JP2017113900A - 出没式塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布体の乾燥を防ぐことができ、且つ引張部材が捩じれることがない出没式塗布具を開発することを課題とする。
【解決手段】芯部材と、芯部材と軸方向に一体的に移動する芯部材側係合部18と、外筒2と、蓋部材と、ノック部材と、クリップを有する。ノック部材を押圧することによって蓋部材が開いて塗布体が外筒2から突出し、芯側係合部がクリップと係合して塗布体が突出した状態を維持し、ノック部材を再度押圧するか芯側係合部とクリップとの係合を解くことによって塗布体が外筒内に戻ると共に蓋部材が閉じる。芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には回転阻止係合部13が開口部5の直線状部6と係合して芯部材の回転を阻止し、芯部材側係合部18がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部27と係合する。
【選択図】図10

Description

本発明は、後端のノック部材をノックして外筒の先端開口から芯部材の塗布体を突出させる出没式塗布具に関するものである。
外筒内に芯部材があり、芯部材の塗布体が外筒から出没する出没式のマーキングペン(以下出没式塗布具)が知られている(例えば、特許文献1)。
この出没式塗布具は、不使用時には、芯部材の塗布体が外筒内の収容部に収容され、蓋部材によって密閉されている。特許文献1に記載の出没式塗布具は、塗布体が密閉空間内に収容されるので、塗布体の乾燥を防ぐことができる。
特許文献1に記載の出没式塗布具では、蓋部材はヒンジで開閉する蓋体を有し、蓋体と芯部材とが糸で繋がっている。
特許文献1に記載の出没式塗布具は、使用時には、使用者が後端部に設けられたノック部材を押圧することで収容部内から前方に進出し、前記した糸が緩んで蓋体が開く。そして芯部材の先端に位置する塗布体が外筒から外部に露出して塗布可能となる。
出没式塗布具は、クリップを設けることによって、衣服のポケットやノート等に固定することができる。クリップは、外筒の後端付近に固定された細長い部材であり、自由端側が外筒の外正面に当接又は近接している。そしてクリップの自由端部分(先端部分)と外筒の間で、取付対象物を挟み込んで取付対象物に固定する。例えばクリップと外筒の間で衣服のポケットの生地を挟み込み、出没式塗布具を衣服に固定する。
しかし仮に塗布体が外筒から突出した塗布可能な状態で出没式塗布具を衣服のポケットに固定すると、塗布体が衣服に触れて衣服を汚してしまう。そこで、この様な事態を防ぐために、クリップの先端部分が外筒から離れると自動的に塗布体が外筒内に退没する出没式塗布具が提案されており、この様な出没式塗布具が例えば特許文献2に開示されている。なお特許文献2に開示された出没式塗布具は、具体的にはノック式ボールペンである。
特許文献2に記載の出没式塗布具は、芯部材とノック部材とを備えている。芯部材は、ばねで外筒の後端側へ常時付勢されている。ノック部材には、半径方向外方へ突出した係止突起が設けられている。芯部材とノック部材は一体化されている。
一方、外筒には係止突起を貫通させる縦溝が設けられている。縦溝は一部に曲部がある。ノック部材が前後方向に移動する際には、係止突起は縦溝に沿って移動する。即ち係止突起は軸方向に移動しつつ曲部を通過する際に回動する。従って特許文献2に記載の出没式塗布具では、芯部材が軸方向に移動する際に回動方向にも姿勢変更する。
また外筒にはクリップが装着されており、クリップは外筒の縦溝に沿って配置されている。クリップの先端の玉部には係止部が設けられている。
そして使用者が出没式塗布具のノック部材を前方に押し出すと、芯部材の係止突起が外筒の縦溝に沿って直線移動すると共に回動する。なお係止突起の回動に伴って芯部材も回動することとなる。そして係止突起はクリップの係止部を押し上げて、クリップの係止部を通過する。
その後、使用者がノック部材の押し出し操作を止めると、ばねの弾性力によって芯部材が後方へ移動する。そして芯部材と共に係止突起が後方へ移動し、芯部材の係止突起がクリップ係止部に係合し、芯部材の塗布体が外筒の先端開口から突出した状態が維持される。
ここで使用者が、塗布可能な状態で出没式塗布具を衣服に固定しようとすると、クリップの玉部が外筒から離れる方向に移動し、クリップの係止部と芯部材の係止突起の係合が解除され、ばねの付勢力によって係止突起と共に芯部材が後方へ移動し、塗布体が外筒内に退没する。特許文献2の出没式塗布具では、塗布体が露出した状態で衣服に固定されることがなく、衣服が汚れることがない。
また特許文献2に記載の出没式塗布具では、塗布体が外筒から突出した状態の際にノック部材を押圧すると、芯部材は先端方向に移動すると共に回動し、芯部材の係止突起とクリップの係止部との係合が解除される。そしてばねの付勢力によって係止突起が後方へ移動し、塗布体が外筒内に没入する。
特開昭63−162293号公報 特開平9−58182号公報
本発明者らは、特許文献1に開示された蓋体構造を備え、且つ特許文献2に開示された構成を適用し、クリップで衣服を挟むことによって塗布体が外筒内に没入する構造の出没式塗布具を考えた。
しかしながら特許文献2の構成によると、塗布体を出没する際に芯部材が外筒に対して相対的に回転するので、蓋体と芯部材をつなぐ糸が捩じれてしまう懸念がある。
また他の方法によって蓋体を開閉する場合であっても、芯部材が外筒に対して相対的に回転すると、塗布体が蓋体によって擦られ、塗布体を傷つけてしまう懸念がある。
そこで本発明は、上記した問題点に注目し、クリップを操作することによって塗布体を外筒内に没入させることができる出没式塗布具であり、芯部材が回動しにくい構造の出没式塗布具を開発することを課題とするものである。
また本発明は、上記した問題点に注目し、芯部材と蓋部材とをつなぐ引張部材を有する構造の出没式塗布具であって、且つクリップを操作することによって塗布体を外筒内に没入させることができる出没式塗布具であり、引張部材が捩じれることない出没式塗布具を開発することを課題とするものである。
即ち本発明は、塗布体の乾燥を防ぐことができ、且つ芯部材が回動せず、耐久性が高い出没式塗布具を開発することを課題とするものである。
