JP6211349B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に複数の発光素子およびリフレクタを用いた車両用灯具に関する。
従来、複数のLEDと、各LEDからの光をそれぞれ反射する複数のリフレクタとから構成される車両用灯具が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−81975号公報
しかしながら、複数のLEDおよびリフレクタから構成される車両用灯具は、部品点数が多くなるため、構成が複雑になりがちである。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の光源およびリフレクタを用いながらも簡易な構成を有する車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、複数のリフレクタを有する第1リフレクタユニットと、複数のリフレクタを有する第2リフレクタユニットと、第1リフレクタの各リフレクタにそれぞれ光を出射する複数の光源が取り付けられた第1基板であって、第1リフレクタに支持される第1基板と、第2リフレクタの各リフレクタにそれぞれ光を出射する複数の光源が取り付けられた第2基板であって、第2リフレクタに支持される第2基板と、第1基板に取り付けられた光源からの熱を放熱する第1放熱部材であって、第1基板に支持される第1放熱部材と、第2基板に取り付けられた光源からの熱を放熱する第2放熱部材であって、第2基板に支持される第2放熱部材と、第1リフレクタユニットと第2リフレクタユニットを並べて支持する支持部材と、光軸調整のために支持部材を傾動させる傾動部材とを備える。
第2放熱部材は、第1放熱部材の一部と重なり合うように延設されていてもよい。
第2基板は、第1基板の一部と重なり合うように延設されていてもよい。
第1リフレクタユニット、第1基板および第1放熱部材は、車両内側に配置され、第2リフレクタユニット、第2基板および第2放熱部材は、車両外側に配置されてもよい。
第1リフレクタユニットは、ハイビームを照射するよう構成されたリフレクタを含んでもよい。第2リフレクタユニットは、ロービームを照射するよう構成されたリフレクタを含んでもよい。
本発明によれば、複数の光源およびリフレクタを用いながらも簡易な構成を有する車両用灯具を実現できる。
本発明の実施形態に係る車両用灯具の概略正面図である。 図1に示す車両用灯具のA−A断面図である。 ハイビーム灯具ユニットにより形成されるハイビーム配光パターンを示す図である。 ロービーム灯具ユニットにより形成されるロービーム配光パターンを示す図である。 灯具ユニットの組み付け構造を説明するための図である。 本発明の別の実施形態に係る車両用灯具の概略正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る車両用灯具について詳細に説明する。なお、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは車両用灯具が車両に装着されたときの姿勢における方向を意味する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の概略正面図である。また、図2は、図1に示す車両用灯具10のA−A断面図である。図1に示す車両用灯具10は、車両前部の左右に1灯ずつ配置される前照灯であり、その構造は実質的に左右同等なので代表して車両左側に配置される車両用灯具の構造を説明する。
図1および図2に示すように、車両用灯具10は、ランプボディ11と、ランプボディ11の前面開口部を覆う透明なアウターカバー12とを備える。ランプボディ11とアウターカバー12は、灯室13を形成している。アウターカバー12は、車両のスラントノーズ形状に倣った形状とされ、車両内側から外側にかけて車両後方に傾斜している。従って、ランプボディ11とアウターカバー12とにより形成される灯室13は、車両内側から外側にかけて車両後方に傾斜した空間とされている。
灯室13内には、灯具ユニット50が収容されている。この灯具ユニット50は、ハイビーム配光パターンとロービーム配光パターンを照射するよう構成されている。
灯具ユニット50は、ハイビーム用基板14と、ロービーム用基板15と、ハイビーム用リフレクタユニット16と、ロービーム用リフレクタユニット17と、ハイビーム用放熱板51と、ロービーム用放熱板52と、ブラケット53とを備える。
ハイビーム用リフレクタユニット16とロービーム用リフレクタユニット17は、車幅方向に並んで配置されている。ハイビーム用リフレクタユニット16は車両内側に配置され、ロービーム用リフレクタユニット17は車両外側に配置されている。
ハイビーム用リフレクタユニット16は、ハイビームの照射に用いられるリフレクタ群であり、ハイビーム拡散用リフレクタ16aと、第1ハイビーム集光用リフレクタ16bと、第2ハイビーム集光用リフレクタ16cの3つのパラボラ型のリフレクタから構成される。これら3つのリフレクタは、一体的に形成されている。これら3つのリフレクタの中では、ハイビーム拡散用リフレクタ16aが最も車両内側に設けられ、ハイビーム拡散用リフレクタ16aの外側に第1ハイビーム集光用リフレクタ16bが設けられ、第1ハイビーム集光用リフレクタ16bの外側に第2ハイビーム集光用リフレクタ16cが設けられている。
ハイビーム拡散用リフレクタ16a、第1ハイビーム集光用リフレクタ16bおよび第2ハイビーム集光用リフレクタ16cは、それぞれ、回転放物面を基準に形成された反射面19a〜19cを有する。各回転放物面の回転中心軸は、各リフレクタの光軸となる。各リフレクタは、光軸が車両前後方向(水平方向)を向くように配置される。
ロービーム用リフレクタユニット17は、ロービームの照射に用いられるリフレクタ群であり、ロービーム拡散用リフレクタ17aと、第1ロービーム集光用リフレクタ17bと、第2ロービーム集光用リフレクタ17cの3つのパラボラ型のリフレクタから構成される。これら3つのリフレクタは、一体的に形成されている。これら3つのリフレクタの中では、ロービーム拡散用リフレクタ17aが最も車両内側に設けられ、ロービーム拡散用リフレクタ17aの外側に第1ロービーム集光用リフレクタ17bが設けられ、第1ロービーム集光用リフレクタ17bの外側に第2ロービーム集光用リフレクタ17cが設けられている。
ロービーム拡散用リフレクタ17a、第1ロービーム集光用リフレクタ17bおよび第2ロービーム集光用リフレクタ17cは、それぞれ、回転放物面を基準に形成された反射面20a〜20cを有する。各回転放物面の回転中心軸は、各リフレクタの光軸となる。各リフレクタは、光軸が車両前後方向(水平方向)を向くように配置される。
ハイビーム用リフレクタユニット16およびロービーム用リフレクタユニット17は、樹脂成形された基材の内面にアルミ蒸着を施すことにより形成される。
ハイビーム用基板14は、ハイビーム用リフレクタユニット16の上面上に支持されている。ハイビーム用基板14には、3個のLED(第1LED18a〜第3LED18c)が、発光面が下方を向くようにして搭載されている。第1LED18a〜第3LED18cは、ハイビーム用基板14から電流の供給を受けて発光する。第1LED18a〜第3LED18cは、ハイビームの照射に用いられるLEDである。第1LED18aは、ハイビーム拡散用リフレクタ16aの反射面19aの焦点位置に配置されている。第2LED18bは、第1ハイビーム集光用リフレクタ16bの反射面19bの焦点位置に配置されている。第3LED18cは、第2ハイビーム集光用リフレクタ16cの焦点位置に配置されている。ハイビーム用リフレクタユニット16の上面には、各LEDからの光を各リフレクタの反射面に導くための穴が形成されている。
ロービーム用基板15は、ロービーム用リフレクタユニット17の上面上に支持されている。ロービーム用基板15には、3個のLED(第4LED18d〜第6LED18f)が、発光面が下方を向くようにして搭載されている。第4LED18d〜第6LED18fは、ロービーム用基板15から電流の供給を受けて発光する。第4LED18d〜第6LED18fは、ロービームの照射に用いられるLEDである。第4LED18dは、ロービーム拡散用リフレクタ17aの反射面20aの焦点位置に配置されている。第5LED18eは、第1ロービーム集光用リフレクタ17bの反射面20bの焦点位置に配置されている。第6LED18fは、第2ロービーム集光用リフレクタ17cの焦点位置に配置されている。ロービーム用リフレクタユニット17の上面には、各LEDからの光を各リフレクタの反射面に導くための穴が形成されている。
ハイビーム用基板14の裏面(部品実装面に対向する面)上には、絶縁シート54aを介してハイビーム用放熱板51が支持されている。このハイビーム用放熱板51は、例えばアルミニウム板により形成された放熱部材であり、ハイビーム用基板14に搭載された第1LED18a〜第3LED18cから発生した熱を放熱する機能を有する。
ロービーム用基板15の裏面上には、絶縁シート54bを介してロービーム用放熱板52が支持されている。このロービーム用放熱板52もまた、例えばアルミニウム板により形成された放熱部材であり、ロービーム用基板15に搭載された第4LED18d〜第6LED18fから発生した熱を放熱する機能を有する。
本実施形態において、ロービーム用放熱板52は、ハイビーム用放熱板51の一部と重なり合うように延設されたオーバーラップ部52aを備える。このオーバーラップ部52aは、重なり合うハイビーム用放熱板51の一部と当接していてもよい。このようなオーバーラップ部52aを備えることにより、ロービーム用放熱板52の放熱面積が増加するので、第4LED18d〜第6LED18fの放熱性を向上することができる。
ブラケット53は、例えば樹脂材料により形成され、枠体部53aと、枠体部53aの上部から後方に延出した第1延出部53bおよび第2延出部53cと、枠体部53aの下部から後方に延出した第3延出部53dとを備える。枠体部53aは、内部にハイビーム用リフレクタユニット16とロービーム用リフレクタユニット17を収容することにより、それらを車幅方向に並べた状態で支持する。枠体部53aは、ハイビーム用放熱板51およびロービーム用放熱板52の前方部分のみを覆っており、その他の部分(第1〜第3延出部に覆われる部分を除く)は露出している。これは、ハイビーム用放熱板51およびロービーム用放熱板52の放熱性を高めるためである。
ブラケット53の第1延出部53bには第1傾動部材55が取り付けられており、第2延出部53cには第2傾動部材56が取り付けられており、第3延出部53dには第3傾動部材57が取り付けられている。第1傾動部材55、第2傾動部材56および第3傾動部材57は、ブラケット53をランプボディ11に支持するとともに、光軸調整(エイミング調整)のためにブラケット53を傾動させる機能を有する。
図2に示すように、第1傾動部材55は、ランプボディ11の背面部11aに取り付けられたエイミングスクリュー55aと、ブラケット53の第1延出部53bに設けられた螺合部55bと、ランプボディ11の外部に設けられた調整部55cとを備える。また、第3傾動部材57は、ランプボディ11の背面部11aに取り付けられた玉継手57aと、玉継手57aのボールを保持するソケット57bとを備える。ソケット57bはブラケット53の第3延出部53dに設けられた穴部に挿入支持される。第2傾動部材56も、第3傾動部材57と同様に、ランプボディ11の背面部11aに取り付けられた玉継手と、玉継手のボールを保持するソケットとを備える。このソケットはブラケット53の第2延出部53cに設けられた穴部に挿入支持される。
第1傾動部材55の調整部55cを介して、第1傾動部材55のエイミングスクリュー55aを回転させると、第3傾動部材57の玉継手57aのボールを支点としてランプボディ11に対してブラケット53が上下方向に傾動され、第2傾動部材56の玉継手のボールを支点としてランプボディ11に対してブラケット53が左右方向に傾動される。このようにランプボディ11に対してブラケット53を上下左右に傾動することで、灯具ユニット50の光軸調整を行うことができる。
本実施形態において、車両内側に配置されたハイビーム用リフレクタユニット16、第1LED18a〜第3LED18cを搭載したハイビーム用基板14およびハイビーム用放熱板51は、ハイビームを照射するハイビーム灯具ユニットを構成している。図3は、ハイビーム灯具ユニットにより形成されるハイビーム配光パターン30を示す。図3に示すハイビーム配光パターン30は、車両用灯具10の前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンである。図3には、灯具正面方向の消点であるH−V点を通る鉛直線V−Vと、H−V点を通る水平線H−Hとが図示されている。
第2LED18bから出射された後、第1ハイビーム集光用リフレクタ16bの反射面19bで反射した光と、第3LED18cから出射された後、第2ハイビーム集光用リフレクタ16cの反射面19cで反射した光とにより、H−V点周辺にハイビーム集光配光パターン31が形成される。ハイビーム集光配光パターン31は、「ホットゾーン」と呼ばれる高光度領域である。また、第1LED18aから出射された後、ハイビーム拡散用リフレクタ16aの反射面19aで反射した光により、ハイビーム集光配光パターン31を覆うようにハイビーム拡散配光パターン32が形成される。ハイビーム拡散配光パターン32は、水平線H−H方向および鉛直線V−V方向の両方において、ハイビーム集光配光パターン31よりも広い。ハイビーム集光配光パターン31は、例えば水平線H−H方法に±10°〜15°程度、鉛直線V−V方向に±3°〜5°程度の領域であってよい。ハイビーム拡散配光パターン32は、例えば水平線H−H方法に±25°〜35°程度、鉛直線V−V方向に±8°〜10°程度の領域であってよい。ハイビーム集光配光パターン31とハイビーム拡散配光パターン32とが重畳されることにより、ハイビーム配光パターン30が形成される。
また、車両外側に配置されたロービーム用リフレクタユニット17、第4LED18d〜第6LED18fを搭載したロービーム用基板15およびロービーム用放熱板52は、ロービームを照射するロービーム灯具ユニットを構成している。図4は、ロービーム灯具ユニットにより形成されるロービーム配光パターン40を示す。ロービーム配光パターンは、所定形状のカットオフラインを有する配光パターンである。
第5LED18eから出射された後、第1ロービーム集光用リフレクタ17bの反射面20bで反射した光と、第6LED18fから出射された後、第2ロービーム集光用リフレクタ17cの反射面20cで反射した光とにより、H−V点周辺にロービーム集光配光パターン41が形成される。ロービーム集光配光パターン41は、「ホットゾーン」と呼ばれる高光度領域であり、所定形状のカットオフラインCLを有する。また、第4LED18dから出射された後、ロービーム拡散用リフレクタ17aの反射面20aで反射した光により、ロービーム集光配光パターン41を覆うようにロービーム拡散配光パターン42が形成される。ロービーム拡散配光パターン42は、水平線H−H方向および鉛直線V−V方向の両方において、ロービーム集光配光パターン41よりも広い。ロービーム集光配光パターン41は、例えば水平線H−H方法に±10°〜15°程度、鉛直線V−V方向に0°〜−5°程度の領域であってよい。ロービーム拡散配光パターン42は、例えば水平線H−H方法に±25°〜45°程度、鉛直線V−V方向に0°〜−10°程度の領域であってよい。ロービーム集光配光パターン41とロービーム拡散配光パターン42とが重畳されることにより、ロービーム配光パターン40が形成される。
図5は、灯具ユニット50の組み付け構造を説明するための図である。図5に示すようにハイビーム用リフレクタユニット16の上面60上に、ハイビーム用基板14、絶縁シート54aおよびハイビーム用放熱板51が設けられる。このとき、ハイビーム用リフレクタユニット16の上面60に形成されたボス部61が、ハイビーム用基板14、絶縁シート54aおよびハイビーム用放熱板51にそれぞれ形成された穴部に挿通される。なお、ハイビーム用リフレクタユニット16の下面上にもボス部66が形成されている。
同様に、ロービーム用リフレクタユニット17の上面62上に、ハイビーム用放熱板51、絶縁シート54bおよびロービーム用放熱板52が設けられる。このとき、ロービーム用リフレクタユニット17の上面62に形成されたボス部63が、ハイビーム用放熱板51、絶縁シート54bおよびロービーム用放熱板52にそれぞれ形成された穴部に挿通される。なお、ロービーム用リフレクタユニット17の下面上にもボス部67が形成されている。
ハイビーム用リフレクタユニット16とロービーム用リフレクタユニット17は、それぞれの側面64,65が当接するようにして、ブラケット53により支持される。このとき、ロービーム用放熱板52のオーバーラップ部52aは、ハイビーム用放熱板51の一部と重なり合っている。ハイビーム用リフレクタユニット16のボス部61,66およびロービーム用リフレクタユニット17のボス部63,67が、ブラケット53に設けられた4つのネジ穴にネジ止めされることにより、ハイビーム用リフレクタユニット16およびロービーム用リフレクタユニット17がブラケット53に固定される。
以上のようにして組み立てられた灯具ユニット50は、第1傾動部材55、第2傾動部材56および第3傾動部材57を用いてランプボディ11に取り付けられる。複数のLEDとリフレクタを用いる場合、部品点数が多くなり、構成が複雑になりがちである。しかしながら、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、上記のように部品点数が少なく、且つ簡易な構成を実現することができる。
また、本実施形態では、ロービーム用放熱板52は、ハイビーム用放熱板51の一部と重なり合うよう延設されたオーバーラップ部52aを備える。一般的に、車両のスラントノーズ形状に倣った形状を有する車両用灯具の灯室は、車両内側から外側にかけて徐々に狭くなる傾向にある。また、一般的に車両外側の灯室は、車両内側よりも上方に位置する傾向があるため、熱気がこもりやすい。従って、車両外側に位置する灯具ユニットの放熱板は、面積が小さく且つ熱気にさらされるため、LEDの放熱性が低下しがちである。そこで、本実施形態に係る車両用灯具10のように、ロービーム用放熱板52にオーバーラップ部52aを設けることで、ロービーム用放熱板52の放熱面積を増加させ、第4LED18d〜第6LED18fの放熱性を向上させることができる。
さらに、ロービーム用放熱板52をオーバーラップ部52aを重なり合うハイビーム用放熱板51の一部と当接させれば、第4LED18d〜第6LED18fからの熱をハイビーム用放熱板51に逃がすことができる。ハイビーム用放熱板51は基本的に第1LED18a〜第3LED18cで発生した熱を放熱する放熱部材であるが、第1LED18a〜第3LED18cはハイビーム用であるため、その点灯時間はロービーム用の第4LED18d〜第6LED18fよりも短い。従って、第4LED18d〜第6LED18fで発生した熱をハイビーム用放熱板51に逃がすことにより、車両用灯具10全体としての放熱性を向上することができる。
図6は、本発明の別の実施形態に係る車両用灯具100の概略正面図である。図6に示す車両用灯具100において、図1に示す車両用灯具10と同一または対応する構成要素については同一の符号を付すとともに、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態においても、ロービーム用放熱板52は、ハイビーム用放熱板51の一部と重なり合うように延設されたオーバーラップ部52aを備える。さらに本実施形態では、ロービーム用基板15は、ハイビーム用基板14の一部と重なり合うように延設されたオーバーラップ部15aを備える。ロービーム用基板15のオーバーラップ部15aは、ハイビーム用放熱板51の一部とも重なり合っている。
本実施形態のように、ロービーム用放熱板52だけでなく、ロービーム用基板15にもオーバーラップ部15aを設けることにより、第4LED18d〜第6LED18fの放熱性を向上することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば上述の実施形態では、光源としてLEDを例示したが、光源はLEDに限定されず、例えば半導体レーザやバルブ等であってもよい。
また、上述の実施形態では、車両内側にハイビーム用リフレクタユニット16を設け、車両外側にロービーム用リフレクタユニット17を設ける構成としたが、車両内側のリフレクタユニットにロービーム用リフレクタの一部が含まれてもよい。あるいは逆に、車両外側のリフレクタユニットにハイビーム用のリフレクタの一部が含まれてもよい。
10、100 車両用灯具、 11 ランプボディ、 12 アウターカバー、 13 灯室、 14 ハイビーム用基板、 15 ロービーム用基板、 16 ハイビーム用リフレクタユニット、 17 ロービーム用リフレクタユニット、 50 灯具ユニット、 51 ハイビーム用放熱板、 52 ロービーム用放熱板、 53 ブラケット、 55 第1傾動部材、 56 第2傾動部材、 57 第3傾動部材。

Claims (4)

  1. 複数のリフレクタを有する第1リフレクタユニットと、
    複数のリフレクタを有する第2リフレクタユニットと、
    前記第1リフレクタの各リフレクタにそれぞれ光を出射する複数の光源が取り付けられた第1基板であって、前記第1リフレクタに支持される第1基板と、
    前記第2リフレクタの各リフレクタにそれぞれ光を出射する複数の光源が取り付けられた第2基板であって、前記第2リフレクタに支持される第2基板と、
    前記第1基板に取り付けられた光源からの熱を放熱する第1放熱部材であって、前記第1基板に支持される第1放熱部材と、
    前記第2基板に取り付けられた光源からの熱を放熱する第2放熱部材であって、前記第2基板に支持される第2放熱部材と、
    前記第1リフレクタユニットと前記第2リフレクタユニットを並べて支持する支持部材と、
    光軸調整のために前記支持部材を傾動させる傾動部材と、
    を備え
    前記第2放熱部材は、前記第1放熱部材の一部と重なり合うように延設されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第2基板は、前記第1基板の一部と重なり合うように延設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1リフレクタユニット、前記第1基板および前記第1放熱部材は、車両内側に配置され、
    前記第2リフレクタユニット、前記第2基板および前記第2放熱部材は、車両外側に配置されることを特徴とする請求項またはに記載の車両用灯具。
  4. 前記第1リフレクタユニットは、ハイビームを照射するよう構成されたリフレクタを含み、
    前記第2リフレクタユニットは、ロービームを照射するよう構成されたリフレクタを含むことを特徴とする請求項からのいずれかに記載の車両用灯具。
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