JP4578776B2 - 殺菌洗浄剤組成物 - Google Patents
殺菌洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4578776B2 JP4578776B2 JP2003024022A JP2003024022A JP4578776B2 JP 4578776 B2 JP4578776 B2 JP 4578776B2 JP 2003024022 A JP2003024022 A JP 2003024022A JP 2003024022 A JP2003024022 A JP 2003024022A JP 4578776 B2 JP4578776 B2 JP 4578776B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon atoms
- ppm
- cleaning
- concentration
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺菌洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
学校、病院、宿泊施設、食堂等の各種施設や、食品加工工場等の各種工場等では、陶器製のタイル、金属製の壁、床など、洗浄、殺菌すべき様々な硬質表面が存在する。また、食品加工工場などでは、一連の加工処理を自動化して行うため、加工機械の洗浄、殺菌は極めて重要である。
【0003】
これらの硬質表面に付着した頑固な油汚れや米飯汚れ等に対する洗浄性能を向上させるためにアルカリ剤を用いることが広く知られているが、中でも珪酸アルカリ金属塩やアルカリ金属水酸化物が最も一般的に用いられている。特に珪酸アルカリ金属塩は、含有量が高くてもアルカリ金属水酸化物ほどの強アルカリにならず、逆に酸性汚れに対してpH値を保持させる作用、すなわちpH緩衝作用を有していることから、最も好適に使用されている。例えば、特許文献1には、頑固な油汚れに対して洗浄と殺菌を同時に行うことができる殺菌洗浄剤として、第四級アンモニウム塩と、非イオン界面活性剤と、珪酸塩と、グリコール系溶剤とを含むアルカリ性殺菌洗浄剤が開示されている。
【0004】
また、上記の硬質表面対象物の洗浄、殺菌には、洗浄剤を発泡させて泡状にして適用することが行われる。泡状での洗浄は、洗浄剤の散布状況が目視にて確認できるので、処理箇所が容易に判別でき、また洗浄剤の不必要な飛散を抑制できるという利点がある。また、泡状に塗布することで、洗浄対象における滞留時間が長くなるため、洗浄、殺菌効果が向上する。例えば、特許文献2には、泡安定性能と泡保持性能に優れ、泡洗浄に適した殺菌洗浄剤組成物として、特定の界面張力を有する有機溶剤、界面活性剤、殺菌剤及び水を含有する殺菌洗浄剤組成物が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−264097号公報
【特許文献2】
特開平10−330792号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように殺菌性能と洗浄性能を併せ持つ殺菌洗浄剤が種々提案されているが、第四級アンモニウム塩系殺菌剤、ピリジニウム塩系殺菌剤、ビグアナイド系殺菌剤及びアミノ酸系殺菌剤から選ばれる1種以上の殺菌剤を使用した場合に珪酸塩、特に珪酸アルカリ金属塩を併用すると、析出物が発生し処理対象物に残存、付着して、いわゆる白化現象を起こすことがある。白化現象を起こしてしまうと、すすぎ時などにこれを除去するための擦り洗いなどが必要となり、処理面積が大きくなればなるほど負担も増大する。
【0007】
本発明の課題は、優れた殺菌性能と洗浄性能を併せ持ち、且つ処理対象物の白化現象を起こさない殺菌洗浄剤組成物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(A)第四級アンモニウム塩系殺菌剤、ピリジニウム塩系殺菌剤、ビグアナイド系殺菌剤及びアミノ酸系殺菌剤から選ばれる1種以上の殺菌剤〔以下、(A)成分という〕、(B)珪酸アルカリ金属塩〔以下、(B)成分という〕、並びに(C)下記一般式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル〔以下、(C)成分という〕を含有する殺菌洗浄剤組成物に関する。
R1−O−(AO)n−H (I)
〔式中、R1は炭素数8〜30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基であり、nはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であり16〜600の数である。〕。
【0009】
また、本発明は、上記本発明の殺菌洗浄剤組成物を10〜1000mL/水1Lの濃度に希釈した水希釈液を発泡させて洗浄対象物に接触させる洗浄方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(A)成分は、主として殺菌効果に寄与するものである。(A)成分のうち、第四級アンモニウム塩系殺菌剤、ピリジニウム塩系殺菌剤としては、ジアルキル(アルキル基は、好ましくは炭素数8〜14)ジメチルアンモニウムハライド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びこれらの対イオンが他のアニオンに置換された化合物等が挙げられる。第四級アンモニウム塩系殺菌剤、ピリジニウム塩系殺菌剤は、下記一般式(A−1)で表される化合物及び下記一般式(A−2)で表される化合物から選ばれるものが好ましい。
【0011】
【化3】
【0012】
