本発明は薄膜トランジスタ(以下、TFTという)で構成された回路を有する半導体装置およびその作製方法に関する。例えば、液晶表示パネルに代表される電気光学装置や有機発光素子を有する発光表示装置を部品として搭載した電子機器に関する。
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体装置である。
近年、絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜(厚さ数〜数百nm程度)を用いて薄膜トランジスタ(TFT)を構成し、このTFTで形成した大面積集積回路を有する半導体装置の開発が進んでいる。アクティブマトリクス型液晶表示装置、EL表示装置、および密着型イメージセンサはその代表例として知られている。特に、結晶質シリコン膜(典型的にはポリシリコン膜)を活性層にしたTFT(以下、ポリシリコンTFTと記す)は電界効果移動度が高いことから、いろいろな機能回路を形成することも可能である。
特に、マトリクス状に配置された表示画素毎にTFTからなるスイッチング素子を設けたアクティブマトリクス型の液晶表示装置が盛んに開発されている。
製造コストの低減を図るために駆動回路を画素部と同一基板上に作り込む開発が進められている。アクティブマトリクス型液晶表示装置には、機能ブロックごとに画像表示を行う画素回路や、CMOS回路を基本としたシフトレジスタ回路、レベルシフタ回路、バッファ回路、サンプリング回路などの画素回路を制御するための駆動回路を一枚の基板上に形成する試みがなされている。
同一基板上に駆動回路と画素部を形成した場合、駆動回路をTAB方式で実装したものと比べて、額縁部と呼ばれる画素領域以外の領域が占める面積が大きくなる傾向がある。額縁部の面積を小さくするために、駆動回路を構成する回路規模を小さくする必要に迫られている。
また、有機発光素子(OLED:Organic Light Emitting Device)においては、1つの画素に役割の異なる複数のTFTが必要とされている。
また、液晶表示装置においても、1つの画素にスイッチング用のTFTとSRAMなどの記憶素子とを形成する試みがなされている。また、同一基板上に画素部と駆動回路とを形成する場合においても、できるだけ小型化することが望まれている。このように、ある限られた面積内に複数の素子を形成しようとする場合、平面に並べて素子を配置する設計、あるいは素子を積みあげる設計が考えられる。現状の設計ルールで平面に並べて素子を配置する場合には、占める所要面積が限られているため限界がある。
このように、TFTを含む回路は今後、さらに集積化されることが要求されている。また、比較的大きな論理回路をもTFTを含む回路で構成して同一基板上に作り込み、高速駆動させることも要求されている。
本出願人は、ゲート絶縁膜が薄いTFT構造として、特許文献1に示す構造を提案している。
また、TFTはnチャネル型TFTまたはpチャネル型TFTから成り、スイッチング素子として液晶に電圧を印加して駆動させるものである。液晶は交流で駆動させるので、フレーム反転駆動と呼ばれる方式が多く採用されている。この方式では消費電力を低く抑えるために、TFTに要求される特性はオフ電流値(TFTがオフ動作時に流れるドレイン電流)を十分低くすることが重要である。
オフ電流値を低減するためのTFTの構造として、低濃度ドレイン(LDD:Lightly Doped Drain)構造が知られている。この構造はチャネル形成領域と、高濃度に不純物元素を添加して形成するソース領域またはドレイン領域との間に低濃度に不純物元素を添加した領域を設けたものであり、この領域をLDD領域と呼んでいる。また、ホットキャリアによるオン電流値の劣化を防ぐための手段として、ゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた、いわゆるGOLD(Gate-drain Overlapped LDD)構造が知られている。このような構造とすることで、ドレイン近傍の高電界が緩和されてホットキャリア注入を防ぎ、劣化現象の防止に有効であることが知られている。
また、GOLD構造はオン電流値の劣化を防ぐ効果は高いが、その反面、通常のLDD構造と比べてオフ電流値が大きくなってしまう問題があった。従って、スイッチング素子のTFTに適用するには好ましい構造ではなかった。逆に通常のLDD構造はオフ電流値を抑える効果は高いが、ドレイン近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐ効果は低かった。このように、アクティブマトリクス型液晶表示装置のような複数の集積回路を有する半導体装置において、このような問題点は、特に結晶質シリコンTFTにおいて、その特性が高まり、またアクティブマトリクス型液晶表示装置に要求される性能が高まるほど顕在化してきた。
従来では、LDD構造を備えたTFTやGOLD構造を備えたTFTを形成しようとすると、その製造工程が複雑なものとなり工程数が増加してしまう問題があった。工程数の増加は製造コストの増加要因になるばかりか、製造歩留まりを低下させる原因となることは明らかである。
そこで、本出願人は、第1の導電層を下層とし、第2の導電層を上層とする積層構造を有するゲート電極をICPを用いたエッチング装置を用いて、第2の導電層の幅を第1の導電層の幅より狭くし、且つ、第1の導電層の端部におけるテーパー角が、第2の導電層の端部におけるテーパー角より小さくした形状に加工した後、スルードープ法を用い、第1の導電層のテーパー形状となっている部分(テーパー部)の下方に存在する半導体層に低濃度不純物領域を自己整合的に形成する技術を特許文献2で開示している。
また、本出願人は、ゲート電極として、窒化物金属膜からなる導電層(10nm〜50nm)と金属膜からなる導電層(200nm〜400nm)との積層構造をドライエッチングで形成する技術を特許文献3で開示している。
また、発光装置において、発光層を形成するEL材料は極めて劣化しやすく、酸素もしくは水の存在により容易に酸化もしくは吸湿して劣化するため、発光素子における発光輝度の低下や寿命が短くなる問題がある。
上記のようなEL素子の劣化を防ぐ構造を有する表示装置の開発がなされている。EL素子を気密性容器に収納し、EL素子を密閉空間に閉じ込め外気から遮断し、さらにその密閉空間に、EL素子から隔離して乾燥剤をもうける方法がある(例えば、特許文献4参照。)。
また、EL素子の形成された絶縁体の上にシール材を形成し、シール材を用いてカバー材およびシール材で囲まれた密閉空間を樹脂などから成る充填材で充填し、外部から遮断する方法もある(例えば、特許文献5参照。)。
特開平7−95751号公報
特開2002−50636
特開2001−326364
特開平9-148066号公報
特開平13-203076号公報
CPUなどの比較的大きな論理回路で代表される様々な機能回路を、TFTを含む回路で構成する場合において、高速駆動させるため、トップゲート型TFTのゲート絶縁膜の薄膜化を実現することを課題とする。
トップゲート型TFTの作製プロセスにおいて、ゲート電極をドライエッチングすると同時にゲート絶縁膜の膜厚が減少してしまう問題が生じ、後の工程で半導体層に達するコンタクトホールを形成することが困難となっている。
また、工程数を削減して製造コストの低減および歩留まりの向上を実現することも目的としている。
また、本発明は、発光素子への酸素の到達、もしくは水分の到達を防止する構造とした発光装置およびその作製方法を提供することを課題とする。また、大型基板を用いた多面取りに有利な構造を有する発光装置とし、面取り数を増やして生産性を上げることを課題とする。
本発明は、2層の積層構造を有するゲート電極をウェットエッチングにより形成することによって、ゲート絶縁膜の薄膜化を実現する。ゲート絶縁膜としては、熱酸化、或いはPCVD法による酸化珪素膜または酸化窒化珪素膜を用い、膜厚を10nm〜100nm、好ましくは10nm〜30nmとして比較的薄いものとする。ゲート絶縁膜の薄膜化を行うことによってTFTの電気特性の向上、代表的には立ち上がり特性の向上、電気特性ばらつきの低減、さらには短チャネル効果の改善などを実現することができる。ゲート絶縁膜の膜厚が薄ければ薄いおどキャリア(電子または正孔)の数が増えてドレイン電流を増やすことができるため、電源電圧を下げて低消費電力化を図ることができる。また、ゲート絶縁膜の薄膜化を行うことによってTFTを含む回路をさらに高速駆動させることができる。さらに、ゲート絶縁膜の膜厚減少を防ぐとともに、上層の幅を下層の幅より狭くする。加えて、好ましくは、下層の側面部におけるテーパー角が、上層の側面部におけるテーパー角より小さくした形状を実現する。
一般的にはガスプラズマによるドライエッチングがテーパー加工などのパターン形成に有利とされているが、ドライエッチング装置は高価で大がかりな装置を必要とし、製造コストが高くなるという欠点がある。また、ゲート電極形成においては、ガスプラズマによるダメージがゲート絶縁膜に与えられる恐れがある。本発明では、ゲート絶縁膜にダメージを与えることなく、安価で量産性に優れるウェットエッチングを用いてパターン形成を行い、製造コストの低減を実現する。
なお、2層または3層の積層構造を有するゲート電極は、同じターゲットで得られる高融点金属膜と、高融点金属窒化物膜を用いる。同じターゲットで成膜できれば、成膜タクトおよび製造装置構成を縮小できる。具体的には、下層をMoN(窒化モリブデン)とし、上層をMo(モリブデン)とする組み合わせ、或いは下層をMoN(窒化モリブデン)とし、上層をMo合金(MoW、MoTi、MoTaなど)とする組み合わせ、或いは下層をWN(窒化タングステン)とし、上層をW(タングステン)とする組み合わせを用いる。
高融点金属膜と、高融点金属窒化物膜とでエッチングレートに差があるエッチング液を用いて、エッチングを行うと、下層の高融点金属窒化物膜よりもエッチングされやすい上層の高融点金属膜は横方向からのエッチングが進み、1回のウェットエッチングで上層の幅を下層の幅より狭くすることができる。なお、用いるエッチング液はゲート絶縁膜(代表的には酸化珪素)をほとんどエッチングしないものを用いる。
中でもモリブデンは電気抵抗率が低く、且つウェットエッチングが可能で、さらにアルカリ等に侵されない金属材料であり、本発明には好適である。
また、得られたゲート電極の形状を利用して、ドーピング処理を行えば、低濃度不純物領域を自己整合的に形成でき、GOLD構造のTFTとすることができる。
また、特許文献2に示したドライエッチング方法によるゲート電極形状の形成においては、複数のドライエッチングを行うため、エッチング前にレジストをベークして硬化させることが望ましい。加えて、硬化させたレジストを除去するため、アッシング処理時間も延長し、レジスト残渣が発生しないようにしている。
