JP4964164B2 - 通信装置の冗長構成制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冗長なモジュール構成を有する通信装置(NE:Network Element)において、冗長構成である待機系モジュール(待機状態にあるモジュール)に対する設定を効率的に行うための冗長構成制御方法に関する。
近年、ルータに代表される通信装置(NE:Network Element)においては、スケーラビリティ性、柔軟性、可用性の観点から、装置内をC−Plane処理(呼制御,ルーティングetc.)とU−Plane処理(パケット転送、QoS制御、シェーピングetc.)に分離したC/U分離のモジュール型アーキテクチャが提案さている。図10はC/U分離のモジュール型アーキテクチャを適用したNEの構成例を示す図である。このNEは、C−Planeを担当する制御モジュール(CE:Control Element)とU−Planeを担当する転送モジュール(FE:Forwarding Element)とを備えた構成をとる。
また、IETF(The Internet Engineering Task Force)のForCES(Forwarding and Control Element Separation) Working Groupでは、C/U分離のモジュール型アーキテクチャを実現するためのフレームワークとして下記非特許文献1の標準化が進められている。加えて、CEとFEとの間の制御メッセージ(プロトコル)仕様として下記非特許文献2も策定段階にある。
ここで、従来のNEを構成するCEおよびFEについて説明する。FEの一部は外部ネットワークとの物理的な回線(インタフェース)を持ち、CEはFEが外部ネットワークとの間で送受信するデータ(IPパケット等)に対する処理(IP転送、優先制御、暗号化、トンネリング等)や次モジュール/インタフェース転送先を制御するための制御情報を管理している。NEが稼動している状態では、CEは、下記非特許文献2に規定されているCE/FE間制御メッセージ(CEとFEの間でやり取りされる制御メッセージ)を利用し、必要に応じて指定FEに対して制御情報を設定する。FEはCEから設定された制御情報によって自モジュールにおけるU−Plane処理を行う。
また、運用中のあるFEが障害(または保守)のために機能しなくなった場合、そのFEと同機能を有する待機系のFEが制御情報を含めたU−Plane処理を引き継ぎ、装置全体としてサービスが停止しない冗長切り替え制御機構が高信頼・高可用NEには必要となる。そのため、従来のNEでは、CEとFEを論理的に分離することで、個々の機能モジュールを拡張可能にしている。また、このようにすることで、保守や障害対策のために冗長化された複数のCE、FEをNE内に配置することが可能となる。
運用系(Act)、待機系(Sby)によるモジュール冗長構成はシステム要求によって様々な形態が存在する。具体的には、図11に示したように、Act/Act冗長構成(通常、2モジュール共に運用しているが、一方の機能停止時はもう一方に機能を引き継ぐ)、Act/Sby冗長構成(通常、一方のみ運用しており、機能停止時はもう一方に機能を引き継ぐ)、N+1冗長構成(引き継ぎはAct/Sby構成と同様であるが、N個のActに対して1個のSbyを準備した構成)、などの冗長構成が存在する。なお、待機系の種類にはCold StandbyとHot Standbyが存在する。
"Forwarding and Control Element Separation (ForCES) Framework",IETF RFC3746,Apr. 2004 "ForCES Protocol Specification",IETF draft-ietf-forces-protocol-11.txt, July 8,2007
上述したような冗長なモジュール構成を持つNEでは、運用中のFEで障害が発生し、それに伴いFE切り替えを行う場合、旧運用系FE(障害が発生したFE)が保持しているものと同じ制御情報を新運用系FEに再設定する必要がある。しかしながら、上記非特許文献1(ForCES)では冗長構成の制御方式や切替制御方式については策定されておらず、実装依存となっている。
たとえば、従来のNEにおける切替制御方法の一つとして、図12−1に示したような、FE障害検出後に新運用系FEに対して再設定する方法が存在する。この方法では、CEは、運用系FEの障害(図中の(2)機能停止)を検出後、機能を引き継ぐ待機系FEの設定(図中の(3)再設定)を実行する。そのため、障害検出後の再設定(図中の(2)機能停止〜(4)FE切替まで)に時間を要し、サービス停止時間が長くなる、という問題があった。
また、他の切替制御方法として、図12−2に示した方法が存在する。この方法では、CEは、運用系FEおよび待機系FEの全てのFEに対して制御情報を設定(図中の(1)設定)し、全FEとの間で制御情報を常に同期させておく。そのため、切り替え時間を短縮することは可能であるが、常に全てのFEに対して制御情報を設定する必要があり、通常時のFE/CE間制御メッセージ処理の負荷およびFE設定時間といった性能に悪影響を及ぼす、という問題がある。特にCE/FE間制御メッセージは制御情報が確実に設定された(有効となった)ことを保証する必要があり、CEは、設定先のFEモジュールからの応答を受信しなくてはならないため負荷が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、冗長モジュールである待機系FEを備え、運用するFEを切り替える際の切替時間を短縮しつつ、CEとFEとの間で送受信される制御メッセージのトラヒック量および制御情報の同期処理におけるCE側の負荷を低減する、通信装置の冗長構成制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、前記CEが前記運用中FEおよび前記冗長FEに対して、制御情報を含んだ制御メッセージを送信する制御メッセージ送信ステップと、前記制御メッセージを受信した運用中FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