JP4583917B2 - 電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法 - Google Patents

電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4583917B2
JP4583917B2 JP2004376276A JP2004376276A JP4583917B2 JP 4583917 B2 JP4583917 B2 JP 4583917B2 JP 2004376276 A JP2004376276 A JP 2004376276A JP 2004376276 A JP2004376276 A JP 2004376276A JP 4583917 B2 JP4583917 B2 JP 4583917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
transparent conductive
conductive film
manufacturing
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004376276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006185674A (ja
Inventor
喜和子 大森
信夫 田辺
朗伸 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2004376276A priority Critical patent/JP4583917B2/ja
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to CN2005800439836A priority patent/CN101084558B/zh
Priority to CA002592277A priority patent/CA2592277A1/en
Priority to EP05822381A priority patent/EP1835513A4/en
Priority to PCT/JP2005/023898 priority patent/WO2006070801A1/ja
Priority to KR1020077014330A priority patent/KR101177087B1/ko
Publication of JP2006185674A publication Critical patent/JP2006185674A/ja
Priority to US11/768,399 priority patent/US8018146B2/en
Priority to US12/548,262 priority patent/US8007335B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4583917B2 publication Critical patent/JP4583917B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス装置(有機EL装置)、タッチパネル等の電子デバイスの製造方法、および電子デバイスに用いられる透明導電回路基板の製造方法に関する。
従来、導電性高分子を含む透明導電膜からなる配線部を備えた透明導電回路基板を用いた電子デバイスが広く用いられている(例えば特許文献1を参照)。
前記配線部は、通常、導電性高分子を水に分散させたペーストを、スクリーン印刷やインクジェット印刷によって、所定の形状(例えば線状)となるよう基板上に印刷することにより形成される。
特開2002−222056号公報
しかしながら、導電性高分子を用いて配線部を形成する際には、配線部の形状が不完全になることがあった。これは、前記ペーストの性状(粘度等)に起因して、ペーストに気泡が混入したり、ペーストが基板上で滲んだり、基板がペーストをはじくことによって、配線部の形状が乱れるためである。
配線部の形状が不完全になった場合には、配線部の電気抵抗値が不安定になることがあった。
塗布したペースト上に重ねてペーストを塗布することによって配線部の形状を整えることは可能であるが、この場合には、配線部が厚くなり、透明性が低下してしまう。また、工程が多くなるため、コスト面で不利になるという問題があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、導電性高分子を用いた透明導電膜の導電性および光透過率が良好であり、しかも低コスト化が可能な電子デバイスの製造方法、および電子デバイスに用いられる透明導電回路基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電子デバイスの製造方法は、基材上に、導電性高分子を含む透明導電膜を備え、この透明導電膜が、第1の領域と、この第1の領域に隣接し第1の領域より電気抵抗値が高い第2の領域とを有する電子デバイスを製造する方法であって、基材上に、導電性高分子およびラジカル重合開始剤を含む透明導電膜を形成する成膜工程と、前記透明導電膜の一部に、紫外線を照射することによって、照射部分を前記第2の領域とし、非照射部分を前記第1の領域とする紫外線照射工程とを有する。
本発明の電子デバイスの製造方法は、前記紫外線照射工程に先だって、前記透明導電膜を乾燥し硬化させる硬化工程を有することが好ましい。
