JP5315647B2 - パウチ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容易に開封することができるパウチ容器に関する。例えば、詰替用液体などを内容物とするパウチ容器に関する。
従来、液体などの流動性を有する内容物を収める容器として、複数のフィルムシートを熱シールし、開封時には端部に設けられた開封部を開けるようにしたパウチ容器が用いられている。開封部は、シール部の側端部にノッチやミシン目を設けたり、シール部と未シール部とにまたがってハーフカット線などを設けたりすることで、使用者がはさみやカッターなどを用いることなく、容易に開封できるようになっている場合が多い。このような開封部を有するパウチ容器は、瓶容器などに比べて軽量であり、使用後の廃棄も容易となるため、瓶容器の内容物の詰替用パックや、瓶容器に代わる使い切り容器として広く用いられている。
このようなパウチ容器として、例えば特許文献1には、注出口部を形成するため、端部において管状または半管状に曲げられたシート材を、袋を形成する壁面フィルムで挟持して、壁面フィルム同士を対向させて熱シールし、注出口部の近傍の壁面フィルムにハーフカット線を形成し、ハーフカット線の両端部にノッチを設けてなるスタンディングパウチ形式の注出口部付き袋が記載されている。
またこのようなハーフカット線を複数設ける場合に、それぞれ本数やハーフカット線の相互の角度などの形状を容易に設定するため、レーザ光照射によって設けることが好ましいことが記載されている。
特開2007−69984号公報
しかしながら、上記の従来のパウチ容器およびその製造方法には、以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、安定した深さのハーフカット線を注出口部近傍の壁面フィルムに形成することで、使用者がこのハーフカット線に沿ってシール部を引き裂いて容易に開封することができるものの、ハーフカット線は、内容物が充填されている未シール部における壁面フィルムにも同様に設けられているため、未シール部のハーフカット線に外力が加わると孔があき易くなっている。そのため、例えば運送の途上などにおいて、未シール部のハーフカット線に外力が加わった場合に、孔が開き、内容物が漏出してしまう可能性があるという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、液漏れなどが起こりにくく、しかも容易に開封することができるパウチ容器およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、厚さ方向に対向されたフィルムシートの外周部にシール部が形成され、該シール部で囲まれた未シール部の間に、内容物が充填され、前記シール部および前記未シール部にまたがる前記フィルムシート面上に前記シール部を切断して開封するための開封部を有するパウチ容器であって、前記開封部は、前記未シール部上に連続して設けられるとともに、少なくとも前記シール部の一部に延在された線状の溝からなる第1の開封誘導線と、前記シール部上に形成され、該シール部の厚さ方向に貫通するとともに、前記第1の開封誘導線の延長線上に互いに離間して配置された複数の切れ目からなる第2の開封誘導線と、を備え、前記第1の開封誘導線の前記線状の溝の深さは、前記シール部に延在された部分の深さよりも、前記未シール部上における溝の深さの方が浅く形成されてなり、前記開封部における前記未シール部は、前記フィルムシートをエンボス成形して形成された構成とする。
この発明によれば、内容物が充填された未シール部上の線状の溝は、シール部における線状の溝の深さより浅いため、シール部が開封誘導線に沿って切断されるまでは、外力によって容易に切断されず、孔などが容易にあかないようになっている。
一方、開封時は、まず開封誘導線に沿って、シール部が容易に切断され、未シール部上にまたがる線状の溝まで切断による裂け目(亀裂)が到達する。この線状の溝はシール部では、未シール部上に比べて深い溝を有するので容易に切断されて裂け目が形成される。
また、未シール部上の線状の溝は、この裂け目が形成されたシール部上の線状の溝に連続して設けられているため、溝の深さが浅くても、裂け目の先端から容易に切断が進行され、未シール部を横断することになる。これにより開封が行われる。
また、開封部における未シール部がフィルムシートをエンボス成形して形成されているので、開封誘導線が高低差を有し、出張った形状のフィルムシート状に形成され、外力の影響を受けやすくなっているが、シート部上に比べ、出張った未シール部では、線状の溝深さが浅く、高強度とされているため、孔開き、液漏れが発生しにくくなる。
