JP4587531B2 - 保育器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、自らの力では体温調節等をできない未熟児等に適切な生理的環境を与えてその育成を図るための保育器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7〜11が、保育器の一従来例を示している。図11に示されている様に、この一従来例の保育器11では、未熟児等を収容するための透明なフード12が基台13上の基部14上に取り付けられており、フード12外からフード12内の収容児に処置を施すための処置窓15とこの処置窓15を開閉するための透明なアクリル樹脂製の扉16とがフード12に備えられている。処置窓15よりも外側で且つ基台13側に扉16の回動軸17が備えられているので、処置窓15に対する扉16の角度がある所定の角度よりも大きいか小さいかによって、扉16は処置窓15を開放する方向か閉塞する方向かの何れかへ自重で回動し、本願明細書ではこの所定の角度を臨界角と称する。
【0003】
扉16及びフード12には扉固定機構21が備えられており、扉16に回動可能に取り付けられている処置窓開閉ツマミ22とフード12の側面に取り付けられている凹状の処置窓開閉ツマミ受け23とで扉固定機構21が構成されている。即ち、図7、8に示されている様に、処置窓開閉ツマミ受け23内に処置窓開閉ツマミ22が嵌入されることによって、扉16が処置窓15を閉塞している状態に扉固定機構21で固定される。扉16にはワンタッチ式手入窓24が備えられており、フード12の側面にもワンタッチ式手入窓24や絞り式手入窓(図示せず)が備えられている。
【0004】
フード12内には収容児のための臥床台(図示せず)が備えられており、臥床台傾斜ハンドル25が処置窓15の近傍に備えられている。一方の臥床台傾斜ハンドル25を操作することによって臥床台を傾斜させることができ、両方の臥床台傾斜ハンドル25を同時に操作することによって臥床台の高さを調節することができる。臥床台傾斜ハンドル25の近傍には制御パネル26が備えられており、フード12内の温度や湿度や酸素濃度等を収容児に適切な値に制御するためのボタン(図示せず)や表示部(図示せず)等が制御パネル26に備えられている。基台13にはキャスタ27が取り付けられている。
【0005】
以上の様な従来例の保育器11では、収容児に対する処置の必要性が生じると、医師や看護婦等が、処置窓開閉ツマミ22を回動させて処置窓開閉ツマミ受け23内から処置窓開閉ツマミ22を脱出させることによって扉16の固定を解除し、その後に扉16を回動させることによって処置窓15を開放して、収容児に処置を施す。収容児に対する処置が終了すると、上述の操作とは逆の操作で、処置窓15を扉16で閉塞し、扉16を扉固定機構21で閉塞状態に固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、収容児に対する処置の終了後に、処置窓15を扉16で閉塞する操作までは行っても、扉16を扉固定機構21で閉塞状態に固定する操作を忘れる場合がある。また、収容児に対する処置中に、何らかの原因で、処置窓開閉ツマミ22が処置窓開閉ツマミ受け23内に嵌入されている角度位置と同じ角度位置まで回動されていると、操作者が処置窓15を扉16で閉塞した後に処置窓開閉ツマミ22を回動させたつもりでも、実際には処置窓開閉ツマミ22が処置窓開閉ツマミ受け23内に嵌入されていなくて、扉16が扉固定機構21で閉塞状態に固定されていない場合がある。
【0007】
更に、フード12内が高湿度に加湿されていると、アクリル樹脂製の扉16のうちで高湿度の空気に曝されている内面側が膨張するので、扉16のうちで回動軸17に支持されていない処置窓開閉ツマミ22の近傍部分が外面側へ反る。この結果、図9、10に示されている様に、操作者が処置窓15を扉16で閉塞した後に処置窓開閉ツマミ22を回動させても、処置窓開閉ツマミ22が処置窓開閉ツマミ受け23内に嵌入されなくて、扉16が扉固定機構21で閉塞状態に固定されない場合もある。
【0008】
しかも、これらの何れの場合でも、処置窓15に対する扉16の角度が臨界角よりも小さくなるまで扉16が回動されていれば、処置窓15を閉塞する方向へ扉16が自重で回動しようとする付勢力によって処置窓15が一応は閉塞されているので、扉16が扉固定機構21で閉塞状態に固定されていないことを操作者が認識できないことがある。ところが、処置窓15を閉塞する方向へ扉16が自重で回動しようとする付勢力は強くないので、扉16がこの状態でフード12の内側から収容児の足等で押されると、扉16が回動して処置窓15が開放されてしまう。
【0009】
