JP4572895B2 - 車両用ルームランプ - Google Patents

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Description

この発明は、光指向性を有する半導体型光源を光源とする車両用ルームランプに関するものである。特に、この発明は、光源からのスポット光を所定の方向に高精度に照射することができ、しかも、光源を灯室内の所定の位置に簡単に配置させることができ、その上、灯室内の光源で発生した熱を灯室外に効率良く放出(発散)させることができる車両用ルームランプに関するものである。
光指向性を有する半導体型光源を光源とする車両用ルームランプは、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用ルームランプについて説明する。従来の車両用ルームランプは、意匠カバーと、その意匠カバーに光軸が所定の角度で交差するように設置されているSMD型のLEDと、そのLEDの前方に備えられている凸レンズと、から構成されている。以下、従来の車両用ルームランプの作用について説明する。LEDを点灯すると、LEDから凸レンズを介してスポット光が所定の方向に照射される。
車両用ルームランプは、指向角が狭くかつ照射領域が狭い指向性を有するスポット光を照射するので、そのスポット光を所定の方向に高精度に照射する必要がある。ところが、従来の車両用ルームランプは、スポット光を所定の方向に高精度に照射する手段について考慮されていない。このために、従来の車両用ルームランプでは、スポット光を所定の方向に高精度に照射するには課題がある。
特開2006−232185号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用ルームランプでは、スポット光を所定の方向に高精度に照射する手段について考慮されていないので、スポット光を所定の方向に高精度に照射するには課題があるという点にある。
この発明(請求項1に記載の発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、光源を灯室内の所定の位置に配置させる取付ブラケットと、を備え、ランプハウジングには開口部が設けられていて、取付ブラケットが、熱伝達性が高い材質からなり、ランプハウジングの外側に固定されている固定部と、開口部に嵌合されている嵌合部と、光源が取り付けられている取付部と、から構成されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2に記載の発明)は、ランプハウジングには複数個の開口部が設けられていて、取付ブラケットには複数個の開口部と同数個の嵌合部および取付部がそれぞれ設けられていて、複数個の取付部には光源がそれぞれ取り付けられている、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3に記載の発明)は、取付部が車両用ルームランプの取付面に対して傾斜している、ことを特徴とする。
この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、固定部がランプハウジングの外側に固定されていてかつ嵌合部がランプハウジングの開口部に嵌合されている取付ブラケットの取付部に光源が取り付けられているので、この取付ブラケットにより、光源を灯室内の所定の位置に高精度に配置させることができる。この結果、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、光源からのスポット光であって、指向角が狭くかつ照射領域が狭い指向性を有するスポット光を所定の方向に高精度に照射することができる。
しかも、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、固定部がランプハウジングの外側に固定されていてかつ嵌合部がランプハウジングの開口部に嵌合されている取付ブラケットの取付部に光源が取り付けられているので、この取付ブラケットにより、光源を灯室内の所定の位置に簡単に配置させることができる。この結果、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、光源の灯室内の所定の位置への配置組付作業を簡素化することができるので、その分、製造コストを安価にすることができる。
その上、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、固定部がランプハウジングの外側に固定されていてかつ嵌合部がランプハウジングの開口部に嵌合されている取付ブラケットの取付部に光源が取り付けられているので、この取付ブラケットにより、灯室内の光源で発生した熱が取付部から嵌合部を経て灯室外の固定部に伝達されてその固定部から外部に効率良く放出される。この結果、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、高い放熱効果が得られる。