このような高低差がある未シール部に線状の溝を形成するには、例えば、レーザ光照射を用いると、開封誘導線の製造が容易になる。
請求項に記載の発明では、請求項1に記載のパウチ容器において、前記開封部で互いに対向する前記フィルムシートの少なくとも一方に、前記内容物の注出口を形成するための管状または半管状の流路保持部材が、固定されている構成とする。
この発明によれば、流路保持部材により、エンボス成形された未シール部の形状を安定されることができるので、未シール部での開封誘導線に大きな外力が作用しにくくなり、孔開き、液漏れが発生しにくくなる。
本発明のパウチ容器によれば、内容物が充填される未シール部ではシール部の線状の溝の深さより浅い線状の溝を形成して、シール部に比べて高強度とするので、液漏れなどが起こりにくく、しかも線状の溝がシール部から未シール部に連続することで、容易に開封することができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施形態、参考例について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態、参考例が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の参考例
本発明の第1の参考例に係るパウチ容器について説明する。
図1は、本発明の第1の参考例に係るパウチ容器を示す模式的な斜視図である。図2は、本発明の第1の参考例に係るパウチ容器を構成する袋体の概略構成を示す模式的な正面図である。図3(a)、(b)は、それぞれ図2におけるA−A断面図およびB−B断面図である。図4(a)、(b)は、それぞれ本発明の第1の参考例に係るパウチ容器に用いる流路保持部材を示す正面図および下面図である。図5(a)、(b)は、本発明の第1の参考例に係るパウチ容器のシール部および未シール部上に設けられた開封誘導線の模式的な断面図である。
参考例のスタンディングパウチ100(パウチ容器)は、図1、2に示すように、フィルムシートを対向させて外周部をシールすることにより上端側に開口された充填口部1Aと、開封部1Cにより開封可能に封止された注出口部1Bとを有する袋体1(図2参照)を形成し、袋体1の充填口部1Aから未シール部で囲まれた充填空間1Dに、例えば、液体洗剤、シャンプー、化粧品、芳香剤などの液体や流動体などの内容物101を充填したのち、充填口部1Aをシールして、充填口シール部3を形成してなる容器であり、底部1Eによって自立可能とされている。
袋体1は、図2に示すように、フィルムシートを折り畳んで、周縁部をシールしたもので(シール部部分はハッチングにて図示している)、厚さ方向に対向する未シール部1aの両側部に設けられた側面シール部1bと、底部1Eを形成する底面シール部1cとを備え、一方の側面シール部1b(以下、注出口側の側面シール部1bと称する)の上端側には、注出口部1Bが形成され、注出口部1Bと他方の側面シール部1b(以下、充填口側の側面シール部1bと称する)の端部の間には、上側に開口する充填口部1Aが形成されてなる。
袋体1に用いるフィルムシートは、パウチ容器用の適宜のフィルムシートを採用することができるが、例えば、基材層、接着剤層、シーラント層がこの順に積層された多層フィルムを採用することができる。また、必要に応じて、ガスバリア性を付与したり各種機械的強度を向上させたりするための中間層や、印刷を行うための印刷層を、これらの間に適宜積層させることができる。
基材層としては、例えば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、防湿セロファン、二軸延伸ポリエステルフィルムの片面に酸化珪素、酸化アルミニウムなどの無機酸化物の蒸着薄膜層、ガスバリア性被膜層を積層したガスバリアフィルムなどを採用することができる。
また、接着剤層としては、熱接着を行うためのポリウレタン系接着剤、例えば、水酸基を持った主剤とイソシアネート基を持った硬化剤とを2液混合して使用する2液型を採用することができる。積層方法としては、周知のグラビアコート方式を採用することができる。
また、シーラント層としては、ポリオレフィン系樹脂若しくはポリオレフィン系樹脂フィルムを採用することができる。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン・エチレンランダム共重合体樹脂、プロピレン・エチレンブロック共重合体樹脂、ポリプロピレン・α−オレフィン共重合体樹脂などのポリプロピレン系樹脂などが挙げられる。