一方、本発明においては、1回のエッチングで所望のゲート電極形状が形成でき、ウェットエッチングであるのでレジストのベーク工程が不要であり、アッシング処理時間も短縮することができる。このように工程数の削減や処理時間の短縮を行うことが、製造コストの低減および高い歩留まりを実現する。
本明細書で開示する半導体装置の作製方法に関する発明の構成の一つは、絶縁表面を有する基板上に半導体層を形成する工程と、前記半導体層を覆う絶縁膜を形成する工程と、成膜室に第1ガスを供給し、高融点金属からなるターゲットで反応性スパッタリングを行って、前記絶縁膜上に高融点金属窒化物膜を形成する工程と、成膜室に第2ガスを供給し、高融点金属からなるターゲットでスパッタリングを行って、前記高融点金属窒化物膜上に高融点金属膜を積層形成する工程と、
エッチングマスク材を選択的に形成する工程と、エッチング液で一度にエッチングして上層の高融点金属膜パターン幅を下層の高融点金属窒化物膜パターン幅より狭くする工程と、前記高融点金属膜パターンをマスクとして前記半導体層にn型またはp型を付与する不純物元素のドーピング処理を行う工程と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
上記構成において、前記ドーピング処理は、前記高融点金属窒化物膜を通過させて前記前記半導体層にn型またはp型を付与する不純物元素のドーピングが行われることを特徴の一つとしている。
また、他の発明の構成の一つは、絶縁表面を有する基板上に半導体層を形成する工程と、 前記半導体層を覆う絶縁膜を形成する工程と、成膜室に第1ガスを供給し、高融点金属からなるターゲットで反応性スパッタリングを行って、前記絶縁膜上に高融点金属窒化物膜を形成する工程と、成膜室に第2ガスを供給し、高融点金属からなるターゲットでスパッタリングを行って、前記高融点金属窒化物膜上に高融点金属膜を積層形成する工程と、エッチングマスク材を選択的に形成する工程と、エッチング液で一度にエッチングして上層の高融点金属膜パターン幅を下層の高融点金属窒化物膜パターン幅より狭くする工程と、前記高融点金属膜パターン及び前記高融点金属窒化物膜パターンをマスクとして前記半導体層にn型またはp型を付与する不純物元素のドーピング処理を行う工程と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
また、上記各構成において、前記高融点金属膜は、前記高融点金属窒化物膜よりも膜厚が厚いことを特徴の一つとしている。
また、上記各構成において、前記第1ガスは窒素を含むガス、或いは希ガスと窒素を含むガスの混合ガスであり、前記第2ガスは希ガスであることを特徴の一つとしている。
また、上記各構成において、前記絶縁膜はゲート絶縁膜であり、前記高融点金属膜パターン及び前記高融点金属窒化物膜パターンは、ゲート電極またはゲート配線であることを特徴の一つとしている。
また、本発明は、大型基板を用いた多面取りに有利な構造の発光装置とし、面取り数を増やして生産性を上げるため、基板を一つの画素毎に分断した後に、基板の端面および基板周縁部に接するシール材でカバー材を固着する。
基板の端面および基板周縁部に接するシール材でカバー材を固着するため、画素部から基板端面までの距離、即ち額縁を狭めることができる。
加えて、基板の端面は、研磨されている表面に比べて粗く、密着性がよいため、基板周縁部におけるシール材の幅をさらに狭めることもできる。カバー材と基板との密着性を上げることは、発光装置の信頼性を向上させることに繋がる。
また、基板周縁部におけるシール材の幅を狭めることができれば、大型基板を分断するスクライブライン間隔幅を狭めることができ、一枚あたりの面取り数を増やすことに繋がる。
本明細書で開示する発光装置における発明の構成の一つは、基板と、カバー材との間に、第1の電極と、該第1の電極上に有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備えた発光装置であり、前記基板と前記カバー材とは、前記基板の周縁部および端面をシール材で固定され、且つ、前記カバー材の一部は基板の端面を覆っていることを特徴とする発光装置である。
上記構成において、前記シール材で囲まれた密閉空間には乾燥剤が配置されていることを特徴の一つとしている。
また、上記構成を得るための発光装置の作製方法は、基板を分割して複数個の発光装置を製造する作製方法であり、
絶縁表面を有する基板上に発光素子を含む画素部を複数形成する工程と、
基板を一つの画素部ごとに分断する工程と、
分断した基板の端面と接するシール材でカバー材を固定する工程とを有することを特徴とする発光装置の作製方法である。
上記構成において、前記カバー材の形状は、一部が基板の端面を覆っていることを特徴の一つとしている。なお、本明細書において、覆うとは、基板の端面の一部を覆っている状態や、基板の端面を包むように完全に覆っている状態を指している。
本発明により、TFTのゲート絶縁膜を薄膜化を実現することによって、TFTを含む論理回路(CPUなど)をさらに高速駆動させることができる。
また、本発明の発光装置において、基板周縁部におけるシール材の幅を狭めることができ、一枚あたりの面取り数を増やすことができる。
本発明の実施形態について、以下に説明する。
(実施の形態1)
以下に本発明を用いた代表的なTFTの作製手順を簡略に図1を用いて示す。
図1(A)において、基板10はガラス基板、石英基板、セラミック基板などを用いることができる。また、シリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。また、本工程の処理温度に耐えうる耐熱性を有するプラスチック基板を用いてもよい。
まず、図1(A)に示すように基板10上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜(SiOxNy)等の絶縁膜から成る下地絶縁膜11を形成する。代表的な一例は下地絶縁膜11として2層構造から成り、SiH4、NH3、及びN2Oを反応ガスとして成膜される窒化酸化珪素膜を50〜100nm、SiH4、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化珪素膜を100〜150nmの厚さに積層形成する構造が採用される。また、下地絶縁膜11の一層として膜厚10nm以下の窒化シリコン膜(SiN膜)、或いは酸化窒化珪素膜(SiNxOy膜(X)Y))を用いることが好ましい。また、窒化酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化シリコン膜とを順次積層した3層構造を用いてもよい。
次いで、下地絶縁膜上に非晶質構造を有する半導体膜を形成する。半導体膜は、シリコンを主成分とする半導体材料を用いる。代表的には、非晶質シリコン膜又は非晶質シリコンゲルマニウム膜などを公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により成膜した後、公知の結晶化処理(レーザ結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行って結晶構造を有する半導体膜を得る。
また、成膜条件を適宜調整して、成膜を行うだけで結晶構造を有する半導体膜(多結晶シリコン膜、微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜、セミアモルファス半導体膜とも呼ぶ)など)を得てもよい。
次いで、フォトリソ技術を用いてパターニングを行い、半導体層17を得る。パターニングにおけるレジストマスク形成を行う前には半導体層を保護するためにオゾン含有水溶液、または酸素雰囲気でのUV照射によってオゾンを発生させて酸化膜を形成している。ここでの酸化膜はレジストのぬれ性を向上させる効果もある。
なお、必要があれば、パターニングを行う前に、TFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを上記酸化膜を介して行う。上記酸化膜を介してドーピングを行った場合には、酸化膜を除去し、再度オゾン含有水溶液によって酸化膜を形成する。
次いで、半導体層17の表面を覆って、ゲート絶縁膜18となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。(図1(A))ゲート絶縁膜としては、PCVD法による酸化珪素膜または酸化窒化珪素膜を用い、膜厚を10nm〜100nm、好ましくは10nm〜30nmとして比較的薄いものとする。ゲート絶縁膜の薄膜化を行うことによってTFTを含む回路をさらに高速駆動させることができる。ここでは工程数削減のため、酸化膜を除去せずにゲート絶縁膜18を形成する。なお、ゲート絶縁膜18を形成する前に酸化膜をフッ酸を含むエッチャントにより除去してもよい。また、半導体層17の酸化膜を完全に除去する必要は特になく、薄く酸化膜を残していてもよい。オーバーエッチングして半導体層17を露呈させてしまうと、表面が不純物で汚染される恐れがある。
次いで、ゲート絶縁膜18の表面を洗浄した後、スパッタ法で高融点金属膜と、高融点金属窒化物膜からなる積層膜を形成する。ここでは、30nm〜100nmのMoN(窒化モリブデン)からなる下層膜12と、300nm〜400nmのMo(モリブデン)からなる上層膜13との積層を同じモリブデンターゲットを用いて成膜して、成膜にかかるトータル処理時間を短縮する。(図1(B))MoN膜は成膜ガスとして窒素ガス、或いは窒素ガスとアルゴンガスとの混合ガスを用いた反応性スパッタリングにより得ることができる。また、Mo膜は成膜ガスとしてアルゴンガスを用いたスパッタリングにより得ることができる。ここでいくつかの成膜条件を振って得られたMo膜、またはMoN膜の電気抵抗率(μΩcm)を図2に示す。なお、比較例として純Alの電気抵抗率も示している。
次いで、フォトリソ技術を用いてレジストマスク14を形成する。後に行われるエッチングは、ウェットエッチングであるのでレジストのベーク工程が不要であり、レジスト除去処理時間を短縮することができる。
次いで、高融点金属膜と、高融点金属窒化物膜とでエッチングレートに差があるエッチング液、ここではアルミ混酸(酢酸、硝酸、燐酸、および水を含む混酸)を用いてエッチングする。図3に室温でのアルミ混酸に対するエッチングレートを示す。なお、図3および図2の数値データを表1に示す。
エッチングを行うと、下層のMoN膜よりもエッチングされやすい上層のMo膜は横方向からのエッチングが進み、1回のウェットエッチングで上層15の幅を下層16の幅より狭くすることができる。(図1(C))なお、アルミ混酸はゲート絶縁膜(代表的には酸化珪素)をほとんどエッチングしない。
また、図4(A)は、390秒後のエッチング後の断面SEM写真であり、図4(B)はその模式図である。なお、図4(A)におけるMoN膜の膜厚は50nm、Mo膜の膜厚は350nmである。
