JP2005209602A - プロジェクタ型車両用灯具 - Google Patents

プロジェクタ型車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005209602A
JP2005209602A JP2004059680A JP2004059680A JP2005209602A JP 2005209602 A JP2005209602 A JP 2005209602A JP 2004059680 A JP2004059680 A JP 2004059680A JP 2004059680 A JP2004059680 A JP 2004059680A JP 2005209602 A JP2005209602 A JP 2005209602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small
concave mirror
projector
lamp
led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004059680A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukari Takeda
結香利 武田
Kazunori Iwasaki
和則 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP2004059680A priority Critical patent/JP2005209602A/ja
Priority to US11/015,350 priority patent/US7201507B2/en
Priority to EP04030308A priority patent/EP1548354B1/en
Priority to DE602004024367T priority patent/DE602004024367D1/de
Priority to CN200410099764A priority patent/CN100582562C/zh
Publication of JP2005209602A publication Critical patent/JP2005209602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 灯室の過度の温度上昇を伴うことなく、ホットゾーンの充分な照度を得ることが可能なプロジェクタ型車両用灯具を提供すること。
【解決手段】 複数個のLED11、小リフレクタ14、および小凸レンズ6を備えており、各小リフレクタ14に、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡7が形成されており、小リフレクタ6毎に、LED11を、その発光部11aを小凹面鏡7の第1焦点F1の近傍の上部に対応する小凹面鏡7の反射面に対向させて設置すると共に、シェード4を小凹面鏡7の第2焦点F2の近傍に位置するように設け、かつ小凸レンズ6を、小リフレクタ14の前開口部に取り付けることによって、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jを構成し、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jを1個のハウジング20内に組み込んだ。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えばヘッドランプとして適用される、光源バルブとしてLED(発光ダイオード)を用いたプロジェクタ型車両用灯具に関する。
図14は、この種のプロジェクタ型車両用灯具100を示す(例えば、特許文献1参照)。この車両用灯具100は、凹面鏡1の第1焦点の近傍に設けられる光源バルブ2と、光源バルブ2から出射して凹面鏡1で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して灯具前方に出射する凸レンズ3とを備えて大略構成されている。
詳しくは、車両用灯具100は、光源バルブ2と凸レンズ3との間にシェード4が設けられており、このシェード4によりすれ違い用のビームとして好適なカットラインを有する配光パターンを得ることができる。
光源バルブ2は、そのフィラメントを凹面鏡1の第1焦点に位置させると共に、その電気接続部を筒状開口部1aに嵌着して取り付けられている。凹面鏡1の開放端にはフレーム5が取り付けられており、フレーム5には凸レンズ3が固着されると共に、シェード4を支承している。
さらに車両用灯具100は、図15に示すように、凹面鏡1の光源バルブ2の装着用の筒状開口部1aに直近の上方に換気用の透孔1bが、同じく直近の下方に換気用の透孔1cがそれぞれ設けられている。
そして車両用灯具100は、点灯時光源バルブ2の周辺が高温になるが、その熱はこれら透孔1b、1c間で生じる熱対流により放熱されるので、光源バルブ2の周辺の昇温が抑制される。
実願平4−76322号(実開平6−41010号)のマイクロフィルム
