JP4869144B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)など、制御プレーンとデータプレーンが独立したネットワークを構成する通信装置に関する。
GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)は、IPネットワークで用いられる転送技術であるMPLSの概念を一般化し、光ファイバやSDHなど、様々なネットワークに適用できるよう拡張したプロトコルである。GMPLS対応のネットワークでは、ネットワーク内のGMPLSノード間で制御情報の交換を行う制御プレーンと、ユーザデータを中継するデータプレーンが独立である。また、制御プレーン上のシグナリングプロトコルを用いてデータプレーンのパスの設定・解除のための制御メッセージをGMPLSノード間でやり取りすることで、ネットワーク内のデータプレーンの設定を変更する。このため、GMPLSノードでは制御プレーン部とデータプレーン部が独立に構成する技術が提案されている(例えば、下記特許文献1)。また、耐障害性の向上のため、ノードの制御プレーン部が冗長構成をとる技術が提案されている(例えば、下記特許文献2)。
このように、GMPLSノードでは制御プレーン部とデータプレーン部が独立であることから、制御プレーン部のみの再起動等により制御プレーン部で保持している情報を喪失し、同一ノード内で制御プレーン部が保持するシグナリング情報に基づくデータプレーン部の状態と実際のデータプレーン部に設定された状態との間に不整合を生じる可能性がある。このため、GMPLSの制御プレーンでデータプレーンのパスの設定・解除のための通信を行うシグナリングプロトコルでは、障害等の理由によりノードの制御プレーン部が再起動したときデータプレーン部の設定状態を維持している場合に、隣接ノードからのメッセージを再度受信することで制御プレーン上でのシグナリング状態を復元する方法が提案されている(例えば、非特許文献1)。
特開2004−179894号公報 特表2004−523139号公報 L.Berger,"Generalized Multi-Protocol Label Switching(GMPLS) Signaling Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering(RSVP-TE) Extensions"(RFC3473),January 2003.
従来のGMPLSにおけるシグナリングプロトコルでは、同一ノード内で制御プレーン部が保持するデータプレーン部の状態と実際のデータプレーンの状態との間に不整合を生じた場合、隣接ノードからのメッセージを再度受信することによりシグナリング状態を復元する。しかしながら、メッセージが再送されるタイミングは隣接ノードに委ねられており、状態の復元を行うノード側から制御できない、すなわち、状態が復元されるまでの時間が長くなる、という問題があった。
また、制御プレーン部で保持する一部の情報のみが欠落し、データプレーン部の状態の一部との間に不整合が発生した場合、欠落していない情報も含めて復元のための手順が発生するため、制御プレーン部のシグナリング状態を復元するために必要な時間が長くなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、制御プレーン部とデータプレーン部が独立した構成をとるネットワーク(たとえばGMPLS対応のネットワーク)において、制御プレーン部で保持しているシグナリング情報が欠落し、制御プレーン部が認識しているデータプレーン部の状態と実際のデータプレーン部の状態との間に不整合が生じた場合に、制御プレーン部のシグナリング状態を迅速に復元し、不整合を解消する通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御プレーンとデータプレーンが独立したネットワークを構成する通信装置であって、すべての隣接ノードとの間でデータプレーン上のパス設定を行うパス設定手段と、各隣接ノードと制御プレーン上で通信を行うことによりシグナリング情報を取得し、当該取得したシグナリング情報に基づいてパスを設定するように、前記パス設定手段に対して指示を行う第1の制御手段と、前記第1の制御手段と同じ機能を有し、さらに当該第1の制御手段が保持しているシグナリング情報のコピーを保持し、当該第1の制御手段で障害が発生した場合に、当該第1の制御手段から処理を引き継ぐ第2の制御手段と、を備え、前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段から処理を引き継ぐ際に、前記パス設定手段からパスの設定状態を取得し、当該取得した各隣接ノードとの間のパス設定状態と、保持しているシグナリング情報により特定される各隣接ノードとの間のパス設定状態と、が一致していない場合、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態とデータプレーンにおける実際の設定状態との間に不整合が発生した場合、不整合が発生した隣接ノードに対してシグナリングメッセージの再送を要求し、その応答メッセージに基づいてシグナリング情報を正しい内容に更新するので、制御プレーン部のシグナリング状態を迅速に復元できる。