次いで、レジスト剥離液による剥離処理、またはアッシング処理を行ってレジストマスクを除去する。なお、レジストはベークにより硬化させていないため短時間での除去が可能である。
次いで、半導体層にn型を付与する不純物元素(P、As等)、或いはp型を付与する不純物元素(Bなど)を適宜添加する。イオンドーピング法またはイオン注入法により絶縁膜18を介して半導体層に添加する。図1(D)に示すように、上層15のみをマスクとして下層16を通過させてドーピングを行うことによって、下層16と一部重なる低濃度不純物領域19a、19bが形成できる。
次いで、上層15及び下層16をマスクとしてドーピングを行って高濃度不純物領域20、21を形成する。nチャネル型TFTを形成する場合には、n型を付与する不純物元素を添加して高濃度不純物領域を形成すればよく、pチャネル型TFTを形成する場合には、p型を付与する不純物元素を添加して高濃度不純物領域を形成すればよい。
また、マスクを適宜形成して、n型を付与する不純物元素と、p型を付与する不純物元素とを選択的に添加することによって、同一基板上にnチャネル型TFTを形成と、pチャネル型TFTとを形成することも可能である。
以降の工程は、層間絶縁膜23を形成し、水素化を行って、ソース領域、ドレイン領域に達するコンタクトホールを形成し、導電膜を成膜してパターニングを行ってソース電極24、ドレイン電極25を形成してTFT(nチャネル型TFT)を完成させる。(図1(E))ソース電極24、ドレイン電極25は、Mo、Ta、W、Ti、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料の単層、またはこれらの積層で形成する。例えば、Ti膜と、純Al膜と、Ti膜との3層構造、或いはTi膜と、NiとCを含むAl合金膜と、Ti膜との3層構造を用いる。さらに後の工程で層間絶縁膜等を形成することを考慮して、電極断面形状をテーパー形状とすることが好ましい。
こうして、1回のウェットエッチングによる量産性に優れた工程によって積層構造からなるゲート電極を形成し、ゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた、いわゆるGOLD(Gate-drain Overlapped LDD)構造のTFTを完成させることができる。加えて、ゲート絶縁膜の薄膜化を実現し、TFTの電気特性の向上、代表的には立ち上がり特性の向上、電気特性ばらつきの低減、さらには短チャネル効果の改善などを実現するとともに、TFTを含む回路をさらに高速駆動させることができる。
(実施の形態2)
本発明では大型基板から複数の発光装置を形成する多面取り工程を用い、基板を分断した後に、基板の端面および基板周縁部に接するシール材でカバー材を固着することにより、一枚あたりの面取り数を増やして生産性を上げて発光素子を用いた発光装置の製造コストの低減を図る。
基板の端面および基板周縁部に接するシール材でカバー材を固着するため、画素部から基板端面までの距離、即ち額縁を狭めることができる。
図9(A)に本発明の発光装置の端部における断面図の一例を示す。
図9(A)において、基板101上に画素部102が設けられ、カバー材104によって封止されている。図9(A)に示すように基板101の端面および基板周縁部に接するシール材103でカバー材104を固着するため、画素部102から基板端面までの距離、即ち額縁を狭めることができる。なお、画素部102には、有機化合物を含む層を有する発光素子がマトリクス状に配置されている。
また、発光素子は水分に弱いため、基板101と、カバー材104と、シール材103とで囲まれた密閉空間106に乾燥剤を配置する。なお、密閉空間106には乾燥した不活性ガスが充填されている。シール材103で囲まれた内側の密閉空間106は乾燥剤105によって微量な水分が除去され、十分乾燥されている。
また、乾燥剤105としては、酸化カルシウムや酸化バリウムなどのようなアルカリ土類金属の酸化物のような化学吸着によって水分を吸収する物質を用いることが可能である。なお、他の乾燥剤として、ゼオライトやシリカゲル等の物理吸着によって水分を吸着する物質を用いてもよい。
例えば、トータル2mm幅のシール材の幅(固着させた時の幅)が封止に必要である場合、基板の厚さt1を0.7mmとすると、基板の端面および基板周縁部を接着すれば、基板周縁部におけるシール材103の幅w1を1.3mmとすることでトータル2mm幅を確保することができる。
また、基板の端面および基板周縁部に接するシール材103としては、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、PVC(ポリビニルクロライド)、PVB(ポリビニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を用いることが可能である。また、シール材はフィラー(棒状またはファイバー状のスペーサ)や球状のスペーサを添加したものであっても良い。
また、図9(B)に本発明の発光装置の端部における断面図の他の一例を示す。なお、図9(B)は、図9(A)とカバー材の形状が異なっている。また、図9(A)と同様にシール材203で囲まれた内側の密閉空間206は乾燥剤205によって微量な水分が除去され、十分乾燥されている。
図9(B)において、基板201上に画素部202および周辺回路部207が設けられ、カバー材204によって封止されている。カバー材の形状を基板の端面と合わせることによってシール材203の側面における厚さと基板表面における厚さとが均一になるようにしている。駆動回路や保護回路などから構成される周辺回路部207を設けた場合であっても画素部202から基板端面までの距離、即ち額縁を狭めることができる。
例えば、トータル1.5mm幅のシール材の幅(固着させた時の幅)が封止に必要である場合、基板の厚さt2を0.5mmとすると、基板の端面および基板周縁部を接着すれば、基板周縁部におけるシール材203の幅w2を1mmとすることでトータル1.5mm幅を確保することができる。
なお、基板サイズが、例えば320mm×400mm、370mm×470mm、550mm×650mm、600mm×720mm、680mm×880mm、1000mm×1200mm、1100mm×1250mm、1150mm×1300mmのような大型基板に対して、効率よく発光装置を作製することを本発明により提供する。本発明において、大型基板を用いて多面取りを行う場合、画素部ごとに基板を分断した後、カバー材をシール材で固定する工程順序となる。
また、カバー材の材質は水分に対するバリア性を有していれば特に限定されず、例えばW、Ni、Al、またはステンレス等の金属、ガラス、プラスチック、セラミックス等、いかなる組成の基材でもよい。また、これらの基材表面に無機絶縁膜、例えばSiNX膜、SiNXOY膜、AlNX膜、またはAlNXOY膜をコーティング形成することによってバリア性を持たせたものを用いてもよい。
以上の構成でなる本発明について、以下に示す実施例でもってさらに詳細な説明を行うこととする。
本実施例では、絶縁表面を有する基板(代表的にはガラス基板、プラスチック基板)上にTFTを含む回路でCPUやメモリーを構成する例を図5を用いて説明する。
図5は、中央処理部(CPUとも呼ばれる)1001と、制御部1002と、演算部1003と、記憶部(メモリーとも呼ばれる)1004と、入力部1005と、出力部(表示部など)1006とを示すブロック図である。
演算部1003と制御部1002とを合わせたものが、中央処理部1001であり、演算部1003は、加算、減算の算術演算やAND、OR、NOTなどの論理演算を行う算術論理演算部(arithmetic logic unit,ALU)、演算のデータや結果を一時格納する種々のレジスタ、入力される1の個数を数え上げるカウンタなどから成り立っている。演算部1003を構成する回路、例えば、AND回路、OR回路、NOT回路、バッファ回路、またはレジスタ回路などはTFTで構成することができ、高い電界効果移動度を得るため、連続発振型のレーザー光を用いて結晶化を行った半導体膜をTFTの活性層として作製すればよい。これらの回路を構成するTFTは上記実施の形態1に従って形成すればよく、ゲート絶縁膜の薄膜化による高速駆動を実現する。
アモルファスシリコン膜に連続発振型のレーザー光を照射してポリシリコン膜を得る方法を用いてもよいし、アモルファスシリコン膜を加熱してポリシリコン膜を得た後に連続発振型のレーザー光を照射してポリシリコン膜を得る方法を用いてもよいし、アモルファスシリコン膜に触媒となる金属元素を添加した後、加熱してポリシリコン膜を得た後に連続発振型のレーザー光を照射してポリシリコン膜を得る方法を用いてもよい。本実施例において、演算部1003を構成するTFTのチャネル長方向とレーザービームの走査方向とを揃える。
また、制御部1002は記憶部1004に格納された命令を実行して、全体の動作を制御する役割を担っている。制御部1002はプログラムカウンタ、命令レジスタ、制御信号生成部からなる。また、制御部1002もTFTで構成することができ、連続発振型のレーザー光を用いて結晶化を行った半導体膜をTFTの活性層として作製すればよい。本実施例において、制御部1002を構成するTFTのチャネル長方向とレーザービームの走査方向とを揃える。
また、記憶部1004は、計算を行うためのデータと命令を格納する場所であり、CPUで頻繁に実行されるデータやプログラムが格納されている。記憶部1004は、主メモリ、アドレスレジスタ、データレジスタからなる。さらに主メモリに加えてキャッシュメモリを用いてもよい。これらのメモリは、SRAM、DRAM、フラッシュメモリなどで形成すればよい。また、記憶部1004もTFTで構成する場合には、連続発振型のレーザー光を用いて結晶化を行った半導体膜をTFTの活性層として作製することができる。本実施例において、記憶部1004を構成するTFTのチャネル長方向とレーザービームの走査方向とを揃える。
また、入力部1005は外部からデータやプログラムを取り込む装置である。また、出力部1006は結果を表示するための装置、代表的には表示装置である。
TFTのチャネル長方向とレーザービームの走査方向を揃えることによってバラツキの少ないCPUを絶縁基板上に作り込むことができる。また、同一基板上にCPUと表示部とを作り込むことができる。表示部においても各画素に配置される複数のTFTのチャネル長方向とレーザービームの走査方向を揃えることが好ましい。
また、回路設計や作製工程が複雑になるが、同一基板上にTFTを含む回路でCPU、表示部、及びメモリを作り込むこともできる。
こうして、絶縁基板上にTFTを含む回路で構成しても高速駆動可能なCPUやメモリーを完成することができる。
