JP4580571B2 - 切目線形成用刃 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層フィルムに積層フィルムの厚さの範囲内の深さで直線状の切目線を形成するための切目線形成用刃に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直線状の開封用の切目線を形成した包装袋としては、基材層と熱接着性樹脂層を備えた多層構成の積層フィルムの基材層に貫通する直線状の切目線を形成した構成の易開封袋が知られている。基材層と熱接着性樹脂層を備えた多層構成の積層フィルムにおいて、基材層に使用されるフィルムとしては強度的に優れ且つガスバリヤー性に優れたフィルムが使用されるのが普通であり、この基材層に基材層を貫通する直線状の切目線を形成すると積層フィルムのガスバリヤー性が低下してしまうという点がある。また、積層フィルムの基材層に貫通する切目線を形成する場合、切目線の形成部にて切目線が形成されたフィルムの端縁間に隙間が生じたり、フィルムの端縁同士の重なりが生じたりして外観が悪くなり包装袋の意匠性を損なうという欠点がある。
【0003】
上記の欠点を解消した易開封袋の構成としては、基材層と熱接着性樹脂層を備えた多層構成の積層フィルムの外面から基材層の厚さの範囲内の深さで基材層を貫通しないように切目線を形成することが考えられるが、基材層となるプラスチックフィルムは一般にきわめて薄いために基材層を貫通しないように基材層の厚さの範囲内で一定の深さの切目線を形成するのがきわめて困難であり、薄い基材層に貫通しない切目線を形成するのに適した切目線形成装置が見当たらないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、積層フィルムに積層フィルムの厚さの範囲内の深さで直線状の切目線を形成するための切目線形成用刃を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
底面が2等辺3角形である3角錐状であり、3角錐の先端が底面に対して垂線を引いたとき、垂線の足が底面となる2等辺3角形の頂点より底辺に下ろした垂直線上の底辺側に位置する形状であり、底面となる2等辺3角形の頂点から3角錐の先端に向かって延びる稜線と底面との角度が20〜40度であり、稜線を跨ぎ2等辺3角形の斜辺からそれぞれ立ち上がる斜面間の角度が100〜140度であり、稜線と底辺から立ち上がる斜面との角度が90〜130度である切目線形成用刃とすることにより、この切目線形成用刃を、底面となる2等辺3角形の頂点が積層フィルムの走行方向の後方側に位置するように取り付けて、走行する積層フィルムの表面に一定の加重をかけて接触させることにより、積層フィルムの厚さの範囲内で任意の深さの切目線を形成するのが容易となる。
【0006】
また、底面となる2等辺3角形の頂点から延びる稜線と底面との角度が20〜40度であり、前記稜線を跨ぎ2等辺3角形の斜辺からそれぞれ立ち上がる斜面間の角度が100〜140度である形状とすることにより、稜線が底面に対して20〜40度のゆるやかな傾斜となっているとともに、稜線を跨ぎ2等辺3角形の斜辺からそれぞれ立ち上がる斜面間の角度が100〜140度と鈍角になっているので、積層フィルムの表面にこの切目線形成用刃を当てた場合に、切目線の深さが徐々に深くなっていくとともに、刃が積層フィルム面より適度の応力を受けるので切目線の深さが必要以上に深くなって積層フィルムにクラックが発生するのを防止することができ、且つ適度の深さの切目線をスムーズに形成することが可能となる。