JP2005503055A - Ospf冗長構成を実装する方法およびシステム - Google Patents
Ospf冗長構成を実装する方法およびシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005503055A JP2005503055A JP2003527619A JP2003527619A JP2005503055A JP 2005503055 A JP2005503055 A JP 2005503055A JP 2003527619 A JP2003527619 A JP 2003527619A JP 2003527619 A JP2003527619 A JP 2003527619A JP 2005503055 A JP2005503055 A JP 2005503055A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ospf
- processor
- information
- protocol
- standby
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/22—Alternate routing
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/16—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
- G06F11/20—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
- G06F11/2097—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements maintaining the standby controller/processing unit updated
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/02—Topology update or discovery
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/02—Topology update or discovery
- H04L45/03—Topology update or discovery by updating link state protocols
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/28—Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/58—Association of routers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L69/00—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
- H04L69/40—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass for recovering from a failure of a protocol instance or entity, e.g. service redundancy protocols, protocol state redundancy or protocol service redirection
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/16—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
- G06F11/20—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
- G06F11/202—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where processing functionality is redundant
- G06F11/2038—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where processing functionality is redundant with a single idle spare processing component
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/16—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
- G06F11/20—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
- G06F11/202—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where processing functionality is redundant
- G06F11/2048—Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where processing functionality is redundant where the redundant components share neither address space nor persistent storage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Hardware Redundancy (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
本発明はルータ(11)におけるリンクレベルプロトコルでの冗長構成を実装するための方法とシステムに関する。特に、本発明は、オープンショーテストパスファースト(Open Shortest Path First:OSPF)ルーティングプロトコルでの冗長構成を提供することに関する。能動プロセッサ(12)は、OSPF処理を提供する。待機プロセッサ(18)は、能動プロセッサ(12)に接続される。初期の同期の期間、能動プロセッサ(12)からの全てのネットワークリンクプロトコル情報が、待機プロセッサ(18)に伝送される。ネットワークリンク情報は、OSPF状態情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報を含んでいてもよい。そして、ネットワークリンクプロトコル情報のうちのいずれかの更新は、待機プロセッサ(18)に直ちに送り届けられる。能動プロセッサ(12)に不具合が生じると、ルータ(11)は、待機プロセッサ(18)に切り替えられて、総てのOSPFプロトコル動作が、待機プロセッサで実行される。本発明において、リンクプロトコルの総ての状態は、あたかも、不具合が発生しなかったかのように、直ちに機能する。
Description
【0001】
発明の背景
1.発明の技術分野
本発明は、ネットワーク通信に関し、より詳しくは、オープンショーテストパスファースト(Open Shortest Path First:OSPF)プロトコルのようなルーティングプロトコルでの冗長構成と、ルータおよびこれに隣接する複数のルータのプロトコルサービスを不具合から守るための装置とに関する。
【0002】
2.関連技術
インターネットプロトコル(「IP」)は、インターネット(the Internet)のような多くの公衆通信網、および企業内インターネットのようなプライベート通信網やデータ通信網のための基盤をなしている。音声、データ、およびマルチメディアの通信網の集約化は、主にIP−ベースの複数のプロトコルに基づいてなされている。
【0003】
データパケットは、一つの機器から通信先へ向かう他器へ配送されることによって、データ通信網中を進む。ルータまたは他のスイッチは、データネットワークに接続された顧客コンピュータなどのデータ送信側と宛先との間で1または複数のリンクを介して、データパケットを経路制御(ルーティング)するために用いられる。ボーダーゲートウェイプロトコル(Border Gateway Protocols:BGP)、ルーティングインフォメーションプロトコル(Routing Information Protocol:RIP)、およびオープンショーテストパスファーストプロトコル(Open Shortest Path First Protocol:OSPF)のようなルーティングプロトコルは、各々の機器に、パケットを宛先の方へ向かわせるための次のホップである他の機器を理解させることを可能とする。ルータは、ルーティングプロトコルを用いて経路制御表(ルーティングテーブル)を構成する。そして、ルータが、データパケットを受け取って、転送の決定をしなければならないときには、ルータは、この経路制御表において次のホップの機器をルックアップする。一般には、ルータは、データパケット中の宛先アドレスをインデックスとして用いて、経路制御表をルックアップする。
【0004】
基本的なOSPFアルゴリズムにおいて、ルータは、そのルータ自身のIDと、ルータが認識する近傍のIDを含むHelloパケットをブロードキャストするとともに、そのようなメッセージを他のルータから受信する。ルータが、そのルータ自身のIDを含むHelloパケットを、当該ルータを認識した他のルータから受信したならば、その二つのルータは、互いに認識したということに気づく。そして、二つのルータは、ルーティングプロトコルパケットを送ることによってネットワークリンク状態情報を交換する。ルータは、リンク状態ルーティングアルゴリズム、典型的には、Dijkstraアルゴリズムを実行することによって集められたリンク状態情報に基づいて経路制御表を作成する。OSPFにおいて、経路制御表が、ネットワークのリンクの帯域幅を含む複数の要因を考慮して決定されたコストに基づいて、最もコストが低いパスを、パケットのルートとして特定する。ネットワークのリンクが変化したとき、各ルータは、各ネットワークの夫々に対する自身の最短パスを計算し、それらのパスにしたがって自身の経路制御表を設定する。経路計算ユニットは、経路制御表を作成するために用いられる。
【0005】
各ルータは、制御パケットおよびネットワークリンク状態情報を送出および受信しつつ、このルータが接続されているネットワーク上の他のルータの状態を管理し、さらに、複数のネットワークに接続されているこのルータを通じた複数のインタフェースの状態を管理する。複数のルータの状態に関しては、各ルータは、それら複数のルータのIDを管理し、各ルータは、当該ルータを複数のルータの各々が認識しているか否かを確認し、または、複数のルータの各々がネットワークのリンク状態情報の送信および受信を完了したか否かを確認する。インタフェースの状態に関しては、各ルータは、複数のインタフェースのアドレスと、各インタフェースが接続される各ネットワーク上の他の複数のルータのアドレスとを管理する。
【0006】
一般的なIPエッジルータでは、主要な電気回路構成要素が損なわれて、動作が、冗長構成のコントローラにフォールバック(falls back)される場合には、そのルータが、ルーティング状態とテーブルを配送するパケットとを解除する間、5分〜15分の停止が生じる。ルータ装置の信頼性を強化するためには、複数の上述した経路計算ユニットをマルチプレックス動作することが重要である。マルチプレックス式のルータ装置は、複数の経路計算ユニットを有し、常に、一方の経路計算ユニットが能動モードに置かれて通常の処理を実行しつつ、残りの経路計算ユニットが待機モードに保たれる。能動モードの経路計算ユニットに不具合が生じたとき、マルチプレックス式のルータ装置は、待機中の経路計算ユニットのうちの一つを能動モードにして(経路計算ユニットの切り替えシステムと称される)、この一つの他の経路計算ユニットが引き継いで、不具合がある経路計算ユニットによって実行されていた処理を実行し続ける。
【0007】
米国特許6,049,524号は、動作状態にある経路計算ユニットから待機モードにある経路計算ユニットへ伝送される情報量を軽減するマルチプレックス式ルータ装置を開示している。能動モードにある経路計算ユニットは、内部バスによって、待機モードにある経路計算ユニットに接続されている。能動モードにある経路計算ユニットは、ルータと複数のネットワークにそれぞれ付随した各ルータとの間の接続関係を示すリンク状態情報と、近傍にある複数のルータの状態を示す近傍ルータ状態と、マルチプレックス式ルータ装置をネットワークに接続する複数のネットワークインタフェースの状態を示すインタフェース状態と、を格納する。能動モードにある経路計算ユニットは、待機モードにある経路計算ユニットに、ネットワークのリンク状態の情報のみを送る。待機モードにある経路計算ユニットにおいて、リンク状態を受信するデータベース統合化モジュールは、その内容をリンク状態データベースに格納する。能動モードにある経路計算ユニットにおいて不具合が生じたとき、その経路計算ユニットは、格納されているリンク状態データベースを用いてルーティングプロトコルの処理を実行するので、再びネットワークのリンク状態情報を集めるために、他の複数のルータがもつ情報を交換する必要がない。しかしながら、能動モードに切り換わった後のしばらくの間、経路計算ユニットは、近傍ルータ状態やインタフェース状態についての情報を有しておらず、能動状態になった経路計算ユニットから複数のHelloパケットが伝送される。能動状態になった経路計算は、後に経路計算ユニットが送出したHellowパケットに含まれる他のルータのIDのリストを段階的に完成させるべく、近接するルータ状態とインタフェースについての情報を段階的に蓄積する。
【0008】
能動状態の制御カードに不具合が生じたときに迅速な切り換えを可能とするためには、能動状態の機器に対して、すべての実時間で同期するバックアップリンクレベル過程を有しており、IP上で実行されるリンクレベルプロトコルとして実装可能な、改良された冗長構成を提供することによって、高いネットワーク利用性を提供することが望ましい。
【0009】
発明の開示
本発明は、ルータにおけるリンクレベルプロトコルでの冗長構成を実装するための方法およびシステムに関する。特に、本発明は、オープンショーテストパスファースト(Open Shortest Path First:OSPF)ルーティングプロトコルでの冗長構成を提供することに関する。能動プロセッサは、OSPF処理を提供する。本発明において、待機プロセッサは、能動プロセッサに結合される。初期の同期の期間に、能動プロセッサからの総てのネットワークリンクプロトコル情報が、待機プロセッサに伝送される。そのネットワークリンク情報は、OSPF状態情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報を含んでいる。そして、ネットワークリンクプロトコル情報のうちのいずれの更新も、規則正しく、かつ制御された方法で、待機プロセッサに直ちに伝送される。能動プロセッサに不具合が生じると、ルータは、待機プロセッサに切り替えられて、すべてのOSPFプロトコル動作は、待機プロセッサで実行される。本発明では、リンクプロトコルの総ての状態は、不具合が生じなかったかのように、直ちに機能する。近傍にある複数のルータは、切り換えがなされた後も何の変化も認識せず、切り換えられた後に、近傍にある複数のルータからは、いかなる付加的な情報も必要とされない。したがって、ルータの伝送能力は、影響を受けないままであり、近傍にあるルータは、システムに不具合が生じたことを認識しない。