本実施例は、実施の形態1と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、有機ELディスプレイ、又は有機発光ダイオードとも呼ばれているEL素子を有する発光装置(図6)の作製方法について説明する。
なお、有機化合物を含む層を発光層とするEL素子は、有機化合物を含む層(以下、EL層と記す)が陽極と、陰極との間に挟まれた構造を有し、陽極と陰極とに電界を加えることにより、EL層からルミネッセンス(Electro Luminescence)が発光する。またEL素子からの発光は、一重項励起状態から基底状態に戻る際の発光(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に戻る際の発光(リン光)とがある。
まず、基板810上に下地絶縁膜811を形成する。基板810側を表示面として発光を取り出す場合、基板810としては、光透過性を有するガラス基板や石英基板を用いればよい。また、処理温度に耐えうる耐熱性を有する光透過性のプラスチック基板を用いてもよい。また、基板810側とは逆の面を表示面として発光を取り出す場合、前述の基板の他にシリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。ここでは基板810としてガラス基板を用いる。なお、ガラス基板の屈折率は1.55前後である。
下地絶縁膜811としては、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜を形成する。ここでは下地膜として2層構造を用いた例を示すが、前記絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構造を用いても良い。なお、特に下地絶縁膜を形成しなくてもよい。
次いで、下地絶縁膜上に半導体層を形成する。半導体層は、非晶質構造を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により成膜した後、公知の結晶化処理(レーザ結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行って得られた結晶質半導体膜を得る。結晶質半導体膜の材料に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。本実施例では、シリコンの結晶化を助長する金属元素としてニッケルを用い、脱水素化のための熱処理(500℃、1時間)の後、結晶化のための熱処理(550℃、4時間)を炉で行って結晶構造を有するシリコン膜を得る。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
次いで、結晶質半導体膜にレーザ光を照射する。結晶化後にレーザ光照射する場合には、自然酸化膜を除去した後に照射する。なお、レーザ光に用いるレーザ発振器としては、紫外光、可視光、又は赤外光を発振することが可能なレーザ発振器を用いることができる。代表的には、レーザ光として波長400nm以下のエキシマレーザ光や、YAGレーザの第2高調波、第3高調波を用いる。例えば、繰り返し周波数10Hz〜100MHz程度のパルスレーザ光を用いる。
また、非晶質構造を有する半導体膜の結晶化処理または結晶化後のレーザ光照射に連続発振のレーザを用いてもよく、非晶質半導体膜の結晶化に際し、大粒径に結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい。代表的には、Nd:YVO4レーザ(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。
次いで、オゾン水で表面を120秒処理して合計1〜5nmの酸化膜からなるバリア層を形成する。
次いで、ニッケルを低減するためのゲッタリング処理を行う。バリア層上にPCVD法にてゲッタリングサイトとなるアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜を10nm〜400nm、本実施例では、RFパワー300W、即ちRFパワー密度を0.052W/cm2とし、膜厚30nmで形成する。なお、本実施例では、ニッケルを用いて結晶化方法を行った例を示したため、ゲッタリング処理を行うが、ニッケルを用いない他の結晶化方法で結晶化を行う場合には、特にゲッタリング処理が不要である。
次いで、650℃に加熱された炉に入れて6分の熱処理を行いゲッタリングして、結晶構造を有する半導体膜中のニッケル濃度を低減する。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
次いで、バリア層をエッチングストッパーとして、ゲッタリングサイトであるアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜を選択的に除去した後、バリア層を希フッ酸で選択的に除去する。なお、ゲッタリングの際、ニッケルは酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、酸化膜からなるバリア層をゲッタリング後に除去することが望ましい。
次いで、オゾン水で表面に約2nmの極薄い酸化膜を形成する。次いで、TFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを行う。本実施例では、ジボラン(B2H6)を質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法を用い、ドーピング条件を加速電圧15kV、ジボランを水素で1%に希釈したガス流量30sccm、ドーズ量2×1012/cm2で非晶質シリコン膜にボロンを添加する。
次いで、表面の極薄い酸化膜を除去した後、再度、オゾン水薄い酸化膜を形成した後、第1のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された半導体層を形成する。なお、この段階で半導体層の厚さは25〜80nm(好ましくは30〜70nm)の厚さとなるように設定する。
次いで、フッ酸を含むエッチャントで酸化膜を除去すると同時にシリコン膜の表面を洗浄した後、ゲート絶縁膜812となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。ここでは、プラズマCVD法により30nmの厚さで酸化窒化シリコン膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)を形成する。
次いで、ゲート絶縁膜812上に膜厚20〜100nmの第1の導電膜と、膜厚100〜400nmの第2の導電膜とを積層形成する。本実施例では、ゲート絶縁膜上に膜厚50nmの窒化モリブデン膜、膜厚350nmのモリブデン膜を順次積層する。
次いで、第2のフォトマスクを用いてレジストマスクを形成し、ウェットエッチング法を用いてエッチングを行う。この1回のエッチング工程によって、導電膜をエッチングして、導電層814a、814b、815a、815bを得る。本実施例では、アルミ混酸を用いた390秒のウェットエッチング処理を行う。
なお、導電層814a、814bはTFTのゲート電極となり、導電層815a、815bは端子電極となる。
次いで、レジストマスクを除去した後、第3のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、ここでは図示しないnチャネル型TFTを形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはAs)を低濃度にドープするための第1のドーピング工程を行う。レジストマスクは、pチャネル型TFTとなる領域と、導電層の近傍とを覆う。この第1のドーピング工程によって絶縁膜を介してスルードープを行い、低濃度不純物領域を形成する。一つの発光素子は、複数のTFTを用いて駆動させるが、pチャネル型TFTのみで駆動させる場合には、上記ドーピング工程は特に必要ない。
次いで、レジストマスクを除去した後、第4のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、半導体にp型を付与する不純物元素(代表的にはボロン)を高濃度にドープするための第2のドーピング工程を行う。この第2のドーピング工程によって絶縁膜812を介してスルードープを行い、p型の高濃度不純物領域817、818を形成する。
次いで、第5のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、ここでは図示しないnチャネル型TFTを形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはAs)を高濃度にドープするための第3のドーピング工程を行う。第3のドーピング工程におけるイオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5×1015/cm2とし、加速電圧を60〜100keVとして行う。レジストマスクは、pチャネル型TFTとなる領域と、導電層の近傍とを覆う。この第3のドーピング工程によって絶縁膜812を介してスルードープを行い、n型の高濃度不純物領域を形成する。
この後、レジストマスクを除去し、水素を含む絶縁膜813を成膜した後、半導体層に添加された不純物元素の活性化および水素化を行う。水素を含む絶縁膜813は、PCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiNO膜)を用いる。加えて、結晶化を助長する金属元素、代表的にはニッケルを用いて半導体膜を結晶化させている場合、活性化と同時にチャネル形成領域におけるニッケルの低減を行うゲッタリングをも行うことができる。なお、水素を含む絶縁膜813は、層間絶縁膜の1層目であり、酸化珪素を含んでいる。
次いで、層間絶縁膜の2層目となる高耐熱性平坦化膜816を形成する。高耐熱性平坦化膜816としては、塗布法によって得られるシリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される絶縁膜を用いる。本実施例では、塗布カップ内に基板が水平に収納され、塗布カップごと全体が回転する機構と、塗布カップ内の雰囲気は圧力制御することができる機構とを備えたスピン式の塗布装置を用い、シロキサン系ポリマーを溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル(分子式:CH3OCH2CH(OH)CH3))に溶解させた液状原料に用いた塗布材料液をノズルから滴下しながら徐々にスピン(回転数0rpm→1000rpm)させて塗布材料液を遠心力で万遍なく広げる。次いで、塗布装置に備えられたエッジリムーバーによって、エッジ除去処理を行う。次いで、110℃のベークを170秒行ってプリベークを行う。次いで、スピン式の塗布装置から基板を搬出して冷却した後、さらに270℃、1時間の焼成を行う。こうして膜厚0.8μmの高耐熱性平坦化膜816を形成する。
なお、シロキサンの構造により、例えば、シリカガラス、アルキルシロキサンポリマー、アルキルシルセスキオキサンポリマー、水素化シルセスキオキサンポリマー、水素化アルキルシルセスキオキサンポリマーなどに分類することができる。シロキサン系ポリマーの一例としては、東レ製塗布絶縁膜材料であるPSB−K1、PSB−K31や触媒化成製塗布絶縁膜材料であるZRS-5PHが挙げられる。
次いで、高耐熱性平坦化膜816の脱水のため250℃〜410℃、1時間の加熱を行う。なお、この加熱処理で半導体層に添加された不純物元素の活性化および水素化を兼ねてもよい。また、高耐熱性平坦化膜816上に3層目の層間絶縁膜として、PCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiNO膜:膜厚100nm〜200nm)を形成してもよい。3層目の層間絶縁膜を形成した場合、後に形成される配線822または第1の電極をマスクとして選択的に除去することが好ましい。
次いで、第6のマスクを用いて層間絶縁膜816にコンタクトホールを形成すると同時に周縁部の層間絶縁膜816を除去する。ここでは、絶縁膜813と選択比が取れる条件でエッチング(ウェットエッチングまたはドライエッチング)を行う。用いるエッチング用ガスに限定はないが、ここではCF4、O2、He、Arとを用いることが適している。
次いで、第6のマスクをそのままマスクとしてエッチングを行い、露呈している絶縁膜812、813を選択的に除去する。エッチング用ガスにCHF3とArを用いて絶縁膜812、813のエッチング処理を行う。なお、半導体層上に残渣を残すことなくエッチングするためには、10〜20%程度の割合でエッチング時間を増加させると良い。
次いで、第6のマスクを除去し、導電膜(Ti/Al/Ti、或いはMo/Al/Mo)を形成した後、第7のマスクを用いてエッチングを行い、配線822を形成する。
次いで、第8のマスクを用いて第1の電極823R、823G、即ち、有機発光素子の陽極(或いは陰極)を形成する。第1の電極823R、823Gの材料としては、Ti、TiN、TiSiXNY、Ni、W、WSiX、WNX、WSiXNY、NbN、Cr、Pt、Zn、Sn、In、またはMoから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料を主成分とする膜またはそれらの積層膜を総膜厚100nm〜800nmの範囲で用いればよい。
なお、基板810側を表示面として発光を取り出す場合には、第1の電極の材料として、ITSO(ITOに酸化珪素が2〜10重量%含まれたターゲットを用いてスパッタリング法で酸化珪素を含む酸化インジウムスズ)を用いる。ITSOは、熱処理しても結晶化しないので平坦性がよく、ベルクリン洗浄や研磨を行って凸部をなくす処理が特に必要ないため第1の電極の材料として望ましい。ITSOの他、酸化珪素を含み酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合した透光性酸化物導電膜などの透明導電膜を用いても良い。また、Gaを含むZnO(GZOとも呼ばれる)の透明導電膜を用いても良い。
次いで、第9のマスクを用いて第1の電極823R、823Gの端部を覆う絶縁物829(バンク、隔壁、障壁、土手などと呼ばれる)を形成する。絶縁物829としては、塗布法により得られる有機樹脂膜、或いはSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)を膜厚0.8μm〜1μmの範囲で用いる。
次いで、有機化合物を含む層824H、824R、824G、824Eを、蒸着法または塗布法を用いて形成する。なお、信頼性を向上させるため、有機化合物を含む層824Hの形成前に真空加熱を行って脱気を行うことが好ましい。例えば、有機化合物材料の蒸着を行う前に、基板に含まれるガスを除去するために減圧雰囲気や不活性雰囲気で200℃〜400℃の加熱処理を行うことが望ましい。本実施例では、層間絶縁膜を高耐熱性を有するSiOx膜で形成しているため、高い加熱処理に耐えうる。
また、スピンコートを用いた塗布法により有機化合物を含む層を形成する場合、塗布した後、真空加熱で焼成することが好ましい。例えば、正孔注入層824Hとして作用するポリ(エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホン酸)水溶液(PEDOT/PSS)を全面に塗布、焼成する。
また、正孔注入層は蒸着法によって形成してもよく、例えば、酸化モリブデン(MoOx:x=2〜3)等の酸化物とα−NPDやルブレンを共蒸着して形成し、ホール注入性を向上させることもできる。
次いで、有機化合物を含む層824R、824G、824Eの形成に蒸着法を用い、真空度が5×10-3Torr(0.665Pa)以下、好ましくは10-4〜10-6Torrまで真空排気された成膜室で蒸着を行う。蒸着の際、予め、抵抗加熱により有機化合物は気化されており、蒸着時にシャッターが開くことにより基板の方向へ飛散する。気化された有機化合物は、上方に飛散し、メタルマスクに設けられた開口部を通って基板に蒸着される。
フルカラー化するために、発光色(R、G、B)ごとにマスクのアライメントを行う。なお、白色の発光を示す電界発光層を形成し、カラーフィルター、又はカラーフィルター及び色変換層などを別途設けることによってフルカラー表示を行うこともできる。
例えば、発光層824RとしてDCMが添加されたAlq3を40[nm]成膜する。また、発光層824GとしてDMQDが添加されたAlq3を40[nm]成膜する。また、ここでは図示していないが青色の青色の発光層としてCBP(4,4'−ビス(N−カルバゾリル)−ビフェニル)が添加されたPPD(4,4'−ビス(N−(9−フェナントリル)−N−フェニルアミノ)ビフェニル)を30nm、ブロッキング層としてSAlq(ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(トリフェニルシラノラト)アルミニウム)を10[nm]成膜する。
次いで、電子輸送層824EとしてAlq3を40[nm]成膜する。
次いで、第2の電極825、即ち、有機発光素子の陰極(或いは陽極)を形成する。第2の電極825の材料としては、MgAg、MgIn、AlLi、CaF2、CaNなどの合金、または周期表の1族もしくは2族に属する元素とアルミニウムとを共蒸着法により形成した膜を用いればよい。第2の電極825に透光性を持たせる場合には、透明導電膜を形成すればよい。
また、第2の電極825を形成する前に陰極バッファ層としてCaF2、MgF2、またはBaF2からなる透光性を有する層(膜厚1nm〜5nm)を形成してもよい。
また、第2の電極825を保護する保護層(窒化珪素または炭素を主成分とする薄膜)を形成してもよい。
次いで、封止基板833をシール材828で貼り合わせて発光素子を封止する。シール材828が高耐熱性平坦化膜816の端部(テーパー部)を覆うように貼りあわせる。なお、シール材828で囲まれた領域には透明な充填材827を充填する。充填材827としては、透光性を有している材料であれば特に限定されず、代表的には紫外線硬化または熱硬化のエポキシ樹脂を用いればよい。また、充填材827に乾燥剤を含ませてもよい。ここでは屈折率1.50、粘度500cps、ショアD硬度90、テンシル強度3000psi、Tg点150℃、体積抵抗1×1015Ω・cm、耐電圧450V/milである高耐熱のUVエポキシ樹脂(エレクトロライト社製:2500Clear)を用いる。また、充填材827を一対の基板間に充填することによって、全体の透過率を向上させることができる。
また、液滴吐出法により不活性気体雰囲気または減圧下で封止基板833上にシール材828をパターン形成した後、シールパターン内にインクジェット装置またはディスペンサ装置で充填材827を滴下し、気泡が入らないように減圧下で一対の基板を貼りあわせてもよい。貼りあわせると同時に紫外線照射や熱処理を行って、減圧下でシール材828を硬化させてもよい。なお、紫外線照射に加えて、熱処理を行ってもよい。
また、シール材828で囲まれた領域を乾燥した不活性気体で充填してもよい。気体で充填する場合、封止基板833の一部を削って凹部を形成し、その凹部に乾燥剤を配置することが好ましい。
最後にFPC832を異方性導電膜831により公知の方法で端子電極815a、815bと貼りつける。端子電極815a、815bは、ゲート配線と同時に形成される。(図6(A))なお、第1の電極823R、823Gを形成する際、端子電極815a、815b上に透明導電膜を形成してもよい。
また、上面図を図6(B)に示す。図6(B)に示すように、高耐熱性平坦化膜の端部834がシール材828で覆われている。なお、図6(B)中の鎖線A−Bで切断した断面図が図6(A)に相当する。
こうして作製されたアクティブマトリクス型発光装置は、TFTの層間絶縁膜として高耐熱性平坦化膜816、代表的にはシリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される材料とし、さらに第1の電極にも酸化珪素を含ませている。アクティブマトリクス型発光装置の構成材料を比較的安定である酸化珪素を含む材料として、発光装置の信頼性を向上させている。
第1の電極を透明材料、第2の電極を金属材料とすれば、基板810を通過させて光を取り出す構造、即ちボトムエミッション型となる。また、第1の電極を金属材料、第2の電極を透明材料とすれば、封止基板833を通過させて光を取り出す構造、即ちトップエミッション型となる。また、第1の電極および第2の電極を透明材料とすれば、基板810と封止基板833の両方を通過させて光を取り出す構造とすることができる。本発明は、適宜、いずれか一の構造とすればよい。
また、本発明の発光装置において、画面表示の駆動方法は特に限定されず、例えば、点順次駆動方法や線順次駆動方法や面順次駆動方法などを用いればよい。代表的には、線順次駆動方法とし、時分割階調駆動方法や面積階調駆動方法を適宜用いればよい。また、発光装置のソース線に入力する映像信号は、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよく、適宜、映像信号に合わせて駆動回路などを設計すればよい。
さらに、ビデオ信号がデジタルの発光装置において、画素に入力されるビデオ信号が定電圧(CV)のものと、定電流(CC)のものとがある。ビデオ信号が定電圧のもの(CV)には、発光素子に印加される電圧が一定のもの(CVCV)と、発光素子に印加される電流が一定のもの(CVCC)とがある。また、ビデオ信号が定電流のもの(CC)には、発光素子に印加される電圧が一定のもの(CCCV)と、発光素子に印加される電流が一定のもの(CCCC)とがある。
また、本発明の発光装置において、静電破壊防止のための保護回路(保護ダイオードなど)を設けてもよい。