また、この発明(請求項2に記載の発明)の車両用ルームランプは、前記の課題を解決するための手段により、複数個の光源を灯室内の所定の位置に一度にそれぞれ配置させることができる。この結果、この発明(請求項2に記載の発明)の車両用ルームランプは、複数個の光源の灯室内の所定の位置への配置組付作業を簡素化することができるので、その分、製造コストを安価にすることができる。
しかも、この発明(請求項2に記載の発明)の車両用ルームランプは、複数個の光源を1個の取付ブラケットの複数個の取付部に取り付けるものであるから、1個の取付ブラケットの1個の固定部を大型化に設定することができ、その分、光源の放熱効果が向上される。
さらに、この発明(請求項3に記載の発明)の車両用ルームランプは、取付部が車両用ルームランプの取付面に対して傾斜しているので、光源の光軸を取付ブラケットの取付部で設定することができる。この結果、この発明(請求項3に記載の発明)の車両用ルームランプは、光源からのスポット光の照射方向を三次元的にかつ高精度に設定することができる。
以下、この発明にかかる車両用ルームランプの実施例のうちの2例について図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。図において、符号「X」は、車両の前後方向を示し、正方向を前方向とする。符号「Y」は、車両の上下方向を示し、正方向を上方向とする。符号「Z」は、車両の左右方向を示し、正方向を左方向とする。
図1〜図4は、この発明にかかる車両用ルームランプの実施例1を示す。以下、この実施例1における車両用ルームランプの構成について説明する。図中、符号「1」は、この実施例1における車両用ルームランプ1である。前記車両用ルームランプ1は、ランプハウジング2と、ランプレンズ3、4と、光指向性を有する半導体型光源を光源とする2個のスポット光用の光源5と、ワイド光用の光源6と、取付ブラケット7と、を備える。
前記ランプハウジング2は、たとえば、樹脂製の光不透過性の部材からなる。前記ランプハウジング2は、一方の面が開口しかつ他方の面および側方の面が閉塞した断面凹形状をなす。前記ランプハウジング2は、中空状の直方体形状をなす。前記ランプハウジング2の両端部には、仕切壁8が一体に設けられている。また、前記ランプハウジング2の他方の閉塞面の両端部(後記スポット光用の灯室10に対応する箇所)には、四角形の開口部9がそれぞれ設けられている。すなわち、前記ランプハウジング2には、2個の前記開口部9が設けられている。
前記ランプレンズ3、4は、たとえば、樹脂製の光透過性の部材からなる。前記ランプレンズ3、4は、板形状をなし、両端すなわち2個のスポット光用のランプレンズ3と、中央のワイド光用のランプレンズ4と、からなる。
前記ランプレンズ3、4は、前記ランプハウジング2の一方の開口面の縁および前記仕切壁8の端部に、適宜手段(たとえば、超音波溶着、接着、クリップ、スクリューなど、および、それらの組み合わせ)により固定されている。前記ランプハウジング2および前記仕切壁8および前記ランプレンズ3、4により、両端すなわち2個のスポット光用の灯室10と、中央のワイド光用の灯室11と、がそれぞれ区画されている。
両端の前記スポット光用の灯室10内の所定の位置には、前記スポット光用の光源5が前記取付ブラケット7を介してそれぞれ配置されている。一方、中央の前記ワイド光用の灯室11内の所定の位置には、前記ワイド光用の光源6が配置されている。
前記取付ブラケット7は、熱伝達性(すなわち、熱伝導性や放熱性)が高い材質、たとえば、鉄や亜鉛やアルミや銅やりん青銅などの金属、または、金属とカーボンやアルミナなどの混入材料からなる熱伝導樹脂、からなる。前記取付ブラケット7は、1個の固定部12と、2個の嵌合部13と、2個の取付部14と、から構成されている。
前記固定部12は、前記ランプハウジング2の他方の閉塞面とほぼ同等かもしくは一回り小さい四角形をなす。前記固定部12は、前記ランプハウジング2の他方の閉塞面の外側において、スクリューやボルトナットやリベットなどの固定手段15により、固定されている。前記固定部12のうち、中央の前記ワイド光用の灯室11内の所定の位置に配置されている前記ワイド光用の光源6と対向する箇所には、放熱用の開口部16が設けられている。
前記嵌合部13は、前記固定部12のうち前記ランプハウジング2の両端の前記開口部9に対応する部分を、前記スポット光用の灯室10の外側から内側に凹ませた(あるいは突出させた)凹形状部材の両側の立壁構造からなる。立壁構造の2個の前記嵌合部13は、前記ランプハウジング2の両端の2個の前記開口部9にそれぞれ嵌合されている。
前記取付部14は、前記嵌合部13と同様に、前記固定部12のうち前記ランプハウジング2の両端の前記開口部9に対応する部分を、前記スポット光用の灯室10の外側から内側に凹ませた(あるいは突出させた)凹形状部材の底壁構造からなる。底壁構造の2個の前記取付部14には、2個の前記スポット光用の光源5がそれぞれ取り付けられている。底壁構造の2個の前記取付部14は、前記スポット光用の光源5からの光の照射方向17を三次元的に設定するために、前記車両用ルームランプ1の取付面、すなわち、前記ランプハウジング2の他方の閉塞面や前記固定部12の面に対して傾斜している。
前記スポット光用の光源5は、光指向性を有するLEDなどの半導体型光源からなる。前記スポット光用の光源5は、基板18に実装されている。前記基板18には、点灯回路など(図示せず)が設けられている。2個の前記スポット光用の光源5は、前記基板18を介して前記取付ブラケット7の2個の前記取付部14に適宜の取付手段(接着、クリップ、スクリューなど、および、それらの組み合わせ)により、それぞれ取り付けられている。
前記スポット光用の光源5および前記基板18には、インナーレンズ19が設けられている。前記インナーレンズ19を介して前記スポット光用の光源5および前記基板18を前記取付ブラケット7の前記取付部14に取り付けても良い。
前記スポット光用の光源5からの光の照射方向17は、前記スポット光用の光源5の光軸に合わせられている。前記光の照射方向17は、図3に示すように、車両(自動車)20の室内21の天井トリム22の取付面に対して傾斜している。また、前記光の照射方向17は、前記スポット光用の光源5から照射されるスポット光23で照明される範囲24の任意の点(ほぼ中央)と、前記ポット光用の光源5(チップ)のほぼ中心と、を結ぶ線上にある。なお、前記スポット光用の光源5から照射されるスポット光23で照明される範囲24とは、たとえば、後部座席の天井トリム22に取り付けられる車両用ルームランプ1の場合、後部席に座る人25の手元などである。また、図3中において、符号「26」はリアのウインドウガラスである。
前記車両用ルームランプ1の取付面、すなわち、前記ランプハウジング2の他方の閉塞面や前記固定部12の面は、車両(自動車)20の室内21の天井トリム22の取付面に取り付けられている。この結果、前記スポット光用の光源5からの光の照射方向17は、取付面に対して三次元に傾斜している。すなわち、図1に示すように、前後方向Xに対して左右方向Zにおいて左側の前記スポット光用の光源5の場合左方向にまた右側の前記スポット光用の光源5の場合右方向に傾斜し、かつ、上下方向Yにおいて下方向に傾斜している。また、図3に示すように、左右方向Zに対して前後方向Xにおいて前方向に傾斜し、かつ、上下方向Yにおいて下方向に傾斜している。さらに、図4に示すように、上下方向Yに対して左右方向Zにおいて左側の前記スポット光用の光源5の場合左方向にまた右側の前記スポット光用の光源5の場合右方向に傾斜し、かつ、前後方向Xにおいて前方向に傾斜している。
前記ワイド光用の光源6は、バルブタイプの光源であって、舟形をなす。前記ワイド光用の光源6は、中央の前記ワイド光用の灯室11内において、前記ランプハウジング2に電極兼ホルダ(図示せず)により固定されている。
前記スポット光用の光源5は、ハーネス(図示せず)によりスイッチ27を介して電源側に電気的に接続されている。一方、前記ワイド光用の光源6は、ハーネス(図示せず)により車両のドアの開閉によりオンオフするドアスイッチ(図示せず)やドライバーや乗員がオンまたはオフするメインスイッチ(図示せず)を介して電源側に電気的に接続されている。
この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、図3に示すように、たとえば、車両(自動車)20の室内21の後部座席の天井トリム22に、スイッチ27側がリアのウインドウガラス26と反対側に位置するように、取り付けられる。そして、スイッチ27をオンすると、左側または右側または左右両側のスポット光用の光源5が点灯して、スポット光用の光源5からの直射光23であってスポット光23が、インナーレンズ19およびランプレンズ3を透過して車両20の室内21の所定範囲24を照明する。
そして、スポット光用の光源5を点灯することにより、このスポット光用の光源5において熱が発生する。この熱は、スポット光用の光源5の基板18から取付ブラケット7の取付部14に伝達される。スポット光用の灯室10内の取付部14に伝達された熱は、取付ブラケット7の嵌合部13を経てスポット光用の灯室10外の取付ブラケット7の固定部12に伝達される。固定部12に伝達された熱は、この固定部12からスポット光用の灯室10外に放出される。
なお、左右のスポット光用の光源5のうちいずれか一方を点灯した場合、非点灯側の取付ブラケット7の固定部12およびワイド光用の光源6に対応する取付ブラケット7の固定部12を放熱作用に使用することができるので、放熱効果が良い。
一方、ドアスイッチやメインスイッチがオンすると、ワイド光用の光源6が点灯して、このワイド光用の光源6からのワイド光が、ランプレンズ3を透過して車両20の室内21の所定の範囲をワイドに照明する。