〔式中、R2、R3、R4、R5は、これらの1つ又は2つが、炭素数8〜16の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基又は次式
【0013】
【化4】
【0014】
で表される基を示し、残りは同一でも異なっていても良く、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基、ベンジル基又は次式−(CH2CH2O)m−H(mはエチレンオキサイドの平均付加モル数であり2〜20の数である。)で表される基を示し、R6は炭素数12〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、X−は塩素イオン等のハロゲンイオン又はモノアルキルリン酸イオン、グルコン酸イオン等の有機アニオンである。〕。
【0015】
また、ビグアナイド系殺菌剤としては、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニジン等が挙げられる。
【0016】
また、アミノ酸系殺菌剤としては、アルキル(好ましくは炭素数12〜18)ジアミノエチルグリシン、ジ(アルキル(好ましくは炭素数6〜12)アミノエチル)グリシン等のアルキルポリアミノエチルグリシン等が挙げられる。(A)成分としては、第四級アンモニウム塩系殺菌剤、ピリジニウム塩系殺菌剤及びビグアナイド系殺菌剤から選ばれる一種以上が好ましく、特に第四級アンモニウム塩系殺菌剤及び/又はピリジニウム塩系殺菌剤が好ましい。
【0017】
第四級アンモニウム塩系殺菌剤、ピリジニウム塩系殺菌剤としては、塩化ベンザルコニウム(例えば、商品名サニゾールC、花王(株)製等)、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド(例えば、商品名コータミンD10E、花王(株)製等)が特に好ましい。また、ビグアナイド系殺菌剤としては、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩が特に好ましい。
【0018】
(B)成分は、主として洗浄効果に寄与するものである。(B)成分としては、メタ珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウム、1号珪酸ナトリウム、2号珪酸ナトリウム、3号珪酸ナトリウム、4号珪酸ナトリウム、オルト珪酸カリウム、1K珪酸カリウム、2K珪酸カリウム等が挙げられ、中でもメタ珪酸ナトリウム、1号珪酸ナトリウム、2号珪酸ナトリウム、3号珪酸ナトリウム、4号珪酸ナトリウム、オルト珪酸カリウム、1K珪酸カリウム、2K珪酸カリウムが好ましく、特に、メタ珪酸ナトリウム、オルト珪酸カリウム、1K珪酸カリウム、2K珪酸カリウムが好ましい。
【0019】
(C)成分は、主として白化防止効果に寄与するものである。(C)成分の一般式(I)において、R1の炭素数は14〜22が好ましい。AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基であり、全AO中、モル比率でエチレンオキシ基(EO)が80%以上が好ましく、EOが90%以上がより好ましく、EOが100%が最も好ましい。また、nはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、16〜600の数であるが、20〜200、更に30〜100が好ましい。nがこの範囲にあると処理対象物の白化防止性に優れる。
【0020】
(A)成分の殺菌効果と(B)成分の洗浄効果と更に(C)成分の白化防止効果を同時に満足することによって、優れた殺菌性能と洗浄性能を併せ持ち、且つ処理対象物の白化現象を起こさない殺菌洗浄剤組成物が提供される。
【0021】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、更に、(D)両性界面活性剤〔以下、(D)成分という〕を含有することができる。(D)成分としては、アルキル(好ましくは炭素数6〜22、特に好ましくは炭素数12)ジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド、アルキル(好ましくは炭素数6〜22、特に好ましくは炭素数12)ジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルジメチルアミノ脂肪酸ベタイン、ラウロイルアミドプロピルベタイン等のアルキル(好ましくは炭素数6〜22)アミドベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等のアルキル(好ましくは炭素数6〜22)スルホベタイン、ココアミドジメチルヒドロキシプロピルスルホベタイン等のアルキル(好ましくは炭素数6〜22)アミドスルホベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン型両性界面活性剤が挙げられ、中でもアミンオキサイド、アルキルジメチルアミノ脂肪酸ベタインが好ましい。(D)成分を含有することにより、製剤安定性や泡立ちが良くなる。
【0022】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、更に、(E)金属キレート剤〔以下、(E)成分という〕を含有することができる。(E)成分としては、ヒドロキシカルボン酸塩、アミノカルボン酸塩等が挙げられ、特にエチレンジアミンテトラ酢酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、クエン酸塩が好ましい。(E)成分は、希釈時の安定化に効果的であり、また硬度成分による白濁防止や発泡機内での珪酸スケール(珪酸カルシウム)の沈着防止の点でより好ましい。
【0023】