【0010】
本発明の実施の態様において、初期の同期の期間において、能動プロセッサと、ルータの各エリアのための待機プロセッサとに、それぞれ隠しOSPFインタフェース(hidden OSPF interface)が確定される。この隠しOSPFインタフェースは、外界に曝されていないポイントツーポイントの番号付けされていないインタフェースとみなされる。能動プロセッサのリンク状態データベースは、隠しOSPFインタフェースを用いて、待機プロセッサに同期している。リンクプロトコル情報も、能動プロセッサから待機プロセッサへ、隠しOSPFインタフェースを介して伝送される。待機プロセッサが能動プロセッサに同期するとすぐに、各領域の隠しOSPFインタフェースが削除される。
【0011】
本発明において、能動および待機OSPFプロセッサは、ホット−スタンバイ状態と称される、高く同期された状態を維持する。したがって、能動プロセッサに不具合が生じた場合に、待機プロセッサへの素早い切り換えが起こる。
【0012】
本発明は、以下に図面を参照しつつ十分に説明される。
【0013】
図面の簡単な説明
図1は、OSPFでの冗長構成を実装するためのシステムの概略図である。
【0014】
図2は、冗長構成のソフトウェアの実装についての概略図である。
【0015】
図3は、各OSPF領域用の隠しインタフェースの実装についての概略図である。
【0016】
図4は、能動OSPF制御カード上で実行されるOSPF処理の状態についての概略図である。
【0017】
図5は、能動プロセスから待機プロセスへのネットワークリンク状態情報の伝送の過程を示すフローチャートである。
【0018】
詳細な説明
添付図面に実施例が示され、本発明の好適な実施形態について説明が更に詳細になされる。可能な場合には、同じ参照番号が同一または同様の部材を示すために、図面および詳細な説明の全体を通じて用いられる。
【0019】
図1は、本発明の技術にしたがった、ルータ10におけるリンクプロトコルでの冗長構成を実装するためのシステムの概略図である。ルータ11は、能動OSPF制御カード12を備えている。能動OSPF制御カード12は、複数のOSPF処理を実行する。OSPF処理は、近傍にある1またはそれ以上のルータ15のについて1またはそれ以上の隣接を確立し、維持し、確認する機能と、その近傍にある機器とネットワーク情報を交換する機能と、ローカルな経路制御表のために最適なネットワーク経路を更新する機能とを備える。2つの近傍にあるルータのリンク状態データベースが同期するものであるとき、隣接(adjacent)と定義される。隣接は、隣接でのみ送信および受信されるルーティングプロトコルパケットの配送を制御する。
【0020】
待機OSPF制御カード18は、ルータ1に着脱可能に接続される。待機OSPF制御カード18が接続されていない場合には、能動OSPF制御カード12は、非冗長構成モードで動作する。能動OSPF制御カード12は、ネットワークリンクプロトコル情報15を通信チャネル16を通じて、待機OSPF制御カード18へ伝送する。より好ましくは、この通信チャネル16は、高速で信頼性が高い通信チャネルである。たとえば、通信チャネル16は、デュプレックスイーサネット(duplex Ethernet)である。ネットワークリンクプロトコル情報15は、インタープロセスコントロール(IPC)メッセージの形式で伝えられる。OSPF処理19用の同一の冗長構成ソフトウェアが、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18の双方で実行されている。OSPF処理19用の冗長構成ソフトウェアは、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18の間でネットワークリンクプロトコル情報15を更新することを制御し、後述するように、システム状態情報を用いて、能動モードと待機モードとを区別する。
【0021】
本発明の一実施の形態では、アンバーネットワーク(Amber Network)のASR2000ルータ(あるいは、ASR2020)上で実行されるOSPFプロトコルを用いている。アンバーネットワークのASR2000およびASR2020の技術マニュアルは、完全に記述されているかのように本明細書に引用される。能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、ルータ11のラインカードおよびASICドライバに接続される。システム10は、OSPFプロトコルに関して説明されているが、本発明の技術は、他の一般的なリンクプロトコルにも用いることができることは明らかである。
【0022】
待機OSPF制御カード18がルータ11に接続された後に、OSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアを用いて動作中の能動OSPF制御カード12から待機OSPF制御カード18へのネットワークリンク情報の全体を更新するための初期の同期が実行される。ネットワークリンク情報15は、構成、状態、および学習した情報を含む。
【0023】
初期の同期の後に、OSPF能動および待機の処理は、完全に冗長構成となり、OSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアで実行されるOSPF処理は、増分を更新するモードで実行される。更新は、能動OSPF制御カード12でなされる。すべての更新は、待機OSPF制御カード18へ伝送される。待機OSPF制御カード18は、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード12との間の総ての実時間での同期を維持するために、すべての複数のOSPFメッセージおよび更新を受信する。したがって、冗長構成を実装するために、待機OSPF制御カード18は、能動OSPF制御カード12を反映する。この状態は、ホット−スタンバイと称され、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18は、実質的に同期状態を維持する。したがって、能動OSPF制御カード12の不具合が生じた場合には、待機OSPF制御カード18が能動となり、以前に能動OSPF制御カード12によって実行されていた総ての処理をただちに引き受けることができる。
【0024】
図2は、能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18におけるOSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアの詳細な概要図を示す。冗長構成カード管理部(Redundant card manager)(RCM)20は、各タスクのために同期状態の機器を維持するタスクである。能動OSPF制御カード12でのOSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアのすべてのタスクは、RCM20と対話して、ネットワークリンク情報15を待機OPF制御カード18に送り出す。OSPFタスク21は、能動OSPFカード12上で実行されているOSPF処理の状態を決定するためのタスクである。ソフトウェア冗長構成管理22は、能動OSPF制御カード12がOSPF処理を実行している能動状態から、待機OSPF制御カード18がOSPF処理を回復する待機状態への切り替えを決定するために、RCM20と対話するモジュールである。
【0025】
初期の同期の間、待機OSPF制御カード18上の冗長構成カード管理(RCM)20は、タスク情報を検索するために、能動OSPF制御カード12上のOSPFタスク21にコンタクトする。能動OSPF制御カード12上のOSPFタスク21は、自動的に、OSPFメッセージを処理し、経路制御表管理(RTM)34上に格納される経路を計算する。能動OSPF制御カード12は、対応する初期の状態を記録し、リンク状態データベース情報23と、OSPF状態情報24およびOSPF構成情報25と、OSPF隣接情報26と、OSPF状態情報27と、RCM20を通じてOSPF制御カード18をバックアップするためのOSPFグローバルプロトコル情報28と、を伝送する。
【0026】
初期の同期の間に、能動OSPF制御カード12上で実行されているOSPF処理に、ロック(locks)を用いることができる。たとえば、能動OSPF制御カード12上で、一つのOSPF隣接が作成されている際にロックが維持されて、新たなOSPF隣接が確立さないようにしてもよい。
【0027】
隠しOSPFインタフェース30は、初期の同期の間、能動OSPF制御カード12と各領域の待機OSPF制御カード18との間に作成される。一つの領域とは、連続する複数のネットワークの一群のことを称しており、複数のホストが付属している。隠しOSPFインタフェース30は、システム10で用いられるポイントツーポイントの番号が付されていないインタフェースであり、外界には曝されていない。隠しOSPF隣接32は、OSPF隣接の発見によって自動的に隠しOSPFインタフェース30上に構築される。データベース33は、隠しOSPF隣接32を介して同期されている。したがって、能動OSPF制御カード12と、各領域用の待機OSPF制御カード18との間には、一つの隠しOSPF隣接32が存在する。したがって、隠しOSPF隣接32は、データベース33上に格納されているリンク状態データベース情報23を同期するために用いられる。
【0028】
図3は、隠しOSPFインタフェースの実装を示す図である。ルータ11は、2つのインタフェース、すなわちルータ15aに接続されている領域0に属するインタフェース14aと、ルータ15bに接続されている領域2に属するインタフェース14bとを有する。ルータ11において、領域0および領域2のために2つの隠しOSPFインタフェースが作成される。隠しインタフェース30aは、領域0のために作成され、隠しインタフェース30bは、領域2のために作成される。隠しOSPF隣接32aは、隠しOSPFインタフェース30a上で実行され、隠しOSPF隣接32bは、隠しOSPFインタフェース30b上で実行される。複数の外部リンク情報隣接(LSAs)は、領域0のための隠しインタフェース30aのみを通じて、同期されている。
【0029】
図2に示されるとおり、能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、複数のOSPFパケットを処理し、また、コストを考慮することによって一つのルータから宛先のネットワークまでの最短のパスを決定するショーテストパスファーストを計算する。能動OSPF制御カード12は、隣接する複数のルータに伝送するためのラインカードにOSPFパケットを送り出すことができる。一方、待機OSPF制御カード18は、隣接する複数のルータに伝送するためのラインカードにOSPFパケットを送り出さない。能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、図2に示されるように、経路制御表管理(RTM)34により経路を更新する。待機OSPF制御カード18のRTM34は、能動OSPF制御カード12への経路の再配分(redistribution)を更新することができる。IPインタフェース管理35は、システム10をインターネットプロパティ(IP)にインタフェースする。コマンドラインインタフェース(CLI)コマンドは、データ格納36を用いてOSPF構成を提供するために用いられる。データ格納36は、メモリ38への格納を提供するタスクである。たとえば、メモリ38は、コンパクトフラッシュディスクである。したがって、待機OSPF制御カード18によって得られるべき総ての情報は、能動OFPF制御カード12、IPインタフェース管理35、またはデータベース36から直接的に得られる。
【0030】
能動状態は、能動OSPF制御カード12に関係づけられる。待機状態は、待機OSPF制御カード18と関係づけられる。能動OSPF制御カード12から待機OSPF制御カード12への切り換えによって、能動OSPF制御カード12の不具合をクリアすることができる。切り換えが起こるとき、待機OSPF制御カード18は、その状態を能動状態へと変化させて、すべてのOSPF処理を引き継ぐ。待機OSPF制御カード19は、抑制されていた総てのOSPF処理を再び開始し、複数のOSPFパケットをラインカードに送信することを開始する。
【0031】
図4は、能動OSPF制御カード12上で実行されている能動OSPF処理40の状態を示す図である。OSPF_FAULT_INT状態41は、能動OSPF処理40の初期状態である。もし、能動OSPF制御カード12の処理のみを用いてシステム10が動作している場合には、システム10は、待機OSPF制御カードの開始を待っている状態であるOSPF_FAULT_INT状態41に留まる。
【0032】
待機OSPF制御カード1が処理を開始すると、OSPF_FAULT_VERIFY状態42となり、待機OSPF制御カード18は、図2に示されるとおり、能動OSPF制御カード12上でOSPF構成が動作されているところの能動OSPF制御カード12のデータ格納36から受信したOSPF構成情報25をインストールする。この時、能動OSPF制御カード12上の構成が、使用禁止になる。データ格納36からの待機OSPF制御カード18のOSPF構成は同期され、能動OSPF処理40の情報によって確認される。能動OSPF処理40は、待機OSPF制御カード18上で実行されている待機OSPF処理44が全体的な同期構成およびデータ格納36からのシステム情報を有しているか否かについて確認する。たとえば、能動OSPF制御カード12は、インタフェース番号と複数のパラメータを確認することができる。もし、確認できなかった場合には、能動OSPF処理40は、予め決められた数秒程度の時間間隔をおいた後、再試行する。
【0033】
OSPF構成の確認の後に、能動OSPF処理40および待機OSPF処理44は、OSPF_FAULT_SYNC状態45に入る。このOSPF_FAULT_SYNC状態45において、隣接情報は、図5のブロック50に示されるとおり、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18との間の伝送リンク16を介して伝送される。隣接情報は、能動OSPF処理40からIPCメッセージとして伝送されてもよい。多数の隣接の送信のために、複数のIPCメッセージが使われてもよい。待機OSPF処理44は、ブロック52に示されるように、受信されたIPCメッセージに応答して、肯定応答IPCメッセージを能動OSPF制御カード12に送信する。
【0034】
