JP5332688B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、光源としてたとえばLEDなどの半導体型光源を使用するランプユニットを複数個備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、この従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、発光ダイオードを光源とする複数個の灯具ユニットが共通の金属製支持部材に支持されている。複数個の灯具ユニットの光源の発光ダイオードを点灯発光させると、複数個の灯具ユニットの光源の発光ダイオードから放射された光が外部に照射される。
前記の従来の車両用灯具においては、発光ダイオードを光源とする複数個の灯具ユニットを、共通の金属製支持部材に、簡単にかつ確実に取り付けることができ、しかも、誤組付がないことが重要である。
特開2004−311224号公報
この発明が解決しようとする問題点は、車両用灯具においては、半導体型光源を光源とする複数個のランプユニットを、ヒートシンク部材に、簡単にかつ確実に取り付けることができ、しかも、誤組付がないことが重要である。
この発明(請求項1にかかる発明)は、ヒートシンク部材とタイプが異なる複数個のランプユニットとに、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際のガイドとなるガイド部と、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを本固定するまでの間の仮止めとなる仮止め部と、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際の誤組付を防止する誤組付防止部と、をそれぞれ設け、ガイド部と仮止め部と誤組付防止部が、兼用の凹部および凸部であって、相互に嵌合する凹部および凸部からなり、ヒートシンク部材には、複数個1組の凹部がそれぞれ設けられていて、タイプが異なる複数個のランプユニットには、複数個1組の凸部がそれぞれ設けられていて、複数個の凹部および複数個の凸部の幅が、タイプが異なる複数個のランプユニット毎に、それぞれ大小異なる、こと特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、ヒートシンク部材とタイプが異なる複数個のランプユニットとに設けたガイド部が、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際のガイドとなるので、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを簡単に取り付けることができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、ヒートシンク部材とタイプが異なる複数個のランプユニットとに設けた仮止め部が、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを本固定するまでの間の仮止めとなるので、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを確実に取り付けることができる。
その上、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、ヒートシンク部材とタイプが異なる複数個のランプユニットとに設けた誤組付部が、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際の誤組付を防止するので、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを誤組付することがない。すなわち、一のタイプのランプユニット用の複数個の凹部および複数個の凸部の幅の大小と、他のタイプのランプユニット用の複数個の凹部および複数個の凸部の幅の大小とが、異なる。このために、ヒートシンク部材にタイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際の誤組付を防止することができる。
また、この発明(請求項にかかる発明)の車両用灯具は、ガイド部と仮止め部と組付防止部が兼用の凹部および凸部からなるので、構造が簡単となり、その分、製造コストを安価にすることができる。
この発明にかかる車両用灯具の実施例を示すヒートシンク部材および2個のランプユニットの組付斜視図である。 同じく、ヒートシンク部材および2個のランプユニットを示す分解斜視図である。 同じく、ヒートシンク部材を示す斜視図である。 同じく、ヒートシンク部材を示す平面図である。 同じく、ヒートシンク部材のピボット部をホルダを介してランプハウジングに取り付けた状態を示す一部説明図である。 同じく、図5におけるVI−VI線断面図である。 同じく、ヒートシンク部材に一体に設けられている光軸調整用のピボット部および上下方向用の光軸調整機構取付部および左右方向用の光軸調整機構取付部の相対位置関係を示す平面説明図である。 同じく、ヒートシンク部材に一体に設けられている光軸調整用のピボット部および上下方向用の光軸調整機構取付部および左右方向用の光軸調整機構取付部の相対位置関係を示す正面説明図である。 同じく、ヒートシンク部材に一体に設けられている光軸調整用のピボット部および上下方向用の光軸調整機構取付部および左右方向用の光軸調整機構取付部の相対位置関係を示す側面説明図である。 同じく、ヒートシンク部材にランプユニットを取り付けた状態を示す一部縦断面図(一部垂直断面図)である。 同じく、ヒートシンク部材と2個のランプユニットとに設けられている兼用のガイド部と仮止め部と組付防止部を示す説明図である。 同じく、ヒートシンク部材とランプユニットとを示す一部分解縦断面図(一部分解垂直断面図)である。
以下に、この発明にかかる車両用灯具の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、この実施例における車両用灯具の構成について説明する。図において、符号1は、この実施例における車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たとえば、ヘッドランプなどの車両用前照灯である。前記車両用灯具1は、ヒートシンク部材2と、複数個この例では2個のランプユニットすなわち1個の集光タイプのランプユニット3Sおよび1個の拡散タイプのランプユニット3Wと、ランプハウジング4と、図示しないランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)と、を備えるものである。
前記ヒートシンク部材2には、前記2個のランプユニット3S、3Wが取り付けられている。前記ヒートシンク部材2および前記2個のランプユニット3S、3Wは、前記ランプハウジング4および前記ランプレンズにより区画されている灯室(図示せず)内に光軸調整可能に配置されている。
前記ヒートシンク部材2は、たとえば、樹脂や金属性ダイカスト(この例では、アルミダイカスト製)などの熱伝導率が高い材料からなる。前記ヒートシンク部材2は、取付ブラケットと兼用するものである。前記ヒートシンク部材2は、側面から見て階段形状をなしかつ平面から見て左側部分と右側部分が前後にずれた形状をなす。
前記ヒートシンク部材2には、2個の半導体型光源載置用の載置部5と、2本のランプユニット取付用の取付ボス部6と、光軸調整用のピボット部(以下、単に「ピボット部」と称する)7と、上下方向用の光軸調整機構取付部(以下、単に「上下用取付部」と称する)8と、左右方向用の光軸調整機構取付部(以下、単に「左右用取付部」と称する)9と、前側放熱フィン10と、後側放熱フィン11と、の各部位がそれぞれ一体に設けられている。
前記2個の載置部5は、前記ヒートシンク部材2の右側部分の水平部と左側部分の水平部とにそれぞれ一体に設けられている。前記2本の取付ボス部6は、前記ヒートシンク部材2の右側部分の傾斜部と左側部分の傾斜部とにそれぞれ一体に設けられている。前記ピボット部7は、前記ヒートシンク部材2の左側部分の傾斜部の端面から側方に一体に設けられている。前記上下用取付部8は、前記ヒートシンク部材2の左側部分の下垂直部の下端部に一体に設けられている。前記左右用取付部9は、前記ヒートシンク部材2の右側部分の下垂直部の上端部に一体に設けられている。前記前側放熱フィン10は、前記ヒートシンク部材2の上垂直部および傾斜部および下垂直部の前面に垂直方向(縦方向、上下方向)に一体に複数枚設けられている。前記後側放熱フィン11は、前記ヒートシンク部材2の上垂直部および傾斜部および下垂直部の後面に垂直方向(縦方向、上下方向)に一体に複数枚設けられている。
前記ピボット部7は、前記ヒートシンク部材2および前記各部位5、6、7、8、9、10、11の前後方向の重心近傍に位置する。前記上下用取付部8と前記左右用取付部9とは、前記ピボット部7を挟んで前後方向に相互に反対側に位置する。
前記ピボット部7は、前記ヒートシンク部材2および前記各部位5、6、7、8、9、10、11を成形する金型(図示せず)のパーティングライン(図4中の二点鎖線)PLに沿って設けられている。前記ヒートシンク部材2には、前記前側放熱フィン10と前記後側放熱フィン11とが前記パーティングラインPLに対して垂直(ほぼ垂直も含む)にかつ二方向すなわち前後方向に一体に設けられている。なお、上部に位置する前記ピボット部7における前記パーティングラインPLと、下部に位置する前記上下用取付部8における前記パーティングラインPLとは、前後している。
前記ピボット部7の中心O1と、前記上下用取付部8の中心(上下方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O2と、前記左右用取付部9の中心(左右方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O3とは、図7の平面から見て、また、図8の正面から見て、さらに、図9の側面から見て、それぞれ、三角形の3つの角の位置に位置する。
前記ヒートシンク部材2の前記載置部5と隣接する上垂直部には、コネクタ(図示せず)挿入用の開口部12がそれぞれ設けられている。前記開口部12の左右には、ガイド部と仮止め部と組付防止部との兼用の凹部(もしくは、透孔)13S、13Wがそれぞれ設けられている。前記凹部13S、13Wは、正面視長方形をなし、2個1組である。
前記2個のランプユニット3S、3Wは、図1、図2、図10、図12に示すように、半導体型光源14と、給電ホルダ15と、取付スプリング16と、リフレクタ17S、17Wと、シェード18と、投影レンズ(凸レンズ、集光レンズ)19と、取付スクリュー20と、から構成されている。
前記半導体型光源14は、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源14は、熱伝導性絶縁基板(たとえば、セラミック)の基板21と、前記基板21の一面(上面)に設けられている微小な矩形形状(正方形形状)のLEDチップの発光体(図示せず)と、前記発光体を覆うほぼ半球形状(ドーム形状)の光透過部材(レンズ)22と、からなるものである。
前記半導体型光源14の前記基板21の他面(下面)は、前記ヒートシンク部材2の前記載置部5の一面(上面)に、前記給電ホルダ15および前記取付スプリング16により、一方向(上方向)から取り付けられている。
前記給電ホルダ15は、電源(図示せず)に電気的に接続されているハーネス(図示せず)をコネクタ(図示せず)を介して電気的に接続することにより、前記半導体型光源14に給電するものである。すなわち、前記コネクタを前記開口部12に挿入して前記給電ホルダ15に電気的に接続することにより、前記半導体型光源14への給電が可能となる。
前記取付スプリング16は、前記ヒートシンク部材2に固定することにより、前記給電ホルダ15および前記半導体型光源14を前記ヒートシンク部材2に取り付けるものである。
前記リフレクタ17S、17Wは、光不透過性の樹脂部材などから構成されている。前記リフレクタ4は、2方向(前方向および下方向)が開口し、かつ、4方向(後方向および上方向および左方向および右方向)が閉塞した形状をなす。前記集光タイプのリフレクタ17Sの閉塞部の内面には、前記半導体型光源14の前記発光体から放射された光(図示せず)を所定の集光配光パターン(図示せず)で所定の方向に反射させる反射面23Sが設けられている。一方、前記拡散タイプのリフレクタ17Wの閉塞部の内面には、前記半導体型光源14の前記発光体から放射された光(図示せず)を所定の拡散配光パターン(図示せず)で所定の方向に反射させる反射面(図示せず)が設けられている。
前記リフレクタ17S、17Wの前部の左右両側には、取付溝部24がそれぞれ設けられている。また、前記リフレクタ17S、17Wの後部の左右両側には、ガイド部と仮止め部と組付防止部との兼用の凸部25S、25Wがそれぞれ設けられている。前記凸部25S、25Wは、2個1組であって、前記リフレクタ17S、17Wから上方に突出しかつ後方に突出した側面視逆L字形状をなす。前記凸部25S、15Wの先端部は、背面視長方形をなす。
図11中の実線で示す前記集光タイプのランプユニット3S用の前記2個の凹部13Sおよび前記2個の凸部25Sの幅は、図11中の点線で示す前記拡散タイプのランプユニット3W用の前記2個の凹部13Wおよび前記2個の凸部25Wの幅よりも大きい。なお、図11における前記2個の凹部13S、13Wおよび前記2個の凸部25S、25Wの幅は、前記2個の凹部13S、13Wおよび前記2個の凸部25S、25Wの幅の大小を明確にするために、実際の前記2個の凹部13S、13Wおよび前記2個の凸部25S、25Wの幅よりも、大きくあるいは小さく図示してある。
前記シェード18は、光不透過性の樹脂部材などから構成されている。前記シェード18は、一体構造の前部のリング部26と後部のシェード部27とから構成されている。前記リング部26の上下には、嵌合溝部28がそれぞれ設けられている。前記シェード部27の左右両側には、取付爪部29がそれぞれ設けられている。また、前記シェード部27の前部には、前記取付スクリュー20挿通用の透孔30が設けられている。
前記リフレクタ17S、17Wの前記取付溝部24に前記シェード18の前記取付爪部29を取り付けて、前記リフレクタ17S、17Wと前記シェード18とを一体に取り付ける。前記シェード18を一体に取り付けた前記リフレクタ17S、17Wの前記凸部25S、25Wを前記ヒートシンク部材2の前記凹部13S、13Wに嵌合させる。これにより、一体の前記リフレクタ17S、17Wおよび前記シェード18の前記ヒートシンク部材2への取付のガイドとなり、また、一体の前記リフレクタ17S、17Wおよび前記シェード18の前記ヒートシンク部材2に対する仮止めとなり、さらに、一体の前記リフレクタ17S、17Wおよび前記シェード18の前記ヒートシンク部材2への誤組付の防止となる。
前記取付スクリュー20を、前記ヒートシンク部材2に仮止め状態にある前記シェード18の前記透孔30中に挿通させ、かつ、前記ヒートシンク部材2の前記取付ボス部6にねじ込むことにより、一体の前記リフレクタ17S、17Wおよび前記シェード18が前記ヒートシンク部材2に本固定される。
前記投影レンズ19は、非球面レンズの凸レンズである。前記投影レンズ19の前方側(外部側)は、曲率が大きい(曲率半径が小さい)凸非球面をなし、一方、前記投影レンズ19の後方側(前記半導体型光源14側)は、曲率が小さい(曲率半径が大きい)凸非球面をなす。このような投影レンズ19を使用することにより、前記投影レンズ19の焦点距離が小さくなるので、その分、この実施例における車両用灯具1の前記投影レンズ19の光軸方向の寸法がコンパクトとなる。なお、前記投影レンズ19の後方側は、平非球面(平面)をなすものであってもよい。
前記投影レンズ19の円周の上下には、嵌合凸部31がそれぞれ設けられている。前記投影レンズ19の前記嵌合凸部31を前記ヒートシンク部材2に本固定されている前記シェード18の前記リング部26の前記嵌合溝部28にそれぞれ嵌合させることにより、前記投影レンズ19は、前記ヒートシンク部材2に本固定されている前記シェード18に固定される。これにより、前記ヒートシンク部材2に前記集光タイプのランプユニット3Sと前記拡散タイプのランプユニット3Wとがそれぞれ取り付けられる。
前記ヒートシンク部材2および前記2個のランプユニット3S、3Wは、ピボット機構および上下方向用の光軸調整機構(図示せず)および左右方向用の光軸調整機構(図示せず)を介して、前記ランプハウジング4および前記ランプレンズにより区画されている灯室内に光軸調整可能に配置されている。
前記ピボット機構は、図5および図6に示すように、前記ピボット部7と、前記ピボット部7を前記ランプハウジング4に回転可能に取り付けるホルダ(取付具)34と、スクリュー39と、からなる。前記ピボット部7は、前記ヒートシンク部材2から一体に突設した円柱台形の軸部32と、前記軸部32に一体に設けた球部33と、から構成されている。一方、前記ホルダ34は、半球凹部35と、前記半球凹部35から両方向に一体に突設した取付片部36と、から構成されている。前記2個の取付片部36には、円形の透孔37がそれぞれ設けられている。前記ピボット部7の前記球部33に前記2個のホルダ34の前記半球凹部35を両側から挟み込む。前記スクリュー39を前記2個のホルダ34の前記透孔37中に挿通させてかつ前記ランプハウジング4のボス部38にねじ込む。これにより、前記ピボット部7は、前記ホルダ34を介して前記ランプハウジング4に回転可能に取り付けられる。
前記上下方向用の光軸調整機構および前記左右方向用の光軸調整機構は、前記ランプハウジング4に回転可能にかつ進退不可能に取り付けられているアジャストスクリュー(図示せず)と、前記アジャストスクリューにねじ込まれていてかつ前記ヒートシンク部材2の前記上下用取付部8および前記左右用取付部9に回転可能に取り付けられているほぼ球形状のスクリューマウンティングと、から構成されているものである。前記アジャストスクリューを回転させることにより、前記スクリューマウンティングがねじ送りされて、前記ヒートシンク部材2および前記2個のランプユニット3S、3Wが前記ランプハウジング4に対して、前記ピボット部7の中心O1と前記上下用取付部8の中心(前記上下方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O2とを結ぶ垂直軸回りに左右方向に、および、前記ピボット部7の中心O1と前記左右用取付部9の中心(前記左右方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O3とを結ぶ水平軸回りに上下方向に、それぞれ回動(回転、傾倒)して、前記2個のランプユニット3S、3Wの光軸が調整されるものである。
この実施例における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、集光タイプのランプユニット3Sおよび拡散タイプのランプユニット3Wの半導体型光源14の発光体を点灯発光させる。すると、集光タイプのランプユニット3Sの半導体型光源14の発光体から放射された光は、集光タイプのリフレクタ17Sの反射面23Sで所定の集光配光パターンで所定の方向に反射されて外部に照射され、一方、拡散タイプのランプユニット3Wの半導体型光源14の発光体から放射された光は、拡散タイプのリフレクタ17Wの反射面で所定の拡散配光パターンで所定の方向に反射されて外部に照射される。
半導体型光源14の点灯発光時において発生する熱は、主に、ヒートシンク部材2の載置部5から前側放熱フィン10および後側放熱フィン11を介して放出される。また、前記の熱は、ヒートシンク部材2の取付ボス部6およびシェード18、ヒートシンク部材2の凹部13S、13Wに嵌合する凸部25S、25Wおよびリフレクタ17S、17W、ヒートシンク部材2のピボット部7およびホルダ34およびスクリュー39およびランプハウジング4、ヒートシンク部材2の上下用取付部8および上下方向用の光軸調整機構およびランプハウジング4、ヒートシンク部材2の左右用取付部9および左右方向用の光軸調整機構およびランプハウジング4、を介して放出される。
上下方向用の光軸調整機構のアジャストスクリューを回転させると、上下方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングがねじ送りされて、ヒートシンク部材2および2個のランプユニット3S、3Wがランプハウジング4に対して、ピボット部7の中心O1と左右用取付部9の中心(左右方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O3とを結ぶ水平軸回りに上下方向に回動(回転、傾倒)して、2個のランプユニット3S、3Wの上下方向の光軸が調整される。
一方、左右方向用の光軸調整機構のアジャストスクリューを回転させると、左右方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングがねじ送りされて、ヒートシンク部材2および2個のランプユニット3S、3Wがランプハウジング4に対して、ピボット部7の中心O1と上下用取付部8の中心(上下方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O2とを結ぶ垂直軸回りに左右方向に回動(回転、傾倒)して、2個のランプユニット3S、3Wの左右方向の光軸が調整される。
この実施例における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例における車両用灯具1は、ヒートシンク部材2と2個のランプユニット3S、3Wとに設けたガイド部としての凹部13S、13Wおよび凸部25S、25Wが、ヒートシンク部材2に2個のランプユニット3S、3Wを取り付ける際のガイドとなるので、ヒートシンク部材2に2個のランプユニット3S、3Wを簡単に取り付けることができる。
しかも、この実施例における車両用灯具1は、ヒートシンク部材2と2個のランプユニット3S、3Wとに設けた仮止め部としての凹部13S、13Wおよび凸部25S、25Wが、ヒートシンク部材2に2個のランプユニット3S、3Wを本固定するまでの間の仮止めとなるので、ヒートシンク部材2に2個のランプユニット3S、3Wを確実に取り付けることができる。
その上、この実施例における車両用灯具1は、ヒートシンク部材2と2個のランプユニット3S、3Wとに設けた誤組付部としての凹部13S、13Wおよび凸部25S、25Wが、ヒートシンク部材2に2個のランプユニット3S、3Wを取り付ける際の誤組付を防止するので、ヒートシンク部材2に2個のランプユニット3S、3Wを誤組付することがない。
また、この実施例における車両用灯具1は、ガイド部と仮止め部と組付防止部が兼用の凹部13S、13Wおよび凸部25S、25Wからなるので、構造が簡単となり、その分、製造コストを安価にすることができる。
特に、この実施例における車両用灯具1は、ヒートシンク部材2に一体に設けられている光軸調整用のピボット部7および上下用取付部(上下方向用の光軸調整機構取付部)8および左右用取付部(左右方向用の光軸調整機構取付部99により、放熱面積が増大するので、ヒートシンク部材2に取り付けられている半導体型光源14において発生する熱を、ヒートシンク部材2と共に、効率良く放出することができる。すなわち、放熱効率が良い。
しかも、この実施例における車両用灯具1は、光軸調整用のピボット部7をホルダ(ピボット受部材)34を介してランプハウジング4に取り付け、かつ、上下用取付部(上下方向用の光軸調整機構取付部)8および左右用取付部(左右方向用の光軸調整機構取付部)9とランプハウジング4との間に上下方向用の光軸調整機構および左右方向用の光軸調整機構をそれぞれ取り付けることにより、一体構造のヒートシンク部材2および光軸調整用のピボット部7および上下用取付部(上下方向用の光軸調整機構取付部)8および左右用取付部(左右方向用の光軸調整機構取付部)9を介して、半導体型光源14の光軸を上下方向及び左右方向に調整することができる。
また、この実施例における車両用灯具1は、ピボット部7がヒートシンク部材2および各部位5、6、7、8、9、10、11の前後方向の重心近傍に位置し、かつ、上下用取付部8と前記左右用取付部9とがピボット部7を挟んで前後方向に相互に反対側に位置するので、車両の振動に対する耐久性が向上される。その上、この実施例における車両用灯具1は、ピボット部7の中心O1と、上下用取付部8の中心(上下方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O2と、左右用取付部9の中心(左右方向用の光軸調整機構のスクリューマウンティングの中心)O3とが、図7の平面から見て、また、図8の正面から見て、さらに、図9の側面から見て、それぞれ、三角形の3つの角の位置に位置するので、車両の振動に対する耐久性がさらに向上される。
さらに、この実施例における車両用灯具1は、ピボット部7が、ヒートシンク部材2および各部位5、6、7、8、9、10、11を成形する金型のパーティングラインPLに沿って設けられていて、ヒートシンク部材2には、前側放熱フィン10と後側放熱フィン11とがパーティングラインPLに対して垂直(ほぼ垂直も含む)にかつ二方向すなわち前後方向に一体に設けられている。この結果、この実施例における車両用灯具1は、光軸調整用のピボット部7と、その光軸調整用のピボット部7に対して二方向の前側放熱フィン10および後側放熱フィン11とを、一体に設けたヒートシンク部材2を金型により成形することができる。しかも、この実施例における車両用灯具1は、ヒートシンク部材2に光軸調整用のピボット部7と、その光軸調整用のピボット部7に対して二方向の前側放熱フィン10および後側放熱フィン11とを、一体に設けるので、放熱効率がさらに向上する。
なお、前記の実施例においては、ヘッドランプなどの車両用前照灯について説明するものである。ところが、この発明においては、ヘッドランプなどの車両用前照灯以外の車両用灯具、たとえば、フォグランプなどの車両用灯具であっても良い。
また、前記の実施例においては、ランプユニットが集光タイプのランプユニット3Sと拡散タイプのランプユニット3Wとの2個のランプユニットを使用するものである。ところが、この発明においては、3個以上のランプユニットを使用するものであっても良い。
さらに、前記の実施例においては、集光タイプのランプユニット3Sの2個の凹部13Sおよび2個の凸部25Sの幅を拡散タイプのランプユニット3Wの2個の凹部13Wおよび2個の凸部25Wの幅よりも大きくするものである。ところが、この発明においては、複数個のランプユニットの2個もしくは3個以上の凹部および凸部の相対位置をそれぞれ変えても良いし、複数個のランプユニットの1個の凹部および凸部の形状を変えても良い。
1 車両用灯具
2 ヒートシンク部材
3S 集光タイプのランプユニット
3W 拡散タイプのランプユニット
4 ランプハウジング
5 載置部
6 取付ボス部
7 ピボット部
8 上下用取付部
9 左右用取付部
10 前側放熱フィン
11 後側放熱フィン
12 開口部
13S、13W 凹部
14 半導体型光源
15 給電ホルダ
16 取付スプリング
17S、17W リフレクタ
18 シェード
19 投影レンズ
20 取付スクリュー
21 基板
22 光透過部材
23S 反射面
24 取付溝部
25S、25W 凸部
26 リング部
27 シェード部
28 嵌合溝部
29 取付爪部
30 透孔
31 嵌合凸部
32 軸部
33 球部
34 ホルダ
35 半球凹部
36 取付片部
37 透孔
38 ボス部
39 スクリュー
PL パーティングライン
O1 ピボット部の中心
O2 上下用取付部の中心
O3 左右用取付部の中心

Claims (1)

  1. 光源として半導体型光源を使用するランプユニットを複数個備える車両用灯具において、
    ヒートシンク部材と、
    光源として半導体型光源を使用し、かつ、前記ヒートシンク部材にそれぞれ取り付けられているタイプが異なる複数個のランプユニットと、
    を備え、
    前記ヒートシンク部材と前記タイプが異なる複数個のランプユニットとには、前記ヒートシンク部材に前記タイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際のガイドとなるガイド部と、前記ヒートシンク部材に前記タイプが異なる複数個のランプユニットを本固定するまでの間の仮止めとなる仮止め部と、前記ヒートシンク部材に前記タイプが異なる複数個のランプユニットを取り付ける際の誤組付を防止する誤組付防止部と、がそれぞれ設けられていて、
    前記ガイド部と前記仮止め部と前記誤組付防止部は、兼用の凹部および凸部であって、相互に嵌合する凹部および凸部からなり、
    前記ヒートシンク部材には、複数個1組の前記凹部がそれぞれ設けられていて、
    前記タイプが異なる複数個のランプユニットには、複数個1組の前記凸部がそれぞれ設けられていて、
    複数個の前記凹部および複数個の前記凸部の幅は、前記タイプが異なる複数個のランプユニット毎に、それぞれ大小異なる、
    ことを特徴とする車両用灯具。
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