JP5912792B2 - 保育器 - Google Patents

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Description

本発明は、児収容室を閉鎖状態とした閉鎖型保育器と児収容室を開放状態とした開放型保育器との両方の形態の機能を有する保育器に関するものである。
特許文献1には、児収容室を構成するフードのキャノピー(天面)がフード側壁部から分離されており、キャノピーを昇降させることによって閉鎖型保育器の状態と開放型保育器の状態とに随時切り換えることのできる切換型の保育器が提案されている。
このような切換型の保育器は、フードの側壁部が、左右に配置される左右側処置扉及び頭側・足側に配置される端部側処置扉の4面の壁部で構成されており、キャノピーが、これら4面の処置扉で構成されたフード側壁部と嵌合することにより閉鎖型保育器の状態となる。また、左右側処置扉及び足側処置扉は下方に倒すことにより個々の処置扉が別々に開放され得るように構成される。そして、児収容室の側方の一部又は三方の処置扉を開放状態として、児に対する診察、処置などを任意の方向から行えるようになっている。
特開2010‐99243号公報
ところで、保育器の開放状態においては、左右側処置扉及び足側処置扉の3面を開閉して行うが、閉鎖状態においては、児のケアは左右側処置扉を開閉して行う。したがって、閉鎖状態のときには、足側処置扉(端部側処置扉)の開閉は必要なく、児収容室内の環境維持等のためには不用意に開閉できない構造とする必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、閉鎖時においてフードの左右側処置扉をロックした時に端部側処置扉も確実にロックすることができ、開放時においてフードの左右側処置扉及び端部側処置扉を容易に開放し得る保育器を提供することを目的とする。
本発明は、児収容室を構成するフードのキャノピーが側壁部から分離され該キャノピーを昇降させることによって前記児収容室を閉鎖状態と開放状態とに切り替えて使用することが可能な保育器であって、前記フードの側壁部は、児の左右側に配置される左側処置扉及び右側処置扉と、頭側又は足側に配置される端部側処置扉とで構成され、左側処置扉及び右側処置扉と、少なくとも一方の端部側処置扉は起立状態から開放する方向に回動自在に支持されるとともに、これら処置扉の起立状態において前記左側処置扉及び前記右側処置扉と前記一方の端部側処置扉とを互いに固定する扉固定手段を備えており、該扉固定手段は、前記左側処置扉及び前記右側処置扉に回動可能に取り付けられ、薄肉部と、該薄肉部の先端に形成された鉤部と、を有する開閉ツマミと、前記一方の端部側処置扉の両側部に取り付けられて凹状に形成された開閉ツマミ受けとで構成され、前記開閉ツマミ受けに前記開閉ツマミの前記薄肉部を嵌入させるとともに、前記鉤部を前記開閉ツマミ受けから突出させ、前記鉤部を前記開閉ツマミ受けに引っ掛けることにより、前記左側処置扉及び前記右側処置扉と前記一方の端部側処置扉とが起立状態に固定されることを特徴とする。
開閉ツマミの先端を鉤状に形成することで、簡単な機構でありながら左右側処置扉の扉固定手段を利用して端部側処置扉をロックでき、端部側処置扉が不用意に開放されることを防止できる。また、各処置扉の開放時においても開閉ツマミと開閉ツマミ受けとの嵌入を解除することで、左右側処置扉及び端部側処置扉を容易に開放することができる。
なお、端部側処置扉は、児の向きにより足側と頭側とが設定される。
本発明の保育器において、前記キャノピーには、前記閉鎖状態において前記一方の端部側処置扉の上端部に当接し前記一方の端部側処置扉との間を閉止状態に保持するキャノピーパッキンが設けられており、該キャノピーパッキンは、前記一方の端部側処置扉の内側面に接触するシール部を有する縦壁部と、該一方の端部側処置扉の外側面に沿って設けられる凸条部とを備え、前記閉鎖状態において前記縦壁部と前記凸条部との間に前記一方の端部側処置扉の上端部が嵌合する構成であるとよい。