上記課題を解決するための態様は、塗布体を有する芯部材と、芯部材と軸方向に一体的に移動する芯側係合部と、外筒と、蓋部材と、ノック部材と、クリップを有し、クリップにはクリップ側係合部があり、外筒内に蓋部材によって密閉される密閉空間があり、前記芯部材は外筒に軸方向に移動可能に収容されていて前記塗布体は前記密閉空間内にあり、ノック部材を押圧することによって芯部材が軸方向先端側に向かって移動し、蓋部材が開いて塗布体が外筒の先端から突出して塗布可能な状態となると共に芯側係合部がクリップと係合して塗布体が外筒から突出した状態を維持し、ノック部材を再度押圧するか芯側係合部とクリップとの係合を解くことによって芯部材が軸方向後方側に向かって移動し、塗布体が外筒内に戻ると共に蓋部材が閉じる出没式塗布具において、芯部材と蓋部材とをつなぐ引張部材を有し、芯部材が軸方向後方側に向かって移動することによって蓋部材の一部を引っ張って蓋部材を閉止するものであり、前記外筒の側面には開口部があり、当該開口部は外筒の軸線に沿って直線状にのびる直線状部と、直線状開口と連通し直線状部よりも幅が広い大面積部を有し、芯部材には、回転方向に一体的に設けられた回転阻止係合部があり、前記芯側係合部は芯部材の周囲に回動可能かつ軸方向には一体的に装着された係合片に設けられており、クリップには芯側係合部が外筒の後端側に移動することを阻止する係止部と、芯部材が軸方向先端側に移動する際に芯側係合部を回動させる回動ガイドを有し、芯部材の回転阻止係合部及び芯側係合部は前記開口部にあり、少なくとも芯側係合部はその一部が前記開口部から突出し、ノック部材を押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には回転阻止係合部が開口部の直線状部と係合して芯部材の回転を阻止し、芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合し、ノック部材を再度押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合が解除されることを特徴とする出没式塗布具である。
塗布具とはフェルトペンやマーキングペン等を含む概念である。
本態様の塗布具は、回転阻止係合部と芯側係合部を有している。回転阻止係合部は、芯部材に対して回転方向に一体的に設けられているから、回転阻止係合部が回動しなければ芯部材は回動しない。一方、芯側係合部は芯部材の周囲に回動可能かつ軸方向には一体的に装着された係合片に設けられているので、芯側係合部に対して回動することができる。
本態様の塗布具では、ノック部材を押圧して芯部材を軸方向外側に向かって移動させることにより、芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動し、クリップの係止部と係合する。ここで本態様の塗布具では、回転阻止係合部が開口部の直線状部と係合して芯部材の回転を阻止し、且つ芯側係合部は芯部材に対して相対回転することができるから、芯部材を回動させることなく芯側係合部を係止部に係合させることができる。
そのため芯部材と蓋部材とをつなぐ引張部材が捩じれることはない。
前記した態様において、芯側係合部が係止部と係合する方向に芯側係合部を回動させる係合用回動ガイドと、芯側係合部が係止部との係合を解除する方向に芯側係合部を回動させる解除用回動ガイドを有することが望ましい。
前記した各態様において、ノック部材を押し込みきった状態においては、回転阻止係合部は、直線状開口を離れて大面積に至ることが望ましい。
本態様によると、芯部材が一時的に回動可能な状態となるので、芯部材が直線移動していた際に生じた芯部材の捩じれが解消される。
前記した各態様において、クリップの裏面には、塗布体を突出させるべくノック部材を押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際に芯側係合部が通過する往き側通路があり、当該往き側通路に段差が設けられていることが望ましい。
本態様によると、ノック部材を押圧した際にクリック音が発生し節度感が得られる。
上記課題を解決するための他の態様は、塗布体を有する芯部材と、芯部材と軸方向に一体的に移動する芯側係合部と、外筒と、蓋部材と、ノック部材と、クリップを有し、クリップにはクリップ側係合部があり、外筒内に蓋部材によって密閉される密閉空間があり、前記芯部材は外筒に軸方向に移動可能に収容されていて前記塗布体は前記密閉空間内にあり、ノック部材を押圧することによって芯部材が軸方向先端側に向かって移動し、蓋部材が開いて塗布体が外筒の先端から突出して塗布可能な状態となると共に芯側係合部がクリップと係合して塗布体が外筒から突出した状態を維持し、ノック部材を再度押圧するか芯側係合部とクリップとの係合を解くことによって芯部材が軸方向後方側に向かって移動し、塗布体が外筒内に戻ると共に蓋部材が閉じる出没式塗布具において、前記外筒の側面には開口部があり、当該開口部は外筒の軸線に沿って直線状にのびる直線状部と、直線状開口と連通し直線状部よりも幅が広い大面積部を有し、芯部材には、回転方向に一体的に設けられた回転阻止係合部があり、前記芯側係合部は芯部材の周囲に回動可能かつ軸方向には一体的に装着された係合片に設けられており、クリップには芯側係合部が外筒の後端側に移動することを阻止する係止部と、芯部材が軸方向先端側に移動する際に芯側係合部を回動させる回動ガイドを有し、芯部材の回転阻止係合部及び芯側係合部は前記開口部にあり、少なくとも芯側係合部はその一部が前記開口部から突出し、ノック部材を押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には回転阻止係合部が開口部の直線状部と係合して芯部材の回転を阻止し、芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合し、ノック部材を再度押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合が解除されることを特徴とする出没式塗布具である。
上記態様においては、芯部材と蓋部材とをつなぐ引張部材を有し、芯部材が軸方向後方側に向かって移動することによって蓋部材の一部を引っ張って蓋部材を閉止するものであることが望ましい。
本発明の塗布具は、塗布体の乾燥を防ぐことができ、且つ芯部材が回動しないので耐久性が高い。
また本発明の塗布具は、塗布体の乾燥を防ぐことができ、且つ引張部材が捩じれることが無いので耐久性が高い。