そして、処置窓15が開放されたままであると、フード12内の環境が収容児に適切な生理的環境から逸脱して、収容児にとって好ましくない。従って、本願の発明は、処置窓の閉塞操作が確実には行われなくても、フード内の環境が収容児に適切な生理的環境に維持されるか、少なくとも、フード内の環境が収容児に適切な生理的環境から逸脱しにくい保育器を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る保育器では、作動状態の扉回動制限手段が作動角よりも開放方向への扉の回動を抑止する。このため、扉回動制限手段が作動状態になっていれば、扉が扉固定手段で閉塞状態に固定されていない状態でフードの内側から収容児に押されても、作動角よりも開放方向へは扉が回動しなくて、扉の角度が作動角よりも大きくならない。
【0011】
そして、作動角と扉が処置窓を閉塞している状態との間の角度では、扉回動制限手段は作動状態であっても扉の回動を許容する。このため、扉回動制限手段が作動状態になっていても、閉塞方向へ扉を更に回動させることによって扉で処置窓を閉塞することができ、操作者は扉を扉固定手段で閉塞状態に固定することができる。
【0012】
一方、扉の角度が臨界角よりも小さければ扉は閉塞方向へ回動し、扉の角度が臨界角よりも大きければ扉は開放方向へ回動する。このため、作動角が臨界角よりも小さい場合は、扉の角度が臨界角よりも小さくなるまで閉塞方向へ扉を回動させれば、その後は閉塞方向へ扉自体が更に回動して扉の角度が作動角よりも小さくなり、扉回動制限手段が作動状態になる。また、扉の角度が臨界角よりも小さくなるまで閉塞方向へ扉を回動させなければ、逆方向である開放方向へ扉自体が回動して処置窓が開放され、操作者が処置窓の開放を直ちに認識して処置窓を閉塞し直すことができる。
【0013】
また、作動角が臨界角よりも大きい場合は、扉の角度が臨界角よりも大きいが作動角よりは小さくなるまで閉塞方向へ扉を回動させれば、処置窓が閉塞したり開放したりする角度まで扉自体が回動することはないが、扉回動制限手段は作動状態になる。また、扉の角度が臨界角よりも大きいが作動角よりは小さくなるまで閉塞方向へ扉を回動させなければ、逆方向である開放方向へ扉自体が回動して処置窓が開放され、操作者が処置窓の開放を直ちに認識して処置窓を閉塞し直すことができる。なお、扉の角度が臨界角よりも小さくなるまで閉塞方向へ扉を回動させれば、扉回動制限手段が作動状態になるだけでなく、閉塞方向へ扉自体が更に回動する。
【0014】
従って、処置窓を扉で閉塞し且つこの扉を扉固定手段で閉塞状態に固定するまでの操作が確実には行われなくても、扉の角度が作動角よりも大きくなることはなく、また、処置窓を閉塞する際の扉の回動角度が不十分でも、操作者が処置窓の開放を直ちに認識して処置窓を閉塞し直すことができる。
【0015】
請求項2に係る保育器では、作動角が臨界角よりも小さい。このため、扉回動制限手段が作動状態になっていれば、扉が扉固定手段で閉塞状態に固定されていない状態で扉がフードの内側から収容児に押されても、収容児が扉をフードの内側から押すことをやめれば、逆方向である閉塞方向へ扉自体が回動して扉の角度が作動角よりも小さくなる。
【0016】
請求項3に係る保育器では、作動状態を解除する作動解除部が扉回動制限手段に備えられている。このため、扉回動制限手段が作動状態になっていても、この作動状態を作動解除部で解除することによって、処置窓を開放することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本願の発明の一実施形態を、図1〜6を参照しながら説明する。図6に示されている様に、本実施形態の保育器11も、扉16のうちで一方の扉固定機構21における処置窓開閉ツマミ22の近傍部分に扉回動制限機構31が取り付けられており、この一方の扉固定機構21における処置窓開閉ツマミ受け23と扉回動制限機構31とが係合することによって扉回動制限機構31が作動状態になることを除いて、図7〜11に示されている一従来例の保育器11と実質的に同様の構成を有している。
【0018】
図1〜5に示されている様に、扉回動制限機構31には中空の本体32が備えられており、ツマミ33及び突起34が本体32に備えられている。ツマミ33及び突起34は、互いに固定されており、本体32に対して同時に移動可能である。本体32内には圧縮ばね35が備えられており、ツマミ33及び突起34をそれらの一方の移動方向へ圧縮ばね35が付勢している。扉回動制限機構31に対応する処置窓開閉ツマミ受け23には穴36が設けられており、この穴36の周囲が殻部37になっている。
【0019】