またコントラストを高めるため、偏光板又は円偏光板を設けてもよい。例えば、表示面の一面又は両面に偏光板、若しくは円偏光板を設けることができる。
本実施例では、ボトムエミッション型の発光装置の例を図7(C)を用いて説明する。
まず、透光性基板(ガラス基板:屈折率1.55前後)上に発光素子と接続するTFTを作製する。ボトムエミッション型であるので、層間絶縁膜やゲート絶縁膜や下地絶縁膜には、透光性の高い材料を用いる。ここでは、第1の層間絶縁膜として、PCVD法によるSiNO膜を用いている。また、第2の層間絶縁膜として塗布法によるSiOx膜を用いる。
次いで、TFTと電気的に接続する第1の電極1323を形成する。第1の電極1323として、SiOxを含む透明導電膜であるITSO(膜厚100nm)を用いる。ITSO膜は、インジウム錫酸化物に1〜10[%]の酸化珪素(SiO2)を混合したターゲットを用い、Arガス流量を120sccm、O2ガス流量を5sccm、圧力を0.25Pa、電力3.2kWとしてスパッタ法により成膜する。そして、ITSO膜の成膜後、200℃、1時間の加熱処理を行う。
次いで、第1の電極1323の周縁端部を覆う隔壁1329を形成する。隔壁1329としては、無機材料(酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンなど)、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、或いは塗布法により得られるSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)、またはこれらの積層などを用いることができる。
本実施例ではウェットエッチングにより隔壁1329をパターニングして隔壁の上端部のみに曲率半径を有する曲面を持たせている。例えば、隔壁1329としてポジ型の感光性アクリルを用い、隔壁の上端部のみに曲率半径を有する曲面を持たせることが好ましい。また、隔壁として、感光用の光の照射によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは光の照射によってエッチャントに溶解性となるポジ型のいずれも使用することができる。
次いで、有機化合物を含む層1324を蒸着法または塗布法を用いて形成する。本実施例では緑色発光の発光素子を形成する。蒸着法により、CuPc(20nm)、NPD(40nm)を積層し、さらに共蒸着によりDMQdをドープしたAlq3(37.5nm)、Alq3(37.5nm)、CaF2(1nm)を順次積層する。
次いで、第2の電極1325としてMgAg、MgIn、AlLi、CaF2、CaNなどの合金、または周期表の1族もしくは2族に属する元素とアルミニウムとを共蒸着法により形成した膜を積層すればよい。本実施例では、Alを200nmの膜厚で蒸着する。また、必要があれば保護膜を積層してもよい。
次いで、封止基板1333とシール材(図示しない)によって貼りあわせる。なお、封止基板と第2の電極との間の空間1327には、不活性気体または透明樹脂からなる充填材を充填する。
以上の工程でボトムエミッション型発光装置が完成する。本実施例では、調整可能な範囲で、各層(層間絶縁膜、下地絶縁膜、ゲート絶縁膜、および第1の電極)の屈折率や膜厚を決定し、層の界面における光反射を抑制して光の取り出し効率を向上させている。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、または実施例2と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、トップエミッション型の発光装置の例を図7(A)を用いて説明する。
まず、絶縁表面を有する基板上に発光素子と接続するTFTを作製する。トップエミッション型であるので、層間絶縁膜やゲート絶縁膜や下地絶縁膜には、必ずしも透光性がある材料とする必要はない。本実施例では安定性の高い材料膜として、第1の層間絶縁膜にPCVD法によるSiNO膜を用いている。また、安定性の高い材料膜として第2の層間絶縁膜には、塗布法によるSiOx膜を用いる。
さらに第3の層間絶縁膜1211を設ける。第3の層間絶縁膜1211も塗布法によるSiOx膜を用いる。
次いで、第3の層間絶縁膜1211を選択的にエッチングしてTFTの電極に達するコンタクトホールを形成した後、反射性を有する金属膜(Al−Si膜(膜厚30nm))と、仕事関数の大きい材料膜(TiN膜(膜厚10nm))と、透明導電膜(ITSO膜(膜厚10nm〜100nm))とを連続して成膜する。次いでパターニングを行ってTFTと電気的に接続する反射電極1212と第1の電極1213を形成する。
次いで、第1の電極1213の端部を覆う隔壁1219を形成する。隔壁1219としては、無機材料(酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンなど)、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、或いは塗布法により得られるSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)、またはこれらの積層などを用いることができる。
次いで、有機化合物を含む層1214を蒸着法または塗布法を用いて形成する。
次いで、トップエミッション型発光装置とするため、第2の電極1215として透明導電膜を用いる。
次いで、蒸着法またはスパッタ法により透明保護層1216を形成する。透明保護層1216は、第2の電極1215を保護する。
次いで、封止基板1203をシール材で貼り合わせて発光素子を封止する。なお、シール材で囲まれた領域には透明な充填材1217を充填する。充填材1217としては、透光性を有している材料であれば特に限定されず、代表的には紫外線硬化または熱硬化のエポキシ樹脂を用いればよい。また、充填材1217を一対の基板間に充填することによって、全体の透過率を向上させることができる。
以上の工程でトップエミッション型発光装置が完成する。本実施例では、各層(層間絶縁膜、下地絶縁膜、ゲート絶縁膜、および第1の電極)にSiOxを含ませ、信頼性を向上させている。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、または実施例2と自由に組み合わせることができる。
本実施例では実施例4とは異なるトップエミッション型の発光装置の例を図7(B)を用いて説明する。
まず、絶縁表面を有する基板上に発光素子と接続するTFTを作製する。トップエミッション型であるので、層間絶縁膜やゲート絶縁膜や下地絶縁膜には、必ずしも透光性がある材料とする必要はない。本実施例では安定性の高い材料膜として、第1の層間絶縁膜にPCVD法によるSiNO膜を用いている。また、安定性の高い材料膜として第2の層間絶縁膜には、塗布法によるSiOx膜を用いる。層間絶縁膜およびゲート絶縁膜を選択的にエッチングしてTFTの活性層に達するコンタクトホールを形成する。そして、導電膜(TiN/Al−Si/TiN)を形成した後、マスクを用いてエッチング(BCl3とCl2との混合ガスでのドライエッチング)を行い、TFTのソース電極およびドレイン電極を形成する。
次いで、TFTのドレイン電極(またはソース電極)と電気的に接続する第1の電極1223を形成する。第1の電極1223としては、仕事関数の大きい材料、例えばTiN、TiSiXNY、Ni、W、WSiX、WNX、WSiXNY、NbN、Cr、Pt、Zn、Sn、In、またはMoから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料を主成分とする膜またはそれらの積層膜を総膜厚100nm〜800nmの範囲で用いればよい。
次いで、第1の電極1223の周縁端部を覆う隔壁1229を形成する。隔壁1229としては、塗布法により得られる有機樹脂膜、またはSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)を用いる。隔壁1229は、ドライエッチングによって所望の形状とする。
次いで、有機化合物を含む層1224を蒸着法または塗布法を用いて形成する。
次いで、トップエミッション型発光装置とするため、第2の電極1225として透明導電膜(例えば、ITO膜)を用いる。
次いで、蒸着法またはスパッタ法により透明保護層1226を形成する。透明保護層1226は、第2の電極1225を保護する。
次いで、封止基板1233をシール材で貼り合わせて発光素子を封止する。なお、シール材で囲まれた領域には透明な充填材1227を充填する。充填材1227としては、透光性を有している材料であれば特に限定されず、代表的には紫外線硬化または熱硬化のエポキシ樹脂を用いればよい。また、充填材1227を一対の基板間に充填することによって、全体の透過率を向上させることができる。
以上の工程でトップエミッション型発光装置が完成する。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、または実施例2と自由に組み合わせることができる。
本実施例では両方の基板から光を取り出すことのできる発光装置の例を図7(D)に示す。
まず、透光性基板(ガラス基板:屈折率1.55前後)上に発光素子と接続するTFTを作製する。透光性は発光を通過させて表示するので、層間絶縁膜やゲート絶縁膜や下地絶縁膜には、透光性の高い材料を用いる。ここでは、第1の層間絶縁膜として、PCVD法によるSiNO膜を用いている。また、第2の層間絶縁膜として塗布法によるSiOx膜を用いる。
次いで、TFTと電気的に接続する第1の電極1423を形成する。第1の電極1423として、SiOxを含む透明導電膜であるITSO(膜厚100nm)を用いる。
次いで、第1の電極1423の周縁端部を覆う隔壁1429を形成する。隔壁1429としては、無機材料(酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンなど)、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、或いは塗布法により得られるSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)、またはこれらの積層などを用いることができる。
本実施例ではウェットエッチングにより隔壁1429をパターニングして隔壁の上端部のみに曲率半径を有する曲面を持たせている。
次いで、有機化合物を含む層1424を蒸着法または塗布法を用いて形成する。
次いで、封止基板側にも発光を取り出すため、第2の電極1425として透明導電膜を用いる。
次いで、蒸着法またはスパッタ法により透明保護層1426を形成する。透明保護層1426は、第2の電極1425を保護する。
