JP2009087734A - 車両用灯具 - Google Patents

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雄治 安田
Mitsuyuki Mochizuki
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Abstract

【課題】 車両側の電力を消費せずに独立した電源を有することで送風を省電力に行うことができるとともに、内部対流による融雪性及び放熱性を向上させることができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】 車両用灯具10は、ランプボディ14と透光カバー15とによって区画された灯室16内に、LED21,32を光源とする複数の光源ユニット11,13と送風手段17とを備え、灯室16内に送風手段17を駆動させるための電力を発電する発電手段20を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、LED等の半導体発光素子を光源とする前照灯等の放熱構造を備えた車両用灯具に関する。
従来の車両用灯具の一例として、アウターハウジングの内側に通風路を設けて、その通風路に送風ファンを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図4に示すように、上記特許文献1に開示された車両用灯具70は、光源であるLED71に、LED71からの熱が伝わるように形成されたアウターレンズ加熱部72を取り付けている。そして、アウターレンズ73が固定されたアウターハウジング74の内側に通風路75を設け、アウターレンズ加熱部72をアウターレンズ73近傍の通風路75内に位置させている。これにより、アウターレンズ加熱部72に伝わったLED71の発光時の熱を通風路75内に配置した送風ファン76で放熱させるようにしている。
また、従来の車両用灯具の他の一例として、冷却装置を有するハウジングと、可動板に取り付けられたLEDと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、図5に示すように、上記特許文献2に開示された車両用灯具80は、LED81を可動板82に取り付けて方向の制御を行い、ハウジング83に備えた固定放熱器84を自動車の冷たい箇所付近に位置させている。そして、可動放熱器85をLED81の近傍に取り付けて、対流発生手段86によって固定放熱器84と可動放熱器85との間に強制的な対流を発生させるようにしている。
特開2006−294263号公報 特開2006−332052号公報
ところが、上記特許文献1に開示された車両用灯具70では、高温になると発光効率が低下するLED71の熱をアウターレンズ加熱部72によってLED71から離れた通風路75内で冷却させるようにしているため、放熱性を向上させるのが難しかった。
また、アウターレンズ73に対しては、通風路75で冷却されたアウターレンズ加熱部72の温度しか与えられないので、アウターレンズ73での融雪性を向上させるのが難しかった。
一方、上記特許文献2に開示された車両用灯具80では、対流発生手段86がハウジング83内に外気を導入しているため、外気に混入されている塵埃等も導入してしまい、光度特性が低下する虞があった。
そして、上記特許文献1に開示された車両用灯具70及び上記特許文献2に開示された車両用灯具80では、送風ファン76及び対流発生手段86を適切なタイミングで且つ省電力で制御することが難しい。特に、非点灯時には、送風が不要であるため、点灯時にのみ送風を行うようにすることが望まれる。
本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、車両側の電力を消費せずに独立した電源を有することで送風を省電力に行うことができるとともに、内部対流による融雪性及び放熱性を向上させることができる車両用灯具を提供することにある。
本発明の車両用灯具に係る上記目的は、ランプボディとカバーとによって区画された灯室内に、半導体発光素子を光源とする光源ユニットと送風手段とを備えた車両用灯具であって、
前記灯室内に前記送風手段を駆動させるための電力を発電する発電手段を備えることを特徴とする車両用灯具により達成される。
上記構成の車両用灯具によれば、送風手段は、灯室内に配置された発電手段によって駆動されるので、車両側の電力を消費せずに自ら発電した電力で送風を行うことができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記発電手段が、前記光源ユニットからの光によって発電される光発電素子であるとともに、該光発電素子が発電した電力を前記送風手段に供給する供給手段を備えることが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、前記発電手段が、例えば高品質酸化亜鉛等や太陽電池等の光発電素子であるので、光源ユニットから与えられた光を電力に変換してから供給手段により送風手段を効率良く駆動させることができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記発電手段が、前記半導体発光素子の熱によって発電される熱電変換素子であるとともに、該熱電変換素子が発電した電力を前記送風手段に供給する供給手段を備えることが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、発電手段が、例えばペルチェ素子等の熱電変換素子であるので、半導体発光素子から与えられた熱を電力に変換してから供給手段により送風手段を効率良く駆動させることができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記光源ユニットは、前記灯室内に傾動可能に支持された金属製のブラケットと、前記ブラケット上に搭載される複数の前記半導体発光素子及び光学部品と、前記ブラケットに伝熱可能に接続され、前記送風手段の送風方向に配置された放熱フィンと、を備えることが望ましい。なお、光学部品とは、リフレクタ、投影レンズ等が含まれる。
このような構成の車両用灯具によれば、送風手段は、金属製のブラケットに伝熱可能に接続されている放熱フィンから半導体発光素子及び光学部品の発光熱を吸熱した流体を吸い込んで、この流体を灯室内に循環させるため、内部対流により融雪性及び放熱性を向上させることができる。
本発明に係る車両用灯具によれば、ランプボディとカバーとによって区画された灯室内に、半導体発光素子を光源とする光源ユニットと送風手段とを備えた車両用灯具において、車両側の電力を消費せずに独立した電源を有することで送風を行うことができるとともに、内部対流により融雪性及び放熱性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る車両用灯具の好適な実施形態を前照灯を例に詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は本発明に係る車両用灯具の第1実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態に係る車両用灯具の正面図、図2は図1の車両用灯具のI−I線断面図である。なお、説明中の前後左右は、車両の方向に順じて用いる。即ち、図2中の左方が車両の前方である。
本実施形態に係る車両用灯具10は、車両のフロントエンドに取り付けられ、上半分にロービーム用のポリ・エリプソイド(PES)型である第1の光源ユニット11および第2の光源ユニット12が配置され、下半分にハイビーム用のリフレクタ型である第3の光源ユニット13が配置されており、車両の右前方を照射する右側前照灯ユニット(R・ヘッドライトユニット)を示している。
図1及び図2に示すように、車両用灯具10は、ランプボディ14と透光カバー15とで区画された灯室16内に、第1の光源ユニット11と、第2の光源ユニット12と、第3の光源ユニット13と、送風器(送風手段)17と、光軸調整部18と、ボディ側伝熱部材19と、光発電素子(発電手段)20と、を収容している。なお、以下の説明では、第1の光源ユニット11と同一の第2の光源ユニット12の説明は省略される。
第1の光源ユニット11は、第1のLED(半導体発光素子)21を備えるとともに、第2の光源ユニット12および第3の光源ユニット13兼用のブラケット22と、光学部品であるリフレクタ23と、投影レンズ24と、を備えている。また、第2の光源ユニット12および第3の光源ユニット13兼用のブラケット側伝熱部材(放熱フィン)25を備えている。
第1のLED21は、その回路基板26がブラケット22に有する突出部27の上面側固定部28に取り付けられている。
ブラケット22は、熱伝導率の高い金属部材を用いて成形されており、上面側固定部28が形成されている突出部27を中央部に有し、この突出部27に第1のLED21を囲むように湾曲状に突出した反射用のリフレクタ23を有する。
また、ブラケット22は、上方に向けてフランジ形状に延出した一対の上部固定用フランジ29,30(固定用フランジ30は図1に示される。)と、下方に向けてフランジ形状に延出した単一の下部固定用フランジ31と、を有する。
そして、ブラケット22は、第3のLED32用の下面側固定部33と、第3のLED32を囲むように湾曲状に突出した反射用のリフレクタ34を有し、前方にライトベース
部材35が取り付けられている。
ブラケット22は、熱伝導率の高い金属部材を用いて成形されているため、第1のLED21及び第3のLED32の発光熱を吸熱する。
ライトベース部材35は、その基部36に平面部37を有するとともに車両の前方側部に向けて傾斜した傾斜面部(図1に示される。)38を有し、基部36から前方に向けて突出した投影レンズ固定部39を有する。このライトベース部材35は、ブラケット22の突出部27から挿通されたねじ40がねじ込まれることでブラケット22に固定されている。
投影レンズ24は、凸レンズ型の非球面レンズであり、第1のLED21の光軸上でブラケット22の投影レンズ固定部39に固定されている。
第3の光源ユニット13は、第3のLED32と、第4のLED(図1参照)41と、を備えており、第3のLED32の回路基板42がブラケット22の下面側固定部33に取り付けられている。なお、第4のLED41に有する不図示の回路基板も、この下面側固定部33に並べて取り付けられている。
ブラケット側伝熱部材25は、例えばアルミニウム等の熱伝導率の高い金属部材を用いて成形されており、上下方向に間隔を置いて配置された複数の横向きフィン43を有するヒートシンクであり、ブラケット22の背面側に伝熱可能に一体成形されている。
ブラケット側伝熱部材25は、ブラケット22に伝えられた第1のLED21及び第3のLED32の発光熱を吸熱して、複数の横向きフィン43の表面から放熱する。
送風器17は、翼体を有するブロアモータであり、ブラケット側伝熱部材25側に吸い込み方向を向けてブラケット側伝熱部材25に取り付けられている。送風器17は、光発電素子20が発電した電力により駆動される。
送風器17は、光発電素子20から与えられた電力により駆動されることで、ブラケット側伝熱部材25の横向きフィン43に伝熱分配されて放熱され昇温した流体(空気)を吸い込み、ボディ側伝熱部材19側に向けて放出する。
光軸調整部18は、上部固定用フランジ29,30にそれぞれねじ込まれているエイミングねじ軸44と、下部固定用フランジ31にねじ込まれているレベリングねじ軸45と、ランプボディ14の下方でレベリングねじ軸45が収容されているレベリング調整部(例えばプラスねじ)46と、を備えている。そして、ランプボディ14の外側からレベリング調整部46を進退させることで、上部固定用フランジ29,30の位置に対する下部固定用フランジ31の位置を変更してブラケット22を傾動させて、第1、第2、第3光源ユニット11,12,13の光軸を微調整する。
ボディ側伝熱部材19は、例えばアルミニウム等の熱伝導率の高い金属部材を用いて成形されており、ランプボディ14の後板47に形成されている伝熱部材取付部48に着脱自在に取り付けられている。
ボディ側伝熱部材19は、ランプボディ14内側で左右方向に間隔を置いて配置された複数の縦向きフィン49を有するとともに、ランプボディ14外側で上下方向に間隔を置いて配置された複数の縦向きフィン50を有する複合型のヒートシンクである。
ボディ側伝熱部材19は、送風器17の近傍に配置されているため、送風器17が放出した放熱流体を、ランプボディ14内側の縦向きフィン49で分配してから、ランプボディ14の後板47の上下方向に向けて進路変更させる。そして、前方の透光カバー15側に向けて進路変更させる。加えて、ボディ側伝熱部材19の縦向きフィン49に分配された放熱流体の熱をランプボディ14外側の縦向きフィン50から自然放熱させる。
光発電素子20は、例えば高品質酸化亜鉛等や太陽電池等の光発電素子であり、発電素子ブラケット51を介してライトベース部材35の下面に取り付けられている。この光発電素子20の前方側にはエクステンション54が配置されており、この光発電素子20は前方から直接見えないようになっている。
光発電素子20は、配線(供給手段)52を通じて送風器17に電気的に接続されており、第1の光源ユニット11と第2の光源ユニット12とが駆動された際に、第1のLED21と、第2のLED(図1に示される。)53と、リフレクタ23と、投影レンズ24と、からの光のみを受けて外部からの外光を受けない位置に配置されている。これにより、第1のLED21と第2のLED53の発光中に与えられた光を電力に変換して、配線52を通じて送風器17を駆動させる。また、第1の光源ユニット11及び第2の光源ユニット12が駆動されないときは、光発電素子20は発電を行わず、送風器17を駆動させない。
このような車両用灯具10は、不図示のロービームスイッチがオン切換えされることで、第1の光源ユニット11の第1のLED21および第2の光源ユニット12の第2のLED53に不図示の制御回路から通電されることで各LED21,53がそれぞれ発光される。第1のLED21および第2のLED53の発光光は、各投影レンズ24に向けて進行するとともに、リフレクタ23によって反射してから投影レンズ24に向けて進行され、投影レンズ24で集光されてから透光カバー15を透過して車両の右前方をロービームで照射する。
各LED21,53がそれぞれ発光されることで、第1の光源ユニット11および第2の光源ユニット12からの光を受けた光発電素子20は、与えられた光を電力に変換して、配線52を通じて送風器17を駆動させる。
このとき、第1のLED21、第2のLED53、第3のLED32および第4のLED41のそれぞれの発光熱は、ブラケット22で吸熱されてから、ブラケット側伝熱部材25の横向きフィン43のそれぞれによって分配放熱され、ブラケット側伝熱部材25の横向きフィン43間にあって温度上昇されている昇温流体が送風器17に吸い込まれる。そして、送風器17から放出された昇温流体が、ボディ側伝熱部材19の縦向きフィン49によりランプボディ14の後板47の上下方向に向けて進路変更され、さらに前方の透光カバー15側に向けて進路変更されるとともに、ボディ側伝熱部材19の縦向きフィン50から灯室16の外側に自然放熱される。
その後に、ロービームスイッチがオフ切換えされると、第1の光源ユニット11および第2の光源ユニット12から光が与えられなくなるため、光発電素子20は、電力を発生しなくなり、送風器17は停止する。
また、不図示のハイビームスイッチがオン切換えされることで、第1の光源ユニット11の第1のLED21および第2の光源ユニット12の第2のLED53に加えて、第3の光源ユニット13の第3、第4のLED32,41に不図示の制御回路から通電されることで第3、第4のLED32,41がそれぞれ発光された場合も、光発電素子20は、与えられた光を電力に変換して送風器17を駆動し続ける。また、ハイビームスイッチが
オフ切換えされた場合でも、ロービームスイッチがオン状態であれば、送風器17は第1のLED21および第2のLED53の光により駆動し続ける。
以上説明したように、第1実施形態の車両用灯具10によれば、送風器17は、灯室16内に配置された光発電素子20によって駆動される。これにより、車両側の電力を消費せずに自ら発電した電力により送風を省電力で行うことができる。
また、送風器17は、配線52を通じて光発電素子20から与えられた電力で駆動されるため、光発電素子20と送風器17との位置の自由度を増やすことができる。
また、高品質酸化亜鉛等や太陽電池等の光発電素子20を用いることで、各光源ユニット11,12から与えられた光を効率よく電力に変換して送風器17を駆動させることができる。
また、送風器17は、金属製のブラケット22に伝熱可能に接続されているブラケット側伝熱部材25の横向きフィン43から、各LED21,32,41,53、リフレクタ23,34、投影レンズ24の熱を吸熱した流体を吸い込むとともに、この流体を灯室16内に循環させるため、内部対流により融雪性及び放熱性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、図3を参照して、本発明に係る車両用灯具の第2実施形態について説明する。図3は本発明の第2実施形態に係る車両用灯具における図1のI−I線相当の断面図である。なお、以下の第2実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
図3に示すように、本実施形態の車両用灯具60は、ブラケット22内に熱電変換素子(発電手段)61が一体的に組み込まれており、ボディ側伝熱部材62が、縦向きフィン63をランプボディ14の後板47に沿って天板64まで延長している。また、天板47の外側に縦向きフィン65がさらに設けられている。更に、このボディ側伝熱部材62には送風器66が内蔵されている。なお、他の部位は第1実施形態と同様に構成されている。
熱電変換素子61は、例えばペルチェ素子等の熱電変換素子であり、配線67を通じて送風器66に電気的に接続されている。熱電変換素子61は、第1の光源ユニット11の第1のLED21と、第2の光源ユニット12の第2のLED53と、第3の光源ユニット13の第3、第4のLED32,41と、がそれぞれ発光された際にブラケット22に伝熱された発光熱を電力に変換して、配線67を通じて送風器66を駆動させる。また、熱電変換素子61は、各光源ユニット11,12,13が駆動されないときは、ブラケット22に発光熱が伝播されないため、発電は行われずに送風器66は駆動されない。
このような車両用灯具60は、不図示のロービームスイッチがオン切換えされることで、第1の光源ユニット11の第1のLED21および第2の光源ユニット12の第2のLED53に不図示の制御回路から通電されることで各LED21,53がそれぞれ発光される。このとき、ブラケット22に発光熱が伝播され、この発光熱を熱電変換素子61が電力に変換して、配線67を通じて送風器66を駆動させる。
また、第1のLED21、第2のLED53のそれぞれの発光熱は、ブラケット22で吸熱されてから、ブラケット側伝熱部材25の縦向きフィン43のそれぞれによって分配放熱され、縦向きフィン43近傍の昇温流体が送風器66に吸い込まれる。そして、この
吸い込まれた流体が、ボディ側伝熱部材62の縦向きフィン50によりランプボディ14の外側に自然放熱されるとともに、縦向きフィン63によりランプボディ14の後板47から天板64に向けて進路変更され、縦向きフィン65からランプボディ14の外側に自然放熱される。更に、この流体は、透光カバー15側に向けて進路変更される。
その後に、ロービームスイッチがオフ切換えされると、発光熱が与えられなくなるため、熱電変換素子61は、電力を発生しなくなり送風器66は停止する。
また、不図示のハイビームスイッチがオン切換えされることで、第1の光源ユニット11の第1のLED21および第2の光源ユニット12の第2のLED53に加えて、第3の光源ユニット13の第3、第4のLED32,41に不図示の制御回路から通電されることでそれぞれ発光される。この場合も、熱電変換素子61は、与えられた発光熱を電力に変換して送風器66を駆動し続け、ハイビームスイッチがオフ切換えされても、ロービームスイッチがオン状態であれば、第1のLED21および第2のLED53の光により送風器66を駆動し続ける。
本実施形態の車両用灯具60は、第1実施形態と同様の作用効果を奏するために、それらの説明は省略されるが、特に本実施形態によれば、ペルチェ素子等の熱電変換素子20を用いることで、各LED21,32,41,53から与えられた発光熱を効率良く電力に変換して送風器66を駆動させることができる。また、ボディ側伝熱部材62の縦向きフィン63によって、昇温流体をランプボディ14の後板47から天板64に向けて強制的に進路変更させることができる。また、後板47側の縦向きフィン50に加えて設けられた天板64側の縦向きフィン65によって、放熱性をさらに向上させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、光発電素子または熱電変換素子が発電した電力を蓄積する蓄電手段を設けて、各LEDが駆動される際の最初に、蓄積されている電力を使用するようにしても良い。これにより、光源ユニットの駆動と同時に送風器を駆動させることができる。
また、光源ユニットの数は、図示した3個に限定されずに、1個であっても、2個または4個以上の複数個であっても、本発明を実施することができることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る車両用灯具の正面図である。 図1の車両用灯具のI−I線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用灯具における図1のI−I線相当の断面図である。 従来の車両用灯具の縦断面図である。 図4とは異なる従来の車両用灯具の縦断面図である。
符号の説明
10 車両用灯具
11 第1の光源ユニット(光源ユニット)
12 第2の光源ユニット(光源ユニット)
13 第3の光源ユニット(光源ユニット)
14 ランプボディ
15 透光カバー
16 灯室
17 送風器(送風手段)
20 光発電素子(発電手段)
21 第1のLED(半導体発光素子)
22 ブラケット
23 リフレクタ(光学部品)
24 投影レンズ(光学部品)
25 ブラケット側伝熱部材(放熱フィン)
32 第3のLED(半導体発光素子)
34 リフレクタ(光学部品)
41 第4のLED(半導体発光素子)
52 配線(供給手段)
53 第2のLED(半導体発光素子)
60 車両用灯具
61 熱電変換素子(発電手段)
66 送風器(送風手段)
67 配線(供給手段)

Claims (4)

  1. ランプボディとカバーとによって区画された灯室内に、半導体発光素子を光源とする光源ユニットと送風手段とを備えた車両用灯具であって、
    前記灯室内に前記送風手段を駆動させるための電力を発電する発電手段を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記発電手段が、前記光源ユニットからの光によって発電される光発電素子であるとともに、該光発電素子が発電した電力を前記送風手段に供給する供給手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記発電手段が、前記半導体発光素子の熱によって発電される熱電変換素子であるとともに、該熱電変換素子が発電した電力を前記送風手段に供給する供給手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  4. 前記光源ユニットは、前記灯室内に傾動可能に支持された金属製のブラケットと、前記ブラケット上に搭載される複数の前記半導体発光素子及び光学部品と、前記ブラケットに伝熱可能に接続され、前記送風手段の送風方向に配置された放熱フィンと、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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JP2019009065A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 市光工業株式会社 車両用灯具

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