すなわち、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンの設定状態との不整合を迅速に解消することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信装置により構成される通信ネットワークシステムの実施の形態1の構成例を示す図である。この通信ネットワークシステムは、GMPLSに対応し、複数のGMPLSノード(以下、単に「ノード」と記載する)1〜5および制御プレーンネットワーク100を含んでいる。ノード1〜5は、それぞれ制御プレーンリンク101〜105を介して制御プレーンネットワーク100に接続されている。またノード1と他のノード2〜5が、それぞれデータプレーンリンク12〜15により接続されている。
図2は、本発明にかかる通信装置(上記GMPLSノードに相当)の構成例を示す図であり、一例としてノード1の構成を示している。このノード1は、隣接ノードから受信したデータトラフィックをデータプレーンリンク12〜15を介して転送するデータ転送部21と、コントロールプレーンにおける制御用メッセージの処理およびデータ転送部21の制御を行う第1の制御部22および第2の制御部23と、を含む。データ転送部21と第1の制御部22および第2の制御部23は、それぞれ内部リンク24および25により接続されている。これらの内部リンクを介して、第1の制御部22および第2の制御部23はデータ転送部21の設定・状態の読み出しを行う。第1の制御部22と第2の制御部23は冗長構成を取っており、一方が現用系として、もう一方が待機系として動作する。また、第1の制御部22と第2の制御部23は内部リンク26により接続され、現用系の制御部と待機系の制御部との間でデータ同期を行うと共に、現用系の制御部の障害発生時等には待機系の制御部が新たな現用系として動作し処理を続行する。
なお、図2に示した201および202は、データ転送部21により中継されるデータトラフィックを伝送するためのデータプレーンリンクであり、また203および204は、それぞれ第1の制御部22および第2の制御部23で処理される、隣接ノードからの制御用データを伝送するための制御プレーンリンクである。また、ノード2〜5も図2に示したノード1と同様の構成をとる。
つづいて、本発明にかかる通信装置の動作について説明する。ここでは、一例としてノード1の動作について説明する。ノード1では、第1の制御部22が現用系制御部として動作しているものとする。この場合、第1の制御部22は、シグナリングプロトコルにより制御プレーンリンク203(図1に示した制御プレーンリンク101に相当)を介して各隣接ノードとの間でデータプレーンのパスの設定・解除のための制御メッセージをやり取りする。そして、制御メッセージをやり取りして得られた各シグナリング情報に基づいて、データトラフィックを中継するデータ転送部21の設定(隣接ノードとの間のパス設定)を行う。具体的には、各隣接ノードとの間のデータプレーン上のパスを取得した各シグナリング情報に従い設定するように、パス設定手段に相当するデータ転送部21に対して指示を行う。またこのとき、第2の制御部23は、待機系制御部として動作し、現用系制御部として動作している第1の制御部22の設定情報やシグナリング情報を内部リンク26経由で取得することによりデータ同期を行う。
上記のような状態で、ノード2からノード1を経由しノード3に到達するデータプレーン上のパスの設定中に、ノード1の第1の制御部22に障害が発生し第2の制御部23が新たに現用系の制御部となった場合を考える。新たに現用系の制御部となった第2の制御部23は、内部リンク25を介して、データ転送部21から現在のデータプレーンでのデータトラフィック中継のための設定状態を読み出す。また、第2の制御部23は、第1の制御部22より予め取得(コピー)しておいたシグナリング情報群からデータプレーン部のパス設定状態(データトラフィック中継のための設定状態)を特定する。その結果、シグナリング情報群により特定されたデータプレーン部の状態ではノード2とノード3の間にノード1を介してパスが設定されておらず、一方データ転送部21から読み出したデータプレーン部の状態ではノード2とノード3の間にノード1を介してパスが設定されているなど、両者の間に不整合を検出した場合には、図3に示した手順を実行することにより制御プレーンの状態(シグナリング状態)を復元する。
