JP4581862B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成媒体を搬送機構により搬送しつつ、画像形成面上に順次画像形成を行う画像記録部を備えた画像記録装置に関するものである。
かかる画像記録装置として、レーザー光によりペーパー(例えば印画紙等の画像形成媒体に相当)に画像露光を行う装置が知られている(例えば、下記特許文献1)。この装置の構成例を図11に示す。この装置は、現像済みネガフィルムに形成されたコマ画像の画像データや、種々の記憶メディアに格納されている画像データを読み取り、これらの画像データに基づいてペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する機能を備えている。
図11において、ペーパーマガジン100には、ペーパーPがロールに巻き取られた状態で収容されている。ペーパーマガジン100から引き出されたペーパーは、搬送経路に沿って搬送され、ペーパーカッター101により所定のプリントサイズに切断される。この切断されたペーパーPは、搬送ユニット102により、画像記録部103の方向に搬送される。この画像記録部103は、露光用の搬送ローラ(搬送機構に相当)104によりペーパーPを挟持した状態で所定速度で搬送しつつ、レーザー光を主走査方向(搬送方向である副走査方向に直交する方向)に繰り出し走査することで、ペーパーPの表面に画像(潜像)を露光形成していくものである。露光用搬送ローラ104は、搬送方向に沿って2ユニットが配置されており、上流側の搬送ローラ104と下流側の搬送ローラ104の間にレーザー光による走査位置が設定されている。画像が焼付露光されたペーパーPは、画像記録部103の下流側に配置される別の搬送ユニット105,106に受け渡され、現像処理部に送り込まれる。
ここで、レーザー光による走査露光を行う場合、画像露光中にペーパーPに対して大きな振動や負荷変動が生じると、形成される画像の画質に対して悪影響を及ぼす。従って、ペーパーPを画像記録部103から下流側に搬送して送り込んでいく場合に、下流側に配置される搬送系等により振動や負荷変動が生じないような工夫が要求されている。
そのために、画像記録部103の下流側にペーパーPを一時的に収容する収容空間部107を配置し、この収容空間部107にペーパーPを送り込むようにしている。そして、画像記録部103における画像露光が終了すると、搬送ユニット105,106により収容されたペーパーPを搬送し、現像処理部へと送り込むようにしている。このような収容空間部107を配置することで、ペーパーPに対して大きな負荷が作用しないようにし、安定した負荷状態で画像露光がなされるようにしている。
特開2005−059268号公報
かかる収容空間部107を配置するに際して、搬送方向における長さが長いペーパーPに対して画像露光を行おうとすると、その長さに対応した大きさを有する収容空間部107が必要とされていた。すなわち、収容空間部107は、搬送方向における長さが最大のプリントサイズに相当する広さが必要とされ、装置全体のサイズが大きくなるという問題点を有していた。また、ペーパーPのカール癖により、収納性や搬送性が悪くなり、これに起因して画質低下を招くという問題点も有していた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、画像形成時における振動や負荷変動を抑制すると共に、画像形成媒体を収容する収容空間部を小型化することができる画像記録装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像記録装置は、
画像形成媒体を搬送機構により搬送しつつ、画像形成面上に順次画像形成を行う画像記録部を備えた画像記録装置であって、
画像記録部よりも搬送下流側に配置され、搬送機構により送り出されてくる画像形成媒体を一時的に収容する収容空間部と、
この収容空間部に配置され、巻き取りドラムと、画像形成媒体を巻き取りドラムに対して圧着する圧着ローラとで構成される、所定長さ以上の画像形成媒体を一時的に巻き取るための巻き取り機構と、
この巻き取り機構により画像形成媒体を巻き取るに際し、画像形成媒体にたるみが生じた状態での巻き取りを可能にする巻き取り制御機構と
画像形成媒体の巻き取り機構による巻き取り開始時には、巻き取りドラムと圧着ローラの間には隙間が形成された状態に設定され、この隙間に画像形成媒体の先端が挿入されてきたことを検出する挿入検出手段と、
この挿入に伴い巻き取りドラムの回転を開始させるドラム回転制御手段と、
巻き取りドラムの回転に伴い、圧着ローラもドラムの外周方向に沿って移動させると共に、圧着ローラを徐々に圧着方向へと移動させる圧着ローラ移動手段とを備えたことを特徴とするものである。