本実施形態に係る出没式塗布具の正面図である。 図1の出没式塗布具を構成部材に分解した状態の正面図である。 芯部材の分解斜視図である。 芯部材に付属品を装着した状態の正面図である。 図1の出没式塗布具からクリップを外した状態の正面図であり、(a)は、塗布体が外筒内に収納されている状態を示し、(b)は、塗布体が外筒から突出している状態を示し、(c)は、開口部の拡大図である。 出没式塗布具の正面図であり、塗布体が外筒内に収納されている状態を示す。 出没式塗布具の正面図であり、塗布体が外筒から突出している状態を示す。 シール部材の斜視図であり、(a)は密閉姿勢の状態を表し、(b)は塗布姿勢の状態を表す。 引張部材の斜視図である。 (a)〜(f)は、塗布体が外筒から突出する際における、塗布体の回転阻止係合部及び芯側係合部と外筒のスリット及びクリップ内面の各突起部との関係を示す出没式塗布具の部分斜視図である。 (a)〜(f)は、塗布体が外筒から突出した状態から外筒内に収納される際における、塗布体の回転阻止係合部及び芯側係合部と外筒のスリット及びクリップ内面の各突起部との関係を示す出没式塗布具の部分斜視図である。 出没式塗布具のクリップの内面図であり、(a)〜(f)は、塗布体が外筒内に収納された状態から塗布可能に外筒から突出する際における、クリップの内面の各突起と塗布体の回転阻止係合部及び芯側係合部の関係を示す。 出没式塗布具のクリップの内面図であり、(a)〜(e)は、塗布体が塗布可能に外筒から突出した状態から外筒内に収納される際における、クリップの内面の各突起と塗布体の回転阻止係合部及び芯側係合部の関係を示す。 (a)〜(f)は、出没式塗布具の外筒のスリットとクリップの内面の各突起の位置関係を示すと共に、外筒から塗布体が突出する際における、塗布体の回転阻止係合部及び芯側係合部の移動の仕方を示す説明図である。 (a)〜(f)は、出没式塗布具の外筒のスリットとクリップの内面の各突起の位置関係を示すと共に、外筒内に塗布体が収納される際における、塗布体の回転阻止係合部及び芯側係合部の移動の仕方を示す説明図である。 図1の出没式塗布具の断面図であり、(a)は密閉姿勢の状態を表し、(b)は塗布姿勢の状態を表す。なお、潤滑油の塗布部分を黒塗りで示す。 図1の要部の斜視図であり、(a)は密閉姿勢の状態を表し、(b)は塗布姿勢の状態を表す。
以下、さらに本発明の実施形態について説明する。
図1,図2に示す様に、本実施形態の出没式塗布具1は、ノック式のマーキングペンである。出没式塗布具1は、外筒2、芯部材3、クリップ4を有している。芯部材3にはノック部材29が接続されている。
また出没式塗布具1は、シール部材105と、引張部材106を有している。
出没式塗布具1は、使用者がノック部材29を前方に向けて押圧操作することによって、図6,図7から読み取れるように、芯部材3が外筒2の軸方向に沿って移動し、芯部材3の先端側端部に設けられた塗布体118が外筒2の開口111の内外に出没する構成となっている。
即ち出没式塗布具1は、ノック部材29に対して押圧操作を行うことによって、図16(a)のように、ペン先部材115の塗布体118全体が外筒2内のシール部材105に収容されて密閉された密閉姿勢と、図16(b)のようにペン先部材115の塗布体118がシール部材105から露出して塗布体118の一部が外筒2の開口111から突出した塗布姿勢との間で姿勢変更が可能となっている。
以下、各部材について説明する。
外筒2は内部が空洞であり、先端側及び後端側が開口した筒状の部材である。図1,図2に示す外筒2は、右側(塗布体118突出側)が先端側であり、左側(ノック部材29側)が後端側である。
外筒2は筒状であり、後端に開口45があり、先端にも開口111がある。
また外筒2の側面にも図2、図5の様に開口部5が設けられている。
開口部5は、外筒2の後端から先端側にのびている。開口部5は後端側の幅の狭い直線状開口6と、先端側の幅の広い大面積部7を有している。
直線状開口6は、外筒2の後端から先端側へ軸線と平行に直線状にのびる部位である。 直線状開口6の幅寸法は、後述の芯部材3の回転阻止係合部13と芯部材側係合部18をちょうど通過させることができる程度の大きさである。
大面積部7の幅寸法は、直線状開口6の幅寸法よりも大きい。
大面積部7は、図2に示す様に、軸方向(図2の左右方向)の所定の範囲を占めており、さらに外筒2の円周方向(図2の上下方向)にも広がっている。
大面積部7は、直線状開口6と繋がる開口であり、傾斜部8、直線部33、傾斜部9、直線部37、先端部36、直線部34、傾斜部10によって囲まれる開口である。
即ち大面積部7における直線状開口6との接続部分には、傾斜部8,10が設けられている。傾斜部8,10は、先端側へいくほど大面積部7の幅を拡げるように傾斜している。
傾斜部8と直線状開口6との接続部は傾斜部10と直線状開口6との接続部よりも先端側にある。
傾斜部8側に注目すると、傾斜部8の先端側には、直線部33を介して傾斜部9が連続している。直線部33は、軸方向にのびる部位である。傾斜部9は、傾斜部8と対向するように傾斜部8とは逆向きに傾斜している。即ち傾斜部9は大面積部7の幅を狭める方向に傾斜している。
また、傾斜部9の先端側には、軸方向に沿った直線部37が連続している。
一方、傾斜部10側に注目すると、傾斜部10の先端側は、直線部34を介して先端部36の一端が連続している。直線部34は、軸方向に沿ってのびており、先端側には先端部36が連続している。先端部36は、軸方向と直交する方向にのびている。先端部36の他端は、直線部37を介して傾斜部9の先端側と連続している。
傾斜部9,10は、カム斜面を構成しており、芯部材3の芯部材側係合部18を前後方向(軸方向)と直交する方向に導くことができる。また、傾斜部8,9を設けることによって、クリップ4の第1突出部22と協同して往き側通路31の一部を形成している。
直線部33,37によってノック部材29をノック操作した際におけるストロークが調整されている。即ち、直線部33,37を設けることによって、芯部材側係合部18が後記する第1突出部22の側方を通過し、さらにクリップ4の幅方向中央側に導かれて、適切に第1突出部22の係止部27に係合されるように、ストロークが調整されている。
大面積部7は、以上の様な形状を呈している。
外筒2の側面には、他に切り欠き状開口30と、クリップ係止用開口46が設けられている。切り欠き状開口30とは、外筒2の後端にある。またクリップ係止用開口46は、切り欠き状開口30と開口部5の間にある。
本実施形態では、外筒2の後端から開口部5に至る間が切り離されている。
即ち直線状開口6とクリップ係止用開口46の間、切り欠き状開口30とクリップ係止用開口46の間は切り離されているが、当該部分は実質的に隙間はなく当接部38a,38bとなっている。当接部38a,38bは、部分的に幅寸法がゼロとなったスリットである。
外筒2は樹脂製であり、若干の弾性変形が可能である。即ち、後述の回転阻止係合部13と芯部材側係合部18を通過させることができる程度に当接部38a,38bが開くように、外筒2は弾性変形することができる。
さらに、外筒2の後端には、後述のクリップ4を装着するクリップ装着部2aが設けられている。前記した当接部38aが、クリップ装着部2aの一部を構成している。また、当接部38bは、クリップ装着部2aよりも先端側であって、クリップ装着部2a近傍に設けられている。
芯部材3は図3に示す様に、ペン先部材115(塗布体)と、インキ貯留部材116と、インキ吸蔵体117から構成されている。