しかしながら、車両用灯具100は、これら透孔1b、1cが設けられた、凹面鏡1の中央部付近の反射性能が低下し、ひいては配光パターン中央部のホットゾーンの照度が低下する、という課題を有している。
そこで、本発明は、灯室の過度の温度上昇を伴うことなく、凹面鏡の反射性能を最大限発揮して配光パターンのホットゾーンの充分な照度を得ることが可能なプロジェクタ型車両用灯具を提供することを目的としている。
前記した目的を達成するため、請求項1記載の発明は、凹面鏡の第1焦点の近傍に設けられる光源と、前記光源から出射して前記凹面鏡で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して灯具前方に出射する凸レンズとを備えたプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記光源は、複数個のLEDで構成されており、
前記凹面鏡は、前記LED毎に形成される複数個の小リフレクタの各々に、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡で構成されており、
前記凸レンズは、前記小リフレクタの前開口部を覆うように小リフレクタ毎に形成される複数個の小凸レンズで構成されており、
前記小リフレクタ毎に、前記LEDを、その発光部を前記小凹面鏡の第1焦点の近傍の上部に対応する前記小凹面鏡の反射面に対向させて設置すると共に、シェードを前記小凹面鏡の第2焦点の近傍に位置するように設け、かつ前記小凸レンズを、前記小リフレクタの前開口部に取り付けることによって、複数個の小プロジェクタ型灯具を構成し、
前記複数個の小プロジェクタ型灯具を1個のハウジング内に組み込んだことを特徴とする。
このため、請求項1記載の発明では、各小プロジェクタ型灯具毎に、LEDの光は、その発光部から小凹面鏡の反射面に向かって出射すると共に、この反射面で反射されて小凹面鏡の第2焦点位置に形成したシェードに集光し、集光した光の内一部がシェードに遮られあるいは反射して、大部分の光が小凸レンズに達し、かつ小凸レンズを通過することによって平行な光束に調光されて車両用灯具前方に出射し、所望の配光パターンを奏することができる。
また、光源として適用したLEDは、それ自体小型であるので、取付に要するスペースを節約することができると共に、点灯時の発熱もフィラメント付き光源に比べて小さいので、灯室の過度の温度上昇を避けることができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記LEDが、その発光部を前記小凹面鏡の奥行き方向に下がり傾斜となるように傾斜させて設置されていることを特徴とする。
このため、請求項2記載の発明では、小凹面鏡は、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成されており、かつLEDは、前記小凹面鏡の第1焦点近傍で、その奥行き方向に下がり傾斜となるように傾斜させて設置されるものであるから、その発光部から出射する光を効率よく前記小凹面鏡の反射面に入射させることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記LEDが、その発光部を前記小凹面鏡の幅方向の左右いずれか一方に傾斜させて設置されていることを特徴とする。
このため、請求項3記載の発明では、小凹面鏡は、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成されており、かつLEDは、前記小凹面鏡の第1焦点近傍で、小凹面鏡の幅方向の左右いずれか一方に傾斜させて設置されるものであるから、その発光部から出射する光のホットゾーンを前記傾斜方向と反対方向にシフトさせることができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記LEDが、前記小凹面鏡の第1焦点位置から前記小凹面鏡の幅方向の左右いずれか一方に水平移動させて設置されていることを特徴とする。
このため、請求項4記載の発明では、小凹面鏡は、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成されており、かつLEDは、前記小凹面鏡の第1焦点近傍で、小凹面鏡の幅方向の左右いずれか一方に水平移動させて設置されるものであるから、その発光部から出射する光のホットゾーンを前記移動方向と反対方向にシフトさせることができる。
以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、LEDを光源としたので、点灯時の発熱もフィラメント付き光源に比べて小さいので灯室の過度の温度上昇を避けることができると共に、凹面鏡の反射性能を最大限発揮して高照度の光束を得ることが可能なプロジェクタ型車両用灯具を提供することができる。
その上、シェードを各小プロジェクタ型灯具の小凹面鏡の第2焦点位置に形成したので、すれ違い用のビームとして好適なカットラインを有する配光パターンの光束を投光することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、LEDの発光部から出射する光を効率よく小凹面鏡の反射面に入射させることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、灯具前方に出射される有効光束量が増加し、ひいては前方視認性を向上させることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、LEDの発光部から出射する光のホットゾーンを、LEDの傾斜方向と反対方向にシフトさせることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、部品点数の増加を伴うことなく、右あるいは左ハンドル用の配光を容易に設計することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、LEDの発光部から出射する光のホットゾーンを、LEDの水平移動方向と反対方向にシフトさせることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、部品点数の増加を伴うことなく、右あるいは左ハンドル用の配光を容易に設計することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図14、図15に開示したものと同一機能を奏する構成要素は、同一符号を付して説明する。
図1〜図3は、本発明の全実施形態に共通するプロジェクタ型車両用灯具Aを示す。この車両用灯具Aは、複数個の小プロジェクタ型灯具10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10jを1個のハウジング20内に組み込んで大略構成されている。なお、小プロジェクタ型灯具は、以下代表例で示すときは、符号10で示し、実施形態別では符号10A、10B、…を付して区別する。
ハウジング20は、前部を開口したケーシング22と、ケーシング22の開口部を覆う素通しガラス21とから構成されている。そして、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jは、取付具23を介してケーシング22に固着されることによってハウジング20内に組み込まれている。なお、図1および図2中、符号26、27は、それぞれクリアランスランプ、フロントターンランプである。
詳しくは、車両用灯具Aにおいては、光源は、複数個のLED11(図4、図5参照)で構成されており、凹面鏡は、LED11毎に形成される複数個の小リフレクタ14の各々に、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡7で構成されており、凸レンズは、小リフレクタ14の前開口部を覆うように小リフレクタ14毎に形成される複数個の小凸レンズ6で構成されており、かつ小リフレクタ14毎に、LED11を組み込むと共に、小凸レンズ6を、小リフレクタ14の前開口部に取り付けることによって、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jを構成している。
小リフレクタ14は、図4に示すように、内面に反射部材を蒸着した上部リフレクタ12と下部リフレクタ13とを備えており、両リフレクタ12、13をそれぞれの外周部に形成したフランジ部12a、13aを当接させてねじ8により結合することにより構成される。このように構成された小リフレクタ14は、前側の略半部分が両リフレクタ12、13により閉鎖断面に構成されており、後側の略半部分が上部リフレクタ12のみによる略半円形断面に構成されている。小凹面鏡7は、上部リフレクタ12の後側の略半部分の内面に形成される。下部リフレクタ13には、後述するシェード4が設けられている。小凸レンズ6は、小リフレクタ14の前開口部で、両リフレクタ12、13間に挟持されて取り付けられている。
また、LED11は、図4および図5に示すように、取付板9に固着されてサブアッシされており、取付板9を上部リフレクタ12の後側の略半部分にねじ24で結合することにより、その発光部11aを小凹面鏡7に対向させて取り付けられる。図4および図5中、符号25は4本のリード線で、内2本がLED11のリード線で、他の2本が冷却素子用である。
そして小プロジェクタ型灯具10a〜10jは、図3および図4に示すように、第1取付具23a、第2取付具23b、および第3取付具23cからなる取付具23を適宜用いて、小凸レンズ6を素通しガラス21に対向させると共に、上部および下部リフレクタ12および13をそれぞれ上側および下側になるようにしてケーシング22に固着される。このとき、取付具23は、図外の2個のアジャストスクリュウとピボット構造とにより、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jの全体を上下左右に光軸調整可能にケーシング22に支持されている。
また、小プロジェクタ型灯具10a〜10jは、その固着位置によって、例えば次の配光パターンが得られるように設計される。
図6は、その配光パターンで、(a)は水平拡散タイプ、(b)は集光フラットタイプ、(c)はすれ違いビームのカットラインを有する水平拡散タイプ、(d)はすれ違いビームのカットラインを有する集光フラットタイプをそれぞれ示す。小プロジェクタ型灯具10a、10c、10d、10gは、すれ違いビームの水平拡散タイプの配光パターン(図6(c)参照)が得られるように設計され、小プロジェクタ型灯具10b、10e、10fは、すれ違いビームの集光フラットタイプの配光パターン(図6(d)参照)が得られるように設計され、小プロジェクタ型灯具10h、10i、10jは、水平拡散タイプの配光パターン(図6(a)参照)が得られるように設計される。そして車両用灯具Aは、総じて、すれ違いビームに適した配光パターンを奏することができる。
次に各実施形態に基づいて本発明をさらに詳しく説明する。
図7は、本発明の第1実施形態としての車両用灯具Aを構成する小プロジェクタ型灯具10Aを示す。この灯具10Aは、小凹面鏡7の第1焦点F1の近傍に設けられるLED11と、LED11から出射して小凹面鏡7で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して素通しガラス21を介して車両用灯具Aの前方に出射する小凸レンズ6とを備えて大略構成されている。
このときLED11は、その発光部11aを第1焦点F1の上部に対応する小凹面鏡7の反射面に対向させて設置されている。
本実施形態では、LED11は、その発光部11aを、小凸レンズ6の中心部位と第1焦点F1を通る灯具10Aの光軸Zに対して略直交方向に配置して設置されている。
図8は、LED11の発光部11aから出射される光の出射パターンL0を示しており、図7(b)の破線は、その出射パターンL0の光の小凹面鏡7への入射状態を示している。
第1実施形態では、小プロジェクタ型灯具10a〜10jを、灯具10Aで構成するものであり、各灯具10Aにおいて、LED11の光Lは、その発光部11aから小凹面鏡7の反射面に向かって出射すると共に、この反射面で反射されて小凸レンズ6に達し、かつ小凸レンズ6を通過することによって平行な光束に調光されて車両用灯具Aの前方に出射する。
また、光源として適用したLED11は、それ自体小型であるので、取付に要するスペースを節約することができると共に、点灯時の発熱もフィラメント付き光源(図14の光源バルブ2参照)に比べて小さいので、灯室の過度の温度上昇を避けることができる。
また小プロジェクタ型灯具10Aは、好ましくは、図7(b)に示すように、光束のカットラインを形成するシェード4が、小凹面鏡7の第2焦点F2の位置に形成される。
この構成の灯具10Aは、小プロジェクタ型灯具10a〜10jの内、灯具10a、10b、10c、10d、10e、10f、10gとして好適に実施できるものであり、LED11の発光部11aから出射する光Lは、小凹面鏡7の反射面で反射された後、小凹面鏡7の第2焦点F2の位置に形成したシェード4に集光し、集光した光の内一部がシェード4に遮られると共に、大部分の光がカットラインを備えた配光パターンとなって車両用灯具Aの前方に投光される。
図9は、このときの配光パターンLPを示しており、配光パターンLPは、ホットゾーンLP1を中央に現出させて構成されており、シェード4は、この配光パターンLPの水平ラインであるカットラインCLを構成するものである。このときの配光パターンLPは、カットラインCLの形成により、すれ違い用のビームとして好適なものとなっている。
具体的には、上部リフレクタ12は、小凹面鏡7の前端部分に連続させて小凹面鏡7よりも大径の上部ケーシング部15が形成されると共に、さらにこの上部ケーシング部15の前端の内周に沿って上部環状溝15aが形成されることによって全体構成されている。
また、下部リフレクタ13は、シェード4と下部ケーシング部16とを備えて構成されている。シェード4は、逆L字状の断面を有して下部ケーシング部16の後端部分に連続させて形成されており、上部の折曲エッジ部4aがカットラインCLの相似形状に形成されている(図7(b)参照)。下部ケーシング部16の前端部分には、その内周に沿って下部環状溝16aが形成されている。
そして小凸レンズ6は、両リフレクタ12、13の結合の際に、その外周フランジ部6aを両環状溝15a、16aに嵌着させて取り付けられている。このように構成された小リフレクタ14は、前側灯室14aが小凸レンズ6と上部ケーシング部15と下部ケーシング部16とにより形成されており、その後側灯室14bが小凹面鏡7と小凹面鏡7の前側の下部を部分的に覆うシェード4の上辺部4bとにより形成されている。
図10は、本発明の第2実施形態としての車両用灯具Aを構成する小プロジェクタ型灯具10Bを示す。この灯具10Bは、LED11の取付姿勢を異にするだけで、他の構成は小プロジェクタ型灯具10Aと同様に構成されている。このため小プロジェクタ型灯具10Aと同一構成要素は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、小プロジェクタ型灯具10Bにおいては、LED11が、小凹面鏡7の奥行き方向に下がり傾斜となるように傾斜させて設置されている。
本実施形態では、LED11は、光軸Zに対して角度θ1で奥行き方向に下がり傾斜となるように傾けて上部リフレクタ12に固着された取付板9(図5参照)に実装されている。
この構成によれば、図10(b)に示すように、LED11の発光部11aから出射する出射パターンL0(図8参照)を有する光Lを、効率よく小凹面鏡7の反射面に入射させることができ、これにより車両用灯具Aの前方に出射される有効光束量が増加し、ひいては前方視認性を向上させることができる。
図11は、本発明の第3実施形態としての車両用灯具Aを構成する小プロジェクタ型灯具10Cを示す。この灯具10Cは、LED11の取付姿勢を異にするだけで、他の構成は小プロジェクタ型灯具10Aと同様に構成されている。このため小プロジェクタ型灯具10Aと同一構成要素は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、小プロジェクタ型灯具10Cにおいては、LED11が、小凹面鏡7の幅方向の左右いずれか一方に傾斜させて設置される。
本実施形態では、図11(d)に示すように、LED11は、光軸Zと直交する水平軸Z1に対して角度θ2で右方向に下がり傾斜となるように傾けて小凹面鏡7に固着される取付板9(図5参照)に実装される。
この構成によれば、LED11の発光部11aから出射する光Lのホットゾーンを前記傾斜方向と反対方向にシフトさせることができる。
図12は、本実施形態の車両用灯具Aの光束の配光パターンLPを示しており、この配光パターンLPは、小プロジェクタ型灯具10Aからなる車両用灯具AのホットゾーンLP1より左方向(a矢印方向)にシフトした位置にホットゾーンLP2が現出している。
このため小プロジェクタ型灯具10Cからなる車両用灯具Aは、左側通行の走行車線を照射する光の明るさを増やすことができ、ひいては走行車線の視認性を向上させることができる。LED11を左方向に下がり傾斜となるように実装した小プロジェクタ型灯具10Cからなる車両用灯具Aは、右側通行の走行車線の視認性を向上させることができる。
図13は、本発明の第4実施形態としての車両用灯具Aを構成する小プロジェクタ型灯具10Dを示す。この灯具10Dは、LED11の取付位置を異にするだけで、他の構成は小プロジェクタ型灯具10Aと同様に構成されている。このため小プロジェクタ型灯具10Aと同一構成要素は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、小プロジェクタ型灯具10Dにおいては、LED11が、小凹面鏡7の第1焦点位置から小凹面鏡7の幅方向の左右いずれか一方に水平移動させて設置される。このときの位置ずれ量は、例えば図6に示す配光パターンのMAX光度がV線から約1.5度左右にずれる位置にする。
本実施形態では、図13(a)および(d)に示すように、LED11は、小凹面鏡7の第1焦点位置F1から小凹面鏡7の幅方向の左方向に水平移動させて設置されている。このとき小凸レンズ6は、好ましくは図13(b)に示すように、非球面レンズが用いられる。
このため小プロジェクタ型灯具10Dからなる車両用灯具Aは、左側通行の走行車線を照射する光の明るさを増やすことができ、ひいては走行車線の視認性を向上させることができる。
このように、第3および第4実施形態の車両用灯具Aは、部品点数の増加を伴うことなく、LED11の傾きあるいは設置位置を変更するだけで、右ハンドル用あるいは左ハンドル用に対応した配光を容易に得ることができる。
因みに、従来のハロゲンバルブやHIDバルブを用いたプロジェクタ方式のヘッドランプでは、リフレクタとレンズの光軸をずらして右ハンドル用あるいは左ハンドル用の配光を得ているため、リフレクタとレンズを連結するブラケットを2種類設定しなければならず、ひいては部品点数の増加を招いている。
本発明の全実施形態に共通に用いられるプロジェクタ型車両用灯具の正面図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具のII−II線に沿う断面図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具のIII−III線に沿う断面図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具に適用される小プロジェクタ型灯具の分解側面図である。 図4の小プロジェクタ型灯具の光源に適用されるLEDの取付状態を示す斜視図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具を構成する複数個の小プロジェクタ型灯具の各々の配光パターンで、(a)は水平拡散タイプ、(b)は集光フラットタイプ、(c)はカットラインを有するすれ違いビーム用水平拡散タイプ、(d)はカットラインを有するすれ違いビーム用集光フラットタイプをそれぞれ示す。 本発明のプロジェクタ型車両用灯具を構成する第1実施形態としての小プロジェクタ型灯具で、(a)はその平面図、(b)は(a)のVIIb−VIIb線に沿う断面図、(c)は前方から見た正面図である。 図7の小プロジェクタ型灯具に適用したLEDの出射光の出射パターンを示すグラフである。 第1実施形態としての小プロジェクタ型灯具で構成されるプロジェクタ型車両用灯具の配光パターンを示すグラフである。 本発明のプロジェクタ型車両用灯具を構成する第2実施形態としての小プロジェクタ型灯具で、(a)はその平面図、(b)は(a)のXb−Xb線に沿う断面図、(c)は前方から見た正面図である。 本発明のプロジェクタ型車両用灯具を構成する第3実施形態としての小プロジェクタ型灯具で、(a)はその平面図、(b)は(a)のXIb−XIb線に沿う断面図、(c)は前方から見た正面図、(d)はXId−XId線に沿う断面図である。 第3実施形態としての小プロジェクタ型灯具で構成されるプロジェクタ型車両用灯具の配光パターンを示すグラフである。 本発明のプロジェクタ型車両用灯具を構成する第4実施形態としての小プロジェクタ型灯具で、(a)はその平面図、(b)は(a)のXIIb−XIIb線に沿う断面図、(c)は前方から見た正面図、(d)はXIId−XIId線に沿う断面図である。 従来のプロジェクタ型車両用灯具の中央従断面図である。 図14のプロジェクタ型車両用灯具に適用された凹面鏡の正面図である。
符号の説明
4 シェード
6 小凸レンズ
7 小凹面鏡
10 小プロジェクタ型灯具
10a、〜、10j 小プロジェクタ型灯具
10A 小プロジェクタ型灯具(第1実施形態)
10B 小プロジェクタ型灯具(第2実施形態)
10C 小プロジェクタ型灯具(第3実施形態)
10D 小プロジェクタ型灯具(第4実施形態)
11 LED
11a 発光部(LEDの)
14 小リフレクタ
20 ハウジング
A プロジェクタ型車両用灯具
CL カットライン
F1 第1焦点(小凹面鏡の)
F2 第2焦点(小凹面鏡の)

Claims (4)

  1. 凹面鏡の第1焦点の近傍に設けられる光源と、前記光源から出射して前記凹面鏡で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して灯具前方に出射する凸レンズとを備えたプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記光源は、複数個のLEDで構成されており、
    前記凹面鏡は、前記LED毎に形成される複数個の小リフレクタの各々に、回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡で構成されており、
    前記凸レンズは、前記小リフレクタの前開口部を覆うように小リフレクタ毎に形成される複数個の小凸レンズで構成されており、
    前記小リフレクタ毎に、前記LEDを、その発光部を前記小凹面鏡の第1焦点の近傍の上部に対応する前記小凹面鏡の反射面に対向させて設置すると共に、シェードを前記小凹面鏡の第2焦点の近傍に位置するように設け、かつ前記小凸レンズを、前記小リフレクタの前開口部に取り付けることによって、複数の小プロジェクタ型灯具を構成し、
    前記複数の小プロジェクタ型灯具を1個のハウジング内に組み込んだことを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
  2. 請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記LEDが、その発光部を前記小凹面鏡の奥行き方向に下がり傾斜となるように傾斜させて設置されていることを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
  3. 請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記LEDが、その発光部を前記小凹面鏡の幅方向の左右いずれか一方に傾斜させて設置されていることを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
  4. 請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記LEDが、前記小凹面鏡の第1焦点位置から前記小凹面鏡の幅方向の左右いずれか一方に水平移動させて設置されていることを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
JP2004059680A 2003-12-25 2004-03-03 プロジェクタ型車両用灯具 Pending JP2005209602A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004059680A JP2005209602A (ja) 2003-12-25 2004-03-03 プロジェクタ型車両用灯具
US11/015,350 US7201507B2 (en) 2003-12-25 2004-12-17 Projector type vehicle light
EP04030308A EP1548354B1 (en) 2003-12-25 2004-12-21 Projector type vehicle light with LED's
DE602004024367T DE602004024367D1 (de) 2003-12-25 2004-12-21 Projektionsscheinwerfer mit Dioden
CN200410099764A CN100582562C (zh) 2003-12-25 2004-12-25 聚光灯型车辆用灯具

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431258 2003-12-25
JP2004059680A JP2005209602A (ja) 2003-12-25 2004-03-03 プロジェクタ型車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005209602A true JP2005209602A (ja) 2005-08-04

Family

ID=34889280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004059680A Pending JP2005209602A (ja) 2003-12-25 2004-03-03 プロジェクタ型車両用灯具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2005209602A (ja)
CN (1) CN100582562C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112805500A (zh) * 2018-10-05 2021-05-14 株式会社小糸制作所 车辆用灯具

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101749617A (zh) * 2008-12-11 2010-06-23 市光工业株式会社 车辆用灯具
JP5233686B2 (ja) * 2009-01-13 2013-07-10 市光工業株式会社 車両用灯具
CN101900274B (zh) * 2009-05-27 2012-07-04 市光工业株式会社 车辆用灯具
JP2011081967A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯
JP5702588B2 (ja) * 2010-12-02 2015-04-15 株式会社小糸製作所 車輌用前照灯
JP6111805B2 (ja) * 2013-04-04 2017-04-12 市光工業株式会社 車両用灯具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112805500A (zh) * 2018-10-05 2021-05-14 株式会社小糸制作所 车辆用灯具
CN112805500B (zh) * 2018-10-05 2023-05-23 株式会社小糸制作所 车辆用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
CN100582562C (zh) 2010-01-20
CN1644977A (zh) 2005-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100596658B1 (ko) 차량용 전조등
JP4405279B2 (ja) プロジェクタ型車両用灯具
JP5227674B2 (ja) 車両用灯具
JP4232725B2 (ja) プロジェクタ型車両用前照灯ユニット
KR20080024978A (ko) 차량용 등기구
JP2005150041A (ja) 灯具
JP4698549B2 (ja) 車両用灯具
TWM536321U (zh) 照明結構
JP2007109613A (ja) 車両用灯具
JP4424148B2 (ja) プロジェクタ型車両用前照灯ユニット
JP2005332640A (ja) 車両用前照灯ユニット
JP2012238477A (ja) ランプユニット
JP5615669B2 (ja) 車両用灯具
JP2005235707A (ja) プロジェクタ型車両用灯具
JP2006134810A (ja) 車両用灯具
JP2005302328A (ja) プロジェクタ型車両用灯具
JP2005209602A (ja) プロジェクタ型車両用灯具
JP2008221890A (ja) プロジェクタ型ランプ
JP2006117164A (ja) 車両用前照灯
JP2005243590A (ja) プロジェクタ型車両用灯具
TWI642568B (zh) 照明結構及其配光方法
JP4457704B2 (ja) プロジェクタ型車両用灯具
JP4192806B2 (ja) プロジェクタ型車両用灯具
WO2019087727A1 (ja) 車両用の灯具
JP2006202600A (ja) プロジェクタ型車両用前照灯ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014