JP2013159357A - ウェットティッシュの包装袋体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェットティッシュの先端を容易に隘路に通すことができ、引き出す方向によらず一枚ずつ確実に取り出し可能なウェットティッシュの包装袋体を提供する。
【解決手段】立垂可能で上部を切り取ることで袋口14bが形成され、袋口14bより下部に設けられたファスナー12により内部を密封可能な袋本体2と、袋本体2に収納され、所定間隔でミシン目が設けられた長尺な不織布をロール状に巻回してなり、薬液が含浸された不織布巻回体と、袋本体2を構成する表裏のフィルム3a,3bの表フィルム3aに設けられ、不織布巻回体の単位片であるウェットティシュSの取出口10と、フィルムからなり、一側面が開口で下部側面18'の中央部に切れ目又は小孔からなる隘路15が形成された三角柱体9'とを備え、三角柱体9'は、表フィルム3aの内面8aにおいて、開口が取出口10を覆うように設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】立垂可能で上部を切り取ることで袋口14bが形成され、袋口14bより下部に設けられたファスナー12により内部を密封可能な袋本体2と、袋本体2に収納され、所定間隔でミシン目が設けられた長尺な不織布をロール状に巻回してなり、薬液が含浸された不織布巻回体と、袋本体2を構成する表裏のフィルム3a,3bの表フィルム3aに設けられ、不織布巻回体の単位片であるウェットティシュSの取出口10と、フィルムからなり、一側面が開口で下部側面18'の中央部に切れ目又は小孔からなる隘路15が形成された三角柱体9'とを備え、三角柱体9'は、表フィルム3aの内面8aにおいて、開口が取出口10を覆うように設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、表裏のフィルムで構成され、表フィルムの取出口から1枚ずつウェットティッシュを取り出せるようにした立垂可能なウェットティッシュの包装袋体に関する。
この種のウェットティッシュの包装袋体に関して、従来、図7に示す技術が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。このウェットティッシュの包装袋体100は、袋101を構成する表裏のフィルム101a,101bの内面に、垂れ幕状又は帯状からなるフラップ104a又はストリップ104bを袋巾方向に融着設置し、前者のフラップ104aにあってはその垂れ幕状の部分に切れ目乃至小孔からなる隘路105を形成し、後者のストリップ104bにあってはその帯状の融着部を横切るように非融着の部位からなる隘路105を形成するものである。
このウェットティッシュの包装袋体100によれば、フラップ104a又はストリップ104bに形成された隘路105にウェットティッシュの先端を通すことにより、取出口からウェットティッシュWTを引き出す際に、単位片の状態で1枚ずつ順に引き出すことができる。
しかしながら、従来のウェットティッシュの包装袋体100は、フラップ104a又はストリップ104bに形成された隘路105にウェットティッシュを通す、いわゆる使用可能な状態にする際に、フラップ104aを手で支える必要があり、袋101内の深くまで手や指を入れ、不織布巻回体と接触するため衛生的ではなかった。
また、ウェットティッシュを取り出す際に、ウェットティッシュのミシン目にかかる負荷が、ウェットティッシュが引き出される方向によってフラップ104aが様々に動いてしまうことから、均等にかからず、一枚ずつ単位片で千切れることなく、友連れ状態で何枚ものウェットティッシュが出てしまうという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、袋101内の深くまで手や指を入れずとも、ウェットティッシュの先端を容易に隘路105に通すことができ、さらに、ウェットティッシュを取り出す際に引き出す方向によらず一枚ずつ単位片で確実に取り出すことが可能なウェットティッシュの包装袋体を提供することである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体は、立垂可能で上部を切り取ることで袋口が形成され、前記袋口より下部に設けられたファスナーにより内部を密封可能な袋本体と、前記袋本体に収納され、所定間隔でミシン目が設けられた長尺な不織布をロール状に巻回してなり、薬液が含浸された不織布巻回体と、前記袋本体を構成する表裏のフィルムの表側に設けられ、前記不織布巻回体の単位片であるウェットティシュの取出口と、フィルムからなり、上面が開口で下面の中央部に切れ目又は小孔からなる隘路が形成された箱体を備え、前記箱体は、前記フィルムの表側の内面において、前記開口が前記取出口を覆うように設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、箱体を袋本体の表側内面に取り付けたので、従来のように、裏側内面に接している帯状のフラップを引き出すために袋本体内の深くまで手や指を入れる必要がなくなり、不織布巻回体への接触が抑えられ、ウェットティッシュをより衛生的に使用することができる。
