JP4578112B2 - 塗布具 - Google Patents
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Description
なお、本発明における塗布具とは、塗布される対象物に対し、芯の先から連続的に塗布できるものであれば良く、ボールペン等の筆記具や修正液等を塗布するための塗布具などが含まれる。
そして、本願発明では、操作部材を押圧の後に除荷して後退させる際に前記横方向ガイド壁によって接触片を誘導して回転子を回転させるが、操作部材の除荷の際の荷重は付勢部材による力であるので、塗布具の使用者によらず安定させることができる。また、この横方向ガイド壁による回転子の回転は境界位置を越えるので、中立位置から境界位置に向かって回転する方向に回転させ、さらにカム突起により同じ方向に回転させることが可能となる。そして、横方向ガイド壁の位置や、中立位置及び境界位置を所定の配置とすることによって、前進・後退の際における回転位置や回転角度を決めることが可能となる。
そして、押圧から除荷によって回転子が後退する時には一方方向に回転して軸方向に後退し、回転子の係合部が係合している状態で再押圧して回転子が前進する時には軸方向に前進して一方方向に回転するものであり、接触片は同じルートを通らない。また、接触片が第1横方向ガイド壁によって誘導される始めるときには中立状態であり、誘導され始めて回転子が回転すると、境界位置に至るまでは回転方向とは反対側に向かうトルクが発生するので、接触片が第1横方向ガイド壁に密着して確実に誘導する。
図1は、本発明の第1の実施形態における塗布具の正面図である。図2は、本発明の第1の実施形態における塗布具の先端部及び後端部の断面図である。図3は、本発明の第1の実施形態における塗布具の軸筒の正面図、左側面図及び正面断面図である。図4は、本発明の下側軸筒の正面図、側面図、平面図、底面図及び正面断面図である。図5は、本発明の上側軸筒の正面図、側面図、平面図、底面図及び正面断面図である。図6は、本発明の第1の実施形態における塗布具の軸筒の内部に有するリブと窓孔の拡大図である。図7は、回転子の斜視図である。図8は、操作部材の正面図、平面図、側面図、底面図である。図9は、クリップの正面図、側面図、平面図、正面断面図、平面断面図である。図10は、本発明の第1の実施形態における塗布具の軸筒の内側から見て接触片と係合部の動きを表した説明図である。図11は、図10の接触片の動きを拡大して表した図である。
さらに軸筒10の後端側の端部には、ほぼ正方形の切り欠き19aが設けられている。切り欠き19aの位置は、窓孔23と同一軸線上であり、クリップ15の軸筒固定部45とクリップ本体46との間の部分が挿入される。
図1〜図3に示される様に、軸筒10の螺合した状態での外形形状は、ほぼ円筒状であり、先端の外径は後端側より細い状態となる。そして、軸筒10の先端側には、軸方向に丸孔20aが開口している。一方、軸筒10の後端側には軸方向に向かって丸孔20bが開口している。前記した先端側に設けられた丸孔20aの内径は、軸筒10の胴部の内径よりも小さい。先端側の丸孔20aは、後述するレフィル11の筆記部(塗布部)27が出没可能であり、且つ筆記部27が出て、筆記する際にがたつきが生じない程度の大きさである。
なお、軸筒10の内部の構造は、図6に示されており、先端側内面部21a及び後端側内面部21bが設けられて、後端側内面部21bには第1のリブ81、第2のリブ82、第3のリブ89などを有しているが、詳しい説明は後述する。
また回転子13の後端側の端部には周方向に一周してつながる突起44aを有している。
なお、回転子13は、180°回転対称形であり、180°回転した状態でも使用することができる。
図6では、軸筒10の周方向の半分しか図示していないが、図示しない反対側についても180°回転対称であって同様な構造であり、説明を省略する。
そして、傾斜部56の範囲は、図6,図10に示されるように、操作部材14側(図6において右上側)が軸方向に対して傾斜した三角形状である。
また、高部62の高さは変わらないので、第3横方向ガイド壁88は壁部83側ほどに壁の高さが低くなっている。そして、第3横方向ガイド壁88の操作部材14側の端部は壁部83で交わっている。
まず、下側軸筒10aの後端側の丸孔30から、スプリング12及びレフィル11を入れる。このとき、レフィル11は筆記部27側から入れる。
また、上側軸筒10bの先端側の丸孔32から回転子13及び操作部材14を挿入する。そして、このような状態で、下側軸筒10aと上側軸筒10bとを螺合する。上側軸筒10bの丸孔20bにクリップ15を挿入して、クリップ15と軸筒10を固定する。
クリップ15は軸筒10に固定されているので、固定部分は軸筒10に対して移動できない。ただしクリップ15のクリップ本体46は、自己の弾性によって開閉方向に姿勢を変更することができる。
なお、このトルクの発生は後述する。
なお、接触片28は2カ所設けられているが、軸筒10及び回転子13は180°回転対称であるので、相対回転による移動については位置関係は変わらないので、1カ所のみについて説明を行う。
なお、図10、図11における、接触片28及び係合部29が右側に向かう方向は、塗布具1の操作部材14側から見て時計回りの方向である。
なお、この位置は操作部材14を押し切った状態である。接触片28がP2の位置では、接触片28の斜状部37が、第1横方向ガイド壁86に対向する状態である。
