46#1に一時停止
復旧を指示する。装置起動/停止管理部46#1は、経
路情報復元部54#1に再起動通知を行う。経路情報復
元部54#1は、経路情報保存メモリ50#1に保存さ
れた経路情報及び隣接ルータ30#2,30#7とのセ
ッション情報一式を読み出し、経路情報管理部42#1
に復元するように通知する。
【0038】経路情報管理部42#1は、経路情報復元
部54#1より経路情報及びセッション情報一式を受け
取ると、経路情報の状態を通常に戻して、経路情報デー
タベース43#1に書き込むことにより、図6中の(6)
に示すように、保存されたいた経路情報を復元する。経
路情報管理部42#1は経路情報データベース43#1
に復元された経路情報及びセッション情報を元に中継用
経路情報データベース12#1を更新する。このため、
経路情報データベース43#1の内容が消失されていた
としても、経路情報を隣接ルータから収集することな
く、一時停止前の経路情報に復元することができ、当該
ルータ30#1で即座にルーティング処理を行うことが
できる。
【0039】図10は、一時停止復旧後のルータ30#
i内の経路情報データベース43#iの内容を示す図で
ある。図10(a)は、一時停止復旧後の経路情報デー
タベース43#1の内容を示す図である。図10(a)
に示すように、経路情報データベース43#1は、宛先
A,B,C,D,Eについて、状態が通常に戻る。経路
情報復元部54#1は、経路情報管理部42#1が経路
情報を復元した後、図6中の(6)に示すように、停止前
に保存しておいた経路情報及び隣接ルータ30#2,3
0#7とのセッション情報一式を経路情報保存メモリ5
0#1から削除する。その後、経路情報復元部54#1
は、一時停止復旧通知部56#1に一時停止復旧通知を
指示する。一時停止復旧通知部56#1は、フレーム送
信部44#1及びIF部4#1を通して、図6中の(7)
に示すように、各隣接ルータ30#2,30#7を宛
先、自ルータ30#1を宛元とする一時停止復旧通知の
フレームを送信する。
【0040】隣接ルータ30#2中のフレーム受信部4
0#2は、自装置宛の一時停止復旧通知を一時停止ルー
タ30#1より受信すると、経路情報ロック解除部60
#2に通知する。経路情報ロック解除部60#2は、一
時停止復旧通知を受けると、経路情報管理部42#2に
ロック解除通知をする。経路情報管理部42#2は、経
路情報ロック解除部60#2より一時停止解除通知を受
けると、経路情報データベース43#2中の一時停止ル
ータ30#1が送信元である経路情報のロック状態を通
常状態に戻す。そして、一時停止復旧ルータ30#1に
ついて、経路変化の検出を再開する。
【0041】図10(b)は、ルータ30#1が一時停
止復旧後の経路情報データベース43#2の内容を示す
図である。図10(b)に示すように、経路情報データ
ベース43#1は、送信元がルータ30#1である宛先
A,Bについては、状態が通常に戻る。図10(c)
は、ルータ30#1が一時停止復旧時の経路情報データ
ベース43#7の内容を示す図である。図10(c)に
示すように、経路情報データベース43#7は、送信元
がルータ30#1である宛先C,D,Eについては、状
態が通常に戻る。
【0042】以上により、一時停止ルータ30#1と隣
接ルータ30#2,30#7間で経路情報の交換をする
ことなく、一時停止ルータ30#1と隣接ルータ30#
2,30#7との間で経路情報の同期がとれ、経路情報
が即安定することが可能となり。更に、隣接ルータ30
#2,30#7において、経路情報変化の通知を一時的
に抑制することにより、ネットワーク全体へ経路情報変
化の波及が抑制されるため、ネットワーク全体の経路情
報安定時間が短縮可能となる。
【0043】図11は、効果説明図である。図11
(a)は、従来の一時動作停止から経路安定までの時間
を示す図である。図11(b)は、第1実施形態の一時
動作停止から経路安定までの時間を示す図である。図1
1(a)に示すように、時刻t0で一時停止を行った場
合に、一時停止ルータが復旧するまでに、経路情報の変
化を通知して、一時停止ルータを経由する経路の変更を
していたので、時刻t1で一時停止ルータが復旧する
と、一時停止ルータに関わる経路を元に戻すための経路
交換を行っていたので、経路安定に時間を要する。
【0044】一方、第1実施形態では、時刻t0で一時
停止を行った場合に、一時停止ルータが復旧するまで経
路情報の変化を通知せず、一時停止ルータを経由する経
路が変更されないので、時刻t1で一時停止ルータが復
旧すると、経路交換することなく、保存しておいた経路
情報を一時停止前に復元できるので、即時経路が安定
し、第1実施形態は、従来と比較して時刻t2と時刻t
1との間の時間だけ経路が安定する時間が短縮する。
【0045】以上説明したように、第1実施形態によれ
ば、あるルータが一時的に動作を停止するが、即元の構
成で復旧可能なケースでも、明示的に停止/復旧通知を
行い停止前の経路情報を再利用することにより、不必要
な経路情報の変化がネットワーク全体に波及することな
く、ルータ起動直後にネットワーク経路が即安定するこ
とが可能となる。これにより、ネットワーク全体の経路
情報復旧時間を大幅に短縮可能となる。また、間欠障害
に完全に対応可能となる。これは、ネットワークを構成
するルータ台数が多いほど、即ち、大規模ネットワーク
になるほど効果を発揮する。
【0046】第2実施形態 図12は本発明の第2実施形態によるルータネットワー
クの構成図であり、図2中の構成要素と実質的に同一の
構成要素には同一の符号を附している。一時停止ルータ
が予定通りに復旧しない場合並びにルータ又は伝送路が
故障した場合、隣接ルータは、一時停止ルータから一時
停止復旧通知を予定通り受け取ることはできない。その
ため、隣接ルータが一時停止復旧通知を受け取るまで一
時停止ルータに関する経路情報変化の通知をしない場合
には、当該一時停止ルータを経由するよう中継用経路情
報に設定されている宛先のフレームを中継することがで
きなくなり問題である。