隣接情報の伝送の間、能動OSPF制御カード12は、未知の者からのHelloパケットを無視することで、いかなる新たな隣接を受け入れないでおくことができる。すべての隣接情報が能動OSPF制御カード12から待機OSPF制御カード18へ伝送されたとき、能動OSPF制御カード12は、ブロック53に示されるとおり、終了メッセージを伝送する。
【0035】
この結果、待機OSPF処理44は、ブロック54において、リンク状態データベース情報を能動OSPF制御カード12からダウンロードする。引用によってこの出願に取り入れられるべきRFC2328に開示されているように、OSPFによって提供されている内部データベース同期機構を使用することによって、リンク状態情報は、同期される。このデータベース同期機構は、各ルータがその隣接に対して一連の複数の同一のデータベース記述パケットを送信することによってデータベースを記述するといった「データベース交換プロセス(Database Exchange Process)」を用いている。2つのルータは、マスター/スレーブ関係に入る。各データベース記述パケットは、ルータのデータベースに所属する一組のリンク状態広告(LSA)を記述する。隣接が、所有するデータベースのコピーよりも、さらに新しいLSAを見たとき、新たなLSAが要求されなければなならいと判断される。各データベース記述パケットは、シーケンス番号を有している。マスターによって送られたデータベース記述パケット(ポーリング)は、スレーブが、そのシーケンス番号を返すことによって、肯定応答される。ポーリングとレスポンスの双方とも、リンク状態データの概要を含んでいる。マスターは、固定された間隔でなされるデータベース記述バケットを再送信することが唯一許されている。データベース記述処理が完了すると、データベースは、同期したとみなさて、複数のルータは、完全な隣接とみなされる。この時、隣接は完全に作用しており、2つのルータ−LSAにおいて、公示される。隠しOSPF隣接32は、リンク状態データベース情報23をダウンロードするために、OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18間に確定される。能動OSPF制御カード12において待機OSPF制御カード18からのデータベース要求メッセージが受信されると、能動OSPF制御カード12は、待機OSPF制御カード18がリンク状態データベース情報23のダウンロードを開始したことに気づくことになる。リンク状態データベース情報のダウンロードは、同期リンク状態データベースが能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18に存在するまで継続される。
【0036】
待機OSPF制御カード18が、能動OSPF制御カードとの同期リンク状態データベースを有するようになった後に、能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、OSPF_FAULT_FULL状態46に入る。OSPF_FAULT_FULL状態46は、不具合がある能動OSPF制御カード12のすべての処理を直ちに引き継ぐことができるホットスタンバイ状態である。OSPF_FAULT_FULL状態46では、隠しOSPFインタフェース30および隠し隣接32は、削除される。能動OSPF処理40は、更新されたOSPF状態情報24、OSPF構成情報25、OSPF隣接情報26、OSPFインタフェース情報27、およびOSPFグローバルプロトコル情報28を、IPCメッセージを使用したRCMを介して待機OSPF制御カードへ、ただちに送信することによって、すべての変更についての増分を更新するように段階的に待機OSPF44を更新する。すべての隣接の状態または近傍の隣接の喪失は、能動OSPF制御カード12を変化させて、ただちに、通信リンク18を介して、待機OSPF制御カード18へ伝送される。すべてのリンク状態データベースの変更は、通信リンク15を介して、一般的なOSPF同期機構で、バックアップのOSPF制御カード18に伝送される。
【0037】
OSPF制御カードにおける構成変更は、IPCメッセージとして、バックアップのOSPF制御カード18に伝送され、この結果、待機OSPF制御カード18がトリガーされて、データ格納36から更新情報が読み込まれる。二者択一的に、構成コマンドが、CLIからバックアップのOSPF制御モジュール18へ伝送されてもよい。
【0038】
待機OSPF制御カード18がOSPF_FAULT_FULL状態にあるときに、能動OSPF制御カード12の不具合が生じた場合には、待機OSPF制御カード18は、直ちに、すべてのOSPF処理を引き継ぐ。待機OSPF制御カード18が、OSPF_FAUL_INIT状態41、OSPF_FAULT_VERIFY状態12、またはOSPF_FAULT_SYNC状態45のいずれか一つにあるときに、能動OSPF制御カード12の不具合が生じた場合には、待機は、完全な冗長構成状態ではなく、待機カードは、リセットされる。システムは冗長構成状態に達成していないので、能動カードの不具合は、サービスを中断する。
【0039】
上述した実施の形態は、本発明の原理を応用した多くの可能な実施の形態のうちの幾つかを説明するためのものと理解されるべきである。本発明の精神から逸脱しない範囲で当業者によって多くの変更可能な他の構成を導出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、OSPFでの冗長構成を実装するためのシステムの概略図である。
【図2】図2は、冗長構成のソフトウェアの実装についての概略図である。
【図3】図3は、各OSPF領域用の隠しインタフェースの実装についての概略図である。
【図4】図4は、能動OSPF制御カード上で実行されるOSPF処理の状態についての概略図である。
【図5】図5は、能動プロセスから待機プロセスへのネットワークリンク状態情報の伝送の過程を示すフローチャートである。
発明の背景
1.発明の技術分野
本発明は、ネットワーク通信に関し、より詳しくは、オープンショーテストパスファースト(Open Shortest Path First:OSPF)プロトコルのようなルーティングプロトコルでの冗長構成と、ルータおよびこれに隣接する複数のルータのプロトコルサービスを不具合から守るための装置とに関する。
【0002】
2.関連技術
インターネットプロトコル(「IP」)は、インターネット(the Internet)のような多くの公衆通信網、および企業内インターネットのようなプライベート通信網やデータ通信網のための基盤をなしている。音声、データ、およびマルチメディアの通信網の集約化は、主にIP−ベースの複数のプロトコルに基づいてなされている。
【0003】
データパケットは、一つの機器から通信先へ向かう他器へ配送されることによって、データ通信網中を進む。ルータまたは他のスイッチは、データネットワークに接続された顧客コンピュータなどのデータ送信側と宛先との間で1または複数のリンクを介して、データパケットを経路制御(ルーティング)するために用いられる。ボーダーゲートウェイプロトコル(Border Gateway Protocols:BGP)、ルーティングインフォメーションプロトコル(Routing Information Protocol:RIP)、およびオープンショーテストパスファーストプロトコル(Open Shortest Path First Protocol:OSPF)のようなルーティングプロトコルは、各々の機器に、パケットを宛先の方へ向かわせるための次のホップである他の機器を理解させることを可能とする。ルータは、ルーティングプロトコルを用いて経路制御表(ルーティングテーブル)を構成する。そして、ルータが、データパケットを受け取って、転送の決定をしなければならないときには、ルータは、この経路制御表において次のホップの機器をルックアップする。一般には、ルータは、データパケット中の宛先アドレスをインデックスとして用いて、経路制御表をルックアップする。
【0004】
基本的なOSPFアルゴリズムにおいて、ルータは、そのルータ自身のIDと、ルータが認識する近傍のIDを含むHelloパケットをブロードキャストするとともに、そのようなメッセージを他のルータから受信する。ルータが、そのルータ自身のIDを含むHelloパケットを、当該ルータを認識した他のルータから受信したならば、その二つのルータは、互いに認識したということに気づく。そして、二つのルータは、ルーティングプロトコルパケットを送ることによってネットワークリンク状態情報を交換する。ルータは、リンク状態ルーティングアルゴリズム、典型的には、Dijkstraアルゴリズムを実行することによって集められたリンク状態情報に基づいて経路制御表を作成する。OSPFにおいて、経路制御表が、ネットワークのリンクの帯域幅を含む複数の要因を考慮して決定されたコストに基づいて、最もコストが低いパスを、パケットのルートとして特定する。ネットワークのリンクが変化したとき、各ルータは、各ネットワークの夫々に対する自身の最短パスを計算し、それらのパスにしたがって自身の経路制御表を設定する。経路計算ユニットは、経路制御表を作成するために用いられる。
【0005】
各ルータは、制御パケットおよびネットワークリンク状態情報を送出および受信しつつ、このルータが接続されているネットワーク上の他のルータの状態を管理し、さらに、複数のネットワークに接続されているこのルータを通じた複数のインタフェースの状態を管理する。複数のルータの状態に関しては、各ルータは、それら複数のルータのIDを管理し、各ルータは、当該ルータを複数のルータの各々が認識しているか否かを確認し、または、複数のルータの各々がネットワークのリンク状態情報の送信および受信を完了したか否かを確認する。インタフェースの状態に関しては、各ルータは、複数のインタフェースのアドレスと、各インタフェースが接続される各ネットワーク上の他の複数のルータのアドレスとを管理する。
【0006】
一般的なIPエッジルータでは、主要な電気回路構成要素が損なわれて、動作が、冗長構成のコントローラにフォールバック(falls back)される場合には、そのルータが、ルーティング状態とテーブルを配送するパケットとを解除する間、5分〜15分の停止が生じる。ルータ装置の信頼性を強化するためには、複数の上述した経路計算ユニットをマルチプレックス動作することが重要である。マルチプレックス式のルータ装置は、複数の経路計算ユニットを有し、常に、一方の経路計算ユニットが能動モードに置かれて通常の処理を実行しつつ、残りの経路計算ユニットが待機モードに保たれる。能動モードの経路計算ユニットに不具合が生じたとき、マルチプレックス式のルータ装置は、待機中の経路計算ユニットのうちの一つを能動モードにして(経路計算ユニットの切り替えシステムと称される)、この一つの他の経路計算ユニットが引き継いで、不具合がある経路計算ユニットによって実行されていた処理を実行し続ける。
【0007】
米国特許6,049,524号は、動作状態にある経路計算ユニットから待機モードにある経路計算ユニットへ伝送される情報量を軽減するマルチプレックス式ルータ装置を開示している。能動モードにある経路計算ユニットは、内部バスによって、待機モードにある経路計算ユニットに接続されている。能動モードにある経路計算ユニットは、ルータと複数のネットワークにそれぞれ付随した各ルータとの間の接続関係を示すリンク状態情報と、近傍にある複数のルータの状態を示す近傍ルータ状態と、マルチプレックス式ルータ装置をネットワークに接続する複数のネットワークインタフェースの状態を示すインタフェース状態と、を格納する。能動モードにある経路計算ユニットは、待機モードにある経路計算ユニットに、ネットワークのリンク状態の情報のみを送る。待機モードにある経路計算ユニットにおいて、リンク状態を受信するデータベース統合化モジュールは、その内容をリンク状態データベースに格納する。能動モードにある経路計算ユニットにおいて不具合が生じたとき、その経路計算ユニットは、格納されているリンク状態データベースを用いてルーティングプロトコルの処理を実行するので、再びネットワークのリンク状態情報を集めるために、他の複数のルータがもつ情報を交換する必要がない。しかしながら、能動モードに切り換わった後のしばらくの間、経路計算ユニットは、近傍ルータ状態やインタフェース状態についての情報を有しておらず、能動状態になった経路計算ユニットから複数のHelloパケットが伝送される。能動状態になった経路計算は、後に経路計算ユニットが送出したHellowパケットに含まれる他のルータのIDのリストを段階的に完成させるべく、近接するルータ状態とインタフェースについての情報を段階的に蓄積する。
【0008】
能動状態の制御カードに不具合が生じたときに迅速な切り換えを可能とするためには、能動状態の機器に対して、すべての実時間で同期するバックアップリンクレベル過程を有しており、IP上で実行されるリンクレベルプロトコルとして実装可能な、改良された冗長構成を提供することによって、高いネットワーク利用性を提供することが望ましい。
【0009】
発明の開示
本発明は、ルータにおけるリンクレベルプロトコルでの冗長構成を実装するための方法およびシステムに関する。特に、本発明は、オープンショーテストパスファースト(Open Shortest Path First:OSPF)ルーティングプロトコルでの冗長構成を提供することに関する。能動プロセッサは、OSPF処理を提供する。本発明において、待機プロセッサは、能動プロセッサに結合される。初期の同期の期間に、能動プロセッサからの総てのネットワークリンクプロトコル情報が、待機プロセッサに伝送される。そのネットワークリンク情報は、OSPF状態情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報を含んでいる。そして、ネットワークリンクプロトコル情報のうちのいずれの更新も、規則正しく、かつ制御された方法で、待機プロセッサに直ちに伝送される。能動プロセッサに不具合が生じると、ルータは、待機プロセッサに切り替えられて、すべてのOSPFプロトコル動作は、待機プロセッサで実行される。本発明では、リンクプロトコルの総ての状態は、不具合が生じなかったかのように、直ちに機能する。近傍にある複数のルータは、切り換えがなされた後も何の変化も認識せず、切り換えられた後に、近傍にある複数のルータからは、いかなる付加的な情報も必要とされない。したがって、ルータの伝送能力は、影響を受けないままであり、近傍にあるルータは、システムに不具合が生じたことを認識しない。
【0010】
本発明の実施の態様において、初期の同期の期間において、能動プロセッサと、ルータの各エリアのための待機プロセッサとに、それぞれ隠しOSPFインタフェース(hidden OSPF interface)が確定される。この隠しOSPFインタフェースは、外界に曝されていないポイントツーポイントの番号付けされていないインタフェースとみなされる。能動プロセッサのリンク状態データベースは、隠しOSPFインタフェースを用いて、待機プロセッサに同期している。リンクプロトコル情報も、能動プロセッサから待機プロセッサへ、隠しOSPFインタフェースを介して伝送される。待機プロセッサが能動プロセッサに同期するとすぐに、各領域の隠しOSPFインタフェースが削除される。
【0011】
