JP4058014B2 - パケット転送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット転送装置に関し、更に詳しくは、動作モード切替え可能な冗長化された経路制御情報処理部を備えたパケット転送装置に関する。
近年、インターネットが普及し、IPネットワークの適用分野が拡大するにつれて、キャリアが提供するIPネットワークに対して高い信頼性が求められている。インターネット上の回線接続点で回線間のパケット転送を行うIPスイッチングノード(ルータ)には、インターネット上の数万に及ぶ経路の情報が保持される。各ルータは、所定の経路制御プロトコルで、ネットワーク上の他のルータと経路制御パケットを交信し、それぞれが保持する経路情報を更新している。各ルータには、高速度のパケット転送機能が要求され、データ処理量もテラビット単位に届こうとしている。
このため、1つのルータでパケット転送処理部に障害が発生した場合、単位時間あたりに失われるデータ量が非常に大きなものとなる。また、ルータの経路情報制御部に障害が発生した場合、経路制御プロトコルの働きによって、ネットワーク上に新たな迂回経路が設定されるまでの間、誤った経路へのパケット転送が行われる可能性がある。
IPルータでは、一般にルーティングモジュールと呼ばれている経路制御プロトコル処理モジュールを複数装備しておき、そのうちの1つを現用系として動作させ、残りを待機系とする冗長化したシステム構成が採用されている。待機系モジュールは、現用系モジュールに障害が発生した時に起動され、経路制御プロトコル処理を引き継ぐ。このように経路制御プロトコル処理モジュールを冗長化した構成は、障害モジュールを人手によって新たなモジュールに交換する構成に比較して、障害発生から復旧までの時間を大幅に短縮できる。
しかしながら、現用系モジュールに障害が発生した時点で待機系モジュールを起動する方式では、現用系に切替えられたモジュールが、同一の経路制御プロトコルが適用された周囲の他のルータから経路制御情報を収集し、経路テーブルを新たに構築し直す必要があるため、経路制御機能が通常状態に復旧するまでには、相当の時間が必要となる。
上記問題を解決するため、例えば、富士通株式会社、「GeoStream R900シリーズ プロダクトレポート Vol.1(高信頼化編)」(非特許文献1)は、冗長化された複数のルーティングモジュール(以下、経路制御モジュールと言う)を常時稼動状態としておき、待機系経路制御モジュールの経路制御情報を定常的に現用系モジュールの経路制御情報と同期させるIPスイッチングノードが提案されている。
上記従来方式によれば、現用系の経路制御モジュールで障害が発生した時、既に活性状態にある待機系の経路制御モジュールを現用系に切替えることが可能となる。この場合、予備系が既に立上っており、経路制御情報のデータベースが既に準備されているため、原理的には、他のノード装置からの経路制御情報の収集を行なうことなく、経路制御プロトコル処理を引き継ぐことが可能となる。尚、非特許文献1のパケット転送装置では、待機系の経路制御モジュールが保持する経路制御情報は、以下に述べるように、経路制御プロトコルの種類によって異なった方法で更新されている。
距離ベクトル型ルーティングプロトコルであるRIP(Routing Information Protocol)の場合、ネットワーク上の他のノード装置から受信した経路制御情報が、現用系と待機系の双方の経路制御モジュールに通知され、それぞれの系が互いに独立して経路制御情報データベースを構築または更新する。
リンク状態型ルーティングプロトコルであるOSPF(Open Shortest Path First)の場合、他のノード装置から受信した経路制御情報が現用系の経路制御モジュールに通知され、現用系で構築したデータベース情報が、現用系と待機系のモジュール間通信によって、待機系モジュールのデータベースに反映(コピー)される。
パスベクトル型ルーティングプロトコルであるBGP(Border Gateway Protocol)の場合、現用系と待機系の経路制御モジュールが、ネットワーク上の対向ルータとの間に、それぞれ個別にTCPコネクションを設定し、対向ルータから受信した経路制御情報を現用系と待機系の双方の経路制御モジュールに通知することによって、それぞれの系が互いに独立して経路制御情報データベースを構築または更新する。
富士通株式会社、「GeoStream R900シリーズ プロダクトレポート Vol.1(高信頼化編)」、[online]、2001年11月、[平成15年8月18日検索]、インターネット、URL:http://telecom.fujitsu.com/jp/products/report/geostream\_r900/report\_r900. pdf
然るに、非特許文献1に示されたパケット転送装置では、適用する経路制御プロトコルがOSPFの場合、現用系モジュールで更新した経路情報を待機系モジュールにコピーするようにしているため、モジュール間の通信量が増加し、各経路制御モジュールに高速の情報処理機能が要求される。
また、非特許文献1では、適用プロトコルがOSPFまたはBGPの場合、現用系と待機系の双方のモジュールに、それぞれが保有する制御情報データベースを更新させているが、現用系モジュールと待機系モジュールとの間では、制御情報データベースの更新状態に関する情報の送受信はない。上記従来技術では、予備系異常時の系の切替え失敗を未然に防止するために、現用系モジュールが、予備系モジュールを定期的に監視しているが、OSPFまたはBGPの場合、現用系と予備系の経路制御情報データベースが実際に同期状態にあるか否かは保証できない。
本発明の目的は、適用される経路制御プロトコルの種別に関係なく予備系モジュールにおける経路制御情報の更新を保証しておき、現用系モジュールに障害が発生した時、経路制御情報処理を予備系モジュールで迅速に続行可能にしたパケット転送装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、各経路制御モジュールに過度の処理性能を要求することなく、予備系モジュールの経路制御情報を現用系モジュールに同期化できるパケット転送装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のパケット転送装置は、それぞれネットワークに接続された複数のインタフェースモジュールと、1つが現用系、残りが待機系として動作する動作モード切替え可能な少なくとも2つの経路制御モジュールと、上記インタフェースモジュール間および各インタフェースモジュールと経路制御モジュールとの間でパケットを交換する内部スイッチ部とからなり、
上記各インタフェースモジュールが、ネットワークから受信した経路制御パケットを上記現用系と待機系の双方の経路制御モジュール宛に転送するための手段を有し、
待機系として動作中の経路制御モジュールが、上記経路制御パケットの受信に応答して上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行する手段と、上記経路制御パケットの識別情報を示す内部制御パケットを上記現用系の経路制御モジュールに送信するための手段を有し、
上記現用系として動作中の経路制御モジュールが、上記経路制御パケットの受信に応答して上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、上記経路制御パケットの送信元に応答パケットを返信する手段と、上記内部制御パケットの受信の有無とその内容に基づいて上記待機系の経路制御モジュールの状態を判定するための手段を有することを特徴とする。
尚、現用系モジュールと待機系モジュールへの経路制御パケットの配信は、各インタフェースモジュールが受信した経路制御パケットを経路制御モジュール以外の第3のモジュール、例えば、ノード制御モジュールに転送し、ノード制御モジュールが、受信した経路制御パケットを現用系モジュールと待機系モジュールに転送するようにしてもよい。また、経路制御パケットの識別情報としては、例えば、各インタフェースモジュールが経路制御パケットに付加したシーケンス番号を適用できる。
更に詳述すると、本発明の1つの特徴は、各経路制御モジュールが、内部スイッチ部に接続された各経路制御モジュールの識別子と対応して、動作モードと最新の経路制御パケットの識別情報とを記憶するためのテーブルを備え、現用系として動作中の経路制御モジュールが、経路制御パケットの受信の都度、該経路制御パケットの識別情報を上記テーブルに記憶し、所定時間内での待機系の経路制御モジュールからの内部制御パケットの受信の有無と、受信した内部制御パケットが示す経路制御パケットの識別情報と現用系の経路制御モジュールが受信した最新の経路制御パケットの識別情報との関係に基づいて、待機系の経路制御モジュールの状態を判定することにある。
本発明の1実施例では、現用系として動作中の経路制御モジュールが、上記内部制御パケットの受信に応答して、送信元の経路制御モジュールに応答パケットを送信するための手段を有し、待機系として動作中の経路制御モジュールが、内部制御パケットを送信してから所定時間内に前記現用系の経路制御モジュールからの応答パケットを受信できなかった時、現用系と待機系の動作モードを切替える。
本発明の他の特徴は、現用系として動作中の経路制御モジュールが、所定イベントの発生時に前記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、ネットワーク上の他のノード装置に経路制御パケットを送信するための手段と、上記経路制御パケットに適用した独立制御情報を示す内部制御パケットを待機系の経路制御モジュールに送信するための手段を有し、
待機系として動作中の経路制御モジュールが、所定イベントの発生時に前記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行するための手段と、自らが生成した独立制御情報を上記現用系の経路制御モジュールから受信した内部制御パケットが示す独立制御情報に置き換えるための手段を有し、ネットワーク上の他のノード装置から応答パケットを受信した時、上記独立制御情報を適用して該応答パケットの処理するようにしたことにある。
本発明の1実施例では、待機系として動作中の経路制御モジュールが、所定イベントの発生時に上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、所定時間内に前記現用系の経路制御モジュールから前記独立制御情報を示す内部制御パケットを受信できなかった時、現用系と待機系の動作モードを切替える。
本発明の更に他の特徴は、経路制御モジュールの1つがプロセッサによって実行される複数の経路制御処理ルーチンを有し、上記経路制御処理ルーチンを他の経路制御モジュールでプロセッサによって実行される経路制御ルーチンと個別に連携させることによって、互いに独立して動作する冗長化された少なくとも2つの仮想経路制御部を構成し、
各インタフェースモジュールが、ネットワークから受信した経路制御パケットに該経路制御パケットが所属する仮想網識別子を付与するための手段を有し、各経路制御モジュールが、上記仮想網識別子と対応した仮想経路制御部を構成する現用系または待機系の経路制御処理ルーチンによって、上記経路制御パケットの受信に応答した経路制御情報処理を実行するようにしたことにある。
本発明によれば、待機系の経路制御モジュールが、経路制御情報処理の契機となった経路制御パケットの識別情報を示す内部制御パケットを現用系の経路制御モジュールに送信するようにしているため、現用系の経路制御モジュールが、上記内部制御パケットの受信の有無によって、待機系モジュールの動作状態を判定できる。また、上記内部制御パケットが示す経路制御パケットの識別情報によって、待機系モジュールと現用系モジュールで実行中の経路制御情報処理が互いに同期した状態にあるか否かを判定できる。
更に、本発明によれば、現用系の経路制御モジュールが、所定イベントの発生に伴って経路制御情報処理を実行して、ネットワーク上の他のノード装置に経路制御パケットを送信する時、上記経路制御パケットに適用した独立制御情報を示す内部制御パケットを待機系の経路制御モジュールに送信するようにしているため、待機系モジュールと現用系モジュールで生成される独立制御情報の値が異なる場合でも、上記内部制御パケットで通知された独立制御情報を適用して、待機系モジュールが他のノード装置からの応答パケットを正常に処理することが可能となる。
以下、本発明によるパケット転送装置の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるパケット転送装置のブロック構成図を示す。
パケット転送装置は、それぞれネットワークの入出力回線に接続された複数のインタフェースモジュール10(10−1〜10−N)と、一方が現用系、他方が待機系となる経路制御モジュール30A、30Bと、パケット転送装置を制御するノード制御モジュール50と、パケット転送装置の機能を拡張するための少なくとも1つの拡張モジュール60と、これらのモジュールを相互接続する内部スイッチ90とからなる。
各インタフェースモジュール10は、ネットワークからの受信パケットに、パケット転送先となるモジュールを示す内部ルーティング情報を含む内部ヘッダを付加して、内部スイッチ90に出力する。内部スイッチ90は、各インタフェースモジュール10からの受信パケットを内部ルーティング情報に従って、他の何れかのモジュールに転送する。
本発明において、内部スイッチ90の形式について特に制約はないが、後述するように、各インタフェースモジュール10が、ネットワークから受信した経路制御パケットを2つの経路制御モジュール30A、30Bに並列的に転送するためには、内部スイッチ90として、例えば、各モジュールが、内部ヘッダが示すモジュールアドレスに従って転送パケットを選択的に受信処理するバス型のものが好ましい。この場合、各インタフェースモジュール10は、経路制御モジュール30A、30Bに共用されるマルチキャストアドレスをもつ内部ヘッダを付与することによって、ネットワークから受信した1つの経路制御パケットを経路制御モジュール30A、30Bの双方に転送することが可能となる。バス型内部スイッチ90を採用した場合、各モジュールから内部スイッチ90へのパケット出力は、破線で示すバスアービタ70によって制御する。
図2は、パケット転送装置で扱うパケットフォーマットの1例を示す。
各インタフェースモジュール10がネットワークと送受信するパケットは、IPヘッダ81と、TCP/UDPヘッダ82と、ペイロード83とからなる。各インタフェースモジュール10は、ネットワークからパケットを受信すると、IPヘッダ81の前に内部ヘッダ80を付加して、内部スイッチ90に出力する。本実施例では、内部ヘッダ80は、内部スイッチ90におけるルーティング情報となる内部アドレス80Aと、TCP/UDPヘッダ82から判明するプロトコル種別80Bと、インタフェースモジュール毎に固有の中継シーケンス番号80Cと、インタフェースモジュール番号80Dとを含む。
次に、図3〜図5を参照して、本発明のパケット転送装置における経路制御モジュール30A、30Bの動作を概略的に説明する。ここでは、経路制御モジュール30Aが現用系、経路制御モジュール30Bが待機系の動作モードに設定されているものとする。
図3は、インタフェースモジュール10−2がネットワークから経路制御パケット800を受信した場合の動作を示す。
インタフェースモジュール10−2は、ネットワークからの受信パケットが経路制御パケット800であることが判明すると、矢印1で示すように、内部スイッチ90を介して、経路制御パケット800を現用系、待機系の双方の経路制御モジュール30A、30Bに転送する。但し、矢印2で示すように、経路制御パケット800をインタフェースモジュール10−2からノード制御装置50に転送し、ノード制御装置50が、これを現用系、待機系の双方の経路制御モジュール30A、30Bに転送するようにしてもよい。
図4は、経路制御パケット800を受信した場合の経路制御モジュール30A、30Bの動作を示す。
ネットワーク上の他のノード装置から経路制御パケット800を受信すると、経路制御モジュール30A、30Bの双方が、予め用意された経路制御プロトコルに従って経路制御情報処理を実行し、それぞれが所有する経路情報データベースを更新する。本発明では、矢印3で示すように、現用系の経路制御モジュール30Aだけが、経路制御パケット800の送信元ノード装置に対して応答パケット810を送信する。
待機系の経路制御モジュール30Bは、自分が経路制御パケット800を受信して、所定の経路制御情報処理を実行したことを知らせるために、現用系の経路制御モジュール30Aに対して、上記経路制御パケット800の内部ヘッダから抽出した中継シーケンス番号80Cを示す内部制御パケット801を送信する。
現用系モジュール30Aと待機系モジュール30Bは、インタフェースモジュールからの経路制御パケット800の受信の都度、それぞれが所有する後述する到達確認テーブル41に、自分が処理した経路制御パケット800の中継シーケンス番号80Cを記憶している。現用系モジュール30Aは、待機系モジュール30Bから内部制御パケット801を受信すると、応答(ACK)を返送すると共に、到達確認テーブルを参照して、待機系から通知された中継シーケンス番号80Cと現用系で処理した経路制御パケットの中継シーケンス番号80Cとを照合し、これによって、待機系が現用系と同期して正常動作しているか否かを判断する。待機系モジュール30Bは、現用系モジュール30Aからの応答を受信することによって、現用系が正常動作中であることを確認する。
図5は、本発明のパケット転送装置からネットワークの他のノード装置に対して、経路制御パケットを送信すべき所定のイベント(事象)、例えば、障害の検出や定期的なタイマ割り込みが発生した場合の経路制御モジュール30A、30Bの動作を示す。
この場合、矢印4で示すように、現用系の経路制御モジュール30Aのみが、経路制御パケット820を発生する。この経路制御パケット820に対して、他のノード装置が応答パケット830を送信すると、インタフェース10−2は、経路制御パケット800の受信時と同様、矢印5で示すように、応答パケットを現用系、待機系の双方の経路制御モジュール30A、30Bに転送する。
ここで、現用系の経路制御モジュール30Aが、例えば、タイマが示す時刻情報に依存して変化するランダム情報に代表される独立制御情報を経路制御パケット820に設定していた場合、他のノード装置は、経路制御パケット820が示す独立制御情報を含めた形で、上記応答パケット830を返送する。現用系の経路制御モジュール30Aは、応答パケット830を受信すると、応答パケット830が示す独立制御情報を自分が経路制御パケット820に付加した独立制御情報と照合することによって、正しい応答パケットか否かを判定する。
この場合、現用系と待機系の独立制御情報の値には相違があるため、待機系モジュールは、現用系モジュールで生成した独立制御情報を含む応答パケット830を正常に処理することが不可能となる。そこで、本発明では、現用系の経路制御モジュール30Aが独立制御情報を含む経路制御パケット820を生成した場合は、現用系の経路制御モジュール30Aが、独立制御情報を示す内部制御パケット802を待機系の経路制御モジュール30Bに送信する。待機系の経路制御モジュール30Bは、応答パケット830の処理に適用する独立制御情報を上記現用系の独立制御情報に置き換えることによって、応答パケット830を正常に処理することが可能となる。
図6は、インタフェースモジュール10の1実施例を示すブロック図である。
インタフェースモジュール10は、ネットワークの入力回線に接続され、OSIのレイヤ2の終端処理を実行する受信回路11と、受信回路11が出力したIPパケットを一時的に蓄積する受信バッファ12と、受信バッファ12からIPパケットを読み出し、ヘッダ部(IPヘッダ81とTCP/UDPヘッダ82)の内容とパケット種別テーブル14に基いて、受信IPパケットが経路制御モジュール30A、30Bに転送すべきパケット(以下、経路制御パケット800と応答パケット810を含めて、単に経路制御パケットと言う)か否かを判定するヘッダ解析部13を備える。
ヘッダ解析部13は、受信IPパケットが経路制御パケットの場合は、受信IPパケットを経路制御パケット内部ヘッダ付加部17に出力すると共に、パケット種別テーブル14から判明する上記経路制御パケットのプロトコル種別を経路制御パケット内部ヘッダ付加部17に通知する。また、経路制御パケット以外の受信IPパケットは、中継パケット内部ヘッダ付加部15に出力し、中継パケット内部ヘッダ付加部15に、経路テーブル検索に必要となる宛先IPアドレスを通知する。
中継パケット内部ヘッダ付加部15は、上記宛先IPアドレスに基づいて、経路テーブル16から内部ルーティング情報(内部アドレス)を検索し、該内部アドレス80Aと、レジスタ領域19C、10Dから読み出された中継シーケンス番号80Cおよびインタフェースモジュール番号80Dを示す内部ヘッダ80を生成し、受信IPパケットに該内部ヘッダを付加して内部送信バッファ20に出力する。レジスタ領域19Cが示す中継シーケンス番号の値は、内部アドレスの生成の都度、更新される。中継パケット内部ヘッダ付加部15が生成する内部ヘッダ80のプロトコル種別80Bは、無意味な値となる。
一方、経路制御パケット内部ヘッダ付加部17は、レジスタ領域18が示す経路制御モジュール30A、30Bに共通のマルチキャストアドレスを内部アドレス80Aとし、ヘッダ解析部13から通知されたプロトコル種別80Bと、レジスタ領域19C、10Dから読み出された中継シーケンス番号80Cとインタフェースモジュール番号80Dとを示す内部ヘッダ80を生成し、この内部ヘッダを付加した受信IPパケットを内部送信バッファ20に出力する。経路制御パケット内部ヘッダ付加部17も、内部アドレスの生成の都度、レジスタ領域19Cの中継シーケンス番号の値を更新する。
内部送信バッファ20に蓄積された受信IPパケットは、スイッチインタフェース21によって読み出され、内部スイッチ90に出力される。内部スイッチ90に出力された受信IPパケットは、上記内部ヘッダ80が示す内部アドレス80Aに従って、内部スイッチ90に接続された何れかのモジュールに転送される。本実施例の場合、マルチキャストアドレスをもつ受信IPパケット(経路制御パケット)は、経路制御モジュール30Aと30Bに転送され、経路制御パケット以外の受信IPパケットは、他の何れかのインタフェースモジュール10、ノード制御モジュール50または拡張モジュール60に転送されることになる。
スイッチインタフェース21は、内部スイッチ90を介して他の何れかのモジュールが出力した内部ヘッダ付きのパケット(送信IPパケット)を受信すると、これを内部受信バッファ22に出力する。内部受信バッファ22に一時的に蓄積された送信IPパケットは、必要に応じてシェーピング部23によるシェーピング処理を受けた後、内部ヘッダを除去した形で送信バッファ24に出力され、送信回路25によってネットワークに送出される。
パケット種別テーブル14および経路テーブル16の更新と、レジスタ領域18へのマルチキャストアドレスの設定は、各インタフェースモジュール10に設けられたモジュール制御部26を介して行われる。
図7は、パケット種別テーブル14の構成を示す。
パケット種別テーブル14は、複数のエントリ140(140−1、140−2、…)からなり、各エントリは、レイヤ種別142と、ポート番号142と、プロトコル種別143と、有効性表示144とを示している。レイヤ種別142とポート番号142は、受信IPパケットのTCP/UDPヘッダの種別と、TCP/UDPヘッダに含まれる宛先ポート番号を示している。プロトコル種別143は、レイヤ種別142とポート番号142によって決まる経路制御プロトコルの種類を示す。有効性表示144は、パケット種別テーブルに登録された各エントリが、そのインタフェースモジュール10において有効か否かを示す。
ここに示した例では、パケット種別テーブル14は、経路制御プロトコルとしてRIP、BGP、OSPFを定義しており、RIPのみが有効“1”となっている。図6に示したヘッダ解析部13は、受信IPパケットからTCP/UDPヘッダ82の種別と宛先ポート番号を抽出し、パケット種別テーブル14を参照する。その結果、受信IPパケットがRIP用の経路制御パケットと判れば、ヘッダ解析部13は、受信IPパケットを経路制御パケット内部ヘッダ付加部17に出力し、TCP/UDPヘッダ種別と宛先ポート番号が、パケット種別テーブル14のレイヤ141、ポート番号142に該当しなければ、中継パケット内部ヘッダ付加部15に出力する。
受信IPパケットのTCP/UDPヘッダ種別と宛先ポート番号が、パケット種別テーブル14のレイヤ141とポート番号142に該当した場合でも、有効性表示144が“0”となっていれば、経路制御パケット内部ヘッダ付加部17への転送はない。
図8は、経路制御モジュール30(30A、30B)の1実施例を示すブロック構成図である。
経路制御モジュール30は、内部スイッチ90に接続するためのスイッチインタフェース31と、スイッチインタフェース31に接続された受信バッファ32および送信バッファ33と、プロセッサ34とを備える。プロセッサ34が実行する本発明に関係するソフトウェアとして、メモリ300に、経路制御情報処理ルーチン35、冗長系連携制御ルーチン36、経路テーブル管理ルーチン37、パケット送受信処理ルーチン38が用意されている。プロセッサ34は、これらのソフトウェアの実行に伴って、経路制御情報データベース39と、メモリ400に形成された経路テーブル40、到達確認テーブル41、有効プロトコル判定テーブル42を参照または更新する。
図9は、図8に示したソフトウェア35〜38と、データベース39および各種テーブル40〜42との関係を示す機能ブロック図である。
パケット送受信処理ルーチン38は、受信バッファ32に蓄積された受信パケットの読み出しと、有効プロトコル判定テーブル42による受信パケットの判定と、送信バッファ33への送信パケットの出力とを実行する。有効プロトコル判定テーブル42は、経路制御モジュール30A、30Bで処理すべき経路制御プロトコルの種別を示している。
パケット送受信処理ルーチン38は、受信パケットの経路制御プロトコル種別が、有効プロトコル判定テーブル42で許可されたものでなければ、受信パケットを廃棄する。受信パケットが、ネットワークの他のノード装置からの経路制御パケットの場合は、経路制御情報処理ルーチン35が実行され、経路制御モジュール間で送受信される内部制御パケットの場合は、冗長系連携制御ルーチン36が実行される。
冗長系連携制御ルーチン36は、到達確認テーブル41を利用して、現用系30Aと待機系30Bの同期状態を確認し、現用系30Aに異常が検出された時、現用系30Aと待機系30Bの動作モードを切り替える機能をもつ。経路制御情報処理ルーチン35は、経路制御情報処理の実行に伴って、経路情報データベース39に蓄積された経路制御情報ファイル391、隣接ノード情報ファイル392、インタフェースモジュール情報ファイル393を参照または更新すると共に、ネットワークの他のノード装置との間で経路制御パケットの交信を行う。
経路テーブル管理ルーチン37は、経路情報データベース39の蓄積情報を利用して、経路テーブル40を更新し、必要に応じて、各インタフェースモジュール10に搭載されたモジュール制御部26に、経路テーブル16の内容を更新するための制御パケットを送信する。
ここでは、経路制御情報処理ルーチン35と冗長系連携制御ルーチン36を別々のルーチンとして扱っているが、後述するように、これらの2つのルーチンは互いに密接不可分な関係にあるため、実際の応用においては、冗長系連携制御ルーチン36の機能一部または全てを経路制御情報処理ルーチン35に組み込み、経路制御モジュール間で送受信される内部制御パケットを経路制御情報処理ルーチン35で処理してもよい。
図10は、冗長系連携制御ルーチン36が利用する到達確認テーブル41の1実施例を示す。
到達確認テーブル41は、現用系経路制御モジュールと待機系経路制御モジュールに対応した複数のエントリ410−1、410−2からなる。各エントリは、モジュール識別子となるモジュールアドレス411と、動作モード412と、中継シーケンス番号413と、同期状態414とを示している。
モジュールアドレス411は、図4、図5で説明したシーケンス番号や独立制御情報を含む内部制御パケット801、802の宛先アドレスに相当する。動作モード412は、モジュールアドレス411で特定される経路制御モジュールが、現用系として動作中か待機系として動作中かを示している。
現用系経路制御モジュールが備える到達確認テーブル41において、現用系エントリ410−1の中継シーケンス番号413は、経路制御パケット800の内部ヘッダから抽出された中継シーケンス番号80Cの値を示し、待機系エントリ410−2の中継シーケンス番号413は、内部制御パケット801で通知された中継シーケンス番号の値を示す。待機系経路制御モジュールが備える到達確認テーブル41では、経路制御パケット800の内部ヘッダから抽出された中継シーケンス番号80Cの値が、待機系エントリ410−2の中継シーケンス番号413として記憶され、現用系エントリ410−1の中継シーケンス番号413は不定となる。
同期状態414は、現用系と待機系が同期しているか否かを示すと同時に、各経路制御モジュールが正常に動作しているか否かを示している。待機系エントリ410−2の中継シーケンス番号413は、現用系エントリ410−1よりも遅れて更新されため、待機系の中継シーケンス番号が所定時間内に現用系の中継シーケンス番号に一致すれば、現用系と待機系が互いに同期(SYNC)した状態にあると判断される。
図11は、経路制御モジュール30A、30Bのプロセッサ34が、他のノード装置から経路制御パケット800の受信時に実行する受動的な経路制御処理100のフローチャートを示す。
受動的な経路制御処理100では、経路制御情報処理ルーチン35に従って、経路制御パケットの内容と対応した経路制御情報処理が実行され(ステップ101)、上記経路制御パケットの内部ヘッダが示す中継シーケンス番号80Cに従って、到達確認テーブル41の中継シーケンス番号413が更新される(102)。この場合、各経路制御モジュールは、自分のモジュールアドレス411に従って、現用系の経路制御モジュール30Aでは現用系エントリ410−1、待機系の経路制御モジュール30Bでは待機系エントリ410−2の中継シーケンス番号413を更新する。
次に、他方の経路制御モジュールからの応答待ち許容時間Tを計測するための連携制御タイマを起動し(103)、自モジュールの動作モードを判定する(104)。
到達確認テーブル41で、自モジュールの動作モード412が待機系になっていれば、到達確認テーブル41が示す現用系の経路制御モジュールに対して、中継シーケンス番号413の通知パケット(内部制御パケット)を送信し(110)、現用系の経路制御モジュールからの応答(ACK)パケットの受信を待つ(113)。連携制御タイマがタイムアウト(許容時間Tを経過)になる前に、応答パケットを受信した場合は、ステップ122を実行する。
ACKパケットを受信しない状態で、連携制御タイマがタイムアウトした場合は(111)、現用系の経路制御モジュールに障害が発生したものと判断する。この場合、動作モードを切替え(112)、ノード制御モジュール50に経路制御モジュール(現用系)の障害を通知し(115)、ステップ120を実行する。尚、動作モードの切替えは、到達確認テーブル41の現用系エントリ410−1の動作モード412を待機系に変更し、待機系エントリ410−2の動作モード412を現用系に変更することを意味している。この時、現用系から待機系に切替えられた経路制御モジュールのエントリ410−1は、同期状態414が“非同期”に変更される。
ステップ104で、動作モードが現用系になっていた場合は、連携制御タイマをチェックし(105)、タイムアウトになっていなければ、待機系経路制御モジュールからの中継シーケンス番号通知の受信を待つ(106)。連携制御タイマがタイムアウトになる前に、中継シーケンス番号通知を受信した場合は、待機系経路制御モジュールにACKパケットを送信し(107)、通知された中継シーケンス番号が、到達確認テーブル41の現用系エントリ410−1が示す中継シーケンス番号413と一致しているか否かを判定する(108)。中継シーケンス番号が不一致の場合は、ステップ105に戻る。
中継シーケンス番号が一致していた場合は、到達確認テーブル41の待機系エントリ410−2の中継シーケンス番号を更新し(109)、ステップ120を実行する。連携制御タイマがタイムアウト(許容時間Tを経過)になった時は、ノード制御モジュール50に経路制御モジュール(待機系)の障害を通知(115)した後、到達確認テーブル41の待機系エントリ410−2の同期状態414を“非同期”に設定して(109)、ステップ120を実行する。ノード制御モジュール50は、経路制御モジュールの障害通知を受けると、予め指定されているシステム管理装置に対して、経路制御モジュールの障害通知メッセージを送信する。
ステップ120では、経路制御応答パケットの送信要否を判定し、送信すべき応答パケットがあれば、応答パケットを送信して(121)、経路制御処理が完了したか否かを判定する(122)。もし、経路制御処理が完了していなければ、ステップ101に戻り、一連の制御処理が完了する迄、経路制御情報処理を実行する。
図12は、パケット転送装置から経路制御パケットを送信すべき事象が発生した場合に経路制御モジュール30A、30Bが実行する能動的な経路制御情報処理200のフローチャートを示す。
能動的な経路制御情報処理200では、発生した事象に応じた経路制御情報処理を実行し(201)、独立制御情報が生成された場合は(202)、連携制御タイマを起動して(203)、動作モードを判定する(203)。動作モードが現用系に設定されていた場合は、到達確認テーブル41が示す待機系の経路制御モジュールに独立制御情報を示す内部制御パケットを送信し(205)、待機系モジュールからのACKパケットの受信を待つ(207)。連携制御タイマがタイムアウトする前にACKパケットを受信した場合は、上記独立制御情報を含む経路制御パケットをネットワークの他のノード装置に送信する(219)。この後、経路制御処理が完了したか否かを判定し、完了していなければ、ステップ201に戻り、一連の制御処理が完了する迄、経路制御情報処理を実行する。
待機系モジュールからACKパケットを受信することなく、連携制御タイマがタイムアウトとなった場合(206)、到達確認テーブル41の待機系エントリの同期状態414を“非同期”に設定し(208)、ノード制御モジュール50に経路制御モジュール(待機系)の障害を通知(209)した後、ステップ219以降のシーケンスを実行する。
ステップ204で、動作モードが待機系に設定されていた場合は、現用系経路制御モジュールからの独立制御情報を示す内部制御パケットの受信を待つ(211)。連携制御タイマがタイムアウトする前に内部制御パケットを受信した場合は、自モジュールで生成した独立制御情報を上記内部制御パケットが示す独立制御情報に置き換え(212)、現用系の経路制御モジュールにACKパケットを返信して(213)、ステップ220を実行する。
独立制御情報を示す内部制御パケットを受信することなく、連携制御タイマがタイムアウトとなった場合(210)、現用系の経路制御モジュールに障害が発生したものと判断し、到達確認テーブル41の現用系エントリと待機系エントリの動作モードを切替え(214)、自モジュールで生成した独立制御情報を適用した経路制御パケットをネットワークの他のノード装置に送信し(215)、ノード制御モジュール50に経路制御モジュール(現用系)の障害を通知(216)ステップ220を実行する。
上記実施例から明らかなように、本発明によれば、現用系の経路制御モジュールが、パケット転送装置を代表して、ネットワーク上の他のノード装置と経路制御パケットを交信するが、パケット転送装置の内部では、現用系と待機系の経路制御モジュールが並列的に経路制御情報処理を実行し、それそれの経路情報データベースを互いに同期して更新している。従って、現用系の経路制御モジュールに障害が発生した時、これを検知して動作モードを切替えた待機系の経路制御モジュールが、新たな現用系の経路制御モジュールとなって、直ちに経路制御情報処理を引き継ぐことが可能となる。
上述した実施例では、各インタフェースのジュール10が、ネットワークからの受信IPパケットが経路制御パケットか否かを判定し、経路制御パケットを受信した場合は、受信パケットに現用系と待機系の経路制御モジュールに共通するマルチキャストアドレスをもつ内部ヘッダを付加することによって、現用系と待機系の双方の経路制御モジュールに経路制御パケットを転送できるようにしている。
しかしながら、図3に矢印2で示したように、各インタフェースモジュール10が、ネットワークから受信した経路制御パケットをノード制御部50に転送し、ノード制御部50から現用系、待機系の経路制御モジュール10A、10Bに経路制御パケットを転送する方式を採用した場合、各インタフェースモジュール10では、パケット種別を判定することなく、全ての受信パケットを中継パケット内部ヘッダ付加部15で処理すれば済むため、モジュールの構成を簡単化でき、インタフェースモジュール動作を高速化できる。
この方式の場合、ノード制御モジュール50にパケット種別テーブル14を設けておき、ノード制御部50のプロセッサが、受信パケットが自ノードで処理可能な経路制御パケットか否かを判定し、処理可能な経路制御パケットであれば、現用系、待機系の経路制御モジュール10A、10Bに共通のマルチキャストアドレスをもつ内部ヘッダを付加して、経路制御パケットを内部スイッチ90に出力するようにすればよい。上記経路制御パケットの転送機能は、ノード制御モジュール50に代えて、拡張モジュール60に持たせてもよい。
図13は、本発明の他の実施例を示す。本実施例では、現用系と待機系の経路制御モジュール10A、10Bに、予めプロトコルの異なる複数種類の経路制御情報処理ルーチン35(35−1、35−2、35−3、…)を備えておき、これらのうち、ノード内で有効となるプロトコルを有効プロトコル判定テーブルで指定する。本実施例のように予め複数種類の経路制御情報処理機能を備えておけば、同一のパケット転送装置で各種プロトコルのネットワークに適合できる。また、本実施例は、経路制御プロトコルの異なる複数のネットワーク間の接続ノードに適用できる。
図14は、本発明の更に他の実施例として、経路制御モジュール30上で複数の仮想ルータを実現したパケット転送装置を示す。ここでの仮想ルータは、1つのパケット転送装置内で、同一プロトコルの複数の経路制御機能を並列的に動作させることによって、ネットワーク上の他のノード装置との間で、1つのパケット転送装置を互いに独立した複数のパケット転送装置(仮想ルータ)として機能させることを意味している。従って、本実施例の仮想ルータは、複数のルータを仮想的な1つのルータとみなすためのVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)とは技術的に異なる。
図14は、経路制御プロトコルとしてOSPFを適用した例について示しており、パケット転送装置は、内部スイッチ90に接続して、3つの経路制御モジュール30A、30B、30Cを備えている。経路制御モジュール30Aでは、2つのOSPF経路制御機能35A−1、35A−2が動作し、経路制御モジュール30Bと30Cでは、それぞれ1つのOSPF経路制御機能35B、35Cが動作している。各OSPF経路制御機能は、図8に示したルーチン35〜37に相当し、それぞれが個別に経路制御情報データベース39とテーブル40〜42を備えている。
図示した例では、破線で示すように、OSPF経路制御機能35A−1と35Cで、冗長化された第1の仮想経路制御部81が形成され、OSPF経路制御機能35A−2と35Bで、冗長化された第2の仮想経路制御部82が形成されている。第1、第2の仮想経路制御部81、82は、例えば、それぞれ同一ネットワーク上に形成される第1、第2の仮想私設網VPN(Virtual Private Network)と対応し、第1の仮想経路制御部81は、第1VPNにおける経路制御情報処理を実行し、第2の仮想経路制御部82は、第2VPNにおける経路制御情報処理を実行する。また、第1の仮想経路制御部81では、OSPF経路制御機能35A−1と35Cのうちの一方が現用系、他方が待機系となり、第2の仮想経路制御部82では、OSPF経路制御機能35A−2と35Bのうちの一方が現用系、他方が待機系となって、図11、図12で説明した動作を実行する。
本実施例の場合、各経路制御パケットが所属するVPNを判定し、第1の仮想経路制御部81には、第1VPNの経路制御パケットのみを処理させ、第2の仮想経路制御部82は、第2VPNの経路制御パケットのみを処理させる必要がある。VPNは、例えば、回線番号(インタフェースモジュール番号)と、受信パケットに付されるIEEE802.1qのVLANタグ、ATMセルヘッダが示すVPI/VCIなどのヘッダ情報によって特定される。従って、経路制御パケットが所属するVPNを特定するためは、例えば、図15に示すように、VPN判定条件281と仮想経路制御部識別子(VPN識別子)282との関係を定義したVPN判定テーブル28を使用する。
図16は、VPN判定テーブル28を参照して、受信パケットのVPNを判定するようにしたインタフェースモジュール10の1実施例を示す。
ここに示したインタフェースモジュール10は、図6に示した受信回路部11がVPN識別子付加部17を備え、VPN識別子付加部17がVPN判定テーブル28を参照して、各受信パケットの先頭部にVPN識別子を示す内部ヘッダを付加する。
例えば、インタフェースモジュール10の接続回線がATM網の場合、受信ATMセルは、受信回路部11で可変長パケットに組立てられ、送信回路部25において、可変長の送信パケットからATMセルに変換される。VPN識別子付加部17は、受信回路部11で可変長パケット(IPパケット)が組立てられた時、VPN判定テーブル28を参照し、該可変長パケットのVPI/VCIが、VPN判定条件281に該当する場合は、仮想経路制御部識別子282を示す内部ヘッダを付加して、上記可変長パケットを受信バッファ12に出力する。VPI/VCIが、VPN判定条件281に該当しなければ、例えば、オール“1”パターンを示す所定長の内部ヘッダを付加して、上記可変長パケットを受信バッファ12に出力する。
インタフェースモジュール10の接続回線が、例えば、MPLS網のようにラベル付きパケットを転送している場合、VPN識別子付加部17は、VPN判定テーブル28を参照して、受信パケットに付されたラベル情報がVPN判定条件281に該当するか否かを判定し、上述した内部ヘッダ付加を行えばよい。
本実施例では、VPN識別子付加部17で付加したVPN識別子は、図2に示した内部ヘッダ80のインタフェースモジュール番号80Dに続く内部ヘッダ情報項目となって、内部スイッチ部90に出力され、受信パケットが経路制御パケットの場合は、経路制御モジュール30A〜30Cに転送され、経路制御パケットでなければ、他の何れかのインタフェースモジュール、ノード制御モジュール50、拡張モジュール60に転送される。
経路制御モジュール30A〜30Cは、内部スイッチ90を介して経路制御パケットを受信すると、図9に示したパケット送受信ルーチン38が、有効プロトコル判定テーブル42を参照して、内部ヘッダ80が示すプロトコル種別80Bの有効性を判定する。自モジュールで処理可能なプロトコル種別の経路制御パケットであれば、パケット送受信ルーチン38は、内部ヘッダ80が示すVPN識別子で特定される仮想経路制御部(経路制御情報処理ルーチン35)に上記経路制御パケットを渡す。これによって、仮想ルータによるVPN対応の経路制御情報処理を実現できる。
以上の実施例では、待機系が1台の冗長化構成について説明したが、システムの安全性を高めるために、待機系の経路制御モジュールの台数を2以上にしてもよい。この場合、各経路制御モジュールに優先度を与えておき、現用系モジュールの障害が発生した時、正常状態にある複数の待機系経路制御モジュールのうちで、優先度の最も高いモジュールの動作モードを現用系に切替えるようにする。上記優先度は、例えば、到達確認テーブル41に登録されたモジュールアドレスの若い順にしてもよい。
待機系の経路制御モジュールが複数台となった場合、経路制御モジュール間で交信する内部制御パケットのアドレスとして、これらの経路制御モジュールに共通するマルチアドレスを適用すればよい、これによって、現用系モジュールから送信された内部制御パケットを全ての待機系モジュールで受信し、1つの待機系モジュールが送信した内部制御パケットを他の全てのモジュールで受信することができる。このようにすれば、待機系の各モジュールは、待機系の他のモジュールが現用系モジュールに送信したシーケンス番号通知、または独立制御情報パケットに対する応答を受信し、到達確認テーブル41によって、他の全ての経路制御モジュールの同期状態を把握できる。従って、待機系モジュールが複数存在した場合でも、各モジュールは、現用系モジュールの障害が発生した時、自分の動作モードを切替えるべきか否かを判断することが可能となる。
以上の実施例では、マルチキャストアドレスを付与することによって、同一の経路制御パケットを現用系と待機系の双方の経路制御モジュールに並列的に転送しているが、各インタフェースモジュールで経路制御パケットの複製を生成し、現用系モジュールと待機系モジュールに個別アドレスのパケットを送信するようにしてもよい。また、経路制御パケットの複製は、内部スイッチで生成するようにしてもよい。
本発明によるパケット転送装置のブロック構成の1例を示す図。 パケット転送装置で扱うパケットフォーマットの1例を示す図。 ネットワークから経路制御パケットを受信した時のインタフェースモジュール10の動作を示す図。 経路制御パケットを受信した時の経路制御モジュール30の動作を示す図。 本発明のパケット転送装置から他のノード装置に経路制御パケットを送信する時の経路制御モジュール30の動作を示す図。 インタフェースモジュール10の1実施例を示すブロック図。 インタフェースモジュール10が備えるパケット種別テーブル14の1例を示す図。 経路制御モジュール30の1実施例を示すブロック図。 図8に示した経路制御モジュール30が備えるソフトウェア、データベース、各種テーブルの関係を示す機能ブロック図。 経路制御モジュール30が備える到達確認テーブル41の1例を示す図。 経路制御パケットの受信時に経路制御モジュール30が実行する経路制御情報処理ルーチンの1実施例を示すフローチャート。 経路制御パケットの送信時に経路制御モジュール30が実行する経路制御情報処理ルーチンの1実施例を示すフローチャート。 本発明によるパケット転送装置の他の実施例を示す図。 本発明によるパケット転送装置の更に他の実施例を示す図。 図14の実施例で参照されるVPN判定テーブルの1例を示す図。 図14の実施例に適用されるインタフェースモジュールの他の実施例を示す図。
符号の説明
10:インタフェースモジュール、17:経路制御パケット内部ヘッダ付加部、
30:経路制御モジュール、35:経路制御情報処理ルーチン、
36:冗長系連携制御ルーチン、37:経路テーブル管理ルーチン、
38:パケット送受信ルーチン、39:経路制御情報データベース、
40:経路テーブル、41:到達確認テーブル、42:有効プロトコル判定テーブル、
50:ノード制御モジュール、60:拡張モジュール、90:内部スイッチ。

Claims (9)

  1. 通信ネットワークの他のノード装置と所定のプロトコルで経路制御情報を交信する機能を備えたパケット転送装置であって、
    それぞれネットワーク入出力回線に接続された複数のインタフェースモジュールと、
    1つが現用系、残りが待機系として動作する動作モード切替え可能な少なくとも2つの経路制御モジュールと、
    上記インタフェースモジュール間および各インタフェースモジュールと経路制御モジュールとの間でパケットを交換する内部スイッチ部とからなり、
    上記各インタフェースモジュールが、ネットワークから受信した経路制御パケットを上記現用系と待機系の双方の経路制御モジュール宛に転送するための手段を有し、
    待機系として動作中の経路制御モジュールが、上記経路制御パケットの受信に応答して上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行する手段と、上記経路制御パケットの識別情報を示す内部制御パケットを上記現用系の経路制御モジュールに送信するための手段を有し、
    上記現用系として動作中の経路制御モジュールが、上記経路制御パケットの受信に応答して上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、上記経路制御パケットの送信元に応答パケットを返信する手段と、上記内部制御パケットの受信の有無とその内容に基づいて上記待機系の経路制御モジュールの状態を判定するための手段を有することを特徴とするパケット転送装置。
  2. 前記各インタフェースモジュールが、ネットワークから受信したパケットのヘッダ情報から、受信パケットが所定プロトコルの経路制御パケットまたは経路制御用の応答パケットか否かを判定するための手段と、
    経路制御パケットまたは経路制御用応答パケットに対して、前記現用系および待機系の経路制御モジュールの割り当てられた内部マルチキャストアドレスを含む内部ヘッダを付与するための第1の内部ヘッダ付加手段と、
    経路制御パケットおよび経路制御用応答パケット以外の受信パケットに対して、該受信パケットの宛先アドレスと対応した内部アドレスを含む内部ヘッダを付与するための第2の内部ヘッダ付加手段と、
    上記第1、第2の内部ヘッダ付加手段から出力されたパケットを前記内部スイッチ部に転送するための手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のパケット転送装置。
  3. 通信ネットワークの他のノード装置と所定のプロトコルで経路制御情報を交信する機能を備えたパケット転送装置であって、
    それぞれネットワーク入出力回線に接続された複数のインタフェースモジュールと、
    1つが現用系、残りが待機系として動作する動作モード切替え可能な少なくとも2つの経路制御モジュールと、
    ノード制御モジュールと、
    上記インタフェースモジュール間および各インタフェースモジュール、ノード制御モジュール、経路制御モジュール間でパケットを交換する内部スイッチ部とからなり、
    上記各インタフェースモジュールが、ネットワークから受信した経路制御パケットを上記ノード制御モジュールに転送するための手段を有し、
    上記ノード制御モジュールが、上記経路制御パケットを上記現用系と待機系の双方の経路制御モジュール宛に転送するための手段を有し、
    待機系として動作中の経路制御モジュールが、上記経路制御パケットの受信に応答して上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行する手段と、上記経路制御パケットの識別情報を示す内部制御パケットを上記現用系の経路制御モジュールに送信するための手段を有し、
    上記現用系として動作中の経路制御モジュールが、上記経路制御パケットの受信に応答して上記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、上記経路制御パケットの送信元に応答パケットを返信する手段と、上記内部制御パケットの受信の有無とその内容に基づいて上記待機系の経路制御モジュールの状態を判定するための手段を有することを特徴とするパケット転送装置。
  4. 前記各インタフェースモジュールが、前記経路制御パケットに該インタフェースモジュールに固有のシーケンス番号を付加するための手段を有し、
    前記待機系として動作中の経路制御モジュールが、上記シーケンス番号を前記経路制御パケットの識別情報とすることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のパケット転送装置。
  5. 前記各経路制御モジュールが、前記内部スイッチ部に接続された各経路制御モジュールの識別子と対応して、動作モードと最新の経路制御パケットの識別情報とを記憶するためのテーブルを備え、
    前記現用系として動作中の経路制御モジュールが、経路制御パケットの受信の都度、該経路制御パケットの識別情報を上記テーブルに記憶し、所定時間内での待機系の経路制御モジュールからの内部制御パケットの受信の有無と、受信した内部制御パケットが示す経路制御パケットの識別情報と現用系の経路制御モジュールが受信した最新の経路制御パケットの識別情報との関係に基づいて、待機系の経路制御モジュールの状態を判定することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のパケット転送装置。
  6. 前記現用系として動作中の経路制御モジュールが、前記内部制御パケットの受信に応答して、送信元の経路制御モジュールに応答パケットを送信するための手段を有し、
    前記待機系として動作中の経路制御モジュールが、前記内部制御パケットを送信してから所定時間内に前記現用系の経路制御モジュールからの応答パケットを受信できなかった時、現用系と待機系の動作モードを切替えるための手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のパケット転送装置。
  7. 前記現用系として動作中の経路制御モジュールが、所定イベントの発生時に前記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、ネットワーク上の他のノード装置に経路制御パケットを送信するための手段と、上記経路制御パケットに適用した独立制御情報を示す内部制御パケットを待機系の経路制御モジュールに送信するための手段を有し、
    前記待機系として動作中の経路制御モジュールが、所定イベントの発生時に前記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行するための手段と、自らが生成した独立制御情報を上記現用系の経路制御モジュールから受信した内部制御パケットが示す独立制御情報に置き換えるための手段を有し、ネットワーク上の他のノード装置から応答パケットを受信した時、上記独立制御情報を適用して該応答パケットの処理することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のパケット転送装置。
  8. 前記待機系として動作中の経路制御モジュールが、所定イベントの発生時に前記プロトコルに従った経路制御情報処理を実行し、所定時間内に前記現用系の経路制御モジュールから前記独立制御情報を示す内部制御パケットを受信できなかった時、現用系と待機系の動作モードを切替えるための手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載のパケット転送装置。
  9. 前記経路制御モジュールの1つがプロセッサによって実行される複数の経路制御処理ルーチンを有し、上記経路制御処理ルーチンを他の経路制御モジュールでプロセッサによって実行される経路制御ルーチンと個別に連携させることによって、互いに独立して動作する冗長化された少なくとも2つの仮想経路制御部を構成し、
    前記各インタフェースモジュールが、ネットワークから受信した経路制御パケットに該経路制御パケットが所属する仮想網識別子を付与するための手段を有し、
    前記各経路制御モジュールが、上記仮想網識別子と対応した仮想経路制御部を構成する現用系または待機系の経路制御処理ルーチンによって、上記経路制御パケットの受信に応答した経路制御情報処理を実行することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載のパケット転送装置。
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