【0047】そこで、隣接ルータは、一時停止ルータよ
り一時停止開始通知を受けてからある時間内に一時停止
復旧通知を受けられない場合は、一時停止ルータで故障
が発生したものとして、ロックを解除して、隣接ルータ
に対して、一時停止ルータに関わる経路情報変化の通知
を行う。隣接ルータがロックを解除する時間は、システ
ムで予め固定的に定めておくこともできるが、一時停止
はその作業内容によっては復旧に要する時間が異なるこ
とが考えられることから、一時停止ルータが隣接ルータ
に対して、一時停止開始通知を行うと共にロック解除す
る時間(ロック解除時間)を隣接ルータに指定する。
【0048】ルータ80#iは、ルータ30#iと次の
点で相違する。(1)一時停止側のルータとなったとき、
隣接ルータに対して、一時停止開始通知を行うと共にロ
ック解除時間を指定する。(2)一時停止対象ルータの隣
接ルータとなったとき、一時停止開始通知を受け取って
から、ロック解除時間が経過しても、一時停止復旧通知
を受けとれなかったとき、経路情報の変化を他の隣接ル
ータに通知する。
【0049】図13は、図12中のルータ80#iの構
成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の構成要
素には同一の符号を附している。以下、図3中の構成要
素と異なる点のみについて説明する。装置起動/停止管
理部90#iは、図示しないコンソールよりネットワー
ク管理者がマンマシンインタフェースを通して一時停止
開始及びロック解除時間を指示すると、一時停止開始通
知部94#iに一時停止開始及びロック解除時間を通知
する。経路情報管理部92#iは、一時停止復旧通知監
視部100#iよりロック情報救済通知を受けると、経
路情報データベース43#iからロック状態の経路情報
を削除し、当該一時停止ルータに関わる経路情報の変化
を隣接ルータに通知する。
【0050】一時停止開始通知部94#iは、装置起動
/停止管理部90#iより一時停止開始通知を受ける
と、各隣接ルータを宛先とする一時停止開始通知及びロ
ック解除時間を含むフレームを作成して、フレーム送信
部44#iに出力する。経路情報一時ロック部96#i
は、一時停止開始通知を受けると、一時停止復旧通知監
視部100#iに監視開始通知を行う。経路情報ロック
解除部98#iは、一時停止復旧通知を受けると、一時
停止復旧通知監視部100#iに監視解除通知を行う。
一時停止復旧通知監視部100#iは、次の機能を有す
る。(1)経路情報一時ロック部96#iより監視開始通
知及びロック解除時間を受けると、ロック解除時間をタ
イマ時間としてセットしてからタイマを起動する。(2)
経路情報ロック解除部60#iより監視解除通知を受け
ると、タイマを停止する。(3)タイマがタイムアウトす
ると、経路情報管理部92#iにロック情報救済通知を
する。
【0051】図14は、一時停止側ルータと一時停止対
象の隣接側ルータ間の信号の流れを示す図である。図1
5は、一時停止ルータに異常が発生した場合における、
ルータネットワークの一時停止/復旧に関わるシーケン
スチャートである。以下、図14及び図15を参照し
て、ルータ80#1が一時停止/復旧をする場合を例に
ルータネットワークの動作説明をする。
【0052】(1) ルータ80#1が一時停止をする
前の場合の動作は、第1実施形態と同様なので説明を省
略する。
【0053】(2) ルータ80#1の一時停止 ルータ80#1の一時停止は、図示しないコンソールよ
りネットワーク管理者が、図15中の(1)に示すよう
に、マンマシンインタフェースを通して装置起動/停止
管理部90#1に一時停止及びロック解除時間(タイマ
値)を入力することにより開始される。尚、タイマ値
は、保守作業に要する時間等に応じてネットワーク管理
者が所望の時間を指定する。装置起動/停止管理部90
#1は、一時停止の指示を受けると、経路情報管理部9
0#1に停止通知、経路情報保存部48#1及び一時停
止開始通知部94#1に一時停止開始及びロック解除時
間を通知する。経路情報保存部48#1は、第1実施形
態と同様にして、図15中の(2)に示す経路情報の保存
をする。一時停止開始通知部94#1は、装置起動/停
止管理部90#1より一時停止開始通知を受けると、各
隣接ルータを宛先とする一時停止開始通知及びロック解
除時間(タイマ値)を含むフレームを作成し、図15中
の(3)に示すように、フレーム送信部44#1及びIF
部14#1を通して隣接ルータ80#2,80#7に送
信する。
【0054】隣接ルータ80#2中のフレーム受信部4
0#2は自装置宛の一時停止開始及びロック解除マ時間
の通知を隣接ルータ80#1より受信すると、経路情報
一時ロック部96#2に通知する。経路情報一時ロック
部96#2は一時停止開始及びタイマ時間の通知を受け
ると、経路情報管理部92#2にロック開始通知をする
と共に一時停止復旧通知監視部100#2に監視開始通
知をする。経路情報管理部92#2は、第1実施形態と
同様にして、図15中の(4)に示すように、一時停止ル
ータ30#1に関わる経路情報をロックする。一時停止
復旧通知監視部100#2は、監視開始通知を受ける
と、図15中の(5)に示すように、指示されたタイマ値
を監視タイマに設定してから、タイマを起動する。
【0055】(3) タイマ時間内に一時停止復旧通知
がされる場合 ルータ80#1のバージョンアップ等の保守作業が正常
に終了すると、図示しないコンソールよりネットワーク
管理者が装置起動/停止管理部90#1に再起動を指示
する。この後、一時停止復旧通知が隣接ルータ80#
2,80#7になされるまでの処理は第1実施形態と同
様である。隣接ルータ80#2中のフレーム受信部40
#2は自装置宛の一時停止復旧通知を一時停止ルータ8
0#1より受信すると、経路情報ロック解除部98#2
に通知する。経路情報ロック解除部98#2は、一時停
止復旧通知を受けると、経路情報管理部92#2にロッ
ク解除通知をすると共に一時停止復旧通知監視部100
#2に監視解除通知を行う。
【0056】一時停止復旧通知監視部100#2は、監
