JPS61197695A - エアゾ−ル用発泡性洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は洗浄性ならびに発泡性に優れるとともに刺激性
がなく、かつ洗浄乾燥後、白化現象を起こさないエアゾ
ール用発泡性洗剤組成物に係り、特に網戸等の網面の洗
浄に適したエアゾール用発泡性洗剤組成物に間する。

〔従来技術とその問題点〕

エアゾール用発泡性洗剤組成物として、従来、一種類の
界面活性剤からなるもの、あるいは複数種の界面活性剤
を組み合わせてなるもの等が知られている。

しかし、この種の組成物では洗浄力が劣るのみならず、
泡の持続性にも劣り、さらにはすすぎ性にも劣るという
欠点を有している。

さらに、ヤシ油石鹸単独からなる洗剤組成物も知られて
いるが、これは刺激性が強く、洗浄力あるいは発泡性も
充分ではな（、さらに洗浄乾燥後白化現象を起こすとい
う欠点を有している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

網戸の網面等、複雑な面の洗浄に要求されるエアゾール
洗剤組成物の条件として次のものが挙げられる。

（１）洗浄力が大であること。

エアゾール噴霧後、５分間程度で汚れが落ちるような洗
浄力が必要である。

（２）発泡性に優れていること。

発泡性とは発泡力と泡の安定性を意味する。泡が消える
まで洗浄力が持続するため洗浄効果が大となり、かつ洗
浄の使用量が少なくてすみ、無駄がなくなる。特に網面
のような複雑な面の洗浄には安定した泡が均一に付着す
ることが非常に重要であり、泡のきめ細かさや進展着力
が劣ると泡が網目を通過したり、消泡したりして洗浄の
目的を果たさない。

（３）刺激性が無いこと。

エアゾール洗剤では刺激性が無いことは特に重要である
。

（４）白化現象を起こさないこと。

エアゾールを水で洗い流して乾燥の後、網面等の被洗浄
面、あるいは洗浄水の流れた床面等に白化が生じないこ
とが必要である。

本発明の目的は、前述に掲げた（１）乃至（４）の条件
をことごと（満たし、前述の公知技術に存する欠点を改
良した、特に網戸等の網面の洗浄にて適したエアゾール
用発泡性洗剤組成物を提供することにある。

〔問題を解決するための手段〕

前述の目的を達成するため、本発明に係るエアゾール用
発泡性洗剤組成物によれば、ヤシ油石鹸（Ａ）と、高級
アルコールエチレンオキサイド付加物ｔａ＋および脂肪
酸アルカノールアミド（ｂｌを含む界面活性剤（Ｂ）と
からなり、前記（Ａ）および（Ｂ）成分の配合比Ａ：Ｂ
は重量比で１：１〜２．５であり、かつ前記ｔａ＋およ
び中）成分の配合比ａ：ｈは重量比で１：１〜３である
ことを特徴とする。

前述のヤシ油石鹸（Ａ）としてヤシ油よりケン化しアル
カリ石鹸、ヤシ脂肪酸のアルカリ石鹸等が挙げられる。

これらは一般式ＲＣＯＯＭ　（Ｒ：Ｃａ〜Ｃ＋ｉ　、　
Ｍ　：　Ｎａｓ　Ｋｓチアミンを有し、具体的にはヤシ
脂肪酸カリ、ナトリウムまたはアミン石鹸である。

また、前述の界面活性剤ＣＢ）は高級アルコールエチレ
ンオキサイド付加物（ａｌと、脂肪酸アルカノールアミ
ド（ｂｌとの混合物であり、前者＋８）は具体的には ＲＯ−−（Ｃ）Ｉｚ−ＣＨｚ−０）ｎＨ（Ｒ：炭素数Ｃ
Ｉｌ〜ＣＩ８のアルキル基）であり、後者（ｂ）は具体
的には 等である。

これら（ａｌおよび（ｂｌ成分の配合比ａ：ｂは重量で
１：１〜３、最適には１：２であって、この範囲外では
、すなわち、成分（ａ）が多い場合には特に洗浄性ある
いは発泡性に劣り、成分中）が多い場合には、特に刺激
性が生じ、かつ白化現象が現れる。

さらに、前述（Ａ）およびＣＢ）の成分の配合比Ａ：Ｂ
は重量比で１：１〜２．５、最適には１：２であり、こ
の範囲外では、すなわち、成分（Ａ）が多い場合にはヤ
シ油石鹸の性質が強く現れて、特に刺激性が生じ、かつ
、白化現象が現れるようになり、また、成分（Ｂ）が多
い場合には界面活性剤の性質が強く現れて、特に洗浄性
、発泡性等に劣るようになる。

なお、本発明は前述の成分のほかに、硬水軟化剤、例え
ば、ＥＤＴＡ　（エチレンジアミン四酢酸塩）　、ＮＴ
Ａ　にトリロ三酢酸塩）　、）ＩＥＤＴＡ（ヒドロキシ
エチルエチレンジアミン三酢酸塩）、ＤＴＰＡ　（ジエ
チレントリアミン五酢酸塩）等、手荒れ防止剤、例えば
、ジメチルアルキルアミンオキサイド、ビス（２−ヒド
ロオキシル）アルキルアミンオキサイド等、香料を任意
の適当量用いることも出来る。