キャノピーと処置扉との閉鎖時には、児収容室のシール性を確保するために、キャノピーと処置扉との正確な位置決めが必要となる。そこで、本発明の保育器においては、キャノピーと端部側処置扉とを閉止状態に保持するキャノピーパッキンに、上記の縦壁部と凸条部とを設け、キャノピーと端部側処置扉との位置合わせを行えるようにしている。これにより、キャノピーと端部側処置扉との位置合わせとともに、キャノピーと端部側処置扉との間を確実にシールして閉止状態に保持することができる。
また、キャノピーパッキンにより端部側処置扉を起立状態に保持でき、左右側処置扉を開放状態とした際にも、端部側処置扉の開放方向への移動を規制して不用意に開閉されることを防止することができる。
本発明の保育器において、前記キャノピーパッキンの凸条部は、その一部が前記一方の端部側処置扉の上端面外周縁に架かるように設けられているとよい。
この場合、閉鎖状態においては凸条部により端部側処置扉が児処置室内方側に付勢され、キャノピーと端部側処置扉との間のシール性を高めることができるとともに、端部側処置扉が不用意に開閉されることを防止することができる。
本発明の保育器において、前記キャノピーパッキンの前記凸条部の外側には、該凸条部よりも高く突出する突出部が設けられているとよい。
凸条部よりも高く形成された突出部により、端部側処置扉に対して二重に壁が立設した構造としており、閉鎖時において端部側処置扉が不用意に開放されることを確実に防止することができる。
本発明の保育器によれば、扉固定手段を左右側処置扉と端部側処置扉とで共有する構造にしたことにより、閉鎖時においてフードの左右側処置扉のロック時に端部側処置扉も確実にロックできるとともに、開放時においてフードの左右側処置扉及び端部側処置扉を容易に開放でき、操作性を向上させることができる。また、キャノピーパッキンにより、閉鎖時に端部側処置扉の開放方向への移動を規制して不用意に開放されることを防止することができる。
本発明の一実施形態の保育器における扉固定手段示す正面図である。 扉固定手段の側面図であって図1に示すA矢視図である。 開閉ツマミの斜視図である。 足側処置扉とキャノピーとの密封部分の断面図であり、図10のB‐B線に沿う断面を示す。 キャノピーパッキンの背面図であり、図14に示すD方向から見た図である。 図5のE‐E線に沿うキャノピーパッキンの横断面図である。 左側処置扉とキャノピーとの密封部分の断面図であり、図14のC‐C線に沿う断面を示す。 処置扉パッキンの横断面図である。 保育器の全体斜視図である。 保育器の左側処置扉を正面視した正面図である。 図10に対する右側面図である。 図10に示す状態から左側処置扉を開けた状態を示す正面図である。 図9に示す状態からキャノピー及び加熱器を上昇させた状態を示す斜視図である。 図10に示す保育器の基台より下方部分を省略した左側面図である。
以下、本発明の保育器の一実施形態について説明する。
[保育器の全体構成]
保育器1は、図9〜図11に全体を示したように、キャスター2により移動自在な架台3と、この架台3の上に垂直に立設された支柱4と、この支柱4の上端に設けられたフレーム5と、このフレーム5の上に設置された基台6と、この基台6の上に設けられ児収容室7を囲むフード8と、フレーム5の一端部でフード8の側方位置に垂直に設けられた2本のガイド柱9,10と、これらガイド柱の一方(ガイド柱10)の上端に設けられた加熱器11とを備えており、ガイド柱の他方(ガイド柱9)の上端には、フード8の天井を構成するキャノピー(天蓋)12が取り付けられている。
支柱4は内部にフレーム5を上下移動する昇降機構を内蔵しており、架台3の側部に、昇降機構を操作するためのペダル13が設けられている。
フード8は、児を寝かせる臥床台15が設置される床板16と、児の左右側に配置される左側処置扉17及び右側処置扉18と、児の足側に配置される足側処置扉19と、児の頭側に配置される頭側処置扉20と、これら左右側処置扉17,18、足側処置扉19及び頭側処置扉20により囲まれた児収容室7の上方を閉塞するキャノピー12とにより、ほぼ直方体状に構成される。左側処置扉17、右側処置扉18、足側処置扉19、頭側処置扉20及びキャノピー12は、ほぼ全体が透明樹脂によって構成されており、外部から児収容室7内の児を目視確認できる。
また、図9〜図11ではキャノピー12を下降させてフード8を閉じた状態、図13はキャノピー12を上昇させて児収容室7の上方を開放した状態を示している。また、この図13においては、加熱器11も上昇させ、児収容室7を加熱した状態を示している。