ペン先部材115は、インキ吸蔵体117内のインキを吸引し、吸引したインキを塗布対象物に対して塗布する部材である。
ペン先部材115は、軸方向Lに繊維が延びたフェルトによって構成されており、塗布体118と、中継芯部119を備えている。
塗布体118は、出没式塗布具1のペン先を構成し、塗布対象物に対して塗布する部位であり、基端側(中継芯部119側)から先端側に向けて丸みを帯びた部位である。
中継芯部119は、毛細管現象によって、インキ吸蔵体117内のインキを吸引し、塗布体118に供給する部位である。
インキ貯留部材116は、図3のように、軸方向Lに外径が異なる筒部が接続された部材であり、前方側筒部120と、後方側筒部121から構成されている。
前方側筒部120は、ペン先部材115を保持する部位であり、その内部にペン先部材115の中継芯部119を挿着可能となっている。
後方側筒部121は、前方側筒部120よりも拡径した部位であり、その内部にインキ吸蔵体117を収容可能となっている。
後方側筒部121の内部空間は、前方側筒部120の内部空間と連通しており、後方側筒部121の外周面は、後方側筒部121の先端面を介して前方側筒部120の外周面と段状に連続している。即ち後方側筒部121と前方側筒部120の間には段部11aがある。
インキ吸蔵体117は、インキを保持する部位であり、インキを含浸させた綿状の部位である。
本実施形態では、芯部材3の途中の部位には、環状係合部12が設けられている。より具体的にはにインキ貯留部材116の後方側筒部121に環状係合部12が形成されている。
環状係合部12は、芯部材3における部分的に小径となった部位である。環状係合部12には、図2、図4の様に係合片16が係合している。
係合片16は、樹脂製の部材であり、筒の側面が切り欠かれた切欠部17を有している。即ち、係合片16は、横断面が略C字形状を呈する部材である。係合片16は、環状係合部12にちょうど外嵌できるように湾曲している。換言すると、係合片16は、環状の一部が切り欠かれたような構造を有しており、係合片16は弾性を有する。係合片16を弾性変形させると、切欠部17の幅が変化する。即ち、切欠部17の幅を拡げることによって、図4に示す様に、係合片16を芯部材3の環状係合部12に対して装着することができる。
芯部材3の環状係合部12に係合した係合片16は、芯部材3に対して相対回転が可能であるが、軸方向(先端側から後端側へ向かう方向)には移動不能である。
係合片16には、芯部材側係合部18が設けられている。芯部材側係合部18は、係合片16における切欠部17とは反対側の円周上の外周面に設けられた突起である。即ち、芯部材側係合部18は、係合片16の外周面から半径方向外側へ突出している。
芯部材側係合部18は、小径の円柱状の突起であり、直径(幅寸法)は、外筒2の開口部5の直線状開口6にちょうど嵌まる程度の大きさである。即ち、芯部材側係合部18は、直線状開口6に嵌まった状態で直線状開口6に沿って移動可能である。芯部材側係合部18は、芯部材3に対して相対回転が可能であるが、軸方向(先端側から後端側へ向かう方向)には移動不能である。
また、芯部材3のインキ貯留部材116には回転阻止係合部13が設けられている。より具体的には、後方側筒部121の側面であって、環状係合部12よりも後方側の位置に回転阻止係合部13がある。
この様に回転阻止係合部13は、芯部材3における環状係合部12よりも後端側の部位に設けられている。回転阻止係合部13は、芯部材側係合部18と同程度の大きさの突起である。回転阻止係合部13は、芯部材3と一体不可分であり、芯部材3の他の部分に対しては軸方向にも回転方向にも移動不能である。
芯部材3は以上のような構造を有している。
芯部材3には、後端にノック部材29が設けられている。
ノック部材29は、筒状の部材である。ノック部材29の装着位置は、芯部材3の最も後端の部位である。ノック部材29は、使用者によって先端側へ押し出し操作される部位である。
芯部材3の前方側筒部120の周囲には、弾性部材たる螺旋ばね107が設けられている。螺旋ばね107は、段部11aと、外筒2内に設けられた図示しない固定部の間で縮設されている。即ち、螺旋ばね107は、外筒2に対して、芯部材3を後方へ常時付勢する圧縮ばねである。
次にシール部材105について説明する。シール部材105は、ペン先部材115の塗布体118の周囲に密閉空間を作るものである。また本実施形態では、シール部材105が蓋部材としての機能も有している。即ち本実施形態では、シール部材105は密閉空間を形成する機能と、密閉空間の蓋部材としての機能を有している。
シール部材105は、塗布体118を収容して密閉し、ペン先部材115の塗布体118が乾燥することを防止する部材である。
シール部材105は、図8のように固定部125と、蓋部126と、接続部127によって構成されており、これらが一体的に成形されたものである。
固定部125は、図17のように、シール部材105をインキ貯留部材116の前方側筒部120に対して摺動可能に固定する部位である。
固定部125は、筒状であって、その軸方向Lの前方端部と後方端部にそれぞれ開口128,129を有しており、これら開口128,129は、収容空間133(収容部)を介して連通している。収容空間133は、塗布体118を密閉する密閉空間を形成するものである。
収容空間133は、ペン先部材115の塗布体118を収容可能な密閉空間である。
固定部125の外周面には、図8のように、軸方向Lの中間部分に周方向に延びた凸条部130が設けられている。
凸条部130は、固定部125の外周面から径方向に突出した突条であり、周方向(凸条部130の延び方向)において、所定の間隔を空けて切り欠き部131,132が形成されている。
切り欠き部131,132は、軸方向に延びた有底の切り欠き溝であり、引張部材106の一部と係合可能な係合溝である。
蓋部126は、図8のように、固定部125の前方側の開口128を開閉可能な円板状の部位であり、開口128を閉塞することによって固定部125の収容空間133を密閉可能となっている。
蓋部126の外周面は、固定部125の先端面の一部と接続部127によって接続されており、片持ち状に支持されている。
蓋部126の前方側の主面(前面)には、図8のように係合溝135が設けられている。
係合溝135は、図17に示されるように引張部材106の一部と係合可能な有底溝であり、蓋部126の前記主面を2分割するように横切っている。また、係合溝135は、接続部127との接続部位に対して径方向にずれた位置に配されている。
係合溝135は、図17(a)に示される密閉姿勢において、蓋部126を正面視したときに、固定部125の切り欠き部131,132と同一直線上に並んでいる。
