JP5235076B2 - カラーフィルタの作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネルに使用されるカラーフィルタの作製方法に関する。また、上記の作製方法を用いて作製したカラーフィルタ及び該カラーフィルタを有する電子機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータ等の発達に伴い、ディスプレイ、特にカラーディスプレイの需要が増加する傾向にある。カラーディスプレイにおいて、例えば、液晶表示パネルの場合は、フルカラー表示するためのカラーフィルタが対向基板上に形成されている。そして、素子基板と対向基板にそれぞれ光シャッターとして偏光板を配置し、フルカラー画像を表示している。
ここで、液晶表示パネルのカラーフィルタは、R(赤)、G(緑)、B(青)の着色層と、画素の間隙に配置された遮光性を有する隔壁(ブラックマトリクス)とを有し、着色層に光を透過させることによって赤色、緑色、青色の光を抽出するものである。また、カラーフィルタの隔壁(バンク)は、一般的に金属膜または黒色顔料を含有した有機膜で構成されている。このカラーフィルタの各着色層は、画素に対応する位置(以下画素領域とも表記する)に形成され、これにより画素ごとに取り出す光の色を変えることができる。なお、画素に対応する位置とは、画素電極に重畳する位置を指す。
また、EL(エレクトロルミネセンス)表示装置においては、赤色、緑色、あるいは青色を有する光を発光するEL素子をマトリクス状に配置する方式と、青色光を発光するEL素子からの発光を色変換層に通してカラー化する方式と、白色光を発光するEL素子からの発光をカラーフィルタに通してカラー化する方式の三つがある。このEL素子からの白色光をカラーフィルタに通すカラー化方式は、原理的にはカラーフィルタを用いた液晶表示装置のカラー化方式と同様である。
この様なカラーフィルタを製造する方法として、インクジェット法を用いてR(赤)、G(緑)、B(青)に対応する着色層を形成する方法が検討されている(特許文献1)。カラーフィルタの各着色層は非常に高精細なパターンで形成する必要があるため、インクジェット法でカラーフィルタを形成する場合、異なる画素領域の色が混色しないように基板上に隔壁が設けられる。しかしながら、カラーフィルタ材料が隔壁を乗り越えて着色されることがあり、これに起因してカラーフィルタ材料が混色するという問題があった。そこで、カラーフィルタの混色部の修正方法として、レーザビームを用いた修正方法が提案されている(特許文献2)。また、異なる画素領域にカラーフィルタ材料が広がらないように、表面処理による濡れ性の制御を行い、混色を防止する方法が提案されている(特許文献3)。
特開昭59−75205号公報 特開平3−274504号公報 特開2006−162882号公報
しかし、上記のような対策をとっても依然、カラーフィルタ材料の混色がおきてしまい、不良が発生してしまうことがあった。また、従来のレーザビームを用いた修正方法は、レーザビームで不良が発生した画素内のカラーフィルタ材料を全て除去した後、除去した画素に新たにカラーフィルタ材料を充填して着色する必要があり、極めて効率の悪いものであった。さらに、除去した画素に新たにカラーフィルタ材料を充填する場合、人手により1画素ずつ着色を行うため、修正作業に非常に手間がかかるという問題点も存在した。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、カラーフィルタの欠陥の修正を容易に行なうことができるカラーフィルタの作製方法を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、上記のカラーフィルタの作製方法により作製されたカラーフィルタ、このカラーフィルタを用いた半導体装置を提供することである。
本発明のカラーフィルタの作製方法は、インクジェット法を用いてカラーフィルタを形成する際に発生する混色部を、各カラーフィルタ材料に対するレーザビームの透過率の差異を利用して修正するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、着色層を形成する際に生じた混色部に、残存させるカラーフィルタ材料に対する透過率が、除去するカラーフィルタ材料に対する透過率よりも10%以上高いレーザビームを照射し、混色した各色のうち、必要な一色を残して、他を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に、少なくとも第1のカラーフィルタ材料及び第2のカラーフィルタ材料を滴下し、複数の着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、第1のカラーフィルタ材料の上に第2のカラーフィルタ材料が滴下された混色部に、第1のカラーフィルタ材料に対する透過率が、第2のカラーフィルタ材料に対する透過率より10%以上高い波長のレーザビームを照射し、第2のカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、緑色の光を透過するカラーフィルタ材料によって着色される着色層に、青色の光を透過するカラーフィルタ材料が混色した混色部に、515nm以上600nm以下の波長領域のレーザビームを照射して、青色の光を透過するカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、緑色の光を透過するカラーフィルタ材料によって着色される着色層に、赤色の光を透過するカラーフィルタ材料が混色した混色部に、470nm以上585nm以下の波長領域のレーザビームを照射して、赤色の光を透過するカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、赤色の光を透過するカラーフィルタ材料によって着色される着色層に、緑色の光を透過するカラーフィルタ材料が混色した混色部に、595nm以上700nm以下の波長領域のレーザビームを照射して、緑色の光を透過するカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、赤色の光を透過するカラーフィルタ材料によって着色される着色層に、青色の光を透過するカラーフィルタ材料が混色した混色部に、580nm以上700nm以下の波長領域のレーザビームを照射して、青色の光を透過するカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、青色の光を透過するカラーフィルタ材料によって着色される着色層に、緑色の光を透過するカラーフィルタ材料が混色した混色部に、400nm以上500nm以下の波長領域のレーザビームを照射して、緑色の光を透過するカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
また、本発明のカラーフィルタの作製方法は、透光性を有する基板上に着色層を形成するカラーフィルタの作製工程において、青色の光を透過するカラーフィルタ材料によって着色される着色層に、赤色の光を透過するカラーフィルタ材料が混色した混色部に、400nm以上535nm以下の波長領域のレーザビームを照射して、赤色の光を透過するカラーフィルタ材料を選択的に除去するものである。
本発明に係るカラーフィルタは、透光性を有する基板と、基板上に少なくとも、第1のカラーフィルタ材料が滴下された第1の着色層と、第2のカラーフィルタ材料が滴下された第2の着色層と、を有し、第1の着色層上に滴下された第2のカラーフィルタ材料が、レーザビームの照射によって、選択的に除去されている。
本発明に係る電子機器は、上記のいずれかの作製方法によって作製されたカラーフィルタを含む。
本発明によって、隣り合う画素領域におけるカラーフィルタ材料の混色によって生じる不良を、簡便な方法で修正することができ、カラーフィルタの歩留まりが向上する。
また、本発明に係るカラーフィルタの作製方法では、従来のように混色した画素内のカラーフィルタ材料を全て除去するのではなく、不要なカラーフィルタ材料を選択的に除去することができる。従って、従来では必要とされていた、全てのカラーフィルタ材料がレーザ照射によって除去された部分に対するカラーフィルタ材料の再着色工程を省略することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の作製方法を用いて作製されたカラーフィルタについて説明する。
はじめに本実施の形態に係るカラーフィルタの構成について説明する。本実施の形態のカラーフィルタは図1(E)に示すように、透光性を有する基板100上に形成された隔壁(ブラックマトリクス)101a〜101d、着色層(R)102、着色層(G)103、着色層(B)104を有する。また、隔壁101a〜101d、着色層(R)102、着色層(G)103、着色層(B)104上に形成された樹脂層106を有する。