また、請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、従来は帯状のフラップと袋本体の内面が接していたこと、加えて、帯状のフラップを引き出すとその中心に設けられた隘路が変形することにより、フラップの隘路にウェットティッシュを通すことが困難であったところ、箱体を袋本体の表側内面に取り付けたことにより箱体が表側のフィルムに固定されることで隘路の変形が抑えられるとともに、箱体の隘路と表側内面との間に隙間ができるため、ウェットティッシュを隘路に通す際、フラップを手で支えずとも片手で容易に箱体の隘路にウェットティッシュを通すことができる。
さらに、請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、従来のウェットティッシュの包装袋体では、フラップが、引き出される方向によって様々に動いてしまう問題があったところ、箱体が取出口を覆うように設けられることで箱体そのものが表側のフィルムに固定され、ウェットティッシュを取り出す際にウェットティッシュのミシン目にかかる負荷が方向によらず均等にかかり、友連れすることなく単位片で確実に引き出せるようになる。
請求項2に記載のウェットティッシュの包装袋体は、請求項1において、前記箱体が、前記袋本体を立垂させた状態で上部に位置する開口端辺のみが前記フィルムの表側の内面に融着されていることを特徴としている。
請求項2に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、請求項1の効果に加えて、袋本体を立垂させた状態で上部に位置する開口端辺のみがフィルムの表側の内面に融着されていることによって、箱体の動きの自由度が増し、ウェットティッシュを隘路に挿入する際に箱体の角度を変えることができ、手の大きさによらず最も挿入しやすい角度を保ちながら、隘路へウェットティッシュを容易に通すことができる。
請求項3に記載のウェットティッシュの包装袋体は、請求項1又は請求項2において、前記箱体が、側面から前記隘路に通ずるスリットを備えることを特徴としている。
請求項3に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、請求項1又は請求項2の効果に加えて、箱体に側面から隘路に通ずるスリットを設けることによって、スリット部分をガイドにでき、該ガイドを介して、さらに容易に隘路へウェットティッシュを挿入することができる。
請求項4に記載のウェットティッシュの包装袋体は、立垂可能で上部を切り取ることで袋口が形成され、前記袋口より下部に設けられたファスナーにより内部を密封可能な袋本体と、前記袋本体に収納され、所定間隔でミシン目が設けられた長尺な不織布をロール状に巻回してなり、薬液が含浸された不織布巻回体と、前記袋本体を構成する表裏のフィルムの表側に設けられ、前記不織布巻回体の単位片であるウェットティシュの取出口と、フィルムからなり、下面が開口で斜面の中央部に切れ目又は小孔からなる隘路が形成された三角柱体を備え、前記三角柱体は、前記フィルムの表側の内面において、前記開口が前記取出口を覆うように設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、三角柱体を袋本体の表側内面に取り付けたので、従来のように、裏側内面に接している帯状のフラップを引き出すために袋本体内の深くまで手や指を入れる必要がなくなり、不織布巻回体への接触が抑えられ、ウェットティッシュをより衛生的に使用することができる。
また、請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、従来は帯状のフラップと袋本体の内面が接していたこと、加えて、帯状のフラップを引き出すとその中心に設けられた隘路が変形することにより、フラップの隘路にウェットティッシュを通すことが困難であったところ、三角柱体を袋本体の表側内面に取り付けたことにより三角柱体が表側のフィルムに固定されることで隘路の変形が抑えられるとともに、三角柱体の隘路と表側内面との間に隙間ができるため、ウェットティッシュを隘路に通す際、フラップを手で支えずとも片手で容易に三角柱体の隘路にウェットティッシュを通すことができる。
さらに、請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、従来のウェットティッシュの包装袋体では、フラップが、引き出される方向によって様々に動いてしまう問題があったところ、三角柱体が取出口を覆うように設けられることで三角柱体そのものが表側のフィルムに固定され、ウェットティッシュを取り出す際にウェットティッシュのミシン目にかかる負荷が方向によらず均等にかかり、友連れすることなく単位片で確実に引き出せるようになる。