このように、この保育器1は、図9〜図11に示す閉鎖型保育器、及び図13に示す開放型保育器の両方の形態の機能を有している。
各処置扉17〜20のうち、頭側処置扉20は、児収容室7の頭側に立設した垂直姿勢に維持される。これに対して、左右側処置扉17,18及び足側処置扉19は、その下端部が基台6に対して水平な軸(図示略)を中心に揺動自在に取り付けられている。閉鎖型保育器として使用する場合は、各処置扉17〜19とも閉鎖した状態とされ、児のケアのために左右側処置扉17,18を開閉する。図12は閉鎖時に左側処置扉17を回動させて、児収容室7の一側方を開放状態としている。開放型保育器として使用する場合は、左側処置扉17、右側処置扉18及び足側処置扉19の三方を開閉することができる。
さらに、左側処置扉17、右側処置扉18及び足側処置扉19には手入れ窓ユニット25,26が設けられ、閉鎖型保育器として使用する際に、処置扉17〜19を起立させた状態のまま手入れ窓27を手入れ扉28,29により開閉することができるようになっている。頭側処置扉20には、ケーブルやチューブ等を挿通させるためのスリットを有するグロメット部材30が取り付けられている。
また、児収容室7内の床板16の上には、児を載せる臥床台15が設けられている。この臥床台15は、長さ方向の中央部が水平な軸(図示略)により揺動自在に支持されるとともに、頭側の一端部が昇降機構31に支持され、この一端部を持ち上げることにより、水平方向に対して傾斜した姿勢に保持できるようになっている。その昇降機構31は、フード8の外側に設けられる。
ガイド柱9,10は、同軸上にロッド32が収容され、このロッド32を上下移動させる昇降機構が内蔵されている。キャノピー12は、ガイド柱9のロッド32の上端に取り付けられており、その下降位置で各処置扉17〜20の上端に当接して児収容室7を閉鎖し、上昇位置では、図13に示すように、処置扉17〜20から児の処置のための十分な間隔を明けて退避できるようになっている。加熱器11は、他方のガイド柱10のロッド(図には見えないが、図13のガイド柱9と同様に設けられる)の上端に水平な軸33を中心に回動可能に取り付けられており、その下降位置では、図9等に示すように、ガイド柱10とほぼ平行な垂直方向に折り畳まれた収納姿勢とされ、上昇位置では、垂直方向に対して所定の角度に起こされて児収容室7に上方から熱線を供給する加熱姿勢とされる。
[扉固定手段の構成]
左側処置扉17、右側処置扉18及び足側処置扉19には、これら処置扉17〜19を起立させた状態で左側処置扉17及び右側処置扉18と足側処置扉19とを互いに固定する扉固定手段40が設けられている。
扉固定手段40は、図1及び図2に示すように、左側処置扉17及び右側処置扉18に回動可能に取り付けられた開閉ツマミ41と、足側処置扉19の両側部に取り付けられた開閉ツマミ受け46とで構成される。
開閉ツマミ41は、図1及び図3に示すように、左右側処置扉17,18の表面と平行なレバー部42の先端部に、左右側処置扉17,18の表面と垂直方向に突出する鉤部43と、開閉ツマミ受け46に嵌合する薄肉部44とが一体に形成されており、そのレバー部42の基端部45が、左右処置扉17,18にピンにより左右側処置扉17,18の表面に沿って回動自在に支持されている。そして、この開閉ツマミ41の薄肉部44を開閉ツマミ受け46の凹部47に嵌入させるとともに、鉤部43を開閉ツマミ受け46から突出させて、開閉ツマミ受け46の側面に引っ掛けた状態に保持することにより、左側処置扉17及び右側処置扉18の回動を規制するとともに、足側処置扉19の回動も規制され、各処置扉17〜19が互いに起立状態に固定されるようになっている。
[処置扉パッキン及びキャノピーパッキンの構成]
フード8には、キャノピー12を降下させて閉鎖状態とした際に、各処置扉17〜20とキャノピー12との間に配置され、これらを閉止状態に保持する処置扉パッキン51及びキャノピーパッキン61が設けられている。このうち処置扉パッキン51は、図7に示すように、左側処置扉17及び右側処置扉18の上端部に取り付けられ、閉鎖状態においてキャノピー12と左右側処置扉17,18との間に配置される。また、キャノピーパッキン61は、図4に示すように、キャノピー枠71を介してキャノピー12の前面と後面とに取り付けられ、閉鎖状態において足側処置扉19及び頭側処置扉20とキャノピー12との間に配置される。