す応答メッセージを返信する運用中FE応答メッセージ返信ステップと、前記制御メッセージを受信した冗長FEの中の代表FEが、前記制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定がすべての冗長FEにおいて完了したことを検出後、その旨を示す応答メッセージを前記CEに対して送信する代表FE応答メッセージ返信ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、CEからの制御メッセージを受信した場合、冗長FEの中の代表のFEが他のすべての冗長FEにおいて制御情報が設定されたことを検出後、CEへ応答メッセージを返送することとしたので、待機状態にあるFEの運用を開始する際の切替時間を短縮しつつ、CEとFEとの間で送受信される制御メッセージのトラヒック量を低減し、さらに、各FEへの制御情報設定動作におけるCEの処理負荷を低減することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信装置の冗長構成制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信装置の冗長構成制御方法を適用する通信装置(NE)の構成例を示す図である。この通信装置は、C−Planeを担当する少なくとも1つの制御モジュール部(CE:Control Element)1と、U−Planeを担当する複数の転送モジュール部(FE:Forwarding Element)2a〜2dと、CE/FE間の物理的な相互接続を提供するバックプレーン3と、を備える。バックプレーン3は、スイッチやバスにより構成される。なお、本実施の形態では、一例として、FE2aをパケット処理実行中の運用系FE、残りのFE2b,2c,2dを障害・保守切替のための待機系FEとする場合の動作について説明する。また、待機系の種類にはCold StandbyとHot Standbyが存在するが、本実施の形態を含む各実施の形態では、待機系も動作するHot Standbyを前提とする。
図2は、CE1の機能ブロック図であり、この機能ブロックは、バックプレーンインタフェース11、受信バッファ12、送信バッファ13、ヘッダ解析部14、制御プレーン処理部15、CE/FE間制御メッセージ処理部16および制御メッセージ格納バッファ17を含む。
バックプレーンインタフェース11は、図1に示したバックプレーン3と接続され、各FEとの間でパケットの送受信を行う。なお、本実施の形態では、装置内(NE内のCE/FE間、FE間)の物理的な相互接続はEthernet(登録商標)やPCIバスなど電気的接続は問わない。また、CE/FE間制御メッセージのプロトコルスタックもL2レベルやL3レベル、特定のトランスポートプロトコルでも構わない。マルチキャスト(ブロードキャスト)をそのレイヤがサポートしていない場合は、ユニキャストを個々のFEに対して送信する形態でも良い。図2に示したように、CE/FE間制御メッセージ(CEからFEへの制御メッセージおよびFEからCEへの制御メッセージ)は、バックプレーンインタフェース11を介して各FEとの間で送受信される。これらの制御メッセージ内にはメッセージをユニークに識別可能なシーケンス番号を含んでおり、メッセージロス検出に使用する。なお、1つの制御メッセージ内に複数の命令(トランザクション)を包含しても良い。その場合、完了通知の応答はトランザクション単位で管理することになる。
受信バッファ12は、他モジュールから受信したパケット(制御メッセージを含む)を一時的に格納する。送信バッファ13は、他モジュールに対して送信するパケット(制御メッセージを含む)を一時的に格納する。
ヘッダ解析部14は、受信バッファ12に格納された受信パケットを取り出してそのヘッダを解析し、制御プレーン向けのパケットであれば制御プレーン処理部15に対して出力する。一方、CE/FE間の制御メッセージであればCE/FE間制御メッセージ処理部16に対して出力する。
制御プレーン処理部15は、ルーティングテーブル、シグナリングテーブル等の固有管理テーブルを保持し、C−Plane処理を行うが、本発明では直接関係しないため、詳細動作についての説明は省略する。
CE/FE間制御メッセージ処理部16は、各FEへ送信する制御メッセージの生成処理、各FEから受信したメッセージの解析処理およびFE制御管理テーブルの更新処理を実行する。なお、FE制御管理テーブルは、CE1が各FEの動作を制御するために必要な制御情報テーブルであり、たとえば、図3に示した構成要素を含む。CE1は、図3に示した制御情報テーブルを、異なる機能を持つFE機能種別毎(同一機能を有し、他のFEで障害が発生した場合にはそのFEに代わって動作を引き継ぐことが可能なFEにより構成されたグループ毎)に複数持つ。
ここで、CE1が保持するFE制御情報テーブルの構成要素について説明する。図3に示したように、FE制御管理テーブルは、「FE−ID」、「稼動状態」、「制御メッセージ番号」、「応答メッセージ番号」および「更新時刻」を構成要素として含んでいる。
「FE−ID」は各FEの識別子であり、装置(NE)内でユニークに識別可能な値が各FEに対して付与されている。「稼動状態」は、対応するFE−IDのFEについての稼働状態を示す情報であり、“運用”となっているFEはサービス提供の運用系FEであり、“待機”となっているFEは保守・故障の冗長切り替えのために待機している待機系FEを示す。「制御メッセージ番号」は、対応するFE−IDのFEに対してCE1が送信した制御メッセージのシーケンス番号を示す。「応答メッセージ番号」は、対応するFE−IDのFEから受信した応答メッセージのシーケンス番号を示す。本実施の形態では、FEは、CE1から制御メッセージを受信し、それに対して応答する場合、受信した制御メッセージのシーケンス番号と同じシーケンス番号の応答メッセージを返送するものとする。したがって、ある“待機”状態のFE(待機系FE)に対応する制御メッセージ番号と応答メッセージ番号が同じ場合、そのFEはCE1と完全に同期しており、直ちにサービス提供(運用)可能な待機系FEであることを意味する。「更新時刻」は応答メッセージ番号を更新した時刻を示す。