本発明において、能動および待機OSPFプロセッサは、ホット−スタンバイ状態と称される、高く同期された状態を維持する。したがって、能動プロセッサに不具合が生じた場合に、待機プロセッサへの素早い切り換えが起こる。
【0012】
本発明は、以下に図面を参照しつつ十分に説明される。
【0013】
図面の簡単な説明
図1は、OSPFでの冗長構成を実装するためのシステムの概略図である。
【0014】
図2は、冗長構成のソフトウェアの実装についての概略図である。
【0015】
図3は、各OSPF領域用の隠しインタフェースの実装についての概略図である。
【0016】
図4は、能動OSPF制御カード上で実行されるOSPF処理の状態についての概略図である。
【0017】
図5は、能動プロセスから待機プロセスへのネットワークリンク状態情報の伝送の過程を示すフローチャートである。
【0018】
詳細な説明
添付図面に実施例が示され、本発明の好適な実施形態について説明が更に詳細になされる。可能な場合には、同じ参照番号が同一または同様の部材を示すために、図面および詳細な説明の全体を通じて用いられる。
【0019】
図1は、本発明の技術にしたがった、ルータ10におけるリンクプロトコルでの冗長構成を実装するためのシステムの概略図である。ルータ11は、能動OSPF制御カード12を備えている。能動OSPF制御カード12は、複数のOSPF処理を実行する。OSPF処理は、近傍にある1またはそれ以上のルータ15のについて1またはそれ以上の隣接を確立し、維持し、確認する機能と、その近傍にある機器とネットワーク情報を交換する機能と、ローカルな経路制御表のために最適なネットワーク経路を更新する機能とを備える。2つの近傍にあるルータのリンク状態データベースが同期するものであるとき、隣接(adjacent)と定義される。隣接は、隣接でのみ送信および受信されるルーティングプロトコルパケットの配送を制御する。
【0020】
待機OSPF制御カード18は、ルータ1に着脱可能に接続される。待機OSPF制御カード18が接続されていない場合には、能動OSPF制御カード12は、非冗長構成モードで動作する。能動OSPF制御カード12は、ネットワークリンクプロトコル情報15を通信チャネル16を通じて、待機OSPF制御カード18へ伝送する。より好ましくは、この通信チャネル16は、高速で信頼性が高い通信チャネルである。たとえば、通信チャネル16は、デュプレックスイーサネット(duplex Ethernet)である。ネットワークリンクプロトコル情報15は、インタープロセスコントロール(IPC)メッセージの形式で伝えられる。OSPF処理19用の同一の冗長構成ソフトウェアが、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18の双方で実行されている。OSPF処理19用の冗長構成ソフトウェアは、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18の間でネットワークリンクプロトコル情報15を更新することを制御し、後述するように、システム状態情報を用いて、能動モードと待機モードとを区別する。
【0021】
本発明の一実施の形態では、アンバーネットワーク(Amber Network)のASR2000ルータ(あるいは、ASR2020)上で実行されるOSPFプロトコルを用いている。アンバーネットワークのASR2000およびASR2020の技術マニュアルは、完全に記述されているかのように本明細書に引用される。能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、ルータ11のラインカードおよびASICドライバに接続される。システム10は、OSPFプロトコルに関して説明されているが、本発明の技術は、他の一般的なリンクプロトコルにも用いることができることは明らかである。
【0022】
待機OSPF制御カード18がルータ11に接続された後に、OSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアを用いて動作中の能動OSPF制御カード12から待機OSPF制御カード18へのネットワークリンク情報の全体を更新するための初期の同期が実行される。ネットワークリンク情報15は、構成、状態、および学習した情報を含む。
【0023】
初期の同期の後に、OSPF能動および待機の処理は、完全に冗長構成となり、OSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアで実行されるOSPF処理は、増分を更新するモードで実行される。更新は、能動OSPF制御カード12でなされる。すべての更新は、待機OSPF制御カード18へ伝送される。待機OSPF制御カード18は、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード12との間の総ての実時間での同期を維持するために、すべての複数のOSPFメッセージおよび更新を受信する。したがって、冗長構成を実装するために、待機OSPF制御カード18は、能動OSPF制御カード12を反映する。この状態は、ホット−スタンバイと称され、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18は、実質的に同期状態を維持する。したがって、能動OSPF制御カード12の不具合が生じた場合には、待機OSPF制御カード18が能動となり、以前に能動OSPF制御カード12によって実行されていた総ての処理をただちに引き受けることができる。
【0024】
図2は、能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18におけるOSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアの詳細な概要図を示す。冗長構成カード管理部(Redundant card manager)(RCM)20は、各タスクのために同期状態の機器を維持するタスクである。能動OSPF制御カード12でのOSPF処理19のための冗長構成ソフトウェアのすべてのタスクは、RCM20と対話して、ネットワークリンク情報15を待機OPF制御カード18に送り出す。OSPFタスク21は、能動OSPFカード12上で実行されているOSPF処理の状態を決定するためのタスクである。ソフトウェア冗長構成管理22は、能動OSPF制御カード12がOSPF処理を実行している能動状態から、待機OSPF制御カード18がOSPF処理を回復する待機状態への切り替えを決定するために、RCM20と対話するモジュールである。
【0025】
初期の同期の間、待機OSPF制御カード18上の冗長構成カード管理(RCM)20は、タスク情報を検索するために、能動OSPF制御カード12上のOSPFタスク21にコンタクトする。能動OSPF制御カード12上のOSPFタスク21は、自動的に、OSPFメッセージを処理し、経路制御表管理(RTM)34上に格納される経路を計算する。能動OSPF制御カード12は、対応する初期の状態を記録し、リンク状態データベース情報23と、OSPF状態情報24およびOSPF構成情報25と、OSPF隣接情報26と、OSPF状態情報27と、RCM20を通じてOSPF制御カード18をバックアップするためのOSPFグローバルプロトコル情報28と、を伝送する。
【0026】
初期の同期の間に、能動OSPF制御カード12上で実行されているOSPF処理に、ロック(locks)を用いることができる。たとえば、能動OSPF制御カード12上で、一つのOSPF隣接が作成されている際にロックが維持されて、新たなOSPF隣接が確立さないようにしてもよい。
【0027】
隠しOSPFインタフェース30は、初期の同期の間、能動OSPF制御カード12と各領域の待機OSPF制御カード18との間に作成される。一つの領域とは、連続する複数のネットワークの一群のことを称しており、複数のホストが付属している。隠しOSPFインタフェース30は、システム10で用いられるポイントツーポイントの番号が付されていないインタフェースであり、外界には曝されていない。隠しOSPF隣接32は、OSPF隣接の発見によって自動的に隠しOSPFインタフェース30上に構築される。データベース33は、隠しOSPF隣接32を介して同期されている。したがって、能動OSPF制御カード12と、各領域用の待機OSPF制御カード18との間には、一つの隠しOSPF隣接32が存在する。したがって、隠しOSPF隣接32は、データベース33上に格納されているリンク状態データベース情報23を同期するために用いられる。
【0028】
図3は、隠しOSPFインタフェースの実装を示す図である。ルータ11は、2つのインタフェース、すなわちルータ15aに接続されている領域0に属するインタフェース14aと、ルータ15bに接続されている領域2に属するインタフェース14bとを有する。ルータ11において、領域0および領域2のために2つの隠しOSPFインタフェースが作成される。隠しインタフェース30aは、領域0のために作成され、隠しインタフェース30bは、領域2のために作成される。隠しOSPF隣接32aは、隠しOSPFインタフェース30a上で実行され、隠しOSPF隣接32bは、隠しOSPFインタフェース30b上で実行される。複数の外部リンク情報隣接(LSAs)は、領域0のための隠しインタフェース30aのみを通じて、同期されている。
【0029】
図2に示されるとおり、能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、複数のOSPFパケットを処理し、また、コストを考慮することによって一つのルータから宛先のネットワークまでの最短のパスを決定するショーテストパスファーストを計算する。能動OSPF制御カード12は、隣接する複数のルータに伝送するためのラインカードにOSPFパケットを送り出すことができる。一方、待機OSPF制御カード18は、隣接する複数のルータに伝送するためのラインカードにOSPFパケットを送り出さない。能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、図2に示されるように、経路制御表管理(RTM)34により経路を更新する。待機OSPF制御カード18のRTM34は、能動OSPF制御カード12への経路の再配分(redistribution)を更新することができる。IPインタフェース管理35は、システム10をインターネットプロパティ(IP)にインタフェースする。コマンドラインインタフェース(CLI)コマンドは、データ格納36を用いてOSPF構成を提供するために用いられる。データ格納36は、メモリ38への格納を提供するタスクである。たとえば、メモリ38は、コンパクトフラッシュディスクである。したがって、待機OSPF制御カード18によって得られるべき総ての情報は、能動OFPF制御カード12、IPインタフェース管理35、またはデータベース36から直接的に得られる。
【0030】
能動状態は、能動OSPF制御カード12に関係づけられる。待機状態は、待機OSPF制御カード18と関係づけられる。能動OSPF制御カード12から待機OSPF制御カード12への切り換えによって、能動OSPF制御カード12の不具合をクリアすることができる。切り換えが起こるとき、待機OSPF制御カード18は、その状態を能動状態へと変化させて、すべてのOSPF処理を引き継ぐ。待機OSPF制御カード19は、抑制されていた総てのOSPF処理を再び開始し、複数のOSPFパケットをラインカードに送信することを開始する。
【0031】
図4は、能動OSPF制御カード12上で実行されている能動OSPF処理40の状態を示す図である。OSPF_FAULT_INT状態41は、能動OSPF処理40の初期状態である。もし、能動OSPF制御カード12の処理のみを用いてシステム10が動作している場合には、システム10は、待機OSPF制御カードの開始を待っている状態であるOSPF_FAULT_INT状態41に留まる。
【0032】
待機OSPF制御カード1が処理を開始すると、OSPF_FAULT_VERIFY状態42となり、待機OSPF制御カード18は、図2に示されるとおり、能動OSPF制御カード12上でOSPF構成が動作されているところの能動OSPF制御カード12のデータ格納36から受信したOSPF構成情報25をインストールする。この時、能動OSPF制御カード12上の構成が、使用禁止になる。データ格納36からの待機OSPF制御カード18のOSPF構成は同期され、能動OSPF処理40の情報によって確認される。能動OSPF処理40は、待機OSPF制御カード18上で実行されている待機OSPF処理44が全体的な同期構成およびデータ格納36からのシステム情報を有しているか否かについて確認する。たとえば、能動OSPF制御カード12は、インタフェース番号と複数のパラメータを確認することができる。もし、確認できなかった場合には、能動OSPF処理40は、予め決められた数秒程度の時間間隔をおいた後、再試行する。
【0033】
OSPF構成の確認の後に、能動OSPF処理40および待機OSPF処理44は、OSPF_FAULT_SYNC状態45に入る。このOSPF_FAULT_SYNC状態45において、隣接情報は、図5のブロック50に示されるとおり、能動OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18との間の伝送リンク16を介して伝送される。隣接情報は、能動OSPF処理40からIPCメッセージとして伝送されてもよい。多数の隣接の送信のために、複数のIPCメッセージが使われてもよい。待機OSPF処理44は、ブロック52に示されるように、受信されたIPCメッセージに応答して、肯定応答IPCメッセージを能動OSPF制御カード12に送信する。
【0034】
隣接情報の伝送の間、能動OSPF制御カード12は、未知の者からのHelloパケットを無視することで、いかなる新たな隣接を受け入れないでおくことができる。すべての隣接情報が能動OSPF制御カード12から待機OSPF制御カード18へ伝送されたとき、能動OSPF制御カード12は、ブロック53に示されるとおり、終了メッセージを伝送する。
【0035】