積層方法としては、周知の溶融押出法あるいはドライラミネーション法を採用することができる。
また、中間層としては、無延伸ナイロンフィルム、アルミニウム箔、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、アクリルフィルム等の単層フィルム、あるいはこれら単層フィルムを積層した積層フィルム、塩化ビニリデン系樹脂コートセロファン、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、アルミニウム蒸着ポリプロピレンフィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムなどの多層フィルムを挙げることができる。
積層方法としては、公知のドライラミネーション法等を採用することができる。
各側面シール部1bは、フィルムシートの側端部を各シーラント層側で互いに対向させて熱接着したもので、本参考例では、一例として、略平行線状に形成されている。
底面シール部1cは、底面を形成するフィルムシートを、シーラント層が互いに対向するように側面視逆Y字状に折り畳んで、各側面シール部1bの延長上で、それらの折り畳み部の側方の端部を熱接着するとともに、それらの正面視中間部に残された一対の折り畳み部において、未シール部1aが下方に張り出す円弧状もしくは半楕円状に残されるように、各折り畳み部を熱接着したものである。
これにより、対向する折り畳み部を水平方向に開くと、折り畳み部間に側面視山形に折り畳まれた未シール部1aが水平方向に開いて紡錘状または楕円状の底面が形成され、両側面の未シール部1aとともに、内容物101を充填するための立体的な充填空間1Dが形成される。
注出口部1Bは、図2、3に示すように、注出口側の側面シール部1bと充填口部1Aの間で、注出口側の側面シール部1bの上側に向かって斜め方向に突出する凸状の注出口シール部1eと、注出口シール部1eで囲まれた未シール部をエンボス成形してそれぞれ外方に突出させたエンボス部1d(未シール部)と、一方のエンボス部1dの内面側に固定された流路保持部材2とを備える。
また、注出口部1Bは、各注出口シール部1eおよび各エンボス部1dの表面において、互いに表裏で略整列する位置に設けられた複数のハーフカット線1g(開封誘導線)と、ハーフカット線1gの両端部に設けられたノッチ部1fとからなる開封部1Cを備える。
このような注出口部1Bは、ハーフカット線1gに沿って、凸状の先端側の注出口シール部1e部分を切り取って開封した後に、袋体1内の内容物101を注出する注出口を形成するものである。
したがって、例えば、瓶などに、内容物101を詰め替えるといった用途では、詰め替えが容易となるように、開封後の注出口シール部1eを含めた凸状部の形状は、注出先の瓶の開口に容易に挿入できるような略筒状に形成しておく。
このため、注出口側の側面シール部1bから延在される注出口シール部1eは、本参考例では、注出口側の側面シール部1bが延在する側面位置から、内側にU字状に入り込んだ領域に形成されている。
各エンボス部1dの形状は、図2に示す正面視において、中央部に注出口部1Bの先端側(上端側)に向かってわずかに先細りする略半円錐台状の凸部が形成され、その周囲が、平坦な未シール部1aに向かって滑らかに傾斜する形状とされている。
すなわち、図3(a)に示すように、流路保持部材2の先端部では、流路保持部材2の形状に略沿う半円状の断面を有し、注出口部1Bの軸方向である流路保持部材2の軸方向の断面では、図3(b)に示すように、流路保持部材2の軸方向長さを短底辺(上底)とする台形状の断面を有する。
流路保持部材2は、図4(a)、(b)に示すように、略半円筒部材の外側面に、補強用として、周方向に沿う複数のリブ2bを設けられるとともに、外側面の中心において周方向の両端面に平行な平面からなる固定部2cが軸方向に延ばされてなる部材であり、開封後に、注出口部1Bの開口が完全につぶれるのを防止するための補強部材である。
そして、流路保持部材2は、固定部2cにおいて、エンボス部1dと熱接着により固定されている。
流路保持部材2の材質は、エンボス部1dを形成するフィルムシートと接着可能な適宜のプラスチック材料を採用することができる。
ハーフカット線1gは、注出口部1Bにおけるエンボス部1dの凸状の先端側において、両側部の各注出口シール部1eおよびその間のエンボス部1dを横切って、フィルムシートの外側表面に連続して設けられた線状の溝であり、注出口部1Bにおける開封誘導線を構成している。
参考例のハーフカット線1gは、互いに平行な3本が近接して設けられている。ただし、この配列パターンは一例であって、複数のハーフカット線1gの配列パターンについては周知の適宜パターンを採用することができる。例えば、帯状の領域で、互いに交差するパターンとしてもよいし、互いに対向するフィルムシートの間で交差するようにしてもよい。
また、帯状の領域や、各ハーフカット線1gは、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。
各ハーフカット線1gの溝の深さは、注出口シール部1e上では、深さd(ただし、d<t、tはフィルムシートの厚さ)とされ(図5(a)参照)、エンボス部1d上では、深さd(ただし、d<d)とされている(図5(b)参照)。
ただし、エンボス部1dの幅の製作上のバラツキによって、エンボス部1d上で溝深さがd以上になることを確実に防止するために、エンボス部1dの近傍の注出口シール部1e側には、深さがd以上d以下となる溝深さが漸増する領域を備えるようにしてもよい。
また、本参考例では、各ハーフカット線1gは、流路保持部材2の中心軸に対して斜めに交差しており、開封後にエンボス部1dの切り口が、注出口側の側面シール部1b側で先細り形状になるように設けられている。すなわち、図2において、流路保持部材2の中心軸2Aに対して、時計回りに鈍角となる角度で交差している。
これにより、スタンディングパウチ100を、凸状部1dが突出する斜め方向から傾斜角を増大させて水平方向に向けて傾けて、内容物101の注出する際、内容物101を下方から受ける側にエンボス部1dの切り口が先細り状に張り出すことになり、内容物101は、エンボス部1dの切り口の傾斜に沿って、円滑に注出できるようになっている。
なお、ハーフカット線1gは、図示では模式的に表している。例えば、図5(a)、(b)では、溝断面をV字状溝で表しているが、溝断面は、U字状やコ字状でもよいし、非常に幅が狭い線状の切れ目としてもよい。
また、図3(b)では、溝が、エンボス部1dの表面に直交する向きに図示されているが、図3(b)のように、エンボス部1dが傾斜面になっている部分では、表面に対して斜め方向に溝が形成されていてもよい。
ノッチ部1fは、ハーフカット線1gの端部から開封を開始し易くなるように、ハーフカット線1gの端部にかかる範囲に、注出口シール部1eの両側部から厚さ方向に貫通して設けられた切欠きである。切欠きの形状は、例えば、U字状、V字状などの形状を採用することができる。
このように、本参考例では、各ノッチ部1fと各ハーフカット線1gと組合せにより、開封部1Cが形成されている。ただし、ノッチ部1fは、開封動作が容易となる方向の端部、例えば、図2に図示左側のみに設けられていてもよい。
また、例えば、ハーフカット線1gが多数設けられることで、ハーフカット線1gの位置が容易に分かる場合などではノッチ部1fを省略し、開封誘導線のみによって開封部を構成してもよい。
次に、このような構成のスタンディングパウチ100におけるハーフカット線1gの製造方法について説明する。
図6(a)は、本発明の第1の参考例に係るパウチ容器の開封誘導線の製造方法を説明するための模式的な工程説明図である。
ハーフカット線1gは、ハーフカット工具を用いた機械的なハーフカット加工によって、注出口シール部1eとエンボス部1dとで工具の切り込み量を変えて、溝の深さを変化させる製造方法を採用してもよいが、本参考例では、溝深さを連続的に精度よく変化させることができ、より迅速な加工を行うことができるレーザ光を用いたハーフカット加工を採用している。
参考例では、フィルムシートをエンボス成形して各エンボス部1dを形成し、エンボス部1dの一方に流路保持部材2を熱接着して固定する。そして、周知の製袋装置を用いて、フィルムシートを折り畳んで、袋体1の形状を形成し、フィルムシートが対向した周縁部を熱接着して、側面シール部1b、底面シール部1c、および注出口シール部1eを形成する。これにより、ハーフカット線1gを除いた袋体1が形成される。
このため、ハーフカット線1gを形成する位置での袋体1の断面は、図6(a)に示すように、注出口シール部1eの間に、未シール部であるエンボス部1dが、厚さ方向の外側にそれぞれ張り出された形状を有している。
ハーフカット線1gを形成するには、レーザ光Lの焦点位置を一方の注出口シール部1eの表面から一定深さの位置に合わせ、レーザ光Lの光強度Pと走査速度Vとをこの一方の注出口シール部1e上で深さdの線状の溝が形成されるように設定して、レーザ光Lを走査する。
このようにして、レーザ光を走査すると、注出口シール部1e上では、溝の深さがdのハーフカット線1gが形成される。
一方、走査されるレーザ光Lが一方のエンボス部1d上に到達すると、このエンボス部1dは、厚さ方向においてレーザ光源側に突出しているため、エンボス部1d上では、レーザ光Lは、デフォーカスして走査される。このため、注出口シール部1e上よりは、単位面積当たりのレーザ光強度が低下するため、デフォーカス量に応じて、加工量が低下し、溝深さは深さdより浅い深さdに形成される。詳しく言えば、深さdは、エンボス部1dの突出高さが高いほど浅くなるように変化し、いずれの位置でも、深さdよりも浅い深さとなる。
レーザ光Lの焦点位置は、一方の注出口シール部1eの表面から深さdとなるようにすることが好ましいが、焦点位置を深さdから一定距離ずらし、光強度Pと走査速度Vとを適宜調整することで、一方の注出口シール部1eでの加工後の溝深さが深さdとなるようにしてもよい。
また、必要に応じて同条件で複数回の走査を行うことによって、一方の注出口シール部1eでの加工後の溝深さが深さdとなるようにしてもよい。
1本のハーフカット線1gを形成した後、レーザ光Lの走査位置をずらして、他のハーフカット線1gを形成する。
このようにして、一方の注出口シール部1e、およびエンボス部1d上のハーフカット線1gをすべて形成した後、裏面側の他方の注出口シール部1eおよびエンボス部1d上で同様にして、ハーフカット線1gを形成する。
このように、本参考例では、レーザ光Lの焦点位置、光強度P、走査速度Vの条件を固定してレーザ光Lを走査することにより、各ハーフカット線1gを形成するので、迅速に、ハーフカット線1gを形成することができる。
参考例のスタンディングパウチ100は、ノッチ部1fとハーフカット線1gとで形成される開封部1Cを備えるため、注出口部1Bを開封する場合、手を用いてノッチ部1fから注出口シール部1eを引き裂くと、ハーフカット線1gのいずれかが容易に切断され、ハーフカット線1gに沿って徐々に開封されていく。
エンボス部1d上のハーフカット線1gは、溝深さが浅くなっているため、未開封時には、注出口シール部1e上よりも強度が強くなっている。そのため、外力がエンボス部1d上のハーフカット線1gに加わっても、ある程度の強度を保持しており、液漏れなどが起こりにくくなっている。
一方、ハーフカット線1gは、注出口シール部1eおよびエンボス部1d上で連続しているため、開封時には、注出口シール部1eが切断された段階で、エンボス部1dの端部のハーフカット線1gに切れ目(亀裂)が形成されている。そのため、この切れ目を進展させることで、ハーフカット線1gの切断を容易に進行させることができる。
よって、エンボス部1dおよび他端側の注出口シール部1eが順次切断され、注出口部1Bが開封される。
これにより、内容物101を、開封された注出口部1Bから、例えば詰替用の容器などに注出することが可能となる。
このとき、注出口部1Bは、流路保持部材2を備えるため、注出中も対向するエンボス部1d間が潰れることがなく、安定した注出を行うことができる。
また、流路保持部材2は、エンボス部1dに固定されているため、未開封の状態でエンボス部1dの形状を安定させる機能も有している。例えば、未開封の注出口部1Bに流路保持部材2側から外力が作用した場合、流路保持部材2によって、エンボス部1dが潰れることなく支持される。このため、流路保持部材2が設けられた側のハーフカット線1gも歪んだり潰されたりすることがないので、ハーフカット線1gが引き裂かれるような外力の影響を低減することができる。
以下では、本参考例の変形例について説明する。
まず、ハーフカット線1gの形成方法に関する第1および第2変形例について説明する。
図6(b)、(c)は、本発明の第1の参考例に係るパウチ容器の開封誘導線の製造方法の第1および第2変形例について説明するための模式的な工程説明図である。
第1変形例は、図6(b)に示すように、レーザ光Lの焦点位置は、注出口シール部1e、エンボス部1dの一方の表面からそれぞれ一定距離となるように設定し、光強度Pを一定として、注出口シール部1e上では走査速度V、エンボス部1d上ではより高速の走査速度V(V>V)で走査することにより、それぞれの表面からの溝深さが、それぞれ深さd、dになるように、ハーフカット線1gを形成する。
レーザ光Lの焦点位置は、例えば、エンボス部1dの表面の高さを検出するセンサを設けておき、エンボス部1dでは、センサで検出されたエンボス部1dの高さ変化に応じて、レーザ光源や結像レンズなどを移動させ、焦点位置調整を行うことで、エンボス部1dの表面から常に一定距離となるように変化させることができる。
第2変形例は、図6(c)に示すように、レーザ光Lの焦点位置は、注出口シール部1e、エンボス部1dの一方の表面からそれぞれ一定距離となるように設定し、走査速度Vを一定として、注出口シール部1e上では光強度P、エンボス部1d上ではより低出力の光強度P(P<P)で走査することにより、それぞれの表面からの溝深さを、それぞれ深さd、dに形成するようにする。
このように、レーザ光照射によって、ハーフカット線1gを形成する場合、レーザ光Lの焦点位置、光強度P、走査速度Vを適宜組み合わせて変化させることで、注出口シール部1eとエンボス部1dとで、溝深さの異なるハーフカット線1gを連続して形成することができる。
次に、本参考例の開封部1Cの構成に関する変形例である本発明の実施形態について説明する。
図7は、本発明の実施形態に係るパウチ容器の開封部を示す模式的な正面視の部分拡大図である。
実施形態は、図7に示すように、上記第1の参考例の袋体1の注出口部1B、開封部1Cに代えて、それぞれ注出口部1H、開封部1Gを備えるものである。
注出口部1Hは、上記第1の参考例の一方の注出口シール部1eを側面シール部1bの延長上まで側方に延ばした注出口シール部1iとしたものである。
開封部1Gは、上記第1の参考例の一方のノッチ部1fと、ハーフカット線1gの一方の端部の間に、開封を容易にするための開封誘導線の一種であるミシン目部1hを設けたものである。
ミシン目部1hは、互いに接着された注出口シール部1iをそれぞれ厚さ方向に貫通する切れ目が、ハーフカット線1gの延長線上に複数適宜ピッチで設けられたものである。
このため、ハーフカット線1gは、一方の注出口シール部1i上では、一部のみに形成されている。
実施形態によれば、開封部1Gは、一方の側からは、ノッチ部1f、ミシン目部1hがそれぞれ切断されてからハーフカット線1gが切断され、その後、上記第1の参考例と同様に開封される。
ハーフカット線1gは、端部がわずかでも切断されると、容易に開封されてしまうおそれがあるが、本実施形態では、外力が加わりやすい、外周側のノッチ部1fとハーフカット線1gとの間には、ミシン目部1hが介在するため、ミシン目部1hをすべて切断する外力が加わらない限り、一方の側のハーフカット線1gが切断されない。このため、外力によって開封されてしまう可能性を低減することができる。
また、このような構成により、開封誘導線をハーフカット線1gのみによって形成する場合に比べて、溝深さを制御して形成するハーフカット線1gの長さを短くすることができるので、開封誘導線の製造効率を向上することができる。
[第2の参考例
次に本発明の第2の参考例に係るパウチ容器について説明する。
図8は、本発明の第2の参考例に係るパウチ容器を構成する袋体の概略構成を示す模式的な正面図である。図9は、本発明の第2の参考例に係るパウチ容器の開封誘導線の製造方法を説明するための模式的な工程説明図である。
参考例の袋体10は、上記第1の参考例の袋体1の注出口部1Bに代えて、注出口部1Jを備えるものである。
注出口部1Jは、上記第1の実施形態の注出口部1Bから、流路保持部材2および各エンボス部1dを削除したものである。以下、上記第1の参考例と異なる点を中心に説明する。
袋体10では、ハーフカット線1gは、注出口シール部1eと未シール部1aとにまたがって形成される。このため、図9に示すように、ハーフカット線1gを形成する際には、未シール部1aは、注出口シール部1eと同一の高さにある。
そこで、このようなハーフカット線1gを形成するには、レーザ光Lの光強度P、走査速度Vを一定として、注出口シール部1eと、未シール部1aとで、それぞれ焦点位置をそれぞれフィルムシート表面からの距離で、H、H(ただし、H<H)のように変えることで、それぞれの溝深さをd、dに設定することができる。
なお、H=Hとして、上記第1の参考例の第1および第2変形例と同様にしても、やはり、溝深さをd、dに設定することができる。
このようにして流路保持部材2やエンボス部1dを有しない袋体10に対しても、上記第1の参考例と同様のハーフカット線1gを有する開封部1Cを形成することができる。
このような注出口部1J上の開封部1Cによれば、各注出口シール部1eの間の未シール部1a上のハーフカット線1gは、溝深さが浅くなっているため、未開封時には、注出口シール部1e上よりも強度が強くなっている。そのため、外力が未シール部1a上のハーフカット線1gに加わっても、ある程度の強度を保持しており、液漏れなどが起こりにくくなっている。
一方、ハーフカット線1gは、上記第1の参考例と同様の開封動作によって、注出口シール部1e、未シール部1a、注出口シール部1e上で順次切断され、注出口部1Jが開封される。
これにより、内容物101を、開封された注出口部1Jから注出することが可能となる。
なお、上記の説明では、パウチ容器として、底部に、底面シール部1cを備えることにより自立性を有するスタンディングパウチの場合の例で説明したが、上記のような開封部を有していれば、自立性を有しないパウチ容器であってもよい。
また、上記の第1の参考例の説明では、流路保持部材2が1個の場合の例で説明したが、他方のエンボス部1dにも同様な流路保持部材2を設けて、管状の流路が確実に保持される注出口部を形成してもよい。
また、上記の説明では、開封部が注出口部に設けられた場合の例で説明したが、開封された開口は内容物を注出する開口には限定されず、例えば、充填口を含む上端の全部を開口させるような開封部であってもよい。
また、上記の説明では、ハーフカット線1gを1つのレーザ光で走査して形成する場合の例で説明したが、より迅速にハーフカット線1gを形成するには、例えば、ハーフカット線1gの本数に応じて複数のレーザ光を照射するようにしてもよい。
また、複数のレーザ光を同一線上に走査できるようにしておき、場所によりレーザ光の点灯個数を変えることによって、溝深さを変化させられるようにしてもよい。
また、上記の各参考例、各変形例、および実施形態に説明した各構成要素は、技術的に可能であれ、本発明の技術的思想の範囲内で、上記実施形態と適宜組み合わせて実施してもよい。
本発明の第1の参考例に係るパウチ容器を示す模式的な斜視図である。 本発明の第1の参考例に係るパウチ容器を構成する袋体の概略構成を示す模式的な正面図である。 図2におけるA−A断面図およびB−B断面図である。 本発明の第1の参考例に係るパウチ容器に用いる流路保持部材を示す正面図および下面図である。 本発明の第1の参考例に係るパウチ容器のシール部および未シール部上に設けられた開封誘導線の模式的な断面図である。 本発明の第1の参考例に係るパウチ容器の開封誘導線の製造方法、ならびにその第1および第2変形例を説明するための模式的な工程説明図である。 本発明の実施形態に係るパウチ容器の開封部を示す模式的な正面視の部分拡大図である。 本発明の第2の参考例に係るパウチ容器を構成する袋体の概略構成を示す模式的な正面図である。 本発明の第2の参考例に係るパウチ容器の開封誘導線の製造方法を説明するための模式的な工程説明図である。
符号の説明
1、10 袋体
1B、1J、1H 注出口部
1C、1G 開封部
1D 充填空間
1a 未シール部
1d エンボス部(未シール部)
1e、1i 注出口シール部
1f ノッチ部
1g ハーフカット線(開封誘導線)
1h ミシン目部(開封誘導線)
1G 開封部
2 流路保持部材
3 充填口シール部
100 スタンディングパウチ
101 内容物
L レーザ光

Claims (2)

  1. 厚さ方向に対向されたフィルムシートの外周部にシール部が形成され、該シール部で囲まれた未シール部の間に、内容物が充填され、前記シール部および前記未シール部にまたがる前記フィルムシート面上に前記シール部を切断して開封するための開封部を有するパウチ容器であって、
    前記開封部は、
    前記未シール部上に連続して設けられるとともに、少なくとも前記シール部の一部に延在された線状の溝からなる第1の開封誘導線と、
    前記シール部上に形成され、該シール部の厚さ方向に貫通するとともに、前記第1の開封誘導線の延長線上に互いに離間して配置された複数の切れ目からなる第2の開封誘導線と、
    を備え、
    前記第1の開封誘導線の前記線状の溝の深さは、
    前記シール部に延在された部分の深さよりも、前記未シール部上における溝の深さの方が浅く形成されてなり
    前記開封部における前記未シール部は、前記フィルムシートをエンボス成形して形成された
    ことを特徴とするパウチ容器。
  2. 前記開封部で互いに対向する前記フィルムシートの少なくとも一方に、前記内容物の注出口を形成するための管状または半管状の流路保持部材が、固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパウチ容器。
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