次いで、封止基板1433をシール材で貼り合わせて発光素子を封止する。封止基板1433も透光性基板(ガラス基板:屈折率1.55前後)とする。なお、シール材で囲まれた領域には透明な充填材1427を充填する。充填材1427としては、透光性を有している材料であれば特に限定されず、代表的には紫外線硬化または熱硬化のエポキシ樹脂を用いればよい。また、充填材1427を一対の基板間に充填することによって、全体の透過率を向上させることができる。
図7(D)に示すような両面発光する発光装置において、発光パネルを挟んで光の偏光方向が直交するように2枚の偏光板を配置すれば、一方の面から見た場合に、背景が透けて見えて表示を認識しにくくなることを防ぐことができる。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、または実施例2と自由に組み合わせることができる。
実施例2〜6では、画素部と端子部のみを図示したが、本実施例では、画素部と駆動回路と端子部とを同一基板上に形成する例を図8に示す。
基板1610上に下地絶縁膜を形成した後、各半導体層を形成する。次いで、半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成した後、各ゲート電極、端子電極を形成する。次いで、nチャネル型TFT1636を形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはAs)をドープし、pチャネル型TFT1637を形成するため、半導体にp型を付与する不純物元素(代表的にはボロン)をドープしてソース領域およびドレイン領域、必要であればLDD領域を適宜形成する。
次いで、層間絶縁膜となる高耐熱性平坦化膜1616を形成する。高耐熱性平坦化膜1616としては、塗布法によって得られるシリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される絶縁膜を用いる。
次いで、マスクを用いてSiNO膜および高耐熱性平坦化膜にコンタクトホールを形成すると同時に周縁部の高耐熱性平坦化膜を除去する。1回のエッチングでテーパー形状としてもよいし、複数のエッチングによってテーパー形状にしてもよい。
次いで、高耐熱性平坦化膜1616をマスクとしてエッチングを行い、露呈している水素を含むSiNO膜またはゲート絶縁膜を選択的に除去する。
次いで、導電膜を形成した後、マスクを用いてエッチングを行い、ドレイン配線やソース配線を形成する。
次いで、透明導電膜からなる第1の電極1623、即ち、有機発光素子の陽極(或いは陰極)を形成する。同時に端子電極の上にも透明導電膜を形成する。
以降の工程は、実施例2と同様に絶縁物1629、有機化合物を含む層1624、導電膜からなる第2の電極1625、透明保護層1626を形成し、封止基板1633をシール材1628で貼り合わせて発光素子を封止する。なお、シール材1628で囲まれた領域には透明な充填材1627を充填する。最後にFPC1632を異方性導電膜1631により公知の方法で端子電極と貼りつける。端子電極は、透明導電膜を用いることが好ましく、ゲート配線と同時に形成された端子電極上に形成する。
以上の工程によって、画素部と駆動回路と端子部とを同一基板上に形成する。本実施例に示すように同一基板上にnチャネル型TFTとpチャネル型TFTとを作製することができるため、駆動回路や保護回路を作り込むことができ、駆動用のICチップの実装部品を少なくすることができる。
また、本発明の発光装置は、同一基板上にnチャネル型TFTとpチャネル型TFTを作製することに限定されず、画素部および駆動回路は、nチャネル型TFTのみで構成してもよいし、pチャネル型TFTのみで構成して工程を短縮してもよい。
本実施例では、大型基板を用いた多面取りに有利な構造を有する発光装置とし、面取り数を増やして生産性を上げる例を図10、図11を用いて以下に説明する。
図10(A)は、発光装置を上面から見た図であり、図中鎖線A−Bで切断した断面図が図10(B)である。
本実施例では、図10(A)及び図10(B)に示す形状のカバー材303を用いて発光素子を含む画素部302を封止する。本実施例ではカバー材303は金属からなる封止缶とし、発光素子からの発光は透光性を有する基板301を通過させて取り出される。
カバー材303は、基板301の3辺を覆う形状となっており、3辺においては、基板端面にもシール材304が設けられて、シール材で囲まれた空間を密閉なものとしている。FPC306を実装するため、残りの一辺においては、基板表面とカバー材とをシール材で固定しており、上面から見たシール材の幅が他の3辺に比べて太くなっている。3辺においては、基板の端面にシール材304を設けることで、外気とシール材との境界面から、密閉空間とシール材との境界面までの距離を十分確保している。シール材304で囲まれた内側の密閉空間は窒素ガスで充填されており、乾燥剤305によって微量な水分が除去され、十分乾燥されている。
また、基板301の端面は、研磨されている表面に比べて粗く、密着性がよいため、シール材の幅をさらに狭めることもできる。
また、基板の端面にシール材304を設けることで、基板301上に画素部302および周辺回路部307、308,309を設けても、画素部302から基板端面までの距離、即ち額縁を狭めることができる。
また、図11(A)〜図11(C)に作製工程の手順の一例を示す。
まず、大面積を有する基板にTFT及び発光素子を有するパネル領域402を複数設け、アクティブマトリクス基板401を形成する。(図11(A))なお、パネル領域402とは少なくとも画素部を含む1つのパネルとなる領域である。
次いで、画素部ごとに分断を行って基板404を得た後、一つ一つカバー材403で封止を行う。(図11(B))また、封止後の断面図を図11(C)に示す。図11(C)に示すように、基板の端面にもシール材405を設けてカバー材403を固定している。図11(C)においては、カバー材403の端面と、基板404の裏面と、シール材405の露呈面(外気側)とがほぼ一致している。シール材405で囲まれた内側の密閉空間は乾燥剤406によって微量な水分が除去され、十分乾燥されている。
以上の手順によって、大型基板を用いた多面取りに有利な構造を有する発光装置が得られる。本発明により、基板周縁部におけるシール材の幅を狭めることができ、一枚あたりの面取り数を増やすことができる。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、または実施例2乃至7のいずれか一と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の作製例を示す。
まず、実施の形態1に従って、基板1100上に半導体層および該半導体層を活性層とするTFT1105などを作製して画素部を形成する。画素部は、マトリクス状に配置された画素電極1101と、該画素電極と接続されているスイッチング素子、ここではトップゲート型TFT1105と、保持容量とで構成する。また、保持容量は、画素電極に接続した電極と、半導体層とで挟まれた絶縁膜を誘電体としている。
なお、本実施例ではオフ電流低減のため、チャネル形成領域を複数有するダブルゲート型のTFTとした例を示している。
また、画素部を形成したら、配向膜の形成、ラビング処理、球状スペーサ散布、或いは柱状スペーサ形成、またはカラーフィルタの形成などを行う。
次いで、液滴吐出法により不活性気体雰囲気または減圧下で対向基板上にシール材1107をパターン形成する。ここでは、ディスペンサ装置またはインクジェット装置でシール材1107を所定の位置(画素部を囲む閉パターン)に形成する。半透明なシール材1107としてはフィラー(直径6μm〜24μm)を含み、且つ、粘度40〜400Pa・sのものを用いる。なお、後に接する液晶に溶解しないシール材料を選択することが好ましい。シール材としては、アクリル系光硬化樹脂やアクリル系熱硬化樹脂を用いればよい。また、簡単なシールパターンであるのでシール材1107は、印刷法で形成することもできる。次いで、シール材1107を仮硬化させておく。
次いで、シール材1107に囲まれた領域に液晶をインクジェット装置またはディスペンサ装置により滴下する。(図12(B))液晶1としては、インクジェット装置またはディスペンサ装置によって吐出可能な粘度を有する公知の液晶材料を用いればよい。また、液晶材料は温度を調節することによって粘度を設定することができるため、液滴吐出法に適している。液滴吐出法により無駄なく必要な量だけの液晶をシール材1107に囲まれた領域に保持することができる。
液晶を滴下した後、気泡が入らないように減圧下で一対の基板を貼りあわせる。ここでは、貼りあわせると同時に紫外線照射や熱処理を行って、減圧下でシール材1107を硬化させる。なお、紫外線照射に加えて、熱処理を行ってもよい。
次いで、適宜、パネルサイズの基板分断を行った後、FPCやICや光学フィルムなどを適宜貼り付け、液晶モジュールを作製する。
次いで、得られた液晶モジュールにバックライトバルブ1104およびミラーを設け、カバー1106で覆えば、図12にその断面図の一部を示したようなアクティブマトリクス型液晶表示装置(透過型)が完成する。また、バックライトを表示領域の外側に配置して、導光板を用いてもよい。なお、カバーと液晶モジュールは接着剤や有機樹脂を用いて固定する。また、透過型であるので偏光板1103は、アクティブマトリクス基板と対向基板の両方に貼り付ける。また、他の光学フィルム(反射防止フィルムや偏光性フィルムなど)や、保護フィルム(図示しない)を設けてもよい。
なお、図12中、1100は基板、1101は画素電極、1102は柱状スペーサ、1107はシール材、1120は着色層、遮光層が各画素に対応して配置されたカラーフィルタ、1125は平坦化膜、1121は対向電極、1122、1123は配向膜、1124は液晶層、1119は保護膜である。
また、本発明の液晶表示装置は、同一基板上にnチャネル型TFTとpチャネル型TFTを作製することに限定されず、画素部および駆動回路は、nチャネル型TFTのみで構成してもよいし、pチャネル型TFTのみで構成して工程を短縮してもよい。
また、本実施例は実施の形態1、または実施例1と自由に組み合わせることができる。
本実施例ではEL表示パネルの画素の構成について、図13に示す等価回路図を参照して説明する。
図13(A)に示す画素は、列方向に信号線1410及び電源線1411〜1413、行方向に走査線1414が配置される。また、スイッチング用TFT1401、駆動用TFT1403、電流制御用TFT1404、容量素子1402及び発光素子1405を有する。