この結果、待機OSPF処理44は、ブロック54において、リンク状態データベース情報を能動OSPF制御カード12からダウンロードする。引用によってこの出願に取り入れられるべきRFC2328に開示されているように、OSPFによって提供されている内部データベース同期機構を使用することによって、リンク状態情報は、同期される。このデータベース同期機構は、各ルータがその隣接に対して一連の複数の同一のデータベース記述パケットを送信することによってデータベースを記述するといった「データベース交換プロセス(Database Exchange Process)」を用いている。2つのルータは、マスター/スレーブ関係に入る。各データベース記述パケットは、ルータのデータベースに所属する一組のリンク状態広告(LSA)を記述する。隣接が、所有するデータベースのコピーよりも、さらに新しいLSAを見たとき、新たなLSAが要求されなければなならいと判断される。各データベース記述パケットは、シーケンス番号を有している。マスターによって送られたデータベース記述パケット(ポーリング)は、スレーブが、そのシーケンス番号を返すことによって、肯定応答される。ポーリングとレスポンスの双方とも、リンク状態データの概要を含んでいる。マスターは、固定された間隔でなされるデータベース記述バケットを再送信することが唯一許されている。データベース記述処理が完了すると、データベースは、同期したとみなさて、複数のルータは、完全な隣接とみなされる。この時、隣接は完全に作用しており、2つのルータ−LSAにおいて、公示される。隠しOSPF隣接32は、リンク状態データベース情報23をダウンロードするために、OSPF制御カード12と待機OSPF制御カード18間に確定される。能動OSPF制御カード12において待機OSPF制御カード18からのデータベース要求メッセージが受信されると、能動OSPF制御カード12は、待機OSPF制御カード18がリンク状態データベース情報23のダウンロードを開始したことに気づくことになる。リンク状態データベース情報のダウンロードは、同期リンク状態データベースが能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18に存在するまで継続される。
【0036】
待機OSPF制御カード18が、能動OSPF制御カードとの同期リンク状態データベースを有するようになった後に、能動OSPF制御カード12および待機OSPF制御カード18は、OSPF_FAULT_FULL状態46に入る。OSPF_FAULT_FULL状態46は、不具合がある能動OSPF制御カード12のすべての処理を直ちに引き継ぐことができるホットスタンバイ状態である。OSPF_FAULT_FULL状態46では、隠しOSPFインタフェース30および隠し隣接32は、削除される。能動OSPF処理40は、更新されたOSPF状態情報24、OSPF構成情報25、OSPF隣接情報26、OSPFインタフェース情報27、およびOSPFグローバルプロトコル情報28を、IPCメッセージを使用したRCMを介して待機OSPF制御カードへ、ただちに送信することによって、すべての変更についての増分を更新するように段階的に待機OSPF44を更新する。すべての隣接の状態または近傍の隣接の喪失は、能動OSPF制御カード12を変化させて、ただちに、通信リンク18を介して、待機OSPF制御カード18へ伝送される。すべてのリンク状態データベースの変更は、通信リンク15を介して、一般的なOSPF同期機構で、バックアップのOSPF制御カード18に伝送される。
【0037】
OSPF制御カードにおける構成変更は、IPCメッセージとして、バックアップのOSPF制御カード18に伝送され、この結果、待機OSPF制御カード18がトリガーされて、データ格納36から更新情報が読み込まれる。二者択一的に、構成コマンドが、CLIからバックアップのOSPF制御モジュール18へ伝送されてもよい。
【0038】
待機OSPF制御カード18がOSPF_FAULT_FULL状態にあるときに、能動OSPF制御カード12の不具合が生じた場合には、待機OSPF制御カード18は、直ちに、すべてのOSPF処理を引き継ぐ。待機OSPF制御カード18が、OSPF_FAUL_INIT状態41、OSPF_FAULT_VERIFY状態12、またはOSPF_FAULT_SYNC状態45のいずれか一つにあるときに、能動OSPF制御カード12の不具合が生じた場合には、待機は、完全な冗長構成状態ではなく、待機カードは、リセットされる。システムは冗長構成状態に達成していないので、能動カードの不具合は、サービスを中断する。
【0039】
上述した実施の形態は、本発明の原理を応用した多くの可能な実施の形態のうちの幾つかを説明するためのものと理解されるべきである。本発明の精神から逸脱しない範囲で当業者によって多くの変更可能な他の構成を導出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、OSPFでの冗長構成を実装するためのシステムの概略図である。
【図2】図2は、冗長構成のソフトウェアの実装についての概略図である。
【図3】図3は、各OSPF領域用の隠しインタフェースの実装についての概略図である。
【図4】図4は、能動OSPF制御カード上で実行されるOSPF処理の状態についての概略図である。
【図5】図5は、能動プロセスから待機プロセスへのネットワークリンク状態情報の伝送の過程を示すフローチャートである。
Claims (44)
- リンクプロトコルでの冗長構成方法であって、
能動プロセッサを有するルータを提供するステップと、
前記能動プロセッサを待機プロセッサに結合するステップと、
前記待機プロセッサを前記プロセッサに結合するのに際して、前記待機プロセッサにおいて、前記能動プロセッサのリンク構成および複数のリンクプロトコル状態を同期させるために、前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへネットワークリンクプロトコル情報を伝送するステップと、
前記能動プロセッサで不具合が検出されたときに、前記ルータを前記待機プロセッサに切り替えるステップと、を有し、前記総てのリンクプロトコル状態が、前記不具合が生じなかったかのように直ちに機能する、リンクプロトコルでの冗長構成方法。 - 前記リンクプロトコルは、オープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルである、請求項1の方法。
- 前記リンクプロトコル情報は、リンク状態データベース情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報である、請求項2の方法。
- さらに、前記リンク構成および複数のリンクプロトコル状態を前記能動プロセッサと前記待機プロセッサとの間で同期させた後に、複数の同一なOSPFパケットを処理するステップを有する、請求項2の方法。
- 前記リンクプロトコル情報を伝送するステップは、
前記能動プロセッサの各領域用に、隠しOSPFインタフェースを作成するステップと、
前記待機プロセッサの各領域用に、隠しOSPFインタフェースを作成するステップと、
前記リンク状態データベース情報を前記能動プロセッサの隠しOSPFインタフェースから前記待機プロセッサの隠しOSPFインタフェースへ、前記能動プロセッサが前記能動プロセッサの前記リンク状態データベースに同期するまでの間、伝送するステップと、を有する、請求項3の方法。 - さらに、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報を、前記能動プロセッサの隠しOSPFインタフェースと前記待機プロセッサの隠しOSPFインタフェースとを用いて伝送するステップを有する、請求項5の方法。
- 前記リンクプロトコル情報は、インタープロセスコントロール(IPC)メッセージの形式である、請求項5の方法。
- 前記OSPF構成情報は、データベースに格納されたコマンドラインインタフェース(CLI)のコマンドから決定される、請求項7の方法。
- さらに、前記能動プロセッサで、ネットワークリンクプロトコル情報を更新するステップと、
更新されたネットワークリンクプロトコル情報を前記待機プロセッサへ伝送するステップと、を有する、請求項1の方法。 - 前記伝送するステップは、OSPFプロトコルのデータベース交換処理に基づいて処理される、請求項4の方法。
- OSPFリンクプロトコルでの冗長構成方法であって、
能動プロセッサを有するルータを提供するステップと、
待機プロセッサを前記能動プロセッサに結合するステップと、
前記待機プロセッサにおいて、前記能動プロセッサのOSPF構成および複数のOSPFプロトコル状態を同期させるために、前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへネットワークOSPFプロトコル情報を伝送するステップと、
前記能動プロセッサで不具合が検出されたときに、前記ルータを待機プロセッサに切り替えるステップとを有し、前記総てのOSPFプロトコル状態が、前記不具合が生じなかったかのように直ちに機能する、リンクプロトコルでの冗長構成方法。 - リンクプロトコルでの冗長構成方法であって、
能動プロセッサを有するルータを提供するステップと、
前記能動プロセッサを待機プロセッサに結合するステップと、
前記待機プロセッサにおいて、前記能動プロセッサのリンク構成および複数のリンクプロトコル状態を同期させるために、能動プロセッサから待機プロセッサへ、リンク状態データベース情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報であるネットワークリンクプロトコル情報を伝送するステップと、
前記能動プロセッサで不具合が検出されたときに、前記ルータを待機プロセッサに切り替えるステップと、を有し、前記総てのリンクプロトコル状態が、前記不具合が生じなかったかのように直ちに機能する、リンクプロトコルでの冗長構成方法。 - OSPF冗長構成の実装方法であって、
能動プロセッサ手段および待機プロセッサ手段を有するルータを提供するステップと、
前記能動プロセッサ手段に隠しOSPFインタフェースを構成し、前記待機プロセッサに隠しOSPFインタフェースを構成するステップと、
前記能動プロセッサ手段のOSPFインタフェースを前記待機プロセッサの隠しOSPFインタフェースに通信リンクを介して連結するステップと、
前記能動プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースと前記待機プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースとが完全に隣接状態となったときにOSPF経路制御データベースが同期されるように、OSPFプロトコルを用いる当該OSPF経路制御データベースを、前記隠しOSPFインタフェースを介して同期させるステップと、
前記能動プロセッサ手段の状態および前記待機プロセッサ手段の状態が反映するように、前記能動プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースから前記待機プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースに前記通信リンクを介してOSPFプロトコル情報を伝送するステップと、
前記能動プロセッサ手段の隠しインタフェースと、前記待機プロセッサ手段の隠しインタフェースを除去するステップと、
前記能動プロセッサ手段で不具合が検出されたときに、前記待機プロセッサ手段で制御を引き受けるステップと、を有するOSPF冗長構成の実装方法。 - 前記OSPFプロトコル情報は、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報である、請求項13の方法。
- 前記OSPF構成情報は、データベースに格納されたコマンドラインインタフェース(CLI)のコマンドから決定される、請求項14の方法。
- さらに、前記能動プロセッサ手段で、ネットワークリンクプロトコル情報を更新するステップと、
更新されたネットワークリンクプロトコル情報を前記待機プロセッサ手段へ伝送するステップとを有する、請求項13の方法。 - 前記伝送するステップは、OSPFプロトコルのデータベース交換処理に基づいて処理される、請求項13の方法。
- さらに、前記リンク構成とリンクプロトコル状態を前記能動プロセッサと前記待機プロセッサとの間で同期させた後に、複数の同一なOSPFパケットを処理するステップを有する、請求項13の方法。
- ルータにおけるリンクプロトコルでの冗長構成提供システムであって、
能動プロセッサと、
待機プロセッサと、
前記待機プロセッサにおいて、前記能動プロセッサのリンク構成および複数のリンクプロトコル状態を同期させるために、前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへネットワークリンクプロトコル情報を伝送する手段と、
前記能動プロセッサで不具合が検出されたときに、前記ルータを前記待機プロセッサに切り替える手段と、を有し、前記リンクプロトコルの総ての状態が、前記不具合が生じなかったかのように直ちに機能する、リンクプロトコルでの冗長構成提供システム。 - 前記リンクプロトコルは、オープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルである、請求項19のシステム。
- 前記リンクプロトコル情報は、リンク状態データベース情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報である、請求項19のシステム。
- 前記リンクプロトコル情報を伝送する手段は、
能動プロセッサの各領域用に、隠しOSPFインタフェースを作成する手段と、
前記待機プロセッサの各領域用に、隠しOSPFインタフェースを作成する手段と、
前記リンク状態データベース情報を前記能動プロセッサの隠しOSPFインタフェースから前記待機プロセッサの隠しOSPFインタフェースへ、前記能動プロセッサが前記能動プロセッサの前記リンク状態データベースに同期するまでの間、伝送する手段と、を有する請求項21のシステム。 - 前記リンクプロトコル情報を伝送する手段は、前記能動プロセッサの隠しOSPFインタフェースと前記待機プロセッサの隠しOSPFインタフェースとを用いて、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報を伝送する、請求項22のシステム。
- 前記OSPF構成情報は、データベースに格納されたコマンドラインインタフェース(CLI)のコマンドから決定される、請求項23のシステム。
- さらに、前記能動プロセッサで、ネットワークリンクプロトコル情報を更新する手段と、
更新されたネットワークリンクプロトコル情報を前記待機プロセッサへ伝送する手段と、を有する、請求項19のシステム。 - ネットワークリンクプロトコル情報を伝送する手段は、
前記プロトコルのタスクのために前記リンクプロトコル状態の同期状態の機器を維持するための冗長構成カード管理を有し、前記ネットワークリンクプロトコル情報は、前記冗長構成カード管理部を通じて伝送される、請求項19のシステム。 - さらに、タスクの前記リンクプロトコル状態を決定して、前記リンクプロトコル状態を冗長構成カード管理部へ伝送するためのタスク管理部を有する、請求項19のシステム。
- 前記ルータを前記待機プロセッサへ切り替える手段は、前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへの切り換えを指示するために前記冗長構成カード管理部と対話するソフトウェア冗長構成管理部を有する、請求項19のシステム。
- タスクの状態が、待機プロセッサを前記能動プロセッサに接続する前の初期状態であるOSPF_FAULT状態に移行する、請求項19のシステム。
- タスクの状態が、前記能動プロセッサと前記待機プロセッサとでのリンク構成の同期がされる間において移行するOSPF_FAULT_VERIFY状態に移行する、請求項19のシステム。