接続部127は、図8のように、固定部125と蓋部126を接続する部位であり、ヒンジとして機能する部位である。即ち、接続部127は、蓋部126の開閉時に固定部125に対する回動中心となる部位であり、弾性を備え、折り曲げ可能となっている。
接続部127は前記した様に弾性を有しており、外力を受けていない状態では、蓋部126は接続部127によって開口128を塞ぐ方向に付勢されている。
引張部材106は、図17(a)に示される密閉姿勢において、シール部材105の蓋部126に対して引張力を加える部材である。
引張部材106は、取付部140と、紐状部141から構成されている。
取付部140は、図9,図17から読み取れるように、前方側筒部120に取り付け可能な筒状体である。
取付部140は、その中央に前方側筒部120に挿着可能な挿着孔142が形成されており、挿着孔142の周囲に螺旋ばね107を固定可能な弾性受部143を備えている。
紐状部141は、両端部が取付部140と一体となって支持された部位であり、その中間部がシール部材105の蓋部126の係合溝135及び凸条部130の切り欠き部131,132と係合可能な部位である。
次にクリップ4について説明する。
クリップ4は、図1,図2に示す様に、後端側に取付部19を有し、先端側にクリップ玉部20を有している。
取付部19は、クリップ4を外筒2の後端側端部のクリップ装着部2aに固定する部位である。取付部19は、環状構造を有しており、外筒2のクリップ装着部2aに外嵌している。換言すると、外筒2のクリップ装着部2aが、取付部19に圧入されており、クリップ4が外筒2に固定されている。
クリップ玉部20は、従来の塗布具のクリップと同様に、クリップ4の先端側端部の内面4a(図2)に形成されている。内面4aとは、クリップ4における外筒2と対向する面である。図12(a)に示す様に、内面4aの先端部分(クリップ玉部20)の縁には、U字状のU字壁部21が設けられている。U字壁部21は軸方向にのび平行に立設された壁面がクリップ4の先端で接合された形状である。説明の便宜上、一方側の壁を21a、他方を21bと表記する。
また内面4aには、U字壁部21と同程度の高さの第1突出部22と第2突出部23が設けられている。第1突出部22と第2突出部23は、内面4aから起立しており、複数の側壁部を有している。
第1突出部22は、U字壁部21のU字の開口付近であって、内面4aの幅方向(図9で見て上下方向)の中央に形成されており、U字壁部21と離間している。即ち、第1突出部22は島状であり、第1突出部22とU字壁部21の間には隙間がある。第1突出部22とU字壁部21aとの間は往き側通路31として機能し、第1突出部22とU字壁部21bとの間は戻り側通路32として機能する。
第1突出部22は、後端側誘導側壁部24、先端側誘導側壁部25、停止側壁部26及び接続壁40によって周囲が囲まれた突起である。
図12(a)に示す様に内面4aを正面視して、後端側(左側)に後端側誘導側壁部24を有しており、先端側(右側)に先端側誘導側壁部25と停止側壁部26を有している。
第1突出部22の、後端側誘導側壁部24と先端側誘導側壁部25は、芯部材3が軸方向先端側に移動する際に芯部材側係合部18を回動させる回動ガイドとして機能する。
後端側誘導側壁部24は、後端側を向いた傾斜面であり、クリップ4(クリップ玉部20)の幅方向の中央領域から、先端側へいくほどU字壁部21aの領域にいくように傾斜している。即ち、後端側誘導側壁部24は、先端側ほど図12(a)で見て上方のU字壁部21aに接近している。
先端側誘導側壁部25は、先端側を向いた傾斜面であり、後端側誘導側壁部24と同方向に傾斜しており、後端側誘導側壁部24よりは傾斜が緩やかである。また、先端側誘導側壁部25は、停止側壁部26と接続されている。停止側壁部26は、先端側誘導側壁部25と交差する方向に傾斜した傾斜面である。
先端側誘導側壁部25の後端と、停止側壁部26の後端とが繋がっており、両側壁部25,26は交差している。そして、先端側誘導側壁部25と停止側壁部26によって、第1突出部22の先端側には後端側に凹んだ係止部27が形成されている。
第2突出部23は、内面4aの幅方向(図2で見て上下方向)の下側に偏った位置であって、クリップ玉部20の先端部分に設けられている。第2突出部23は、U字壁部21と連続している。
第2突出部23は、図13(a)に示す様に、誘導側壁部28を有している。誘導側壁部28は、後端側を向いた傾斜面である。誘導側壁部28は、内面4aの一方側(図13で見て下方側 U字壁部21b側)からクリップ4の幅方向の中央付近までのびている。即ち誘導側壁部28は、クリップ4の幅方向の中央側ほど後端側となるように傾斜している。
誘導側壁部28は、芯部材側係合部18が係止部27との係合を解除する方向に芯部材側係合部18を回動させる解除用回動ガイドとして機能する。
第1突出部22の係止部27と、第2突出部23の誘導側壁部28は、出没式塗布具1の後端側と先端側を結ぶ直線上にある。即ち、係止部27よりも軸方向の先端側には誘導側壁部28がある。
第1突出部22とU字壁部21の間の往き側通路31上には、図2,図12(a)に示す様に、傾斜面35が設けられている。傾斜面35は、内面4aからの高さが、クリップ4の先端側へ行くほど高くなっている。そのため往き側通路31には段差47が設けられている。
続いて、本実施形態の出没式塗布具1の各部材の位置関係について説明する。なお、説明の都合上、密閉姿勢について説明する。
外筒2は、図16(a)に示されるように、その内部に芯部材3、シール部材105、引張部材106、及び螺旋ばね107が収容されており、図1のように、後端部近傍にクリップ4が取り付けられている。
インキ貯留部材116の後方側筒部121の内部空間には、インキ吸蔵体117が収容されている。
ペン先部材115の塗布体118は、インキ貯留部材116の前方側筒部120から露出しており、中継芯部119は、インキ貯留部材116の前方側筒部120を通過し、その後端部が後方側筒部121内でインキ吸蔵体117と接触している。
インキ貯留部材116の前方側筒部120は、引張部材106の取付部140の挿着孔142に挿通されており、後方側筒部121の前方側端部は、引張部材106の取付部140の後端部と接触している。
インキ貯留部材116の前方側筒部120は、螺旋ばね107を軸方向に挿通しており、螺旋ばね107の後方側端部は、取付部140の弾性受部143によって固定されている。
インキ貯留部材116の前方側筒部120は、螺旋ばね107よりも前方部位にシール部材105の固定部125が取り付けられており、インキ貯留部材116の前方側筒部120の外周面とシール部材105の固定部125の開口129近傍は、その大部分で接触している。また固定部125の後端部は、螺旋ばね107の前方端部と接触している。
引張部材106の紐状部141は、図17(a)のように、螺旋ばね107及びシール部材105の外側に位置しており、紐状部141の中間部分がシール部材105の係合溝135及び切り欠き部131,132のそれぞれと係合している。
具体的には、引張部材106の紐状部141の中間部分は、シール部材105の蓋部126の係合溝135に嵌っており、蓋部126の前方側への移動を規制している。また、引張部材106の紐状部141の他の中間部分は、シール部材105の固定部125の切り欠き部131,132に嵌っており、シール部材105の周方向の移動を規制している。
また、塗布体118は、固定部125の収容空間133内に収容されており、開口128よりも後方側であって、開口129よりも前方側に位置している。そして、固定部125の開口128は、図16(a)のように、蓋部126の後方側の主面によって閉塞されており、固定部125の収容空間133は、前方側筒部120、塗布体118、及び蓋部126によって密閉されている。
ノック部材29は、その後方部分が外筒2から露出し、その前方部分がインキ貯留部材116の後方側筒部121と係合してインキ貯留部材116と一体となっている。そのため、使用者によってノック部材29が押圧されると、螺旋ばね107を圧縮してインキ貯留部材116がペン先部材115とともに前方側に移動可能となっている。
次に、クリップ近傍の構造について説明する。
前記した様に、外筒2内には芯部材3が軸方向に往復移動可能に収容されている。芯部材3の回転阻止係合部13と係合片16の芯部材側係合部18が、図5(a),図5(b)に示す様に、外筒2の開口部5(直線状開口6)に嵌まっている。芯部材3の回転阻止係合部13と係合片16の芯部材側係合部18の先端は、開口部5から突出している。
なお芯部材3は、外筒2の後部側の開口から挿入され、回転阻止係合部13と芯部材側係合部18が、図2に示す切り欠き状開口30から開口部5(直線状開口6)に進入する。その際、外筒2が弾性変形して当接部38a,38bが開き、回転阻止係合部13と芯部材側係合部18が当接部38a,38bを通過する。図5(a)では、回転阻止係合部13と芯部材側係合部18が開口部5の直線状開口6に配置されている状態を示しており、クリップ4は、描写の都合上省略している。
その後クリップ4(取付部19)が、外筒2のクリップ装着部2aに装着される。そのため、外筒2の後部は弾性変形することができず、当接部38a,38bは開かない。よって、外筒2と芯部材3は、前後方向に相対移動が可能であるが、両者は外れない。
芯部材3の後端側のノック部材29は、外筒2から突出している。また、芯部材3の先端側である塗布体118は、芯部材3が外筒2に対して先端側へ移動すると、図5(b)に示すように外筒2から突出し、芯部材3が後端側へ移動すると、図5(a)に示すように外筒2内に退没する。塗布体118が外筒2内に退没した状態では、出没式塗布具1の先端側においてシール部材105の蓋部126は閉じている。
芯部材3と外筒2の間には圧縮ばねである螺旋ばね107が介在している。そのため、芯部材3には塗布体118を外筒2内に退没(収容)する方向の付勢力が作用している。即ち、自然状態では、芯部材3の塗布体118は、図16(a)に示す様に、外筒2内に収容されている。
そして、螺旋ばね107の付勢力に抗して出没式塗布具1の使用者がノック部材29を先端側へ押し出すと、塗布体118が外筒2から突出し、塗布可能な状態となる。
なおこのとき、芯部材3がシール部材105に近づくことによって紐状部141が緩み、シール部材105の蓋部126が開く。
本実施形態の出没式塗布具1、ノック部材29を押圧することによって芯部材3が軸方向に移動する。本実施形態では、芯部材3は回動することなく、直線的に移動する。
また芯部材3が先端側に移動するのに伴って蓋部126が開く。
以下、本実施形態の出没式塗布具1を密閉姿勢から塗布姿勢に変更する際のシール部材105の動作と各部材の位置関係について説明する。
使用者が密閉姿勢の出没式塗布具1のノック部材29を前方側に押圧すると、ノック部材29に連動して芯部材3が外筒2に対して相対的に前方側に移動する。芯部材3が前方側に移動すると、前方側筒部120が固定部125の内壁面と接触しながら前方側に移動する。
ここで芯部材3は前進するが、シール部材105の位置は変わらない。そのため芯部材3に取り付けられた引張部材106の取付部140が、蓋部126に近づき、紐状部141が緩み、シール部材105の蓋部126が開く。
即ち図16(b)のように外筒2の内周面にシール部材105の固定部125の凸条部130が当接し、固定部125の前方側への移動が制限されている。そのため、蓋部126が塗布体118又は前方側筒部120から押圧力を受けると、紐状部141が緩み、接続部127を回転中心として蓋部126が回転して、固定部125の開口128が開放され、固定部125の開口128からペン先部材115の塗布体118が前方側に進行する。
そして、ペン先部材115の塗布体118は、固定部125の開口128を通過し、さらに図17(b)のように外筒2の開口111から外部に露出して塗布可能状態となる。このとき、後記する様に外筒2の芯部材側係合部18とクリップ4の係止部27とが係合され、塗布体118は突出したまま保持される。
続いて、本実施形態の出没式塗布具1を塗布姿勢から密閉姿勢に変更する際のシール部材105の動作と各部材の位置関係について説明する。
使用者が塗布姿勢の出没式塗布具1のノック部材29を前方側にさらに押圧して指を離すと、後記する様に外筒2の芯部材側係合部18とクリップ4の係止部27との係合が解除され、螺旋ばね107の復元力によって、ノック部材29及び芯部材3が外筒2に対して後方側に移動する。
芯部材3が後方側に移動すると、螺旋ばね107の復元力によって、ペン先部材115の塗布体118が固定部125の収容空間133に収容されていき、さらに固定部125が後方側に押圧され、紐状部141によって蓋部126が開口128を塞ぐように接続部127を回転中心として回動する。そして、蓋部126が開口128を閉塞して塗布体118が収容された収容空間133が密閉状態となり、塗布不能状態となる。
次に、芯部材3とクリップ4との係合関係について説明する。最初にペン先部材115の塗布体118が外筒2から突出し、塗布可能な突出状態を維持する際の芯部材3とクリップ4の動作について図10,図12,図14を参照しながら説明する。なお、図12では、クリップ4の内面4aを正面視しているため、図10,図14の描写と上下の向きが逆になっている。
使用者が図6に示すノック部材29をノックし先端側へ押し出すと、芯部材3が先端側へ移動する。その際、芯部材3側の芯部材側係合部18は、以下の様に動作する。