前記第1の領域は、回路を構成する配線部であってよい。
前記第2の領域の電気抵抗値は、第1の領域の電気抵抗値の10 倍以上とすることができる。
本発明の透明導電回路基板の製造方法は、基材上に、導電性高分子を含む透明導電膜を備え、この透明導電膜が、第1の領域と、この第1の領域に隣接し第1の領域より電気抵抗値が高い第2の領域とを有し、前記第1の領域が、回路を構成する配線部である透明導電回路基板を製造する方法であって、基材上に、導電性高分子およびラジカル重合開始剤を含む透明導電膜を形成する成膜工程と、前記透明導電膜の一部に、紫外線を照射することによって、照射部分を前記第2の領域とし、非照射部分を前記第1の領域とする紫外線照射工程とを有する。
本発明によれば、透明導電膜がラジカル重合開始剤を含むので、紫外線に対する導電性高分子の反応性が高く、導電性が低下する反応が促進される。
このため、短時間の紫外線照射により第1の領域および第2の領域を形成することができる。従って、生産効率を高め、製造コスト低減を図ることができる。
また、短時間の紫外線照射により第1の領域および第2の領域を形成することができるため、非照射部である第1の領域が紫外線により劣化するのを防ぐことができる。
従って、第1の領域(配線部)の導電性を良好にすることができる。
本発明では、ラジカル重合開始剤によって、紫外線に対する導電性高分子の反応性を高めることができるため、透明導電膜の深部においても、導電性が低下する反応を促進することができる。
このため、透明導電膜を厚く形成した場合でも、正確な形状(例えば断面矩形状)の第1の領域を形成することができる。
さらには、印刷により配線部を形成した従来品に比べ、滲みなどによる配線部の形成不良が起きることがなく、第1の領域の形状を正確にすることができる。
このため、第1の領域の導電性を低下させずに透明導電膜を薄く形成できる。
従って、透明導電膜の光透過性を高めることができる。
図1は、本発明の透明導電回路基板の一例を示す一部断面図である。
透明導電回路基板11は、基材1上に、導電性高分子を含む透明導電膜2を備えている。
基材1は、透明な材料、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、板状またはフィルム状に形成されている。
透明導電膜2は、第1の領域21と、第1の領域21に隣接して形成された第2の領域22とを有する。
透明導電膜2は、紫外線の照射によって電気抵抗値が上昇する性質を有する導電性高分子を含む材料からなる。
第1の領域21は、電気抵抗値が比較的低い低抵抗領域である。第1の領域21の電気抵抗値(表面抵抗)は、例えば10Ω/□以下とすることができる。
第1の領域21は、透明導電回路を構成する配線部20となっている。
第1の領域21の形状は、特に限定されないが、一定幅の線状とすることができる。
第2の領域22は、第1の領域21より電気抵抗値が高い高抵抗領域である。
第2の領域22の電気抵抗値(表面抵抗)は、第1の領域21の電気抵抗値の10倍以上(好ましくは10倍以上)とするのが好ましい。具体的には、10Ω/□以上とすることができる。
第2の領域22の電気抵抗値を、第1の領域21の電気抵抗値の10倍以上とすることによって、隣り合う配線部20間の絶縁性を高め、しかも配線部20の導電性を良好にすることができる。
導電性高分子としては、ポリチオフェン系導電性高分子が好ましい。
ポリチオフェン系導電性高分子としては、例えば、式(1)に示すポリチオフェン系高分子からなる主鎖を有する未ドープの高分子に、ヨウ素等のハロゲン、あるいは他の酸化剤をドープして、これにより前記高分子を部分酸化して、カチオン構造を形成させたものを用いることができる。
Figure 0004583917
式(1)において、基R、Rは、それぞれ互いに独立に選択することができ、選択肢としては、水素原子;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子;シアノ基;メチル、エチル、プロピル、ブチル(n−ブチル)、ペンチル(n−ペンチル)、ヘキシル、オクチル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなどの直鎖アルキル基;イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチルなどの分枝のあるアルキル基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどの直鎖もしくは分枝のあるアルコキシ基;ビニル、プロペニル、アリル、ブテニル、オレイルなどのアルケニル基、エチニル、プロピニル、ブチニルなどのアルキニル基;メトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−エトキシプロピルなどのアルコキシアルキル基;CO(CHCHO)CHCH基(mは1以上の整数)、CHO(CHCHO)CHCH基(mは1以上の整数)などのポリエーテル基;フルオロメチル基等、前記置換基のフッ素等のハロゲン置換誘導体等が例示される。
導電性高分子は、主鎖にπ−共役結合を含むものが好ましい。
ポリチオフェン系導電性高分子としては、3,4−エチレンジオキシチオフェン(PEDOT)が好ましい。特に、PEDOTをポリスチレンスルホン酸(PSS)でドーピングしたPEDOT−PSSが好ましい。
PEDOTを含む導電膜は、例えば次のようにして作製できる。