図13(C)に示す画素は、TFT1403のゲート電極が、行方向に配置された電源線1413に接続される点が異なっており、それ以外は図13(A)に示す画素と同じ構成である。つまり、図13(A)と図13(C)に示す両画素は、同じ等価回路図を示す。しかしながら、行方向に電源線1412が配置される場合(図13(A))と、列方向に電源線1412が配置される場合(図13(C))では、各電源線は異なるレイヤーの導電体層で形成される。ここでは、駆動用TFT1403のゲート電極が接続される配線に注目し、これらを作製するレイヤーが異なることを表すために、図13(A)、図13(C)として分けて記載する。
図13(A)、図13(C)に示す画素の特徴として、画素内にTFT1403、1404が直列に接続されており、TFT1403のチャネル長L3、チャネル幅W3、TFT1404のチャネル長L4、チャネル幅W4は、L3/W3:L4/W4=5〜6000:1を満たすように設定される点が挙げられる。6000:1を満たす場合の一例としては、L3が500μm、W3が3μm、L4が3μm、W4が100μmの場合がある。
なお、TFT1403は、飽和領域で動作し発光素子1406に流れる電流値を制御する役目を有し、TFT1404は線形領域で動作し発光素子1406に対する電流の供給を制御する役目を有する。両TFTは同じ導電型を有していると作製工程上好ましい。またTFT1403には、エンハンスメント型だけでなく、ディプリーション型のTFTを用いてもよい。上記構成により、TFT1404が線形領域で動作するために、TFT1404のVGSの僅かな変動は発光素子1406の電流値に影響を及ぼさない。つまり、発光素子1406の電流値は、飽和領域で動作するTFT1403により決定される。上記構成により、TFTの特性バラツキに起因した発光素子の輝度ムラを改善して画質を向上させた表示装置を提供することができる。
図13(A)〜図13(D)に示す画素において、TFT1401は、画素に対するビデオ信号の入力を制御するものであり、TFT1401がオンして、画素内にビデオ信号が入力されると、容量素子1402にそのビデオ信号が保持される。なお、図13(A)、図13(C)には、容量素子1402を設けた構成を示したが、特に限定されず、ビデオ信号を保持する容量がゲート容量などでまかなうことが可能な場合には、明示的に容量素子1402を設けなくてもよい。
図13(B)に示す画素は、TFT1406と走査線1415を追加している以外は、図13(A)に示す画素構成と同じである。同様に、図13(D)に示す画素は、TFT1406と走査線1415を追加している以外は、図13(C)に示す画素構成と同じである。
TFT1406は、新たに配置された走査線1415によりオン又はオフが制御される。TFT1406がオンになると、容量素子1402に保持された電荷は放電し、TFT1406がオフする。つまり、TFT1406の配置により、強制的に発光素子1405に電流が流れない状態を作ることができる。従って、図13(B)、図13(D)の構成は、全ての画素に対する信号の書き込みを待つことなく、書き込み期間の開始と同時又は直後に点灯期間を開始することができるため、デューティ比を向上することが可能となる。
図13(E)に示す画素は、列方向に信号線1450、電源線1451、1452、行方向に走査線1453が配置される。また、スイッチング用TFT1441、駆動用TFT1443、容量素子1442及び発光素子1444を有する。図13(F)に示す画素は、TFT1445と走査線1454を追加している以外は、図13(E)に示す画素構成と同じである。なお、図13(F)の構成も、TFT1445の配置により、デューティ比を向上することが可能となる。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、実施例1乃至9のいずれか一と自由に組み合わせることができる。
本発明は、結晶構造を有する半導体膜を活性層とするTFTに限らず、非晶質半導体又はセミアモルファス半導体を活性層としたTFTを用いることができる。また、TFT構造に関係なく本発明を適用することが可能であり、例えばボトムゲート型(逆スタガ型)TFTや順スタガ型TFTに適用することが可能である。
非晶質半導体は、プラズマCVD法やスパッタリング法等の方法により形成する。活性層を非晶質半導体で形成したTFTを用いる場合には、ボトムゲート型TFTを形成し、走査線側駆動回路及び信号線側駆動回路の両方をドライバICを実装すればよい。
セミアモルファス半導体は、プラズマCVD法で300℃以下の温度で形成することが可能であり、例えば、外寸550×650mmの無アルカリガラス基板であっても、トランジスタを形成するのに必要な膜厚を短時間で形成するという特徴を有する。このような製造技術の特徴は、大画面の表示装置を作製する上で有効である。また、セミアモルファスTFTは、セミアモルファス半導体膜(微結晶半導体膜、マイクロクリスタル半導体膜とも呼ばれる)でチャネル形成領域を構成することにより2〜10cm2/V・secの電界効果移動度を得ることができる。従って、このTFTを画素のスイッチング用素子や、走査線側の駆動回路を構成する素子として用いることができる。従って、システムオンパネル化を実現したEL表示パネルや液晶表示パネルを作製することができる。
本実施例では、半導体層をセミアモルファス半導体膜で形成することによって、走査線側の駆動回路を同一基板上に形成する例を図14、図15、図16を用いて説明する。
図14は、1〜15cm2/V・secの電界効果移動度が得られるセミアモルファス半導体膜を使ったnチャネル型のTFTで構成する走査線側駆動回路のブロック図を示している。
図14において500で示すブロックが1段分のサンプリングパルスを出力するパルス出力回路に相当し、シフトレジスタはn個のパルス出力回路により構成される。501はバッファ回路であり、その先に画素502が接続される。
図15は、パルス出力回路500の具体的な構成を示したものであり、nチャネル型のTFT601〜612で回路が構成されている。このとき、セミアモルファス半導体膜を使ったnチャネル型のTFTの動作特性を考慮して、TFTのサイズを決定すれば良い。例えば、チャネル長を8μmとすると、チャネル幅は10〜80μmの範囲で設定することができる。
また、バッファ回路501の具体的な構成を図16に示す。バッファ回路も同様にnチャネル型のTFT620〜636で構成されている。このとき、セミアモルファス半導体膜を使ったnチャネル型のTFTの動作特性を考慮して、TFTのサイズを決定すれば良い。例えば、チャネル長を10μmとすると、チャネル幅は10〜1800μmの範囲で設定することとなる。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、実施例2乃至10のいずれか一と自由に組み合わせることができる。
本発明の発光装置、及び電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機又は電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図17、図18に示す。
図17(A)、図17(B)はデジタルカメラであり、本体2101、表示部2102、撮像部2103、操作キー2104、シャッター2106等を含む。本発明により、製造コストの低減、および高い歩留まりでデジタルカメラが実現できる。
図18(A)は22インチ〜50インチの大画面を有する大型の表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカ部2004、撮像部2005、ビデオ入力端子2006等を含む。なお、表示装置は、パソコン用、TV放送受信用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。本発明により、大型表示装置における製造コストの低減および高い歩留まりを実現することができる。
図18(B)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明により、ノート型パーソナルコンピュータにおける製造コストの低減および高い歩留まりを実現することができる。また、本発明により、CPUなどの集積回路も高速駆動可能なTFTで構成し、表示部と同一基板上に作り込みシートコンピュータも実現することもできる。
図18(C)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示する。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。本発明により、画像再生装置における製造コストの低減、高い歩留まり、及び高い信頼性を実現することができる。
また、図18(D)は携帯情報端末の斜視図であり、図18(E)は折りたたんで携帯電話として使用する状態を示す斜視図である。図18(D)において、使用者はキーボードのように右手指で操作キー2706aを操作し、左手指で操作キー2706bを操作する。本発明により、携帯情報端末における製造コストの低減、高い歩留まり、及び高い信頼性を実現することができる。
図18(E)に示すように、折りたたんだ場合には、片手で本体2701、および筐体2702を持ち、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706c、アンテナ2708等を使用する。
なお、図18(D)および図18(E)に示した携帯情報端末は、主に画像および文字を横表示する高画質な表示部2703aと、縦表示する表示部2703bとを備えている。
以上の様に、本発明を実施、即ち実施の形態1、実施の形態2、実施例1乃至11のいずれか一の作製方法または構成を用いて、様々な電子機器を完成させることができる。
本発明により、処理時間の短縮、および工程数を削減して製造コストの低減および歩留まりの向上を実現することができる。
本発明のTFT作製工程を示す図。
電気抵抗率を示すグラフ。
アルミ混酸に対するエッチングレートを示すグラフ。
ウェットエッチング後の断面SEM写真を示す図。
ブロック図を示す図である。。(実施例1)
アクティブマトリクス型EL表示装置の構成を示す図。(実施例2)
画素構造のバリエーションを示す断面図。
EL表示装置の断面図。
発光装置の端部における断面を示す図。(実施の形態2)
発光装置の上面図および断面図を示す図。(実施例8)
作製工程を示す図。(実施例8)
アクティブマトリクス型液晶表示装置の断面構造図。
本発明のEL表示パネルに適用できる画素の構成を説明する回路図。
本発明において走査線側駆動回路をTFTで形成する場合の回路構成を説明する図。
本発明において走査線側駆動回路をTFTで形成する場合の回路構成を説明する図(シフトレジスタ回路)。
本発明において走査線側駆動回路をTFTで形成する場合の回路構成を説明する図(バッファ回路)。
電子機器の一例を示す図。
電子機器の一例を示す図。
符号の説明
10:基板
11:下地絶縁膜
12:高融点金属膜
13:高融点金属窒化物膜
15:上層(ゲート電極)
16:下層(ゲート電極)