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の切目線形成用刃の実施形態の形状を示す(イ)は底面図、(ロ)は側面図、(ハ)は正面図、(ニ)は背面図、図2は実施形態の切目線形成用刃が取り付けられた開封用切目線形成装置の概略を示す図、図3は実施形態の切目線形成用刃を使用して切目線を形成する状態を示す積層フィルムの走行方向と平行方向の刃の先端を通る拡大断面図、図4は実施形態の切目線形成用刃を使用して切目線を形成する状態を示す積層フィルムの走行方向と直角方向の刃の先端を通る拡大断面図、図5は実施形態の切目線形成用刃を使用して形成された切目線を有する包装袋の実施例を示す平面図、図6は図5におけるI−I拡大断面図、図7は包装袋の他の実施例を示す図5に対応する拡大断面図であり、1は刃、11は底面となる2等辺3角形の底辺、12,12’は2等辺3角形の斜辺、13は2等辺3角形の底辺から立ち上がる斜面、14,14’は2等辺3角形の斜辺から立ち上がる斜面、15は2等辺3角形の頂点から延びる稜線、16,16’は2等辺3角形の底辺の両端から延びる稜線、2は本体、2aは基準面、2bは水平面、2cは摺動スピンドル摺動穴、2dは水平溝、3は摺動スピンドル、3aはテーパーブロック摺動穴、3bはテーパー面、4はテーパーブロック、4aはテーパー面、4bは水平面、5はマイクロメーター、6a,6bはバネ、7はアーム、8は支点、9は受ロール、10は切目線、10aは窪み部、10bは突出部、20,20’は積層フイルム、21は基材層、22は熱接着性樹脂層、23は中間層をそれぞれ表す。
【0010】
本発明の切目線形成用刃の実施形態の形状は、底面図が図1(イ)に、側面図が図1(ロ)に、積層フィルムの走行方向の前方から見た正面図が図1(ハ)に、積層フィルムの走行方向の後方から見た背面図が図1(ニ)に示す2等辺3角錐状をなしている。切目線形成用刃の底面は底辺11と斜辺12,12’からなる2等辺3角形であり切目線形成用刃の先端が底面の底辺の近傍に位置しており、斜辺12,12’からそれぞれ立ち上がる斜面14,14’と、底辺11から立ち上がる斜面13を有し、底面となる2等辺3角形の頂点から延びるゆるやかに傾斜する稜線15と底辺11の両端から延びる急峻な稜線16,16’を有する2等辺3角錐状である。稜線15と底面との夾角d1は20〜40度で、斜面13と稜線15との夾角d2は90〜130度で、稜線15を跨ぎ斜辺12,12’からそれぞれ立ち上がる斜面14,14’間の夾角d3は100〜140度とされている。図1に示す形状の切目線形成用刃は、底面をなす2等辺3角形の頂点が走行する積層フィルムの後方に位置するように切目線形成装置に取り付けられて積層フィルムに切目線を形成するものである。
【0011】
本発明の切目線形成用刃を取り付けて積層フィルムに切目線を形成する切目線形成装置の一例の概略は図2に示すとおりである。切目線形成装置は、基準面2aと、基準面2aに平行な水平面2bを底面とする水平溝2dと、基準面2aに垂直方向に延びる摺動スピンドル摺動穴2cとを有する装置本体2と、先端に刃1を備え、基準面2aに平行であり上面がテーパー面3bとされたテーパーブロック摺動穴3aを有する摺動スピンドル3と、テーパーブロック摺動穴3a内を摺動する上面がテーパー面4aとされ下面が水平面4bとされたテーパーブロック4と、テーパーブロック4を基準面2aに平行に摺動させるマイクロメーター5と、回転軸8にて上下方向に移動するアーム7からなっている。刃1は底面となる2等辺3角形の頂点が走行する積層フィルムの後方に位置するように取り付けられる。
【0012】
装置本体2の摺動スピンドル摺動穴2c内に刃1が下端にくるように摺動スピンドル3を挿入してバネ6aにより摺動スピンドル3を刃1のある側に付勢されており、摺動スピンドル3のテーパーブロック摺動穴3a内にテーパーブロック4を挿入してテーパーブロック4の上面のテーパー面4aをテーパーブロック摺動穴3aの上面のテーパー面3bと接触させた状態で、テーパーブロック4を装置本体2の水平溝2dの下面となる水平面2b上を摺動させることができるように、テーパーブロック4の一方の端縁にマイクロメーター5が取り付けられるとともに他方の端縁をバネ6bにてマイクロメーター5側に付勢されており、マイクロメーター5により水平面2b上を摺動可能にされている。この状態で、マイクロメーター5を回転させると、テーパーブロック4の上面のテーパー面4aとテーパーブロック摺動穴3aの上面のテーパー面3bが接触しているので、摺動スピンドル3を基準面2aに垂直方向に摺動させて摺動スピンドル3の先端の刃1を装置本体2の基準面2aから出し入れすることができるものである。
【0013】