具体的には、ノード1の第1の制御部22がデータ転送部21に対してノード2からノード3に到達するパスの設定指示を行い、これに応じてデータ転送部21がパスを設定している最中に障害が発生した場合、第1の制御部22に代わって現用系となった第2の制御部23は、まず、第1の制御部22からコピーしておいたシグナリング情報群により特定されるデータプレーン部のパス設定状態とデータ転送部21から読み出したデータプレーン部のパス設定状態との間に不整合があった隣接ノード(パスの設定状態が一致していない隣接ノード)を特定する(ステップS11)。ここでは、ノード2およびノード3が特定されるものとする。つぎに、特定した各隣接ノードに対して、隣接ノードとの間のデータプレーンリンクのラベルまたはインタフェースの情報を含めた再送信要求メッセージを送信する。すなわち、データプレーンリンク12のラベルまたはインタフェースの情報を含めた再送信要求メッセージをノード2に対して送信し(ステップS12)、さらに、データプレーンリンク13のラベルまたはインタフェースの情報を含めた再送信要求メッセージをノード3に対して送信する(ステップS13)。
ノード1から送信された各再送信要求メッセージは、制御用ネットワーク100により中継され、ノード2の現用系制御部およびノード3の現用系制御部は、それぞれ制御用リンク102,103を介してノード1からの再送信要求メッセージを受信する。ノード2およびノード3の現用系制御部は、受信した再送信要求メッセージ内の情報(ラベルまたはインタフェースの情報)に対応するシグナリング情報を検索し、再送するシグナリング情報を特定する(ステップS14,S15)。つぎに、ノード2およびノード3の現用系制御部は、特定したシグナリング情報を送信するためのシグナリングメッセージ(状態更新メッセージ)をノード1に対してそれぞれ再送する(ステップS16,S17)。
ノード2およびノード3が再送したシグナリングメッセージは、それぞれ制御用ネットワーク100により中継され、ノード1の第2の制御部23により受信される。そして、ノード1の第2の制御部23は、ノード2およびノード3から受信したシグナリングメッセージに含まれるシグナリング情報をそれぞれノード2およびノード3に関する最新のシグナリング情報として保持し、制御プレーン部のシグナリング状態を復元する(ステップS18)。この結果、データプレーンでのデータトラフィック中継のための設定状態との不整合が解消される。
制御プレーンネットワーク100を介して行う隣接ノードとの間の再送信要求メッセージのやり取り等では、例えばRSVP(Resource reservation Protocol)等のシグナリグプロトコルや、LMP(Link Management Protocol)等のリンク管理プロトコルを拡張したものを使用する。
なお、上記動作例においては、隣接ノード2およびノード3に対して再送信要求を送信してからノード2およびノード3から応答メッセージ(再送されたシグナリングメッセージ)を受信する場合について説明しているが、ノード3へ再送信要求を送信するタイミングとノード2から応答メッセージを受信するタイミングが入れ替わってもよい。
このように、本実施の形態では、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態とデータプレーンにおける実際の設定状態との間に不整合が発生した場合、不整合が発生した隣接ノードに対してシグナリングメッセージの再送を要求し、その応答メッセージに基づいて、保持しているシグナリング情報を正しい内容に更新することとした。これにより、制御プレーン部のシグナリング状態を迅速に復元できる。すなわち、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンの設定状態との不整合を迅速に解消することができる。
なお、本実施の形態では、制御部が冗長構成を取っている通信装置について説明を行ったが、図4に示すような装置構成としてもよい。すなわち、制御部を冗長構成とする代わりに制御部31および記憶部32を備えた構成とし、記憶部32に制御部31の設定情報やシグナリング情報を格納しておく。そして、制御部31の再起動時に記憶部32から情報を読み出し、読み出した情報を用いて特定したデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンにおける設定状態が一致しない場合、上述したシグナリング状態の復元処理(図3参照)を実行するようにしてもよい。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の通信装置について説明する。本実施の形態のネットワークシステムの構成および通信装置の構成は、上述した実施の形態1と同様であり、通信装置が実行する制御動作のみが異なる。そのため、本実施の形態では、実施の形態1で示した制御動作と異なる部分について説明する。
ここでは、一例としてノード1の動作について説明する。ノード1では、第1の制御部22が現用系制御部として動作しているものとする。この場合、第1の制御部22は、シグナリングプロトコルにより制御プレーンリンク203(図1に示した制御プレーンリンク101に相当)を介して各隣接ノードとの間でデータプレーンのパスの設定・解除のための制御メッセージをやり取りする。そして、制御メッセージをやり取りして得られた各シグナリング情報に基づいて、データトラフィックを中継するデータ転送部21の設定を行う。具体的には、各隣接ノードとの間のデータプレーン上のパスを取得した各シグナリング情報に従い設定するように、データ転送部21に対して指示を行う。またこのとき、第2の制御部23は、待機系制御部として動作し、現用系制御部として動作している第1の制御部22の設定情報やシグナリング情報を内部リンク26経由で取得することによりデータ同期を行う。なお、ノード2からノード1を経由しノード3に到達するデータプレーン上のパスが既に設定されているものとする。
上記のような状態で、ノード2からノード1を経由しノード3に到達するデータプレーン上のパスの削除中に、ノード1の第1の制御部22に障害が発生し第2の制御部23が新たに現用系の制御部となった場合を考える。新たに現用系の制御部となった第2の制御部23は、内部リンク25を介して、データ転送部21から現在のデータプレーンでのデータトラフィック中継のための設定状態を読み出す。また、第2の制御部23は、第1の制御部22より予めコピー(取得)しておいたシグナリング情報群からデータプレーン部のパス設定状態を特定する。その結果、シグナリング情報群により特定されたデータプレーン部の状態ではノード2とノード3の間にノード1を介してパスが設定されており、一方データ転送部21から読み出したデータプレーン部の状態ではノード2とノード3の間にノード1を介してパスが設定されていないなど、両者の間に不整合を検出した場合には、図5に示す手順を実行することにより制御プレーンの状態(シグナリング状態)を復元する。
具体的には、ノード1の第1の制御部22がデータ転送部21に対してノード2からノード3に到達するパスの削除指示を行い、これに応じてデータ転送部21がパスを削除している最中に障害が発生した場合、第1の制御部22に代わって現用系となった第2の制御部23は、まず、第1の制御部22からコピーしておいたシグナリング情報群により特定されるデータプレーン部の状態とデータ転送部21から読み出したデータプレーン部の状態との間に不整合があった隣接ノードを特定し、さらに、特定した隣接ノードに対して再送信要求メッセージを送信する(ステップS11,S12,S13)。
制御用ネットワーク100経由でノード1から送信された各再送信要求メッセージを受信したノード2の現用系制御部およびノード3の現用系制御部は、該当するシグナリング情報の検索・特定処理を実行する(ステップS14,S15)。そして、ここでは、該当するシグナリング情報が存在しないため、その旨を示すNG応答(否定応答メッセージ)がノード2の現用系制御部およびノード3の現用系制御部から返送される(ステップS26,S27)。
ノード2およびノード3が送信した否定応答メッセージは、それぞれ制御用ネットワーク100により中継され、ノード1の第2の制御部23により受信される。そして、ノード1の第2の制御部23は、否定応答メッセージを受信することにより不整合を検出したノード1を介したノード2とノード3の間のパスが削除済みであると判断し、対応するシグナリング情報を削除する。これにより制御プレーン部のシグナリング状態を復元し、制御プレーンでのシグナリング情報郡を用いて特定されるデータプレーンの設定状態とデータプレーンでの実際の設定状態との不整合を解消する(ステップS28)。
制御プレーンネットワーク100を介して行う隣接ノードとの間の再送信要求メッセージ等のやり取りでは、例えばRSVP等のシグナリグプロトコルやLMP等のリンク管理プロトコルを拡張したものを使用する。