以下に、本実施の形態に係るカラーフィルタの作製方法を、図1を用いて説明する。まず透光性を有する基板100上に隔壁101a〜101dを形成する(図1(A))。ここで、隔壁101a〜101dと基板100とにより、カラーフィルタ材料を滴下するための凹部が形成される。本実施の形態では、基板100と隔壁101a、101bとで凹部107aが形成される。また、基板100と隔壁101b、101cとで凹部107bが、基板100と隔壁101c、101dとで、凹部107cが形成される。凹部107a〜107cには、それぞれ所望の色のカラーフィルタ材料が滴下され、着色層が形成される。なお、隔壁101a〜101dは、所定の色のカラーフィルタ材料と、隣接する着色層へ滴下されるカラーフィルタ材料との混色を防止するために設けられる。
隔壁101a〜101dは、遮光性を有する材料((例えば、黒色顔料やカーボンブラックを分散させてなる感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリルポリマー、ポリアミド、ポリイミドアミド、ベンゾシクロブテン構造を有するポリマーなどに基づくポリマー、あるいは樹脂)、またはSOG膜(例えば、アルキル基を含む酸化シリコン膜))で構成されている。
次いで、隔壁の凹部に、所望のR、G、Bの着色層を形成するため、液滴吐出法(例えばインクジェット法)によってカラーフィルタ材料を滴下する(図1(B))。図1(B)において、凹部107aには、着色層(R)102に対応する赤色のカラーフィルタ材料が滴下される。また、凹部107bには、着色層(G)103に対応する緑色のカラーフィルタ材料が、凹部107cには、着色層(B)に対応する青色のカラーフィルタ材料が滴下される。なお、本明細書において、着色層(R)は赤色の光(690nm付近にピーク波長をもつ光)を透過する着色層であり、着色層(G)は緑色の光(550nm付近にピーク波長をもつ光)を透過する着色層であり、着色層(B)は青色の光(450nm付近にピーク波長をもつ光)を透過する着色層を指す。
また、図6に、赤色、緑色、青色のカラーフィルタ材料(以下、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)とも表記する)に対する400nm〜700nmの波長領域の光の透過率を示す。図6において、横軸は波長(nm)であり、縦軸は透過率(%)である。赤色(R)では、600nm以上の光を選択的に透過し、560nm以下の光を選択的に吸収することから、赤色透過光が強く発色する。緑色(G)では、550nm付近の光を選択的に透過し、470nm以下と600nm以上の光を選択的に吸収することから、緑色透過光が強く発色する。青色(B)では、450nm付近の光を選択的に透過し、530nm以上の光を選択的に吸収することから、青色透過光が強く発色する。
カラーフィルタ材料としては、例えば硬化性インクを用いることができる。硬化性インクは、光照射又は加熱、あるいはこれらの併用によって硬化するものであり、液状インク、ソリッドインク共に使用可能である。また、顔料系、染料系のいずれもカラーフィルタ材料として用いることができる。硬化性インク中には、光照射又は加熱、あるいはこれらの併用によって硬化する樹脂成分と、色材と、有機溶媒と、水と、を含有する。硬化成分としては、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂等が好適に用いられる。
本実施の形態において、隔壁101a〜101dは、隣接する着色層間で異なる色のカラーフィルタ材料の混色を防止するために設けられている。しかし、ある一定量以上のカラーフィルタ材料を短時間に打ち込んだ場合や、吐出の着弾精度の悪化等により混色が発生することがある。例えば、図1(C)に示すように、着色層(G)103を形成する緑色(G)と、着色層(R)102を形成する赤色(R)が滴下された混色部105が形成されてしまう。なお、本明細書において混色部とは、1つの着色層において、異なる色の複数のカラーフィルタ材料が重なって滴下された領域のことを示す。
着色層上に混色部105が形成された場合、その混色部105を修正するために、図1(D)に示すように、混色部105にレーザビームを照射する。本実施の形態において、緑色(G)に対する透過率が、赤色(R)に対する透過率よりも好ましくは10%以上、より好ましくは15%以上高いレーザビームを混色部105に照射することで、透過率の低い赤色(R)により多くのレーザビームのエネルギーを吸収させることができる。その結果、緑色(G)を除去することなく、赤色(R)を選択的に除去することができる。より具体的な数値を得るため、図6に示した測定結果のうち、緑色(G)と赤色(R)に対する透過率の差が10%〜15%以上となる波長域における、波長と透過率の関係を表1に示す。
表1及び図6より、緑色(G)に対する光の透過率が赤色(R)に対する光の透過率より10%以上高いレーザビームの波長域は、470nm以上585nm以下であることがわかる。したがって、赤色(R)を選択的に除去するためには、470nm以上585nm以下(より好ましくは480nm以上580nm以下)の波長のレーザビームを混色部に照射するのが好ましい。
次に、図1(E)に示すように、隔壁101a〜101d、着色層(R)102、着色層(G)103、及び着色層(B)104上に、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等からなる、樹脂層106を形成する。樹脂層は1μm以上3μm以下の膜厚(着色層による段差を平坦化しうる膜厚)で形成することが好ましい。
上記の工程によって、本発明に係るカラーフィルタが作製される。なお、図1(E)においては、基板100、隔壁101a〜101d、着色層(R)102、着色層(G)103、着色層(B)104、および樹脂層106を含めてカラーフィルタと呼ぶ。
なお、本発明の実施は上記に示した赤色(R)と緑色(G)の混色に限られず、赤色(R)と青色(B)、または緑色(G)と青色(B)の混色の修正にも用いることができる。このとき、照射するレーザビームとしては、残存させるカラーフィルタ材料に対する透過率が、除去するカラーフィルタ材料に対する透過率よりも好ましくは10%以上、より好ましくは15%以上高いレーザビームを用いる。つまり、第1のカラーフィルタ材料上に第2のカラーフィルタ材料が滴下された混色部において、第2のカラーフィルタ材料を選択的に除去する場合には、第1のカラーフィルタ材料に対する透過率が、第2のカラーフィルタ材料に対する透過率よりも10%以上(好ましくは15%以上)高いレーザビームを、第2のカラーフィルタ材料上に照射すればよい。
各カラーフィルタ材料に対する透過率に差異があるレーザビームを混色部に照射することで、透過率の低いカラーフィルタ材料により多くのレーザビームのエネルギーが集中するため、該カラーフィルタ材料を選択的に除去することができる。表1と同様に、図6から、2色のカラーフィルタ材料に対する透過率の差が10%以上、好ましくは15%以上となる波長域における、波長と透過率の関係を表2〜表6に示す。
例えば、着色層(G)において、緑色(G)上に青色(B)が重なった場合には、表2より、515nm以上600nm以下(より好ましくは515nm以上595nm以下)の波長領域のレーザビームを混色部に照射するのが好ましいことが分かる。
また、着色層(R)において、赤色(R)上に緑色(G)が重なった場合には、表3より、595nm以上700nm以下の波長領域のレーザビームを混色部に照射するのが好ましい。
または、着色層(R)において、赤色(R)上に青色(B)が重なった場合には、表4より、580nm以上700nm以下(より好ましくは585nm以上700nm以下)の波長領域のレーザビームを混色部に照射するのが好ましい。
また、着色層(B)において、青色(B)上に緑色(G)が重なった場合には、表5より、400nm以上500nm以下の波長領域のレーザビームを混色部に照射するのが好ましい。
または、着色層(B)において、青色(B)上に赤色(R)が重なった場合には、表6より、400nm以上535nm以下(より好ましくは400nm以上530nm以下)の波長領域のレーザビームを混色部に照射するのが好ましい。
また、2色のカラーフィルタ材料の混色のみでなく、カラーフィルタ材料が3色混色した場合にも本発明のカラーフィルタの修正方法を用いることができる。
なお、本実施の形態においては、基板の表面側(着色層の形成された面側)からレーザビームを照射する例を示したが、本発明の実施の形態はこれに限られず、基板の裏面側(着色層と対向する面側)からレーザビームを照射しても問題ない。
また、基板100において、着色層と対向する面に反射防止膜を設けてもよい。反射防止膜は屈折率と膜厚を調節することで反射光の発生しにくい条件とした単層膜もしくは積層膜であり、公知の反射防止膜を用いれば良い。また、反射防止膜の代わりに、円偏光版(円偏光フィルムも含む)を設けても良い。