テーパーブロック4の上面のテーパー面4aは1/100程度のテーパーとし、マイクロメーター5は1/100mm移動可能にすることにより、テーパーブロック4をマイクロメーター5により1/100mm移動させることにより、テーパーブロック4の上面のテーパー面4aがテーパーブロック摺動穴2aの上面のテーパー面2bと接触しているので、摺動スピンドル3は基準面2aと垂直方向に1/10000mm(0.1μm)の精度で移動させることができる。したがって、摺動スピンドル3の下端に取り付けられている刃1は基準面2aから1/10000mm(0.1μm)の精度で出し入れすることが可能となるので、例えば12μmの厚さの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、厚さ方向に数μmの深さを有する切目線10を形成することが可能となる。
【0014】
実施形態の切目線形成用刃が取り付けられた図2に示す切目線形成装置を使用して積層フィルム20に切目線10を形成するには、積層フィルム20を受ロール9にて支持された状態で走行させながら、摺動スピンドル3の下端に取り付けられている刃1を積層フィルム20面に接触させることにより、摺動スピンドル3の下端の刃1の基準面2aから突出した高さに相当する深さに積層フィルム20に切目線10が形成されるものである。図2に示す切目線形成装置では、切目線形成装置の自重により刃1に一定の加重がかかるので積層フィルム20に切目線を形成することができる。形成する切目線の深さはマイクロメーター5を回してテーパーブロック4を摺動させ、装置本体2の基準面2aから突出する刃1の高さを変化させることにより、基準面2aから突出した刃1の高さに相当する深さの切目線が形成できる。
【0015】
刃1が積層フィルム20に接触した状態の積層フィルム20の走行方向と平行方向の刃1の先端を通る断面は、図3に示すとおりであり、この状態で積層フィルム20を走行させることにより、刃1の先端が徐々に積層フィルム20に突き刺さってゆくので、積層フィルム20に厚さの範囲内で任意の深さを有する切目線をスムーズに形成することができるものである。刃1の底面となる2等辺3角形の頂点から延びる稜線15と底面との夾角d1が20〜40度とされており、且つ2等辺3角形の底辺11から立ち上がる斜面13と稜線15との夾角d2が90〜130度とされているので、底面からゆるやかに傾斜して延びる稜線15により走行する積層フィルム20面に徐々に深く刃1の先端が突き刺さって所定深さの切目線をスムーズに形成することが可能となる。夾角d2が90度より小さくなると稜線15と底面との夾角d1が大きくなって積層フィルム20に刃1が急激に突き刺さるため切目が深くなり切目線の形成部にクラックが発生するおそれがある。
【0016】
刃1が積層フィルム20に接触した状態の積層フィルム20の走行方向と直角方向の刃1の先端を通る断面は、図4に示すとおりであり、受ロール9に支持された積層フィルム20に一定の深さで刃1の先端が突き刺さった状態で積層フィルム20が走行することにより、刃1の底面となる2等辺3角形の斜辺12,12'から立ち上がる斜面14,14'の夾角d3が100〜140度と鈍角とされているので、積層フィルム20の表面に刃1を当てた際に、刃1が積層フィルム20面より適度の応力を受けるので、刃1が積層フィルム20に深く突き刺さりすぎることがなく、切目線の深さが必要以上に深くなるのを防止できるので、所定の深さ以上に積層フィルム20に刃1の先端が突き刺さって積層フィルム20にクラックが発生して深い切目線が形成されてしまうのを防止することができる効果を有している。したがって、積層フィルム20に厚さの範囲内で任意の深さを有する切目線を形成することができるものである。
【0017】
