JP2736209B2 - 蓋開閉装置 - Google Patents

蓋開閉装置

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JP2736209B2
JP2736209B2 JP22610092A JP22610092A JP2736209B2 JP 2736209 B2 JP2736209 B2 JP 2736209B2 JP 22610092 A JP22610092 A JP 22610092A JP 22610092 A JP22610092 A JP 22610092A JP 2736209 B2 JP2736209 B2 JP 2736209B2
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guide hole
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信治 武内
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に音響機器の操作部
等に用いられる蓋開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の蓋開閉装置の一例を図5乃至図
6に従って説明すると、蓋51の裏面側適宜中央位置よ
り伸びる腕部52の先端に軸部53を設けて、該蓋51
を本体54の操作面55を被うように開閉自在に枢支
し、蓋51を閉成状態にロックするため上記蓋51に形
成した係止爪56、及び上記本体54のオープンツマミ
57、ロックレバー58から成るロック装置によるロッ
クを解除することに伴い蓋51は開成動作し、操作面5
5の前方を開放するようになされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、蓋51
の軸部53を中心として蓋51が開閉動作するものにあ
っては、上記蓋51の開閉動作時に描く軌跡のため、そ
の軌跡に合わせて操作面55下部の角部59を曲面のよ
うに削った形状にする必要があると共に、蓋51の収納
部60も大きく形成する必要があったため、本体内部の
機構部品のスペースが削減されるという問題があった。
【0004】また、蓋51のロック方法も蓋開閉が小さ
な径の軌跡でもって行われるため、ラッチ装置によるも
のではなく、蓋51に形成した係止爪56、及び本体5
4のオープンツマミ57、ロックレバー58から成るロ
ック装置を用いたものであったので、組立作業時の煩雑
さとコスト高を招く原因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決を目的としてなされたものであって、蓋を閉成状態に
ロックし、該ロック解除により蓋をバネの付勢力により
開成動作させるものにおいて、本体にあっては2つの第
1及び第2のガイド孔が形成され、上記第1のガイド孔
は上部に位置する上記第2のガイド孔の前端部を中心と
した円弧状としてなり、上記第2のガイド孔は上記第1
のガイド孔の前端部を中心とした円弧状としてなってお
り、上記蓋の裏面両下端縁部に突設した凸片からなり、
上記第1のガイド孔に挿通して蓋閉成時上記第1のガイ
ド孔の前端部に位置し、上記蓋開成動作初期上記蓋の回
転軸として作用する第1の軸部と、上記蓋にあって上記
第2のガイド孔に挿通し、蓋が上記第1の軸部を回転軸
として開成動作することに伴い上記第2のガイド孔の後
端部より前端部に向かって移動する第2の軸部を備え、
上記第2の軸部は、上記蓋の開成動作時、上記第2のガ
イド孔の前端部に達した後、上記蓋の回転軸として作用
するものである。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、蓋開成動作初期第1の軸
部を回転中心として用い、その後、蓋開成途中において
第2の軸部を回転中心として用いて蓋が開成するため、
上記本体の一部を蓋の開閉時の軌跡に対応した形状に形
成する必要がないと共に、開成時の蓋を収めるために本
体に形成している収納部のスペースも小さいものとする
ことができる。
【0007】また、大きな径の軌跡でもって蓋開閉する
ため、蓋のロック方法としてラッチ装置を用いることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明蓋開閉装置の一実施例を図1乃
至図4に従って詳細に説明する。1は音響機器等の本体
で、その前面には各種操作ボタン3を多数配列した操作
面2を一段低くして形成すると共に、この操作面2の下
方部分をさらに一段低くして後述する蓋が開成時に収ま
る収納部4を形成している。
【0009】5は操作面2の両側に位置する本体1の両
側壁に後述する第2のガイド孔の前端部を中心として所
定角度に渡って形成され、その前端部に拡幅部5aを設
けた円弧状の第1のガイド孔で、6は同じく本体1の両
側壁に上記第1のガイド孔5の前端部を中心として所定
角度に渡って形成され、その前端部に拡幅部6aを設け
た円弧状の第2のガイド孔であり、該第2のガイド孔6
は上記第1のガイド孔5の上部に位置してなるものであ
る。そして、上記本体1の両側壁上に第1のガイド孔5
及び第2のガイド孔6よりほぼ等距離な位置で、後述す
るバネが係合する凸部7が形成されている。
【0010】8は操作面2を開閉自在に被うための蓋
で、裏面両下端縁部に上記第1のガイド孔5と挿通する
凸片(第1の軸部)9が形成される一方、上記蓋8の裏
面両端部略中央位置より伸びる腕部10の先端部に上記
第2のガイド孔6と挿通する軸部11(第2の軸部)が
形成されている。
【0011】12は蓋8を閉成状態にロックするための
ラッチ装置(ロック手段)で、本体1側に設けた本体部
12aと、蓋8側に設けた係合突起12bとにより構成
されている。13は本体1の両側壁の凸部7に係合して
その両端がそれぞれ蓋8の凸片9及び軸部11と当接し
て蓋開成方向に付勢するバネであり、上記バネ13とし
て2つのバネを代用してもよい。
【0012】また、蓋8の開閉動作をなめらかなものに
するため、ダンパー本体14aを上記蓋8の軸部11
に、該ダンパー本体14aのギヤーとかみ合うギヤー部
14bを本体1に形成してダンパー装置14を構成して
いる。
【0013】次に、上記実施例の蓋開閉装置の動作につ
いて説明する。
【0014】図1は蓋8の閉成状態を示しており、この
状態では蓋8の凸片9は第1のガイド孔5の前端部の拡
幅部5aで係止し、軸部11は第2のガイド孔6の後端
部に位置した状態にある。
【0015】そして、この状態からラッチ装置12によ
るロックを解除すると、当初は、軸部11が第2のガイ
ド孔6の前端方向にフリーな状態にあるため、バネ13
の付勢力により第1のガイド孔6の拡幅部6aに係止状
態にある凸片9を回転軸として蓋8が回転することによ
り開成動作が行われ、やがて軸部11は第2のガイド孔
6の前端部に位置する拡幅部6aに達する(図2参
照)。
【0016】すると、軸部11のそれ以上の移動が阻止
されることになると共に、凸片9と第1のガイド孔5の
拡幅部5aとの間での係止状態が解除されることになる
ため、以後、軸部11を回転軸として蓋8が回転動作
し、開成動作が継続される。この回転動作により、凸片
9が第1のガイド孔5の前端部の拡幅部5aより後端部
へ移動し、該後端部に当接することにより蓋8の開成動
作が終了する。
【0017】この時、蓋8は本体1の収納部4に収まっ
ていると共に、軸部11が第2のガイド孔6の拡幅部6
aに係止した状態にあるため、閉成時の蓋8のガタツキ
が防止されるようになっている。
【0018】また、蓋8の閉成動作は、蓋8の先端側を
持ち上げて蓋8を回転させることにより行うものであ
リ、各部の動作は先の開成動作時とは逆の動作となる。
【0019】上述のような蓋開閉装置にあっては、開成
当初、第1のガイド孔5の拡幅部5aに位置する凸部9
を回転軸として回転し、その後、操作面2の上部前端部
近傍に位置する第2のガイド孔6の拡幅部6aで軸部1
1を回転軸として回転し、蓋8が本体1の収納部4に収
まるようになるため、従来のように蓋8の開閉軌跡に対
応して操作面2下部の角部15を削り取ったような形状
にする必要がなく、また、蓋8を収める本体1の収納部
4のスペースも小さなものとすることができる。さら
に、ダンパー装置14が設けられていることにより、蓋
8の開閉動作を滑らかなものとすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の蓋開閉装置によれ
ば、蓋の開成動作開始当初は第1のガイド孔の前端部に
位置する凸片を回転軸として蓋が回転動作し、その後、
第2のガイド孔の前端部に達した軸部を回転軸として開
成動作するように構成したことにより、蓋の開閉動作時
の軌跡に対応して本体の一部を削り取ったような形状に
本体を形成する必要がないと共に、開成時の蓋を収める
収納部のスペースも小さなものとすることができるの
で、本体内部の機器内蔵のスペースを広い容積を持たし
て確保できる。
【0021】また、閉成時の蓋のロック手段として構造
の簡単なラッチ装置を用いることができるので、組立作
業性の向上も計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施例における
蓋開閉装置の閉成状態を示す外観斜視図及び断面図
【図2】(a)及び(b)は同装置の開成動作途中の状
態を示す外観斜視図及び断面図
【図3】(a)及び(b)は同装置の開成状態を示す外
観斜視図及び断面図
【図4】同装置の分解構成斜視図
【図5】(a)及び(b)は従来の蓋開閉装置の閉成状
態を示す外観斜視図及び断面図
【図6】(a)及び(b)は同装置の開成状態を示す外
観斜視図及び断面図
【符号の説明】
1 本体 2 操作面 4 収納部 5 第1のガイド孔 5a,6a 拡幅部 6 第2のガイド孔 8 蓋 9 凸片 11 軸部 13 バネ 15 角部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋を閉成状態にロックし、該ロック解除
    により蓋をバネの付勢力により開成動作させるものにお
    いて、 本体にあっては2つの第1及び第2のガイド孔が形成さ
    れ、上記第1のガイド孔は上部に位置する上記第2のガ
    イド孔の前端部を中心とした円弧状としてなり、上記第
    2のガイド孔は上記第1のガイド孔の前端部を中心とし
    た円弧状としてなっており、 上記蓋の裏面両下端縁部に突設した凸片からなり、上記
    第1のガイド孔に挿通して蓋閉成時上記第1のガイド孔
    の前端部に位置し、上記蓋開成動作初期上記蓋の回転軸
    として作用する第1の軸部と、 上記蓋にあって上記第2のガイド孔に挿通し、蓋が上記
    第1の軸部を回転軸として開成動作することに伴い上記
    第2のガイド孔の後端部より前端部に向かって移動する
    第2の軸部を備え、 上記第2の軸部は、上記蓋の開成動作時、上記第2のガ
    イド孔の前端部に達した後、上記蓋の回転軸として作用
    することを特徴とする蓋開閉装置。
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