その他、本発明の殺菌洗浄剤組成物に配合できる成分として、以下のものが挙げられる。
【0024】
(f)水溶性溶剤
具体的には、エタノール等の炭素数1〜5の1価アルコール、プロピレングリコール等の炭素数2〜12の2価アルコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等の(C)成分以外のポリアルキレングリコールアルキルエーテル等が挙げられる。
【0025】
(g)アルカリ剤
アルカリ剤は、(B)成分以外のものであり、具体的には、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン等が挙げられる。
【0026】
(h)防錆剤
具体的には、亜硝酸塩、安息香酸塩、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール等が挙げられる。
【0027】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、(A)成分を0.1〜20重量%、更に1〜20重量%含有することが好ましい。また、(B)成分を0.1〜20重量%、更に1〜20重量%含有することが好ましい。また、(C)成分を0.1〜30重量%、更に1〜20重量%含有することが好ましい。また、また、(D)成分を0.1〜20重量%、更に1〜10重量%含有することが好ましい。また、(E)成分を0.1〜10重量%、更に1〜10重量%含有することが好ましい。
【0028】
また、本発明の殺菌洗浄剤組成物では、(B)成分と(C)成分の重量比は、(B)/(C)=1/0.5〜1/10、更に1/1〜1/5が好ましい。(D)成分を用いる場合、(D)成分と(C)成分の重量比は、(C)/(D)=1/0.2〜1/5、更に1/0.5〜1/2が好ましい。
【0029】
また、本発明の殺菌洗浄剤組成物は、原液ないし100倍程度に希釈して使用されるが、使用時の各成分の濃度は、(A)成分が10ppm〜20重量%、更に100ppm〜20重量%、(B)成分が10ppm〜20重量%、更に100ppm〜20重量%、(C)成分が10ppm〜30重量%、更に100ppm〜20重量%、(D)成分が10ppm〜20重量%、更に100ppm〜10重量%、(E)成分が10ppm〜10重量%、更に100ppm〜10重量%が好ましい。
【0030】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、殺菌洗浄性能に優れ、且つ処理対象物の白化現象を起こさないため、幅広い分野での殺菌洗浄に有用である。例えば、病院、養護施設、食品加工工場、クリーニング施設、厨房等の壁、床、窓等あるいはそれらで用いられる器具及び備品の殺菌に用いられる。
【0031】
本発明の殺菌洗浄剤組成物は、例えば上記のような適当な濃度に希釈して用いられるが、特に、10〜1000mL/水1Lの濃度に希釈した水希釈液を発泡させて洗浄対象物に接触させる洗浄方法に用いるのが好ましい。食品加工工場内の製造ライン等、処理面積が大きい場合は、泡洗浄機(例えば「SCU−HF」スプレーイング社製)が好適に用いられ、まな板等の調理器具や備品等、処理面積が小さい場合は、トリガースプレーヤーやフォーマースプレーヤー等の泡を発生させることのできるハンドスプレーヤーが好適に用いられる。
【0032】
泡洗浄機を用いる場合、発泡倍率〔泡の体積(mL)/泡の重量(g)の比〕が3〜50倍、更に5〜40倍、特に10〜40倍であることが好ましい。トリガースプレーヤーやフォーマースプレーヤー等のハンドスプレーヤーを用いる場合、発泡倍率が2〜30倍、更に2〜20倍、特に3〜10倍であることが好ましい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた洗浄性能と殺菌性能とを有し、且つ処理対象物の白化現象を起こさない、特に、加工機械をはじめとする金属製品の殺菌、洗浄に好適に用いられる殺菌洗浄剤組成物が得られる。また、白化残留物の付着が防止されているため、すすぎ工程の負担を軽減でき、経済的に有利である。
【0034】
【実施例】
実施例1
表1、2に示す液体殺菌洗浄剤組成物を調製し、以下の試験を行った。結果を表1、2に示す。
【0035】
(1)変性油汚れ洗浄試験
表面を240番サンドペーパーで研磨し洗浄、乾燥した鉄板(15cm×30cm)の表面にナタネ油1.5gを均一に塗布し、180℃のオーブン中で1時間熱処理を行い、変性油汚れテストピースを作成した。この変性油汚れテストピース上に脱脂綿(1cm×2cm)を置き、脱脂綿に表1、2の組成物の10重量%水溶液1gを滴下し、25℃で15分間放置した。その後、脱脂綿を除去してすすぎ洗いし、鉄板表面の状態を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:油の層が完全に除去されているか、又は膨潤が認められる。
×:油の層にほとんど変化が認められない。
【0036】
(2)殺菌性試験
大腸菌(Escherichia coil IFO3972)と黄色ブドウ球菌(Staphylicoccus aureus IFO12732)を、それぞれSCD寒天培地(日本製薬(株)製)で35℃、24時間前培養した後、形成されたコロニーから菌を一白金耳かきとり、SCD寒天培地(日本製薬(株)製)に懸濁して35℃、24時間培養した。菌の生育が確認されたら、この懸濁液を遠心洗浄後、適量の滅菌水で約108〜109cell/mlの菌濃度に調整して菌液とした。
【0037】