処置扉パッキン51は、図7及び図8に示すように、左側処置扉17及び右側処置扉18の上端部に沿って取り付けられる横断面U字状の取付部52と、この取付部52から延びるシール部53とが一体に形成されている。取付部52には、処置扉17,18の上端部に形成された凸条21に被さるように嵌合する凹溝54が形成されている。また、シール部53は、薄肉の帯板状に形成されており、シール部53の先端部55は内側下方に折り曲げられ、中腹部56が上方に突出した状態に形成されている。このシール部53は、左側処置扉17及び右側処置扉18にキャノピー12が閉じられた状態では、内側下方に折り曲げられた先端部55の内周面がキャノピー12の外周面と接触し、左側処置扉17及び右側処置扉18とキャノピー12との間がシールされるようになっている。したがって、キャノピー12を閉じた状態で左側処置扉17及び右側処置扉18を開閉することができる。
キャノピーパッキン61は、足側処置扉19と頭側処置扉20とで同じものが取り付けられているが、前述したように、頭側処置扉20は起立状態で動かないように構成されているため、以下では足側処置扉19について説明する。
キャノピー枠71は、キャノピー12の下端部に沿うバー状に形成され、その下端部にビス等により取り付けられる。また、その横断面は円弧状に形成され、その両側部に、キャノピーパッキン61に嵌り込む凸条72,73がそれぞれ形成されている。
また、キャノピーパッキン61は、図4及び図6に示すように、キャノピー枠71に沿って取り付けられる横断面が円弧状の取付部62と、足側処置扉19の内側面に接触するシール部63を有する縦壁部64と、これら取付部62と縦壁部64との間を繋ぐ接続部65と、足側処置扉19の外側面に沿って設けられる凸条部66と、凸条部66の外側にその凸条部66よりも高く突出する突出部67とが一体に形成されている。
取付部62には、円弧状の内周部の上端部及び下端部に、キャノピー枠71の凸条72,73に嵌合する凹溝68,69がそれぞれ形成されており、キャノピー枠71を覆うように取り付けられる。また、縦壁部64には、斜め上方に向けて延びる上下二段のシール部63が一体に形成されており、閉鎖状態において、足側処置扉19の内面に当接してキャノピー12との間をシールすることができるようになっている。凸条部66は、縦壁部64との間の離間距離が足側処置扉19の壁の厚さより小さく形成され、その一部が足側処置扉19の上端面外周縁に架かるように設けられている。なお、凸条部66は、図5及び図14に示すように、足側処置扉19の外周面に沿って3箇所設けられ、3箇所のうち中央に配置される凸条部66aは、両側部に配置される凸条部66bよりも長尺に形成されている。また、突出部67は2箇所に配置され、中央の凸条部66aと両側部の凸条部66bとの間にそれぞれ設けられている。
そして、キャノピーパッキン61は、キャノピー12を下降させてフード8を閉じた状態(閉鎖状態)とした際に、縦壁部64と凸条部66との間に足側処置扉19の上端部が嵌合するように構成されており、キャノピー12と足側処置扉19との位置合わせとともに、キャノピー12と足側処置扉19との間のシールを行えるようになっている。この場合、キャノピーパッキン61により足側処置扉19を起立状態に保持でき、扉固定手段40による固定を解除して左右側処置扉17,18を開放状態とした際にも、足側処置扉19の開放方向への移動を規制して不用意に開放されることを防止することができる。また、凸条部66の一部が足側処置扉19の上端面外周縁に架かるように設けられることにより、足側処置扉19が児収容室7の内方側に付勢され、キャノピーパッキン61の縦壁部64と足側処置扉19との間のシール性を高めることができる。
[処置扉の開閉操作]
図13に示すように、キャノピー12を上昇させ、児収容室7を開放状態に切り替えた場合における左側処置扉17及び右側処置扉18、足側処置扉19の開閉操作について説明する。