請求項5に記載のウェットティッシュの包装袋体は、請求項4において、前記三角柱体は、前記袋本体を立垂させた状態で上部に位置する箇所に融着面が設けられており、該融着面を介して、前記フィルムの表側の内面にヒートシールされていることを特徴としている。
請求項5に記載のウェットティッシュの包装袋体によれば、請求項4の効果に加えて、袋本体を立垂させた状態で上部に位置する融着面のみがフィルムの表側の内面に融着されていることによって、三角柱体の動きの自由度が増し、ウェットティッシュを隘路に挿入する際に三角柱体の角度を変えることができ、手の大きさによらず最も挿入しやすい角度を保ちながら、隘路へウェットティッシュを容易に通すことができる。
この発明によれば、袋本体内の深くまで手や指を入れずとも、ウェットティッシュの先端を容易に隘路に通すことができ、さらに、ウェットティッシュを取り出す際に引き出す方向によらず一枚ずつ単位片で確実に取り出すことが可能なウェットティッシュの包装袋体を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、例えば、図1に示すような構成のウェットティッシュSの包装袋体1に適用される。
先ず、図1及び図2を参照して、包装袋体1の構成の概略について説明する。このウェットティッシュSの包装袋体1は、図1に示すように、背面視矩形状の表裏のフィルム3a,3bの4辺がシールされた袋本体2と、表裏のフィルム3a,3bの内面8a,8bのうち表フィルム3aの内面8aにヒートシールされた箱体9(三角柱体9'、図3,図4を参照。)と、図2に示すように、箱体9(三角柱体9'、図3,図4を参照。)がヒートシールされた箇所の表フィルム3aに設けられたウェットティッシュSを取り出すための取出口10と、取出口10を覆うように設けられ、取出口10を開閉する粘着ラベル11とを主要部として備えている。
ここで、袋本体2は、図1に示すように、表裏のフィルム3a,3bが、左側においてシールされた左シール部4と、右側においてシールされた右シール部5と、内側にV字に折り込まれ、下側においてシールされた底面部6と、上側においてシールされた上シール部7とからなる密封された立垂可能なボトムガゼット袋である。
ウェットティッシュSの包装袋体1は、上シール部7と平行して上シール部7より下部に設けられたファスナー12と、上シール部7とファスナー12との間に挟まれた左シール部4又は右シール部5のうち少なくとも一方に設けられたノッチ13とを備え、ユーザがノッチ13から上シール部7とファスナー12との間の表裏のフィルム3a,3bを破ることで、袋口14b(図示省略。)が形成されるとともに、ファスナー12によって密封できるようになっている。
袋本体2は、表裏のフィルム3a,3bから構成されており、「基材層/シーラント層」の基本の層構成からなるものである。基材層は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP),二軸延伸ナイロンフィルム(ONY),二軸延伸ポリエステルフィルム(PET),無延伸ポリプロピレンフィルム,無延伸ナイロンフィルム,セルロース系フィルム,合成紙(ポリプロピレン系の多層の合成紙等),金属箔(アルミニウム箔(AL)等)等からなる。
基材層は、2層以上で構成してもよく、ガスバリア性樹脂層,接着性樹脂層,アンカーコーティング層,蒸着層(金属蒸着層やセラミックス蒸着層),印刷層,トップコート層等を有していてもよく、その厚みは、所定の強度が得られる限りにおいて任意であるが、例えば12〜120μm程度とすることが多い。
シーラント層としては、低密度ポリエチレン(LDPE),リニア低密度ポリエチレン(LLDPE),中密度ポリエチレン(MDPE),高密度ポリエチレン(HDPE),エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA),エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体,エチレン−不飽和カルボン酸共重合体,アイオノマー,エチレン−プロピレン共重合体等のポリエチレン系樹脂,CPPと称されるポリプロピレン系樹脂をはじめ、ヒートシール性を有する種々の樹脂の層があげられ、シーラント層も2層以上で構成してもよく、その厚みにも限定はないが、10〜250μm程度、殊に20〜200μm程度とすることが多い。
各層間の積層は、蒸着層の形成の場合を除き、ドライラミネート法,ウェットラミネート法,流延法,サンドラミネート法,共押出法,エクストルージョンコーティング法,印刷法等の方法によりなされる。