予め滅菌水を用いて2倍ずつ段階希釈した表1、2の組成物2mLを試験管に用意し、菌液1mLを注ぎ、25℃で15分間接触させた。96穴マイクロシャーレ(コーニングコースター社)に、0.2mLずつ分注した1.0%チオ硫酸ナトリウムを加えたSCDLP培地(日本製薬(株)製)中に細菌と組成物の接触液を直ちに0.05mL接種して培養後、組成物を不活性化させ、そのまま35℃で24時間培養した。培養後、培養液に濁りが生じない(完全に殺菌できている)最高希釈倍率を最少殺菌濃度として希釈倍率の数値で表した。
【0038】
(3)白化防止性試験
(3−1)試験法1
SUS304テストピース(3cm×8cm)を240番サンドペーパーで研磨し、洗浄、乾燥させる。このテストピースを水平に設置し、表1、2の組成物の20倍希釈(重量比)水溶液を1mL均一に滴下し、25℃で2時間放置後、水流により水洗した。乾燥後、テストピース表面の状態を目視で観察し、白化防止性を以下の基準で評価した。
○:処理(水溶液滴下)前と変化無し。
△:白色物が若干残留している。
×:明らかに白色物が残留しており、白化している。
【0039】
(3−2)試験法2
上記試験法1と同様に前処理したテストピースを水平に設置し、トリガースプレーヤーを用いて表1、2の組成物の20倍(重量比)希釈水溶液を均一に噴霧する。ストローク回数は5回とした。このトリガースプレーヤーは1回のストロークで約1mLの水溶液を噴霧でき、水溶液は発泡倍率が3〜10倍の泡として噴霧される。25℃で2時間放置後、水流により水洗した。乾燥後、テストピース表面の状態を目視で観察し、上記試験法1と同様に白化防止性を評価した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
(注)表中、POEはポリオキシエチレンの略であり、( )内の数字はエチレンオキサイドの平均付加モル数である。
Claims (9)
- (A)下記一般式(A−1)で表される第四級アンモニウム塩系殺菌剤及び下記一般式(A−2)で表されるピリジニウム塩系殺菌剤から選ばれる1種以上の殺菌剤、(B)珪酸アルカリ金属塩、並びに(C)下記一般式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルを含有する殺菌洗浄剤組成物。
R1−O−(AO)n−H (I)
〔式中、R1は炭素数8〜30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、AOは炭素数2のアルキレンオキシ基であり、nはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であり30〜500の数である。〕 - (A)が、前記一般式(A−1)で表される第四級アンモニウム塩系殺菌剤である請求項1記載の殺菌洗浄剤組成物。
- (A)が、前記一般式(A−1)で表される第四級アンモニウム塩系殺菌剤であって、ジアルキル(炭素数8〜14)ジメチルアンモニウムクロライド及び塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種以上の殺菌剤である請求項1記載の殺菌洗浄剤組成物。
- (B)と(C)の重量比が、(B)/(C)=1/1〜1/5である請求項1〜3の何れか1項記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 更に、(D)両性界面活性剤を含有する請求項1〜4の何れか1項記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 更に、(E)金属キレート剤を含有する請求項1〜5の何れか1項記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 使用時の濃度が、(A)10ppm〜20重量%、(B)100ppm〜20重量%、(C)100ppm〜20重量%である、請求項1〜6の何れか1項記載の殺菌洗浄剤組成物。
- 請求項1〜7の何れか1項記載の殺菌洗浄剤組成物を10〜1000mL/水1Lの濃度に希釈した水希釈液を発泡させて洗浄対象物に接触させる洗浄方法。
- 前記水希釈液中の(A)の濃度が10ppm〜20重量%、(B)の濃度が100ppm〜20重量%、(C)の濃度が100ppm〜20重量%である請求項8記載の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003024022A JP4578776B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 殺菌洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003024022A JP4578776B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 殺菌洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004231594A JP2004231594A (ja) | 2004-08-19 |
JP4578776B2 true JP4578776B2 (ja) | 2010-11-10 |
Family
ID=32952669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003024022A Expired - Fee Related JP4578776B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 殺菌洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4578776B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102430588B1 (ko) * | 2021-10-27 | 2022-08-08 | 주식회사 다인소재 | 방부제 조성물 및 이를 포함하는 물티슈 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006069918A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Sanyo Chem Ind Ltd | 除菌消臭洗浄剤 |