なお、上記動作例においては、隣接ノード2およびノード3に対して再送信要求を送信してからノード2およびノード3から応答メッセージ(否定応答メッセージ)を受信する場合について説明しているが、ノード3へ再送信要求を送信するタイミングとノード2から応答メッセージを受信するタイミングが入れ替わってもよい。
このように、本実施の形態では、データプレーン上のパスの削除処理を実行中に発生した障害の影響により、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンにおける設定状態との間に不整合が発生した場合、不整合が発生した隣接ノードに対してシグナリングメッセージの再送を要求し、その応答メッセージに基づいて上記データプレーン上のパスの削除処理の結果をシグナリング情報へ反映させることとした。これにより、制御プレーン部のシグナリング状態を迅速に復元できる。すなわち、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンの設定状態との不整合を迅速に解消することができる。
なお、本実施の形態では、制御部が冗長構成を取っている通信装置について説明を行ったが、実施の形態1と同様に、図4に示すような装置構成とし、制御部31の再起動時に記憶部32から情報を読み出し、読み出した情報により特定(認識)したデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンにおける設定状態が一致しない場合、上述したシグナリング状態の復元処理(図5参照)を実行するようにしてもよい。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3の通信装置について説明する。本実施の形態のネットワークシステムの構成および通信装置の構成は、上述した実施の形態1と同様である。以下、実施の形態3の通信装置の動作について説明する。
ここでは、一例としてノード1の動作について説明する。ノード1では、第1の制御部22が現用系制御部として動作しているものとする。この場合、第1の制御部22は、シグナリングプロトコルにより制御プレーンリンク203(図1に示した制御プレーンリンク101に相当)を介して各隣接ノードとの間でデータプレーンのパスの設定・解除のための制御メッセージをやり取りする。そして、制御メッセージをやり取りして得られた各シグナリング情報に基づいて、データトラフィックを中継するデータ転送部21の設定を行う。具体的には、各隣接ノードとの間のデータプレーン上のパスを取得した各シグナリング情報に従い設定するように、データ転送部21に対して指示を行う。またこのとき、第2の制御部23は、待機系制御部として動作し、現用系制御部として動作している第1の制御部22の設定情報やシグナリング情報を内部リンク26経由で取得することによりデータ同期を行う。
上記のような状態で、ノード1の第1の制御部22に障害が発生し第2の制御部23が新たに現用系の制御部となった場合を考える。新たに現用系の制御部となった第2の制御部23は、内部リンク25を介して、データ転送部21から現在のデータプレーンでのデータトラフィック中継のための設定状態を読み出す。また、第2の制御部23は、第1の制御部22より予めコピー(取得)しておいたシグナリング情報群からデータプレーン部のパス設定状態(データトラフィック中継のための設定状態)を特定する。その結果、シグナリング情報群により特定されたデータプレーン部の状態ではノード2とノード3の間およびノード4とノード5の間にノード1を介してパスが設定されておらず、一方データ転送部21から読み出したデータプレーン部の状態ではノード2とノード3の間およびノード4とノード5の間にノード1を介してパスが設定されているなど、両者の間に不整合を検出した場合には、実施の形態1と同様に、上述した図3に示した手順を実行することにより制御プレーンの状態(シグナリング状態)を復元する。
このとき、データプレーンリンク12〜15に対してそれぞれ優先度を予め設定しておき、不整合を検出したデータプレーンリンクに対応する再送信要求メッセージを優先度が高い順に送信する。具体的には、まず、最も優先度が高いデータプレーンリンクに対応した隣接ノードへ再送信要求を送信する。つぎに、2番目に優先度が高いデータプレーンリンクに対応した隣接ノードへ再送信要求を送信する。同様に、対応するデータプレーンリンクの優先度に従い、残りの隣接ノードへ再送信要求を順次送信し、再送信要求に対する応答メッセージに基づいて各シグナリング情報を復元する。これによりノード1の制御部(この例では第2の制御部23)における各シグナリング情報の復元の順序を制御する。