本実施の形態においては、隔壁101a〜101dを基板100上に直接形成する例を示したが、本発明の実施の形態はこれに限られない。例えば、基板上にTFTを形成し、該TFT上に、カラーフィルタを形成しても良い。なお、いずれの場合もカラーフィルタ材料の拡散性を高めるために、カラーフィルタ形成面表面に表面処理を施すのが好ましい。
本発明では、複数の異なる色のカラーフィルター材料が重なることで混色が生じた混色部に対し、各カラーフィルタ材料に対して透過率に差があるレーザを照射することで、該レーザに対する透過率の低いカラーフィルタ材料のみを選択的に除去することができる。したがって、従来とは異なり、全てのカラーフィルタ材料がレーザ照射によって除去された部分に対するカラーフィルタ材料の再着色工程が必要なくなり、カラーフィルタ作製工程における歩留まり低下を抑制することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、カラーフィルタを用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装置(図3)の作製例を示す。
まず、基板200上に半導体層および該半導体層を活性層とするTFT301などを作製して画素部300を形成する。図2を用いて、以下にTFTの作製手順を簡略に示す。
図2(A)中、200は、絶縁表面を有する基板、201はブロッキング層となる下地絶縁膜、202は結晶構造を有する半導体膜である。
図2(A)において、基板200はガラス基板、石英基板、セラミック基板などを用いることができる。また、シリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。また、本工程の処理温度に耐えうる耐熱性を有するプラスチック基板を用いてもよい。
まず、図2(A)に示すように基板200上に酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜(SiO:x>y>0)等の絶縁膜から成る下地絶縁膜201を形成する。例えば、下地絶縁膜201として2層構造から成り、SiH、NH、及びNOを反応ガスとして成膜される窒化酸化珪素膜を50〜100nm、SiH、及びNOを反応ガスとして成膜される酸化窒化珪素膜を100〜150nmの厚さに積層形成する構造が採用される。また、下地絶縁膜201の一層として膜厚10nm以下の窒化珪素膜、或いは窒化酸化珪素膜(SiN:x>y>0)を用いることが好ましい。また、窒化酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、及び、窒化珪素膜を順次積層した3層構造を用いてもよい。なお、特に下地絶縁膜を形成しなくてもよい。
次いで、下地絶縁膜上に非晶質構造を有する半導体膜を形成する。半導体膜は、シリコンを主成分とする半導体材料を用いる。例えば、非晶質シリコン膜又は非晶質シリコンゲルマニウム膜などをスパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等により25〜80nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで成膜する。本実施の形態では、プラズマCVD法を用い、55nmの非晶質珪素膜を成膜する。次いで、非晶質構造を有する半導体膜を、レーザ照射によって結晶化処理し、結晶構造を有する半導体膜202を得る。なお、結晶化処理は、レーザ結晶化法に限られず、RTAやファーネスアニール炉等を利用した熱結晶化法、ニッケル等の触媒を用いた熱結晶化法等の方法を用いることができる。
レーザ照射に用いるレーザ発振器としては、紫外光、可視光、又は赤外光を発振することが可能なレーザ発振器を用いることができる。レーザ発振器としては、KrF、ArF、XeCl、Xe等のエキシマレーザ発振器、He、He−Cd、Ar、He−Ne、HF等の気体レーザ発振器、YAG、GdVO、YVO、YLF、YAlOなどの結晶にCr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti又はTmをドープした結晶を使った固体レーザ発振器、GaN、GaAs、GaAlAs、InGaAsP等の半導体レーザ発振器を用いることができる。なお、固体レーザ発振器においては、基本波の第1高調波〜第5高調波を適用するのが好ましい。
例えば、レーザ光として波長400nm以下のエキシマレーザ光や、YAGレーザの第2高調波、第3高調波を用いる。また、例えば、繰り返し周波数10Hz〜100MHz程度のパルスレーザ光を用いる。
次いで、フォトリソ技術を用いて選択的にエッチングを行い、半導体層203を得る。(図2(B))エッチングにおけるレジストマスク形成を行う前には半導体層を保護するためにオゾン含有水溶液、または酸素雰囲気でのUV照射によってオゾンを発生させて酸化膜を形成している。ここでの酸化膜はレジストのぬれ性を向上させる効果もある。
なお、必要があれば、選択的なエッチングを行う前に、TFTのしきい値電圧を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを、上記酸化膜を介して行う。上記酸化膜を介してドーピングを行った場合には、酸化膜を除去し、再度オゾン含有水溶液によって酸化膜を形成する。
次いで、半導体層203の表面を覆って、ゲート絶縁膜204となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する(図2(C))。ここでは工程数削減のため、半導体層203表面に形成される酸化膜を除去せずにゲート絶縁膜204を形成する。なお、ゲート絶縁膜204を形成する前に酸化膜を、フッ酸を含むエッチャントにより除去してもよい。また、半導体層203の酸化膜を完全に除去する必要は特になく、薄く酸化膜を残していてもよい。オーバーエッチングして半導体層203を露呈させてしまうと、半導体層203の表面が不純物で汚染される恐れがある。
次いで、ゲート絶縁膜204の表面を洗浄した後、ゲート電極205を形成する(図2(D))。次いで、半導体にn型を付与する不純物元素(P、As等)、ここではリンを適宜添加して、ソース領域206及びドレイン領域208を形成し、チャネル形成領域207を画定する。次いで、層間絶縁膜209を形成する。この層間絶縁膜209としては、プラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜200nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施の形態では、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化窒化珪素膜を形成した。なお、層間絶縁膜209は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。その後、不純物元素を活性化するために加熱処理、強光の照射、またはレーザ光の照射を行う。また、活性化と同時にゲート絶縁膜へのプラズマダメージやゲート絶縁膜と半導体層との界面へのプラズマダメージを回復することができる。特に、室温〜300℃の雰囲気中において、表面または裏面からYAGレーザの第2高調波を照射して不純物元素を活性化させることは非常に有効である。YAGレーザはメンテナンスが少ないため好ましい活性化手段である。
以降の工程は、層間絶縁膜210を形成し、水素化を行って、ソース領域206、ドレイン領域208に達するコンタクトホールを形成し、導電膜を成膜して選択的にエッチングを行い、ソース電極211、ドレイン電極212を形成してTFT(nチャネル型TFT)を完成させる(図2(E))。ソース電極211、ドレイン電極212は、Mo、Ta、W、Ti、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料の単層、またはこれらの積層で形成する。例えば、Ti膜と、純Al膜と、Ti膜との3層構造、或いは、Ti膜と、NiとCを含むAl合金膜と、Ti膜との3層構造を用いる。さらに後の工程で層間絶縁膜等を形成することを考慮して、電極断面形状をテーパー形状とすることが好ましい。
また、本発明は図2(E)のTFT構造に限定されず、必要があればチャネル形成領域とドレイン領域(またはソース領域)との間にLDD(Lightly Doped Drain)領域を有する構造としてもよい。この構造はチャネル形成領域と、高濃度に不純物元素を添加して形成するソース領域またはドレイン領域との間に低濃度に不純物元素を添加した領域を設けたものであり、この領域をLDD領域と呼んでいる。さらにゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた構造としてもよい。