JP2006296469A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Kao Corp | 液体消臭剤組成物 |
JP5295548B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2013-09-18 | 花王株式会社 | 床水拭き用助剤 |
GB0706739D0 (en) * | 2007-04-05 | 2007-05-16 | Alexander Ross Holdings Ltd | Composition |
JP5165363B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-03-21 | 花王株式会社 | 抗菌剤 |
JP5820096B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2015-11-24 | ロンザジャパン株式会社 | 水系組成物 |
JPWO2011013494A1 (ja) * | 2009-07-30 | 2013-01-07 | アーチ・ケミカルズ・ジャパン株式会社 | 水系組成物 |
JP5592782B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2014-09-17 | 花王株式会社 | 食品加工設備及び/又は調理設備用洗浄剤組成物 |
JP2015007221A (ja) * | 2013-05-29 | 2015-01-15 | 花王株式会社 | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61197695A (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-01 | 大三工業株式会社 | エアゾ−ル用発泡性洗剤組成物 |
JPS624202A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-10 | Lion Corp | 防かび剤組成物 |
JPH06264097A (ja) * | 1993-01-26 | 1994-09-20 | T Paul Kk | アルカリ性殺菌洗浄剤 |
JPH0873890A (ja) * | 1994-09-05 | 1996-03-19 | Lion Corp | 液体硬表面洗浄剤組成物 |
JPH093487A (ja) * | 1995-06-15 | 1997-01-07 | New Japan Chem Co Ltd | 液体洗浄剤組成物 |
JPH10330792A (ja) * | 1997-05-28 | 1998-12-15 | T Paul Kk | 殺菌洗浄剤組成物およびその使用方法 |
JPH11152497A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Lion Corp | 洗車用洗浄剤組成物 |
JP2000096098A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Kao Corp | 水性液体洗浄剤 |
JP2001181695A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Lion Corp | 液体酸素系漂白剤組成物 |
JP2001200299A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-24 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2002348593A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2004189874A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Kao Corp | 殺菌洗浄剤組成物 |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003024022A patent/JP4578776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61197695A (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-01 | 大三工業株式会社 | エアゾ−ル用発泡性洗剤組成物 |
JPS624202A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-10 | Lion Corp | 防かび剤組成物 |
JPH06264097A (ja) * | 1993-01-26 | 1994-09-20 | T Paul Kk | アルカリ性殺菌洗浄剤 |
JPH0873890A (ja) * | 1994-09-05 | 1996-03-19 | Lion Corp | 液体硬表面洗浄剤組成物 |
JPH093487A (ja) * | 1995-06-15 | 1997-01-07 | New Japan Chem Co Ltd | 液体洗浄剤組成物 |