このように、本実施の形態では、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンにおける設定状態との間に複数の不整合が発生した場合、データプレーンリンクに予め設定された優先度に従い制御プレーン部のシグナリング状態を復元するための処理を実行することとした。これにより、制御プレーンが認識しているデータプレーンの設定状態と実際のデータプレーンの設定状態との不整合が複数ある場合、不整合解消の順序を制御することができる。
なお、本実施の形態では、優先度をデータプレーンリンクに対して設定したが、隣接ノード単位に優先度を設定してもよい。さらに、このとき同一の隣接ノードに対する複数の再送信要求メッセージの情報を1つの再送信要求メッセージに格納し送信してもよい。これにより、対象となる隣接ノード単位に制御プレーンにおけるシグナリング情報とデータプレーンにおける設定状態との不整合解消の順序制御が実現可能となる。
また、本実施の形態では、制御部が冗長構成を取っている通信装置について説明を行ったが、実施の形態1と同様に、図4に示すような装置構成としてもよい。
以上のように、本発明にかかる通信装置は、自身宛ではない受信メッセージをGMPLSにより転送するノード装置に有用であり、特に、ネットワークの制御プレーンとデータプレーンが独立している場合に適している。
本発明にかかる通信装置により構成される通信ネットワークシステムの実施の形態1の構成例を示す図である。 本発明にかかる通信装置の構成例を示す図である。 実施の形態1におけるシグナリング状態の復元処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明にかかる通信装置の構成例を示す図である。 実施の形態1におけるシグナリング状態の復元処理の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1〜5 GMPLSノード(ノード)
12〜15、201、202 データプレーンリンク
21 データ転送部
22 第1の制御部
23 第2の制御部
24、25、26 内部リンク
31 制御部
32 記憶部
100 制御プレーンネットワーク
101〜105、203、204 制御プレーンリンク

Claims (11)

  1. 制御プレーンとデータプレーンが独立したネットワークを構成する通信装置であって、
    すべての隣接ノードとの間でデータプレーン上のパス設定を行うパス設定手段と、
    各隣接ノードと制御プレーン上で通信を行うことによりシグナリング情報を取得し、当該取得したシグナリング情報に基づいてパスを設定するように、前記パス設定手段に対して指示を行うパス設定動作制御手段と、
    を備え、
    前記パス設定動作制御手段は、各隣接ノードから取得したシグナリング情報により特定される各隣接ノードとの間のパス設定状態と、前記パス設定手段により設定されたデータプレーン上の実際のパス設定状態と、が一致していない場合、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする通信装置。
  2. 前記パス設定動作制御手段は、
    各隣接ノードと制御プレーン上で通信を行うことによりシグナリング情報を取得し、当該取得したシグナリング情報に基づいてパスを設定するように、前記パス設定手段に対して指示を行う第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段と同じ機能を有し、さらに当該第1の制御手段が保持しているシグナリング情報のコピーを保持し、当該第1の制御手段で障害が発生した場合に、当該第1の制御手段から処理を引き継ぐ第2の制御手段と、
    を備え、
    前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段から処理を引き継ぐ際に、前記パス設定手段からパスの設定状態を取得し、当該取得した各隣接ノードとの間のパス設定状態と、保持しているシグナリング情報により特定される各隣接ノードとの間のパス設定状態と、が一致していない場合、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の制御手段が前記第1の制御手段から処理を引き継ぐ際にパス設定状態の不一致を検出し、不一致のパスが複数存在する場合、
    前記第2の制御手段は、データプレーンリンク毎に予め設定された優先度順に、前記不一致パスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  4. 前記第2の制御手段が前記第1の制御手段から処理を引き継ぐ際にパス設定状態の不一致を検出し、不一致のパスが複数存在する場合、