扉固定手段40により各処置扉17〜20を閉じた状態から、左側処置扉17及び右側処置扉18、足側処置扉19を開放する場合、図1の白抜き矢印で示すように、扉固定手段40の開閉ツマミ41の鉤部43を上方に向けて回転(図1では左回転)させて、開閉ツマミ受け46内から開閉ツマミ41のレバー部42を脱出させると、左側処置扉17及び右側処置扉18と足側処置扉19との固定が解除される。その後、各処置扉17〜19を回動させることによって、各処置扉17〜19を開放することができる。
また、各処置扉17〜19を起立状態に戻すには、上述の操作とは逆の操作で、処置扉17〜19を起立状態とし、開閉ツマミ41のレバー部42を開閉ツマミ受け46の凹部47に嵌入させるとともに、鉤部43を開閉ツマミ受け46から突出させ、開閉ツマミ受け46の側面に引っ掛けた状態に保持する。これにより、左側処置扉17及び右側処置扉18の回動を規制するとともに、足側処置扉19の回動も規制して、各処置扉17〜19を互いに起立状態に固定することができ、左右側処置扉17,18をロックした時に、足側処置扉19も確実にロックすることができる。
このように、開閉ツマミ41の先端を鉤状に形成することで、簡単な機構でありながら左右側処置扉17,18の扉固定手段40を利用して足側処置扉19をロックでき、足側処置扉19が不用意に開放されることを防止できる。また、各処置扉17〜19の開放時においても開閉ツマミ41と開閉ツマミ受け46との嵌入を解除することで、左右側処置扉17,18及び足側処置扉19を容易に開放することができる。
[キャノピーの開閉操作]
図13に示すようにキャノピー12を上昇させて児収容室7の上方を開放した状態から、図9に示すようにキャノピー12を下降させて、児収容室7を閉鎖状態に切り替える場合について説明する。
扉固定手段40により各処置扉17〜20を閉じた状態で、キャノピー12を下降させた場合、キャノピー12に取り付けられたキャノピーパッキン61も一体となって移動し、足側処置扉19及び頭側処置扉20とキャノピー12との間に配置される。この際、キャノピーパッキン61に設けられた縦壁部64と凸条部66との間に、足側処置扉19の上端部が嵌合し、キャノピー12と足側処置扉19との位置合わせとともに、キャノピー12と足側処置扉19との間のシールがなされる。
また、キャノピー12と左側処置扉17及び右側処置扉18との間は、左側処置扉17及び右側処置扉18に取り付けられた処置扉パッキン51によりシールされる。処置扉パッキン51のシール部53は、先端部55が内側下方に折り曲げられ中腹部56が上方に突出した状態に形成されており、その先端部55が、キャノピー12の下降に伴って外側に押され、キャノピー12の外周面と接触した状態に保持されることにより、左側処置扉17及び右側処置扉18とキャノピー12との間がシールされる。
次に、児収容室7の閉鎖状態における左側処置扉17及び右側処置扉18の開閉操作について説明する。
図1の白抜き矢印で示すように、扉固定手段40の開閉ツマミ41の鉤部43を上方に向けて回転(図1では左回転)させて、開閉ツマミ受け46内から開閉ツマミ41のレバー部42を脱出させると、左側処置扉17及び右側処置扉18と足側処置扉19及び頭側処置扉20との固定が解除される。このとき、足側処置扉19は、左側処置扉17及び右側処置扉18との固定が解除されているが、その上端部がキャノピーパッキン61により固定されているため、起立状態に保持される。この状態で、左側処置扉17及び右側処置扉18を回動させることによって、各処置扉17,18を開放することができる。左側処置扉17のみを開放すると、図12に示す状態となる。
次に、左側処置扉17及び右側処置扉18を閉じて起立状態に戻すには、上述の操作とは逆の操作で、処置扉17,18を起立状態とし、開閉ツマミ41のレバー部42を開閉ツマミ受け46の凹部47に嵌入させるとともに、鉤部43を開閉ツマミ受け46から突出させ、開閉ツマミ受け46の側面に引っ掛けた状態に保持する。左側処置扉17及び右側処置扉18が閉じられた状態では、処置扉パッキン51の先端部55の内周面がキャノピー12の外周面と接触し、左側処置扉17及び右側処置扉18とキャノピー12との間がシールされる。