3,4−エチレンジオキシチオフェンモノマーにFe(III)トリス−p−トルエンスルフォネート溶液、イミダゾールの1−ブタノール溶液を加え、これを基材上に塗布し、加熱し乾燥した後、メタノール中でリンスしFe(II)ビス−p−トルエンスルフォネートを除去する。
ポリチオフェン系導電性高分子として使用可能な市販品としては、スタルクヴィテック株式会社製BaytronP、長瀬産業株式会社製Denatron#5002LA、アグファゲバルト社製OrgaconS300を挙げることができる。
透明導電膜2には、ラジカル重合開始剤が添加される。
ラジカル重合開始剤は、一般に、ラジカル重合を開始させるために用いられるもので、光などのエネルギーによりラジカルを発生し、ラジカル重合を開始させる機能を有する。
ラジカル重合開始剤としては、アゾ化合物、有機過酸化物、無機過酸化物を挙げることができる。
アゾ化合物としては、アゾアミド系化合物、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ジアゾアミノベンゼンなどがある。
有機過酸化物としては、過酸化ベンゾイル(BPO)、ジイソプロピルペルオキシジカーボネートなどがある。
無機過酸化物としては、過硫酸塩、過塩素酸塩などがある。
なかでも特に、水溶性が高いアゾアミド系化合物を用いるのが好ましい。
ラジカル重合開始剤の添加量は、0.1質量%以上が好ましい。添加量をこの範囲とすることによって、紫外線によって透明導電膜2の導電性が低下する反応速度を高めることができる。この添加量は、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましい。
ラジカル重合開始剤の添加量は、多すぎれば上記導電性低下反応が起こりにくくなるおそれがあるため、10質量%以下が好適である。
次に、透明導電回路基板11を製造する方法を説明する。
図2(a)に示すように、基材1上に、その全面にわたって導電性高分子を含む原料液を塗布することなどによって、ほぼ一定厚さの透明導電膜23を形成し、導電基板10を得る(成膜工程)。
原料液の塗布は、ディップコート、スピンコート、バーコート等によって行うことができる。なお、透明導電膜23は塗布以外の方法によって形成してもよい。
図2(b)に示すように、透明導電膜23に紫外線4を照射する。
この際、透明導電膜23に、非透過部31と透過部32とを有するマスク3を施し、マスク3を介して紫外線4を照射する(紫外線照射工程)。
紫外線4の波長は、例えば230〜280nmである。
紫外線4の強度は100mW以上が好ましく、照射時間は例えば30秒以上が好ましい。
図2(c)に示すように、透過部32を通して紫外線4が照射された部分(照射部)は、導電性が低下し、高抵抗領域である第2の領域22となる。
透明導電膜2は、ラジカル重合開始剤を含むので、紫外線に対する導電性高分子の反応性が高く、導電性が低下する反応が促進される。
このため、短時間の紫外線照射により第1の領域21および第2の領域22を形成することができる。従って、生産効率を高め、製造コスト低減を図ることができる。
また、短時間の紫外線照射により第1の領域21および第2の領域22を形成することができるため、非照射部である第1の領域21が紫外線により劣化するのを防ぐことができる。
従って、第1の領域21(配線部20)の導電性を良好にすることができる。
非透過部31によって紫外線4が遮られた部分(非照射部)は、導電性の低下が起こらず、低抵抗領域である第1の領域21となる。
紫外線4の照射方向が透明導電膜23に対しほぼ垂直である場合には、領域21、22は、断面略矩形となる。
以上の操作によって、図1に示す透明導電回路基板11が得られる。
上記透明導電回路基板11では、ラジカル重合開始剤によって、紫外線に対する導電性高分子の反応性を高めることができるため、透明導電膜2の深部においても、導電性が低下する反応を促進することができる。
このため、透明導電膜2を厚く形成した場合でも、正確な形状(例えば断面矩形状)の第1の領域21を形成することができる。
さらには、印刷により配線部を形成した従来品に比べ、滲みなどによる配線部の形成不良が起きることがなく、第1の領域21の形状を正確にすることができる。
このため、第1の領域21の導電性を低下させずに透明導電膜2を薄く形成できる。
従って、透明導電膜2の光透過性を高めることができる。
また、上記製造方法では、紫外線4を透明導電膜23の一部に照射し、照射部分を第2の領域22とし、非照射部分を第1の領域21とするので、容易な操作で第1の領域21および第2の領域22を形成することができる。
また、上記成膜工程および紫外線照射工程には、ドライプロセスを採用できるため、歩留まりを高めることができる。また、廃液の排出量を抑えることができ、環境保全の観点からも好適である。
紫外線4が照射された部分において、透明導電膜23の導電性が低下する理由は明らかではないが、次の推測が可能である。
すなわち、前記導電性高分子では、分子内の結合エネルギーが紫外線のエネルギー領域にあるため、紫外線の照射によってその結合がラジカル解裂し、その結果、導電性が低下すると考えることができる。
ラジカル重合開始剤の使用によって導電性が低下する反応を促進することができる理由については、次の推測が可能である。
すなわち、紫外線照射によってラジカル重合開始剤から生じたラジカルが、導電性高分子の導電性低下反応の速度を高めると考えることができる。