また、ここではnチャネル型TFTの作成例を説明したが、n型不純物元素に代えてp型不純物元素を用いることによってpチャネル型TFTを形成することができることは言うまでもない。
また、ここではトップゲート型TFTを例として説明したが、TFT構造に関係なく本発明を適用することが可能であり、例えばボトムゲート型(逆スタガ型)TFTや順スタガ型TFTに適用することが可能である。
以上の工程で作製した、TFTを用いて、本実施の形態の液晶表示装置の画素部300を形成する(図3)。画素部は、マトリクス状に配置された画素電極302と、画素電極302に接続されているスイッチング素子(ここではトップゲート型TFT301)と、保持容量とで構成する。また、保持容量は、画素電極302に接続した電極と、半導体層とで挟まれた絶縁膜を誘電体として有している。
なお、本実施の形態ではオフ電流低減のため、チャネル形成領域を複数有するダブルゲート型のTFTとした例を示している。ただし、本発明に係る液晶表示装置を構成するTFTの構造は、これに限定されず、例えば、シングルゲート型のTFTを用いても良い。
また、画素部300を形成した後、画素電極302を覆うように配向膜305を形成する。配向膜305には、ラビング処理を施す。このラビング処理は、特定の液晶のモード(例えばVAモード)の時には、行わないこともある。
次に、対向基板315を用意する。本実施の形態では、対向基板315として、実施の形態1で作製したカラーフィルタを用いる。対向基板の内側(液晶に接する側)には、実施の形態1に示した修正方法を用いて作製した着色層310、平坦化膜309、対向電極308、配向膜307が設けられている。なお、配向膜307には、ラビング処理が施されているが、配向膜305と同様に、特定の液晶のモード(例えばVAモード)の時には、行わないこともある。
次に対向基板315上にシール材311を液滴吐出法を用いてパターン形成する。ここでは、不活性気体雰囲気または減圧下で、ディスペンサ装置またはインクジェット装置でシール材311を所定の位置(画素部を囲む閉パターン)に形成する。半透明なシール材311としてはフィラー(直径6μm〜24μm)を含み、且つ、粘度40〜400Pa・sのものを用いる。なお、後に接する液晶に溶解しないシール材料を選択することが好ましい。シール材としては、アクリル系光硬化樹脂やアクリル系熱硬化樹脂を用いればよい。また、簡単なシールパターンであるのでシール材311は、印刷法で形成することもできる。次いで、シール材311を仮硬化させておく。
次に、基板200と、対向基板315とを貼り合わせる。ここでは、貼りあわせると同時に紫外線照射または熱処理を行って、減圧下でシール材311を硬化させる。なお、紫外線照射に加えて、熱処理を行ってもよい。なお、基板200と、対向基板315との間隔を保持するため、画素部300の一部にスペーサ303を設ける。スペーサ303は、柱状、又は球状といった形状を有する。本実施の形態では、柱状のスペーサを設けた例を示す。
次いで、適宜、パネルサイズの基板分断を行った後、基板200及び対向基板315の間に、液晶を注入し、液晶層306を形成する。液晶を注入する場合、真空中で行うとよい。また液晶層306は、注入法以外の方法によっても形成することができる。例えば、液晶を基板に滴下し、その後対向基板315を貼り合わせてもよい。このような滴下法は、注入法を適用しづらい大型基板を扱うときに適用するとよい。
その後、FPCやICや光学フィルムなどを適宜貼り付け、液晶モジュールを作製する。
次いで、得られた液晶モジュールにバックライトバルブ314およびミラーを設け、カバー313で覆うことにより、図3にその断面図の一部を示したようなアクティブマトリクス型液晶表示装置(透過型)が完成する。また、バックライトを表示領域の外側に配置して、導光板を用いてもよい。なお、カバーと液晶モジュールは接着剤や有機樹脂を用いて固定する。また、透過型であるので偏光板312は、基板200と対向基板315の両方に貼り付ける。また、他の光学フィルム(反射防止フィルムや偏光性フィルムなど)や、保護フィルム(図示しない)を設けてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置は、同一基板上にnチャネル型TFTとpチャネル型TFTを作製してもよい。または、画素部および駆動回路を、nチャネル型TFTのみ、または、pチャネル型TFTのみで構成して工程を短縮してもよい。
本発明に係るカラーフィルタの作製方法を用いることで、簡便な方法で混色部のないカラーフィルタを効率よく作製することができる。また、混色部において、不要な色のみを選択的に除去しているため、カラーフィルタ材料の無駄を防ぐことができる。したがって、本発明のカラーフィルタを採用することにより、表示ムラのない液晶表示装置を安価に提供することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明のカラーフィルタを用いた、有機ELディスプレイ、又は有機発光ダイオードとも呼ばれているEL素子を有する発光装置(図4)の作製方法について説明する。なお、図4(B)は本実施の形態の発光装置の上面図を示す。また、図4(A)は図4(B)の点Aと点Bとを結ぶ鎖線における断面図である。
なお、有機化合物を含む層を発光層とするEL素子は、有機化合物を含む層(以下、EL層と記す)が陽極と、陰極との間に挟まれた構造を有し、陽極と陰極とに電界を加えることにより、EL層からルミネッセンス(Electro Luminescence)が生じる。またEL素子からの発光は、一重項励起状態から基底状態に緩和する際の発光(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に緩和する際の発光(リン光)とがある。
まず、基板810上に下地絶縁膜811を形成する。基板810側を表示面として発光を取り出す場合、基板810としては、透光性を有するガラス基板や石英基板を用いればよい。また、処理温度に耐えうる耐熱性を有し、かつ透光性を有するプラスチック基板を用いてもよい。また、基板810側とは逆の面を表示面として発光を取り出す場合、前述の基板の他にシリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。ここでは基板810としてガラス基板を用いる。なお、ガラス基板の屈折率は1.55前後である。
下地絶縁膜811としては、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜を形成する。ここでは下地膜として2層構造を用いた例を示すが、前記絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構造を用いても良い。なお、特に下地絶縁膜を形成しなくてもよい。
次いで、下地絶縁膜上に半導体層を形成する。半導体層は、非晶質構造を有する半導体膜をスパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等により成膜する。次いで、結晶化処理を行って得られた結晶質半導体膜を得る。結晶化処理には、レーザ結晶化法、RTAやファーネスアニール炉等を利用した熱結晶化法、ニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等の方法を用いることができる。結晶質半導体膜の材料に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム合金などで形成すると良い。
次いで、オゾン水で表面に約2nmの極薄い酸化膜を形成する。次いで、TFTのしきい値電圧を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを行う。本実施の形態では、ジボラン(B)を質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法を用い、ドーピング条件を加速電圧15kV、ジボランを水素で1vol%に希釈したガス流量30sccm、ドーズ量2×1012/cmで非晶質シリコン膜にボロンを添加する。
次いで、表面の極薄い酸化膜を除去し、再度、薄い酸化膜を形成した後、第1のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された半導体層を形成する。なお、この段階で半導体層の厚さは25〜80nm(好ましくは30〜70nm)の厚さとなるように設定する。
次いで、フッ酸を含むエッチャントで酸化膜を除去すると同時にシリコン膜の表面を洗浄した後、ゲート絶縁膜812となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。ここでは、プラズマCVD法により115nmの厚さで酸化窒化シリコン膜(組成比Si:O:N:H=32:59:7:2)で形成する。