処置窓15を閉塞する方向へ扉16を回動させると、処置窓15に対する扉16の角度が臨界角よりも小さな所定の角度になった時に突起34が殻部37の開口端部に当接する。この状態から扉16を更に僅かに回動させて、圧縮ばね35の付勢力よりも強い押圧力を突起34が殻部37の開口端部から受けると、ツマミ33及び突起34が圧縮ばね35の付勢力に抗して動かされる。このため、扉16を更に僅かに回動させて、突起34が殻部37の開口端部を乗り越えると、殻部37の開口端部からの押圧力が解除され、圧縮ばね35の付勢力によって突起34が穴36内に挿入して、扉回動制限機構31が作動状態になる。
【0020】
突起34が穴36内に挿入して扉回動制限機構31が作動状態になっても、扉16が処置窓15を閉塞するまで扉16を更に回動させることができる様に、扉16の回動方向における穴36の幅と突起34のうちで穴36内に挿入する部分の幅とが定められている。このため、図2、3に示されている様に、扉回動制限機構31が作動状態になっていても、扉16を扉固定機構21で閉塞状態に固定することができる。
【0021】
しかし、扉回動制限機構31が作動状態になっていると、扉16が扉固定機構21で閉塞状態に固定されていない状態でフード12の内側から収容児の足等で押されても、図1に示されている様に、突起34が殻部37の開口端部の内側に当接する角度を超えて扉16を回動させることはできない。収容児に対する処置を施すために、上述の角度を超えて扉16を回動させて処置窓15を開放するためには、圧縮ばね35の付勢力に抗してツマミ33を押圧し、突起34を穴36内から脱出させて、扉回動制限機構31の作動状態を解除すればよい。なお、扉回動制限機構31が単一であるので、ツマミ33を押圧する操作は片手でできる。
【0022】
突起34が殻部37の開口端部を乗り越えて穴36内に挿入して扉回動制限機構31が作動状態になる時の処置窓15に対する扉16の角度つまり作動角は、処置窓開閉ツマミ22が処置窓開閉ツマミ受け23内に嵌入されている角度位置と同じ角度位置まで回動されている状態で処置窓開閉ツマミ受け23の外面に当接する扉16の角度よりも大きい。このため、処置窓開閉ツマミ22が上述の角度位置まで回動されている状態で、処置窓15を閉塞する方向へ扉16が回動されても、処置窓開閉ツマミ22が処置窓開閉ツマミ受け23の外面に当接した時点では、扉回動制限機構31は既に作動状態になっている。
【0023】
従って、処置窓開閉ツマミ22が処置窓開閉ツマミ受け23内に嵌入されている角度位置と同じ角度位置まで回動されている状態で扉16が回動されても、また、扉16のうちで処置窓開閉ツマミ22の近傍部分が外面側へ反っていても、扉16の角度が作動角よりも小さくなるまで扉16を回動させれば、扉回動制限機構31は作動状態になる。
【0024】
また、作動角は臨界角よりも小さい。更に、扉16の角度が臨界角よりも小さいために処置窓15を閉塞する方向へ扉16が自重で回動した時に突起34が殻部37の開口端部から受ける押圧力が圧縮ばね35の付勢力よりも強くなる様に、圧縮ばね35の付勢力や突起34の形状等が定められている。このため、処置窓15を閉塞する際に、扉16の角度が臨界角よりも小さくなるまで扉16を回動させなければ、扉回動制限機構31は作動状態にならないが、処置窓15を開放する方向へ扉16が自重で回動するので、操作者は処置窓15の開放を直ちに認識して処置窓15を閉塞し直すことができる。
【0025】
逆に、扉16の角度が臨界角よりも小さくなるまで扉16を回動させさえすれば、その後は、扉16を更に回動させなくても、また、圧縮ばね35の付勢力に抗してツマミ33を押圧しなくても、扉回動制限機構31が作動状態になる。また、扉回動制限機構31が作動状態になっていれば、扉16が扉固定機構21で閉塞状態に固定されていない状態で扉16がフード12の内側から収容児に押されても、収容児が扉16をフード12の内側から押すことをやめれば、処置窓15を閉塞する方向へ扉16が自重で回動して扉16の角度が作動角よりも小さくなる。このため、フード12内の環境が収容児に適切な生理的環境に維持される。
【0026】
なお、以上の実施形態の保育器11では、作動角が臨界角よりも小さいが、作動角が臨界角よりも大きくてもよい。その場合は、扉16が扉固定機構21で閉塞状態に固定されていない状態でフード12の内側から収容児の足等で押されて作動角まで回動させられると、処置窓15を閉塞する方向へ扉16が自重で回動して扉16の角度が作動角よりも小さくなることはないが、扉16の角度が作動角よりも大きくなることもない。このため、フード12内の環境が収容児に適切な生理的環境から逸脱しにくい。但し、作動角が臨界角よりも過剰に大きいと、扉16が作動角まで回動させられた場合にフード12内の環境が変動し易くなるので、臨界角よりも過剰に大きな作動角は好ましくない。
【0027】
また、以上の実施形態の保育器11では、扉回動制限機構31を作動状態にするための穴36が扉固定機構21の処置窓開閉ツマミ受け23に設けられているが、扉固定機構21とは別個の独立の部材に穴36が設けられていてもよい。また、扉回動制限機構31が扉16に取り付けられており、穴36がフード12側に設けられているが、これらの位置関係は互いに逆でもよい。また、扉回動制限機構31の突起34が穴36に対して移動可能になっているが、穴36が扉回動制限機構31の突起34に対して移動可能になっていてもよい。