図2の説明に戻り、制御メッセージ格納バッファ17は、運用系FE宛に送信した制御メッセージを格納する。
図4は、FE2a〜2dの機能ブロック図であり、各FEの機能ブロックは、運用系FE,待機系FEに関係なく同一とする。図4に示した機能ブロックは、バックプレーン/外線インタフェース21、受信バッファ22、送信バッファ23、ヘッダ解析部24、ユーザデータプレーン処理部25、CE/FE間制御メッセージ処理部26および待機系FEリスト保持部27を含む。
バックプレーン/外線インタフェース21は、図1に示したバックプレーン3および図示していない外部ネットワークと接続され、これらとの間でパケットの送受信を行う。
受信バッファ22は、他モジュールから受信したパケット(制御メッセージを含む)を一時的に格納する。送信バッファ23は、他モジュールに対して送信するパケット(制御メッセージを含む)を一時的に格納する。
ヘッダ解析部24は、受信バッファ22に格納された受信パケットを取り出してそのヘッダを解析し、取り出したパケットがユーザデータプレーン向けのパケットであればユーザデータプレーン処理部25に対して出力する。一方、CE/FE間の制御メッセージであればCE/FE間制御メッセージ処理部26に対して出力する。
ユーザデータプレーン処理部25は、QoS、転送テーブルの固有管理テーブルの固有管理テーブルを保持し、U−Plane処理を行う。ただし、この処理は本発明には直接関係しないため、詳細動作についての説明は省略する。
CE/FE間制御メッセージ処理部26は、CE1へ送信する制御メッセージの生成処理、CE1から受信したメッセージの解析処理およびFE制御管理テーブルの更新処理を実行する。なお、FE制御管理テーブルは、CE1より設定された自FEの動作を制御するために必要な制御情報テーブルであり、上記図3で示した構成のテーブルである。ただし、各FEは、自身のFE−IDに対応するエントリのみをFE制御管理テーブルとして保持する。また、各FEは、異なる複数の機能を有するのであれば、それらの機能種別毎に複数のFE制御管理テーブルを持つ。
待機系FEリスト保持部27は、待機系FEのID(FE−ID)およびアドレスを示した管理リストである待機系FEリストを格納する。この待機系FEリストの一例を図5に示す。図5に示したように、待機系FEリストは、「FE−ID」、「FEアドレス」、「処理済み制御メッセージ番号」および「更新時刻」を構成要素として含んでいる。
「FE−ID」は、上記FE制御管理テーブル(図3参照)のところでも説明したように、各FEの識別子である。
「FEアドレス」は、装置(NE)内での制御メッセージ交換の宛先FEの識別子であり、各FEをユニークに識別できるのであればプロトコル/アドレス体系は問わない。なお、FE−IDおよびFEアドレスは装置内で事前に静的に設定してもよいし、各モジュール(CEおよびFE)の起動時に各モジュール間で情報交換し、動的に構築しても構わない。
「処理済み制御メッセージ番号」は、待機系FEが正常に処理した制御メッセージのシーケンス番号を示す。「更新時刻」は、待機系FEが処理済み制御メッセージ番号を更新した時刻を示す。なお、処理済み制御メッセージ番号および更新時刻は自身についての情報のみを管理すればよく、自身以外のFEについてはこれらの情報を更新する(管理する)必要はない。
つづいて、上記構成のNEにおいて、CEが運用系FEおよび待機系FEに対して制御情報を設定する場合の動作について、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、CE1のCE/FE間制御メッセージ処理部16があるFEのグループ(図1のFE2a,2b,2c,2dとする)に対して、動作指示を行うためのCE/FE間制御メッセージを送信する場合の動作について説明する。
図6は、本実施の形態のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図であり、図1で示したNEの装置構成図に対して動作シーケンスを追加したものである。CE1がFEに対して制御情報を設定する場合、まず、CE/FE間制御メッセージ処理部16(図2参照)がCE/FE間制御メッセージ(以下、単に「制御メッセージ」と記載する)を生成し、それをFEグループ宛のマルチキャストメッセージとして送信バッファ13に転送する。次に、送信バッファ13は、受け取ったマルチキャストメッセージ(制御メッセージ)を、バックプレーンインタフェース11を介してバックプレーン3へ出力し、各FEは、CE1からマルチキャストされた制御メッセージを受信する(図6の「(1)設定」)。
各FEでは、バックプレーン/外線インタフェース21を介してCE1から制御メッセージを受け取った場合、その制御メッセージを受信バッファ22へ格納する。受信バッファ22は、受け取った制御メッセージをヘッダ解析部24へ出力し、ヘッダ解析部24は、受信バッファ22から取得したメッセージのヘッダを確認する。ここでは、取得したメッセージが制御メッセージであるため、それをCE/FE間制御メッセージ処理部26へ出力する。なお、取得したメッセージが制御メッセージではない場合、ユーザプレーン処理部25へ出力する。また、取得したメッセージが自FE宛ではないなど、不要なメッセージの場合には廃棄処理を行う。
CE/FE間制御メッセージ処理部26は、受信した制御メッセージの情報に従い、自モジュール内の設定を行い、また、FE制御管理テーブルを更新する。なお、CE1から制御メッセージを受信した各FEの動作は、FE制御管理テーブルの更新処理までは運用系FEと待機系FEとによらず共通であるが、FE制御管理テーブルを更新した後の動作は運用系FEと待機系FEとで異なる。そのため、FE制御管理テーブル更新後の動作を運用系FEと待機系FEとに分けて説明する。
まず、運用系FEにおけるFE制御管理テーブル更新後の動作について説明する。CE/FE間制御メッセージ処理部26は、自身を収容しているFEが運用系FEの場合、CE1から受信した制御メッセージに対する応答メッセージを直ちに生成し、送信バッファ23およびバックプレーン/外線インタフェースを介してCE1へ送信する(図6の「(2)応答」)。