実施形態の切目線形成用刃を使用して切目線10が形成された包装袋の実施例は、図5に示すとおり、4角形状の2枚の積層フィルム20を重ねて周縁に熱接着部24を形成して作製された袋であって、対向する熱接着部24間に熱接着部24に直交する切目線10が形成されており、切目線10の両端に対応する熱接着部24に切欠25をそれぞれ形成された構成である。切目線10が形成された箇所の断面形状は、図6に示すとおりであり、積層フィルム20は基材層21と熱接着性樹脂層22が積層された2層構成であり、基材層21の厚さの範囲内の深さを有する夾角d3に略等しいなだらかなV字状の窪み部10aからなる切目線10が形成され、切目線10の両側に窪み部10aとなった部分の基材層21が刃1との摩擦により両側に押しやられて突出部10bが形成された断面形状を有している。図5に示す包装袋は、切欠25の部分から積層フィルム20を簡単に引き裂いて開封することができる。図5に示す実施例の包装袋では、基材層21の厚さの中央部に達する深さの切目線10が形成されているが、基材層21の厚さと同じ深さの切目線を形成することもできる。
【0018】
実施形態の切目線形成用刃を使用して切目線10が形成された包装袋の他の実施例における切目線10が形成れた箇所の断面形状は、図7に示すとおりであり、積層フィルム20’は基材層21と中間層23と熱接着性樹脂層22が積層された3層構成であって、図6に示す断面形状と同様に、基材層21の厚さの範囲内の深さを有し夾角d3に略等しいなだらかなV字状の窪み部10aと窪み部10aの両側に窪み部分の基材層21が刃1との摩擦により両側に押しやられて形成された突出部10bを有している。図7に示す実施例の包装袋では、基材層21の厚さの中央部に達する深さの切目線10が形成されているが、基材層21の厚さと同じ深さの切目線を形成することもできるし、また、基材層21を貫通し中間層23に達する深さの切目線を形成することもできる。なお、実施形態の切目線形成用刃1を使用して形成された切目線10を有する積層フィルム20,20’にて作製される包装袋の形状は、3方シール袋、4方シール袋、底部を内方へV字状に折込んだ自立性袋、ピロータイプ袋等任意である。ピロータイプ袋の場合は、合掌熱接着部に平行に切目線が形成される。
【0019】
積層フィルム20,20’を構成する基材層21としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、2軸延伸ナイロン(ON)等の2軸延伸フィルム、金属酸化物蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(VMPET)等が使用できる。中間層23としては、アルミニウム箔(AL)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、アルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(ALVMPET)、金属酸化物蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(VMPET)、金属酸化物蒸着2軸延伸ナイロン(VMON)等が使用できる。熱接着性樹脂層22としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アルミニウム蒸着未延伸ポリプロピレン(VMCPP)等が使用できる。
【0020】
2層構成の積層フィルム20としては、OPP20μm/ドライラミネーシヨン(DL)/CPP40μm、OPP/押出しポリエチレン(EC)/CPP、OPP/EC/LLDPE、OPP/DL/VMCPP40μm、PET/DL/CPP、PET/EC/CPP、PET/DL/LLDPE40μm、PET/DL/VMCPP、ON15μm/DL/CPP、ON/EC/LLDPE等である。3層構成の積層フィルム20’としては、PET/EC/AL/LLDPE、OPP/EC/AL/LLDPE、PET/DL/VMPET12μm/DL/CPP、PET/DL/VMPET/LLDPE、PET/DL/EVOH15μm/DL/LLDPE、OPP/DL/VMPET/DL/CPP、OPP/EC/VMPET/EC/CPP、ON15μm/DL/VMPET/DL/LLDPE、PET/DL/ON/DL/LLDPE等である。積層フィルム20,20’の下線を付した基材層にその厚さの範囲内で任意の深さの切目線を形成するのが普通であるが、基材層を貫通する深さに形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