芯部材3側の回転阻止係合部13と芯部材側係合部18が、図10(a),図12(a),図14(a)に示す位置から、図10(b),図12(b),図14(b)に示す位置まで外筒2の開口部5(直線状開口6)に沿って先端側へ移動する。芯部材側係合部18は、直線状開口6を超えて大面積部7に達し、さらに第1突出部22の後端側誘導側壁部24に当接する。
この間、回転阻止係合部13は開口部5の直線状開口6にあり、回転阻止係合部13は直線的に移動して回動しないから、芯部材3は回転しない。
一方、この間、芯部材3の先端側では、引張部材106の取付部140が、蓋部126に近づきはじめ、紐状部141が緩みはじめるが、芯部材3は回転しないから、紐状部141は捩じれない。
そして、係合片16(図2,図4)が芯部材3に対して回転しながら芯部材側係合部18が後端側誘導側壁部24に沿って移動する。
この状態においては、係合片16は回動するものの、回転阻止係合部13は依然として開口部5の直線状開口6にあり、回転阻止係合部13は直線的に移動して回動しないから、芯部材3は回転しない。
芯部材3の先端側では、引張部材106の取付部140が、蓋部126により近づき、紐状部141が緩むが、芯部材3は回転しないから、紐状部141は捩じれない。
芯部材3がさらに前進すると、芯部材側係合部18は、クリップ4の傾斜面35に乗り上げる。そのため、芯部材側係合部18がクリップ4の先端側へ移動するほど、クリップ玉部20は、クリップ4自身の弾性力に抗して外筒2の周面から離間する。そして、芯部材側係合部18が傾斜面35を超えると、クリップ4自身の弾性力によってクリップ玉部20が外筒2の周面に衝突し、カチッという節度音が生じる。即ち本実施形態では、往き側通路31には段差47が設けられているので、ノック部材29を押圧した際にクリック音が発生し節度感がある。
なお、図10,図14では、描写の都合で傾斜面35を省略している。
芯部材側係合部18は後端側誘導側壁部24の端部に達し、図10(c),図12(c),図14(c)に示す様に、第1突出部22とU字壁部21の間の往き側通路31を通過し、開口部5の大面積部7の傾斜部9に当接する。
即ち、芯部材側係合部18が後端側誘導側壁部24に沿って移動した結果、芯部材側係合部18は、開口部5の大面積部7の一方の縁付近まで移動する。芯部材3がさらに先端側へ移動すると、芯部材側係合部18は大面積部7の傾斜部9に当接する。
係合片16は環状係合部12に対して回動し、芯部材側係合部18は傾斜部9に沿って移動し、図10(d),図12(d),図14(d)に示す様に、芯部材側係合部18は大面積部7の中央付近に移動する。
一方、芯部材3の回転阻止係合部13は、この間、概ね開口部5の直線状開口6にあり、回転阻止係合部13は直線的に移動して回動しないから、芯部材3は回転しない。
芯部材3の先端側では、引張部材106の取付部140が、蓋部126にさらに近づき、紐状部141は緩んで蓋部126が開く。
本実施形態では、ノック部材29を押し込みきった状態においては、図10(c)、図10(d)の様に一時的に直線状開口6を離れ、一時的に大面積部7に入る。そのため芯部材3は瞬間的に回動し得る状態となっている。
このとき、芯部材3の先端側では、引張部材106の取付部140は蓋部126に近い位置に至っており、紐状部141は十分に弛んでいる。そのため芯部材3は瞬間的に回動し得る状態となっているものの、多少回動しても紐状部141に十分にゆとりがあり、悪影響は少ない。
むしろ、芯部材3が回動可能な状態となるので、芯部材3が直線移動していた際に生じた芯部材3の捩じれが解消される。
そして、出没式塗布具1の使用者がノック部材29のノック操作(押し出し操作)をやめると、芯部材3が螺旋ばね107の付勢力によって後端側へ移動し、図10(e),図12(e),図14(e)に示す様に、芯部材側係合部18が第1突出部22の先端側誘導側壁部25に当接する。
芯部材3は、螺旋ばね107の付勢力によってさらに後端側へ移動し、図10(f),図2(f),図14(f)に示す様に、芯部材側係合部18は停止側壁部26に当接して係止部27に係止される。
その結果、芯部材3の後端側への移動が停止し、芯部材3と外筒2の相対移動は停止し、塗布体118が外筒2から突出した塗布可能状態が維持される。
次に外筒2から突出した塗布体118(図7)が、図6に示す様に外筒2内に収容される際の動作について、図11,図13,図15を参照しながら説明する。なお、図13では、クリップ4の内面4aを正面視しているため、図11,図15の描写と上下の向きが逆になっている。
出没式塗布具1の使用者が、図11(a),図13(a),図15(a)に示す塗布可能状態から、螺旋ばね107の付勢力に抗してノック部材29を先端側へ押し出し、外筒2に対して芯部材3を先端側へ移動させると、芯部材側係合部18は、図11(b),図13(b),図15(b)に示す様に、第2突出部23の誘導側壁部28に当接し、さらに図11(c),図13(c),図15(c)に示す様に、誘導側壁部28に沿って開口部5の大面積部7の戻り側通路32側へ移動する。回転阻止係合部13が第1突出部22の後端側誘導側壁部24に当接し、芯部材3の先端側への移動は停止する。
ここで出没式塗布具1の使用者が、ノック部材29の押し出し操作をやめると、芯部材3が螺旋ばね107の付勢力によって後端側へ移動し、図11(d),図13(d),図15(d)に示す様に、芯部材側係合部18は、第1突出部22とU字壁部21の間の戻り側通路32を通過する。
芯部材側係合部18は、図11(e),図15(e)に示す様に、開口部5の傾斜部10に沿って移動し、直線状開口6側に導かれる。そして芯部材側係合部18は、図11(f),図13(e),図15(f)に示す様に、開口部5の直線状開口6に入って停止する。
この間、芯部材3の回転阻止係合部13は、大面積部7から直線状開口6に戻り、芯部材3の回動を阻止する。
一方、この間、芯部材3の先端側では、引張部材106の取付部140が、蓋部126から遠ざかり、紐状部141を引っ張って蓋部126を閉止させる。この際も芯部材3は回転しないから、紐状部141は捩じれない。
また出没式塗布具1を衣服のポケットやノート等に固定するべくクリップ4の自由端側を広げると、係止部27が外筒2から径方向に遠ざかり、芯部材側係合部18と係止部27との係合が解消する。その結果、芯部材3が螺旋ばね107の付勢力によって後端側へ移動する。この場合についても芯部材3の先端側では、引張部材106の取付部140が、蓋部126から遠ざかり、紐状部141を引っ張って蓋部126を閉止させる。この際も芯部材3は回転しないから、紐状部141は捩じれない。
出没式塗布具1では、芯部材3が螺旋ばね107によって常時後方側へ付勢されており、塗布体118が外筒2の内部に退没した状態が維持されている。この状態で、使用者がノック部材29を前方へ押圧し、芯部材3を前方へ押し出すと、塗布体118が外筒2の先端開口から突出した塗布可能な状態となる。さらに、芯部材3に設けられた係合片16の芯部材側係合部18が、クリップ玉部20に設けられた第1突出部22の後端側誘導側壁部24,先端側誘導側壁部25や、外筒2の開口部5の大面積部7の傾斜部9に沿って前後方向(軸方向)及び左右方向(軸方向と直交する方向)に移動し、第1突出部22の係止部27に係合して停止し、塗布可能な状態が維持される。
このとき、芯部材3の係合片16は、芯部材3の環状係合部12上を回動し、係合片16の芯部材側係合部18が、軸方向と直交する方向に回動(揺動)するだけで第1突出部22の係止部27に係合することができる。一方、芯部材3は回動しないので、この際においても引張部材106が捩じれることはない。
1 出没式塗布具
2 外筒
3 芯部材
4 クリップ
5 開口部
6 開口部の直線状開口
7 開口部の大面積部
8,9,10 傾斜部
13 回転阻止係合部
16 係合片
18 芯部材側係合部(芯側係合部)
20 クリップ玉部(クリップ側係合部)
21 U字壁部
22 第1突出部
23 第2突出部
24 後端側誘導側壁部(回転ガイド)
25 先端側誘導側壁部(回転ガイド)
26 停止壁部
27 係止部
28 誘導側壁部
29 ノック部材
31 往き側通路
32 戻り側通路
105 シール部材(蓋部材)
107 螺旋ばね
115 ペン先部材
118 塗布体
126 蓋部
133 収容空間(密閉空間)

Claims (5)

  1. 塗布体を有する芯部材と、芯部材と軸方向に一体的に移動する芯側係合部と、外筒と、蓋部材と、ノック部材と、クリップを有し、
    クリップにはクリップ側係合部があり、
    外筒内に蓋部材によって密閉される密閉空間があり、前記芯部材は外筒に軸方向に移動可能に収容されていて前記塗布体は前記密閉空間内にあり、
    ノック部材を押圧することによって芯部材が軸方向先端側に向かって移動し、蓋部材が開いて塗布体が外筒の先端から突出して塗布可能な状態となると共に芯側係合部がクリップと係合して塗布体が外筒から突出した状態を維持し、
    ノック部材を再度押圧するか芯側係合部とクリップとの係合を解くことによって芯部材が軸方向後方側に向かって移動し、塗布体が外筒内に戻ると共に蓋部材が閉じる出没式塗布具において、
    芯部材と蓋部材とをつなぐ引張部材を有し、芯部材が軸方向後方側に向かって移動することによって蓋部材の一部を引っ張って蓋部材を閉止するものであり、
    前記外筒の側面には開口部があり、当該開口部は外筒の軸線に沿って直線状にのびる直線状部と、直線状開口と連通し直線状部よりも幅が広い大面積部を有し、
    芯部材には、回転方向に一体的に設けられた回転阻止係合部があり、前記芯側係合部は芯部材の周囲に回動可能かつ軸方向には一体的に装着された係合片に設けられており、
    クリップには芯側係合部が外筒の後端側に移動することを阻止する係止部と、芯部材が軸方向先端側に移動する際に芯側係合部を回動させる回動ガイドを有し、
    芯部材の回転阻止係合部及び芯側係合部は前記開口部にあり、少なくとも芯側係合部はその一部が前記開口部から突出し、
    ノック部材を押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には回転阻止係合部が開口部の直線状部と係合して芯部材の回転を阻止し、
    芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合し、
    ノック部材を再度押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合が解除されることを特徴とする出没式塗布具。
  2. 芯側係合部が係止部と係合する方向に芯側係合部を回動させる係合用回動ガイドと、芯側係合部が係止部との係合を解除する方向に芯側係合部を回動させる解除用回動ガイドを有することを特徴とする請求項1に記載の出没式塗布具。
  3. ノック部材を押し込みきった状態においては、回転阻止係合部は、直線状開口を離れて大面積部に至ることを特徴とする請求項1又は2に記載の出没式塗布具。
  4. クリップの裏面には、塗布体を突出させるべくノック部材を押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際に芯側係合部が通過する往き側通路があり、当該往き側通路に段差が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の出没式塗布具。
  5. 塗布体を有する芯部材と、芯部材と軸方向に一体的に移動する芯側係合部と、外筒と、蓋部材と、ノック部材と、クリップを有し、
    クリップにはクリップ側係合部があり、
    外筒内に蓋部材によって密閉される密閉空間があり、前記芯部材は外筒に軸方向に移動可能に収容されていて前記塗布体は前記密閉空間内にあり、
    ノック部材を押圧することによって芯部材が軸方向先端側に向かって移動し、蓋部材が開いて塗布体が外筒の先端から突出して塗布可能な状態となると共に芯側係合部がクリップと係合して塗布体が外筒から突出した状態を維持し、
    ノック部材を再度押圧するか芯側係合部とクリップとの係合を解くことによって芯部材が軸方向後方側に向かって移動し、塗布体が外筒内に戻ると共に蓋部材が閉じる出没式塗布具において、
    前記外筒の側面には開口部があり、当該開口部は外筒の軸線に沿って直線状にのびる直線状部と、直線状開口と連通し直線状部よりも幅が広い大面積部を有し、
    芯部材には、回転方向に一体的に設けられた回転阻止係合部があり、前記芯側係合部は芯部材の周囲に回動可能かつ軸方向には一体的に装着された係合片に設けられており、
    クリップには芯側係合部が外筒の後端側に移動することを阻止する係止部と、芯部材が軸方向先端側に移動する際に芯側係合部を回動させる回動ガイドを有し、
    芯部材の回転阻止係合部及び芯側係合部は前記開口部にあり、少なくとも芯側係合部はその一部が前記開口部から突出し、
    ノック部材を押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には回転阻止係合部が開口部の直線状部と係合して芯部材の回転を阻止し、
    芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合し、
    ノック部材を再度押圧して芯部材が軸方向外側に向かって移動する際には芯側係合部がクリップの回動ガイドに誘導されて回動してクリップの係止部と係合が解除されることを特徴とする出没式塗布具。
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