    前記第2の制御手段は、隣接ノード毎に予め設定された優先度順に、前記不一致パスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  5. 前記第1の制御手段が前記パス設定手段に対してパスの設定指示を行い、当該パス設定手段がパスの設定を行っている最中に障害が発生し、さらに、前記第2の制御手段が当該第1の制御手段から処理を引き継ぐ際にパス設定状態の不一致を検出した場合、
    前記第2の制御手段は、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージにシグナリング情報が含まれている場合に、前記パスの設定処理が正常に終了したと判断し、当該シグナリング情報を最新のシグナリング情報として保持することを特徴とする請求項またはに記載の通信装置。
  6. 前記第1の制御手段が前記パス設定手段に対してパスの削除指示を行い、当該パス設定手段がパスの削除を行っている最中に障害が発生し、さらに、前記第2の制御手段が当該第1の制御手段から処理を引き継ぐ際にパス設定状態の不一致を検出した場合、
    前記第2の制御手段は、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージにシグナリング情報が含まれていない場合、前記パスの削除処理が正常に終了したと判断し、対応するシグナリング情報を削除することを特徴とする請求項またはに記載の通信装置。
  7. 前記パス設定動作制御手段は、
    各隣接ノードと制御プレーン上で通信を行うことによりシグナリング情報を取得し、当該取得したシグナリング情報に基づいてパスを設定するように前記パス設定手段に対して指示を行う制御手段と、
    前記シグナリング情報のコピーを記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、障害の発生に伴い再起動を実行した場合、前記記憶手段からシグナリング情報を取得し、さらに、前記パス設定手段からパスの設定状態を取得し、当該シグナリング情報により特定される各隣接ノードとの間のパス設定状態と、当該取得した各隣接ノードとの間のパス設定状態と、が一致していない場合、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記制御手段が再起動を実行し、その後の処理でパス設定状態の不一致を検出し、不一致のパスが複数存在する場合、
    前記制御手段は、データプレーンリンク毎に予め設定された優先度順に、前記不一致パスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  9. 前記制御手段が再起動を実行し、その後の処理でパス設定状態の不一致を検出し、不一致のパスが複数存在する場合、
    前記制御手段は、隣接ノード毎に予め設定された優先度順に、前記不一致パスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージに基づいてシグナリング情報を更新することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  10. 前記制御手段が前記パス設定手段に対してパスの設定指示を行い、当該パス設定手段がパスの設定を行っている最中に発生した障害を解消するために再起動を実行し、さらに、その後の処理でパス設定状態の不一致を検出した場合、
    前記制御手段は、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージにシグナリング情報が含まれている場合に、前記パスの設定処理が正常に終了したと判断し、当該シグナリング情報を最新のシグナリング情報として保持することを特徴とする請求項またはに記載の通信装置。
  11. 前記制御手段が前記パス設定手段に対してパスの削除指示を行い、当該パス設定手段がパスの削除を行っている最中に発生した障害を解消するために再起動を実行し、さらに、その後の処理でパス設定状態の不一致を検出した場合、
    前記制御手段は、不一致のパスに対応する隣接ノードに対してシグナリング情報の再送を要求し、当該要求に対する応答メッセージにシグナリング情報が含まれていない場合に、前記パスの削除処理が正常に終了したと判断し、対応するシグナリング情報を削除することを特徴とする請求項またはに記載の通信装置。
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