開口辺14aは、上シール部7とファスナー12との間に上シール部7に平行してノッチ13から設けられたラインであって、この開口辺14aに沿って表裏のフィルム3a,3bを破ることで、袋口14b(図示省略)が形成される。
ファスナー12は、上シール部7と平行して上シール部7より下部に設けられており、凹条に凸条が嵌合できるように「対」にした構成となっており、開封後に袋を再度密閉し包装袋体1内に存在する空気等によってウェットティッシュSの乾燥や品質が劣化することを防ぎ、ウェットティッシュSの湿潤状態での長期保存を可能とする。
取出口10は、図2に示すように、表フィルム3aの上部であってファスナー12より25mm程度下部に設けられた上下方向に縦長の楕円形の開口であり、この開口を介して、ウェットティッシュSを1枚ずつ取り出すことができる。なお、取出口10の形状は、楕円形に限られず、円形,長方形,菱形等適宜の形状としてもよい。また、取出口10は、予め取出口10を形成したものに粘着ラベル11を被覆したものに限らず、袋本体2の所定の位置に取出口10を形成するための薄肉部又は切り込みを設け、粘着ラベル11を被覆した際、粘着ラベル11の袋本体2と対向する面に塗布された接着剤によって、粘着ラベル11と一体に包装袋体1の取出口10を形成する領域のシートが切り取られるようにしてもよい。
次に、図3及び図4を参照して、箱体9と三角柱体9'の構成の概略を説明する。この箱体9は、図3に示すように、ウェットティッシュSを1枚ずつ取り出せるようにするために設けられており、隘路15と、下面16と、側面17,18,19,20と、開口端辺21,22,23,24とを主要部として備えている。
ここで、箱体9は、図4に示すように、三角柱体9'のような三角柱の形態をとってもよい。三角柱体9'は、ウェットティッシュSを1枚ずつ取り出せるようにするために設けられており、隘路15と、側面17',18',19',20'と、融着面26,27とを主要部として備えている。
箱体9(三角柱体9')は、表裏のフィルム3a,3bと同じ前述の素材からなり、例えば、該素材を加熱溶解し、それを加圧して閉じた金型内に注入し冷却、固化させることで箱型(三角柱型)に形成されている。
箱体9(三角柱体9')は、成形された後、表フィルム3aの内面8aに、開口端辺21,22,23,24(融着面26,27)の全て又は一辺のみにおいてヒートシールされている。箱体9(三角柱体9')は、例えば、加熱した金属体をフィルム外部から押し当て、フィルムを溶融させて接着する外部加熱法によってヒートシールされている。
隘路15は、箱体9の下面16中央(三角柱体9'の側面18'中央)に設けられており、図5Aの三角形,図5Bの長方形,図5Cの菱形,図5Dの星形の例に示すように、種々の形状の小孔とすることができ、図5Eの十文字,図5FのX文字,図5Gの放射状の例に示すように、切れ目の形状としてもよい。
箱体9(三角柱体9')の実施形態についてはいくつかバリエーションがある。例えば、図6A,Cに示す箱体9a,9c(三角柱体9a',9c'(図示省略。))のように、箱体9の開口端辺21,22,23,24(三角柱体9'の融着面26,27)全ての面でヒートシールされているタイプと、図6B,Dに示す箱体9b,9d(三角柱体9b',9d'(図示省略。))のように、箱体9の開口端辺21,22,23,24(三角柱体9'の融着面26,27)の何れか一辺のみでヒートシールされているタイプに大別できる。また、側面から隘路15に向かってスリット25が設けられた箱体9c,9d(三角柱体9c',9d')と設けられていない箱体9a,9b(三角柱体9a',9b')のように、スリット25を設けるか否かによってタイプ分けできる。なお、前述の箱体9(三角柱体9')の実施形態はあくまでも例示であって、特に前述に限定されるものではない。
図6Aに示す箱体9a(三角柱体9a')は、箱体9a(三角柱体9a')が安定し隘路15の変形が抑えられ、袋本体2の奥深くまで手や指を入れる必要がなく、片手で容易に箱体9a(三角柱体9a')の隘路15にウェットティッシュSを通すことができる。また、図6Cに示す箱体9c(三角柱体9c')は、図5Aの効果に加え、箱体9c(三角柱体9c')に設けられたスリット25をガイドとして隘路15にウェットティッシュSを通すことができ、隘路15にウェットティッシュSを通す作業がより容易になる。
図6Bに示す箱体9b(三角柱体9b')は、箱体9b(三角柱体9b')の動きに自由度が増し、ウェットティッシュSを隘路15に通す際に箱体9bの角度を変えることができ、最も通しやすい角度を保ちながら隘路15にウェットティッシュSを通すことができる。また、図6Dに示す箱体9d(三角柱体9d')は、図5Bの効果に加え、箱体9d(三角柱体9d')に設けられたスリット25をガイドとして隘路15にウェットティッシュSを通すことができ、隘路15にウェットティッシュSを通す作業がより 容易になる。