そして、ワイド光用の光源6を点灯することにより、このワイド光用の光源6において熱が発生する。この熱は、ワイド光用の灯室11内からランプハウジング2を介して取付ブラケット7の放熱用の開口部16からワイド光用の灯室11外に放出される。
この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、固定部12がランプハウジング2の外側に固定されていてかつ嵌合部13がランプハウジング2の開口部9に嵌合されている取付ブラケット7の取付部14にスポット光用の光源5が取り付けられているので、この取付ブラケット7により、スポット光用の光源5をスポット光用の灯室10内の所定の位置に高精度に配置させることができる。この結果、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源5からのスポット光23であって、指向角が狭くかつ照射領域が狭い指向性を有するスポット光23を所定の方向に高精度に照射することができる。
しかも、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、固定部12がランプハウジング2の外側に固定されていてかつ嵌合部13がランプハウジング2の開口部9に嵌合されている取付ブラケット7の取付部14にスポット光用の光源5が取り付けられているので、この取付ブラケット7により、スポット光用の光源5をスポット光用の灯室10内の所定の位置に簡単に配置させることができる。この結果、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源5のスポット光用の灯室10内の所定の位置への配置組付作業を簡素化することができるので、その分、製造コストを安価にすることができる。
その上、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、固定部12がランプハウジング2の外側に固定されていてかつ嵌合部13がランプハウジング2の開口部9に嵌合されている取付ブラケット7の取付部14にスポット光用の光源5が取り付けられているので、この取付ブラケット7により、スポット光用の灯室10内のスポット光用の光源5で発生した熱が取付部14から嵌合部13を経てスポット光用の灯室10外の固定部12に伝達されてその固定部12から外部に効率良く放出される。この結果、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、高い放熱効果が得られる。
また、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、2個のスポット光用の光源5を2個のスポット光用の灯室10内の所定の位置に一度にそれぞれ配置させることができる。この結果、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、2個のスポット光用の光源5の2個のスポット光用の灯室10内の所定の位置への配置組付作業を簡素化することができるので、その分、製造コストを安価にすることができる。
しかも、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、2個のスポット光用の光源5を1個の取付ブラケット7の2個の取付部14に取り付けるものであるから、1個の取付ブラケット7の1個の固定部12を大型化に設定することができ、その分、2個のスポット光用の光源5の放熱効果が向上される。
さらに、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、取付部14が車両用ルームランプ1の取付面に対して傾斜しているので、スポット光用の光源5の光軸(光の照射方向17)を取付ブラケット7の取付部14で設定することができる。この結果、この実施例1にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源5からのスポット光23の照射方向17を三次元的にかつ高精度に設定することができる。
図5および図6は、この発明にかかる車両用ルームランプの実施例2を示す。以下、この実施例2における車両用ルームランプについて説明する。図中、図1〜図4と同符号は、同一のものを示す。
この実施例2にかかる車両用ルームランプ100は、ワイド光用の光源600として、スポット光用の光源5と同様に、LEDなどの半導体型光源を使用するものである。すなわち、ランプハウジング2の他方の閉塞面の中央部(ワイド光用の灯室11に対応する箇所)には、四角形の開口部90が設けられている。
一方、取付ブラケット9に嵌合部130を設ける。この嵌合部130は、取付ブラケット7の固定部12のうち前記ランプハウジング2の中央の開口部90に対応する部分を、前記ワイド光用の灯室11の外側から内側に凹ませた(あるいは突出させた)凹形状部材の両側の立壁構造からなる。立壁構造の2個の嵌合部130は、ランプハウジング2の中央の開口部90に嵌合されている。
取付ブラケット9に取付部140を設ける。この取付部140は、嵌合部130と同様に、取付ブラケット9の固定部12のうちランプハウジング2の中央の開口部90に対応する部分を、ワイド光用の灯室11の外側から内側に凹ませた(あるいは突出させた)凹形状部材の底壁構造からなる。底壁構造の取付部140には、複数個この例では3個のワイド光用の光源600がそれぞれ取り付けられている。底壁構造の取付部140は、車両用ルームランプ1の取付面、すなわち、ランプハウジング2の他方の閉塞面や固定部12の面に対して平行もしくはほぼ平行である。
3個のワイド光用の光源600は、基板180に実装されている。この基板180には、点灯回路など(図示せず)が設けられている。3個のワイド光用の光源600は、基板180を介して取付ブラケット7の取付部140に適宜の取付手段(接着、クリップ、スクリューなど、および、それらの組み合わせ)により、取り付けられている。
この実施例2にかかる車両用ルームランプ100は、ワイド光用の光源600として、スポット光用の光源5と同様に、LEDなどの半導体型光源を使用するものであるから、前記の実施例1にかかる車両用ルームランプ1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
特に、この実施例2にかかる車両用ルームランプ100は、ワイド光用の光源600を、スポット光用の光源5と同様に、取付ブラケット7の固定部12から嵌合部130を介して取付部140に取り付けるものである。このために、この実施例2にかかる車両用ルームランプ100は、ワイド光用の光源600を、スポット光用の光源5と同様に、高精度に取り付けることができ、かつ、高い放熱効果を得ることができる。
以下、上記の実施例1、2以外の例について説明する。前記の実施例1、2においては、リアのウインドウガラス26の近傍の後部座席の天井トリム22に取り付けられる車両用ルームランプ1、100について説明する。ところが、この発明においては、リアのウインドウガラス26の近傍の後部座席の天井トリム22以外の場所、たとえば、フロントのウインドウガラスの近傍の前部座席の天井トリムなどに取り付けられる車両用ルームランプにも適用できる。
この発明にかかる車両用ルームランプの実施例1を示す縦断面図であって、図4におけるI−I船断面図である。 同じく、図1におけるII矢視図である。 同じく、使用状態を示す説明図である。 同じく、図1におけるIV矢視図である。 この発明にかかる車両用ルームランプの実施例2を示す縦断面図である。 同じく、図5におけるVI矢視図である。
符号の説明
1、100 車両用ルームランプ
2 ランプハウジング
3 スポット光用のランプレンズ
4 ワイド光用のランプレンズ
5 スポット光用の光源
6、600 ワイド光用の光源
7 取付ブラケット
8 仕切壁
9、90 開口部
10 スポット光用の灯室
11 ワイド光用の灯室
12 固定部
13、130 嵌合部
14、140 取付部
15 固定手段
16 放熱用の開口部
17 光の照射方向
18、180 基板
19 インナーレンズ
20 車両(自動車)
21 室内
22 天井トリム
23 スポット光
24 スポット光で照明される範囲
25 後部座席に座っている人
26 リアのウインドウガラス
27 スイッチ

Claims (3)

  1. 光指向性を有する半導体型光源を光源とする車両用ルームランプにおいて、
    灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記光源を前記灯室内の所定の位置に配置させる取付ブラケットと、
    を備え、
    前記ランプハウジングには、開口部が設けられていて、
    前記取付ブラケットは、熱伝達性が高い材質からなり、前記ランプハウジングの外側に固定されている固定部と、前記開口部に嵌合されている嵌合部と、前記光源が取り付けられている取付部と、から構成されている、
    ことを特徴とする車両用ルームランプ。
  2. 前記ランプハウジングには、複数個の前記開口部が設けられていて、
    前記取付ブラケットには、複数個の前記開口部と同数個の前記嵌合部および前記取付部がそれぞれ設けられていて、
    複数個の前記取付部には、前記光源がそれぞれ取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ルームランプ。
  3. 前記取付部は、車両用ルームランプの取付面に対して傾斜している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ルームランプ。
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