CE1では、バックプレーンインタフェース11を介してFEから応答メッセージを受け取った場合、その応答メッセージを受信バッファ12へ格納する。受信バッファ12は、受け取った制御メッセージをヘッダ解析部14へ出力し、ヘッダ解析部14は、受信バッファ12から取得したメッセージのヘッダを確認する。ここでは、取得したメッセージが制御メッセージであるため、それをCE/FE間制御メッセージ処理部16へ出力する。なお、取得したメッセージが制御メッセージではない場合、制御プレーン処理部15へ出力する。ただし、不要なメッセージの場合には廃棄処理を行う。
CE/FE間制御メッセージ処理部16は、運用系FEが送信した応答メッセージを受信した場合、その応答メッセージの内容に基づいてFE制御管理テーブル(図3参照)内の対応するFEのエントリを更新する。この時点でCE1は運用系FEへの制御情報設定が正しく行われたと判断する。
つづいて、待機系FEにおけるFE制御管理テーブル更新後の動作について説明する。CE/FE間制御メッセージ処理部26は、自身を収容しているFEが待機系FEの場合、まず、事前に構築済みの待機系FEリスト(図5参照)を確認する。
そして、自身を収容しているFEが待機系FEリストの先頭エントリならば、CE1から受信した制御メッセージに対する応答メッセージを直ちに生成し、受信した制御情報を自モジュールで正常に設定できたことを示すシーケンス番号(フラグ)を追加した上で、待機系FEリストの次の宛先(自身を収容しているFEの次の宛先、この場合2番目の宛先)に送信する。
一方、自身を収容しているFEが待機系FEリストの先頭エントリではない場合、先頭エントリのFEにより生成された応答メッセージを受信してから、自モジュールで正常設定できたことを示すシーケンス番号(フラグ)を受信した応答メッセージに追加する。そして、自身を収容しているFEが待機系FEリストの最後のエントリではない場合、待機系FEリストの次の宛先(自身を収容しているFEの次の宛先)に応答メッセージを転送(巡回)させていく(図6の「(3)巡回」)。また、自身を収容しているFEが待機系FEリストの最後のエントリである場合には、他のすべての待機系FEにおける設定処理が完了したと認識し、自モジュールで正常設定できたことを示すシーケンス番号(フラグ)を追加した応答メッセージをCE1へ転送する(図6の「(4)巡回応答」)。
待機系FEリストの最後のエントリに登録されたFE(待機系FE)から上記フラグが追加された応答メッセージを受信した場合、CE1では、CE/FE間制御メッセージ処理部16が、その応答メッセージの内容に基づいて、FE制御管理テーブル(図3参照)内の対応するFEのエントリ(全ての待機系FEのエントリ)を更新する。この時点でCE1は、すべての待機系FEへの制御情報設定が正しく行われたと判断する。そして、これ以降は、障害/保守のためのFE切り替えが必要となった場合、制御情報を再設定することなく、直ちに待機系FEへ切り替えることが可能となる。
さらに、グループ(待機系FE群)内のFEの数が増加しても、そのグループ全ての応答メッセージは一つのメッセージに集約されるため、CE/FE双方の制御メッセージのトラヒック量の削減およびそのメッセージ処理時間の短縮、処理負荷を低減することが可能となる。
このように、本実施の形態のNEでは、CEが各FEに対して制御情報を設定するための制御メッセージを送信し、制御メッセージを受信したFEは、自身が運用系FEであればCEに対して応答メッセージを直ちに送信することとした。一方、待機系FEであれば、自FEまたは他の待機系FEが生成した応答メッセージ対して、設定(制御情報設定)が完了した旨を示す情報(シーケンス番号)を付与し、すべての待機系FEを巡回させた後、待機系FEの中の代表FE(待機系EFリストの最後のエントリのFE、すなわち最後に応答メッセージを受信したFE)がCEに対して応答メッセージを送信することとした。これにより、運用するFEを切り替える際の切替時間を短縮しつつ、CEとFEとの間で送受信される制御メッセージのトラヒック量を低減することができる。さらに、各FEに対して制御情報を設定する際のCEの処理負荷を低減することができる。
なお、上記説明では、運用系FEと待機系FEを完全に分離して動作させる場合について説明したが、FE設定時間に厳しくないシステムであれば待機系FEリストに運用系FEを追加し、運用系FEの応答メッセージを待機系FEへ巡回させるようにしてもよい。すなわち、運用系FEが、上記待機系FEリストの先頭エントリのFEが実行する処理を行い、シーケンス番号を付与した応答メッセージを待機系FEリストの先頭エントリのFEへ送信するようにしてもよい。
また、上記説明では、待機系FEリストの先頭FEが応答メッセージを生成することとしたが、先頭FE以外のFEが生成してもよい。たとえば、自モジュールで正常設定できたことを示すシーケンス番号を応答メッセージ以外のメッセージに設定して待機系FE内で巡回させ、このメッセージを最後に受け取ったFEが、シーケンス番号を設定した応答メッセージを生成してCE1へ送信するようにしてもよい。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の通信装置の冗長構成制御方法について説明する。実施の形態1では、制御メッセージに対する応答メッセージを待機系FEの中の1つのFEが代表して送信する場合の動作について説明したが、本実施の形態では各待機系FEが個別に応答メッセージを送信しつつCEとFEとの間で送受信される制御メッセージのトラヒック量および制御情報の同期処理(処理負荷)を低減可能な制御手順について説明する。なお、NE、CEおよびFEの構成は、実施の形態1と同様である(図1、図2および図4参照)。また、FE制御テーブルおよび待機系FEリストも実施の形態1と同様である(図3および図5参照)。
図7は、実施の形態2のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図であり、図1で示したNEの装置構成図に対して動作シーケンスを追加したものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分(処理)についてのみ説明を行う。