かかる構成による画像記録装置の作用・効果を説明する。まず、画像記録部よりも搬送下流側には、画像形成媒体を一時的に収容する収容空間部が設けられている。この収容空間部には、画像形成媒体を一時的に巻き取るための巻き取り機構が設けられている。すなわち、画像記録部から送り出されてくる所定長さ以上の画像形成媒体は、巻き取り機構により巻き取り可能となっている。このように、単に収容空間部へ送り込むのではなく、巻き取り機構により巻き取るようにしたので、収容するための空間の大きさを小さくすることができる。また、巻き取りを行う場合、たるみが生じた状態での巻き取りを行うようにしている。このようなたるみを形成することで、巻き取り機構による巻き取り動作による振動や負荷変動が、画像記録部の方向に伝わらないようにすることができる。その結果、画像形成時における振動や負荷変動を抑制すると共に、画像形成媒体を収容する収容空間部を小型化することができる画像記録装置を提供することができる。
この構成によると、画像形成媒体は、巻き取りドラムと圧着ローラにより圧着した状態で巻き取りドラムに巻き取られていく。巻き取り機構により画像形成媒体の巻き取りを開始するときには、巻き取りドラムと圧着ローラの間に隙間が形成されて状態となっている。従って、画像形成媒体に対して負荷を作用させることなく、巻き取りドラムと圧着ローラの間に画像形成媒体を挿入することができる。そして、この隙間に画像形成媒体の先端が挿入されたことが検出されると、巻き取りドラムの回転を開始する。これにより、巻き取りドラムによる巻き取り動作が開始されることになる。また、巻き取りドラムの回転動作に連動して、圧着ローラもドラムの外周方向に沿って移動する。更に、この外周方向への移動と共に、圧着方向への移動も行われる。これにより、挿入された画像形成媒体の先端近傍を圧着ローラにより挟持した状態へと移行することができる。圧着ローラの圧着方向への移動は、徐々に移動するように構成されているため、画像形成媒体に対して大きな負荷変動が生じることを防止することができる。
本発明において、巻き取りドラムが回転するときのドラムの周速は、前記搬送機構による画像形成媒体の搬送速度と同一もしくは略同一となるように設定されていることが好ましい。
ドラムの周速を上記のように設定することで、画像形成中の画像形成媒体に対して大きな負荷変動や振動を生じさせることなく、かつ、可能な限りの速度で巻き取りドラムを回転することができる。
本発明に係る前記圧着ローラ移動手段は、巻き取りドラムの回転中心に設けられた固定軸に取り付けられたカム機構を備えていることが好ましい。
巻き取りドラムの回転中心にある固定軸にカム機構を設けることで、巻き取り機構を全体的にコンパクトにまとめることができ、圧着ローラの外周方向の移動と圧着方向の移動をスムーズに行うことができる。
本発明において、巻き取りドラムの下方に、画像形成媒体のたるみ状態を検出するたるみ検出センサーを備えており、
前記ドラム回転制御手段は、前記巻き取りドラムと圧着ローラにより画像形成媒体の先端を圧着した後、巻き取りドラムを一旦停止させ、その後、画像形成媒体が搬送機構により送り込まれることで、たるみ量が所定量よりも大きくなったことが検出されると、巻き取りドラムを回転させ、たるみ量が所定量よりも小さくなると巻き取りドラムを停止させるように制御を行うことが好ましい。
巻き取りドラムの下方にたるみ検出センサーを備えており、たるみ量が所定量よりも大きいか否かを検出することができる。一方、巻き取りドラムの回転動作はドラム回転制御手段により制御される。この制御内容について、以下説明する。巻き取りドラムと圧着ローラの間の隙間に画像形成媒体の先端が挿入されると、巻き取りドラムを回転させるが、巻き取りドラムを回転し、圧着ローラによる圧着動作が行われると、回転を一旦停止させる。この状態で画像記録部からの画像形成媒体の送り込みは引き続いて行われるので、画像形成媒体に生じるたるみは徐々に大きくなっていく。たるみ検出センサーにより所定量以上のたるみ量が検出されると、巻き取りドラムの回転を再開する。これにより、画像形成媒体の巻き取りも再開し、たるみは徐々に少なくなっていく。そして、たるみ量が所定量以下になったことが検出されると、再び巻き取りドラムを停止させる。以下は、画像形成媒体の長さに応じて、巻き取りドラムの回転が間歇的に行われる。このように、たるみ量が大きくなりすぎないように制御することで、収容空間部の大きさを抑制しながらも、大きな負荷変動が生じることなく画像形成媒体を巻き取ることができる。
本発明に係る前記ドラム回転制御手段は、たるみ量を小さくさせる時の巻き取りドラムの回転速度は、画像形成媒体の先端を圧着するまでの回転速度よりも高速となるように制御することが好ましい。
たるみ量を小さくするときの巻き取りドラムの回転速度を高速で行うことで、たるみ量が大きくなりすぎるのを抑制し、収容空間部の大きさを抑制しながらも、大きな負荷変動が生じることなく画像形成媒体を巻き取ることができる。
本発明において、画像記録部に画像形成媒体が送り込まれてきたことを検出する媒体検出センサーを備え、前記挿入検出手段は、この媒体検出センサーにより検出結果に基づいて、画像形成媒体が前記隙間に送り込まれてきたタイミングを演算することが好ましい。
画像記録部において画像形成を行う場合には、画像形成媒体が送り込まれてきたことを検出する必要があり、そのために媒体検出センサーが設けられる。画像記録部において搬送方向により所定速度で搬送されるため、媒体検出センサーにより画像形成媒体を検出してから巻き取りドラムと圧着ローラの隙間に送り込まれるまでのタイミングを演算することができる。例えば、搬送機構による搬送量に基づいて、タイミングを演算することができる。これにより、隙間に挿入されてきたタイミングを確実に検出することができる。
本発明において、画像記録部から送り出される画像形成媒体を巻き取りドラムへと導くガイド機構とを備えたことが好ましい。
これにより、画像記録部から送り出される画像形成媒体は、ガイド機構により案内されて巻き取りドラムへと送り込まれる。かかるガイド機構を設けることで、大きな負荷変動を与えないように巻き取りドラムへと画像形成媒体を案内することができる。
本発明に係るガイド機構は、ガイド位置と非ガイド位置とを切替可能に構成され、
巻き取りドラムが所定量回転した時点で、ガイド位置から非ガイド位置へとガイド機構を切り替えるガイド制御手段を備えていることが好ましい。
ガイド機構は、画像形成媒体を巻き取りドラムの方向に案内するために必要であるが、巻き取りドラムと圧着ローラによる画像形成媒体の圧着が行われた後は、ガイド機構を非ガイド位置へと切り替えることが好ましい。これにより、画像形成媒体に対して大きな負荷を与えないようにして、たるみを発生させることができる。
本発明に係る画像記録装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、画像記録装置を備えた写真処理システムの構成を示す部分断面図である。
<写真処理システムの構成>
図1に示す写真処理システムは、画像データを取得し、この画像データに基づいてペーパー(画像形成媒体に相当)の乳剤面(画像形成面に相当)に画像を焼付露光し、写真プリントを作成する機能を備えている。フィルムスキャナー1は、現像済みの写真フィルムに形成されているコマ画像をスキャニングし、画像データを取得することができる。メディア読取部2は、デジタルカメラ用の記憶メディアや、その他の記録媒体に格納されている画像データを読み取ることができる。
ペーパーマガジン3には、長尺状のペーパーPがロールRの形態で収容されており、装置本体に対して着脱自在に取り付けることができる。ペーパーマガジン3は、1台もしくは複数台を装置本体に着脱自在に取り付けることができる。ペーパーマガジン3から引き出されたペーパーPは、所定の搬送経路に沿って搬送される。ペーパーマガジン3から引き出されたペーパーPは、アドバンスローラユニット4により方向変換され、ペーパーカッター5により、所定のプリントサイズに切断される。切断されたペーパーPは、搬送ユニット6により下流側に配置される露光エンジン7(画像記録部に相当)へと搬送される。
露光エンジン7には、搬送ユニット6により搬送されてきたペーパーPを受け取る受け取りローラ8が設けられている。受け取りローラの下流側には、上流側露光搬送ローラ9aと下流側露光搬送ローラ9b(これらは、搬送機構に相当)が設けられている。これら露光搬送ローラ9a,9bの間に、レーザー光による露光位置が設定されている。露光搬送ローラ9と受け取りローラ8の間に、ペーパー検出センサー10(媒体検出センサーに相当)が設けられており、ペーパーPが送り込まれてくると、その先端部分を検出することができる。このペーパー検出センサー10は、赤外光を出力する発光素子とこれを受光する受光素子により構成することができる。このペーパー検出センサー10によりペーパーPを検出することで、露光位置における露光開始タイミングを決めることができる。
露光エンジン7は、公知の構造を備えており、レーザー光源(レーザーダイオード等)から出力されるレーザー光を画像データに基づいて光変調し、この光変調されたレーザー光をペーパーPに照射することで、画像露光を行う。画像露光を行う際には、ペーパーPは、露光搬送ローラ9a,9bにより挟持された状態で、所定速度(一定速度)で搬送される。レーザー光は、ペーパーPが搬送される方向(副走査方向)と直交する主走査方向に繰り出し走査されることで、1ラインごとに画像(潜像)が焼付露光される。
画像露光が行われながら、ペーパーPは、下流側の露光搬送ローラ9bにより送り出されていく。露光エンジン7の下流側には、第1搬送ユニット11が配置されている。詳しくは後述するが、第1搬送ユニット11は、所定の回転軸芯まわりに回転可能に設けられており、下流側の露光搬送ローラ9bにより受け渡されたペーパーPを、更に第2搬送ユニット12に受け渡す機能を備えている。第2搬送ユニット12は、垂直方向に移動可能であり、受け渡されたペーパーPを現像処理部へと送り込む。
露光エンジン7の下流側(図1において露光エンジン7の右側)には、搬送方向における長さが所定長さ以上のペーパーPを一時的に収容するための収容空間部Sが設けられている。収容空間部Sには、ペーパーPを巻き取るための巻き取りドラム20と、この巻き取りドラム20の外周面にペーパーPを圧着して保持するための圧着ローラ21が配置されている。これら巻き取りドラム20と圧着ローラ21は、巻き取り機構として機能するものである。巻き取りドラム20の下方には、収容空間部Sに収容されるペーパーPのたるみを検出するたるみ検出センサー22が設けられている。たるみ検出センサー22は、発光素子22aと受光素子22bにより構成され、発光素子22aから照射される光がペーパーPにより遮断されると、たるみ量が所定量よりも大きな状態と判断される。
<収容空間部の構成>
次に、図1における収容空間部Sの構成を更に図2により説明する。第1搬送ユニット11は、下流側露光搬送ローラ9bの更に下流側に配置されており、挟持搬送ローラ対11aと、ガイド板11bとを備えている。ガイド板11bの上流側端部には開口部11cが形成され、ペーパーPを受け入れやすい状態としている。図2において挟持搬送ローラ対11aの高さは、露光搬送ローラ9の高さと同じ高さに設定されている。第2搬送ユニット12は、第1搬送ユニット11とほぼ同じ構成であり、挟持搬送ローラ対12aとガイド板12bとを備えている。第1搬送ユニット11は、所定の回転軸芯周りに90゜回転可能であり(図10参照)、90゜回転すると、第2搬送ユニット12へとペーパーPを受け渡すことができる。第2搬送ユニット12は、垂直方向に移動することが可能であり、受け取ったペーパーPを不図示の現像処理部へと送り込む役割を果たす。第2搬送ユニット12は、ベルトコンベア13と連結されており、ベルトコンベア13を駆動することで、第2搬送ユニット12を垂直方向に駆動させることができる。
第1搬送ユニット11の下流側には、ガイド板23(ガイド機構に相当)が設けられており、収容空間部S内に送り込まれてきたペーパーPを巻き取りドラム20の方向へとガイドする。ガイド板23には、ペーパーPをスムーズに案内するための円弧状のガイド面23bが形成されている。ガイド板23は、回転軸芯23a周りに回転可能であり、ペーパーPをガイドするガイド位置と、ガイドしない非ガイド位置とを切り替えることができる。切替用の駆動機構として、例えば、ソレノイドを用いることができる。図2に示すのは、ガイド位置にセットされた状態である。
巻き取りドラム20は、回転軸芯20a周りに回転することができる。巻き取りドラム20によるペーパーPの巻取りを開始する前は、巻き取りドラム20の外周面と、圧着ローラ21の表面とは離間しており隙間が形成された状態である。
このような収容空間部Sや巻き取り機構は、次のような理由により設けられる。露光エンジン7により画像露光を行う場合は、露光搬送ローラ9によりペーパーPを所定速度で搬送させながら、走査露光を行っている。この走査露光を行っているときに、ペーパーPが振動したり大きな負荷変動が生じると、ペーパーPに形成される画像の画質が低下する。そこで、かかるペーパーPに対する大きな負荷変動が生じないように、露光搬送ローラ9bにより送り出されるペーパーPは収容空間部Sに一時的に収容される。ただし、搬送方向における長さが長いペーパーを収容空間部Sに収容しようとすると、大きな収容スペースが必要となり、装置の大型化を招来するため、巻き取り機構を設けて収容空間部Sの大型化を抑制している。また、詳しくは後述するが、巻き取り機構により巻取りを行う際には、ペーパーPにたるみが生じた状態で巻き取るようにしている。たるみを持たせることで、露光位置に大きな振動や負荷変動を伝えることなく、ペーパーPを巻き取ることができる。
<巻き取り機構の構成>
次に、巻き取り機構を構成する巻き取りドラム20と圧着ローラ21の詳細構成を図3により説明する。また、圧着ローラ21を圧着方向に移動するためのカム機構(圧着ローラ移動手段に相当)については、図4に示す。巻き取りドラム20は、固定された固定軸200の周りに回転可能に支持されている。巻き取りドラム20は、樹脂製であり、その外周面にペーパーPが巻き取られる。巻き取りドラム20の軸方向端部には、巻き取りドラム20を回転させるための連結ギヤ201が取り付けられ、更に巻き取りドラム20の軸方向両側には、圧着ローラ21を圧着方向に付勢するためのコイルスプリング24を掛ける円周溝202が設けられている。
圧着ローラ21は、巻き取りドラム20の軸方向に平行に配置されるローラ支軸210と、このローラ支軸210の表面に2箇所設けられる樹脂製の支軸211と、更にこの支軸211の表面に取り付けられる圧着部材212が設けられる。この圧着部材212は、スポンジ等の弾性を有する部材により形成され、ペーパーPを巻き取りドラム20の外周面と圧着ローラ21の圧着部材212とで、ペーパーPを圧着挟持する。樹脂製の支軸211が軸方向に移動するのを阻止するため、Eリング213が組み込まれている。ローラ支軸210の軸方向両側には、コイルスプリング24を掛けるための溝部214が形成される。更に、ローラ支軸210の軸方向両側(溝部214よりも内側)には、カム連結軸215が取り付けられており、このカム連結軸215が後述のカム機構のカム面203aに連動することで、圧着ローラ21を圧着方向及び非圧着方向へと移動させることができる。かかる図3に示す機構によれば、巻き取りドラム20が回転すると、これに連動して圧着ローラ21も巻き取りドラム20の外周方向に沿って回転移動(固定軸200回りに回転移動)することができる。なお、圧着ローラ21自身は、ローラ支軸210を回転中心として、フリーに回転できるように軸支されている。
次に、圧着ローラ21を圧着方向に移動させるためのカム機構を図4により説明する。図4は、図3に示す巻き取り機構を、カムが形成されている箇所で固定軸200に垂直な面で切断した断面図を示している。図4に示すようにカム機構203は、クラッチ部材204を介して固定軸200に対して結合される。カム機構203は、カム面203aを有しており、先ほど説明したコイルスプリング24の付勢力により、カム連結軸215の先端215aがカム面203aに常時接触するように構成されている。カム面203aは、図4に示すようにθ=180゜の範囲に形成されているため、カム連結軸215(圧着ローラ21)がカム機構203に対して回転移動できる範囲も180゜となる。カム面203aの両端部には、第1壁面203bと第2壁面203cが形成されており、カム連結軸215がこれら壁面203b,203cに当接するように構成される。
図4(a)は、圧着ローラ21と巻き取りドラム20の間に隙間が形成された初期状態を示す図であり、(b)は圧着ローラ21が180゜回転し、圧着ローラ21によるペーパーPの圧着が行われた状態を示す図である。巻き取りドラム20を180゜回転させると、図4(b)の状態となるが、更に巻き取りドラム20を回転させると、カム連結軸215が第2壁面203cに当接し、強制的にカム機構203も一緒に固定軸200回りに回転させる。このときは、クラッチ部材204に摩擦すべりが生じている状態である。従って、クラッチ部材204を設けることで、圧着ローラ21もカム機構203により規制される範囲(180゜)以上に回転させることができる。
<制御ブロック図>
次に、画像記録装置の制御ブロック構成を図5により説明する。ペーパー先端検出手段30は、ペーパー検出センサー10によりペーパーPの先端(先頭)を検出し、ペーパーPが到来したことを検出する。この検出されたタイミングにより、下流側において現在ペーパーPがどの位置にあるかを認識することができる。ローラ駆動手段31は、露光搬送ローラ9を駆動するため駆動機構や駆動回路等により構成される。搬送量検出手段32は、露光搬送ローラ9の回転量を検出することで、ペーパーPの搬送量を検出する。露光搬送ローラ9は、一定速度で回転するように制御されているため、エンコーダ等により搬送量をモニターすることができる。
ペーパー位置検出部33は、ペーパー先端検出手段30により検出されたペーパーPの先端位置と、搬送量検出手段32により検出されるペーパーPの搬送量に基づいて、ペーパーPの種々の位置を演算し、検出する機能を提供する。露光開始タイミング検出手段33aは、検出されたペーパーPの先端位置に基づいて、レーザー光による露光開始タイミングを検出する。ペーパー検出センサー10の位置と、レーザー光による露光位置は、設計的に定まっているため、演算することができる。ペーパー後端脱出検出手段33bは、画像の焼付露光が完了したペーパーPの後端が、下流側の露光搬送ローラ9bから脱出したことを検出する。挿入検出手段33cは、ペーパーPの先端が巻き取りドラム20と圧着ローラ21の間の隙間に挿入されたことを検出する。隙間への挿入量については適宜設定することができる。
露光制御部34は、露光開始タイミング検出手段33aによる検出結果に基づいて、レーザー光による画像露光を開始する。これにより、ペーパーPの乳剤面に画像データにより光変調されたレーザー光を走査し、潜像を形成する。
第1搬送ユニット駆動部35は、第1搬送ユニット11を駆動するための機構を提供する。圧着駆動手段35aは、搬送ローラ対11aを圧着状態と被圧着状態とに切り替えるための機構である。露光エンジン7により画像露光が行われているときは、非圧着状態とし、ペーパーPに負荷が作用しないようにする。ユニット回転手段35bは、第1搬送ユニット11の全体を90゜回転させるための機構であり、水平状態と垂直状態とに切り替えることができる。ローラ駆動手段35cは、搬送ローラ対11aを回転駆動させる機構を備えている。
第2搬送ユニット駆動部36は、第2搬送ユニット12を駆動するための機構を提供する。ユニット移動手段36aは、第2搬送ユニット12を垂直方向に移動させる機構を備えている。ローラ駆動手段36bは、搬送ローラ対12aを回転駆動させる機構を備えている。
搬送ユニット駆動制御手段37は、第1搬送ユニット11と第2搬送ユニット12の駆動制御を行う。例えば、ペーパー位置検出部33により、ペーパーPの後端が露光搬送ローラ9bから脱出すると、搬送ローラ対11aを圧着状態に切り替える。
ガイド駆動手段38は、ガイド板23を駆動するための機構を備えている。ガイド駆動制御手段39は、ガイド板23をガイド位置と非ガイド位置のいずれかに設定されるように、ガイド駆動手段38に対して指令信号を出力する。
プリントサイズ設定手段40は、画像露光されるペーパーPのプリントサイズのデータが設定記憶される。このプリントサイズデータに基づいて、ガイド板23の開閉制御が行われ、巻き取り機構を動作させない場合は、ガイド板23が最初から非ガイド位置となるように設定される。巻き取り機構を動作させる場合は、巻き取りドラム20による巻き取り動作を開始してから所定タイミング後にガイド板23をガイド位置から非ガイド位置へと切り替え制御する。
たるみ量検出手段41は、たるみ検出センサー22による検出結果に基づいて、たるみ量が所定量以上か以下かを検出する。ドラム駆動手段42は、巻き取りドラム20を回転駆動するための機構を備えている。回転量検出手段43は、巻き取りドラム20の回転量を検出する。例えば、巻き取りドラム20に連動して回転するエンコーダにより、回転量をモニターすることができる。
ドラム回転制御手段44(巻き取り制御機構に相当)は、巻き取りドラム20の回転駆動の制御を行う機能を有する。この回転制御は、挿入検出手段33cによるペーパーPの先端挿入の検出や、プリントサイズ設定手段40により設定されているプリントサイズのデータなどに基づいて、巻き取りドラム20の回転及び停止制御を行う。
図5に示す制御ブロックは、コンピュータソフトウェアやハードウェアの機能により構築することができる。どの機能をソフトウェアで実現し、どの機能をハードウェアにより実現するかについては、ペーパー処理の能力等に応じて適宜決めることができる。
<巻き取り機構の動作>
次に、ペーパーPに画像露光を行ってから現像処理部へ送り出すまでの動作について、図6A,6Bのフローチャート及び図2、図7〜図10により説明する。なお、プリントサイズ設定手段38には、巻き取り機構を動作させる必要がある長さのプリントサイズが予め設定されているものとする。
所定のプリントサイズに切断されたペーパーPの先端がペーパー検出センサー10により検出される(#01)。先端を検出してから、所定タイミングの後、ペーパーPの乳剤面に対してレーザー光が走査露光され、画像が形成されていく(#02)。
レーザー光による走査露光が行われながら、ペーパーPは露光搬送ローラ9により搬送されており、ペーパーPの先端は、第1搬送ユニット11のガイド板11bを通過し、ガイド板23によりガイドされていく。このとき、第1搬送ユニット11の搬送ローラ対11aは圧着状態が解除されており、大きな負荷が作用することなく、ペーパーPは第1搬送ユニット11の位置を通過することができる。また、ガイド板23は予め図2に示すようなガイド位置に設定されている。ペーパーPの先端位置は、ペーパー検出センサー10による検出結果と、ペーパーPの搬送量に基づいて演算されており、ペーパーPの先端が巻き取りドラム20と圧着ローラ21の間の隙間に挿入されたか否かを判断する(#03)。
挿入検出手段33cによりペーパーPの先端が挿入されたことが検出されると、巻き取りドラム20の回転が開始する(#04)。図2は、ちょうどペーパーPの先端が挿入された直後の状態を示している。巻き取りドラム20は、図2の時計方向に回転すると共に、圧着ローラ21も同じように回転中心20a周りに回転する。また、前述したカム機構の作用により、圧着ローラ21と巻き取りドラム20の間の隙間は徐々に狭くなっていき、圧着ローラ21は圧着方向に移動させられていく。
巻き取りドラム20が所定量(図例では180゜)回転すると、巻き取りドラム20の回転は停止する(#05,06)。回転量のモニターは、回転量検出手段43により行う。図7は、巻き取りドラム20の回転が停止した直後の状態を示す図である。巻き取りドラム20と圧着ローラ21により、ペーパーPの先端が挟持されている。搬送ユニット11と、このペーパーPの挟持位置の間では、若干ペーパーPがたるんでいる状態である。巻き取りドラム20の回転速度については、その周速度が露光搬送ローラ9によるペーパーPの送り速度と同じかほぼ同一になるように設定されている。かかる速度に設定するのは、ペーパーPに対して大きな負荷変動が作用することなく、できる限り速い速度でペーパーPを巻き取るためである。
また、巻き取りドラム20の回転停止と同時にガイド板23を開き非ガイド位置へと移動させる(#07)。なお、ステップ#06と#07については、同時もしくはほぼ同時に行うことが好ましい。従って、ガイド板23の非ガイド位置への切り替え動作が、巻き取りドラム20の停止よりも少し早く行われてもよい。ガイド板23を開くことで、ペーパーPのたるみが大きくなったとしても、ガイド板23へのこすれが生じにくくなり、負荷変動を抑制することができる。
巻き取りドラム20を停止させた後も、ペーパーPは露光搬送ローラ9により収容空間部Sへ送り込まれてくる。このとき、ペーパーPの後端が第1搬送ユニット11に到達したか否かを判断する(#08)。到達していれば、ステップ#15へ移行する。ステップ#08で後端が到達していなければ、ペーパーPが送り込まれることで徐々にたるみが大きくなる状態となり、図8に示すように、発光素子22aからの光がペーパーPのたるみで遮断される状態となる(#09)。
これにより、たるみ量検出手段41により所定量以上のたるみが生じたものと判断し、巻き取りドラム20を再び回転させる(#10)。この巻き取りドラム20の回転は、先ほどのステップ#04における回転駆動よりも高速で行われる。これは、大きくなりすぎたたるみを早期に解消するためである。巻き取りドラム20の回転により、発光素子22aの光の遮断状態が解消され、たるみ量が所定量以下になったと判断された場合、再び巻き取りドラム20を停止させる(#12)。そして、ステップ#08へ戻る。
たるみ量が所定量以下でない場合は、一旦ステップ#13に移行し、ステップ#08と同じ判定を行う。ペーパー後端が第1搬送ユニット11に到達していなければ、ステップ#11に戻り、再びたるみ量のモニターを行う。ペーパー後端が第1搬送ユニット11に到達していれば、巻き取りドラム20の回転を停止する。図9は、図8の状態から、更に巻き取りドラム20が回転した状態を示している。第1搬送ユニット11にペーパーPの後端が到達した状態とは、挟持搬送ローラ対11aよりもペーパーPの後端が少し上流側に突出した状態として定義することができる。突出量については、適宜設定することができる。この後端到達については、ペーパー後端脱出検出手段33bの機能に基づき検出することができる。
以上のような巻き取りドラム20の回転及び停止の制御は、ドラム回転制御手段44の機能に基づき行われる。たるみ検出センサー22によりたるみ量を検出することで、巻き取りドラム20は回転及び停止を繰り返す間歇駆動制御がなされることになる。この回転及び停止を何回繰り返すかについては、プリントサイズにより定まるものである。
ペーパーPの後端が第1搬送ユニット11に到達し、巻き取りドラム20の回転が停止すると、第1搬送ユニット11の挟持搬送ローラ対11aを非圧着状態から圧着状態へと切り替える(#15)。また、第1搬送ユニット11を90゜回転させて垂直姿勢とする(#16)。この状態を図10に示す。このとき、ちょうど第1搬送ユニット11と第2搬送ユニット12の搬送面が向かい合う状態となる。次に、搬送ローラ対11aを回転駆動させ、ペーパーPを第2搬送ユニット12へと受け渡す(#17)。これと同時に、巻き取りドラム20を逆回転(反時計方向)させていく。
第2搬送ユニット12により挟持されたペーパーPは上方に搬送されていき、不図示の現像処理部に送り込まれ現像処理が施される。巻き取り機構によりペーパーPが巻き取られる前と、第2搬送ユニット12で搬送するときとでは、ペーパーPの搬送方向における先端と後端が入れ替わった状態で搬送されることになる。
第2搬送ユニット12へのペーパーPの受け渡しが完了すると、次のペーパーPを受け入れるべく初期状態にセットする。すなわち、ガイド板23をガイド位置に復帰させると共に、巻き取りドラム20と圧着ローラ21も初期位置に復帰させ、次のペーパーPの先端を受け入れる体勢を整える。また、第1搬送ユニット11も水平状態に復帰させると共に、搬送ローラ対11aを非圧着状態にセットする。
以上、画像記録装置の主要部分の動作について説明した。説明は、ペーパーPの搬送方向の長さが所定長さ以上のプリントサイズの場合について行った。ペーパーPの長さが所定長さ以下の場合、すなわち、巻き取り機構を動作させる必要がない場合、ガイド板23は、最初から非ガイド位置へと切り替えておく。巻き取りドラム20へペーパーPをガイドさせる必要がないので、できるだけペーパーPに対して作用する負荷を抑制するためである。
<別実施形態>
本実施形態では、画像記録部としてレーザー光を用いる露光エンジンについて説明したが、本発明としてはこれに限定されるものではなく、例えば、液晶シャッターを用いた画像露光や、インクジェットプリンタの場合にも本発明は応用できるものである。よって、画像形成媒体は、写真感光材料以外のペーパーについても含まれるものである。
巻き取り機構については、本実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変形例が可能である。巻き取りドラム20の配置は、第1搬送ユニット11の下方に位置しているが、これは、装置全体のスペースは位置を考慮して、適切な配置構成とすることができる。
挿入検出手段33cについては、ペーパー検出センサー10による検出結果に基づいて検出を行っているが、ペーパーPの挿入を検出するための専用のセンサーを挿入位置の近傍に配置してもよい。第1搬送ユニット11へのペーパーPの後端到達の検出も、専用のセンサーを第1搬送ユニット11に搭載してもよい。
画像記録装置を備えた写真処理システムの構成を示す部分断面図 収容空間部の構成を示す図 巻き取り機構の構成を示す詳細な斜視図 圧着ローラを移動させるカム機構を示す図 画像記録装置の制御ブロック構成を示す図 画像記録装置の動作を示すフローチャート 画像記録装置の動作を示すフローチャート 画像記録装置の動作を示す動作図1 画像記録装置の動作を示す動作図2 画像記録装置の動作を示す動作図3 画像記録装置の動作を示す動作図4 従来技術に係る画像記録装置の構成を示す図
符号の説明
7 露光エンジン
9a,9b 露光搬送ローラ
10 ペーパー検出センサー
11 第1搬送ユニット
11a 挟持搬送ローラ対
12 第2搬送ユニット
12a 挟持搬送ローラ対
20 巻き取りドラム
21 圧着ローラ
22 たるみ検出センサー
23 ガイド板
30 ペーパー先端検出センサー
33 ペーパー位置検出部
33b ペーパー後端脱出検出手段
33c 挿入検出手段
35 第1搬送ユニット駆動部
36 第2搬送ユニット駆動部
37 搬送ユニット駆動制御手段
38 ガイド駆動手段
39 ガイド駆動制御手段
40 プリントサイズ設定手段
41 たるみ量検出手段
42 ドラム駆動手段
43 回転量検出手段
44 ドラム回転制御手段
203 カム部材
203a カム面
210 ローラ支軸
211 支軸
212 圧着部材
215 カム連結軸
S 収容空間部
P ペーパー

Claims (8)

  1. 画像形成媒体を搬送機構により搬送しつつ、画像形成面上に順次画像形成を行う画像記録部を備えた画像記録装置であって、
    画像記録部よりも搬送下流側に配置され、搬送機構により送り出されてくる画像形成媒体を一時的に収容する収容空間部と、
    この収容空間部に配置され、巻き取りドラムと、画像形成媒体を巻き取りドラムに対して圧着する圧着ローラとで構成される、所定長さ以上の画像形成媒体を一時的に巻き取るための巻き取り機構と、
    この巻き取り機構により画像形成媒体を巻き取るに際し、画像形成媒体にたるみが生じた状態での巻き取りを可能にする巻き取り制御機構と
    画像形成媒体の巻き取り機構による巻き取り開始時には、巻き取りドラムと圧着ローラの間には隙間が形成された状態に設定され、この隙間に画像形成媒体の先端が挿入されてきたことを検出する挿入検出手段と、
    この挿入に伴い巻き取りドラムの回転を開始させるドラム回転制御手段と、
    巻き取りドラムの回転に伴い、圧着ローラもドラムの外周方向に沿って移動させると共に、圧着ローラを徐々に圧着方向へと移動させる圧着ローラ移動手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 巻き取りドラムが回転するときのドラムの周速は、前記搬送機構による画像形成媒体の搬送速度と同一もしくは略同一となるように設定されていることを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  3. 前記圧着ローラ移動手段は、巻き取りドラムの回転中心に設けられた固定軸に取り付けられたカム機構を備えていることを特徴とする請求項又はに記載の画像記録装置。
  4. 巻き取りドラムの下方に、画像形成媒体のたるみ状態を検出するたるみ検出センサーを備えており、
    前記ドラム回転制御手段は、前記巻き取りドラムと圧着ローラにより画像形成媒体の先端を圧着した後、巻き取りドラムを一旦停止させ、その後、画像形成媒体が搬送機構により送り込まれることで、たるみ量が所定量よりも大きくなったことが検出されると、巻き取りドラムを回転させ、たるみ量が所定量よりも小さくなると巻き取りドラムを停止させるように制御を行うことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記ドラム回転制御手段は、たるみ量を小さくさせる時の巻き取りドラムの回転速度は、画像形成媒体の先端を圧着するまでの回転速度よりも高速となるように制御することを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  6. 画像記録部に画像形成媒体が送り込まれてきたことを検出する媒体検出センサーを備え、前記挿入検出手段は、この媒体検出センサーによる検出結果に基づいて、画像形成媒体が前記隙間に送り込まれてきたタイミングを演算することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  7. 画像記録部から送り出される画像形成媒体を巻き取りドラムへと導くガイド機構とを備えたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記ガイド機構は、ガイド位置と非ガイド位置とを切替可能に構成され、
    巻き取りドラムが所定量回転した時点で、ガイド位置から非ガイド位置へとガイド機構を切り替えるガイド制御手段を備えていることを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
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