- タスクの状態が、リンク状態データベース情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報を含む前記リンクプロトコルが前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへ送信される間のOSPF_FAULT_SYNC状態へ移行する、請求項19のシステム。
- タスクの状態が、前記ネットワークリンクプロトコルを伝送した後のOSPF_FAULT_FULL状態へ移行するものであり、当該OSPF_FAULT_FULL状態は、前記待機プロセッサによって総ての処理が直ちに引き継がれるスタンバイ状態であるホットスタンバイ状態である、請求項19のシステム。
- 前記能動プロセッサは、能動OSPF制御カードである、請求項19のシステム。
- 前記待機プロセッサは、待機OSPF制御カードである、請求項19のシステム。
- 前記伝送する手段は、OSPFプロトコルのデータベース交換処理に基づく処理部である請求項19のシステム。
- さらに、前記リンク構成および複数のリンクプロトコル状態を前記能動プロセッサと前記待機プロセッサとの間で同期させた後に、複数の同一なOSPFパケットを処理する手段を有する、請求項19のシステム。
- ルータにおけるオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルでの冗長構成提供システムであって、
能動プロセッサと、
待機プロセッサと、
前記待機プロセッサにおいて、前記能動プロセッサのリンク構成およびオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコル状態を同期させるために、前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコル情報を伝送する手段と、
前記能動プロセッサで不具合が検出されたときに、前記ルータを前記待機プロセッサに切り替える手段と、を有し、前記オープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルの総ての状態が、前記不具合が生じなかったかのように直ちに機能する、リンクプロトコルでの冗長構成提供システム。 - ルータにおけるオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルでの冗長構成提供システムであって、
能動プロセッサと、
待機プロセッサと、
前記待機プロセッサにおいて、前記能動プロセッサのリンク構成およびオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコル状態を同期させるために、前記能動プロセッサから前記待機プロセッサへ、リンク状態データベース情報、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報であるオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコル情報を伝送する手段と、
前記能動プロセッサで不具合が検出されたときに、前記ルータを前記待機プロセッサに切り替える手段と、を有し、前記オープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルの総ての状態が、前記不具合が生じなかったかのように直ちに機能する、リンクプロトコルでの冗長構成提供システム。 - ルータにおけるオープンショーテストパスファースト(OSPF)プロトコルでの冗長構成を実装するシステムであって、
能動プロセッサ手段と、
待機プロセッサ手段と、
前記能動プロセッサ手段に隠しOSPFインタフェースを構成し、前記待機プロセッサに隠しOSPFインタフェースを構成する手段と、
前記能動プロセッサ手段のOSPFインタフェースと前記待機プロセッサの隠しOSPFインタフェースとを通信リンクを介して連結する手段と、
前記能動プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースと前記待機プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースとが完全に隣接状態に達したときに前記OSPF経路制御データベースが同期されるように、OSPFプロトコルを用いる当該OSPF経路制御データベースを、前記隠しOSPFインタフェースを介して同期させる手段と、
前記能動プロセッサ手段の状態および前記待機プロセッサ手段の状態が反映するように、前記能動プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースから前記待機プロセッサ手段の隠しOSPFインタフェースに前記通信リンクを介してOSPFプロトコル情報を伝送して、手段と、
前記能動プロセッサ手段の隠しインタフェースと、前記待機プロセッサ手段の隠しインタフェースを除去する手段と、
前記能動プロセッサ手段で不具合が検出されたときに、前記待機プロセッサ手段で制御を引き受ける手段と、を有するOSPF冗長構成を実装するシステム。 - 前記OSPFプロトコル情報は、OSPF構成情報、OSPF隣接情報、OSPFインタフェース情報、およびOSPFグローバルプロトコル情報である、請求項39のシステム。
- 前記OSPF構成情報は、データベースに格納されたコマンドラインインタフェース(CLI)のコマンドから決定される、請求項39のシステム。
- さらに、前記能動プロセッサ手段で、ネットワークリンクプロトコル情報を更新する手段と、
更新されたネットワークリンクプロトコル情報を前記待機プロセッサ手段へ伝送する手段とを有する、請求項39のシステム。 - 前記伝送する手段は、OSPFプロトコルのデータベース交換処理に基づいて処理される、請求項39のシステム。
- さらに、前記リンク構成とリンクプロトコル状態を前記能動プロセッサと前記待機プロセッサとの間で同期させた後に、複数の同一なOSPFパケットを処理する手段を有する、請求項39のシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/934,884 US7490161B2 (en) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | Method and system for implementing OSPF redundancy |
PCT/US2002/022220 WO2003023637A1 (en) | 2001-08-22 | 2002-07-15 | Method and system for implementing ospf redundancy |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005503055A true JP2005503055A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=25466231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003527619A Withdrawn JP2005503055A (ja) | 2001-08-22 | 2002-07-15 | Ospf冗長構成を実装する方法およびシステム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7490161B2 (ja) |
EP (1) | EP1352335A4 (ja) |
JP (1) | JP2005503055A (ja) |
CN (1) | CN1311381C (ja) |
CA (1) | CA2427285C (ja) |
WO (1) | WO2003023637A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006035575A1 (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-15 | 日本電気株式会社 | 冗長化パケット交換システムおよび冗長化パケット交換システムの系切り替え方法 |
Families Citing this family (72)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2819359B1 (fr) * | 2001-01-11 | 2003-04-11 | Cit Alcatel | Systeme de routage assurant la continuite de service, des machines a etats associees aux systemes de routage voisins |
FR2819360B1 (fr) * | 2001-01-11 | 2003-04-11 | Cit Alcatel | Systeme de routage assurant la continuite de service des interfaces associees aux reseaux voisins |
US7065059B1 (en) * | 2001-08-09 | 2006-06-20 | Cisco Technology, Inc. | Technique for restoring adjacencies in OSPF in a non-stop forwarding intermediate node of a computer network |
US20030123457A1 (en) * | 2001-12-27 | 2003-07-03 | Koppol Pramod V.N. | Apparatus and method for distributed software implementation of OSPF protocol |
US8769154B2 (en) * | 2002-01-24 | 2014-07-01 | Alcatel Lucent | Method and apparatus for facilitating routing protocol redundancy in a network element |
US7522588B2 (en) * | 2002-05-13 | 2009-04-21 | Qualcomm Incorporated | System and method for reference data processing in network assisted position determination |
US7292535B2 (en) * | 2002-05-23 | 2007-11-06 | Chiaro Networks Ltd | Highly-available OSPF routing protocol |
US7590760B1 (en) * | 2002-05-24 | 2009-09-15 | Cisco Technology, Inc. | Hybrid interface synchronization method and driver-client model for high availability systems |
US7275081B1 (en) | 2002-06-10 | 2007-09-25 | Juniper Networks, Inc. | Managing state information in a computing environment |
FI20021235A0 (fi) * | 2002-06-24 | 2002-06-24 | Nokia Corp | Menetelmä ja järjestelmä redundanttia IP-edelleenohjausta varten tietoliikenneverkossa |
US7440394B2 (en) | 2002-06-24 | 2008-10-21 | Nokia Corporation | Method and system for redundant IP forwarding in a telecommunications network |
US7236453B2 (en) * | 2002-06-27 | 2007-06-26 | Jeremy Benjamin, Trustee | High available method for border gateway protocol version 4 |
US7269133B2 (en) * | 2002-09-03 | 2007-09-11 | Jeremy Benjamin | IS-IS high availability design |
US7363534B1 (en) * | 2002-09-30 | 2008-04-22 | Cisco Technology, Inc. | Method and system for stateful switch-over in a high-availability point to point system |
US6850492B2 (en) * | 2002-11-22 | 2005-02-01 | Nokia Corporation | Method and system for enabling a route and flow table update in a distributed routing platform |
JP4385834B2 (ja) * | 2003-04-15 | 2009-12-16 | パナソニック株式会社 | ルーティング制御方法およびルータ装置 |
US7319674B2 (en) * | 2003-07-24 | 2008-01-15 | Cisco Technology, Inc. | System and method for exchanging awareness information in a network environment |
US7739403B1 (en) | 2003-10-03 | 2010-06-15 | Juniper Networks, Inc. | Synchronizing state information between control units |
US8009556B2 (en) * | 2003-10-17 | 2011-08-30 | Ip Infusion, Inc. | System and method for providing redundant routing capabilities for a network node |
US7929424B2 (en) * | 2003-10-31 | 2011-04-19 | Ericsson Ab | Switchover for broadband subscriber sessions |
CN100407727C (zh) * | 2004-01-18 | 2008-07-30 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种基于消息的处理器间通信方法 |
JP4789425B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-10-12 | 富士通株式会社 | 経路テーブル同期方法、ネットワーク機器および経路テーブル同期プログラム |