ここで、スリット25は、ウェットティッシュSをスムーズに隘路15に通せるように、箱体9c,9d(三角柱体9c',9d')の側面17(17')上部から隘路15に向かって斜めに設けるとよい。
続いて、前述のように構成されたウェットティッシュSの包装袋体1の使用方法について説明する。ユーザは、先ず、包装袋体1の取出口10からウェットティッシュSを取り出せる状態への準備をする。包装袋体1のノッチ13から包装袋体1の上シール部7を切り離し、包装袋体1の上部に袋口14bを作る。ここで、ノッチ13が設けられていることで、道具を使うことなく容易に上シール部7を包装袋体1から切り離すことが可能になる。
次に、袋口14bからファスナー12を開き、包装袋体1の内部にヒートシールされている箱体9の中央(三角柱体9'の側面18'中央)に設けられている隘路15に、ウェットティッシュSを通す。箱体9の開口端辺21,22,23,24(三角柱体9'の融着面26,27)全ての辺が包装袋体1の表フィルム3aの内面8aにヒートシールされている場合(図6Aを参照。)、すなわち箱体9aは表フィルム3aの内面8aに固定されているため、隘路15の変形が抑えられ、ウェットティッシュSの先端を容易に隘路15へ通すことができる。
また、箱体9(三角柱体9')に隘路15だけでなく、スリット25が設けられている場合(図6C,Dを参照。)には、ユーザはウェットティッシュの先端を箱体9c,9d(三角柱体9c',9d')の隘路15に通す際、スリット25をガイドとして使用することができ、より容易に隘路15へウェットティッシュSの先端を通すことが可能となる。
隘路15に通されたウェットティッシュSの先端は、箱体9の下面16(三角柱体9'の側面17')と包装袋体1の表フィルム3aの内面8aとの間に先端が少し出た状態で存在する。したがって、ユーザがウェットティッシュSを取り出す際、容易にウェットティッシュSの先端を引き出すことができる。
箱体9(三角柱体9')の隘路15へウェットティッシュSの先端を通すことができたら、包装袋体1のファスナー12を閉じる。ファスナー12を閉じることにより、包装袋体1の内部が再度密閉状態に保たれ、ウェットティッシュSが湿潤状態で保存される。
前述のウェットティッシュSを使用する前の準備が完了することで、ユーザは、ウェッ
トティッシュSを普通に使用できるようになる。包装袋体1の表フィルム3aにある粘着ラベル11を開くと、包装袋体1の表フィルム3aの取出口10の形成箇所に沿って予め設けられた切込部と点状の非切込部が粘着ラベル11に転着されることで、取出口10ができ、取出口10から、箱体9(三角柱体9')の隘路15に通したウェットティッシュSの先端が見える。
トティッシュSを普通に使用できるようになる。包装袋体1の表フィルム3aにある粘着ラベル11を開くと、包装袋体1の表フィルム3aの取出口10の形成箇所に沿って予め設けられた切込部と点状の非切込部が粘着ラベル11に転着されることで、取出口10ができ、取出口10から、箱体9(三角柱体9')の隘路15に通したウェットティッシュSの先端が見える。
そして、粘着ラベル11は繰り返し粘着剥離可能で、ウェットティッシュSの使用が終
わり、粘着ラベル11を閉じると、ウェットティッシュSの包装袋体1の内部が密封状態となり、ウェットティッシュSを湿潤状態で保つことができる。
わり、粘着ラベル11を閉じると、ウェットティッシュSの包装袋体1の内部が密封状態となり、ウェットティッシュSを湿潤状態で保つことができる。
ユーザが、粘着ラベル11を開きウェットティッシュSの先端を引き出すと、箱体9(三角柱体9')に設けた隘路1 5 がウェットティッシュSの通過に対して適度な抵抗になるので、ウェットティッシュS を単位片にカットしやすくなり、友連れすることなく、確実に一枚ずつ引き出すことが可能となる。
なお、本発明は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、箱体9(三角柱体9')は、実施例においては柱体の形態にしているが、これに限定されず、凸面体や丸みを帯びているものも含まれる。
脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、箱体9(三角柱体9')は、実施例においては柱体の形態にしているが、これに限定されず、凸面体や丸みを帯びているものも含まれる。
1 包装袋体
2 袋本体
3a 表フィルム
3b 裏フィルム
4 左シール部
5 右シール部
6 底面部
7 上シール部
8a 表フィルムの内面
8b 裏フィルムの内面
9,9a,9b,9c,9d 箱体
9',9a',9b',9c',9d' 三角柱体
10 取出口
11 粘着ラベル
12 ファスナー
13 ノッチ
14a 開口辺
14b 袋口
15 隘路
16 下面
17,18,19,20 側面
17',18',19',20' 側面
21,22,23,24 開口端辺
25 スリット
26,27 融着面
100 包装袋体
101 袋
101a 表フィルム
101b 裏フィルム
104a フラップ
104b ストリップ
105 隘路
R 不織布巻回体
S ウェットティッシュ
2 袋本体
3a 表フィルム
3b 裏フィルム
4 左シール部
5 右シール部
6 底面部
7 上シール部
8a 表フィルムの内面
8b 裏フィルムの内面
9,9a,9b,9c,9d 箱体
9',9a',9b',9c',9d' 三角柱体
10 取出口
11 粘着ラベル
12 ファスナー
13 ノッチ
14a 開口辺
14b 袋口
15 隘路
16 下面
17,18,19,20 側面
17',18',19',20' 側面
21,22,23,24 開口端辺
25 スリット
26,27 融着面
100 包装袋体
101 袋
101a 表フィルム
101b 裏フィルム
104a フラップ
104b ストリップ
105 隘路
R 不織布巻回体
S ウェットティッシュ
Claims (5)
- 立垂可能で上部を切り取ることで袋口が形成され、前記袋口より下部に設けられたファスナーにより内部を密封可能な袋本体と、
前記袋本体に収納され、所定間隔でミシン目が設けられた長尺な不織布をロール状に巻回してなり、薬液が含浸された不織布巻回体と、
前記袋本体を構成する表裏のフィルムの表側に設けられ、前記不織布巻回体の単位片であるウェットティシュの取出口と、
フィルムからなり、上面が開口で下面の中央部に切れ目又は小孔からなる隘路が形成された箱体を備え、
前記箱体は、前記フィルムの表側の内面において、前記開口が前記取出口を覆うように設けられていることを特徴とするウェットティッシュの包装袋体。 - 前記箱体は、前記袋本体を立垂させた状態で上部に位置する開口端辺が前記フィルムの表側の内面にヒートシールされていることを特徴とする請求項1に記載のウェットティッシュの包装袋体。
- 前記箱体は、側面から前記隘路に通ずるスリットを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェットティッシュの包装袋体。
- 立垂可能で上部を切り取ることで袋口が形成され、前記袋口より下部に設けられたファスナーにより内部を密封可能な袋本体と、
前記袋本体に収納され、所定間隔でミシン目が設けられた長尺な不織布をロール状に巻回してなり、薬液が含浸された不織布巻回体と、
前記袋本体を構成する表裏のフィルムの表側に設けられ、前記不織布巻回体の単位片であるウェットティシュの取出口と、
フィルムからなり、下面が開口で斜面の中央部に切れ目又は小孔からなる隘路が形成された三角柱体を備え、
前記三角柱体は、前記フィルムの表側の内面において、前記開口が前記取出口を覆うように設けられていることを特徴とするウェットティッシュの包装袋体。 - 前記三角柱体は、前記袋本体を立垂させた状態で上部に位置する箇所に融着面が設けられており、該融着面を介して、前記フィルムの表側の内面にヒートシールされていることを特徴とする請求項4に記載のウェットティッシュの包装袋体。
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---|---|---|---|
JP2012021452A JP2013159357A (ja) | 2012-02-03 | 2012-02-03 | ウェットティッシュの包装袋体 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015217979A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | カミ商事株式会社 | ウェットティッシュの包装用袋 |
JP2021066483A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-30 | 大日本印刷株式会社 | 包装袋 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1111493A (ja) * | 1997-06-24 | 1999-01-19 | Toppan Printing Co Ltd | ウエットティッシュ容器 |
JP2010285173A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Meiko Shoji Kk | ウエットシート包装体 |
-
2012
- 2012-02-03 JP JP2012021452A patent/JP2013159357A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1111493A (ja) * | 1997-06-24 | 1999-01-19 | Toppan Printing Co Ltd | ウエットティッシュ容器 |
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