JP4579472B2 - Dcオフセット補償を伴う等化 - Google Patents
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Description
[発明の背景]
本発明は、無線通信技術に関連する。より詳細には、無線受信器にもたらされるDCオフセット及び低周波数歪み(low frequency distortion)の補償のための装置及び技術に関連する。
【0002】
現代のテレコミュニケーションシステム、例えば、セルラーテレコミュニケーションシステムは、例えば音声情報などの情報の表現及び送信についてデジタル技術に依存している。デジタル情報を無線周波数信号にのせるために多数の変調技術が利用され、当該情報は送信器のアンテナから送信され、受信器のアンテナによって受信される。理想的には、受信器は、受信信号からデジタル情報を復元するために単に変調処理の逆を実行すればよい。
【0003】
しかしながら、実際は送信された信号は、送信器のアンテナと受信器のアンテナ間において、しばしばチャネル(すなわち、エアインターフェース)によって歪みを生じる。例えば、送信信号のメインレイ(main ray)は、送受信アンテナ間の直接ルート(direct route)をたどってもよい。しかし、他のレイは、受信アンテナによって受信される前に、環境における様々なオブジェクト(ビル、山など)に反射するような間接ルート(indirect routes)をたどってもよい。この作用は、信号のマルチパス伝播(multipath propagation)と呼ばれる。これらの間接パスは、直接パスよりも到達に時間がかかる。従って、同一情報を表現する信号が、受信器の元に到達する時間が異なることがある。送信器と受信器間の様々なパスにより、信号は様々に減衰し、すべてが同一の信号強度において受信されることはない。それにもかかわらず、典型的には、それらは影響を与えるのに十分に高いパワーレベルにおいて受信される。そこにおいて受信信号は、常に(所望の情報の現ピースを表す)現信号に(情報の先行ピースをそれぞれ示す)従前に送信された信号の1以上の遅延要素を加えたものを含む。このタイプの信号歪みは、しばしばシンボル間干渉(ISI:Inter-Symbol Inerference)と呼ばれる。
【0004】
ISIを防止するためには、受信器は一般的には、チャネルのモデル(チャネルの”推定(estimate)"とも呼ばれる)を利用する方法で信号を復調する等化器を利用する。チャネル推定は、典型的には受信器における他のコンポーネントであるチャネル推定器から生成される。チャネル推定器は、送信器から送信されたことがわかっている1と0からなる所定のシーケンスを含む、しばしば”トレーニングシーケンス”と呼ばれる部分を含む受信信号に依存する。実際に受信した信号のトレーニングシーケンス部分と、予想されるトレーニングシーケンスを比較することにより、不知の情報を含む受信信号部分を復調する際に等化器で利用されるチャネルのモデルを、チャネル推定器が構築することができる。
【0005】
図1は、例えばGSM(Global System for Mobile communication)システムなどの、バースト送信システムにおいて利用される、従来のチャネル推定器及びチャネル等化器のブロック図である。受信した無線信号は、無線受信器の回路(不図示)によってベースバンド信号101へダウンコンバートされる。所定のバースト長を有するベースバンド信号101は、メモリ103へ供給され、格納される。同期ユニット105は、トレーニングシーケンスに対応する、格納された受信信号の一部を識別し、これらのサンプルをチャネル推定器107へ供給する。チャネル推定器107は、参照トレーニングシーケンス信号を参照し、K:th次のチャネルフィルタタップ{hi},(i=0,K)を、受信信号から計算する。チャネルタップ、Kの数は、アプリケーション特有のものであり、一般には、受信無線信号の予想される遅延拡散の最大値に基づいて明示されるであろう。チャネルフィルタータップは、等化器109へ提供される。ここで、等化器109は、例えば、MKステートを有するビタビ等化器(Mはありうべきシンボル数)であってもよい。等化器109は、チャネル推定を利用して、不知の情報に対応する(メモリ103から提供された)受信ベースバンド信号の一部を復調する。等化器109の出力は、決定シンボル111である。
【0006】