CE1が各FEに対して制御メッセージを送信し、運用系FEが応答メッセージを返送する処理については実施の形態1と同様である(図7の「(1)設定」,「(2)応答」)。
CE1から制御メッセージを受信した場合、本実施の形態の各待機系FEは、保持しているFE管理テーブルに登録された情報に基づいて、応答メッセージの送信タイミングを決定する。具体的には、待機系FEのCE/FE間制御メッセージ処理部26が、自身を収容しているFEのエントリに登録されている制御メッセージ番号と応答メッセージ番号の差を確認し、この差があらかじめ設定しておいたしきい値を超えている場合、応答メッセージをCE1へ送信する。これにより、待機系FEからCE1へ向けて送信される応答メッセージの数が抑えられる。一例として、しきい値を「3」とした場合、待機系FEは、制御メッセージを4回受信するごとに応答メッセージを1回送信する。また、エントリに登録されている更新時刻を利用し、現在時刻(または制御メッセージの受信時刻でもよい)と更新時刻との差が所定のしきい値を超えている場合に、応答メッセージをCE1へ送信するようにしてもよい。これにより、ある一定期間の間に待機系FEからCE1へ向けて送信される応答メッセージの数が抑えられる。なお、各FEがCE1へ送信する応答メッセージには、実施の形態1と同様に、自モジュールで正常設定できたことを示すシーケンス番号(フラグ)が付与される。
CE1では、待機系FEから応答メッセージを受信した場合、CE/FE間制御メッセージ処理部16が、受信した応答メッセージの内容に基づいてFE制御管理テーブル内の対応するFEのエントリを更新する(図7の「(3)溜めて応答」)。この時点でCE1は、当該応答メッセージの送信元FEへの制御情報設定が正しく行われたと判断する。
このように、本実施の形態のNEでは、CEからの制御メッセージを受信した運用系FEは、制御メッセージに対する応答メッセージを直ちに送信するようにして制御情報設定を常に最新の状態に保つようにした。一方、待機系FEは、ある一定の条件を満たした場合にのみ応答メッセージを送信することとした。これにより、運用するFEを切り替える際の切替時間を短縮しつつ、CEとFEとの間で送受信される制御メッセージのトラヒック量を削減することができる。さらに、CEおよびFEの双方におけるメッセージ処理時間の短縮および各FEに対する制御情報設定動作におけるCEの処理負荷の低減を実現できる。
なお、本実施の形態の制御方法と実施の形態1で示した制御方法を組み合わせることも可能である。すなわち、実施の形態1では、制御メッセージを受信する度に、待機系FEリストの先頭エントリのFEが応答メッセージを生成するようにしていたが、ある一定の条件を満たした場合に応答メッセージを生成するようにしてもよい。これにより、トラヒック量や処理負荷をさらに削減することができる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3の通信装置の冗長構成制御方法について説明する。実施の形態1および2では、待機系FEからCEへ応答メッセージを送信する際の動作を工夫することにより制御メッセージのトラヒック量や処理負荷などを低減する場合の制御手順について説明したが、本実施の形態では、CEから制御メッセージを送信する際の動作を工夫することにより制御メッセージのトラヒック量や処理負荷などを低減する場合の制御手順について説明する。なお、NE、CEおよびFEの構成は、実施の形態1と同様である(図1、図2および図4参照)。また、FE制御テーブルおよび待機系FEリストも実施の形態1と同様である(図3および図5参照)。
図8は、実施の形態3のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図であり、図1で示したNEの装置構成図に対して動作シーケンスを追加したものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分(処理)についてのみ説明を行う。
本実施の形態のNEでは、CE1が運用系FEのグループに対してのみ制御メッセージを送信し、そのメッセージを受信したFEは保持しているFE制御管理テーブルを更新後、直ちに応答メッセージをCE1へ送信する。
この時、CE1では、運用系FEへ送信したメッセージとともに、そのシーケンス番号および送信時刻の情報を制御メッセージ格納バッファ17に格納する。そして、CE/FE間制御メッセージ処理部16は、制御メッセージ格納バッファ17に格納されたシーケンス番号または送信時刻に基づいて、制御メッセージ格納バッファ17に格納した制御メッセージを待機系FEへ送信するかどうかを判断する。具体的には、CE/FE間制御メッセージ処理部16が、制御メッセージ格納バッファ17に最後に格納された(最新の)制御メッセージのシーケンス番号と制御メッセージ格納バッファ17に格納された最も古い制御メッセージのシーケンス番号の差を確認し、これがあらかじめ設定しておいたしきい値を超えている場合、制御メッセージ格納バッファ17に格納されている制御メッセージを取り出し、その宛先を待機系FEグループに設定して、各待機系FEに向けて一斉に送信する。なお、送信を行うにあたって、複数のメッセージを一つのメッセージに集約可能であれば集約して送信するようにしてもよい。また、制御メッセージ格納バッファ17に格納された最も古い制御メッセージの送信時刻と現在時刻の差を確認し、これが所定のしきい値を超えている場合に、制御メッセージ格納バッファ17に格納されている制御メッセージを待機系FEへ一斉送信するようにしてもよい。
待機系FEは受信した制御メッセージを順番に処理し、CEに対して応答メッセージを送信する。
このように、本実施の形態のNEでは、CEが制御メッセージを常に待機系FEへ送信するのではなく、ある一定の条件を満たした場合にまとめて送信することとした。これにより、運用するFEを切り替える際の切替時間を短縮しつつ、CEとFEとの間で送受信される制御メッセージのトラヒック量を削減することができる。さらに、CEおよびFEの双方におけるメッセージ処理時間の短縮および各FEに対する制御情報設定動作におけるCEの処理負荷の低減を実現できる。
なお、本実施の形態の制御方法を実施の形態1で示した制御方法または実施の形態2で示した制御方法と組み合わせることも可能である。さらに、実施の形態1の制御方法および実施の形態2の制御方法と本実施の形態の制御方法を組み合わせることも可能である。このように複数の制御方法を組み合わせることにより、トラヒック量や処理負荷をさらに削減することができる。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4の通信装置の冗長構成制御方法について説明する。実施の形態1および2では、FEが、自モジュールで正常設定できたことを示すシーケンス番号(フラグ)を付与した応答メッセージをCEへ送信することにより、制御情報の設定(制御情報に従った内部設定)が終了したことをCEへ通知していたが、本実施の形態では、これとは異なる方法により、制御情報の設定が終了したことをCEへ通知する場合の制御手順について説明する。なお、NE、CEおよびFEの構成は、実施の形態1と同様である(図1、図2および図4参照)。また、FE制御テーブルおよび待機系FEリストも実施の形態1と同様である(図3および図5参照)。
図9は、実施の形態4のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分(処理)についてのみ説明を行う。
本実施の形態では、NE内の各モジュール(CEおよびFE)がお互いの生存/導通を確認するためのハートビートメッセージを定期的に送信しているシステムを前提とする。
このようなハートビートメッセージを定期的に送信しているシステムに対して図6に示した制御方法(実施の形態1の通信装置の冗長構成制御方法)を適用した場合、代表の待機系FE(たとえば図5に示した待機系FEリストの最後のエントリのFE)は、シーケンス番号を付与した応答メッセージをCE1に対して送信する代わりに、定期的に送信されているハートビートメッセージにシーケンス番号を含めて送信する。CE1は、シーケンス番号を含んだハートビートメッセージを受信した場合、すべての待機系FEにおいて制御情報の設定(制御情報に従った内部設定)が完了したと判断する。なお、各待機系FE間でシーケンス番号を送受信する際には、実施の形態1の場合と同様に応答メッセージを利用してもよいし、他のメッセージを利用してもよい。また、FE制御管理テーブル(図3参照)では、応答メッセージ番号に代えてハートビートメッセージ番号を管理する。
また、上記ハートビートメッセージを定期的に送信しているシステムに対して図7に示した制御方法(実施の形態2の通信装置の冗長構成制御方法)を適用した場合、各待機系FEは、所定の条件を満足したときにハートビートメッセージにシーケンス番号を含めて送信する。
このように、各モジュール間で定期的に送信されている既存のメッセージにシーケンス番号(設定完了を示すフラグ)を含めて送信することにより、上述した実施の形態1および2と同様の効果が得られるとともに、CEとFEとの間のトラヒック量をさらに低減することができる。
以上のように、本発明にかかる通信装置の冗長構成制御方法は、ユーザプレーン(U-Plane)を担当するモジュールを複数備えた通信装置において各モジュールへ制御情報を設定する場合の制御に有用であり、特に、複数のモジュールの中の一部を待機系のモジュール(冗長構成)として扱い、障害が発生した場合であっても短時間で復旧可能な通信装置を実現する場合に適している。
本発明にかかる通信装置の冗長構成制御方法を適用する通信装置(NE)の構成例を示す図である。 CE(Control Element)の機能ブロック図である。 FE制御情報テーブルの構成例を示す図である。 FE(Forwarding Element)の機能ブロック図である。 待機系FEリストの一例を示す図である。 実施の形態1のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図である。 実施の形態2のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図である。 実施の形態3のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図である。 実施の形態4のNEにおけるCEおよびFEの制御動作を示す図である。 C/U分離のモジュール型アーキテクチャを適用したNEの構成例を示す図である。 C/U分離のモジュール型アーキテクチャを適用した場合の冗長構成を示す図である。 従来の制御方法における問題点を説明するための図である。 従来の制御方法における問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 制御モジュール部(CE)
2a、2b、2c、2d 転送モジュール部(FE)
3 バックプレーン
11 バックプレーンインタフェース
12、22 受信バッファ
13、23 送信バッファ
14、24 ヘッダ解析部
15 制御プレーン処理部
16、26 CE/FE間制御メッセージ処理部
17 制御メッセージ格納バッファ
21 バックプレーン/外線インタフェース
25 ユーザデータプレーン処理部
27 待機系FEリスト保持部

Claims (17)

  1. C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、
    前記CEが前記運用中FEおよび前記冗長FEに対して、制御情報を含んだ制御メッセージを送信する制御メッセージ送信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した運用中FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す応答メッセージを返信する運用中FE応答メッセージ返信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した冗長FEの中の代表FEが、前記制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定がすべての冗長FEにおいて完了したことを検出後、その旨を示す応答メッセージを前記CEに対して送信する代表FE応答メッセージ返信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信装置の冗長構成制御方法。
  2. 前記代表FE応答メッセージ返信ステップは、
    各冗長FEの識別子に基づいて決定された順番の最初の冗長FEが、前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を含ませた応答メッセージを生成し、さらに、当該生成した応答メッセージを次の順番の冗長FEへ送信する応答メッセージ生成ステップと、
    他の冗長FEから応答メッセージを受信した冗長FEが、前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を当該受信した応答メッセージに追加し、次の順番の冗長FEが存在する場合、その冗長FEへ応答メッセージを転送し、一方、次の順番の冗長FEが存在しない場合には、前記CEへ応答メッセージを転送する応答メッセージ転送ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  3. 前記応答メッセージ転送ステップでは、
    次の順番の冗長FEが存在せず、かつ前記制御メッセージの制御メッセージ番号と前回返信した応答メッセージの応答メッセージ番号との差、が所定のしきい値を超えている場合、前記CEへ応答メッセージを転送することを特徴とする請求項2に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  4. 前記応答メッセージ転送ステップでは、
    次の順番の冗長FEが存在せず、かつ現在時刻と前回応答メッセージを返信した際の送信時刻との差、が所定のしきい値を超えている場合、前記CEへ応答メッセージを転送することを特徴とする請求項2に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  5. C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、
    前記CEが前記運用中FEおよび前記冗長FEを含むすべてのFE対して制御メッセージを送信する制御メッセージ送信ステップと、
    前記制御メッセージを受信したFEの中の代表FEが、前記制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定がすべてのFEにおいて完了したことを検出後、その旨を示す応答メッセージを前記CEに対して送信する応答メッセージ送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信装置の冗長構成制御方法。
  6. 前記応答メッセージ送信ステップは、
    各FEの識別子に基づいて決定された順番の最初のFEが、前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を含ませた応答メッセージを生成し、さらに、当該生成した応答メッセージを次の順番のFEへ送信する応答メッセージ生成ステップと、
    他のFEから応答メッセージを受信したFEが、前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を当該受信した応答メッセージに追加し、次の順番のFEが存在する場合、そのFEへ応答メッセージを転送し、一方、次の順番のFEが存在しない場合には、前記CEへ応答メッセージを転送する応答メッセージ転送ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  7. C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、
    前記CEが前記運用中FEおよび前記冗長FEに対して、制御情報を含んだ制御メッセージを送信する制御メッセージ送信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した運用中FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す応答メッセージを返信する運用中FE応答メッセージ返信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した冗長FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す応答メッセージを返信するかどうかを前回返信した応答メッセージの管理情報に基づいて判断し、さらに、「返信する」と判断した場合、応答メッセージを返信する冗長FE応答メッセージ返信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信装置の冗長構成制御方法。
  8. 前記冗長FE応答メッセージ返信ステップでは、
    前記制御メッセージの制御メッセージ番号と前回返信した応答メッセージの応答メッセージ番号との差、が所定のしきい値を超えている場合に「返信する」と判断することを特徴とする請求項7に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  9. 前記冗長FE応答メッセージ返信ステップでは、
    現在時刻と前回応答メッセージを返信した際の送信時刻との差、が所定のしきい値を超えている場合に「返信する」と判断することを特徴とする請求項7に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  10. C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、
    前記CEが実行する処理として、
    前記運用中FEに対して、制御情報を含んだ制御メッセージを送信する第1の制御メッセージ送信ステップと、
    前記第1の制御メッセージ送信ステップにて送信した制御メッセージを前記冗長FEに対して送信するかどうかを、当該冗長FEに対して過去に送信した制御メッセージの管理情報に基づいて判断し、さらに、「送信する」と判断した場合、当該冗長FEへの制御メッセージ送信処理を実行する第2の制御メッセージ送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信装置の冗長構成制御方法。
  11. 前記第2の制御メッセージ送信ステップでは、
    前記第1の制御メッセージ送信ステップにて送信した制御メッセージの制御メッセージ番号と過去に送信した制御メッセージの制御メッセージ番号との差、が所定のしきい値を超えている場合に「送信する」と判断することを特徴とする請求項10に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  12. 前記第2の制御メッセージ送信ステップでは、
    現在時刻と冗長FEに対して過去に制御メッセージを送信した際の送信時刻との差、が所定のしきい値を超えている場合に「送信する」と判断することを特徴とする請求項10に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  13. C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該CEと当該FEとの間では生存/導通を確認するためのハートビートメッセージを定期的に送受信し、また、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、
    前記CEが前記運用中FEおよび前記冗長FEに対して、制御情報を含んだ制御メッセージを送信する制御メッセージ送信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した運用中FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す応答メッセージを返信する応答メッセージ返信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した冗長FEの中の代表FEが、前記制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定がすべての冗長FEにおいて完了したことを検出後、その旨を示す情報を前記ハートビートメッセージに含めて送信する応答確認用ハートビートメッセージ送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信装置の冗長構成制御方法。
  14. 前記応答確認用ハートビートメッセージ送信ステップは、
    各冗長FEの識別子に基づいて決定された順番の最初の冗長FEが、前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を含ませた応答メッセージを生成し、さらに、当該生成した応答メッセージを次の順番の冗長FEへ送信する応答メッセージ生成ステップと、
    他の冗長FEから応答メッセージを受信した冗長FEが、次の順番の冗長FEが存在する場合、前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を当該受信した応答メッセージに追加して次の順番の冗長FE転送し、一方、次の順番の冗長FEが存在しない場合には、当該受信した応答メッセージに含まれる「前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報」および自身が前記制御情報に従った内部設定を実行した旨を示す情報を前記ハートビートメッセージに含めて送信するメッセージ送信ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  15. C-Plane担当モジュールである制御モジュールCEと、U-Plane担当モジュールである転送モジュールFEと、を備え、当該CEと当該FEとの間では生存/導通を確認するためのハートビートメッセージを定期的に送受信し、また、当該FEは運用中のFEおよび待機中の複数の冗長FEからなり、当該CEが当該FEに対して制御情報を設定する通信装置の冗長構成制御方法であって、
    前記CEが前記運用中FEおよび前記冗長FEに対して、制御情報を含んだ制御メッセージを送信する制御メッセージ送信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した運用中FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す応答メッセージを返信する応答メッセージ返信ステップと、
    前記制御メッセージを受信した冗長FEが、当該制御メッセージに含まれる制御情報に従った内部設定を実行後、設定が完了した旨を示す設定完了情報を前記ハートビートメッセージに含ませるかどうかを、前回設定完了情報を含ませて送信したハートビートメッセージの管理情報に基づいて判断し、さらに、「含ませる」と判断した場合、設定完了情報を次回のハートビートメッセージに含ませて送信する設定完了情報送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信装置の冗長構成制御方法。
  16. 前記設定完了情報送信ステップでは、
    前記制御メッセージの制御メッセージ番号と前回設定完了情報を含ませて送信したハートビートメッセージのハートビートメッセージ番号との差、が所定のしきい値を超えている場合に「含ませる」と判断することを特徴とする請求項15に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
  17. 前記設定完了情報送信ステップでは、
    現在時刻と前回設定完了情報を含んだハートビートメッセージを送信した際の送信時刻との差、が所定のしきい値を超えている場合に「含ませる」と判断することを特徴とする請求項15に記載の通信装置の冗長構成制御方法。
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