本発明では、透明導電膜の数を複数としてもよい。すなわち、基材上に2以上の透明導電膜を設けた透明導電回路基板も本発明の範囲に含まれる。
本発明では、ラジカル重合開始剤の使用によって、紫外線に対する導電性高分子の反応性を高めることができるため、透明導電膜を複数設けた場合に、下層側の透明導電膜でも正確な形状の第1の領域を形成することができる。
本発明では、紫外線照射工程に先だって、透明導電膜23を乾燥し硬化させる硬化工程を行うのが好ましい。
この工程における温度条件は、例えば50〜130℃とすることができる。処理時間は1〜10分が好適である。
透明導電膜23を硬化させることによって、紫外線照射工程においてマスク3を透明導電膜2に当接させることができる。
従って、非透過部31および透過部32に正確に沿う領域21、22を形成することができる。
透明導電回路基板11が適用される電子デバイスとしては、透明導電回路基板11上に、発光素子(図示略)が設けられた有機EL装置などの表示装置を挙げることができる。
透明導電回路基板11は、透明導電膜2の厚さを均一にすることができるため、透明導電膜2の光透過性を均一にすることができる。
このため、透明導電回路基板11を有機EL装置などの表示装置に用いる場合には、表示特性を高めることができる。
また、電子デバイスの他の例としては、透明導電回路基板11上に、空間を隔てて導電層(図示略)が設けられ、上方からの押圧によって導電層を配線部20に接触させることができるようにされたタッチパネルを挙げることができる。
(試験例1〜8)
ポリチオフェン系導電性高分子を含む透明導電インク(長瀬産業株式会社製:Denatron#5002LA)に、ラジカル重合開始剤(和光純薬工業株式会社製:V−086)を添加して原料液を調製した。
この原料液を、長さ15cm、幅15cm、厚さ188μmのPETフィルム(東レ社製:ルミラーS10)からなる基材1上に、ディップコートにより塗布することによって透明導電膜23を形成し、導電基板10を得た。透明導電膜23を80℃で2分間乾燥させ、硬化させた。
透明導電膜23に、幅10mmの非透過部31を有するクロムマスク3を介して紫外線4を照射し、幅10mmの第1の領域21(配線部20)と第2の領域22とを有する透明導電回路基板11を得た。紫外線4の照射強度は500mW/cmとした。
紫外線4を照射した部分の表面抵抗を経時的に測定した結果を表1および表2に示す。
紫外線を照射しなかった部分における表面抵抗は、照射開始時の表面抵抗と同じ値となった。
Figure 0004583917
Figure 0004583917
表1および表2より、ラジカル重合開始剤の添加によって、短時間で抵抗値が上昇することがわかる。
また、表1より、ラジカル重合開始剤の添加によって、透明導電膜が厚い場合でも高い抵抗値が得られたことがわかる。
この結果から、ラジカル重合開始剤を使用することによって、抵抗値の比が高い第1の領域21および第2の領域22を短時間で形成することができることがわかる。
本発明の電子デバイスは、透明導電膜が良好な導電性を有するため、有機EL装置、タッチパネル、集積回路などの電子デバイスに適用可能である。
本発明の電子デバイスに使用できる透明導電回路基板を示す概略構成図である。 図1に示す透明導電回路基板の製造方法を説明する工程図である。
符号の説明
1・・・基材、2・・・透明導電膜、3・・・マスク、4・・・紫外線、10・・・導電基板、11・・・透明導電回路基板、20・・・配線部、21・・・第1の領域、22・・・第2の領域、31・・・非透過部、32・・・透過部

Claims (5)

  1. 基材上に、導電性高分子を含む透明導電膜を備え、この透明導電膜が、第1の領域と、この第1の領域に隣接し第1の領域より電気抵抗値が高い第2の領域とを有する電子デバイスを製造する方法であって、
    基材上に、導電性高分子およびラジカル重合開始剤を含む透明導電膜を形成する成膜工程と、
    前記透明導電膜の一部に、紫外線を照射することによって、照射部分を前記第2の領域とし、非照射部分を前記第1の領域とする紫外線照射工程とを有することを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  2. 前記紫外線照射工程に先だって、前記透明導電膜を乾燥し硬化させる硬化工程を有することを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスの製造方法。
  3. 前記第1の領域は、回路を構成する配線部であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子デバイスの製造方法。
  4. 前記第2の領域の電気抵抗値が、第1の領域の電気抵抗値の10 倍以上であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
  5. 基材上に、導電性高分子を含む透明導電膜を備え、この透明導電膜が、第1の領域と、この第1の領域に隣接し第1の領域より電気抵抗値が高い第2の領域とを有し、前記第1の領域が、回路を構成する配線部である透明導電回路基板を製造する方法であって、
    基材上に、導電性高分子およびラジカル重合開始剤を含む透明導電膜を形成する成膜工程と、
    前記透明導電膜の一部に、紫外線を照射することによって、照射部分を前記第2の領域とし、非照射部分を前記第1の領域とする紫外線照射工程とを有することを特徴とする透明導電回路基板の製造方法。
JP2004376276A 2004-12-27 2004-12-27 電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法 Expired - Fee Related JP4583917B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376276A JP4583917B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法
CA002592277A CA2592277A1 (en) 2004-12-27 2005-12-27 Electronic device and manufacturing method therefor
EP05822381A EP1835513A4 (en) 2004-12-27 2005-12-27 ELECTRONIC DEVICE AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF
PCT/JP2005/023898 WO2006070801A1 (ja) 2004-12-27 2005-12-27 電子デバイスおよびその製造方法
CN2005800439836A CN101084558B (zh) 2004-12-27 2005-12-27 电子装置及其制造方法
KR1020077014330A KR101177087B1 (ko) 2004-12-27 2005-12-27 전자 디바이스 및 그 제조방법
US11/768,399 US8018146B2 (en) 2004-12-27 2007-06-26 Electronic device and manufacturing method therefor
US12/548,262 US8007335B2 (en) 2004-12-27 2009-08-26 Manufacturing method for electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376276A JP4583917B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006185674A JP2006185674A (ja) 2006-07-13
JP4583917B2 true JP4583917B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=36738642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376276A Expired - Fee Related JP4583917B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4583917B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070097085A (ko) 2004-12-30 2007-10-02 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 조사를 사용하는 장치 패턴화
JP2012142016A (ja) * 2008-02-08 2012-07-26 Fujitsu Component Ltd パネル型入力装置、パネル型入力装置の製造方法、及びパネル型入力装置を備えた電子機器
JP5063500B2 (ja) 2008-02-08 2012-10-31 富士通コンポーネント株式会社 パネル型入力装置、パネル型入力装置の製造方法、及びパネル型入力装置を備えた電子機器
JP2009229975A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Shinyosha:Kk 電気掲示器
JP2013543655A (ja) * 2010-09-30 2013-12-05 ▲海▼洋王照明科技股▲ふん▼有限公司 有機電界発光素子及びその製造方法
JP2013097877A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Polymatech Co Ltd 透明導電基板並びに透明導電基板を有する静電センサーおよび電子デバイス
JP2018537857A (ja) * 2015-12-03 2018-12-20 マイクロニック アクティエボラーグ ポリマー層を用いてワークピースを製造する方法及びシステム
JP7040076B2 (ja) * 2018-02-07 2022-03-23 凸版印刷株式会社 透明ガスバリア積層体及びその製造方法、並びにデバイス

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06318775A (ja) * 1993-03-09 1994-11-15 Philips Electron Nv 基板表面に導電性重合体のパターンを製造する方法およびかかるパターンを金属化する方法
JP2000207936A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂組成物、これを用いた樹脂組成物積層体、配線回路の製造方法、多層配線回路の製造方法、配線回路及び多層配線回路
JP2003331662A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Seiko Epson Corp 薄膜のパターニング方法、有機エレクトロルミネッセンス装置、回路基板及び電子機器
JP2004327829A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Sharp Corp 半導体装置とその製造方法
WO2004106404A1 (ja) * 2003-05-27 2004-12-09 Fujitsu Limited 有機導電性ポリマー組成物、それを用いた透明導電膜及び透明導電体、並びに、該透明導電体を用いた入力装置及びその製造方法
WO2005027145A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Nagase Chemtex Corporation 感放射線性樹脂組成物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06318775A (ja) * 1993-03-09 1994-11-15 Philips Electron Nv 基板表面に導電性重合体のパターンを製造する方法およびかかるパターンを金属化する方法
JP2000207936A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂組成物、これを用いた樹脂組成物積層体、配線回路の製造方法、多層配線回路の製造方法、配線回路及び多層配線回路
JP2003331662A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Seiko Epson Corp 薄膜のパターニング方法、有機エレクトロルミネッセンス装置、回路基板及び電子機器
JP2004327829A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Sharp Corp 半導体装置とその製造方法
WO2004106404A1 (ja) * 2003-05-27 2004-12-09 Fujitsu Limited 有機導電性ポリマー組成物、それを用いた透明導電膜及び透明導電体、並びに、該透明導電体を用いた入力装置及びその製造方法
WO2005027145A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Nagase Chemtex Corporation 感放射線性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006185674A (ja) 2006-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101177087B1 (ko) 전자 디바이스 및 그 제조방법
JP4583917B2 (ja) 電子デバイスの製造方法および透明導電回路基板の製造方法
EP2400508B1 (en) Conductive polymer solution, conductive coating film and input device
KR101630032B1 (ko) 산화제 전구체를 함유한 수성 에칭제 조성 및 도전성 회로 패턴 형성 방법
CN107111233B (zh) 用于细线制造的方法
CN102947359A (zh) 固化性组合物和固化膜的制造方法
JP2006185675A (ja) 電子デバイスおよびその製造方法
JP5244361B2 (ja) 抵抗膜式タッチパネル
CN101084558B (zh) 电子装置及其制造方法
TW201522545A (zh) 透明導電膜形成用組成物、透明導電體及透明導電體之製造方法
KR100581429B1 (ko) 유기 반도체소자의 제조방법
JP2005507148A (ja) 導電性重合体のパターニング方法
JP5036997B2 (ja) タッチパネル用透明導電シート並びにその製造方法、及びタッチパネル
KR101103241B1 (ko) 감방사선성 수지 조성물
JP2007246708A (ja) 導電性高分子溶液及び導電性塗膜
US9453144B2 (en) Radical polymerizable adhesive composition and method of producing electrical connection body
JP5650363B2 (ja) 導電性回路及びその形成方法
JP2009093872A (ja) 導電性高分子溶液、導電性塗膜および入力デバイス
JP7222638B2 (ja) 樹脂組成物、積層体、及び硬化膜
KR102149165B1 (ko) 경화막 형성용 수지 조성물
KR20240036650A (ko) 감광성 수지 조성물, 감광성 수지 필름, 다층 프린트 배선판 및 반도체 패키지, 및 다층 프린트 배선판의 제조 방법
JP2014208779A (ja) 有機トランジスタの絶縁膜形成用インキ組成物、その硬化物、およびそれを用いた有機トランジスタ
JP2014175374A (ja) 微細導電パターンとその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100901

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees