JP6645018B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

この発明は、ランプユニットの光軸を変えることができる車両用前照灯に関するものである。
この種の車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。従来の車両用前照灯は、ランプハウジングおよびカバーによって形成されている灯室に灯具ユニットが配置されている。灯具ユニットが支持ベースとブラケットと構造ユニットと光源ユニットと照射方向変更機構を有している。支持ベースがランプハウジングに支持されている。ブラケットが球軸受を介して支持ベースに支持されている。構造ユニットが投影レンズと投影レンズを保持するレンズホルダーとを有する。レンズホルダーがブラケットに取り付けられている。光源ユニットがLEDとLEDを搭載するヒートシンクとを有する。ヒートシンクにはブラケットとレンズホルダーが取り付けられている。照射方向変更機構が支持ベースに取り付けられている。照射方向変更機構がブラケットに連結されている。光源を点灯すると、光源からの光が投影レンズから投影される。照射方向変更機構を駆動させることにより、投影レンズから投影される光の照射方向すなわち投影レンズの光軸の向きを変更することができる。
特開2014−22200号公報
かかる車両用前照灯においては、光源としてLEDを使用するものであるから、LEDにおいて発生する熱をヒートシンクを介して外部に放出する必要がある。すなわち、ヒートシンクは、LEDにおいて発生する熱を外部に放出するのに十分な大きさが必要である。一方、かかる車両用前照灯においては、車両の前部の左右両側に搭載する空間が車両のエンジンなどのその他の機器により十分に広く得られず狭く限られている。これにより、かかる車両用前照灯においては、灯室が十分に広く得られず狭く限られているので、ヒートシンクを設置するスペースも限られている。しかも、かかる車両用前照灯においては、ヒートシンクおよびLEDを有する光源ユニットと投影レンズおよびレンズホルダーを有する構造ユニットとがブラケットを介して支持ベースに対して回動する。その上、かかる車両用前照灯においては、灯具ユニットが支持ベースを介してランプハウジングに対して傾動する。このために、かかる車両用前照灯においては、ヒートシンクとランプハウジングとの間に回動および傾動のためのスペースを設ける必要があるので、ヒートシンクを設置するスペースが灯室に対してさらに狭く限られているものである。
ところが、従来の車両用前照灯は、ヒートシンクにはブラケットが取り付けられているので、ヒートシンクなどを有する灯具ユニットが大型化する傾向にある。
この発明が解決しようとする課題は、ヒートシンクなどを有するランプユニットの大型化を抑制することができる、という点にある。
この発明は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されているランプユニットと、ランプユニットを支持する支持ユニットと、ランプユニットの光軸を変える駆動ユニットと、を備え、ランプユニットが、半導体型光源と、半導体型光源が取り付けられていて半導体型光源において発生する熱を外部に放出するヒートシンクと、半導体型光源からの光を外部に照射するレンズと、レンズを保持していてヒートシンクに取り付けられているレンズホルダと、を有し、支持ユニットが、ランプハウジングに取り付けられていて、かつ、駆動ユニットが取り付けられている第1ブラケットと、第1ブラケットにランプユニットを支持部材を介して直交もしくはほぼ直交する2軸回りに回転可能に取り付けている第2ブラケットと、ランプユニットを駆動ユニットに取り付けている第3ブラケットと、を有し、駆動ユニットが、支持ユニットを介してランプユニットを2軸回りに回転させる出力部を有し、第2ブラケットおよび第3ブラケットが、それぞれ、レンズホルダに取り付けられていて、レンズホルダが、レンズを取り付ける第1取付部と、レンズホルダ及びヒートシンクの上部に設けられる第2取付部と、レンズホルダ及びヒートシンクの下部に設けられる第3取付部と、を有し、第2ブラケットおよび第3ブラケットが、別個の部材であって、第2ブラケットが、ヒートシンクの上部とレンズホルダの第2取付部との間に形成される第1収容空間に収容されて第2取付部に取り付けられ、第3ブラケットが、ヒートシンクの下部とレンズホルダの第3取付部との間に形成される第2収容空間に収容されて第3取付部に取り付けられることを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、ヒートシンクとレンズホルダとの間には、収納空間が形成されていて、第2ブラケットが、収納空間中に収納されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、ランプユニットが、複数の半導体型光源と、複数の半導体型光源が取り付けられているヒートシンクと、複数の半導体型光源からの光をそれぞれ個別に外部に照射する複数のレンズと、複数のレンズを保持していてヒートシンクに取り付けられているレンズホルダと、を有する複数のランプユニットから構成されていて、2軸のうちの1軸が、複数のランプユニットの重心もしくはその近傍と、第2ブラケットおよび支持部材と、第3ブラケットおよび出力部と、を通る、ことを特徴とする。
この発明の車両用前照灯は、第2ブラケットおよび第3ブラケットがそれぞれレンズホルダに取り付けられているので、ブラケットがヒートシンクに取り付けられている前記の従来の車両用前照灯と比較して、ヒートシンクが大型化するようなことがない。すなわち、この発明の車両用前照灯は、第2ブラケットおよび第3ブラケットをそれぞれ取り付けるための取付部をヒートシンクに設ける必要がなく、しかも、取付部を設けることにより減った放熱フィンを新たに設ける必要がないので、ヒートシンクを大型化する必要がない。これにより、この発明の車両用前照灯は、ヒートシンクなどを有するランプユニットの大型化を抑制することができる。
図1は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態を示す主要構成部品の分解斜視図である。 図2は、主要構成部品の組み立て状態を示す正面図である。 図3は、主要構成部品の組み立て状態を示す平面図(図2におけるIII矢視図)である。 図4は、主要構成部品の組み立て状態を示す縦断面図(図2におけるIV−IV線断面図)である。 図5は、主要構成部品の組み立て状態を示す縦断面図(図2におけるV−V線断面図)である。 図6は、灯室内に配置されている主要構成部品を示すランプハウジングおよびランプレンズの横断面図(水平断面図)である。
以下に、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図4、図5において、主要構成部品の一部のハッチングを省略してある。この明細書において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用前照灯を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用前照灯の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用前照灯1の説明)
図1において、符号1は、この実施形態における車両用前照灯である。前記車両用前照灯1は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用前照灯1は、図1に示すように、ランプハウジング10と、ランプレンズ11と、ランプユニット2と、支持ユニット3と、駆動ユニット4と、を備える。
前記ランプハウジング10および前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)11は、灯室12を画成する。前記灯室12内には、前記ランプユニット2および前記支持ユニット3および前記駆動ユニット4がそれぞれ配置されている。
なお、前記灯室12内には、前記ランプユニット2および前記支持ユニット3および前記駆動ユニット4以外に、たとえば、クリアランスランプユニット、ターンシグナルランプユニット、デイタイムランニングランプユニットなどのその他のランプユニット13が配置されている。前記灯室12内には、インナーパネルやインナーハウジングやインナーレンズなどの灯室内部品部材14が配置されている。
(ランプユニット2の説明)
前記ランプユニット2は、この例では、集光タイプのランプユニットと拡散タイプのランプユニットとの複数のランプユニットから構成さている。前記集光タイプのランプユニットおよび前記拡散タイプのランプユニットは、この例では、プロジェクタタイプのランプユニットである。
前記ランプユニット2は、複数の半導体型光源201と、ヒートシンク21と、複数のレンズ221、222と、レンズホルダ23と、複数のリフレクタ241、242と、ソレノイド25と、可動シェード26と、を有する。
複数の前記半導体型光源201は、集光タイプのランプユニット用の半導体型光源(以下、「第1半導体型光源」と称する)201と、図示していない拡散タイプのランプユニット用の半導体型光源(以下、「第2半導体型光源」と称する)と、からなる。複数の前記半導体型光源201は、前記ヒートシンク21にそれぞれ取り付けられている。複数の前記半導体型光源201は、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。複数の前記半導体型光源201には、点灯回路(図示せず)からの電流がそれぞれ供給される。複数の前記半導体型光源201は、電流がそれぞれ供給されることにより、発光面から光(図示せず)を放射する。複数の前記半導体型光源201は、光を放射すると共に熱を発生する。
前記ヒートシンク21は、たとえば、金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの熱伝導率が高い材料からなる。前記ヒートシンク21は、取付部210と、放熱部としての複数枚のフィン211と、から構成されている。前記取付部210には、複数の前記半導体型光源201がそれぞれ取り付けられている。前記ヒートシンク21は、複数の前記半導体型光源201において発生する熱を外部に放出するのに十分の大きさを有している。
複数の前記レンズ221、222は、集光タイプのランプユニット用のレンズ(以下、「第1レンズ」と称する)221と、拡散タイプのランプユニット用のレンズ(以下、「第2レンズ」と称する)222と、からなる。前記第1レンズ221は、投影レンズであって、この例では、非球面レンズからなる。前記第1レンズ221は、前記第1半導体型光源201からの光を集光用の配光パターン(図示せず)として外部すなわち車両の前方に照射する。前記第2レンズ222は、投影レンズであって、この例では、シリンドリカルレンズからなる。前記第2レンズ222は、前記第2半導体型光源からの光を拡散用の配光パターン(図示せず)として外部すなわち車両の前方に照射する。
前記レンズホルダ23は、環状形状の複数のこの例では第1保持部231および第2保持部232と、第1取付部233と、第2取付部234と、第3取付部235と、から構成されている。前記第1保持部231は、前記第1レンズ221を保持する。前記第2保持部232は、前記第2レンズ222を保持する。前記第1取付部233は、前記第1保持部231および前記第2保持部232の周辺部に一体に設けられている。前記第1取付部233は、スクリュー50により前記ヒートシンク21の前記取付部210に取り付けられている。前記第2取付部234は、前記レンズホルダ23の上部の中間部に一体に設けられている。前記第3取付部235は、前記レンズホルダ23の下部の中間部に一体に設けられている。
前記ヒートシンク21と前記レンズホルダ23との間には、第1収納空間27および第2収納空間28がそれぞれ形成されている。すなわち、前記第1収納空間27は、前記ヒートシンク21の上部と前記レンズホルダ23の上部の前記第2取付部234との間であって、複数の前記リフレクタ241、242と前記支持ユニット3との間に形成されている。前記第2収納空間28は、前記ヒートシンク21の下部と前記レンズホルダ23の下部の前記第3取付部235との間であって、前記ヒートシンク21および前記ソレノイド25と前記支持ユニット3および前記駆動ユニット4との間に形成されている。
複数の前記リフレクタ241、242は、集光タイプのランプユニット用のリフレクタ(以下、「第1リフレクタ」と称する)241と、拡散タイプのランプユニット用のリフレクタ(以下、「第2リフレクタ」と称する)242と、からなる。前記第1リフレクタ241は、回転楕円を基調とする反射面を有する。前記第1リフレクタ241は、前記第1半導体型光源201からの光を集光用の配光パターンとして前記第1レンズ221側に反射させる。前記第2リフレクタ242は、回転放物線を基調とする反射面を有する。前記第2リフレクタ242は、前記第2半導体型光源からの光を拡散用の配光パターンとして前記第2レンズ222側に反射させる。複数の前記リフレクタ241、242は、スクリュー51により前記ヒートシンク21の前記取付部210に取り付けられている。
前記ソレノイド25は、スクリュー52により、前記ヒートシンク21の前記取付部210に取り付けられている。前記ソレノイド25は、前記第1半導体型光源201および前記第1リフレクタ241と前記第1レンズ221との間に配置されている。前記ソレノイド25は、プランジャー250を介して第1位置に位置する前記可動シェード26を復帰ばね(図示せず)のばね力に抗して第2位置に移動させるものである。
前記可動シェード26は、光不透過部材、この例では金属板から構成されている。前記可動シェード26は、前記ソレノイド25の前記プランジャー250に固定されている。前記可動シェード26は、前記第1半導体型光源201および前記第1リフレクタ241と前記第1レンズ221との間に配置されている。前記可動シェード26は、前記復帰ばねにより前記第1位置に位置する時には、前記第1リフレクタ241からの反射光の一部をカットオフしカットオフされていない残りの反射光で上縁にカットオフラインおよびエルボー点を有する第1配光パターンすなわち集光タイプのロービーム配光パターンを形成するものである。前記可動シェード26は、前記ソレノイド25の駆動により前記第2位置に位置する時には、前記第1リフレクタ241からの反射光で第2配光パターンすなわち集光タイプのハイビーム配光パターンを形成するものである。
(支持ユニット3の説明)
前記支持ユニット3は、前記ランプユニット2を支持するものである。前記支持ユニット3は、第1ブラケット31と、第2ブラケット32と、第3ブラケット33と、を有する。前記第1ブラケット31は、前記ランプハウジング10に取り付けられていて、かつ、前記駆動ユニット4が取り付けられている。
前記第1ブラケット31は、正面視ほぼ四角形の枠形状(リング形状、環形状)をなす。前記第1ブラケット31の4角部のうちの3角部は、光軸調整機構(エイミング調整機構)34、35、36を介して前記ランプハウジング10に取り付けられている。前記光軸調整機構34、35、36は、前記ランプユニット2の光軸すなわち光の照射方向の初期調整を行うものである。前記光軸調整機構34、35、36は、ピボット機構34と、上下方向調整機構35と、左右方向調整機構36と、から構成されている。前記上下方向調整機構35を操作することにより、前記ランプユニット2および前記支持ユニット3および前記駆動ユニット4全体を、前記ピボット機構34の中心もしくはほぼ中心と前記左右方向調整機構36の中心もしくはほぼ中心を結ぶ軸(横軸、水平軸)回りに上下方向に回転させて、前記ランプユニット2の光軸すなわち光の照射方向を上下方向に調整することができる。前記左右方向調整機構36を操作することにより、前記ランプユニット2および前記支持ユニット3および前記駆動ユニット4全体を、前記ピボット機構34の中心もしくはほぼ中心と前記上下方向調整機構35の中心もしくはほぼ中心を結ぶ軸(縦軸、垂直軸)回りに左右方向に回転させて、前記ランプユニット2の光軸すなわち光の照射方向を左右方向に調整することができる。
前記第1ブラケット31の上辺の中央部分には、第1取付部311が設けられている。前記第1取付部311には、ほぼ半球面の半球軸受部313が設けられている。前記第2ブラケット32は、前記第1取付部311に前記ランプユニット2を支持部材37を介して直交もしくはほぼ直交する2軸すなわち第1軸(縦軸、垂直軸、上下軸)O1と第2軸(横軸、水平軸、左右軸)O2回りに回転可能に取り付けている。前記第2ブラケット32は、円柱形状の軸部320と、取付部321と、から構成されている。前記取付部321は、スクリュー53により前記レンズホルダ2の前記第2取付部234に取り付けられている。前記第2ブラケット32は、前記第1収納空間27中に収納されている。
前記支持部材37は、第1部材の球軸部材371と、第2部材372と、から構成されている。前記球軸部材371は、ほぼ球形状をなす。前記球軸部材371には、円柱形状の透孔が中心軸方向に設けられている。前記第2部材372は、ほぼ半球面の半球軸受部373と、取付部374と、弾性部(ばね部)375と、を有する。前記球軸部材371は、前記第2ブラケット32の前記軸部320に前記第1軸O1回りに回転可能に外側から嵌合されている。前記球軸部材371は、前記第1ブラケット31の前記半球軸受部313と前記半球軸受部373との間に前記第2軸O2回りに回転可能に挟み込まれている。前記第2部材372の前記取付部374は、スクリュー54により前記第1ブラケット31の前記第1取付部311に取り付けられている。前記第2部材372の前記弾性部375は、前記第2ブラケット32の前記軸部320を介して前記ランプユニット2を前記第3ブラケット33および前記駆動ユニット4側に付勢させている(押さえ付けている)。
前記第1ブラケット31の下辺の中央部分には、第2取付部312が設けられている。前記第2取付部312には、ほぼ長方形の開口部314が設けられている。前記開口部314中には、前記駆動ユニット4が収納されている。前記駆動ユニット4は、スクリュー55により前記第2取付部312に取り付けられている。
前記第3ブラケット33は、前記ランプユニット2を前記駆動ユニット4に取り付けている。前記第3ブラケット33は、円柱形状の穴を有する連結部330と、取付部331と、から構成されている。前記取付部331は、スクリュー56により前記レンズホルダ23の前記第3取付部235に取り付けられている。前記第3ブラケット33は、前記レンズホルダ23に設けられている空間であって、前記第2収納空間28中に収納されている。
(駆動ユニット4の説明)
前記駆動ユニット4は、前記ランプユニット2の光軸すなわち光の照射方向を変えるものである。前記駆動ユニット4は、前記支持ユニット3を介して前記ランプユニット2を前記2軸すなわち前記第1軸O1および前記第2軸O2回りに回転させる出力部としての出力軸部40を有する。前記出力軸部40には、前記第3ブラケット33の前記連結部330が外側から嵌合されていて固定されている。前記出力軸部40と前記第3ブラケット33とは、一体構造をなす。
前記駆動ユニット4は、前記出力軸部40と、ケーシング41と、前記ケーシング41と前記第3ブラケット33との間に介在されているブッシュ42と、2個のモータ(図示せず)と、2個の前記モータと前記出力軸部40との間に設けられている2組の動力伝達機構(図示せず)と、から構成されている。2組の前記動力伝達機構としては、たとえば、ラックアンドピニオンなどである。2個の前記モータを駆動させることにより、2個の前記モータの動力が2組の前記動力伝達機構を介して前記出力軸部40に伝達される。前記出力軸部40は、前記第1軸O1回りに矢印A方向に回転(スイブル)して、前記ランプユニット2の光軸すなわち光の照射方向を前記第1軸O1回りに回転(スイブル)させて変える。前記出力軸部40は、前記第2軸O2回りに矢印B方向に回転(レべリング)して、前記ランプユニット2の光軸すなわち光の照射方向を前記第2軸O2回りに回転(レべリング)させて変える。
前記2軸すなわち前記第1軸O1および前記第2軸O2のうちの1軸すなわち前記第1軸O1は、複数のランプユニットから構成されている前記ランプユニット2の重心(図示せず)もしくはその近傍と、前記第2ブラケット32の前記軸部320および前記支持部材37の前記球軸部材371と、前記第3ブラケット3の前記連結部330および前記駆動ユニット4の前記出力軸部40と、を通る。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
通常状態すなわちソレノイド25が無通電状態で可動シェード26が第1位置に位置する時に、ランプユニット2の第1半導体型光源201、第2半導体型光源を点灯する。すると、第1半導体型光源201からの光が、第1リフレクタ241の反射面で反射する。その反射光の一部が、第1位置に位置する可動シェード26により遮蔽される。残りの反射光が、第1レンズ221を透過して、集光タイプのロービーム配光パターンとして車両の前方に照射される。また、第2半導体型光源からの光が、第2リフレクタ242の反射面で反射する。その反射光が、第2レンズ222を透過して、拡散用の配光パターンとして車両の前方に照射される。第1レンズ221からの集光タイプのロービーム配光パターンと第2レンズ222からの拡散用の配光パターンとが合成(重畳)されてロービーム配光パターンが得られる。
ソレノイド25に通電すると、第1位置に位置する可動シェード26が復帰ばねのばね力に抗して第2位置に位置する。これにより、第1リフレクタ241の反射面からの反射光が、第1レンズ221を透過して、集光タイプのハイビーム配光パターンとして車両の前方に照射される。この第1レンズ221からの集光タイプのハイビーム配光パターンと第2レンズ222からの拡散用の配光パターンとが合成(重畳)されてハイビーム配光パターンが得られる。
そして、車両の走行状況に応じて、駆動ユニット4の2個のモータが駆動する。すると、ランプユニット2が支持ユニット3の第1ブラケット31および第2ブラケット32および第3ブラケット33を介して、第1軸O1回りに左右方向に回転(スイブル)し、また、第2軸O2回りに上下方向に回転(レベリング)する。この結果、ランプユニット2の光軸、すなわち、ランプユニット2から車両の前方に照射されるロービーム配光パターンまたはハイビーム配光パターンの照射方向が、第1軸O1回りに左右方向に変わり、また、第2軸O2回りに上下方向に変わる。
ランプユニット2の第1半導体型光源201、第2半導体型光源の点灯により、第1半導体型光源201、第2半導体型光源において熱が発生する。この熱は、ヒートシンク21の取付部210から複数枚のフィン211に伝わり、この複数枚のフィン211から外部に放出される。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用前照灯1は、支持ユニット3の第2ブラケット32および第3ブラケット33がそれぞれランプユニット2のレンズホルダ23に取り付けられているので、ブラケットがヒートシンクに取り付けられている前記の従来の車両用前照灯と比較して、ランプユニット2のヒートシンク21が大型化するようなことがない。すなわち、この実施形態における車両用前照灯1は、第2ブラケット32および第3ブラケット33をそれぞれ取り付けるための取付部をヒートシンク21に設ける必要がなく、しかも、取付部を設けることにより減った放熱部としてのフィン211を新たに設ける必要がないので、ヒートシンク21を大型化する必要がない。これにより、この実施形態における車両用前照灯1は、ヒートシンク21などを有するランプユニット2の大型化を抑制することができる。
このように、この実施形態における車両用前照灯1は、ヒートシンク21を大型化する必要がないので、車両の前部の左右両側の空間であって車両用前照灯を搭載する空間が車両のエンジンなどのその他の機器により十分に広く得られず狭く限られていて、灯室が十分に広く得られず狭く限られている車両用前照灯にも十分に適用することができる。
しかも、この実施形態における車両用前照灯1は、ヒートシンク21を大型化する必要がないので、ランプユニット2の初期の光軸調整時、および、車両の走行状況に応じたランプユニット2の光軸の変化時において、ランプユニット2がランプハウジング10に対して回動、傾動したとしても、図6に示すように、ランプユニット2のヒートシンク21(図6中の実線および二点鎖線にて示す)とランプハウジング10との間には十分のスペースを有する。これにより、この実施形態における車両用前照灯1は、車両用前照灯を搭載する空間が十分に広く得られず狭く限られていて、灯室が十分に広く得られず狭く限られている車両用前照灯にも十分に適用することができる。その上、この実施形態における車両用前照灯1は、光源として半導体型光源201を使用するものであるから、リフレクタ241、242を小型化することができる。これにより、リフレクタ241、242の上部に第1収納空間27を形成することができる。この結果、この実施形態における車両用前照灯1は、ランプユニット2の外形が大きくなることがなく、灯室12が十分に広く得られず狭く限られている車両用前照灯においても十分に適用することができる。
その上、この実施形態における車両用前照灯1は、第2ブラケット32および第3ブラケット33をそれぞれ取り付けるための取付部をヒートシンク21に設ける必要がないので、取付部をヒートシンク21に設けることにより、放熱部としてのフィン211を減らすようなことがない。このために、この実施形態における車両用前照灯1は、ヒートシンク21を大型化することなく、フィン211の放熱作用を十分に確保することができる。
この実施形態における車両用前照灯1は、ランプユニット2のヒートシンク21の上部とレンズホルダ23の上部の第2取付部234との間であって、複数のリフレクタ241、242と支持ユニット3との間に第1収納空間27が形成されていて、第2ブラケット32がその第1収納空間27中に収納されている。また、この実施形態における車両用前照灯1は、ランプユニット2のヒートシンク21の下部とレンズホルダ23の下部の第3取付部235との間であって、ヒートシンク21およびソレノイド25と支持ユニット3および駆動ユニット4との間に第2収納空間28が形成されていて、第3ブラケット33がその第2収納空間28中に収納されている。この結果、この実施形態における車両用前照灯1は、第2ブラケット32と第3ブラケット33とを、ヒートシンク21に取り付けることなく、レンズホルダ23に確実に取り付けることができるので、ランプユニット2のヒートシンク21が大型化するようなことがない。
この実施形態における車両用前照灯1は、第1軸O1がランプユニット2の重心もしくはその近傍と、第2ブラケット32の軸部320および支持部材37の球軸部材371と、第3ブラケット33の連結部330および駆動ユニット4の出力軸部40と、を通る。このために、この実施形態における車両用前照灯1は、ランプユニット2が集光タイプのランプユニットと拡散タイプのランプユニットとの複数のランプユニットから構成されていても、ランプユニット2を第1軸O1回りに左右方向に確実に回転(スイブル)させることができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、この実施形態においては、ランプユニット2として、集光タイプのランプユニットと拡散タイプのランプユニットであって、プロジェクタタイプのランプユニットを使用するものである。ところが、この発明においては、ランプユニットとして、プロジェクタタイプのランプユニット以外のリフレクタタイプのランプユニット、レンズ直射タイプのランプユニット、リフレクタとレンズとの組み合わせタイプのランプユニットなどを使用しても良い。
1 車両用前照灯
10 ランプハウジング
11 ランプレンズ
12 灯室
13 その他のランプユニット
14 灯室内部品部材
2 ランプユニット
201 第1半導体型光源
21 ヒートシンク
210 取付部
211 フィン
221 第1レンズ
222 第2レンズ
23 レンズホルダ
231 第1保持部
232 第2保持部
233 第1取付部
234 第2取付部
235 第3取付部
241 第1リフレクタ
242 第2リフレクタ
25 ソレノイド
250 プランジャー
26 可動シェード
27 第1収納空間
28 第2収納空間
3 支持ユニット
31 第1ブラケット
311 第1取付部
312 第2取付部
313 半球軸受部
314 開口部
32 第2ブラケット
320 軸部
321 取付部
33 第3ブラケット
330 連結部
331 取付部
34 ピボット機構
35 上下方向調整機構
36 左右方向調整機構
37 支持部材
371 球軸部材
372 第2部材
373 半球軸受部
374 取付部
375 弾性部
4 駆動ユニット
40 出力軸部
41 ケーシング
42 ブッシュ
50、51、52、53、54、55、56 スクリュー
A 第1軸回りの回転方向
B 第2軸回りの回転方向
O1 第1軸
O2 第2軸

Claims (3)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されているランプユニットと、
    前記ランプユニットを支持する支持ユニットと、
    前記ランプユニットの光軸を変える駆動ユニットと、
    を備え、
    前記ランプユニットは、半導体型光源と、前記半導体型光源が取り付けられていて前記半導体型光源において発生する熱を外部に放出するヒートシンクと、前記半導体型光源からの光を外部に照射するレンズと、前記レンズを保持していて前記ヒートシンクに取り付けられているレンズホルダと、を有し、
    前記支持ユニットは、前記ランプハウジングに取り付けられていて、かつ、前記駆動ユニットが取り付けられている第1ブラケットと、前記第1ブラケットに前記ランプユニットを支持部材を介して直交もしくはほぼ直交する2軸回りに回転可能に取り付けている第2ブラケットと、前記ランプユニットを前記駆動ユニットに取り付けている第3ブラケットと、を有し、
    前記駆動ユニットは、前記支持ユニットを介して前記ランプユニットを前記2軸回りに回転させる出力部を有し、
    前記第2ブラケットおよび前記第3ブラケットは、それぞれ、前記レンズホルダに取り付けられていて、
    前記レンズホルダは、前記レンズを取り付ける第1取付部と、前記レンズホルダ及び前記ヒートシンクの上部に設けられる第2取付部と、前記レンズホルダ及び前記ヒートシンクの下部に設けられる第3取付部と、を有し、
    前記第2ブラケットおよび前記第3ブラケットは、別個の部材であって、
    前記第2ブラケットは、前記ヒートシンクの上部と前記レンズホルダの前記第2取付部との間に形成される第1収容空間に収容されて前記第2取付部に取り付けられ、
    前記第3ブラケットは、前記ヒートシンクの下部と前記レンズホルダの前記第3取付部との間に形成される第2収容空間に収容されて前記第3取付部に取り付けられる
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記ヒートシンクと前記レンズホルダとの間には、収納空間が形成されていて、
    前記第2ブラケットは、前記収納空間中に収納されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記ランプユニットは、
    複数の前記半導体型光源と、
    複数の前記半導体型光源が取り付けられている前記ヒートシンクと、
    複数の前記半導体型光源からの光をそれぞれ個別に外部に照射する複数の前記レンズと、
    複数の前記レンズを保持していて前記ヒートシンクに取り付けられている前記レンズホルダと、
    を有する複数のランプユニットから構成されていて、
    前記2軸のうちの1軸は、
    複数の前記ランプユニットの重心もしくはその近傍と、
    前記第2ブラケットおよび前記支持部材と、
    前記第3ブラケットおよび前記出力部と、
    を通る、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
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