このように、扉固定手段40による左側処置扉17及び右側処置扉18と足側処置扉19の固定が解除された際にも、キャノピーパッキン61により足側処置扉19を起立状態に保持することができる。したがって、キャノピー12の閉鎖状態において足側処置扉19の開放方向への移動を規制して、足側処置扉19が不用意に開閉されることを防止することができる。また、キャノピーパッキン61の凸条部66の外側には、凸条部66よりも高く突出する突出部67が設けられ、足側処置扉19に対して二重に壁が立設した構造とされており、閉鎖時において足側処置扉19が不用意に開放されることを確実に防止することができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前述の実施形態では、左右側処置扉17,18に対して足側処置扉19及び頭側処置扉20を図9等に示すように配置したが、児収容室7内に寝かせられる児の向きにより、足側と頭側とを逆にして使用される場合も想定される。その場合は、手入れ窓ユニット26を取り付けた足側処置扉19が児の頭側となる。
本実施形態では、図の符号19を足側処置扉、符号20を頭側処置扉としたが、逆に、符号19が頭側処置扉、符号20が足側処置扉となる場合も想定して、本発明では、これらを端部側処置扉を称している。
1 保育器
2 キャスター
3 架台
4 支柱
5 フレーム
6 基台
7 児収容室
8 フード
9,10 ガイド柱
11 加熱器
12 キャノピー
13 ペダル
15 臥床台
16 床板
17 左側処置扉
18 右側処置扉
19 足側処置扉(端部側処置扉)
20 頭側処置扉
21 凸条
25,26 手入れ窓ユニット
27 手入れ窓
28 手入れ扉
30 グロメット部材
31 昇降機構
32 ロッド
33 軸
40 扉固定手段
41 開閉ツマミ
42 レバー部
43 鉤部
44 薄肉部
45 基端部
47 凹部
51 処置扉パッキン
52 取付部
53 シール部
54 凹溝
55 先端部
56 中腹部
61 キャノピーパッキン
62 取付部
63 シール部
64 縦壁部
65 接続部
66,66a,66b 凸条部
67 突出部
68 凹溝
71 キャノピー枠
72 凸条

Claims (4)

  1. 児収容室を構成するフードのキャノピーが側壁部から分離され該キャノピーを昇降させることによって前記児収容室を閉鎖状態と開放状態とに切り替えて使用することが可能な保育器であって、
    前記フードの側壁部は、児の左右側に配置される左側処置扉及び右側処置扉と、頭側又は足側に配置される端部側処置扉とで構成され、左側処置扉及び右側処置扉と、少なくとも一方の端部側処置扉は起立状態から開放する方向に回動自在に支持されるとともに、これら処置扉の起立状態において前記左側処置扉及び前記右側処置扉と前記一方の端部側処置扉とを互いに固定する扉固定手段を備えており、
    該扉固定手段は、
    前記左側処置扉及び前記右側処置扉に回動可能に取り付けられ、薄肉部と、該薄肉部の先端に形成された鉤部と、を有する開閉ツマミと、
    前記一方の端部側処置扉の両側部に取り付けられて凹状に形成された開閉ツマミ受けとで構成され、
    前記開閉ツマミ受けに前記開閉ツマミの前記薄肉部を嵌入させるとともに、前記鉤部を前記開閉ツマミ受けから突出させ、前記鉤部を前記開閉ツマミ受けに引っ掛けることにより、前記左側処置扉及び前記右側処置扉と前記一方の端部側処置扉とが起立状態に固定されることを特徴とする保育器。
  2. 前記キャノピーには、前記閉鎖状態において前記一方の端部側処置扉の上端部に当接し前記一方の端部側処置扉との間を閉止状態に保持するキャノピーパッキンが設けられており、該キャノピーパッキンは、前記一方の端部側処置扉の内側面に接触するシール部を有する縦壁部と、該一方の端部側処置扉の外側面に沿って設けられる凸条部とを備え、前記閉鎖状態において前記縦壁部と前記凸条部との間に前記一方の端部側処置扉の上端部が嵌合する構成とされていることを特徴とする請求項1記載の保育器。
  3. 前記キャノピーパッキンの凸条部は、その一部が前記一方の端部側処置扉の上端面外周縁に架かるように設けられていることを特徴とする請求項2記載の保育器。
  4. 前記キャノピーパッキンの前記凸条部の外側には、該凸条部よりも高く突出する突出部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の保育器。
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