底面が2等辺3角形である2等辺3角錐状であり、2等辺3角錐の先端が底面となる2等辺3角形の底辺の近傍に位置する形状の切目線形成用刃とすることにより、この切目線形成用刃を、底面となる2等辺3角形の頂点が積層フィルムの走行方向の後方側に位置するように取り付けて、走行する積層フィルムの表面に一定の加重をかけて接触させることにより、積層フィルムの厚さの範囲内で任意の深さの切目線を形成するのが容易となる。
【0022】
上記の切目線形成用刃において、底面となる2等辺3角形の頂点から3角錐の先端に向かって延びる稜線と底面との角度が20〜40度であり、前記稜線を跨ぎ前記2等辺3角形の斜辺からそれぞれ立ち上がる斜面間の角度が100〜140度である形状とすることにより、稜線が底面に対して20〜40度のゆるやかな傾斜となっているとともに、稜線を跨ぐ角度が100〜140度と鈍角になっているので、積層フィルムの表面にこの切目線形成用刃を当てた場合に、切目線の深さが徐々に深くなっていくとともに、刃が積層フィルム面より適度の応力を受けるので切目線の深さが必要以上に深くなって積層フィルムにクラックが発生するのを防止することができ、且つ適度の深さの切目線をスムーズに形成することが可能となる。
【0023】
上記の切目線形成用刃において、底面となる2等辺3角形の高さが0.5〜2.0mmである形状とすることにより、刃の積層フィルムの走行方向の後方側で刃の端縁に積層フィルムが引っ掛かける現象が発生するのを防止できるので、スムーズに切目線を形成することができる。
【0024】
断面がV字状の窪み部と前記窪み部の両側に形成された突出部を有する形状である上記の切目線形成用刃により形成された切目線とすることにり、積層フィルムの厚さの範囲内の任意の深さで切目線を形成することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切目線形成用刃の実施形態の形状を示す(イ)は底面図、(ロ)は側面図、(ハ)は正面図、(ニ)は背面図。
【図2】実施形態の切目線形成用刃が取り付けられた開封用切目線形成装置の概略を示す図。
【図3】実施形態の切目線形成用刃を使用して切目線を形成する状態を示す積層フィルムの走行方向と平行方向の刃の先端を通る拡大断面図。
【図4】実施形態の切目線形成用刃を使用して切目線を形成する状態を示す積層フィルムの走行方向と直角方向の刃の先端を通る拡大断面図。
【図5】実施形態の切目線形成用刃を使用して形成された切目線を有する包装袋の実施例を示す平面図。
【図6】図5におけるI−I拡大断面図。
【図7】包装袋の他の実施例を示す図5に対応する拡大断面図。
【符号の説明】
1 刃
11 2等辺3角形の底辺
12,12’ 2等辺3角形の斜辺
13 2等辺3角形の底辺から立ち上がる斜面
14,14’ 2等辺3角形の斜辺から立ち上がる斜面
15 2等辺3角形の頂点から延びる稜線
16,16’ 2等辺3角形の底辺の両端から延びる稜線
2 本体
2a 基準面
2b 水平面
2c 摺動スピンドル摺動穴
2d 水平溝
3 摺動スピンドル
3a テーパーブロック摺動穴
3b テーパー面
4 テーパーブロック
4a テーパー面
4b 水平面
5 マイクロメーター
6a,6b バネ
7 アーム
8 支点
9 受けロール
10 切目線
10a 窪み部、
10b 突出部
20,20’ 積層フイルム
21 基材層
22 熱接着性樹脂層
23 中間層
Claims (1)
- 積層フィルムに積層フィルムの厚さの範囲内の深さで切目線を形成する切目線形成用刃であって、前記切目線形成用刃が底面が2等辺3角形である3角錐状であり、前記3角錐の先端が前記底面に対して垂線を引いたとき、垂線の足が底面となる前記2等辺3角形の頂点より底辺に下ろした垂直線上の底辺側に位置する形状であり、底面となる前記2等辺3角形の前記頂点から前記3角錐の先端に向かって延びる稜線と前記底面との角度が20〜40度であり、前記稜線を跨ぎ前記2等辺3角形の斜辺からそれぞれ立ち上がる斜面間の角度が100〜140度であり、前記稜線と前記底辺から立ち上がる斜面との角度が90〜130度であることを特徴とする切目線形成用刃。
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