【0028】
また、以上の実施形態の保育器11では、処置窓15に対する扉16の角度が臨界角よりも大きいか小さいかによって、扉16が処置窓15を開放する方向か閉塞する方向かの何れかへ自重で回動するが、この回動を生じさせるために、自重以外の付勢力が扉16に印加されていてもよい。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に係る保育器では、処置窓を扉で閉塞し且つこの扉を扉固定手段で閉塞状態に固定するまでの操作が確実には行われなくても、扉の角度が作動角よりも大きくなることはなく、また、処置窓を閉塞する際の扉の回動角度が不十分でも、操作者が処置窓の開放を直ちに認識して処置窓を閉塞し直すことができる。従って、処置窓の閉塞操作が確実には行われなくても、フード内の環境が収容児に適切な生理的環境に維持されるか、少なくとも、フード内の環境が収容児に適切な生理的環境から逸脱しにくい。
【0030】
請求項1に係る保育器では、扉回動制限手段が作動状態になっていれば、扉が扉固定手段で閉塞状態に固定されていない状態で扉がフードの内側から収容児に押されても、収容児が扉をフードの内側から押すことをやめれば、逆方向である閉塞方向へ扉自体が回動して扉の角度が作動角よりも小さくなる。従って、フード内の環境が収容児に適切な生理的環境から更に逸脱しにくい。
【0031】
請求項1に係る保育器では、扉回動制限手段が作動状態になっていても、この作動状態を作動解除用ツマミの操作により解除することによって、処置窓を開放することができる。従って、収容児に対する処置が扉回動制限手段によって阻害されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態の要部を示しており、処置窓が途中まで開放されている状態の部分断面側面図である。
【図2】本願の発明の一実施形態の要部を示しており、処置窓が閉塞されている状態の斜視図である。
【図3】本願の発明の一実施形態の要部を示しており、処置窓が閉塞されている状態の部分断面側面図である。
【図4】本願の発明の一実施形態の要部を示しており、処置窓を閉塞している扉が反っている状態の斜視図である。
【図5】本願の発明の一実施形態の要部を示しており、処置窓を閉塞している扉が反っている状態の部分断面側面図である。
【図6】本願の発明の一実施形態の全体を示す斜視図である。
【図7】本願の発明の一従来例の要部を示しており、処置窓が閉塞されている状態の斜視図である。
【図8】本願の発明の一従来例の要部を示しており、処置窓が閉塞されている状態の側面図である。
【図9】本願の発明の一従来例の要部を示しており、処置窓を閉塞している扉が反っている状態の斜視図である。
【図10】本願の発明の一従来例の要部を示しており、処置窓を閉塞している扉が反っている状態の側面図である。
【図11】本願の発明の一従来例の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
11…保育器、12…フード、15…処置窓、16…扉、21…扉固定機構(扉固定手段)、31…扉回動制限機構(扉回動制限手段)、33…ツマミ(作動解除部)

Claims (1)

  1. フードの処置窓に対する角度が臨界角よりも大きければ前記処置窓を開放する方向へ回動し前記臨界角よりも小さければ前記処置窓を閉塞する方向へ回動する扉と、
    前記開放の状態から前記閉塞の状態へ向かう途中で前記角度が前記臨界角よりも小さい作動角になった時に作動状態になり、この作動状態では前記作動角と前記閉塞状態との間の前記角度における前記扉の回動を許容すると共に前記作動角よりも前記開放方向への前記扉の回動を抑止する扉回動制限手段と、
    前記扉を前記閉塞状態に固定する扉固定手段とを具備し、
    前記扉回動制限手段が、扉回動制限用の殻部に当接する突起と、上記作動状態を解除するために操作される作動解除用ツマミとを具備し、
    前記処置窓を閉塞する方向への前記扉の回動時には、前記突起が、前記扉回動制限用殻部に当接しても、前記扉回動制限用殻部を乗り越えることができるように構成されると共に、前記処置窓を開放する方向への前記扉の回動時には、前記突起が、前記扉回動制限用殻部に当接することによって、前記扉の回動を抑止するように構成され、
    前記作動解除用ツマミが操作されたときには、前記処置窓を開放する方向への前記扉の回動時でも、前記扉の回動が許容されるように構成されている保育器。
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