次いで、ゲート絶縁膜812上に膜厚20〜100nmの第1の導電膜と、膜厚100〜400nmの第2の導電膜とを積層形成する。本実施の形態では、ゲート絶縁膜上に膜厚50nmの窒化タンタル膜、膜厚370nmのタングステン膜を順次積層する。第1の導電膜及び第2の導電膜を形成する導電性材料としてはTa、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料で形成する。
次いで、第2のフォトマスクを用いてレジストマスクを形成し、ドライエッチング法またはウェットエッチング法を用いてエッチングを行う。このエッチング工程によって、導電膜をエッチングして、導電層814a、814b、815a、815bを得る。本実施の形態では、ICP(Inductively Coupled Plasma)エッチング法を用い、エッチング条件(コイル型の電極に印加される電力量、基板側の電極に印加される電力量、基板側の電極温度等)を適宜調節することによって所望のテーパー形状に膜を1回または複数回エッチングする。なお、エッチング用ガスとしては、Cl、BCl、SiCl、CClなどを代表とする塩素系ガスまたはCF、SF、NFなどを代表とするフッ素系ガス、またはOを適宜用いることができる。導電層814aのテーパー部の角度は15〜45°とし、導電層814bのテーパー部の角度は60〜89°とする。
なお、導電層814a、814bはTFTのゲート電極となり、導電層815a、815bは端子電極となる。
次いで、レジストマスクを除去した後、第3のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、ここでは図示しないnチャネル型TFTを形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはヒ素)を低濃度にドープするための第1のドーピング工程を行う。レジストマスクは、pチャネル型TFTとなる領域と、導電層の近傍とを覆う。この第1のドーピング工程によって絶縁膜を介してドープを行い、低濃度不純物領域を形成する。個々の発光素子は、複数のTFTを用いて駆動させるが、pチャネル型TFTのみで駆動させる場合には、上記ドーピング工程は特に必要ない。
次いで、レジストマスクを除去した後、第4のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、半導体にp型を付与する不純物元素(代表的にはボロン)を高濃度にドープするための第2のドーピング工程を行う。この第2のドーピング工程によってゲート絶縁膜812を介してドープを行い、p型の高濃度不純物領域817、818を形成し、チャネル形成領域819を画定する。
次いで、第5のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、ここでは図示しないnチャネル型TFTを形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはヒ素)を高濃度にドープするための第3のドーピング工程を行う。第3のドーピング工程におけるイオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5×1015/cmとし、加速電圧を60〜100kVとして行う。レジストマスクは、pチャネル型TFTとなる領域と、導電層の近傍とを覆う。この第3のドーピング工程によってゲート絶縁膜812を介してドープを行い、n型の高濃度不純物領域を形成する。
この後、レジストマスクを除去し、水素を含む絶縁膜813を成膜した後、半導体層に添加された不純物元素の活性化および水素化を行う。水素を含む絶縁膜813は、PCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiN:x>y>0)を用いる。不純物元素の活性化および水素化は、加熱処理、強光の照射、またはレーザ光の照射によって行う。この処理により、同時にゲート絶縁膜へのプラズマダメージやゲート絶縁膜と半導体層との界面へのプラズマダメージを回復することができる。特に、室温〜300℃の雰囲気中において、表面または裏面からYAGレーザの第2高調波を照射して不純物元素を活性化させることは非常に有効である。YAGレーザはメンテナンスが少ないため好ましい活性化手段である。レーザアニール法を用いる場合には、発明の実施の形態で示した方法を採用するのが好ましい。なお、水素を含む絶縁膜813は、層間絶縁膜の1層目であり、酸化珪素を含んでいる。
次いで、層間絶縁膜の2層目となる高耐熱性平坦化膜816を形成する。高耐熱性平坦化膜816としては、塗布法によって得られるシリコンと酸素との結合で骨格構造が構成される絶縁膜を用いる。本実施の形態では、スピン式の塗布装置を用い、シロキサン系ポリマーを溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテル(分子式:CHOCHCH(OH)CH))に溶解させた塗布材料液をノズルから基板上へ滴下し、基板の回転数を0rpmから1000rpmまで徐々に増大させて塗布材料液を遠心力で万遍なく広げる。当該スピン式の塗布装置は、塗布カップ内に基板が水平に収納されており、塗布カップごと全体が回転する機構と、塗布カップ内の雰囲気は圧力制御することができる機構とを備えている。次いで、塗布装置に備えられたエッジリムーバーによって、エッジ除去処理を行う。次いで、110℃のベークを170秒行ってプリベークを行う。次いで、スピン式の塗布装置から基板を搬出して冷却した後、さらに270℃、1時間の焼成を行う。こうして膜厚0.8μmの高耐熱性平坦化膜816を形成する。
なお、シロキサンの構造により、例えば、シリカガラス、アルキルシロキサンポリマー、アルキルシルセスキオキサンポリマー、水素化シルセスキオキサンポリマー、水素化アルキルシルセスキオキサンポリマーなどに分類することができる。シロキサン系ポリマーの一例としては、東レ製塗布絶縁膜材料であるPSB−K1、PSB−K31や触媒化成製塗布絶縁膜材料であるZRS−5PHが挙げられる。
次いで、高耐熱性平坦化膜816の脱水のため250℃〜410℃、1時間の加熱を行う。なお、この加熱処理で半導体層に添加された不純物元素の活性化および水素化を兼ねてもよい。また、高耐熱性平坦化膜816上に3層目の層間絶縁膜として、PCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiN(x>y>0):膜厚100nm〜200nm)を形成してもよい。3層目の層間絶縁膜を形成した場合、3層目は後に形成される配線822または第1の電極をマスクとして選択的に除去することが好ましい。
次いで、第6のマスクを用いて高耐熱性平坦化膜816にコンタクトホールを形成すると同時に基板の周縁部の高耐熱性平坦化膜816を除去する。ここでは、高耐熱性平坦化膜816と絶縁膜813との選択比が高い条件でエッチング(ウェットエッチングまたはドライエッチング)を行う。用いるエッチング用ガスに限定はないが、ここではCF、O、He、Ar等を用いることが適している。
次いで、第6のマスクをそのままマスクとしてエッチングを行い、露呈しているゲート絶縁膜812、絶縁膜813を選択的に除去する。エッチング用ガスにCHFとArの混合ガスを用いてゲート絶縁膜812、絶縁膜813のエッチング処理を行う。なお、半導体層上に残渣を残すことなくエッチングするためには、10〜20%程度の割合でエッチング時間を増加させると良い。
次いで、第6のマスクを除去し、導電膜(Ti膜、Al膜、Ti膜の順で積層した導電膜、或いはMo膜、Al膜、Mo膜の順で積層した導電膜)を形成した後、第7のマスクを用いてエッチングを行い、配線822を形成する。
次いで、第1の電極823、即ち、有機発光素子の陽極(或いは陰極)を形成する。第1の電極823の材料としては、Ti、窒化チタン、TiSi、Ni、W、タングステンシリサイド、窒化タングステン、WSi、NbN、Cr、Pt、Zn、Sn、In、またはMoから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金もしくは化合物、あるいはこれらの合金もしくは化合物を主成分とする膜またはそれらの積層膜を総膜厚100nm〜800nmの範囲で用いればよい。
なお、基板810側を表示面として発光を取り出す場合には、第1の電極の材料として、ITSO(酸化珪素を含むITO(インジウム錫酸化物))を用いる。ITSOは、熱処理しても結晶化しないので平坦性がよく、洗浄や研磨を行って凸部をなくす処理が特に必要ないため第1の電極の材料として望ましい。ITSOの他、酸化珪素を含み酸化インジウムに2〜20wt%の酸化亜鉛(ZnO)を混合した透光性酸化物導電膜などの透光性を有する導電膜を用いても良い。また、Gaを含むZnO(GZOとも呼ばれる)の透明導電膜を用いても良い。
次いで、第1の電極823の端部を覆う絶縁物829(隔壁、障壁などと呼ばれる)を形成する。絶縁物829としては、塗布法により得られる有機樹脂膜、或いはSOG(Spin on Glass)膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)を膜厚0.8μm〜1μmの範囲で用いる。
次いで、有機化合物を含む層である正孔注入層824Hを、蒸着法または塗布法を用いて形成する。なお、信頼性を向上させるため、正孔注入層824Hの形成前に基板の真空加熱を行って基板の脱気を行うことが好ましい。例えば、有機化合物材料の蒸着を行う前に、基板に含まれるガスを除去するために減圧雰囲気や不活性雰囲気で200℃〜400℃の加熱処理を行うことが望ましい。本実施の形態では、層間絶縁膜を、高耐熱性を有する酸化珪素膜で形成しているため、高い加熱処理に耐えうる。
また、スピンコートを用いた塗布法により有機化合物を含む層を形成する場合、有機化合物を含む溶液を塗布した後、有機化合物層を真空加熱で焼成することが好ましい。例えば、正孔注入層824Hとして作用するポリ(エチレンジオキシチオフェン)と、ポリ(スチレンスルホン酸)の水溶液(それぞれ、PEDOT、PSSとも呼ぶ)を全面に塗布、焼成する。
また、正孔注入層824Hは蒸着法によって形成してもよく、例えば、酸化モリブデン等の金属酸化物とα−NPDや、該金属酸化物とルブレンを共蒸着して形成し、ホール注入性を向上させることもできる。
次いで、有機化合物を含む層である発光層824、電子輸送層824Eの形成に蒸着法を用い、真空度が0.665Pa以下、好ましくは0.133×10−1〜10−3Torrまで真空排気された成膜室で蒸着を行う。蒸着の際、予め、抵抗加熱により有機化合物は気化されており、蒸着時にシャッターが開くことにより基板の方向へ飛散する。気化された有機化合物は、上方に飛散し、メタルマスクに設けられた開口部を通って基板に蒸着される。なお、発光層824、電子輸送層824Eは、塗布法によって形成しても良い。本実施の形態では、電子輸送層824EとしてAlqを40nmの膜厚で成膜する。
本実施の形態では、白色の発光を示す発光層を形成し、本発明に係るカラーフィルタ、又は本発明に係るカラーフィルタ及び色変換層などを別途設けることによってフルカラー表示を行う。なお、EL発光装置に用いるカラーフィルタの着色層は光量が多く確保できるように顔料の含有率が低いものを用いると良い。また、着色層の膜厚を薄くすることにより光量を多くすることも可能である。さらに、液晶表示装置で用いる着色層のように鋭い吸収ピークをもつ必要はなく、むしろブロードな吸収ピークをもつ着色層が好ましい。また、着色層に黒色顔料を含有させることで、EL発光装置の外部から入ってくる外光を吸収し、観測者が陰極に映り込むような不具合を抑えることも可能である。
次いで、第2の電極825、即ち、有機発光素子の陰極(或いは陽極)を形成する。第2の電極825の材料としては、MgAg、MgIn、AlLi、CaF、Caなどの合金、または周期表の1族もしくは2族に属する元素とアルミニウムとを共蒸着法により形成した膜を用いればよい。第2の電極825に透光性を持たせる場合には、第2の電極825として、透光性を有する導電膜を形成すればよい。
また、第2の電極825を形成する前に陰極バッファ層としてCaF、MgF、またはBaFからなる層(膜厚1nm〜5nm)を形成してもよい。
また、第2の電極825を保護する保護層(窒化珪素または炭素を主成分とする薄膜)を形成してもよい。
次いで、封止基板833をシール材828で貼り合わせて発光素子を封止する。本実施の形態では、封止基板833として、実施の形態1で作製したカラーフィルタを用いる。シール材828が高耐熱性平坦化膜816の端部(テーパー部)を覆うように貼りあわせる。なお、シール材828で囲まれた領域には透明な充填材827を充填する。充填材827としては、透光性を有している材料であれば特に限定されず、代表的には紫外線硬化または熱硬化のエポキシ樹脂を用いればよい。また、充填材827に乾燥剤を含ませてもよい。ここでは屈折率1.50、粘度500cps、ショアD硬度90、テンシル強度3000psi、Tg150℃、体積抵抗1×1015Ω・cm、耐電圧450V/milある高耐熱のUVエポキシ樹脂(エレクトロライト社製:2500Clear)を用いる。また、充填材827を一対の基板間に充填することによって、全体の透過率を向上させることができる。
また、液滴吐出法により不活性気体雰囲気または減圧下で封止基板833上にシール材828をパターン形成した後、シールパターン内にインクジェット装置またはディスペンサ装置で充填材827を滴下し、基板の間に気泡が入らないように減圧下で一対の基板を貼りあわせてもよい。貼りあわせると同時に紫外線照射や熱処理を行って、減圧下でシール材828を硬化させてもよい。なお、紫外線照射に加えて、熱処理を行ってもよい。
また、シール材828で囲まれた領域を乾燥した不活性気体で充填してもよい。気体で充填する場合、封止基板833の一部を削って凹部を形成し、その凹部に乾燥剤を配置することが好ましい。
最後にFPC(フレキシブルプリントサーキット)832を異方性導電膜831により端子電極として用いられる導電層815a、815bと貼りつける。導電層815a、815bは、ゲート配線と同時に形成される。(図4(A))なお、第1の電極823を形成する際、導電層815a、815b上に透光性を有する導電膜を形成してもよい。
また、発光装置の上面図を図4(B)に示す。図4(B)に示すように、高耐熱性平坦化膜の端部834がシール材828で覆われている。
こうして作製されたアクティブマトリクス型発光装置は、TFTの層間絶縁膜として高耐熱性平坦化膜816、代表的にはシリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される材料を有し、さらに第1の電極にも酸化珪素を含ませている。熱的に安定である酸化珪素を含む材料を構成材料として用いることで、アクティブマトリクス型発光装置の信頼性が向上する。
本実施の形態では、第1の電極を金属材料、第2の電極を透光性を有する材料として、封止基板833を通過させて光を取り出す構造、即ちトップエミッション型を構成する。また、本発明の実施の形態はこれに限られず、第1の電極を透光性を有する材料、第2の電極を金属として、基板810を通過させて光を取り出す構造、即ちボトムエミッション型としてもよい。また、第1の電極および第2の電極を透光性を有する材料とすれば、基板810と封止基板833の両方を通過させて光を取り出す構造とすることができる。本発明は、適宜、いずれか一の構造とすればよい。
また、本発明の発光装置において、画面表示の駆動方法は特に限定されず、例えば、点順次駆動方法や線順次駆動方法や面順次駆動方法などを用いればよい。代表的には、線順次駆動方法とし、時分割階調駆動方法や面積階調駆動方法を適宜用いればよい。また、発光装置のソース線に入力する映像信号は、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよく、適宜、映像信号に合わせて駆動回路などを設計すればよい。
さらに、ビデオ信号がデジタルの発光装置の場合、画素に入力されるビデオ信号は定電圧(CV)でも良く、定電流(CC)でも良い。ビデオ信号が定電圧(CV)の場合には、発光素子に印加される電圧は一定でも良く(CVCV)、発光素子に印加される電流が一定でも良い(CVCC)。また、ビデオ信号が定電流(CC)の場合には、発光素子に印加される電圧が一定でも良く(CCCV)、発光素子に印加される電流が一定でも良い(CCCC)。
また、本発明の発光装置において、静電破壊防止のための保護回路(保護ダイオードなど)を設けてもよい。
また、TFT構造に関係なく本発明を適用することが可能であり、例えば、トップゲート型TFTや、ボトムゲート型(逆スタガ型)TFTや、順スタガ型TFTを用いることが可能である。また、シングルゲート構造のTFTに限定されず、複数のチャネル形成領域を有するマルチゲート型TFT、例えばダブルゲート型TFTとしてもよい。
またコントラストを高めるため、偏光板又は円偏光板を設けてもよい。例えば、表示装置の一面又は両面に偏光板、若しくは円偏光板を設けることができる。
本発明の作製方法を用いてカラーフィルタを作製することにより、従来の混色部の修正方法と比較して、簡便な方法で効率よく修正することができ、処理時間を大幅に短縮することができる。また、混色部において、不要な色のみを選択的に除去しているため、カラーフィルタ材料の無駄を防ぐことができる。さらに、本修正方法が行われた部分に対するカラーフィルタ材料の再着色工程の必要がなく、工程の簡略化を図ることができ、表示装置を安価で提供することができる。
(実施の形態4)
実施の形態3では、表示装置の画素部と端子部のみを図示したが、本実施の形態では、表示装置の画素部と駆動回路と端子部と、を同一基板上に形成する例を図5に示す。