視解除通知を受けると、タイマを停止して、監視を解除
する。このように、一時停止復旧通知がタイマ時間内に
受けられる場合は、第1実施形態と同じ処理により、一
時停止ルータ80#1と隣接ルータ80#2,80#7
間で経路情報の交換をすることなく、一時停止ルータ8
0#1と隣接ルータ80#2,80#7との間で経路情
報の同期がとれ、経路情報が即安定することが可能とな
り。更に、隣接ルータ80#2,80#7において、経
路情報変化の通知を一時的に抑制することにより、ネッ
トワーク全体へ経路情報変化の波及が抑制される。
【0057】(4) タイマ時間内に一時停止復旧通知
がなされない場合 図15中の(6)に示すように、一時停止ルータ80#1
の再起動中に異常(ソフトアウェア、ハードウェア)が
発生し、隣接ルータ80#2,80#7は、一時停止通
知がなされてからタイマ時間内に一時停止復旧通知を受
信できないとする。一時停止復旧監視部100#2の監
視タイマは、図15中の(8)に示すように、タイムアウ
トする。一時停止復旧通知監視部100#2は、監視タ
イマがタイムアウトすると、救済処理を行うように経路
情報管理部92#2にロック情報救済を通知する。経路
情報管理部92#2は、ロック情報救済通知を受ける
と、図15中の(9)に示すように、一時停止ルータ80
#1から受信した経路情報を経路情報データベース43
#2から削除する。
【0058】図16は、ロック情報救済通知時のルータ
内の経路情報データベース43#iの内容を示す図であ
る。図16(a)は、経路情報データベース43#2の
内容を示す図である。図16(a)に示すように、経路
情報データベース43#1は、送信元がルータ30#1
である宛先A,Bについては、経路情報データベース4
3#iから削除される。図16(b)は、経路情報デー
タベース43#7の内容を示す図である。図16(b)
に示すように、経路情報データベース43#7は、送信
元がルータ80#1である宛先C,D,Eについては、
経路情報データベース43#3から削除にされる。
【0059】経路情報管理部92#2は、図15中の(1
0)に示すように、一時停止ルータ80#1に関わる経路
情報の変化の通知を一時停止ルータ80#1を除く隣接
ルータ80#3,80#4にフレーム送信部44#2及
びIF部14#2を通して行う。以上により、一時停止
ルータ80#1の再起動中に異常があった場合には、一
時停止ルータ80#1に関わる経路情報変化の通知を行
うので、一時停止ルータ80#1を経由せずに、フレー
ムが中継される。
【0060】以上説明した第2実施形態によれば、第1
実施形態と同様の効果がある上に次の効果がある。一時
停止時間を明示的にて通知し復旧を監視することによ
り、万が一正常に復旧しなかった場合、経路情報変化を
最適な時間でネットワーク全体に反映(救済)させるこ
とが可能となる。更に、明示的に停止/復旧通知を行う
ことにより、継続的な障害発生時、継続障害の検出が遅
れることなく、継続障害に関する経路情報変化を即ネッ
トワーク全体に反映させることができる。
【0061】第1,第2実施形態では、一時停止開始通
知/一時停止復旧通知等は、外部よりネットワーク管理
者が一時停止ルータに対して行うこととしている。しか
し、ルータが障害復旧のために自律でソフトウェアのリ
ブート等の一時停止をすることも考えられる。この場
合、リブート等を制御する再起動制御部がリブート時に
装置起動/停止管理部に一時停止開始通知を指示する。
装置起動/停止管理部は、この指示に基づいて、一時停
止開始通知部等に一時停止開始通知を行う。再起動制御
部はリブートが終了したと判断すると、装置起動/停止
管理部に一時停止復旧通知を指示する。
【0062】装置起動/停止管理部は、この指示に基づ
いて、一時停止復旧通知部等に一時停止復旧通知を行
う。このように、第1実施形態及び第2実施形態におい
て、外部からの指示ではなく、再起動制御部が装置起動
/停止管理部に対して一時停止開始/一時停止復旧を行
う構成に変更することにより、ルータが自律で一時停止
開始/一時停止復旧を行う場合にも適用可能となる。
【0063】本発明は以下の付記を含むものである。
【0064】(付記1) フレームをルーティングする
ルータであって、第1メモリと、隣接ルータから送信さ
れた経路情報を受信する経路情報受信部と、前記経路情
報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、隣接
ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信制
御部と、各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信
しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路
情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、前記第
1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレーム
のルーティングをする中継処理部と、一時停止の際に、
隣接ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始
通知メッセージを送信する一時停止開始通知部と、前記
一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一時停
止復旧を示す一時停止復旧通知メッセージを送信する一
時停止復旧通知部と、を具備したことを特徴とするルー
タ。
【0065】(付記2) 第2メモリと、前記一時停止
の際に前記第1メモリに記憶された経路情報を前記第2
メモリに保存する経路情報保存部と、一時停止が復旧し
た際に前記第2メモリに保存した経路情報を前記第1メ
モリに復元する経路情報復元部とを更に具備したことを
特徴とする付記1記載のルータ。
【0066】(付記3) 前記一時停止開始通知部は、