JP4058014B2 (ja) * | 2004-04-08 | 2008-03-05 | 株式会社日立製作所 | パケット転送装置 |
US7284148B2 (en) * | 2004-06-17 | 2007-10-16 | International Business Machines Corporation | Method and system for self-healing in routers |
US7586838B2 (en) * | 2004-06-22 | 2009-09-08 | Skylead Assets Limited | Flexible M:N redundancy mechanism for packet inspection engine |
US7957377B1 (en) * | 2004-07-30 | 2011-06-07 | Cisco Technology, Inc. | Reducing and load balancing link-state requests in OSPF |
US7573811B2 (en) * | 2005-03-28 | 2009-08-11 | Alcatel-Lucent Usa Inc. | Network transparent OSPF-TE failover |
JP2006285448A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Oki Electric Ind Co Ltd | 冗長システム |
CN100409619C (zh) * | 2005-07-13 | 2008-08-06 | 武汉烽火网络有限责任公司 | 数据网络设备及其管理控制方法 |
US7583590B2 (en) * | 2005-07-15 | 2009-09-01 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Router and method for protocol process migration |
US8036105B2 (en) * | 2005-08-08 | 2011-10-11 | International Business Machines Corporation | Monitoring a problem condition in a communications system |
US9166904B2 (en) * | 2005-09-08 | 2015-10-20 | Cisco Technology, Inc. | Method and apparatus for transferring BGP state information during asynchronous startup |
US7948873B2 (en) * | 2005-10-17 | 2011-05-24 | Cisco Technology, Inc. | Method for recovery of a controlled failover of a border gateway protocol speaker |
US7518986B1 (en) | 2005-11-16 | 2009-04-14 | Juniper Networks, Inc. | Push-based hierarchical state propagation within a multi-chassis network device |
US8565070B2 (en) * | 2005-11-23 | 2013-10-22 | Cisco Technology, Inc. | System and method for active geographic redundancy |
US8437305B2 (en) * | 2005-11-23 | 2013-05-07 | Cisco Technology, Inc. | Method for providing home agent geographic redundancy |
CN101022451B (zh) * | 2006-02-14 | 2014-07-23 | 杭州华三通信技术有限公司 | 数据通信中连接状态的同步方法及其应用的通信节点 |
US7594034B2 (en) * | 2006-03-27 | 2009-09-22 | Cisco Technology, Inc. | Managing foreign-owned fields in versioned messages |
CN1905561B (zh) * | 2006-08-09 | 2010-07-28 | 杭州华三通信技术有限公司 | 提高二层网络与外部网络间流量可靠性的方法和根桥 |
CN1949700B (zh) * | 2006-10-09 | 2010-10-06 | 华为技术有限公司 | 一种混合组网的保护方法和装置 |
US8467383B2 (en) * | 2007-05-23 | 2013-06-18 | Cisco Technology, Inc. | Stateful switching between reliable transport modules for communicating with an external peer without losing the transport layer connection |
EP2043306B1 (de) * | 2007-09-28 | 2015-04-15 | Unify GmbH & Co. KG | Verfahren zur Organisation von Netzknoten in einem paketorientierten Netzwerk |
US8031704B2 (en) | 2007-10-22 | 2011-10-04 | Infinera Corporation | Network planning and optimization of equipment deployment |
EP2073128B1 (en) * | 2007-12-21 | 2014-04-09 | Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) | Technique for interconnecting functional modules of an apparatus |
US9210067B1 (en) * | 2008-07-11 | 2015-12-08 | Google Inc. | Method and apparatus for exchanging routing information |
US8006129B2 (en) * | 2008-10-03 | 2011-08-23 | Cisco Technology, Inc. | Detecting and preventing the split-brain condition in redundant processing units |
CN101621819B (zh) * | 2009-07-24 | 2012-02-15 | 中兴通讯股份有限公司 | 主备切换接口模块、网元系统和链路信息同步检测方法 |
US8154992B2 (en) * | 2009-08-11 | 2012-04-10 | Google Inc. | System and method for graceful restart |
US8363549B1 (en) | 2009-09-02 | 2013-01-29 | Juniper Networks, Inc. | Adaptively maintaining sequence numbers on high availability peers |
US8483049B2 (en) * | 2010-03-29 | 2013-07-09 | Futurewei Technologies, Inc. | System and method for communications system routing component level high availability |
FI20105878A (fi) | 2010-08-24 | 2012-02-25 | Tellabs Oy | Tiedonsiirtoverkon verkkoelementin suojaus |
US8402453B2 (en) * | 2010-09-22 | 2013-03-19 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | In-service software upgrade of control and line cards of network element |
CN102571391B (zh) * | 2010-12-22 | 2014-12-10 | 中兴通讯股份有限公司 | 保护倒换协议状态同步方法及系统 |
US8995303B1 (en) * | 2011-03-11 | 2015-03-31 | Amazon Technologies, Inc. | Coordinated routing of network traffic |
US8842775B2 (en) * | 2011-08-09 | 2014-09-23 | Alcatel Lucent | System and method for power reduction in redundant components |
US8913485B2 (en) | 2011-09-16 | 2014-12-16 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Open shortest path first (OSPF) nonstop routing (NSR) with link derivation |
US20130073741A1 (en) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | Alfred C. Lindem, III | Ospf nsr with delayed neighbor synchronization |
US8923312B2 (en) | 2011-09-29 | 2014-12-30 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | OSPF nonstop routing synchronization nack |
US8964758B2 (en) * | 2011-09-29 | 2015-02-24 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | OSPF nonstop routing (NSR) synchronization reduction |
US8958430B2 (en) | 2011-09-29 | 2015-02-17 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | OSPF non-stop routing frozen standby |
US8885562B2 (en) | 2012-03-28 | 2014-11-11 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Inter-chassis redundancy with coordinated traffic direction |
CN103581013B (zh) * | 2012-07-25 | 2017-02-15 | 杭州华三通信技术有限公司 | 实现路由协议的不中断路由的方法和装置 |
CN102937906B (zh) * | 2012-10-31 | 2015-09-16 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种补丁软件升级方法及系统 |
CN105323172B (zh) * | 2014-07-18 | 2020-07-14 | 中兴通讯股份有限公司 | 基于无编号ip技术的数据传输方法及设备 |
EP3437270B1 (en) * | 2016-03-28 | 2019-09-18 | Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) | Method and apparatus for adaptive flow control of link-state information from link-state source to border gateway protocol (bgp) |
CN106656835A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-05-10 | 上海红阵信息科技有限公司 | 多ospf协议执行单元的并行单一呈现系统及方法 |
US11669076B2 (en) * | 2018-07-27 | 2023-06-06 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | System and method of communicating unconnected messages over high availability industrial control systems |
US11095528B2 (en) * | 2019-05-09 | 2021-08-17 | International Business Machines Corporation | Identity network onboarding based on confidence scores |
CN110601985B (zh) * | 2019-09-17 | 2022-03-29 | 北京东土军悦科技有限公司 | 一种接口配置信息切换方法、装置、设备及存储介质 |
CN111083074A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-28 | 盛科网络(苏州)有限公司 | 主备双ospf状态机的高可用性方法和系统 |
CN111371680B (zh) * | 2020-03-04 | 2022-04-29 | 深信服科技股份有限公司 | 双机热备的路由管理方法、装置、设备及存储介质 |
CN114205285B (zh) * | 2021-11-24 | 2024-01-05 | 中盈优创资讯科技有限公司 | 一种基于链路质量的ospf路由选路方法及装置 |
Family Cites Families (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4466098A (en) * | 1982-06-11 | 1984-08-14 | Siemens Corporation | Cross channel circuit for an electronic system having two or more redundant computers |