基板1610上に下地絶縁膜を形成した後、各半導体層を形成する。次いで、半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成した後、各ゲート電極、端子電極を形成する。次いで、nチャネル型TFT1636を形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(例えばリン、またはヒ素)をドープし、pチャネル型TFT1637を形成するため、半導体にp型を付与する不純物元素(例えばボロン)をドープしてソース領域およびドレイン領域、必要であればLDD領域を適宜形成する。
次いで、層間絶縁膜となる高耐熱性平坦化膜1616を形成する。高耐熱性平坦化膜1616としては、塗布法によって得られるシリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される絶縁膜を用いる。また、高耐熱性平坦化膜1616上に、水素を含むSiN膜膜(x>y>0)を形成してもよい。
次いで、マスクを用いて水素を含むSiN膜(x>y>0)および高耐熱平坦化膜にコンタクトホールを形成すると同時に基板の周縁部の高耐熱性平坦化膜を除去する。SiN膜(x>y>0)および高耐熱性平坦化膜は1回のエッチングでテーパー形状としてもよいし、複数のエッチングによってテーパー形状にしてもよい。
次いで、高耐熱性平坦化膜1616をマスクとしてエッチングを行い、露呈している水素を含むSiN膜またはゲート絶縁膜を選択的に除去する。
次いで、導電膜を形成した後、マスクを用いてエッチングを行い、ドレイン配線やソース配線を形成する。
次いで、透明導電膜からなる第1の電極1623、即ち、有機発光素子の陽極(或いは陰極)を形成する。同時に端子電極の上にも透明導電膜を形成する。
以降の工程は、絶縁物1629、有機化合物を含む層1624、導電膜からなる第2の電極1625、透明保護層1626を形成し、封止基板1633をシール材1628で貼り合わせて発光素子を封止する。本実施の形態では、封止基板1633として、実施の形態1で作製したカラーフィルタを用いる。なお、シール材1628で囲まれた領域には透明な充填材1627を充填する。最後にFPC1632を異方性導電膜1631により公知の方法で端子電極と貼りつける。端子電極は、ゲート配線と同時に形成された電極とその上に透明導電膜を積層させたものであることが好ましい。
以上の工程によって、画素部と駆動回路と端子部とを同一基板上に形成する。本実施の形態の作製方法によって、同一基板上にnチャネル型TFTとpチャネル型TFTとを作製することができるため、駆動回路や保護回路を同一基板上に作り込むことができ、駆動用のIC(Integrated Circuit)チップなどの実装部品を少なくすることができる。
また、本発明の発光装置は、同一基板上にnチャネル型TFTとpチャネル型TFTを作製することに限定されず、画素部および駆動回路は、nチャネル型TFTのみで構成してもよいし、pチャネル型TFTのみで構成して工程を短縮してもよい。
本発明に係るカラーフィルタの修正方法を用いることで、簡便な方法で混色部のないカラーフィルタを効率よく作製することができる。また、混色部において、不要な色のみを選択的に除去しているため、カラーフィルタ材料の無駄を防ぐことができる。したがって、本発明のカラーフィルタを採用することにより、表示ムラのない表示装置を安価に提供することができる。
(実施の形態5)
本発明に係るカラーフィルタを含む電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機又は電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。これら電子機器の具体例を図8および図9に示す。
図8(A)はデジタルカメラであり、本体2101、表示部2102、撮像部、操作キー2104、シャッターボタン2106等を含む。なお、図8(A)は表示部2102側からの図であり、撮像部は示していない。本発明に係るカラーフィルタは表示部2102に用いられている。本発明により、カラーフィルタの作製工程における歩留まりが向上し、安価で、表示不良の少ないデジタルカメラが実現できる。
図8(B)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングデバイス2206等を含む。本発明に係るカラーフィルタは表示部2203に用いられている。本発明により、カラーフィルタの作製工程における歩留まりが向上し、安価で、表示不良の少ないノート型パーソナルコンピュータを実現することができる。
図8(C)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、第1の表示部2403、第2の表示部2404、記録媒体(DVD等)読込部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。第1の表示部2403は主として画像情報を表示し、第2の表示部2404は主として文字情報を表示する。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。本発明に係るカラーフィルタは第1の表示部2403、または第2の表示部2404に用いられている。あるいは、第1の表示部2403と第2の表示部2404の両方に用いても良い。本発明により、カラーフィルタの作製工程における歩留まりが向上し、安価で、表示不良の少ない画像再生装置を実現することができる。
また、図8(D)は表示装置であり、筐体1901、支持台1902、表示部1903、スピーカー1904、ビデオ入力端子1905などを含む。この表示装置は、上述した実施の形態で示した作製方法により形成した薄膜トランジスタをその表示部1903および駆動回路に用いることにより作製される。なお、表示装置には液晶表示装置、発光装置などがあり、具体的にはコンピュータ用、テレビ受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。本発明により、カラーフィルタの作製工程における歩留まりが向上し、安価で、表示不良の少ない表示装置、特に22インチ〜50インチの大画面を有する大型の表示装置を実現することができる。
また、図9で示す携帯電話機は、操作スイッチ類904、マイクロフォン905などが備えられた本体(A)901と、表示パネル(A)908、表示パネル(B)909、スピーカー906などが備えられた本体(B)902とが、蝶番910で開閉可能に連結されている。表示パネル(A)908と表示パネル(B)909は、回路基板907と共に本体(B)902の筐体903の中に収納される。表示パネル(A)908及び表示パネル(B)909の画素部は筐体903に形成された開口窓から視認できるように配置される。本発明に係るカラーフィルタは、表示パネル(A)908、表示パネル(B)909に用いられている。
表示パネル(A)908と表示パネル(B)909は、その携帯電話機の機能に応じて画素数などの仕様を適宜設定することができる。例えば、表示パネル(A)908を主画面とし、表示パネル(B)909を副画面として組み合わせることができる。
本発明により、カラーフィルタの作製工程における歩留まりが向上し、安価で、表示不良の少ない携帯電話機を実現することができる。
本実施の形態に係る携帯電話機は、その機能や用途に応じてさまざまな態様に変容し得る。例えば、蝶番910の部位に撮像素子を組み込んで、カメラ付きの携帯電話機としても良い。また、操作スイッチ類904、表示パネル(A)908、表示パネル(B)909を一つの筐体内に納めた構成としても、上記した作用効果を奏することができる。また、表示部を複数個そなえた情報表示端末に本実施の形態の構成を適用しても、同様な効果を得ることができる。
以上の様に、本発明に係るカラーフィルタを用いた表示装置を、図8の表示部または図9の表示パネルとして用いることで、様々な電子機器を完成させることができる。
本実施例では、基板上に混色部を形成し、波長532nmのレーザビームを照射して、混色部を修正した実験結果について図7を用いて説明する。
まず、ガラス基板上に緑色のカラーフィルタ材料(富士フイルム社製:CG−7001)をスピンコート法で塗布した後、90℃で120秒プリベークした後、220℃で1時間ポストベークして、着色層(G)を形成した。その後、着色層(G)上に赤色のカラーフィルタ材料(富士フイルム社製:CR−7001)をスピンコート法で塗布し、90℃で120秒プリベークした後、220℃で1時間ポストベークして、着色層(G)の上に着色層(R)を形成した。つまり、着色層(G)上に赤のカラーフィルタ材料が重なっている混色部を有するサンプルを作製した。
次に、着色層(G)及び着色層(R)を形成した基板表面に、レーザビームを照射した。なお、レーザ照射装置として、レーザーマイクロカッタLR−2100ST(HOYA製)の固体レーザ(パルス励起QスイッチNd:YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ)を用い、波長は基本波の第2高調波(532nm)を用いた。このレーザ照射装置のレーザ光源の最大出力エネルギーは、第2高調波で2mJのものである。また、このレーザ照射装置は、光学系を通過して照射されるエネルギーが1〜200の目盛りに振られる。目盛り200が被照射体への照射エネルギー最大値を示し、目盛り1が最小値を示している。本明細書では、この目盛りの数値をエネルギー強度と呼ぶ。なお、波長532nmのレーザビームは、着色層(G)に対して、着色層(R)よりも高い透過率を有する(図6)。図6より、532nmの波長のレーザビームの赤色(R)に対する透過率は約3%、緑色(G)に対する透過率は約70%である。
着色層(G)上に着色層(R)を形成したサンプルには、エネルギー強度50以上90以下の強度範囲で連続的にレーザ照射すると、剥がれ残りや2色とも剥がれることがなく、着色層(R)を除去することができた。したがって、本発明に係るカラーフィルタの作製方法を用いると、不要な色のカラーフィルタ材料を選択的に除去することができ、レーザ照射された部分に対するカラーフィルタ材料の再着色工程を省略することができる。
着色層(G)上に着色層(R)を形成したサンプルに連続ショットでレーザビームを照射し、レーザビームを照射したサンプルの光学顕微鏡写真を図7(A)に示す。図7(A)より、YAGレーザの第2高調波を照射した領域においては、下層の着色層(G)701を残して、着色層(R)702が除去されている。
また、同様にガラス基板上に着色層(G)を形成した後、着色層(G)上に青色のカラーフィルタ材料(富士フイルム社製:CB−7001)をスピンコート法で塗布し、90℃で120秒プリベークした後、220℃で1時間ポストベークして、着色層(B)を形成し、混色部を有するサンプルを作製した。さらに、同様の方法で、ガラス基板上に着色層(B)を形成し、その上に着色層(R)を形成し、混色部を有するサンプルを作製した。
作製したそれぞれのサンプルに、基板表面からYAGレーザの第2高調波(532nm)を照射し、混色部の修正を行った。なお、波長532nmのレーザビームは、着色層(G)に対して、着色層(B)よりも高い透過率を有し、着色層(B)に対して、着色層(R)よりも高い透過率を有する(図6)。なお、図6より、532nmの波長のレーザビームの青色(B)に対する透過率は約15%である。
着色層(G)上に着色層(B)を形成したサンプルには、エネルギー強度40以上90以下の強度範囲で連続的にレーザ照射すると、剥がれ残りや2色とも剥がれることがなく、着色層(B)を選択的に除去することができた。したがって、本発明に係るカラーフィルタの作製方法を用いると、不要な色のカラーフィルタ材料を選択的に除去することができ、レーザ照射された部分に対するカラーフィルタ材料の再着色工程を省略することができる。
着色層(G)上に着色層(B)を形成したサンプルに連続的にレーザビームを照射し、レーザビームを照射したサンプルの光学顕微鏡写真を図7(B)に示す。図7(B)より、YAGレーザの第2高調波を照射した領域においては、下層の着色層(G)703を残して、着色層(B)704が選択的に除去されている。
また、着色層(R)上に着色層(B)を形成したサンプルには、エネルギー強度40以上50以下の強度範囲で連続的にレーザ照射すると、剥がれ残りや2色とも剥がれることがなく、着色層(R)を除去することができた。したがって、本発明に係るカラーフィルタの作製方法を用いると、不要な色のカラーフィルタ材料を選択的に除去することができ、レーザ照射された部分に対するカラーフィルタ材料の再着色工程を省略することができる。
着色層(B)上に着色層(R)を形成したサンプルに連続的にレーザビームを照射し、レーザビームを照射した領域の光学顕微鏡写真を図7(C)に示す。図7(C)より、YAGレーザの第2高調波を照射した領域においては、下層の着色層(B)705を残して、着色層(R)706が選択的に除去されている。
以上の結果より、各カラーフィルタ材料に対する透過率に差異があるレーザビームを混色部に照射することで、レーザビームの透過率の低いカラーフィルタ材料のみを選択的に除去できることが示された。
本発明のカラーフィルタの修正方法を適用したカラーフィルタの作製工程 TFTの作製工程の断面図 アクティブマトリクス型液晶表示装置の断面図 アクティブマトリクス型EL表示装置の構成を示す図 EL表示装置の断面図 各カラーフィルタ材料に対する400nmから700nmにおける光の透過率 レーザビームを照射した領域の光学顕微鏡写真 電子機器の一例を示す図 電子機器の一例を示す図
符号の説明
100 基板
101a 隔壁
101b 隔壁
101c 隔壁
101d 隔壁
102 着色層(R)
103 着色層(G)
104 着色層(B)
105 混色部
106 樹脂層
107a 凹部
107b 凹部
107c 凹部

Claims (9)

  1. 基板上に、第1の着色層と、前記第1の着色層とは異なる色の第2の着色層と、を形成し、
    前記第2の着色層のうち、前記第1の着色層上に位置し、且つ前記第1の着色層と重なる領域に、レーザビームを照射することで、前記第2の着色層の前記領域選択的に取り除き、
    前記レーザビームは、前記第2の着色層に対する透過率よりも、前記第1の着色層に対する透過率が高い波長を有することを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  2. 基板上に、第1の着色層と、前記第1の着色層とは異なる色の第2の着色層と、を形成し、
    前記第2の着色層のうち、前記第1の着色層上に位置し、且つ前記第1の着色層と重なる領域に、レーザビームを照射することで、前記第2の着色層の前記領域選択的に取り除き、
    前記レーザビームは、前記第2の着色層に対する透過率よりも、前記第1の着色層に対する透過率が10%以上高い波長を有することを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  3. 請求項または請求項において、
    前記第1の着色層及び前記第2の着色層は、液滴吐出法により形成することを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  4. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1の着色層は緑色の光を透過し、
    前記第2の着色層は青色の光を透過し、
    前記レーザビームの波長は515nm以上600nm以下であることを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  5. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1の着色層は緑色の光を透過し、
    前記第2の着色層は赤色の光を透過し、
    前記レーザビームの波長は470nm以上585nm以下であることを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  6. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1の着色層は赤色の光を透過し、
    前記第2の着色層は緑色の光を透過し、
    前記レーザビームの波長は595nm以上700nm以下であることを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  7. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1の着色層は赤色の光を透過し、
    前記第2の着色層は青色の光を透過し、
    前記レーザビームの波長は580nm以上700nm以下であることを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  8. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1の着色層は青色の光を透過し、
    前記第2の着色層は緑色の光を透過し、
    前記レーザビームの波長は400nm以上500nm以下であることを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
  9. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1の着色層は青色の光を透過し、
    前記第2の着色層は赤色の光を透過し、
    前記レーザビームの波長は400nm以上535nm以下であることを特徴とするカラーフィルタの作製方法。
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