前記一時停止の際に、隣接ルータに対して、前記一時停
止を復旧するまでの時間を通知することを特徴とする付
記1記載のルータ。
【0067】(付記4) 外部から一時停止開始の指示
を入力して、前記一時停止開始通知部にその旨を通知す
る一時停止管理部と、外部から一時停止復旧の指示を入
力して、前記一時停止復旧通知部にその旨を通知する一
時停止復旧管理部とを更に具備したことを特徴とする付
記1記載のルータ。
【0068】(付記5) フレームのルーティングをす
るルータであって、第1メモリと、隣接ルータから送信
された経路情報を受信する経路情報受信部と、前記経路
情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込部と、隣
接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送信
制御部と、各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受
信しない場合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経
路情報の変化の通知をする経路情報変化検出部と、前記
第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フレー
ムのルーティングをする中継処理部と、隣接ルータより
一時停止開始通知メッセージを受信する一時停止開始通
知受信部と、前記一時停止開始通知メッセージを受信し
たとき、当該隣接ルータに関わる経路情報の変化の通知
をロックするよう前記経路情報変化検出部に指示する経
路情報一時ロック部と、隣接ルータより一時停止復旧通
知メッセージを受信する一時停止復旧通知受信部と、前
記一時停止復旧通知メッセージを受信したとき、前記ロ
ックを解除するよう前記経路情報変化検出部に指示する
経路情報一時ロック解除部と、を具備したことを特徴と
するルータ。
【0069】(付記6) 前記一時停止開始通知メッセ
ージに指定時間が含まれていたとき、該一時停止開始通
知メッセージを受信してから、前記指定時間内に一時停
止復旧通知メッセージを受信できない場合は、前記ロッ
クを解除するよう前記経路情報変化部に指示する一時停
止復旧通知監視部を更に具備したことを特徴とする付記
5記載のルータ。
【0070】(付記7) 前記第1メモリに記憶された
経路情報に状態を付与し、前記経路情報一時ロック部
は、前記第1メモリに記憶された前記一時停止開始通知
メッセージを送信した隣接ルータに関わる経路情報の状
態を通常状態からロック状態に設定し、前記経路情報一
時ロック解除部は、一時停止復旧通知メッセージを送信
した隣接ルータに関わる経路情報の情報をロック状態か
ら通常状態に戻し、経路情報変化検出部は、ロック状態
の経路情報に関わる隣接ルータの経路情報の変化検出を
ロックし、通常状態の経路情報に関わる隣接ルータの経
路情報の変化を検出することを特徴とする付記5記載の
ルータ。
【0071】(付記8) 隣接ルータより一時停止開始
通知メッセージを受信する一時停止開始受信部と、前記
一時停止開始通知メッセージを受信したとき、当該隣接
ルータに関わる経路情報の変化の検出をロックするよう
前記経路情報変化検出部に通知する経路情報一時ロック
部と、隣接ルータより一時停止復旧通知メッセージを受
信する一時停止復旧通知受信部と、前記一時停止復旧通
知メッセージを受信すると、前記ロックを解除するよう
前記経路情報変化検出部に通知する経路情報一時ロック
解除部とを更に具備したことを特徴とする付記1記載の
ルータ。
【0072】(付記9) 前記一時停止が復旧した際
に、隣接ルータに対して一時停止復旧を示す第2のメッ
セージを送信する手段と、前記第2のメッセージを受け
た場合、隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信し
ないとき、隣接ルータに前記経路情報の変化の通知を行
うように制御する手段とを備えたことを特徴とする付記
1記載のルータ。
【0073】(付記10) 隣接ルータから経路情報を
一定時間以上受信しない場合、他の隣接ルータに経路情
報の変化の通知をする手段と、一時停止の際に、隣接ル
ータに対して一時停止を知らせるメッセージを送信する
手段と、前記メッセージを受けた場合、隣接ルータから
経路情報を一定時間以上受信しないときであっても他の
隣接ルータに前記経路情報の変化の通知を行わないよう
に制御する手段とを備えたことを特徴とするルータ。
【0074】(付記11) フレームをルーティングす
る複数のルータを含むネットワークにおける一時停止方
法であって、一時停止ルータは、一時停止の際に、隣接
ルータに対して、一時停止開始を示す一時停止開始通知
メッセージを送信するステップと、前記一時停止が復旧
した際に、隣接ルータに対して、一時停止復旧を示す一
時停止復旧メッセージを送信するステップとを実行し、
一時停止ルータの隣接ルータは、前記一時停止開始メッ
セージを受信したとき、前記一時停止ルータからの経路
情報を一定時間受信しない場合でも、経路情報の変化を
他の隣接ルータに通知しないようロックするステップ
と、前記一時停止復旧メッセージを受信したとき、前記
一時停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場
合は、経路情報の変化の通知を行うための監視を開始す
るステップと、を実行することを特徴とするネットワー
クにおける一時停止方法。
【0075】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、保守や一
時障害時に伴うルータの一時停止後の復旧時にルータの
経路情報が即時安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるルータネットワー
クの構成図である。
【図3】図2中のルータの構成図である。
【図4】図3中の経路情報データベースの構成図であ
る。
【図5】ルータネットワークの一時停止/復旧に関わる
動作説明図である。
【図6】ルータネットワークの一時停止/復旧のシーケ
ンスチャートである。
【図7】一時停止側ルータと一時停止対象の隣接側ルー
タ間の信号の流れを示す図である。
【図8】一時停止前のルータ内の経路情報データベース
の内容を示す図である。
【図9】一時停止中のルータ内の経路情報データベース
の内容を示す図である。
【図10】一時停止復旧後のルータ内の経路情報データ
ベースの内容を示す図である。
【図11】効果説明図である。
【図12】本発明の第2実施形態によるルータネットワ
ークの構成図である。
【図13】図12中のルータの構成図である。
【図14】一時停止側ルータと一時停止対象の隣接側ル
ータ間の信号の流れを示す図である。
【図15】ルータネットワークの一時停止/復旧のシー
ケンスチャートである。
【図16】ロック情報救済通知時のルータ内の経路情報
データベースの内容を示す図である。
【図17】従来のルータの構成図である。
【図18】一時停止時の経路変化通知の流れを示す図で
ある。
【符号の説明】
17#1,17#2 ルータ 18#1,18#2 第1メモリ 19#1,19#2 経路情報受信部 20#1,20#2 経路情報書込部 21#1,21#2 経路情報送信部 22#1,22#2 経路情報変化検出部 24#1 一時停止開始通知部 25#1 一時停止復旧通知部 26#2 一時停止開始通知受信部 27#2 経路情報一時ロック部 28#2 一時停止復旧通知受信部 29#2 経路情報一時ロック解除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 明範 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA12 HA08 HD03 KA01 KA05 KA13 KX22 LB05 LE03 MD01 5K035 AA03 BB03 DD01 FF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームをルーティングするルータであ
    って、 第1メモリと、 隣接ルータから送信された経路情報を受信する経路情報
    受信部と、 前記経路情報を前記第1メモリに記憶する経路情報書込
    部と、 隣接ルータへ前記経路情報の送信を制御する経路情報送
    信制御部と、 各隣接ルータから経路情報を一定時間以上受信しない場
    合は、当該隣接ルータ以外の隣接ルータに経路情報の変
    化の通知をする経路情報変化検出部と、 前記第1メモリに記憶された経路情報に基づき、受信フ
    レームのルーティングをする中継処理部と、 一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を
    示す一時停止開始通知メッセージを送信する一時停止開
    始通知部と、 前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一
    時停止復旧を示す一時停止復旧通知メッセージを送信す
    る一時停止復旧通知部と、 を具備したことを特徴とするルータ。
  2. 【請求項2】 第2メモリと、前記一時停止の際に前記
    第1メモリに記憶された経路情報を前記第2メモリに保
    存する経路情報保存部と、一時停止が復旧した際に前記
    第2メモリに保存した経路情報を前記第1メモリに復元
    する経路情報復元部とを更に具備したことを特徴とする
    請求項1記載のルータ。
  3. 【請求項3】 前記一時停止が復旧した際に、隣接ルー
    タに対して一時停止復旧を示す第2のメッセージを送信
    する手段と、 前記第2のメッセージを受けた場合、隣接ルータから経
    路情報を一定時間以上受信しないとき、隣接ルータに前
    記経路情報の変化の通知を行うように制御する手段とを
    更に備えたことを特徴とする請求項1記載のルータ。
  4. 【請求項4】 隣接ルータから経路情報を一定時間以上
    受信しない場合、他の隣接ルータに経路情報の変化の通
    知をする手段と、 一時停止の際に、隣接ルータに対して一時停止を知らせ
    るメッセージを送信する手段と、 前記メッセージを受けた場合、隣接ルータから経路情報
    を一定時間以上受信しないときであっても他の隣接ルー
    タに前記経路情報の変化の通知を行わないように制御す
    る手段と、 を備えたことを特徴とするルータ。
  5. 【請求項5】 フレームをルーティングする複数のルー
    タを含むネットワークにおける一時停止方法であって、 一時停止ルータは、 一時停止の際に、隣接ルータに対して、一時停止開始を
    示す一時停止開始通知メッセージを送信するステップ
    と、 前記一時停止が復旧した際に、隣接ルータに対して、一
    時停止復旧を示す一時停止復旧メッセージを送信するス
    テップとを実行し、 一時停止ルータの隣接ルータは、 前記一時停止開始メッセージを受信したとき、前記一時
    停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合で
    も、経路情報の変化を他の隣接ルータに通知しないよう
    ロックするステップと、 前記一時停止復旧メッセージを受信したとき、前記一時
    停止ルータからの経路情報を一定時間受信しない場合
    は、経路情報の変化の通知を行うための監視を開始する
    ステップと、 を実行することを特徴とするネットワークにおける一時
    停止方法。
JP2001204000A 2001-07-04 2001-07-04 ルータ及びネットワークにおける一時停止方法 Expired - Fee Related JP4588262B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204000A JP4588262B2 (ja) 2001-07-04 2001-07-04 ルータ及びネットワークにおける一時停止方法
US09/988,965 US7218605B2 (en) 2001-07-04 2001-11-19 Temporary halting method in router and network

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204000A JP4588262B2 (ja) 2001-07-04 2001-07-04 ルータ及びネットワークにおける一時停止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003018199A true JP2003018199A (ja) 2003-01-17
JP4588262B2 JP4588262B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=19040545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001204000A Expired - Fee Related JP4588262B2 (ja) 2001-07-04 2001-07-04 ルータ及びネットワークにおける一時停止方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7218605B2 (ja)
JP (1) JP4588262B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124567A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Fujitsu Ltd ネットワーク構成装置およびネットワーク構成方法
WO2007066442A1 (ja) * 2005-12-05 2007-06-14 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 故障救済方法およびパケット通信装置
JP2008177900A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd データ通信装置、設定情報更新方法および設定情報更新プログラム
US8412867B2 (en) 2007-06-08 2013-04-02 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit and filter and informational delivery method using same
US8531963B2 (en) 2007-06-08 2013-09-10 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit and filter control method
US9300573B2 (en) 2013-01-11 2016-03-29 Fujitsu Limited Recording medium having stored therein a transfer program, transfer apparatus, and transfer method

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7603468B2 (en) * 2002-01-14 2009-10-13 Agere Systems, Inc. Home adaptive transceiver for home networking communication system
US7760652B2 (en) * 2002-04-16 2010-07-20 Enterasys Networks, Inc. Methods and apparatus for improved failure recovery of intermediate systems
US7533166B2 (en) * 2002-12-05 2009-05-12 Siemens Communications, Inc. Method and system for router misconfiguration autodetection
US7640317B2 (en) * 2004-06-10 2009-12-29 Cisco Technology, Inc. Configuration commit database approach and session locking approach in a two-stage network device configuration process
CN1809051A (zh) * 2005-01-19 2006-07-26 华为技术有限公司 一种ip电信网中应对设备过载的处理方法
US8018844B2 (en) * 2005-08-24 2011-09-13 International Business Machines Corporation Reliable message transfer over an unreliable network
JP2008288848A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Kddi Corp 経路情報管理装置およびコンピュータプログラム
US9020513B2 (en) * 2009-10-15 2015-04-28 Nec Corporation Mobile communication system, radio base station apparatus, cell area cooperative control method and program
JP5289587B2 (ja) * 2010-01-05 2013-09-11 三菱電機株式会社 ルーチング情報生成装置、ルーチング情報生成方法およびルーチング情報生成プログラム
JP2012146201A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Toshiba Corp オンチップルータ及びそれを用いたマルチコアシステム
US20120323595A1 (en) * 2011-05-27 2012-12-20 General Electric Company Systems and methods for nurse assignment and patient list management interaction with electronic health record
CN114338505B (zh) * 2021-12-01 2023-06-27 杭州迪普科技股份有限公司 一种路由计算方法、装置、存储介质和计算机设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06318954A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Mitsubishi Electric Corp パケット交換システム
JPH0936860A (ja) * 1995-07-24 1997-02-07 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク管理方法
JPH1093608A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ダイナミックルーティング方式

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5535389A (en) * 1993-01-26 1996-07-09 International Business Machines Corporation Business process objects with associated attributes such as version identifier
JPH06334735A (ja) 1993-05-25 1994-12-02 Nec Corp ルート状態通知システム
US5710549A (en) * 1994-09-30 1998-01-20 Tandem Computers Incorporated Routing arbitration for shared resources
US6032266A (en) * 1996-04-05 2000-02-29 Hitachi, Ltd. Network system having function of changing route upon failure
JPH1032234A (ja) 1996-07-17 1998-02-03 Toshiba Corp Soi基板の評価方法
US5940813A (en) * 1996-07-26 1999-08-17 Citibank, N.A. Process facility management matrix and system and method for performing batch, processing in an on-line environment
US6076115A (en) * 1997-02-11 2000-06-13 Xaqti Corporation Media access control receiver and network management system
JP3286584B2 (ja) * 1997-11-20 2002-05-27 株式会社日立製作所 多重化ルータ装置
JP3455664B2 (ja) * 1997-11-28 2003-10-14 株式会社日立製作所 経路計算実行方法及びその実施装置
US6198722B1 (en) * 1998-02-27 2001-03-06 National Semiconductor Corp. Flow control method for networks
US6085246A (en) * 1998-04-15 2000-07-04 Unisys Corporation Multiple interface data communication system and method utilizing multiple connection library interfaces with buffer and lock pool sharing
US6577634B1 (en) * 1998-07-01 2003-06-10 Hitachi, Ltd. Method for sharing network information and a router apparatus
JP3339459B2 (ja) 1999-04-26 2002-10-28 日本電気株式会社 ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法
US6704280B1 (en) * 1999-06-10 2004-03-09 Nortel Networks Limited Switching device and method for traffic policing over a network
JP4573470B2 (ja) * 2001-06-08 2010-11-04 富士通株式会社 伝送装置及びそのフロー制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06318954A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Mitsubishi Electric Corp パケット交換システム
JPH0936860A (ja) * 1995-07-24 1997-02-07 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク管理方法
JPH1093608A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ダイナミックルーティング方式

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124567A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Fujitsu Ltd ネットワーク構成装置およびネットワーク構成方法
JP4746960B2 (ja) * 2005-10-31 2011-08-10 富士通株式会社 スイッチおよびネットワーク構成方法
WO2007066442A1 (ja) * 2005-12-05 2007-06-14 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 故障救済方法およびパケット通信装置
US8462617B2 (en) 2005-12-05 2013-06-11 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Method for relieving failure, and packet communication device
JP2008177900A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd データ通信装置、設定情報更新方法および設定情報更新プログラム
US8412867B2 (en) 2007-06-08 2013-04-02 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit and filter and informational delivery method using same
US8531963B2 (en) 2007-06-08 2013-09-10 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit and filter control method
US9300573B2 (en) 2013-01-11 2016-03-29 Fujitsu Limited Recording medium having stored therein a transfer program, transfer apparatus, and transfer method

Also Published As

Publication number Publication date
US7218605B2 (en) 2007-05-15
US20030007451A1 (en) 2003-01-09
JP4588262B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003018199A (ja) ルータ及びネットワークにおける一時停止方法
JP4246248B2 (ja) クラスタシステムのコンピュータにおいて実行されるネットワークモニタ・プログラム、情報処理方法及びコンピュータ
JP4021841B2 (ja) スパニングツリープロトコルにおける制御パケット処理装置および方法
US7304940B2 (en) Network switch assembly, network switching device, and method
JP4591840B2 (ja) ネットワーク間のプロセス移動方法およびそのネットワークシステム
US6975587B1 (en) Mechanism for automatic protection switching in a router
EP1735951B1 (en) Routing system and method for transparently recovering routing states after a failover or during a software upgrade
JP2005503055A (ja) Ospf冗長構成を実装する方法およびシステム
CN101179446A (zh) 减少错误平滑重启状态持续时长的方法及路由器
EP1746791A1 (en) Network attack combating method, network attack combating device and network attack combating program
WO2007139542A1 (en) Uninterrupted network control message generation during local node outages
CN105939254A (zh) Vrrp备份组状态切换的方法及装置
JP2008042807A (ja) ネットワークシステム
CN101179448A (zh) 误入平滑重启状态的检测方法及路由器
CN112506620B (zh) 基于docker容器部署的ospf协议的清洗恢复方法、装置、设备和介质
JP3577151B2 (ja) ネットワークの経路を制御する経路制御装置および方法
JP3493035B2 (ja) 動的パス切替方法
CN114244769A (zh) 一种发送保活报文的方法、设备及存储介质
JP2004297475A (ja) Lanスイッチおよびその通信制御方法
JP4413539B2 (ja) 経路制御方法、そのデータ集約装置および経路制御システム
JP2007018243A (ja) 監視システム
JP2004080217A (ja) ネットワーク間接続方法、仮想ネットワーク間接続装置およびネットワーク間接続システム
CN1286014C (zh) 从代理模块故障中恢复的方法
EP4221139A1 (en) Method and apparatus for establishing border gateway protocol (bgp) neighbors, device and system
KR100917603B1 (ko) 분산 구조의 라우터 시스템 및 그의 논스톱 패킷 포워딩제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees