JP4333669B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成媒体の表面に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置に関するものである。
ペーパー(画像形成媒体に相当)の表面に画像を形成する画像形成装置としては種々の構造のものが知られているが、その代表的な構造について説明する。ペーパーは、ペーパーマガジンにロールに巻回された状態で収容されており、ペーパーマガジンから引き出された長尺状のペーパーは、所定の搬送経路に沿って搬送されてカッターの位置まで送られる。このカッターにより、所定のプリントサイズとなるようにカットされると、カットされたペーパーは、受け取り位置においてチャッカーユニット(媒体搬送部に相当)により受け取られた後、受け渡し位置まで搬送される。
受け渡し位置において、下流側の搬送機構がペーパーを受け取ると、画像形成部においてペーパー表面に画像形成が行なわれる。この画像形成部としては、例えば、レーザーエンジンが用いられ、ペーパーを副走査方向に搬送しつつ、画像データにより光変調されたレーザー光を主走査方向に繰り返し走査することで、ペーパー表面に潜像を形成する。このペーパーは、現像処理部において所定の現像処理を施すことで、潜像を顕在化させて、写真プリントを作成することができる。
かかる画像形成装置において、広告プリントのようにプリントサイズがかなり大きなプリントを作成しようとする場合、その送り長さや幅方向長さがかなり長くなるものがある。画像形成部で画像形成を行なうために、媒体搬送部により画像形成媒体を画像形成部に受け渡し、画像形成媒体の画像形成面に画像を形成する。そして、送り長さの長い画像形成媒体の場合は、上記受け渡しを行いつつ画像形成を行うことになる。かかる場合に、受け渡し位置を画像形成媒体の後端が通過するときに、後端に引っ掛かりが生じると、その振動が伝達しバンディング等の悪影響を及ぼし画質を低下させる要因となる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、サイズの大きな画像形成媒体の受け渡しを行ないつつ画像形成を行なう場合であっても、画像形成に対して悪影響を与えることなく受け渡しを行なうことができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像形成装置は、
画像形成媒体の表面に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
搬送上流側の受け取り位置において、画像形成媒体を供給する媒体供給部から画像形成媒体を受け取り、搬送下流側の受け渡し位置において、画像形成部へ画像形成媒体を受け渡す媒体搬送部を備え、
受け渡し位置において、画像形成部側の幅方向にわたって形成された第1凹凸部と、
この第1凹凸部の凸部に支持された案内ローラと、
媒体搬送部側の幅方向にわたって形成された第2凹凸部とを備え、
受け渡し位置においてこれら第1凹凸部と第2凹凸部とが、噛み合うように構成されていることを特徴とするものである。
この構成による画像形成装置の作用・効果を説明する。媒体搬送部は、搬送上流側の受け取り位置において画像形成媒体を受け取ると、これを下流側の受け渡し位置まで搬送する。受け渡し位置にて画像形成媒体が画像形成部に受け渡された後、画像形成が行われる。ここで、受け渡し位置において、画像形成部側の幅方向にわたって第1凹凸部が形成され、媒体搬送部が受け渡し位置に移動してくると、媒体搬送部の第2凹凸部が第1凹凸部と噛み合う。かかる凹凸噛み合いにより、画像形成媒体を媒体搬送部から送り出すときに画像形成媒体の先端が引っかかることなく受け渡される。また、画像形成媒体の後端が受け渡し位置を通過するときも、後端が落ち込んだり引っかかることがなくなり、画像形成中に後端が受け渡された場合であって、画像形成に対して悪影響を及ぼすことはない。その結果、サイズの大きな画像形成媒体の受け渡しを行ないつつ画像形成を行なう場合であっても、画像形成に対して悪影響を与えることなく受け渡しを行なうことができる画像形成装置を提供することができる。
上記課題を解決するため本発明に係る別の画像形成装置は、
搬送上流側の受け取り位置において、画像形成媒体を供給する媒体供給部から画像形成媒体を受け取り、搬送下流側の受け渡し位置において、画像形成部へ画像形成媒体を受け渡す媒体搬送部を備え、
受け取り位置において、媒体搬送部側の幅方向にわたって形成された第1凹凸部と、
この第1凹凸部の凸部に支持された案内ローラと、
媒体供給部側の幅方向にわたって形成された第2凹凸部とを備え、
受け取り位置においてこれら第1凹凸部と第2凹凸部とが、噛み合うように構成されていることが好ましい。
同様に、媒体搬送部が媒体供給部から画像形成媒体を受け取る場合も、受け取り位置において第1凹凸部と第2凹凸部が噛み合うように構成することで、媒体供給部からスムーズに画像形成媒体を受け取ることができる。なお、この場合の第1凹凸部は媒体搬送部側に位置し、第2凹凸部は媒体供給部側に位置する。
本発明において、第1凹凸部の凸部は搬送上流側に行くほど搬送面から離れていくように形成された第1面を有し、
第2凹凸部の凸部は搬送下流側に行くほど搬送面から離れていくように形成された第2面を有し、
搬送幅方向視で、第1面と第2面のなす角度が90゜以上となるように設定されていることが好ましい。
第2凹凸部から第1凹凸部へと画像形成媒体の後端が通過するときに、後端が垂直方向に落下するような動きをすると、そのときの振動の影響がバンディングとして現れる。そこで、第1凹凸部と凸部と第2凹凸部の凸部を上記のような第1面と第2面を形成し、第1面と第2面のなす角度を90゜以上とすることで、画像形成媒体の後端がいきなり落下するような現象を防止することができ、画像形成に対する悪影響をなくすことができる。
本発明に係る媒体搬送部は、画像形成媒体の先頭側を搬送幅方向の全域もしくはほぼ全域にわたって挟持する媒体挟持機構を備えていることが好ましい。
画像形成媒体を画像形成部に送り込む前にペーパーの蛇行補正を行う必要がある。画像形成媒体が蛇行したまま画像形成を行なうと、正しい姿勢で画像が形成されないため画質低下の要因となる。そこで、幅方向の全域もしくはほぼ全域を挟持して搬送することで、画像形成媒体全体を挟持した状態で蛇行補正を行うことができるようになり、無理な力を画像形成媒体に作用させることなく蛇行補正を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、画像形成装置の主要部分を示す内部構成図(模式図)である。
<画像形成装置の構成>
この画像形成装置は、デジタルの露光エンジンを備えており、画像データに基づきペーパー(写真感光材料であり画像形成媒体に相当)の表面に画像を焼付露光し、写真プリントを作成する機能を有する。特に、広告プリントのようにプリントサイズが極めて大きな写真プリントを作成する機能を有している。主要な機能として、ペーパー供給部A(媒体供給部に相当)、ペーパー搬送部B(媒体搬送部に相当)、画像形成部C、スイッチバック部Dが設けられている。
ペーパー供給部Aは、ペーパーマガジンMを2台着脱自在に装着可能であり、いずれか選択された側のペーパーマガジンMからペーパーが供給される。例えば、幅寸法の異なるペーパーを2種類用意しておくことができる。ペーパーマガジンMには、長尺状ペーパーがロールの形態で収容されている。ペーパーマガジンMから引き出されたペーパーは、アドバンスローラ1によりカッター前ローラ2へと搬送される。カッター前ローラ2の下流側近傍にはペーパーセンサー3が配置されており、ペーパーの先頭が搭載したことを検出する。カッター4は、設定されたプリントサイズとなるようにペーパーの後端側をカットする。ペーパーのカットは、ペーパーを一端停止させてから行なう。
カッター4の下流側には、カッター後ローラ5とペーパーガイド6が設けられている。搬送されてきたペーパーは、受け取り位置P1において、ペーパーをチャッカーユニット10へと受け渡す。チャッカーユニット10は、チャッカーローラ11(媒体挟持機構に相当)を備えており、上流側の受け取り位置P1においてペーパーを受け取り、下流側の受け渡し位置P2において下流側へとペーパーを受け渡す。チャッカーローラ11は一対のローラ(駆動ローラ及び圧着ローラ)を備えており、ペーパーの先頭側を幅方向の全域もしくはほぼ全域にわたって挟持する。すなわち、チャッカーローラ11によりペーパーの先頭側を挟持した状態で、ペーパーを受け渡し位置P2まで搬送するものである。
チャッカーローラ11と共にペーパーガイド12が設けられており、ペーパー供給部Aからのペーパーの受け入れをスムーズに行なう。ペーパーガイド12は、上下2枚のプレートにより構成され、ペーパー受け入れ側において挿入口12aを拡げることで、ペーパーが引っかかることなくチャッカーローラ11の位置へと案内される。
受け渡し位置P2もしくはその近傍には、案内ローラ26が設けられており、ペーパーにループを形成するときにループ形成部分に接触し、ペーパーが案内する機能を有する(詳細は後述)。案内ローラ26の案内面(外周面)は、ループが形成されないときのペーパーの搬送面よりも低い位置にあるため、ループが形成されない場合には、案内ローラ26はペーパーに接触することはない。
画像形成部Cには、搬送上流側に配置される第1露光搬送ローラ20と第2露光搬送ローラ21が設けられている。これら露光搬送ローラ20,21の周辺にもペーパーガイド22が配置される。チャッカーユニット10からペーパーが受け渡されると、露光搬送ローラ20,21によりペーパーが所定速度で搬送されペーパーの乳剤面に画像が焼付露光される。
画像形成部Cは、レーザーエンジンを備えており、ペーパーを副走査方向に露光搬送ローラ20,21により搬送させながら、画像データに基づき光変調されたレーザー光を主走査方向(搬送幅方向)に繰り返し走査することで、順次画像(潜像)を形成していくものである。図1において、レーザー光が照射される方向を矢印Lで示している。レーザー光による露光開始タイミングを制御するために、受け渡し位置P2のすぐ下流側近傍に露光開始センサー23が配置されている。このセンサーは、ペーパーの先頭を検出する光センサーであり、先ほど説明したペーパーセンサー3と同じものを使用することができる。
スイッチバック部Dには、ペーパーの乳剤面の位置を変換するための機構が設けられている。図1においてペーパーの乳剤面は上面側にあるが、これを変換ローラ30により、矢印N側に来るように変換する。変換ローラ30は駆動ローラ30aと圧着ローラ30bを備えており、画像が焼付露光されたペーパーを挟持して方向変換させる。なお、詳細は後述する。また、巻き取りローラ31が同じ目的のために設けられており、この巻き取りローラ31は、搬送方向の長さが長いペーパーの場合に機能するものであり、図の矢印方向(斜め下方)に移動可能に構成されている。巻き取りローラ31の動作に関しても詳細は後述する。
スイッチバック部Dにより画像形成されたペーパーは、順に、現像処理部40、乾燥処理部41、ペーパー排出部42へと送られて、写真プリントが完成する。ペーパーセンサー32は、ペーパーが現像処理部40に送り込まれてくることを検出するものである。
図2は、図1に模式的に示す画像形成装置の具体的な構成図である。図3は、チャッカーユニット10の具体的構成を示す斜視図である。チャッカーユニット10の搬送幅方向の両側には、チャッカーユニット10を搬送するためのベルトコンベア13が設けられている。チャッカーユニット10は、ベルトコンベア13に対して支持体14により支持されている。一対のベルトコンベア13を駆動するために夫々第1モータ15Aと第2モータ15Bが設けられており、ベルト16a及びプーリ16bによりベルトコンベア13に連結される。従って、第1モータ15A,第2モータ15Bを駆動することでチャッカーユニット10を搬送させることができる。これら第1・第2モータ15A,15B、ベルト16a、プーリ16b、ベルトコンベア13等は、チャッカーローラ11(媒体挟持機構)を受け取り位置P1から受け渡し位置P2へと搬送するための搬送機構として機能する。
チャッカーローラ11は、駆動ローラ11aと圧着ローラ11bを備えており(図2参照)、圧着ローラ11bは駆動ローラ11aに対して圧着した状態と離間(圧着解除)した状態とを切り換えることができる。圧着解除モータ17を駆動すると、作動軸18を回転させてレバー19を移動させる。このレバー19の移動に連動して圧着ローラ11bを解除する方向に移動させる。駆動モータ50は、これを駆動することで駆動ローラを駆動し、チャッカーローラ11により挟持したペーパーの搬送を行なうことができる。ガイド機構51は、チャッカーユニット10を搬送するときのガイドを行なうことができる。
また、図2に示すように、搬送方向の上流側と下端側に第1ループ規制体52と第2ループ規制体53が設けられている。これらは支持フレーム54に対して、夫々軸芯52a,53aにおいて回転可能に支持されている。これらループ規制体52,53は、ペーパーのループ(たるみ)が、必ず下方向に形成されるように規制を行うものであり、常時、その先端部52b,53bが下方向に位置するように付勢されている。
また、これらループ規制体52,53は、チャッカーユニット10の移動に伴い上方に跳ね上げられるように構成されており、図2に示すように、チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に位置するときは、下流側の第2ループ規制体53がチャッカーユニット10自身により跳ね上げられ、約90゜回転する。逆に、チャッカーユニット10が上流側の受け取り位置P1に位置するときには、第1ループ規制体52が約90゜跳ね上げられる。ペーパーのループ形成に関しては、後述する。
図3Aは、画像形成部Cにおける第1・第2露光搬送ローラ20,21のユニットを示す斜視図である。ただし、搬送面よりも下方にある駆動ローラ側のみを示し、搬送面よりも上方にある圧着ローラ側については図示を省略している。図示するように、搬送幅方向に沿って細幅の案内ローラ26が並べて配置されている。案内ローラ26は図では10個配置されているが、配置個数やローラ幅については、適宜変更することが可能である。
また、幅方向にわたって第1凹凸部33が形成されており、凸部33aと凹部33bが交互に形成され、凸部33aに案内ローラ26が支持される。案内ローラ26はフリーローラであり、搬送されるペーパーが接触すると、ペーパーの動きに合わせて回転させられ、ペーパーが画像形成位置へとスムーズに搬送される。案内ローラ26は、好ましくはポリアセタールのような樹脂ローラが用いられるが、これに限定されるものではなく、金属などの他の材料で形成してもよい。
図3Bに示すように、第1凹凸部33に対応して第2凹凸部34がチャッカーユニット10に形成される。チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に到達したとき、第1凹凸部33と第2凹凸部34とはちょうど噛み合うような位置関係となる。すなわち、図3Bに示すように、第1凹凸部33の凸部33aが第2凹凸部34の凹部34aに入り込み、第2凹凸部34の凸部34bが第1凹凸部33の凹部33bに入り込むような位置関係となる。このように、凹凸状のスリットが形成されるため、ペーパーの先端を受け渡す際に、ペーパーの先端がスリットに入り込み搬送不良を起こすことがなくなる。
図3C,図3Dは、チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に到達したとき、第1凹凸部33と第2凹凸部34の噛み合った状態を示す側面の部分拡大図である。第1凹凸部33の凸部33aには傾斜面33m(第1面に相当)を有しており、上流側へ行くほど搬送面から離れて行く(下がっていく)ように形成されている。第2凹凸部34の凸部34bにも傾斜面34m(第2面に相当)を有しており、下流側へ行くほど搬送面から離れて行く(下がっていく)ように形成されている。傾斜面34mの搬送面とのなす角度αは10゜程度である。αは5゜から30゜の範囲で設定することが好ましい。また、2つの傾斜面33m,34mのなす角度θは90゜以上となるように設定する。例えば、傾斜面33mの搬送面とのなす角度βを5゜から30゜の範囲、例えば、10゜程度に設定する。
図3Dは、ペーパーの後端が通過するときの様子を示す図である。ペーパーはペーパーマガジンMの内部に収容されているときのカール癖により、上方が凸になるようなカール癖がある。ペーパー後端は図3D(b)に示すように、傾斜面34mに沿って移動する。従って、ペーパー後端がいきなり重力で落下するようなことはなく、徐々に下方に下がる形態となる。そして、傾斜面34mから傾斜面33mへとスムーズに移動し、ペーパー後端の通過時に発生する振動を抑制することができる。従って、画像形成中であっても、問題はなくペーパー後端を受け渡すことができる。特に、傾斜面33m,34mの角度を上記のように設定することでペーパーの移動をスムーズに行なうことができる。
傾斜面33m,34mは、徐々に搬送面から離れていくような形状であればよいので、側面視で直線でなくてもよく、曲線あるいは直線と曲線の組み合わせで傾斜面を構成してもよい。
<機能ブロック構成>
次に、図1〜3に示す画像形成装置に関する主要な機能を図4のブロック図により説明する。制御部60は、画像形成装置の全体の制御を司る機能を提供する。チャッカー制御部61は、第1モータ15A、第2モータ15B、圧着解除モータ17、駆動モータ50に対する駆動制御を行なう。先ほど説明したように、チャッカーユニット10の幅方向両側は、第1モータ15Aと第2モータ15Bにより駆動される。これらモータ15A,15Bは独立して駆動制御することができるため、これらモータ15A,15Bの駆動量を異ならせることで、ペーパーの蛇行を補正することができる。
図5は蛇行補正を行なうときの様子を示す図である。図5(a)はペーパーが傾斜していない状態を示しており、この場合は、左右のモータ15A,15Bの駆動量を同じにしておけば、そのままの姿勢で画像形成部CにペーパーPを引き渡すことができる。また、図5(b)に示すように、ペーパーPの蛇行搬送により、θ傾斜した状態でペーパーPを受け取った場合は、左右のモーター15A,15Bの駆動量を変えることで蛇行補正を行い、傾斜した状態を解消することができる。この場合、左側のモータ15Aの駆動量を右側のモータ15Bの駆動量よりも大きく設定することで、角度θの傾斜を補正することができる。図5(c)は、蛇行補正された状態を示しており、チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に移動するまでの間に蛇行補正が行なわれればよい。
ペーパーPはペーパーマガジンMから引き出されて搬送されるときに、幅方向両側をガイドされているものの、圧着ローラの圧着力の幅方向のばらつき等の種々の要因で蛇行した状態で搬送される。この蛇行によりペーパーPが傾斜したまま画像形成を行なうと、画質の低い写真プリントとなってしまうため、これを解消する必要がある。そこで、上記のように蛇行補正を行うことでペーパーを正しい姿勢にした状態で画像形成を行なうことができる。
補正値格納部62には、上記のモータ15A,15Bの駆動量を異ならせるための補正値が格納されている。補正値は、ペーパーPの幅寸法、面質、メーカーなどにより異なるものであるから、予めテストプリントを作成して各ペーパーPに関して補正値を求めておき、補正値格納部62に保存しておく。
マガジン検出部63は、装着されているペーパーマガジンMに収容されているペーパーPの情報を検出する。例えば、ペーパーマガジンMにバーコードを形成し、これを読み取ることでペーパーの情報(ペーパー幅、面質、メーカー名など)の情報を得ることができる。プリントサイズ設定部64は、作成される写真プリントのプリントサイズのデータが設定される。このプリントサイズのデータに基づいて、ペーパーのカットなどの制御を行う。また、マガジン検出部63やプリントサイズ設定部64からのデータに基づいて、制御部60は補正値格納部62に格納されている補正値を選択する。この選択された補正値に基づいて、第1モータ15Aと第2モータ15Bを駆動するように、制御部60がチャッカー制御部61に指令を与えて、ペーパーの蛇行補正を行なう。従って、制御部60は、蛇行補正手段60aの機能を備えている。
搬送量検出部65は、ペーパーPの搬送量を検出する機能を有する。搬送量は、例えば、モータやローラに連動するエンコーダから出力されるパルス数をカウントすることで検出することができる。あるいは、モーター(ステッピングモータ)に供給される駆動パルス数をカウントすることで検出することができる。従って、補正値格納部62に格納される補正値も、このパルス数により定義することができる。光センサーによりペーパーの先端を検出したとき、そのタイミングから上記パルス数をカウントすることで、ペーパーの先端が現在どの位置にあるかを演算することができる。
画像形成制御部66は、画像形成部Cにおける種々の動作を制御する。すなわち、レーザーエンジン24、露光搬送ローラ20,21に対する制御を行う。露光開始センサー23によりペーパーPの先頭を検出すると、レーザーエンジン24による画像形成タイミングを制御する。ペーパーPの先頭を検出してから、露光される位置までのペーパーPの搬送量は、搬送量検出部65により検出することができる。また、第1・第2露光搬送ローラ20,21の駆動開始や、圧着解除のタイミングなども制御することができる。
カッター制御部67は、カッター4やカッター前ローラ2、カッター後ローラ5の駆動制御を行なう。ペーパーセンサー3によるペーパーPの先頭検出と、搬送量検出部65からのペーパー搬送量、プリントサイズ設定部64に設定されているプリントサイズデータを検出することで、各ローラ2,5の駆動や停止タイミング、カッター4の作動タイミングなどを制御する。
マガジン制御部68は、ペーパーマガジンMからのペーパーPの引き出しや、2つのペーパーマガジンMの選択切り替え制御などを行なう。
スイッチバック制御部69は、スイッチバック部Dに設けられた変換ローラ30や巻き取りローラ31の駆動制御を行なう。ペーパーPの搬送方向の長さが所定値未満の場合は、変換ローラ30によりペーパーPが現像処理部40へと送り込まれ、ペーパーPの長さが所定値以上の場合は、巻き取りの後、巻き取りローラ31からペーパーPが現像処理部へ送り込まれる。ペーパーPの搬送方向の長さデータは、プリントサイズ設定部64に設定されているデータから取得することができる。
図4に示す各機能は、ハードウェア(CPU、メモリ、制御回路等)とソフトウェア(制御プログラム等)により構築することができる。
<各搬送モードに関する説明>
次に、図1〜4で説明した画像形成装置において、ペーパーPをペーパー供給部Aで受け取り、画像形成部Cへ受け渡すまでの動作を説明する。ここで、搬送動作はペーパーPの搬送方向の長さに応じて4つの搬送モードに分けることができるので、順に説明する。すなわち、制御部60は、搬送モード設定手段60bの機能を備えており、プリントサイズ設定部64において設定されているデータに基づいて、プリントサイズに応じた適切な動作を行なわせる。この動作において、ペーパーPにループを形成するような制御を行うことがあり、制御部60はループ形成手段60cとしても機能する。
<1.ペーパー送り長さ150mm〜183mmの場合(第1モード)>
この場合の動作を図6の動作図と、図7の作動フローチャートにより説明する。図6(a)において、ペーパーPをペーパー供給部Aから受け取るために、チャッカーユニット10は受け取り位置P1にて待機する。このとき、チャッカーローラ10の圧着状態は解除されている。ペーパーマガジンMからペーパーPが引き出されて搬送される(S1)。図6(a)には、カッター4の位置CPを基準にペーパーPの長さを示しているが、長さ150mmの場合、カッター位置CPを基準とすると、ペーパーPの先頭はペーパーガイド12の内部に位置するが、長さ183mmは、ペーパーガイド12の先端とほぼ同じ状態となる。カッター位置CPを基準として、ペーパーPを送り長さ(プリントサイズに対応)分だけ搬送させて、ペーパーPを停止させる(S2)。
次に、ペーパーPの後端をカッター4によりカットし(S3)、引き続き、カット後ローラ5によりペーパーPを所定位置まで搬送させる(S4)。所定位置とは、ペーパーPの送り長さにより異なってくるが、ペーパーPの先頭側がチャッカーローラ11により確実に挟持できる位置である。なお、上記所定位置については、適宜決めることが可能であり、また、ペーパーPの送り長さにかかわらず、常に同じとすることもできる。
所定位置までペーパーPが搬送されると、チャッカーローラ11を圧着状態に切り換える(S5)。これにより、チャッカーユニット10を移動する準備が整ったため、ベルトコンベア13を駆動してチャッカーユニット10を受け渡し位置P2へ向けて移動する(S6)。このとき、ペーパーPはその先端側を挟持された状態で搬送されることになる。なお、ペーパーPの送り長さが150mmのときは、ペーパーPをカットした後、チャッカーローラ11により圧着を行ない、直ちにチャッカーユニット10の移動を開始することができる。
図6(c)は、チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に到着した状態を示している。また、ペーパーPをチャッカーユニット10により搬送する間に蛇行補正が行われる(S7)。具体的には、図5で説明したように、第1モータ15Aと第2モータ15Bの駆動量を異ならせる。例えば、第1モータ15Aと第2モータ15Bの駆動開始は同時に行い、受け渡し位置P2において第2モータ15Bを先に停止させた後、補正値の分だけ第1モータ15Aを余分に駆動することで、ペーパーPの傾斜を補正することができる。この方法であれば、チャッカーユニット10による搬送工程の最終段階で蛇行補正が行われることになる。
蛇行補正が行われるとチャッカーユニット10は停止し(S8)、チャッカーローラ11を駆動して、挟持していたペーパーPを送り出す(S9)。これと同時に、露光搬送ローラ20,21の回転も開始する(S10)。ただし、この段階では露光搬送ローラ20,21の圧着ローラは解除された状態である。ペーパーPを送り出すと、露光開始センサー23によりペーパーPの先頭を検出する。これにより、ペーパーPが搬送されてきたことを検出することができ、第1露光搬送ローラ20の位置にペーパーPが搬送されてきたことが検出されると、第1露光搬送ローラ20によりペーパーPを圧着する(S11)。これに連動して、チャッカーローラ11の圧着状態を解除する(S12)。
露光搬送ローラ20が圧着状態となることで、露光搬送が開始され、画像形成が行なわれる(S13,14)。画像形成が行われたペーパーPは、スイッチバック部Dを介して現像処理部40へと送られて現像処理が施され、写真プリントが完成する。
この構成によると、蛇行補正を行う場合には、ペーパーPをチャッカーローラ11により挟持した状態で、ペーパーP全体を傾斜させるように行なわれる。また、ペーパーPを挟持しているのは、ペーパーPの先頭側のみである。従って、蛇行補正を行なう際には、ペーパーPに対してはチャッカーローラ11による挟持力以外は作用しないため、ペーパーPに対して無理な力が作用することなく蛇行補正を行うことができる。また、蛇行補正が終わった状態で、ペーパーPは画像形成部Cに受け渡されるため、ペーパーPは正しい姿勢で画像形成が行なわれる。また、画像形成中においても、ペーパーPに対して無理な力が作用していないため、バンディングの問題も生じない。
<2.ペーパー送り長さ183mm〜409mmの場合(第2モード)>
次に、ペーパー送り長さが183mm〜409mmの場合について、図8の動作図と、図9の作動フローチャートにより説明する。第1モードと異なる点を中心に説明する。
ペーパーマガジンMからペーパーPが引き出されて搬送され(S31)、ペーパーPはカッター4の位置を通過してそのままチャッカーユニット10内の所定位置まで搬送される。そして、ペーパーPの搬送を停止させてチャッカーローラ11でペーパーPの先頭側を挟持する(S32)。この時点において、ペーパーPのカットすべき後端位置はカッター4の位置に到達していない(図8(a))。従って、チャッカーユニット10の移動を開始し、ペーパーPを引き続き搬送する。チャッカーユニット10が移動している間も、ペーパー供給部Aのカット後ローラ5等は回転し続ける。
カットすべきペーパーPの後端位置がカッター4の位置に到達すると、チャッカーユニット10を停止させ、同時にカット後ローラ5も停止する(S34)(図8(b))。このとき、ペーパーPの送り長さが409mmの場合でも、チャッカーユニット10は受け渡し位置P2には到達していない。チャッカーユニット10が停止した状態でペーパーPの後端をカットする(S35)。チャッカーユニット10が途中で停止する位置については、ペーパーPの送り長さ毎に異なる位置となる。
ペーパーPをカットした後、再びチャッカーユニット10の移動を開始する(S36)。カットされたペーパーPの後端がカット後ローラ5から離脱する(S37)。これにより、図8(c)に示すように、ペーパー後端が重力により垂れ下がる状態となる。そして、この後にペーパーPの蛇行補正が行われる(S38)。S39以下の工程は、第1モードで説明したのと同じである。ペーパーPが垂れ下がるのは、画像形成部CへペーパーPが送り込まれる前であるから、垂れ下がり時の衝撃は画像形成前にはおさまっており、画像形成に対してはバンディングなどの悪影響を及ぼすことはない(図8(d))。
図8(c)には、ペーパーPの送り長さが183mmと409mmの2つの場合について図示しているが、ペーパー搬送部Bは、ペーパーPの送り長さが409mmの場合でも、垂れ下がった後端を収容する空間を備えている。
また、画像形成中にペーパーPの後端が受け渡し位置P2を通過することになるが、前述のように第1凹凸部33と第2凹凸部34を噛み合わせた構成を採用しているため、ペーパー後端をスムーズに通過させることができる。この点は、他の搬送モードの場合も同様である。
<3.ペーパー送り長さ409mm〜594mmの場合(第3モード)>
次に、ペーパー送り長さが409mm〜594mmの場合について、図10の動作図と、図11の作動フローチャートにより説明する。第1モードや第2モードと異なる点を中心に説明する。
S51〜S53までの工程は、第2モードにおける工程と同じである(図10(a))。そして、ペーパーPを挟持したチャッカーユニット10は、第2モードの場合と同じように、受け渡し位置P2よりも上流側で停止する(S54)(図10(b))。この停止位置は、第3モードにおいては、固定された位置とすることができる。チャッカーユニット10が停止した後も、カット後ローラ5やカット前ローラ2、アドバンスローラ1などは継続して回転する(S55)。これにより、ペーパーPは下方側にたるむようにループRが形成される(S56)(図10(c))。また、第1ループ規制体52の作用により、ループRは強制的に下方向に形成される。ペーパー搬送部Bにおいては、搬送面の下方にループRを収容するのに必要な空間が確保されている。
ループRが徐々に形成され、ペーパー後端がカッター4の位置に到達すると、カット後ローラ5を停止させ(S57)、ペーパー後端をカットする(S58)。カット後、再び、カット後ローラ5を駆動すると(S59)、ペーパー後端がカット後ローラ5から離脱し(S60)、図10(d)に示すように、ペーパー後端が重力により垂れ下がる。ペーパー搬送部Bは、ペーパーPの送り長さが594mmの場合でも、垂れ下がった後端を収容する空間を備えている。
次に、再びチャッカーユニット10の移動を開始し、蛇行補正が行なわれる(S61,62)。S63以下の工程は、第1モードで説明したのと同じである(図10(e)(f))。ペーパーPが垂れ下がるのは、画像形成部CへペーパーPが送り込まれる前であるから、画像形成に対してはバンディングなどの悪影響を及ぼすことはない。
<4.ペーパー送り長さ594mm〜の場合(第4モード)>
次に、ペーパー送り長さが594mm以上の場合について、図12A,Bの動作図と、図13のフローチャートにより説明する。第1モード〜第3モードと異なる点を中心に説明する。
S71〜S73までの工程は、第2モードにおける工程と同じである(図12(a))。そして、ペーパーPを挟持したチャッカーユニット10は、第2モードや第3モードの場合と同じように、受け渡し位置P2よりも上流側で停止する(S74)(図12(b))。この停止位置は、第3モードの場合と同じように、固定された位置とすることができる。そして、第3モードと同じようにカット後ローラ5等を引き続いて回転させ、ループRを形成する(S75,76)(図12(c))。第1ループ規制体52の作用により、ループRは強制的に下方向に形成される。
所定量のループRが形成されると、カット後ローラ5等のペーパー供給部Aの駆動系を停止させる(S77)。次に、チャッカーユニット10を移動させて、蛇行補正を行なう(S78,79)。すなわち、蛇行補正がループRが形成された後に行われるようにしており、蛇行補正によりペーパーPを傾斜させたとしても、ループRの部分で変形を吸収することができる。蛇行補正を行なうときに後端側はまだカットされておらず、カット後ローラ5等により拘束された状態であるが、ループRを形成しているためペーパー全体に無理な力が作用することを防止することができる。
チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に到達すると、チャッカーユニット10を停止させる(S80)(図12(d))。次に、チャッカーローラ11を回転駆動して、ペーパーPの先頭を画像形成部Cに向けて送り出す(S81)。この動作と同時に、あるいはほぼ同時に、露光搬送ローラ20も回転させる(S82)。ペーパー先端が第1露光搬送ローラ20の位置に到達すると、第1露光搬送ローラ20により、ペーパーの先端を圧着する(S83)。また、このとき、ペーパー後端側のカット後ローラ5等は停止しているため、ループRが小さくなっていく(図12(e))。第1露光搬送ローラ20によりペーパーPを圧着した後は、第1露光搬送ローラ20を一端停止させる。
次に、チャッカーローラ11の圧着状態を解除し(S84)、チャッカーユニット10を受け渡し位置P2から受け取り位置P1へと復帰させる(S85)。このときチャッカーローラ11の間をペーパーPを通しながら戻ることになるが、圧着を解除していることと、この時点ではループRが小さくなっているため、ペーパーPに対して大きな負荷が作用することはない。
チャッカーユニット10が受け取り位置P1に復帰すると、ペーパー供給部Aのカット後ローラ5等の駆動を再び開始する(S86)。このとき、第1露光搬送ローラ20は停止した状態であるため、チャッカーユニット10の下流側にループが形成されていく(S87)(図12(g))。このとき、チャッカーローラ11の圧着は解除されたままである。さらに、第2ループ規制体53の作用により、ループRが確実に下方向に形成されるようにされる。ループRが形成されていくと、受け渡し位置P2に配置された案内ローラ26にペーパーPが接触するようになる。接触するのは、ペーパーPの乳剤面とは反対側の面(裏面)である。
所定量のループが形成されると、露光搬送ローラ20,21の回転を開始する(S88)。これにより、ペーパーPに対する画像形成が開始される(図12(h))。ペーパーPの搬送に伴い、案内ローラ26がペーパーPにより回転させられ、スムーズにペーパーPを搬送させることができる。カット後ローラ5等の回転も引き続き行なわれ、ペーパー後端がカッター4の位置に来ると、カット後ローラ5等の回転を停止させ、チャッカーローラ11によりペーパーPの後端側の圧着を行ない、ペーパー後端をカットする(S89,90)。ペーパーPをカットする間も、露光搬送ローラ20,21の回転は行なわれており、画像形成はカット中も継続するが、形成されているループRの大きさは徐々に小さくなる。また、ループRが形成されているため、ペーパーカット時の衝撃は画像形成部Cに伝達されない。従って、搬送方向の長さが長いペーパーPであっても、バンディング等の影響による画質低下の問題は発生しない。
ペーパーカットの後、チャッカーユニット10を再び画像形成部Cの方向に向けて移動させる(S91)。従って、画像形成部Cにおける画像形成が行なわれながら、チャッカーユニット10によりペーパー後端側が支持された状態で搬送される。このとき、チャッカーユニット10の下流側には、小さなループRが形成された状態である(図12(i))。画像形成部Cにおける露光搬送ローラ20,21による搬送速度と、チャッカーユニット10の移動速度については、バンディングの影響がでないように適切な速度に設定することができる。ループRが小さくなると、ペーパーPの裏面は、案内ローラ26の表面から離間する。
チャッカーユニット10が移動開始し、ペーパー後端がカット後ローラ5から離脱すると、カット後ローラ5の回転が停止する。また、チャッカーローラ11の圧着を解除する(S92)。チャッカーユニット10が受け渡し位置P2に到達すると(S93)、チャッカーユニット10は停止し、露光搬送ローラ20,21により、継続してペーパーPは搬送され、画像形成が行なわれる。チャッカーローラ11は圧着解除された状態で、チャッカーユニット10が移動するため、チャッカーユニット10はペーパー後端が垂れ下がらないように支持する機能を有する。従って、露光搬送ローラ20,21を搬送して画像形成を行う間、ペーパーPに対して無理な力が作用しない。
<スイッチバック部の動作>
画像形成がされたペーパーPは、スイッチバック部Dを介して現像処理部40へと送り込まれるが、このスイッチバック部Dにおける動作を説明する。図14は、ペーパーPの送り長さが短い場合の動作を示し、この場合、変換ローラ30によりペーパーPが送り出される。すなわち、図14(a)に示すように、駆動ローラ30aと圧着ローラ30bの圧着状態が解除されており、露光済みのペーパーPが進入してくる。所定位置まで進入すると、ペーパーPを圧着し、(c)に示すように90゜回転する。これにより、ペーパーPの乳剤面Nは図示のように変換される。以後は、変換ローラ30により、ペーパーPが現像処理部40に向けて搬送される。
ペーパーPの送り長さが所定値よりも長い場合には、図15に示すように、巻き取りローラ31の周囲に巻き取らせる。ペーパーPは巻き取りローラ31の周囲に不図示の圧着機構により巻きつかせる。また、巻き取りローラ31はペーパーPを巻き付けながら、図示のように、斜め下方に下がっていく。図15(c)の状態では、巻き取りローラ31に巻き付けられたペーパーPの外周接線が、ちょうど現像処理部40へ向けての搬送経路と一致するようになっている。この状態まで巻き取ると、変換ローラ30によりペーパーPを現像処理部40へ向けて搬送させる。これにより、ペーパーPの乳剤面Nは図示のように変換される。乳剤面Nを図示のように変換することで現像処理部40における現像処理を正しい姿勢で行なうことができる。
<チャッカーローラの変形例>
次にペーパーPを挟持するチャッカーローラ11の変形例を図16により説明する。図5に示すように、チャッカーローラ11の幅は処理可能な最大幅を有するペーパーPの幅よりも少し大きな幅となるように形成され、その径寸法は幅方向にわたって一定である。本発明としては、これに限定されるものではなく、図16(a)に示すように、ペーパー幅よりも少し短くなるように設定されていてもよい。図16(b)に示すように、幅方向にわたって複数のローラ部分に分割されていてもよい。この場合、分割数は任意に設定することができる。チャッカーローラ11は、駆動ローラ11aと圧着ローラ11bにより構成されるが、いずれか一方のローラあるいは両方のローラについて、上記のように構成することができる。
ペーパーPの幅寸法については種々のものがあるが、いずれの場合についても、ペーパーの幅方向全域もしくはほぼ全域にわたって挟持するようにしており、この状態でペーパーP全体を回転させて蛇行補正を行なうため、ペーパーPに無理な力が作用せず、皺を形成させなくてもすむ。
図16(c)は、別実施形態を示す図であり、チャッカーローラ11を含めたペーパーPが所定の軸芯X周りに回転可能な機構を設けている。例えば、回転させるための専用のモータを設けておき、このモータによりペーパーPを回転可能にする。これにより、蛇行補正を行なうことができる。この場合は、左右のモータ15A,15Bの駆動量は同一となるように設定される。蛇行補正を行う場合、どの程度補正するかについては、専用のモータにより回転量により定義することができる。これにより、蛇行補正における動きがスムーズとなる。
また、左右のモータ15A,15Bの駆動量を異ならせる場合も、軸芯X周りに回転可能な機構を設けることで、スムーズに回転させることができる。
<別実施形態>
本実施形態において、画像形成部Cとしてレーザーエンジンを備えるものを説明し、画像形成媒体として写真感光材料であるペーパーPを例にあげたが、本発明はこれに限定されるものではない。レーザーエンジン以外にも、CRTエンジン、PLZTエンジン等の適宜のデジタル式の露光エンジンを用いることができる。また、インクジェットプリンタによりペーパー表面にインクを吐出して画像形成を行なう画像形成装置の場合にも、本発明は応用できるものである。
第1凹凸部33と第2凹凸部34における凹凸部の個数については適宜設定することができる。また、凹凸部の突出量寸法、幅寸法や第1・第2凹凸部33,34の間に形成される隙間寸法についても適宜設定することができる。
本実施形態において、受け渡し位置P2におけるペーパーの移動に関して説明したが、受け取り位置P1についても同様に構成することができる。すなわち、チャッカーユニット10側に第1凹凸部を形成し、ペーパー供給部A側に第2凹凸部を形成する。チャッカーユニット10が受け取り位置P1に位置するときに、第1凹凸部と第2凹凸部とを噛み合わせるようにすることでペーパーをスムーズに受け渡すことができる。
案内ローラ26としてフリーローラを説明しているが、ペーパーの動きに同期させて駆動される駆動ローラで構成してもよい。
画像形成装置の主要部分を示す内部構成図(模式図) 画像形成装置の主要部分を示す内部構成図(具体図) チャッカーユニットの構成を示す斜視図 画像形成部における露光搬送ローラのユニットの構成を示す斜視図 第1凹凸部と第2凹凸部が噛み合った状態を示す図 第1凹凸部と第2凹凸部の噛み合った状態を示す側面の部分拡大図 第1凹凸部と第2凹凸部をペーパー後端が通過するときの様子を示す図 画像形成装置の機能を示すブロック図 ペーパーの蛇行補正を説明する図 ペーパー搬送動作を説明する図(第1モード) ペーパー搬送動作を説明するフローチャート(第1モード) ペーパー搬送動作を説明する図(第2モード) ペーパー搬送動作を説明するフローチャート(第2モード) ペーパー搬送動作を説明する図(第3モード) ペーパー搬送動作を説明する図(第3モード) ペーパー搬送動作を説明するフローチャート(第3モード) ペーパー搬送動作を説明する図(第4モード) ペーパー搬送動作を説明する図(第4モード) ペーパー搬送動作を説明するフローチャート(第4モード) スイッチバック部の動作を説明する図 スイッチバック部の動作を説明する図 チャッカーローラの変形例を説明する図
符号の説明
A ペーパー供給部
B ペーパー搬送部
C 画像形成部
D スイッチバック部
M ペーパーマガジン
P ペーパー
P1 受け取り位置
P2 受け渡し位置
4 カッター
10 チャッカーユニット
11 チャッカーローラ
20 第1露光搬送ローラ
21 第2露光搬送ローラ
26 案内ローラ
33 第1凹凸部
33a 凸部
33b 凹部
33m 傾斜面
34 第2凹凸部
34a 凹部
34b 凸部
34m 傾斜面
60 制御部
60a 蛇行補正手段
60b 搬送モード設定手段
60c ループ形成手段
61 チャッカー制御部

Claims (4)

  1. 画像形成媒体の表面に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
    搬送上流側の受け取り位置において、画像形成媒体を供給する媒体供給部から画像形成媒体を受け取り、搬送下流側の受け渡し位置において、画像形成部へ画像形成媒体を受け渡す媒体搬送部を備え、
    受け渡し位置において、画像形成部側の幅方向にわたって形成された第1凹凸部と、
    この第1凹凸部の凸部に支持された案内ローラと、
    媒体搬送部側の幅方向にわたって形成された第2凹凸部とを備え、
    受け渡し位置においてこれら第1凹凸部と第2凹凸部とが、噛み合うように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成媒体の表面に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
    搬送上流側の受け取り位置において、画像形成媒体を供給する媒体供給部から画像形成
    媒体を受け取り、搬送下流側の受け渡し位置において、画像形成部へ画像形成媒体を受け
    渡す媒体搬送部を備え、
    受け取り位置において、媒体搬送部側の幅方向にわたって形成された第1凹凸部と、
    この第1凹凸部の凸部に支持された案内ローラと、
    媒体供給部側の幅方向にわたって形成された第2凹凸部とを備え、
    受け取り位置においてこれら第1凹凸部と第2凹凸部とが、噛み合うように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 第1凹凸部の凸部は搬送上流側に行くほど搬送面から離れていくように形成された第1面を有し、
    第2凹凸部の凸部は搬送下流側に行くほど搬送面から離れていくように形成された第2面を有し、
    搬送幅方向視で、第1面と第2面のなす角度が90゜以上となるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記媒体搬送部は、画像形成媒体の先頭側を搬送幅方向の全域もしくはほぼ全域にわたって挟持する媒体挟持機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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