JP6176931B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は車輌用前照灯に関する。詳しくは、ランプハウジングとランプハウジングの開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置された車輌用前照灯についての技術分野に関する。
特開2011−129320号公報
車輌用前照灯には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に、光源等を有する灯具ユニットが配置され、灯具ユニットがブラケットを介してランプハウジングに支持されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような車輌用前照灯には、光源に電力を供給するためのコネクターや接続コード、灯具ユニットをランプハウジングに対して傾動させるためのアクチュエーターに電力を供給するためのコネクターや接続コード等が配置されている。
ところが、特許文献1に記載された車輌用前照灯にあっては、光源に電力を供給するための接続コードやアクチュエーターに電力を供給するための接続コードが灯具ユニットの周囲において露出されており、車輌の走行中における振動の発生時や灯具ユニットのランプハウジングに対する傾動時に灯具ユニット等の各部が接続コードに接触し、接続コードの損傷や断線を生じるおそれがある。
また、各コネクターがそれぞれ各別の位置に存在していると、各コネクターをそれぞれ取り付ける部分が必要になり部品点数も多くなるため、構造の複雑化や製造コストの高騰を来してしまう。
そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、接続コードの損傷や断線を防止すると共に構造の簡素化及び製造コストの低減を図ることを課題とする。
車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、少なくとも一方に開口を有するランプハウジングと前記ランプハウジングの前記開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置され前記灯具ユニットが少なくともブラケットを介して前記ランプハウジングに支持された車輌用前照灯であって、前記ブラケットに電源回路と接続される接続端子を有するコネクターが取り付けられ、前記接続端子に接続された接続コードの少なくとも一部が前記ブラケットの内部に配置され、前記ランプハウジングに前記灯具ユニットから出射される光の光軸調整を行うためのピボット軸受と操作軸が支持され、前記ブラケットが前記ピボット軸受と前記操作軸を介して前記ランプハウジングに支持され前記操作軸の回転に伴って傾動され、前記ブラケットに、前記ピボット軸受に回転可能に連結され傾動時の支点とされるピボット支点部が一体に設けられ、前記ブラケットにおける前記ピボット支点部が設けられた部分が支点形成部とされ、前記支点形成部に前記コネクターが取り付けられ、前記コネクターが前記ピボット支点部の前方に位置するものである。
従って、車輌用前照灯にあっては、ブラケットに取り付けられたコネクターの接続端子に少なくとも一部がブラケットの内部に配置された接続コードが接続される。
本発明車輌用前照灯は、少なくとも一方に開口を有するランプハウジングと前記ランプハウジングの前記開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置され前記灯具ユニットが少なくともブラケットを介して前記ランプハウジングに支持された車輌用前照灯であって、前記ブラケットに電源回路と接続される接続端子を有するコネクターが取り付けられ、前記接続端子に接続された接続コードの少なくとも一部が前記ブラケットの内部に配置され、前記ランプハウジングに前記灯具ユニットから出射される光の光軸調整を行うためのピボット軸受と操作軸が支持され、前記ブラケットが前記ピボット軸受と前記操作軸を介して前記ランプハウジングに支持され前記操作軸の回転に伴って傾動され、前記ブラケットに、前記ピボット軸受に回転可能に連結され傾動時の支点とされるピボット支点部が一体に設けられ、前記ブラケットにおける前記ピボット支点部が設けられた部分が支点形成部とされ、前記支点形成部に前記コネクターが取り付けられ、前記コネクターが前記ピボット支点部の前方に位置することを特徴とする。
従って、接続コードの少なくとも一部がブラケットの内部に配置されているため、灯具ユニット6が接続コードに接触し難く、接続コードの損傷や断線を防止することができる。
また、接続コードが集約されて一つのコネクターの接続端子に接続されているため、コネクターの取付箇所が少なく部品点数も少ないため、車輌用前照灯の構造の簡素化及び製造コストの低減を図ることができる。
また、部品点数の削減を図ることができると共にピボット支点部を他の部品に組み付ける作業が不要になり車輌用前照灯の組立作業における作業性の向上を図ることができる。
また、支点形成部が光軸調整時の回動支点となる部分であり光軸調整時の移動量が少なく、その分、コネクターや接続コードに対する負荷を軽減することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記コネクターが前記ランプハウジングの開口方向から前記ブラケットに取り付けられるようにしている。
従って、コネクターのブラケットに対する取付を容易に行うことができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記ブラケットに一方向に開口された配置溝が形成され、前記配置溝に前記接続コードが配置されている。
従って、構造の簡素化を確保した上で接続コードのブラケットの内部への配置を容易に行うことができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記ブラケットが枠状に形成され、前記コネクターが前記ブラケットの外周より内側に位置されている。
従って、コネクターがブラケットの外側に突出されず、車輌用前照灯の小型化を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記ブラケットに吸水性を有する材料が含まれている。
従って、ブラケットによって灯室に存在する水分が吸収され、カバーや投影レンズの曇りを抑制することができる。
請求項6に記載した発明にあっては、前記灯具ユニットに被支持突部が設けられ、前記ブラケットに前記被支持突部が挿入される支持孔と弾性変形可能な係合支持片とを有する支持部が設けられ、前記被支持突部が前記支持孔に挿入されるときに前記係合支持片が弾性変形され前記被支持突部の前記支持孔に対する挿入位置に応じて前記係合支持片が弾性復帰され前記被支持突部が前記係合支持片に係合されて前記灯具ユニットが前記ブラケットに支持されるようにしている。
従って、灯具ユニットのブラケットに対する組付作業が容易であり、作業性の向上を図ることができる。
請求項7に記載した発明にあっては、前記被支持突部が左右に離隔して一対設けられ、前記灯具ユニットが前記ブラケットに前記一対の被支持突部を支点として回動可能に支持され、前記灯具ユニットに取り付けられ前記灯具ユニットを前記ブラケットに対して前記一対の被支持突部を支点として回動させて前記光源から出射される光の光軸調整を行うレベリングアクチュエーターが設けられ、前記レベリングアクチュエーターに連結軸が設けられ、前記ブラケットに前記連結軸が回動可能に連結される連結用軸受部が一体に形成されている。
従って、レベリングアクチュエーターのブラケットに対する組付作業が容易であり作業性の向上を図ることができる。
図2乃至図7と共に本発明車輌用前照灯の実施の形態を示すものであり、本図は、概略縦断面図である。 内部構造を示す分解斜視図である。 灯具ユニットとブラケットを示す斜視図である。 図3とは異なる方向から見た状態で灯具ユニットとブラケットを示す斜視図である。 接続コードの配置状態等を示す断面図である。 灯具ユニットの被支持突部がブラケットの係合支持片に押し付けられている状態を示す拡大断面図である。 灯具ユニットの被支持突部がブラケットの支持部に支持された状態を示す拡大断面図である。
以下に、本発明車輌用前照灯を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
車輌用前照灯1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用前照灯1は前方に開口された凹部を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(図1参照)。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間は灯室5として形成されている。
ランプハウジング2の後面部にはピボット支持孔2aとスクリュー支持孔2b、2bが形成され、スクリュー支持孔2b、2bはそれぞれピボット支持孔2aの真上と真横に位置されている(図1及び図2参照)。ランプハウジング2の後面部には下側のスクリュー支持孔2bの側方に、前方へ突出され側方に開口されたガイド突部2cが設けられている。
灯室5には灯具ユニット6が配置されている(図1参照)。灯具ユニット6は、レンズホルダー7とレンズホルダー7に保持された投影レンズ8と光を反射するリフレクター9とリフレクター9の下方に配置された光源ユニット10と光源ユニット10に取り付けられた冷却ファン11とを有している(図1乃至図4参照)。
レンズホルダー7はレンズ保持部12と取付板部13とアクチュエーター取付部14と突面部15、15と被支持突部16、16とを有している。
レンズ保持部12は前後に貫通された略円環状のレンズ取付部12aとレンズ取付部12aの外周部からそれぞれ略後方へ突出された側部12b、12b、・・・とを有している。
取付板部13は前後方向を向き側部12b、12b、・・・の後端に連続されている。取付板部13は上方に開口された略コ字状に形成されている。
取付板部13は前後方向を向き枠状に形成された取付板17の前面にネジ止め等によって取り付けられている。取付板17の下端側の部分には図示しない遮光機構が取り付けられている。遮光機構は左右に延びる回動軸、回動軸に回動自在に支持された可動シェード、可動シェードを回動させるソレノイド、ソレノイドを遮蔽するカバー体等を有している。ソレノイドの駆動力によって可動シェードが回動されることにより、光源の照射モードであるハイビームモードとロービームモードの切換が行われる。
アクチュエーター取付部14は取付板部13の下側に位置され、前後方向を向く板状の取付面部14aと取付面部14aの左右両端部からそれぞれ前方へ突出された取付片部14b、14bとから成る。取付面部14aには軸挿通孔14cが形成されている。
突面部15、15はそれぞれ取付板部13の左右両側縁から後方へ突出されている。被支持突部16、16はそれぞれ突面部15、15から外方(側方)へ突出され、略円筒状に形成されている。被支持突部16には軸方向における中間部に周方向に延びる被支持溝16aが形成されている。
投影レンズ8は前方に凸の略半球状に形成されレンズホルダー7のレンズ取付部12aに取り付けられている。
リフレクター9は内面が反射面として形成されている。リフレクター9は光源ユニット10の上端側に取り付けられている。
光源ユニット10は取付板17を介してレンズホルダー7の取付板部13にネジ止め等によって取り付けられ、レンズホルダー7の後方に位置されている。光源ユニット10は回路基板10aと回路基板10aの上面に搭載された光源10bとを有し、光源10bとしては、例えば、発光ダイオード(LED)が用いられている。光源ユニット10には回路基板10aの下側に位置するヒートシンク10cが設けられている。
冷却ファン11はヒートシンク10cの内側に配置されている。
灯具ユニット6はブラケット18に回動自在に支持されている。ブラケット18は樹脂材料を基材として形成され、ブラケット18には吸水性を有する材料が含有されている。吸水性を有する材料としては、例えば、塩化カルシウムが用いられている。
このようにブラケット18に吸水性を有する材料が含まれることにより、ブラケット18によって灯室5に存在する水分が吸収され、カバー3や投影レンズ8の曇りを抑制することができる。
ブラケット18は略矩形の枠状に形成され、左右に延びる上部19と上下に延びる側部20、20と左右に延びる下部21とを有している(図2参照)。
下部21の左右方向における一端部が支点形成部22として設けられ、上部19の左右方向における一端部が第1のナット取付部23として設けられ、下部21の左右方向における他端部が第2のナット取付部24として設けられている。
支点形成部22は前方に開口された凹状に形成され、上下に貫通され前方に開口されたコード挿通用切欠22aと前後に貫通されたコード挿通孔22bとを有している(図4及び図5参照)。支点形成部22には後方へ突出されたピボット支点部25が一体に設けられている。ピボット支点部25は軸部25aと軸部25aの後端に連続して設けられた略球状の球状連結部25bとから成る。
このようにピボット支点部25がブラケット18に一体に設けられているため、部品点数の削減を図ることができると共にピボット支点部25を他の部品に組み付ける作業が不要になり車輌用前照灯1の組立作業における作業性の向上を図ることができる。
ピボット支点部25には前方からコネクター26が取り付けられている。コネクター26はピボット支点部25に取り付けられた状態において、ブラケット18の外周より内側に位置されている(図3参照)。
コネクター26はケース体26aと接続端子26b、26b、・・・を有している(図5参照)。コネクター26には図示しない電源回路に接続された図示しないケーブルの先端部に設けられたプラグが接続される。
第1のナット取付部23と第2のナット取付部24にはそれぞれ前後に貫通されたナット取付孔23a、24aが形成されている。
側部20、20の上端寄りの位置にはそれぞれ前方へ突出された支持部27、27が設けられている。支持部27は左右に貫通された支持孔27aと略左右方向に弾性変形可能な係合支持片27bとを有している。一方の側部20には支持部27の直ぐ下側にコード支持片28が設けられている。
下部21の左右両端部を除く部分には後方に開口された配置溝21aが形成されている(図4参照)。下部21の一部には前方に開口された略球状の凹部が形成され、この凹部が形成された部分が連結用軸受部21bとして設けられている(図2参照)。
下部21にはナット取付部24から側方(外方)へ突出された被ガイドピン21cが設けられている。
灯具ユニット6は被支持突部16、16を支点としてブラケット18の支持部27、27に、以下のようにして支持される。
被支持突部16は内側から支持部27の係合支持片27bに押し付けられ、係合支持片27bが弾性変形される(図6参照)。さらに被支持突部16が係合支持片27bに押し付けられることにより、係合支持片27bが弾性復帰する方向へ変位され被支持突部16の外周縁に摺動されて弾性復帰され、被支持突部16の被支持溝16aに支持部27の各部分が挿入されて被支持突部16が支持部27に支持される(図7参照)。
このように車輌用前照灯1にあっては、灯具ユニット6は係合支持片27b、27bが弾性変形されて被支持突部16、16を支点としてブラケット18の支持部27、27に支持されるため、灯具ユニット6のブラケット18に対する組付作業が容易であり、作業性の向上を図ることができる。
また、車輌用前照灯1にあっては、灯具ユニット6をブラケット18に支持するための専用の部品を必要とせず、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
レンズホルダー7のアクチュエーター取付部14にはレベリングアクチュエーター29が取り付けられる。レベリングアクチュエーター29は駆動部30と前後方向に延びる連結軸31とを有し、連結軸31が駆動部30の駆動力によって前後方向へ移動される。連結軸31は軸状部31aと軸状部31aの後端に連続して設けられた略球状の連結部31bとから成る。
レベリングアクチュエーター29は、例えば、駆動部30が左右両側から取付片部14b、14bに保持されてアクチュエーター取付部14に取り付けられる。レベリングアクチュエーター29は連結軸31が取付面部14aの軸挿通孔14cを挿通され、連結部31bがブラケット18の下部21に設けられた連結用軸受部21bに挿入されて連結される。
上記のように、ブラケット18に連結軸31が連結される連結用軸受部21bが一体に形成されているため、レベリングアクチュエーター29のブラケット18に対する組付作業が容易であり作業性の向上を図ることができる。
また、レベリングアクチュエーター29をブラケット18に連結するための専用の部品を必要とせず、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
ブラケット18の第1のナット取付部23には取付孔23aを挿通されて第1のナット部材32が取り付けられる(図1乃至図4参照)。第1のナット部材32の内面には図示しない螺溝が形成されている。第1のナット部材32は第1のナット取付部23に対して略左右方向へ傾動可能とされている。
ブラケット18の第2のナット取付部24には取付孔24aを挿通されて第2のナット部材33が取り付けられる。第2のナット部材33の内面には図示しない螺溝が形成されている。第2のナット部材33は第2のナット取付部24に対して略上下方向へ傾動可能とされている。
ランプハウジング2のピボット支持孔2aにはピボット軸受34が取り付けられる(図2参照)。ピボット軸受34には前方に開口され内面が球面状にされた連結凹部34aが形成されている。
ピボット軸受34の連結凹部34aにはブラケット18の支点形成部22に設けられたピボット支点部25の球状連結部25bが挿入されて連結される。球状連結部25bは連結凹部34aに対して任意の方向へ回転可能とされ、連結凹部34aに球状連結部25bが挿入されることによりブラケット18がピボット軸受34に連結される。
ランプハウジング2の上側のスクリュー支持孔2bには第1の操作軸35が軸回り方向へ回転可能かつ軸方向へ移動不能な状態で支持される。
第1の操作軸35は連結軸部36と連結軸部36の後端に連続された操作部37とを有している。連結軸部36は軸方向が前後方向とされ、前端寄りの部分が螺合部36aとして設けられている。第1の操作軸35は螺合部36aが第1のナット部材32の螺溝に螺合されている。
ランプハウジング2の下側のスクリュー支持孔2bには第2の操作軸38が軸回り方向へ回転可能かつ軸方向へ移動不能な状態で支持される。
第2の操作軸38は連結軸部39と連結軸部39の後端に連続された操作部40とを有している。連結軸部39は軸方向が前後方向とされ、前端寄りの部分が螺合部39aとして設けられている。第2の操作軸38は螺合部39aが第2のナット部材33の螺溝に螺合されている。
上記のように、ピボット軸受34の球状連結部25bがピボット軸受34の連結凹部34aに連結され第1の操作軸35の螺合部36aが第1のナット部材32の螺溝に螺合され第2の操作軸38の螺合部39aが第2のナット部材33の螺溝に螺合されることにより、灯具ユニット6がブラケット18を介してランプハウジング2に支持される。
このときブラケット18の被ガイドピン21cがランプハウジング2のガイド突部2cに挿入されて摺動自在に支持される。
車輌用前照灯1において、第1の操作軸35の操作部37が回転操作されると、第1の操作軸35の回転方向に応じて第1のナット部材32が送られて前後方向へ移動される。第1のナット部材32が前後方向へ移動されると、第1のナット部材32の移動に伴ってブラケット18と灯具ユニット6が一体になってピボット支点部25の球状連結部25aを支点としてランプハウジング2に対して回動され、光軸の初期調整である上下エイミング調整が行われる。
また、車輌用前照灯1において、第2の操作軸38の操作部40が回転操作されると、第2の操作軸38の回転方向に応じて第2のナット部材33が送られて前後方向へ移動される。第2のナット部材33が前後方向へ移動されると、第2のナット部材33の移動に伴ってブラケット18と灯具ユニット6が一体になってピボット支点部25の球状連結部25aを支点としてランプハウジング2に対して回動され、光軸の初期調整である左右エイミング調整が行われる。
一方、車輌用前照灯1において、レベリングアクチュエーター29の駆動により連結軸31が前後方向へ移動されると、連結軸31の移動方向に応じて灯具ユニット6が被支持突部16、16を支点としてブラケット18に対して回動され、車載物の重量等に応じて変化される光軸の向きを調整するレベリング調整が行われる。
コネクター26の接続端子26b、26b、・・・にはそれぞれ接続コード41、41、・・・の各一端部が接続されている(図5参照)。接続コード41、41、・・・は回路基板10a、光源10b、冷却ファン11、レベリングアクチュエーター29、ソレノイド等に電力を供給するためのコードである。
電源回路の電力がコネクター26及び接続コード41、41、・・・を介して各部に供給されることにより、光源10bの駆動、光源10bのちらつきの抑制等の制御、冷却ファン11の回転、レベリングアクチュエーター29の駆動、可動シェードの回動等が行われる。
接続コード41、41、・・・は、図3及び図5に示すように、一部を除いてブラケット18の支点形成部22に形成されたコード挿通用切欠22aを挿通され、一方の側部20に沿って配置されコード支持片28によって支持され、他端部が所定の各部に接続される。このとき接続コード41、41、・・・が挿通される部分が前方に開口されたコード挿通用切欠22aとして形成されているため、コネクター26がピボット支点部25から取り外された状態において、接続コード41、41、・・・を前側からコード挿通用切欠22aに挿入できるため、接続コード41、41、・・・の挿入作業における作業性の向上を図ることができる。
また、コード挿通用切欠22aを挿通されない接続コード41、41、・・・は、図4及び図5に示すように、ブラケット18の支点形成部22に形成されたコード挿通孔22bを挿通され、下部21の配置溝21aに挿入されて配置され、他端部が所定の各部に接続される。
以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあっては、ブラケット18に電源回路と接続される接続端子26b、26b、・・・を有するコネクター26が取り付けられ、接続端子26b、26b、・・・に接続された接続コード41、41、・・・の少なくとも一部がブラケット18の内部に配置されている。
従って、接続コード41、41、・・・の少なくとも一部がブラケット18の内部に配置されているため、灯具ユニット6等の灯室5に配置される各部が接続コード41、41、・・・に接触し難く、接続コード41、41、・・・の損傷や断線を防止することができる。
また、接続コード41、41、・・・が集約されて一つのコネクター26の接続端子26b、26b、・・・に接続されているため、コネクター26の取付箇所が少なく部品点数も少ないため、車輌用前照灯1の構造の簡素化及び製造コストの低減を図ることができる。
さらに、ブラケット18の支点形成部22にコネクター26が取り付けられており、支点形成部22がエイミング調整時の回動支点となる部分でありエイミング調整時の移動量が少なく、その分、コネクター26や接続コード41、41、・・・に対する負荷を軽減することができる。
さらにまた、コネクター26がランプハウジング2の開口方向である前方からブラケット18の支点形成部22に取り付けられるため、コネクター26のブラケット18に対する取付を容易に行うことができる。
また、ブラケット18に後方に開口された配置溝21aが形成され、配置溝21aに接続コード41、41、・・・が配置されているため、構造の簡素化を確保した上で接続コード41、41、・・・のブラケット18の内部への配置を容易に行うことができる。
加えて、コネクター26がピボット支点部25に取り付けられた状態において、ブラケット18の外周より内側に位置されているため、コネクター26がブラケットの外側に突出されず、車輌用前照灯1の小型化を図ることができる。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…車輌用前照灯、2…ランプハウジング、3…カバー、4…灯具外筐、6…灯具ユニット、7…レンズホルダー、8…投影レンズ、10…光源ユニット、10b…光源、16…被支持突部、18…ブラケット、21a…配置溝、21b…連結用軸受部、22…支点形成部、25…ピボット支点部、26…コネクター、26b…接続端子、27…支持部、27a…支持孔、27c…係合支持片、29…レベリングアクチュエーター、31…連結軸、34…ピボット軸受、35…第1の操作軸、38…第2の操作軸

Claims (7)

  1. 少なくとも一方に開口を有するランプハウジングと前記ランプハウジングの前記開口を覆うカバーとによって構成された灯具外筐の内部に灯具ユニットが配置され前記灯具ユニットが少なくともブラケットを介して前記ランプハウジングに支持された車輌用前照灯であって、
    前記ブラケットに電源回路と接続される接続端子を有するコネクターが取り付けられ、
    前記接続端子に接続された接続コードの少なくとも一部が前記ブラケットの内部に配置され
    前記ランプハウジングに前記灯具ユニットから出射される光の光軸調整を行うためのピボット軸受と操作軸が支持され、
    前記ブラケットが前記ピボット軸受と前記操作軸を介して前記ランプハウジングに支持され前記操作軸の回転に伴って傾動され、
    前記ブラケットに、前記ピボット軸受に回転可能に連結され傾動時の支点とされるピボット支点部が一体に設けられ、
    前記ブラケットにおける前記ピボット支点部が設けられた部分が支点形成部とされ、
    前記支点形成部に前記コネクターが取り付けられ、
    前記コネクターが前記ピボット支点部の前方に位置する
    ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. 前記コネクターが前記ランプハウジングの開口方向から前記ブラケットに取り付けられるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  3. 前記ブラケットに一方向に開口された配置溝が形成され、
    前記配置溝に前記接続コードが配置された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用前照灯。
  4. 前記ブラケットが枠状に形成され、
    前記コネクターが前記ブラケットの外周より内側に位置された
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用前照灯。
  5. 前記ブラケットに吸水性を有する材料が含まれている
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用前照灯。
  6. 前記灯具ユニットに被支持突部が設けられ、
    前記ブラケットに前記被支持突部が挿入される支持孔と弾性変形可能な係合支持片とを有する支持部が設けられ、
    前記被支持突部が前記支持孔に挿入されるときに前記係合支持片が弾性変形され前記被支持突部の前記支持孔に対する挿入位置に応じて前記係合支持片が弾性復帰され前記被支持突部が前記係合支持片に係合されて前記灯具ユニットが前記ブラケットに支持されるようにした
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の車輌用前照灯。
  7. 前記被支持突部が左右に離隔して一対設けられ、
    前記灯具ユニットが前記ブラケットに前記一対の被支持突部を支点として回動可能に支持され、
    前記灯具ユニットに取り付けられ前記灯具ユニットを前記ブラケットに対して前記一対の被支持突部を支点として回動させて前記光源から出射される光の光軸調整を行うレベリングアクチュエーターが設けられ、
    前記レベリングアクチュエーターに連結軸が設けられ、
    前記ブラケットに前記連結軸が回動可能に連結される連結用軸受部が一体に形成された
    ことを特徴とする請求項6に記載の車輌用前照灯。
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