上記の従来のチャネル推定器107及び等化器109は、ベースバンド信号101が、DCオフセットもしくは低周波数歪みを含まないことを想定している。ここにおける“低周波数”は、変化率が無線チャネルの変動及び送信された情報のレートと比較して緩やかな(例えば、低周波数歪みは、二つの送信シンボルのスパンに対し比較的コンスタントである)信号として定義される。しかしながら、無線受信器の多くのタイプ、特にホモダイン受信器は、DCオフセットを招く。これらは、例えば、フェーズ(I)及び直交フェーズ(Q)パスにおける受信器のコンポーネントのミスマッチから生ずる。アンテナへリークし、DC又は、ミキサーにおいて徐々に変化するDCへダウンコンバートされるローカル発振器からの信号、又は、ローカル発振器へリークし、可変DCオフセットにセルフダウンコンバートする大きなニアチャネル干渉信号である。従来の等化器109における、信号内のDCオフセット及び低周波数歪みの存在は、受信信号の復号の正確性において、パフォーマンスを低下させることとなる。
【0007】
国際公開番号WO9825351A、1998年6月11日公開の国際PCT出願は、デジタル無線システムにおけるインパルス応答の推定方法を提案する。ここでは、送信されるべき信号は、シンボルで形成されたバーストを備え、当該バーストは既知のトレーニングシーケンスを備え、方法は、受信信号からサンプリングし、サンプル内のDCオフセットを測定し、かつ、信号に既知のトレーニングシーケンスとの相関を持たせる。
D.L.LyonによるIEEE論文 "Elimination of DC Offset by MMSE Adaptive Equalizers,"IEEE Transactions on Communications, vol.24,No.9,(1976-09) pp.1049-1052, XP 000758814,New York,US ISSN:0090 6778, は、最小平均二乗誤差(MMSE)等化器を利用して、DCオフセットを訂正する方法を記載する。当該論文は、オフセットマグニチュード (offset magnitude) 、イコライザーレングス( equalizer length )、信号エネルギー (signal energy) の関数として剰余MSE( residual MSE )を与える。
1997年8月21日に発行されたドイツ特許DE19606102は、チャネルモデルにおいてDCタップを導入することにより等化器内のDCオフセットを補償する方法を提案する。しかしながら、純粋なDCコンポーネント、すなわち、DCタップがバースト全体においてコンスタントである状態を想定したものであるので、この方法は低周波数歪みに配慮することができない。
【0008】
このように、無線受信器にもたらされるDCオフセット及び低周波数歪みを明確に考慮したチャネル推定器及び等化器が必要とされる。
【0009】
[発明の概要]
上記及び他の目的は、チャネルから受信された無線信号を等化処理するための方法及び装置において実現される。本発明の一つの側面に対応して、無線信号の等化は、チャネル推定を備え、無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定を生成し、DCオフセットの初期推定の分散を推定し、チャネル推定、DCオフセットの初期推定、及び推定された分散を、無線信号によって表される最尤シンボル(a most likely symbol)を決定するために利用する。
【0010】
本発明の別の側面では、無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定の生成オペレーションが、無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定を生成するために、受信信号のトレーニングシーケンス部及び参照トレーニングシーケンス信号を利用する。
【0011】
本発明のさらに別の側面では、チャネルを推定し、DCオフセットの初期推定を生成し、DCオフセットの初期推定の分散を推定するオペレーションが、受信信号のトレーニングシーケンス部及び参照トレーニングシーケンス信号から、チャネル推定、DCオフセットの初期推定、及びDCオフセットの初期推定の分散を決定するために最小二乗技術を利用して実行される。
【0012】
本発明の更なる側面において、チャネル推定、DCオフセットの初期推定、及び推定された分散を、無線信号によって表現される最尤シンボルを決定するために利用するオペレーションが、DCオフセット分散のモデルに基づいて、複数の適切なDCオフセット値を決定し、複数の適切なDCオフセット値に対応する第1のメトリックを決定し、複数の適切なDCオフセット値のうちのどれが、複数の第1のメトリックのうちの最良の一つと対応するかを決定し、複数の適切なDCオフセット値のうちの前記一つを、最適なDCオフセット値として選択し、当該最適なDCオフセット値を、ステートiからステートjへの遷移に関連付けられた蓄積されたメトリックを決定するために利用し、復号トレリスを通ってステートjにいたる最良パスと関連づけられた、蓄積されたメトリックのうち最小のものを認定し、復号トレリスからステートjへ至る最良パスと関連付けられた最小蓄積メトリックに基づいて無線信号によって表される最尤シンボルを決定する。
【0013】
本発明のさらに別の側面では、チャネル推定、DCオフセットの初期推定及び推定された分散を利用するオペレーションが、DCオフセット分散のモデルに基づいて適当なDCオフセットを複数決定し、遅延決定フィードバックシーケンス推定技術を、無線信号によって表される最尤シンボルを決定するために利用する。ここで、遅延決定フィードバックシーケンス推定技術は、適当なDCオフセット値の複数に一部基づいたメーター値を決定する。
【0014】
本発明の目的及び利点は、詳細な説明及び添付図面をあわせて参照することにより理解されるであろう。
【0015】
[詳細な説明]
本発明の様々な特徴は、図面と関連して記載される。この図面において、類似する構成要素には同一の参照番号を使用する。
【0016】
本発明において、無線受信器にもたらされるDCオフセット及び低周波数歪みを推定し、補償するためのチャネル推定器及び等化器が提供される。無線信号において生成されるDCオフセットと低周波数歪みを考慮するために、チャネル推定器及び等化器を明白に利用することにより、従来の等化方法と比較して、ビットエラーレートはとても低くなる。これは、高い信号対雑音(キャリア対干渉)比の場合に特にあてはまる。さらに、独創的技術に伴う複雑性は、従来の等化方法と比較してわずかながら増えている。
【0017】
本発明の典型的な実施形態を図2に示す。様々なブロックは、多数の異なる方法によっても実現可能な機能(functions)を表すものである。これらの方法は、ハード的に結線されたロジック、及びメモリ装置に格納された適切なプログラム指令を実行する1以上のプログラム可能なプロセッサによっても実現できるが、これらに限定されるものではない。
【0018】
図2を参照すると、ベースバンド信号y~t、t=1、2、・・・・、N(Nは所定のバースト長)は、入力として与えられ、
y~t=yt+mt
ytは所望の信号
mtは、無線受信器にもたらされる不知の低周波数歪み。
【0019】
ベースバンド信号y~tは、メモリ201へ与えられ、格納される。同期ユニット203は、トレーニングシーケンスに対応する格納された受信信号の一部を識別し、これらのサンプルをチャネル推定器205に提供する。参照トレーニングシーケンス信号202もまた、チャネル推定器205へ与えられる。チャネル推定器205は、無線チャネルを推定すると共に、低周波数歪み(DCオフセットを含む)の初期推定の生成を、参照トレーニングシーケンス信号202と受信したトレーニングシーケンスサンプルに基づいて行う。例えば、チャネルがK次のFIRフィルターによりモデル化されるとする。無線チャネルの完全なモデル及び無線受信器にもたらされるオフセットは、以下の式で求められる。
【0020】
y^t=h0dt+・・・+hKdt−K+mt
ここで、y^tは、y~tの予測値であり、diは、時間iにおける不知の送信シンボルであり、h0・・・・hKは、無線チャネルタップである。チャネル推定器205は、mtの平均値の推定であるDCオフセットm0の初期推定m^を伴う、h^0、・・・、h^Kの無線チャネルタップの推定を生成する。チャネル推定器205は、例えば、これらの推定値を得るために公知の最小二乗法を利用する。
【0021】
チャネルタップの推定及び低周波数歪みの初期推定に加え、チャネル推定器はまた、オフセット推定の分散σ2 m ^を公知技術により決定する。これらの3つの推定値(すなわちh^i、m^、σ2 m ^)は、制御ユニット207へ与えられる。制御ユニット207は、与えられたパラメータm^及びσ2 m ^に基づいて、オフセットバリエーションのために適切なモデルを決定する。例えば、オフセットバリエーションは、以下に与えられる整数モデルによってモデル化されてもよい。
【0022】
m^t=m^t - 1+Δt
Δt={αi}、i=1、・・・・、L
m^0=m^
αi=f(m^、σ2 m ^)
(以上をまとめて式(1)とする。)
式(1)からわかるように、値αiは、m^、σ2 m ^の関数として生成される。すなわち、DCオフセットの平均値及び分散が与えられれば、低い又は高い値の推定が決定される。値αiに対する完全なセットは、これらの極限値から形成され、値のセットは中間に落ち着く。
【0023】
オフセット変化モデルの代替的な形式を同様に利用してもよい。例えば、より一般的なモデルを利用することもできる。
【0024】
m^ t=a1m^t - 1+a2m^t−2+…+aWm^t−W+Δt
ここで、Wは所定の整数である。このモデルは、W=1、a1=1ならば、式(1)によって与えられるモデルとなることがわかる。
【0025】
推定されたチャネルタップh^iは、DCオフセットモデル情報と共に等化器209へ与えられる。本発明の一つの側面によれば、等化器209の動作は、無線によって受信信号にもたらされるDCオフセット及び低周波数歪みの両方を補償するための工程を含む。それにもかかわらず、等化器209は、基本的に、最尤系列推定(MLSE)ビタビ等化器、もしくは、遅延判定帰還系列推定(DFSE)等の数多くある公知の等化技術のいずれかを利用して動作することができる。
【0026】
DCオフセット及び低周波数歪み補償を有する等化器209におけるステートの数は、従来の等化器のものと同数である。例えば、フルMLSEでは、ステートの数はMKである。ここで、Mは適当なシンボルの数であり、Kは、チャネルフィルター長である。等化器209における各ステートは、時間tにおいて、当該ステートにおける最良のステートmtを含むメモリを含む。
【0027】
等化器209は、等化器209の二つのステートiとjの間における遷移数(taransition)がLである点で、それが1である従来の等化器とは異なる。図3a及び図3bは、従来技術に対応した復号トレリス状態遷移を示す。図3aにおいて、時間t−1におけるMステートは、対応する蓄積メトリックQ(1、t-1)、…(M、t-1)と共に示されている。時間t−1におけるステートのそれぞれが、ステートj(時間tにおいて)に遷移するには単一経路(way)しか存在しない。そこで、これらのM個の適当な遷移のどれが、時間tにおいて最小蓄積メトリックとなるかを決定することを目的とする。これは図3bに示すように、時間t−1におけるステートkから時間tにおけるステートjへ遷移する結果、最小蓄積メトリックQ(j、t)となる。この遷移に対応するデータシンボルがdt=skであることも、同図から分かる。
【0028】
従来技術のアプローチとは逆に、本発明の等化器209は、(例えば、式(1)で与えられる)DCオフセットバリエーションモデルによって定義される適当な遷移の数に対応するMステートからステートjへの遷移を多数有する。
【0029】
典型的な等化器209は、図4のフローチャートを参照してより詳細に記載されるであろう。典型的な等化器のアルゴリズムは、標準ビタビ等化器の理念に従い、DCオフセット及び低周波数歪みを考慮するために、従来のアプローチに対する多くの修正を含むものである。
【0030】
ステップ401において、等化器209内のDCオフセットバリエーションモデルが初期化される。このことは、M^0及びΔ0の初期値が設定されることを意味する。典型的な実施形態において、これらの値は制御ユニット207によって等化器209に与えられる。ここで、これらの値が式(1)に基づいて生成されることが思い出されるであろう。ステップ402において、iの初期値が設定される。これらのパラメータ(i、j及びt)は、後続するステップにおいて指数(indices)として利用される。指数iは全てのステートがステートjへ遷移するのをカバーするために変化するであろう。
【0031】
ステップ405において、ステートiとステートj間における最良の遷移(すなわち、最小メトリックを有する遷移)を与えるΔtの値は、以下の式に基づいて計算される。
【0032】
ここで、y^i,j tは、ステートiへ与えられ、ステートiからステートjへ遷移する予想(predicted)出力に対応する。より詳細には、
【0033】
ここで、di,j t-lは、ステートiからステートjへ遷移するステートiに対応したシンボルである。
【0034】
ステップ407において、最良の遷移における蓄積メトリックB(i,j,t)が、以下のようにセーブされる。
【0035】
ここでQ(i,t-l)は、時間t−1におけるステートiについての蓄積メトリックである。初期値としてQ(i,0)=0となる。
【0036】
ステップ409において、指数iに対する別の値が選択され、ステップ405、407及び409で構成されるループが全てのiについて繰り返される。
【0037】
続いて、ステップ411では、ステートjについての最小蓄積メトリックが以下の式に基づいて認定される。
【0038】
そして、ステップ413において、以下に基づいてm^opt j,tの値が決定される。
【0039】
ここで、kは、時間tにおいてステートjへの最良遷移となったステート(すなわち、最小蓄積メトリックとなった遷移)をあらわす。
【0040】
ステップ415において、指数jに対する別の値が選択され、ステップ404、405、407、409、411、413及び415からなるループが全てのjについて繰り返される。
【0041】
最後に、ステップ419において、最小蓄積メトリックを有するトレリスを通過するパスが認定される。このパスは、等化器209から出力される、送信シンボルシーケンスの最尤(maximum likelihood)推定量を識別する。
【0042】
本発明の技術をさらに説明すると、図5aから図5cは、本発明に対応した典型的な復号トレリス状態遷移を示す。図5aでは、時間t−1におけるステートiから、時間tにおけるステートjへの遷移が示されている。ステートjについて、蓄積メトリックQ(j,t)に加えて、m^opt j,tの最適値を決定することが望ましい。DCオフセット増加量(Δtで表される)のありうべき値はL個存在するので、m^opt j,tについてL個の候補が生成される。ここで、同一シンボルdt=Siは、これらのL個の遷移のそれぞれに関連している。
【0043】
DCオフセット増加値(increment values)のL個の候補が決定されると、図4のブロック405に示されるメトリックを最小にする候補が選択される。この最適DCオフセット増加値は、ステートiからステートjへの遷移において、Δopt ijで表される。
【0044】
図5bに示すように、最適DCオフセット増加値は、時間tにおいてステートjへ遷移するM個のステート遷移のそれぞれに決定される。
【0045】
一旦これらが決定されると、最小蓄積メトリックとなる遷移を決定することができる。時間t−1におけるステートkから時間tにおけるステートjへの最良の遷移について図5cに示す。
【0046】
本発明は、特定の実施形態について説明されている。しかしながら、上記の好適な実施形態とは異なる形態において本発明を具体化することが可能なのは、当業者には明らかであろう。好適な実施形態は単に例示のために存在し、本発明はこれらに限定されるべきものではない。本発明の範囲は、上記記載ではなく、特許請求の範囲に記載された請求項に基づいて定められ、特許請求の範囲に属する全ての変更、均等物はそこに含まれることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バースト送信システムにおいて利用される従来のチャネル推定器及びチャネル等化器のブロック図である。
【図2】 本発明における受信信号を等化するための装置の実施形態のブロック図である。
【図3a】、
【図3b】 従来技術に対応した復号トレリス状態遷移図である。
【図4】 本発明の実施形態に対応した等化器によって実行される処理のフローチャートである。
【図5a】、
【図5b】、
【図5c】 本発明の実施形態に対応した復号トレリス状態遷移図である。
Claims (10)
- チャネルから受信した無線信号を等化する方法であって、
チャネル推定を生成する工程(205)と、
無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定を生成する工程(205)と、
前記DCオフセットの初期推定の分散を推定する工程(205)と、
前記DCオフセット初期推定と、前記推定された分散に基づいてDCオフセットバリエーションのモデルを生成する工程(207)と、
前記DCオフセットバリエーションのモデルと前記チャネル推定を利用して、前記無線信号によって表される最尤シンボルを決定する工程(209)と
を備えることを特徴とする方法。 - 前記無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定を生成する工程が、前記受信信号のトレーニングシーケンス部及び参照トレーニングシーケンス信号(202)を、前記無線信号にもたらされたDCオフセットの前記初期推定を生成するために利用する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記チャネル推定を生成する工程と、前記DCオフセットの初期推定を生成する工程(205)と、前記DCオフセットの初期推定の分散を推定する工程(205)とが、受信信号のトレーニングシーケンス部及び参照トレーニングシーケンス信号(202)から、前記チャネル推定と、前記DCオフセットの初期推定と、前記DCオフセットの初期推定の分散とを決定するために最小二乗法を利用して実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記DCオフセットバリエーションのモデルと前記チャネル推定を利用して、前記無線信号によって表される最尤シンボルを決定する前記工程(209)が、
DCオフセットバリエーションのモデルに基づいて複数のありうべきDCオフセット値を決定する工程と、
復号トレリスにおけるステートiからステートjへのありうべき遷移のそれぞれについて、前記複数のありうべきDCオフセット値に対応する複数の第1のメトリック値を決定する工程と、
複数のありうべき前記DCオフセット値のうち、前記複数の第1のメトリック値のうちの最良のものに対応する一つを決定し、前記複数のありうべき前記DCオフセット値のうちの一つを最適DCオフセット値として選択する工程と、
ステートiからステートjへの遷移に関連付けれられたち蓄積メトリックを決定するために、前記最適DCオフセット値を利用する工程と、
ステートjへの前記復号トレリスを通る最良パスと関連する最小蓄積メトリックを認定する工程と、
ステートjへの前記復号トレリスを通る最良パスと関連する前記最小蓄積メトリックに基づいて無線信号によって表される最尤シンボルを決定する工程と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記DCオフセットバリエーションのモデルと前記チャネル推定を利用して、前記無線信号によって表される最尤シンボルを決定する前記工程が、
DCオフセットバリエーションのモデルに基づいて複数のありうべきDCオフセット値を決定する工程と、
無線信号によって表される最尤シンボルを決定するために、遅延判定帰還系列推定技術を利用する工程であって、前記遅延判定帰還系列推定技術が、複数のありうべきDCオフセット値に部分的に基づくメトリックを決定することを特徴とする工程と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - チャネルから受信した無線信号を等化する等化器であって、
チャネル推定器(205)と、
無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定を生成する手段(205)と、
前記DCオフセットの初期推定の分散を推定する手段(205)と、
前記DCオフセット初期推定と、前記推定された分散に基づいてDCオフセットバリエーションのモデルを生成する手段(207)と、
前記DCオフセットバリエーションのモデルと前記チャネル推定を利用して、 前記無線信号によって表される最尤シンボルを決定する手段(209)と
を備えることを特徴とする等化器。 - 前記無線信号にもたらされたDCオフセットの初期推定を生成する手段が、前記受信信号のトレーニングシーケンス部及び参照トレーニングシーケンス信号(202)を、前記無線信号にもたらされたDCオフセットの前記初期推定を生成するために利用する手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の等化器。
- 前記チャネル推定器(205)と、前記DCオフセットの初期推定を生成する前記手段(205)と、前記DCオフセットの初期推定の分散を推定する前記手段(205)とが、受信信号のトレーニングシーケンス部及び参照トレーニングシーケンス信号から、前記チャネル推定と、前記DCオフセットの初期推定と、前記DCオフセットの初期推定の分散とを決定するために最小二乗法を利用して実行されることを特徴とする請求項6に記載の等化器。
- 前記DCオフセットバリエーションのモデルと前記チャネル推定を利用して、前記無線信号によって表される最尤シンボルを決定する手段(209)が、
DCオフセットバリエーションのモデルに基づいて複数のありうべきDCオフセット値を決定する手段と、
復号トレリスにおけるステートiからステートjへのありうべき遷移のそれぞれについて、前記複数のありうべきDCオフセット値に対応する複数の第1のメトリック値を決定する手段と、
複数のありうべき前記DCオフセット値のうち、前記複数の第1のメトリック値のうちの最良のものに対応する一つを決定し、前記複数のありうべき前記DCオフセット値のうちの一つを最適DCオフセット値として選択する手段と、
ステートiからステートjへの遷移に関連付けれられたち蓄積メトリックを決定するために、前記最適DCオフセット値を利用する手段と、
ステートjへの前記復号トレリスを通る最良パスと関連する最小蓄積メトリックを認定する手段と、
ステートjへの前記復号トレリスを通る最良パスと関連する前記最小蓄積メトリックに基づいて無線信号によって表される最尤シンボルを決定する手段と
を備えることを特徴とする請求項6に記載の等化器。 - 前記DCオフセットバリエーションのモデルと前記チャネル推定を利用して、前記無線信号によって表される最尤シンボルを決定する手段(209)が、
DCオフセットバリエーションのモデルに基づいて複数のありうべきDCオフセット値を決定する手段と、
無線信号によって表される最尤シンボルを決定するために、遅延判定帰還系列推定技術を利用する手段であって、前記遅延判定帰還系列推定技術が、複数のありうべきDCオフセット値に部分的に基づくメトリックを決定することを特徴とする手段と
を備えることを特徴とする請求項6に記載の等化器。
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