そして、この第1横方向ガイド壁86による回転子13の回転は、境界位置B1を越えるものである。
なお、この位置は操作部材14を押し切った状態である。接触片28がP4の位置では、接触片28の斜状部37が、第2横方向ガイド壁87に対向する状態である。
そして、この第2横方向ガイド壁87による回転子13の回転は、境界位置B2を越えるものである。
操作部材14の除荷の際に働く力は、スプリング12による力であり、常にほぼ一定であり、スプリング12の付勢力以上の力は働かないので、どのような人が使用しても確実に操作が可能であり、破損のおそれもほとんどない。
10 軸筒
11 レフィル(芯部材)
12 スプリング(付勢部材)
13 回転子
14 操作部材
15 クリップ
23 窓孔
27 筆記部(塗布部)
28 接触片
29 係合部
33 カム突起
37 斜状部
43 切り欠き部(当接部)
52 内側係止部
84 第1溝部
86 第1横方向ガイド壁
87 第2横方向ガイド壁
88 第3横方向ガイド壁
A1、A2、A3 中立位置
B1、B2 境界位置
Claims (5)
- 軸筒と、先端に塗布部を有して軸筒内部に配置された芯部材と、前記芯部材を後方へ付勢する付勢手段と、軸筒外部に配置されたクリップと、一部が軸筒より突出して軸方向に移動する操作部材と、軸筒の内部であって操作部材と芯部材の間に配された回転子を有し、前記操作部材は回転子を介して前記芯部材と連動可能であり、軸筒には窓孔を有し、回転子には係合部を有し、クリップには前記窓孔に相当する位置に内側係止部を有しており、操作部材を押圧して除荷するとクリップの内側係止部と回転子の係合部が係合することによって塗布部の突出状態を保持し、塗布部が突出状態で操作部材を再押圧して除荷すると内側係止部と回転子の係合が解除されて塗布部が収納され、クリップが持ち上げられると内側係止部と回転子の係合部が離れることにより芯部材が軸筒内に収納されるものであり、操作部材を押圧して塗布部を突出させてさらに再押圧して塗布部を収納する間に、回転子は両方向に同じだけ回転して元の位置に戻る塗布具において、
回転子には径方向に突出する接触片と、軸方向に対して傾斜成分を有して操作部材側に突出するカム突起とが設けられ、前記接触片は前記軸筒に設けられたガイド壁に沿って移動することにより回転子を誘導することができ、前記カム突起は前記操作部材の当接部に噛み合って回転子が所定の回転位置である中立位置となる方向に回転子にトルクを発生させることができ、前記中立位置は複数設けられて中立位置同士の間にはトルクの回転方向が変化する境界位置を有しており、
ガイド壁には軸方向に対して傾斜する1又は2カ所以上の横方向ガイド壁が設けられ、前記横方向ガイド壁の少なくとも1カ所はその壁面が塗布部側に向いており、操作部材を押圧の後に除荷して後退させる際に前記横方向ガイド壁によって接触片を誘導して境界位置を越えるように回転子を回転させることが可能であり、さらに再押圧して除荷する際にガイド壁によって回転子を他方の方向に回転させることが可能であることを特徴とする塗布具。 - 横方向ガイド壁として第1横方向ガイド壁及び第3横方向ガイド壁が設けられ、さらに第1横方向ガイド壁に隣接する溝部が設けられており、
塗布部が収納されている状態から操作部材を押圧してさらに除荷する一連の操作において、押圧により接触片が回転子が前進してカム突起によるトルクにより一方の方向に回転して中立位置となって第1横方向ガイド壁の軸上に至り、除荷の際には付勢手段により回転子が後退して接触片が第1横方向ガイド壁により誘導されて一方の方向に回転して境界位置を越えて溝部に至って、クリップの内側係止部に回転子の係合部が係合して塗布部が突出して保持する状態となり、
塗布部が突出されている状態から操作部材を再押圧してさらに除荷する一連の操作において、再押圧の際に回転子は接触片が前進してカム突起によるトルクにより一方の方向に回転して、除荷の際には付勢手段により回転子が後退して、クリップの内側係止部に回転子の係合部が係合した状態における接触片の位置よりも操作部材側に設けられた第3横方向ガイド壁により回転子を他方の方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。 - 横方向ガイド壁として第1乃至第3横方向ガイド壁が設けられ、第1横方向ガイド壁と第2横方向ガイド壁との間には溝部が設けられており、
塗布部が突出されている状態から操作部材を再押圧してさらに除荷する一連の操作において、再押圧の際に回転子は接触片が前進してカム突起によるトルクにより一方の方向に回転して中立位置となって第2横方向ガイド壁の軸上に至り、除荷の際には付勢手段により回転子が後退して接触片が第2横方向ガイド壁により誘導されて一方の方向に回転して後退し、クリップの内側係止部に回転子の係合部が係合した状態における接触片の位置よりも操作部材側に設けられた第3横方向ガイド壁により回転子を他方の方向に回転させることを特徴とする請求項2に記載の塗布具。 - 接触片の操作部材側の形状は、第1横方向ガイド壁の傾斜に対応した斜状であることを特徴とする請求項2又は3に記載の塗布具。
- 回転子の接触片は、回転子の内側に移動することが可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の塗布具。
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