JPH10330792A (ja) * | 1997-05-28 | 1998-12-15 | T Paul Kk | 殺菌洗浄剤組成物およびその使用方法 |
JPH11152497A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Lion Corp | 洗車用洗浄剤組成物 |
JP2000096098A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Kao Corp | 水性液体洗浄剤 |
JP2001181695A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Lion Corp | 液体酸素系漂白剤組成物 |
JP2001200299A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-24 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2002348593A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2004189874A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Kao Corp | 殺菌洗浄剤組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102430588B1 (ko) * | 2021-10-27 | 2022-08-08 | 주식회사 다인소재 | 방부제 조성물 및 이를 포함하는 물티슈 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004231594A (ja) | 2004-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4051269B2 (ja) | 液体殺菌洗浄剤組成物 | |
JP2017528463A (ja) | 四級アンモニウム化合物を含有する消毒組成物 | |
JP2001521574A (ja) | 液体酵素調製物およびその使用 | |
US6395698B1 (en) | Corrosion resistant sanitizing/disinfecting cleaning and wood preservative formulation | |
EP3590336A1 (en) | Disinfectant cleaner composition having tuberculocidal efficacy and efficacy against specific viruses | |
JPH10330792A (ja) | 殺菌洗浄剤組成物およびその使用方法 | |
JP2017057345A (ja) | 発泡洗浄剤組成物および洗浄方法 | |
JP2019104794A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP3980514B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物 | |
JP4578776B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物 | |
JP7144821B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5592782B2 (ja) | 食品加工設備及び/又は調理設備用洗浄剤組成物 | |
JP5422882B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物 | |
JP2024026451A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2004224703A (ja) | 手指用殺菌洗浄剤組成物 | |
JP4137620B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物 | |
JP2011190376A (ja) | 浴室用洗浄剤組成物 | |
JP5337350B2 (ja) | 除菌性洗浄剤組成物およびそれを用いた除菌洗浄方法 | |
WO2019131202A1 (ja) | 発泡洗浄剤組成物 | |
JP2017039646A (ja) | 殺菌効力増強剤およびそれを含有する液状殺菌組成物 | |
JP5639345B2 (ja) | バイオフィルム除去剤組成物 | |
JP6700453B1 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物及び硬質表面の洗浄方法 | |
JP2001316209A (ja) | 殺菌洗浄剤組成物 | |
JP7507464B2 (ja) | 液体殺菌洗浄剤組成物 | |
JP2019202976A (ja) | 洗浄除菌剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100729 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100824 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100825 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4578776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |