JP2014165150A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数やコストの増大を抑制しつつ、また、灯具を大型化させることなく、光源の光軸調整することが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】灯具前方に開口する開口部11aを有するランプボディ11と、開口部11aに取り付けられてランプボディ11とともに灯室Sを形成する前面カバー12と、灯室S内に配置されるとともに半導体発光素子31が搭載される基板32と、基板32を支持する支持部42と、半導体発光素子31が発する熱を放熱する放熱部43と、を有する金属板41と、を備え、放熱部43には、半導体発光素子41から発せられた光の光軸を調整する光軸調整機構71と係合する係合部65が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】灯具前方に開口する開口部11aを有するランプボディ11と、開口部11aに取り付けられてランプボディ11とともに灯室Sを形成する前面カバー12と、灯室S内に配置されるとともに半導体発光素子31が搭載される基板32と、基板32を支持する支持部42と、半導体発光素子31が発する熱を放熱する放熱部43と、を有する金属板41と、を備え、放熱部43には、半導体発光素子41から発せられた光の光軸を調整する光軸調整機構71と係合する係合部65が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用灯具に関するものである。
従来、LED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子を光源として使用した車両用灯具が知られている。
光源としてLEDを用いる場合、高出力を得るためにはLEDに大きな電流を供給する必要がある。しかし、大電流を供給することによってLEDが発熱して高温状態になると、LEDの発光効率が低下してしまう。
そこで、例えば、ランプボディと前面カバーとで形成された灯室内に、LEDから発生する熱を放熱するヒートシンクを備える車両用灯具が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用灯具の構成に対して、LEDの光軸を調整する光軸調整機構を設ける場合、ヒートシンクにブラケット部材を取り付けて、そのブラケット部材に光軸調整機構を取り付ける構成が考えられる。しかしながら、この構成では、部品点数が多くなりコストが高くなってしまう。また、この構成では、ブラケット部材を灯室内に配置するスペースが必要となり、車両用灯具が大型化してしまう。
本発明の目的は、部品点数やコストの増大を抑制しつつ、また、灯具を大型化させることなく、光源の光軸を調整することが可能な車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の車両用灯具は、
灯具前方に開口する開口部を有するランプボディと、
前記開口部に取り付けられて前記ランプボディとともに灯室を形成する前面カバーと、
前記灯室内に配置されるとともに半導体発光素子が搭載される基板と、
前記基板を支持する支持部と、前記半導体発光素子が発する熱を放熱する放熱部と、を有する金属板と、
を備え、
前記放熱部には、前記半導体発光素子から発せられた光の光軸を調整する光軸調整機構と係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
灯具前方に開口する開口部を有するランプボディと、
前記開口部に取り付けられて前記ランプボディとともに灯室を形成する前面カバーと、
前記灯室内に配置されるとともに半導体発光素子が搭載される基板と、
前記基板を支持する支持部と、前記半導体発光素子が発する熱を放熱する放熱部と、を有する金属板と、
を備え、
前記放熱部には、前記半導体発光素子から発せられた光の光軸を調整する光軸調整機構と係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
本発明の車両用灯具において、前記放熱部は、前記放熱部の一部が折り曲げられた折り曲げ部を含むことが好ましい。
本発明の車両用灯具において、前記放熱部には、前記灯室内を対流する空気が通過するための放熱開口部が形成されていることが好ましい。
本発明の車両用灯具において、前記係合部は、前記光軸調整機構に設けられたエイミングスクリューが略垂直な姿勢で取り付けられる取付面を含むことが好ましい。
本発明の車両用灯具において、前記支持部には、前記半導体発光素子から発せられた光を前記灯具前方へ照射する光学部材が設置され、
前記光学部材は前記支持部に固定ネジによって固定されていることが好ましい。
前記光学部材は前記支持部に固定ネジによって固定されていることが好ましい。
本発明によれば、部品点数やコストの増大を抑制しつつ、また、灯具を大型化させることなく、光源の光軸を調整することが可能な車両用灯具を提供することができる。
以下、本発明に係る車両用灯具の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具の断面図、図2は、車両用灯具を構成する第1光源ユニットの分解斜視図である。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具の断面図、図2は、車両用灯具を構成する第1光源ユニットの分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、前方に開口部11aを有するランプボディ11と、このランプボディ11の開口部11aを覆うように取り付けられる光透過性の前面カバー12とを備えている。この例の車両用灯具10は、車両の前部に設けられて車両前方へ光を照射する灯具である。
なお、本例において、前方とは、車両用灯具10における前面カバー12側(図1の左方向(符号F))であり、後方とは、前方と反対のランプボディ11側(図1の右方向(符号B))である。また、上方は符号Uで示し、下方は符号Dで示す。
前面カバー12は、ランプボディ11に接着固定されて取り付けられている。この前面カバー12をランプボディ11に取り付けることで、車両用灯具10の内部に、密閉された灯室Sが形成されている。
この車両用灯具10は、灯室S内に、第1光源ユニット21と、第2光源ユニット22とを有している。
第1光源ユニット21は、前照灯として車両前方を照明する光源ユニットであり、図1及び図2に示すように、光源となる複数の半導体発光素子31を備えている。これらの半導体発光素子31は、LED(Light Emitting Diode)からなるもので、基板32に搭載されている。半導体発光素子31は、基板32の長手方向に間隔をあけて配列されている。基板32には、半導体発光素子31よりも後方側に、ネジ挿通孔33及び位置決め孔34が形成されている。また、基板32には、後端側の縁部の一部に、後方側へ延びる回路搭載部35が形成されている。この回路搭載部35には、各半導体発光素子31への給電等を制御する電子部品36が実装されている。
複数の半導体発光素子31を搭載した基板32は、金属板41に取り付けられている。金属板41は、アルミニウムや銅等の熱伝導性に優れた金属の板材からなるもので、支持部42と、放熱部43とを備えている。
支持部42は、水平に配置された平板状に形成されており、この支持部42には、ネジ孔44が形成されている。この支持部42には、その下面側に、半導体発光素子31を下向きにした状態で基板32が取り付けられている。また、支持部42には、基板32を介して下面側に、リフレクタ(光学部材の一例)51が取り付けられている。
このリフレクタ51は、各半導体発光素子31に対応して長手方向に配列された複数のリフレクト部(反射部)52を備えている。それぞれのリフレクト部52は、例えば、放物線を基調とする自由曲面からなるパラボラ形状の反射面を有しており、半導体発光素子31からの光を前方へ向けて反射させる。
また、リフレクタ51は、各リフレクト部52の上端から後方へ水平に延びる固定板部53を有している。この固定板部53には、基板32に形成されたネジ挿通孔33と連通するネジ挿通孔54と、基板32に形成された位置決め孔34に嵌合する位置決め突起55と、が形成されている。
基板32とリフレクタ51とは、リフレクタ51の位置決め突起55を基板32の位置決め孔34へ嵌合させることで互いに位置決めされる。この位置決めされた状態で、基板32のネジ挿通孔33とリフレクタ51のネジ挿通孔54とが互いに連通する。そして、この連通したネジ挿通孔33,54へ、その下方側から固定ネジ100を挿し込み、この固定ネジ100を金属板41の支持部42に形成されたネジ孔44へねじ込むことで、基板32とリフレクタ51とが金属板41の支持部42の所定位置に固定される。
金属板41の放熱部43は、半導体発光素子31が発する熱を放熱する部分である。この放熱部43は、支持部42の後縁から上方へ折り曲げられて立設された前壁部61と、前壁部61の上縁から後方へ折り曲げられて後方へ延在された平面部62と、平面部62の後縁から下方へ折り曲げられて下方へ延在された後壁部63とを有している。
そして、金属板41の放熱部43は、支持部42の後縁から上方へ折り曲げられ、その上縁が後方へ折り曲げられ、さらに、その後縁から下方へ折り曲げられた部分が折り曲げ部45とされている。すなわち、本例での折り曲げ部45は、前壁部61と平面部62と後壁部63とからなる部分であり、この平面部62は、支持部42において基板32が搭載される搭載面や後述する取付面43aとは異なる位置に配置される平面部であり、放熱部43の放熱面積を大きくする部分である。
また、折り曲げ部45には、スリット状の複数の放熱開口部64が形成されている。これらの放熱開口部64は、灯室S内を対流する空気が通過するための開口部であり、放熱部43の幅方向に間隔をあけて配列されている。
また、放熱部43には、半導体発光素子31から発せられた光の光軸を調整する光軸調整機構71と係合する係合部65が形成されている。係合部65は、放熱部43における後壁部63の3箇所に設けられている。係合部65のうちの2箇所は、後壁部63における上方側に、水平方向へ間隔をあけて配置されている。また、係合部65のうちの残りの1箇所は、後壁部63において、上方側に設けられた係合部65の一方側の下方側に配置されている。後壁部63には、係合部65の配置箇所に、取付孔66が形成されている。
上方側の2箇所の係合部65には、取付孔66に、ナット部材67が取り付けられており、下方側の1箇所の係合部65には、取付孔66に、ピボット取付部材68が取り付けられている。ナット部材67及びピボット取付部材68は、例えば、樹脂から成形されている。ナット部材67は、係止爪67aを有しており、後壁部63の取付孔66に対して、後側から挿し込むことで、後壁部63に係止爪67aが係止して後壁部63に取り付けられる。このナット部材67には、その中心にネジ孔67bが形成されている。ピボット取付部材68は、係止爪68aを有しており、後壁部63の取付孔66に対して、後側から挿し込むことで、後壁部63に係止爪68aが係止して後壁部63に取り付けられる。このピボット取付部材68には、内面が球面状に形成された係合凹部68bが形成されている。
光軸調整機構71は、後壁部63の上側の2つの取付孔66にそれぞれ挿入される2本のエイミングスクリュー72と、後壁部63の下側の1つの取付孔66に挿入される1本のピボット軸73とを有しており、これらのエイミングスクリュー72及びピボット軸73は、ランプボディ11を構成する後面板11bに支持されている。
エイミングスクリュー72は、先端部に雄ネジ72aが形成され、中間部にフランジ72bが形成され、後端部が把持部72cとされている。このエイミングスクリュー72は、ランプボディ11の後面板11bの後方側から後面板11bに形成された支持孔75へフランジ72bが当接するまで挿し込まれることで、後面板11bに回動可能に装着される。そして、このエイミングスクリュー72は、その先端部の雄ネジ72aが、ナット部材67のネジ孔67bに螺合されている。これにより、ナット部材67が取り付けられた係合部65は、エイミングスクリュー72が略垂直な姿勢で取り付けられる。つまり、係合部65は、エイミングスクリュー72が略垂直な姿勢で取り付けられる取付面43aを含んでいる。このエイミングスクリュー72は、把持部72cを把持して回すことで、ナット部材67のネジ孔67bへの雄ネジ72aのねじ込み量が調整される。
ピボット軸73は、先端部に球体部73aが形成され、中間部にフランジ部73bが形成され、後端部に雄ネジ73cが形成されている。このピボット軸73は、ランプボディ11の後面板11bの前方側から後面板11bに形成されたネジ孔76へフランジ部73bが当接するまで雄ネジ73cをねじ込むことで、後面板11bに固定される。そして、このピボット軸73の球体部73aが、ピボット取付部材68の係合凹部68bに嵌合されている。ピボット軸73は、ピボット取付部材68を、球体部73aを中心としてあらゆる方向へ回動可能に支持する。
この光軸調整機構71では、2本のエイミングスクリュー72のねじ込み量を調整することで金属板41を含む第1光源ユニット21の上下左右方向への傾きを調整することが可能とされている。具体的には、2本のエイミングスクリュー72のねじ込み量を同じ量で調整することで、第1光源ユニット21の上下方向への傾きの調整が行われ、また、2本のエイミングスクリュー72のそれぞれのねじ込み量を異なる量で調整することで、第1光源ユニット21の左右方向への傾きの調整が行われる。そして、第1光源ユニット21の傾き(姿勢)を調整することで、第1光源ユニット21から照射される光の光軸調整を行うことができる。
第2光源ユニット22は、例えば、昼間点灯ランプ(DRL:Daytime Running Lamps)などを構成する光源ユニットであり、光源となる半導体発光素子81を備えている。半導体発光素子81は、LED(Light Emitting Diode)からなるもので、基板82に搭載されている。基板82は、図示しないフレーム等でランプボディ11に支持されている。基板82の下面側には、リフレクタ83が固定されている。このリフレクタ83は、例えば、放物線を基調とする自由曲面からなるパラボラ形状の反射面を有しており、このリフレクタ83によって半導体発光素子81からの光が反射されて車両前方側へ照射される。第2光源ユニット22は、前方側に、導光板84を備えており、リフレクタ83で前方へ反射された半導体発光素子81の光は、導光板84を通して車両前方側へ導かれる。
上記構成の車両用灯具10において、第1光源ユニット21の半導体発光素子31が点灯すると、それぞれの半導体発光素子31から発した光は、リフレクタ51の各リフレクト部52で反射され、前面カバー12を通して車両前方へ照射される。前照灯である第1光源ユニット21では、半導体発光素子31に比較的大きな電流が流され、よって、半導体発光素子31が発熱する。この半導体発光素子31で発生した熱は、金属板41の支持部42に伝達され、支持部42から放熱部43に伝達しつつ放熱される。したがって、半導体発光素子31が高温状態になり、発光効率が低下するような不具合が防止される。
以上、説明したように、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、金属板41は、支持部42によって基板32を支持するとともに、放熱部43によって半導体発光素子31から発生した熱を放熱することができる。また、この放熱部43には係合部65が形成されており、この係合部65によって金属板41と光軸調整機構71とを係合させて光軸調整機構71に金属板41を支持させることができる。従って、金属板41を光軸調整機構71に取り付けるための専用のブラケット部材を用いることなく、半導体発光素子31が搭載される基板32を支持する金属板41と光軸調整機構71とを係合させることでき、半導体発光素子31から発せられた光の光軸を調整することが可能となる。また、専用のブラケットを配置するスペースを灯室S内に確保する必要がなくなるため、灯具を小型化することができる。このように、本実施形態によれば、部品点数やコストの増大を抑制しつつ、また、灯具を大型化させることなく、光源である半導体発光素子31から発せられた光の光軸を調整することが可能な車両用灯具10を提供することができる。
また、金属板41の放熱部43は、その一部が折り曲げられた折り曲げ部45を含むので、折り曲げ部45によって放熱部43の表面積を広くすることができ、これにより、放熱部43の放熱性を向上させることができる。
また、放熱部43には、灯室S内を対流する空気が通過するための放熱開口部64が形成されているので、灯室S内の空気が、放熱開口部64によって、金属板41の放熱部43の下面側から上面側に移動しやすくなる。従って、例えば半導体発光素子31が発した熱によって高温になった空気が灯室Sの一部分に偏って滞留しにくくなり、放熱性を向上させることができる。
さらに、係合部65は、光軸調整機構71に設けられた全てのエイミングスクリュー72が略垂直な姿勢で取り付けられる取付面43aを含むので、取付面43aによって係合部65に対してエイミングスクリュー72を略垂直な姿勢で取り付けることができる。このため、半導体発光素子31が発する光の光軸の向きおよびリフレクタ51から前方に照射される光の向きを調整する精度を向上させることができる。
また、支持部42には、半導体発光素子31から発せられた光を灯具前方へ照射する光学部材であるリフレクタ51が設置され、このリフレクタ51が、支持部42に固定ネジ100によって固定されている。このように、半導体発光素子31が搭載される基板32を支持する支持部42にリフレクタ51が固定されるため、支持部42を有する金属板41に係合される光軸調整機構71によって、リフレクタ51が照射する光(灯具前方へ照射する光)の向きを調整することが可能となり、この光軸の位置決めの精度を向上させることができる。
次に、変形例に係る車両用灯具について説明する。
(変形例1)
図3は、変形例1に係る車両用灯具の概略平面図、図4は、変形例1に係る車両用灯具に設けられた金属板の斜視図である。
(変形例1)
図3は、変形例1に係る車両用灯具の概略平面図、図4は、変形例1に係る車両用灯具に設けられた金属板の斜視図である。
図3に示すように、変形例1に係る車両用灯具10は、車両前部における両側が後方側へ傾斜した車両に設置されるスラント型の灯具である。この車両用灯具10では、金属板41Aの後壁部63が灯室S内において水平面内で後方側へ傾斜した状態に配置される。なお、図3中の符号Rは右方向を示し、符号Lは左方向を示している。
図4に示すように、この金属板41Aでは、放熱部43を構成する後壁部63における係合部65を含む箇所が切り欠かれて折り曲げられて取付面43aとされている。取付面43aは、車両の前後方向に直交する垂直面とされている。つまり、この金属板41Aでは、係合部65は、エイミングスクリュー72が略垂直な姿勢で取り付けられる取付面43aを有している。
このように、前部における両側が傾斜した車両に設置されるスラント型の車両用灯具10では、金属板41Aの後壁部63が水平面内で傾斜した状態に配置されていても、係合部65を含む取付面43aが車両の前後方向に直交する垂直面とされているので、車両の前後方向と略平行に配置されるエイミングスクリュー72を係合部65に対して略垂直な姿勢で取り付けることができる。このため、エイミングスクリュー72を含む光軸調整機構71によって、第1光源ユニット21の車両前後方向に対する姿勢を直接的に調整できるため、光軸調整機構71による第1光源ユニット21の光軸の調整の精度が向上する。
(変形例2)
図5は、変形例2に係る車両用灯具の概略平面図、図6は、変形例2に係る車両用灯具に設けられた金属板の斜視図である。
図5は、変形例2に係る車両用灯具の概略平面図、図6は、変形例2に係る車両用灯具に設けられた金属板の斜視図である。
図5に示すように、変形例2に係る車両用灯具10においても、変形例1と同様に、車両前部における両側が後方側へ傾斜した車両に設置されるスラント型の灯具である。
図6に示すように、金属板41Bでは、放熱部43を構成する後壁部63が左右に分割され、前後に段差が付けられた取付面43aとされている。取付面43aは、車両の前後方向に直交する垂直面とされている。つまり、この金属板41の場合も、係合部65は、エイミングスクリュー72が略垂直な姿勢で取り付けられる取付面43aを有している。
このように、車両前部における両側が傾斜した車両に設置されるスラント型の車両用灯具10において、係合部65を含む取付面43aが車両の前後方向に直交する垂直面とされているので、エイミングスクリュー72を係合部65に対して略垂直な姿勢で取り付けることができる。これにより、変形例1と同様に、光軸調整機構71による第1光源ユニット21の光軸の調整の精度が向上する。
(変形例3)
図7は、変形例3に係る車両用灯具に設けられた金属板の側面図、図8は、変形例3に係る車両用灯具に設けられた金属板の斜視図である。
図7は、変形例3に係る車両用灯具に設けられた金属板の側面図、図8は、変形例3に係る車両用灯具に設けられた金属板の斜視図である。
図7及び図8に示すように、変形例3では、金属板41Cは、放熱部43の後壁部63が、下方へ向かって次第に後方へ傾斜した傾斜面とされている。
このような傾斜面からなる後壁部63を有する金属板41Cでは、後壁部63における係合部65を含む箇所が切り欠かれて折り曲げられて立ち上げられ、取付面43aとされている。取付面43aは、車両の前後方向に直交する垂直面とされている。つまり、この金属板41Cでは、係合部65は、エイミングスクリュー72が略垂直な姿勢で取り付けられる取付面43aを有している。
このように、この変形例3では、金属板41Cの放熱部43の後壁部63が垂直面内で傾斜した傾斜面とされていても、係合部65を含む取付面43aが車両の前後方向に直交する垂直面とされているので、エイミングスクリュー72を係合部65に対して略垂直な姿勢で取り付けることができる。これにより、変形例1〜2と同様に、光軸調整機構71による第1光源ユニット21の光軸の調整の精度が向上する。
なお、上記の実施形態では、折り曲げ部45が形成された放熱部43を有する金属板41(41A,41B,41C)を用いた場合を例示したが、本発明は、折り曲げ部45を有する金属板41を用いた構造に限定されない。例えば、図9に示すように、折り曲げ部45が形成されていない放熱部43を備えた金属板41Dであっても、半導体発光素子31の熱を金属板41Dの放熱部43で良好に放熱させることができる。
また、折り曲げ部45が形成されていない放熱部43を備えた金属板41Dの場合、図10に示すように、放熱部43における平面部62と後壁部63との角部を切り欠いて上方へ折り曲げたり、図11に示すように、フィン70を形成すれば、放熱効果を高めることができる。なお、金属板41の放熱部43の放熱効果を高めるために、放熱部43の平面部62の一部を切り欠いて、放熱部43にフィン70を形成しても良い。
10:車両用灯具、11:ランプボディ、11a:開口部、12:前面カバー、31:半導体発光素子、32:基板、41:金属板、42:支持部、43:放熱部、43a:取付面、45:折り曲げ部、51:リフレクタ(光学部材)、100:固定ネジ、64:放熱開口部、65:係合部、71:光軸調整機構、72:エイミングスクリュー、S:灯室
Claims (5)
- 灯具前方に開口する開口部を有するランプボディと、
前記開口部に取り付けられて前記ランプボディとともに灯室を形成する前面カバーと、
前記灯室内に配置されるとともに半導体発光素子が搭載される基板と、
前記基板を支持する支持部と、前記半導体発光素子が発する熱を放熱する放熱部と、を有する金属板と、
を備え、
前記放熱部には、前記半導体発光素子から発せられた光の光軸を調整する光軸調整機構と係合する係合部が形成されていることを特徴とする車両用灯具。 - 前記放熱部は、前記放熱部の一部が折り曲げられた折り曲げ部を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記放熱部には、前記灯室内を対流する空気が通過するための放熱開口部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
- 前記係合部は、前記光軸調整機構に設けられたエイミングスクリューが略垂直な姿勢で取り付けられる取付面を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
- 前記支持部には、前記半導体発光素子から発せられた光を前記灯具前方へ照射する光学部材が設置され、
前記光学部材は前記支持部に固定ネジによって固定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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