このようにしてなる本発明組成物は、使用に際して水等
の溶剤で１０乃至１５％程度の任意の濃度に希釈され、
２０％程度のプロペラントを含有せしめ、エアゾール洗
剤として調整される。前述のプロペラントは任意のもの
であり、−例を示せば、ＬＰＧが用いられ、ガス内圧３
．６ｋｇ／ｃｊ　（２５℃）程度である。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。

大旌五−上 ヤシ油石鹸（Ａ）としてヤシ油脂肪酸カリ石鹸、界面活
性剤（Ｂ）として＋８）アルカノール５Ｏ１２０（旭電
化（株）高級アルコールエチレンオキサイド付加物）お
よび偽）アルカノールＣｏ（旭電化（株）、脂肪酸アル
カノールアミド）の混合物であって、表１に示す各種の
配合比のもの、およびプロペラントとしてＬＰＧを用い
、ヤシ油石鹸（Ａ）が４重量％、界面活性剤（Ｂ）が８
重量％（成分Ａ：Ｂの配合比率１　：　２）　、プロベ
ントが２０重量％になるように水で調整して表−１に示
す各種エアゾール洗剤試料１乃至８を得た。ガス内圧は
３．６ｋｇ／ｄ（２５℃）である、その他、ＥＤＴＡ、
ジメチルアミンオキサイドを微量配合した。これらの各
試料について、性能試験を行い、結果を表−１に示した
。

性能試験は被洗浄物として網戸の網面を用い、次の（イ
）乃至（＝）について行った。

（イ）洗浄性 ｉ）性能判定方法 網戸の網面にそれぞれ各種試料のエアゾールを発泡し、
５分間放置後水洗して、網面の洗浄状態を見た。

ｉｉ　）判定基準 ◎　洗浄性非常に良好 Ｏ〃　良好 八　　〆　やや良好 ×　　〃　不良 （（１）発泡性 ｉ）性能判定方法 網戸の網面にそれぞれ各種試料のエアゾールを発泡した
時の泡の塗布し易さと泡の安定性を見た。

ｉｉ）判定基準 ◎　発泡性非常に良好 ○　　〃　良好 Δ　　〃　やや良好 ×　　〃　不良 （八）刺激性 ｉ）性能判定方法 網戸の網面にそれぞれ各種試料のエアゾールを発泡した
時の鼻への刺激性を判定した。

ｉｉ）判定基準 ○　刺激性無し △　　〃　やや有り ×　　　〃　有り （ニ）白化性 ｉ）性能試験方法 コンクリート床にそれぞれ各種試料の１０％溶液を１０
０ｃｃ流し、乾燥した時の床の白化状態を見た。

ｉｉ）判定基準 ○　白化見られず Δ　やや白化 ×　白化 表−１から界面活性剤ｆａ＋および山）の配合比率ａ：
ｂは重量比で１：３、特に１：２が良いことがわかる。

スＷ−先 ヤシ油石鹸（Ａ）としてヤシ油脂肪酸カリ石鹸、界面活
性剤（Ｂ）として（ａｌアデカドール５０１２０および
（ｂ）アデカソールＣＯの混合物であって、＋ａ）、（
ｂｌの配合比ａ：ｂが重量比で２：１のもの、およびプ
ロペラントとしてＬＰＧを用い、ヤシ油石鹸（Ａ）が４
重量％、プロペラントが２０％、および界面活性剤（Ｂ
）が０乃至１２重量％になるように水で調整し、表−２
に示す各種エアゾール洗剤試料９乃至１５を得た。ガス
内圧は３．６　ｋｇ／　ｅＩｌ！（２５℃）である。そ
の他ＥＤＴＡ、ジメチルアミンオキサイドを微量配合し
た。

これらの各試料について実施例１と同様に性能試験を行
い、結果を表−２に示した。

表−２から成分（Ａ）および（Ｂ）の配合比率Ａ：Ｂは
重量比で１：１〜２．５、特に１：２が良いことがわか
る。

〔発明の効果〕

以上のとおり、本発明組成物は洗浄性ならびに発泡性に
優れるとともに刺激性がなく、かつ洗浄乾燥後、白化現
象を起こさず、特に網戸等の網目の洗浄に適したエアゾ
ール用発泡性洗剤組成物であり、実用上極めて有用な発
明である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヤシ油石鹸（Ａ）と、高級アルコールエチレンオ
   キサイド付加物（ａ）および脂肪酸アルカノールアミド
   （ｂ）を含む界面活性剤（Ｂ）とからなり、前記（Ａ）
   および（Ｂ）成分の配合比Ａ：Ｂは重量比で１：１〜２
   ．５であり、かつ前記（ａ）および（ｂ）成分の配合比
   ａ：ｂは重量比で１：１〜３であることを特徴とするエ
   アゾール用発泡性洗剤組成物。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の組成物において、
   ヤシ油石鹸（Ａ）がヤシ油よりケン化したアルカリ石鹸
   またはヤシ脂肪酸のアルカリ石鹸である組成物。