US5621721A (en) | 1995-01-12 | 1997-04-15 | Stratacom, Inc. | Maintaining database integrity throughout a communication network |
US5835696A (en) * | 1995-11-22 | 1998-11-10 | Lucent Technologies Inc. | Data router backup feature |
JP3603524B2 (ja) * | 1997-02-05 | 2004-12-22 | 株式会社日立製作所 | ネットワーキング方法 |
US6351775B1 (en) * | 1997-05-30 | 2002-02-26 | International Business Machines Corporation | Loading balancing across servers in a computer network |
US6148410A (en) * | 1997-09-15 | 2000-11-14 | International Business Machines Corporation | Fault tolerant recoverable TCP/IP connection router |
JP3286584B2 (ja) * | 1997-11-20 | 2002-05-27 | 株式会社日立製作所 | 多重化ルータ装置 |
US6195705B1 (en) * | 1998-06-30 | 2001-02-27 | Cisco Technology, Inc. | Mobile IP mobility agent standby protocol |
US6173324B1 (en) * | 1998-07-15 | 2001-01-09 | At&T Corp | Method and apparatus for fault detection and isolation in data |
US6427213B1 (en) * | 1998-11-16 | 2002-07-30 | Lucent Technologies Inc. | Apparatus, method and system for file synchronization for a fault tolerate network |
US6424629B1 (en) * | 1998-11-23 | 2002-07-23 | Nortel Networks Limited | Expediting reconvergence in a routing device |
US6556547B1 (en) * | 1998-12-15 | 2003-04-29 | Nortel Networks Limited | Method and apparatus providing for router redundancy of non internet protocols using the virtual router redundancy protocol |
WO2000049792A1 (en) | 1999-02-16 | 2000-08-24 | Eci Telecom Ltd. | System for hot standby of a telephone switching matrix |
US6397260B1 (en) * | 1999-03-08 | 2002-05-28 | 3Com Corporation | Automatic load sharing for network routers |
US6392990B1 (en) * | 1999-07-23 | 2002-05-21 | Glenayre Electronics, Inc. | Method for implementing interface redundancy in a computer network |
US6430622B1 (en) * | 1999-09-22 | 2002-08-06 | International Business Machines Corporation | Methods, systems and computer program products for automated movement of IP addresses within a cluster |
US6351755B1 (en) * | 1999-11-02 | 2002-02-26 | Alta Vista Company | System and method for associating an extensible set of data with documents downloaded by a web crawler |
US6941377B1 (en) * | 1999-12-31 | 2005-09-06 | Intel Corporation | Method and apparatus for secondary use of devices with encryption |
US6601101B1 (en) * | 2000-03-15 | 2003-07-29 | 3Com Corporation | Transparent access to network attached devices |
US6529481B2 (en) * | 2000-11-30 | 2003-03-04 | Pluris, Inc. | Scalable and fault-tolerant link state routing protocol for packet-switched networks |
US7234001B2 (en) * | 2000-12-20 | 2007-06-19 | Nortel Networks Limited | Dormant backup link for OSPF network protection |
US6820134B1 (en) * | 2000-12-28 | 2004-11-16 | Cisco Technology, Inc. | Optimizing flooding of information in link-state routing protocol |
US6983294B2 (en) * | 2001-05-09 | 2006-01-03 | Tropic Networks Inc. | Redundancy systems and methods in communications systems |
US7065059B1 (en) * | 2001-08-09 | 2006-06-20 | Cisco Technology, Inc. | Technique for restoring adjacencies in OSPF in a non-stop forwarding intermediate node of a computer network |
US6950427B1 (en) * | 2001-08-09 | 2005-09-27 | Cisco Technology, Inc. | Technique for resynchronizing LSDB in OSPF after a software reload in a non-stop forwarding intermediate node of a computer network |
US6959334B1 (en) * | 2001-09-14 | 2005-10-25 | Bellsouth Intellectual Property Corporation | Backup logical port service |
US7292535B2 (en) * | 2002-05-23 | 2007-11-06 | Chiaro Networks Ltd | Highly-available OSPF routing protocol |
US6954794B2 (en) * | 2002-10-21 | 2005-10-11 | Tekelec | Methods and systems for exchanging reachability information and for switching traffic between redundant interfaces in a network cluster |
-
2001
- 2001-08-22 US US09/934,884 patent/US7490161B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-07-15 EP EP02749998A patent/EP1352335A4/en not_active Withdrawn
- 2002-07-15 CA CA002427285A patent/CA2427285C/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-07-15 JP JP2003527619A patent/JP2005503055A/ja not_active Withdrawn
- 2002-07-15 CN CNB02802723XA patent/CN1311381C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-15 WO PCT/US2002/022220 patent/WO2003023637A1/en active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006035575A1 (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-15 | 日本電気株式会社 | 冗長化パケット交換システムおよび冗長化パケット交換システムの系切り替え方法 |
JP4513070B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2010-07-28 | 日本電気株式会社 | 冗長化パケット交換システムおよび冗長化パケット交換システムの系切り替え方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1610898A (zh) | 2005-04-27 |
EP1352335A1 (en) | 2003-10-15 |
CA2427285C (en) | 2010-02-02 |
EP1352335A4 (en) | 2008-09-24 |
US20030056138A1 (en) | 2003-03-20 |
CA2427285A1 (en) | 2003-03-20 |
WO2003023637A1 (en) | 2003-03-20 |
CN1311381C (zh) | 2007-04-18 |
US7490161B2 (en) | 2009-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005503055A (ja) | Ospf冗長構成を実装する方法およびシステム | |
US7155632B2 (en) | Method and system for implementing IS-IS protocol redundancy | |
JP4449903B2 (ja) | ルータ装置およびネットワーク接続方式 | |
AU2004306913B2 (en) | Redundant routing capabilities for a network node cluster | |
US7292535B2 (en) | Highly-available OSPF routing protocol | |
JP4711411B2 (ja) | SoftRouterプロトコルのフェイルオーバー | |
US7269133B2 (en) | IS-IS high availability design | |
US7206309B2 (en) | High availability packet forward apparatus and method | |
US7573811B2 (en) | Network transparent OSPF-TE failover | |
JP3956685B2 (ja) | ネットワーク間接続方法、仮想ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム | |
US7804770B2 (en) | Method and apparatus for performing a graceful restart in a NSF-capable router without enhancing link state routing protocols | |
US20080225699A1 (en) | Router and method of supporting nonstop packet forwarding on system redundant network | |
US7710899B1 (en) | System and method for speeding border gateway protocol graceful restart | |
JPH11154979A (ja) | 多重化ルータ装置 | |
JP2009501472A (ja) | プロトコルプロセスの移動(migration)に関する方法およびルータ | |
WO2011157151A2 (zh) | 实现容灾备份的方法、设备及系统 | |
WO2008014696A1 (fr) | Méthode et dispositif pour effectuer un transfert de communications | |
KR101017540B1 (ko) | 로컬 노드 운전 정지 동안의 무중단 네트워크 제어 메시지 발생 | |
JP2003318948A (ja) | パケット中継装置 | |
CN100409619C (zh) | 数据网络设备及其管理控制方法 | |
CA2572940A1 (en) | System and method for preserving multicast data forwarding during control failures in a router | |
US7184394B2 (en) | Routing system providing continuity of service for the interfaces associated with neighboring networks | |
EP1331772B1 (en) | Method and apparatus for facilitating routing protocol redundancy in a network element | |
JP3895749B2 (ja) | ネットワーク間接続方法、仮想ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |