JP6904165B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
ヒートシンクなどを有するランプユニットの大型化を抑制するために、特許文献1には、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されているランプユニットと、ランプユニットを支持する支持ユニットと、ランプユニットの光軸を変える駆動ユニットと、を備え、ランプユニットは、半導体型光源と、半導体型光源が取り付けられていて半導体型光源において発生する熱を外部に放出するヒートシンクと、半導体型光源からの光を外部に照射するレンズと、レンズを保持していてヒートシンクに取り付けられているレンズホルダと、を有し、支持ユニットは、ランプハウジングに取り付けられていて、かつ、駆動ユニットが取り付けられている第1ブラケットと、第1ブラケットにランプユニットを支持部材を介して直交もしくはほぼ直交する2軸回りに回転可能に取り付けている第2ブラケットと、ランプユニットを駆動ユニットに取り付けている第3ブラケットと、を有し、駆動ユニットは、支持ユニットを介してランプユニットを2軸回りに回転させる出力部を有し、第2ブラケットおよび第3ブラケットは、それぞれ、レンズホルダに取り付けられている車両用前照灯が開示されている。
特開2016−173942号公報
しかしながら、小型化、軽量化の要求は依然として高く、より小型化、軽量化が行いやすい車両用灯具の出現が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、小型化、軽量化が行いやすい車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、正面視で水平方向に離間して設けられた複数の配光ユニット部をヒートシンクで一体化した集合灯具ユニットと、前記ヒートシンクに対して取り付けられるブラケットと、を備え、前記ブラケットは、光軸調整機構の支点部を取り付ける支点取付部と、前記光軸調整機構の鉛直調整部を取り付ける鉛直機構取付部と、前記光軸調整機構の水平調整部を取り付ける水平機構取付部と、が設けられており、前記ブラケットは、前記鉛直機構取付部、前記支点取付部及び前記水平機構取付部の間が繋がり、前記鉛直機構取付部と前記水平機構取付部の間が開口したアーチ状の形状である。
(2)上記(1)の構成において、前記ブラケットは、少なくとも前記支点取付部、前記鉛直機構取付部及び前記水平機構取付部に近い位置で前記ヒートシンクに取り付けられている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記鉛直機構取付部は、正面視で前記支点取付部よりも鉛直方向下側に設けられており、
前記水平機構取付部は、正面視で鉛直方向の高さ位置が前記支点取付部とほぼ同じ位置であるとともに、前記支点取付部よりも水平方向外側に設けられており、
前記ブラケットは、正面視で、前記支点取付部と前記鉛直機構取付部の間をほぼ直線状に繋ぐとともに、前記支点取付部と前記水平機構取付部の間を鉛直方向上側に迂回するように繋いでいる。
(4)上記(3)の構成において、前記ヒートシンクは、鉛直方向上側に延在する取付アーム部を有し、前記ブラケットは、正面視で前記支点取付部から前記水平機構取付部に至るまでのほぼ中間地点で前記ヒートシンクの前記取付アーム部に取り付けられている。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記ブラケットが樹脂製である。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記配光ユニット部のうちの1つは、カットオフラインを有するロービーム配光パターンを形成するロービーム配光ユニット部であり、前記ロービーム配光ユニット部は、正面視で前記支点取付部に隣接して設けられている。
(7)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記配光ユニット部のうちの1つは、ハイビーム配光パターン及びロービーム配光パターンの高光度配光パターンを形成する高光度配光ユニット部であり、前記高光度配光ユニット部は、正面視で前記支点取付部に隣接して設けられている。
(8)上記(1)から(7)のいずれか1つの構成において、前記ヒートシンクは、一体成形されており、前記ヒートシンクは、1つの前記配光ユニット部に対応する水平方向内側領域ともう1つの前記配光ユニット部に対応する前記水平方向内側領域よりも段上りした水平方向外側領域を有するベース部と、前記ベース部から鉛直方向下側に延在し、前後方向に並ぶように複数設けられた放熱フィンと、を備えている。
本発明によれば、小型化、軽量化が行いやすい車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る実施形態の車両用灯具のブラケット等を取り付けた集合灯具ユニットを車両の前方側から見た正面図である。 図2の一部分解斜視図である。 図2から光軸調整機構を省略した正面図である。 本発明に係る実施形態の車両用灯具の集合灯具ユニットを車両の後方側から見た斜視図である。 本発明に係る実施形態の車両用灯具のブラケットを車両の前方側から見た正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両102の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両102に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明に係る実施形態の車両用灯具は、図1に示す車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用前照灯(101R、101L)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
図2は本実施形態の車両用灯具のブラケット10等を取り付けた集合灯具ユニット20を車両102の前方側から見た正面図であり、図3は図2の一部分解斜視図である。
また、図4は図2から光軸調整機構30を省略した正面図であり、図5は本実施形態の車両用灯具の集合灯具ユニット20を車両102の後方側から見た斜視図であり、図6は本実施形態の車両用灯具のブラケット10を車両102の前方側から見た正面図である。
以下、具体的に、図2から図6を参照しながら車両用灯具の構成について説明する。
なお、図2から図6は車両102の右側の車両用灯具(車両用前照灯101R)、つまり、車両102の前方側から車両用灯具を見たときの左側の車両用灯具の構成を示す図になっており、車両102の前方側から車両用灯具を見た状態の説明が行われている場合には「正面視で」と記載する。
また、以下では、この右側の車両用灯具(車両用前照灯101R)の構成について説明し、左側の車両用灯具(車両用前照灯101L)についての説明を省略するが、左側の車両用灯具(車両用前照灯101L)は、右側の車両用灯具(車両用前照灯101R)における左右の関係が逆転するだけである。
そして、右側の車両用灯具(車両用前照灯101R)の車両内側(水平方向内側ともいう)及び車両外側(水平方向外側ともいう)は正面視で右側及び左側であるが、左側の車両用灯具(車両用前照灯101L)の車両内側(水平方向内側)及び車両外側(水平方向外側)は正面視で左側及び右側となる。
したがって、左右方向の関係を車両内側(水平方向内側)及び車両外側(水平方向外側)として説明している場合、右側の車両用灯具(車両用前照灯101R)に関する説明は、そのまま左側の車両用灯具(車両用前照灯101L)に適用できる説明になっている。
なお、車両内側(水平方向内側)及び車両外側(水平方向外側)との記載は、正面視においても、車両102に乗車する運転者から見ても同じ方向を指すものにもなっている。
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備えている。
そして、図3に示すように、車両用灯具は、ブラケット10と、集合灯具ユニット20と、光軸調整機構30と、を備えており、これらがハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に収容される。
なお、灯室内には、その他の部材(例えば、ターンランプやクリアランスランプ等を構成する部材)等も収容される。
(集合灯具ユニット20)
集合灯具ユニット20は、図2に示すように、正面視で水平方向に離間して設けられた複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)が、図5に示すように、ヒートシンク22で一体化されたものになっている。
より詳細に説明すると、図5に示すように、ヒートシンク22は、1つの配光ユニット部(ロービーム配光ユニット部21B)に対応する水平方向内側領域22ABともう1つの配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A)に対応する水平方向内側領域22ABよりも鉛直方向上側に段上りした水平方向外側領域22AAを有するベース部22Aと、ベース部22Aから鉛直方向下側に延在し、前後方向に並ぶように複数設けられた放熱フィン22Bと、を備え、ベース部22Aと複数の放熱フィン22Bが一体形成されたものになっている。
そして、集合灯具ユニット20は、その一体形成されたヒートシンク22に対して、図2に示すように、正面視で水平方向に離間するように、複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)が設けられ、複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)がヒートシンク22で一体化されたものになっている。
具体的には、ハイビーム配光ユニット部21Aは、ハイビーム用の配光パターンを形成する配光ユニット部であり、ハイビーム配光ユニット部21Aは、図5に模式的に示す第1基板23AA上に第1発光チップ23ABが設けられたハイビーム用の第1光源23Aと、ハイビーム用の第1リフレクタ24Aと、ハイビーム用の第1レンズ25Aと、第1レンズ25A用の第1レンズホルダ25AAと、を備えている。
そして、ベース部22Aの水平方向外側領域22AA上に第1基板23AAを設けるように第1光源23Aが設けられ、前方側が開口するように第1光源23Aを半ドーム状に覆う第1リフレクタ24Aがベース部22Aの水平方向外側領域22AA上に設けられ、ベース部22Aの水平方向外側領域22AAに対応するヒートシンク22の前方側の位置に第1レンズ25Aが位置するように第1レンズ25Aが取り付けられた第1レンズホルダ25AAがヒートシンク22に対して設けられることで、ハイビーム配光ユニット部21Aがヒートシンク22に対して設けられたものになっている。
一方、ロービーム配光ユニット部21Bは、ロービーム配光用のカットオフラインを有する配光パターンを形成する配光ユニット部であり、ハイビーム配光ユニット部21Aと同様に、ロービーム配光ユニット部21Bは、図5に模式的に示す第2基板23BA上に第2発光チップ23BBが設けられたロービーム用の第2光源23Bと、ロービーム用の第2リフレクタ24Bと、ロービーム用の第2レンズ25Bと、第2レンズ25B用の第2レンズホルダ25BAと、を備えている。
そして、ベース部22Aの水平方向内側領域22AB上に第2基板23BAを設けるように第2光源23Bが設けられ、前方側が開口するように第2光源23Bを半ドーム状に覆う第2リフレクタ24Bがベース部22Aの水平方向内側領域22AB上に設けられ、ベース部22Aの水平方向内側領域22ABに対応するヒートシンク22の前方側の位置に第2レンズ25Bが位置するように第2レンズ25Bが取り付けられた第2レンズホルダ25BAがヒートシンク22に対して設けられることで、ロービーム配光ユニット部21Bがヒートシンク22に対して設けられたものになっている。
なお、本実施形態では、第1光源23Aの第1発光チップ23AB及び第2光源23Bの第2発光チップ23BBにLEDチップ(発光ダイオードチップ)を用い、第1光源23A及び第2光源23BがLED光源であるものとしているが、第1発光チップ23AB及び第2発光チップ23BBにLDチップ(レーザーダイオードチップ)を用い、第1光源23A及び第2光源23Bがレーザー光源であるものとしてもよい。
また、本実施形態では、一体形成されたアルミダイカスト製のヒートシンク22に対して、複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)を設けるようにしているが、複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)のそれぞれを、個別に作製されたヒートシンクに対して設け、それらのヒートシンクを一体化するように連結させることで、複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)がヒートシンクで一体化されたものとしてもよい。
さらに、本実施形態では、配光ユニット部がハイビーム配光ユニット部21Aとロービーム配光ユニット部21Bの2つの場合について示しているが、配光ユニット部は2つに限られず、3つ以上の複数であってもよい。
例えば、集合灯具ユニット20は、ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21Bに加え、デイタイムランニングランプ用の配光ユニット部を備えていてもよい。
また、本実施形態では、ロービーム配光パターンを1つの配光ユニット部(ロービーム配光ユニット部21B)で形成するようにしているが、2つの配光ユニット部で形成するようにして、ハイビーム配光パターン用の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A)を含め、3つ以上の配光ユニット部を備えているものとしてもよい。
つまり、ロービーム配光パターンが、ロービーム配光パターンのカットオフライン(例えば、上側水平カットオフライン、下側水平カットオフライン及び上側水平カットオフラインと下側水平カットオフラインの間に位置し、上側水平カットオフラインと下側水平カットオフラインに繋がる斜めカットオフラインを有するカットオフライン)を有する拡散配光パターン部分だけを形成する1つの配光ユニット部(ロービーム拡散配光ユニット部)と、そのカットオフラインを有する拡散配光パターン部分の斜めカットオフライン近傍の光度を高めてホットゾーンを形成するために、斜めカットオフライン近傍に多重する高光度配光パターン(ロービーム用高光度配光パターンという場合もある。)を形成する高光度配光パターン用のもう1つの配光ユニット部(高光度配光ユニット部)と、で形成されるものとしてもよい。
なお、1つの配光ユニット部を、ハイビーム用高光度配光パターンとロービーム用高光度配光パターンを形成する構成として、さらに、2つの配光ユニット部(ハイビーム拡散配光ユニット部、ロービーム拡散配光ユニット部)を設け、3つ以上の配光ユニット部を備えているものとしてもよい。
例えば、1つの配光ユニット部で、ハイビーム用高光度配光パターンとロービーム用高光度配光パターンを形成する構成としては、ハイビーム用高光度配光パターン用の高光度配光ユニット部の構成に、光源からの光の一部を遮光して斜めカットオフラインを形成する位置と光源からの光を遮光しない位置との間を移動する可動シェードを設けた配光ユニット部(高光度配光ユニット部)とすることが考えられる。
同様に、1つの配光ユニット部が、ハイビーム拡散配光ユニット部とロービーム拡散配光ユニット部を兼ねるものとしてもよく、例えば、ロービーム拡散配光パターン用の配光ユニット部を設け、その配光ユニット部の配光パターンを、そのままハイビーム配光パターン用の配光パターンとして使用するようにすればよい。
したがって、1つの配光ユニット部をハイビーム用高光度配光パターンとロービーム用高光度配光パターンを形成する構成として、もう1つの配光ユニット部をハイビーム拡散配光ユニット部とロービーム拡散配光ユニット部を兼ねるものとして、2つの配光ユニット部を備えるものとしてもよい。
話を本実施形態の説明に戻すと、図3及び図5を見るとわかるように、ハイビーム配光ユニット部21Aに対応するヒートシンク22の部分は、ロービーム配光ユニット部21Bに対応するヒートシンク22の部分より、全体的に鉛直方向上側に位置している。
そして、図5に示すように、集合灯具ユニット20は、ベース部22Aの水平方向内側領域22ABの放熱フィン22Bの鉛直方向下側に設けられ、放熱フィン22Bを冷却する冷却ファン26を備えている。
本実施形態では、放熱フィン22Bを水平方向に並べるのではなく、前後方向に並べるようにして、放熱フィン22B間にできる空気が流れる流路を水平方向に形成するようにしているため、ベース部22Aの水平方向内側領域22ABの鉛直方向下側に1つの冷却ファン26を配置するだけで、ベース部22Aの水平方向外側領域22AAも冷却することができ、ベース部22Aの水平方向外側領域22AAの鉛直方向下側に冷却ファンを設けなくてもよいようになっている。
また、先に説明したように、ハイビーム配光ユニット部21Aに対応するヒートシンク22の部分が、ロービーム配光ユニット部21Bに対応するヒートシンク22の部分より、全体的に鉛直方向上側に位置するようにしている。
このため、ベース部22Aの水平方向外側領域22AAの鉛直方向下側に、例えば、ターンランプ等をコンパクトに配置できるようにしたスペースが得られるようになっている。
(ブラケット10)
ブラケット10は、図2に示すように、光軸調整機構30が取り付けられるとともに、後述するようにヒートシンク22に対して取り付けられる。
このため、図3、図4及び図6に示すように、ブラケット10には、光軸調整機構30の支点部31を取り付ける支点取付部11と、光軸調整機構30の鉛直調整部32を取り付ける鉛直機構取付部12と、光軸調整機構30の水平調整部33を取り付ける水平機構取付部13と、が設けられている。
そして、ブラケット10は、鉛直機構取付部12、支点取付部11及び水平機構取付部13の間が繋がり、鉛直機構取付部12と水平機構取付部13の間が開口したアーチ状の形状になっている。
なお、鉛直機構取付部12と水平機構取付部13の間が開口しているので、鉛直機構取付部12と水平機構取付部13の間が繋がっている場合に比べ、軽量化が図れる。
より具体的には、図6に示すように、鉛直機構取付部12は、正面視で支点取付部11よりも鉛直方向下側に設けられており、水平機構取付部13は、正面視で鉛直方向の高さ位置が支点取付部11とほぼ同じ位置であるとともに、支点取付部11よりも水平方向外側に設けられている。
そして、ブラケット10は、正面視で、支点取付部11と鉛直機構取付部12の間をほぼ直線状に繋ぐとともに、支点取付部11と水平機構取付部13の間を鉛直方向上側に迂回するように繋いでおり、鉛直機構取付部12と水平機構取付部13の間となる鉛直方向下側が開口したアーチ状の形状になっている。
このように、ブラケット10は鉛直方向下側が開口したアーチ状の形状であるため、先に図5を参照して説明したように、ベース部22Aの水平方向外側領域22AAの鉛直方向下側、つまり、ハイビーム配光ユニット部21Aの鉛直方向下側にターンランプ等を配置するときに、ブラケット10が邪魔にならず、車両用灯具全体としての小型化が行いやすいものとなっている。
一方、ブラケット10は、支点取付部11に、図2及び図3に示す光軸調整機構30の支点部31が取り付けられ、この光軸調整機構30の支点部31が灯室に固定されることで、支点部31を基準に水平方向及び鉛直方向に光軸調整できるように灯室内に配置される。
そして、ブラケット10は、ヒートシンク22に対して取り付けられているため、ブラケット10は、放熱性の高いアルミ等の重量のある金属素材で形成されるヒートシンク22の重量を受ける必要がある。
ここで、特許文献1で開示される第1ブラケットのように、枠形状であれば高い剛性が得られるが、ブラケット10は開口したアーチ状の形状であるため、高い剛性が得られ難い。
また、本実施形態では、軽量化のためにブラケット10を樹脂製としていることから、なおさら、高い剛性が得られ難い。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、ブラケット10には、支点取付部11に近接して設けられたヒートシンク22に対して固定される第1固定部14Aと、鉛直機構取付部12の近くに設けられたヒートシンク22に対して固定される第2固定部14Bと、水平機構取付部13に近接して設けられたヒートシンク22に対して固定される第3固定部14Cと、が形成されており、図2、図3及び図4に示すように、ネジ41、ネジ42及びネジ43を用いて、支点取付部11、鉛直機構取付部12及び水平機構取付部13に近い位置でヒートシンク22に取り付けられている。
このように、剛性の高いヒートシンク22を利用して、鉛直機構取付部12、支点取付部11及び水平機構取付部13の間の剛性を高めるようにし、剛性を高くし難い樹脂製のブラケット10であっても、ヒートシンク22の重量を受けたときに変形等が起き難いようにしている。
また、図5に示すように、ヒートシンク22は、ベース部22Aの水平方向外側領域22AAの水平方向内側寄りの位置から鉛直方向上側に延在する取付アーム部27を有している。
そして、図6に示すように、ブラケット10は、正面視で支点取付部11から水平機構取付部13に至るまでのほぼ中間地点に取付アーム部27に固定される第4固定部14Dが形成されており、図2、図3及び図4に示すように、ネジ44を用いて、正面視で支点取付部11から水平機構取付部13に至るまでのほぼ中間地点でも、ヒートシンク22の取付アーム部27に取り付けられている。
このように、本実施形態では、比較的距離が長く、剛性が低くなりやすい支点取付部11から水平機構取付部13に至るまでの間も、剛性の高いヒートシンク22を利用して補強するようにしている。
なお、本実施形態では、図3に示すように、ロービーム配光ユニット部21Bよりもハイビーム配光ユニット部21Aが前後方向後側に位置するように配置されており、それに応じるように、ブラケット10は、支点取付部11から第4固定部14Dに向かって、前後方向後側の鉛直方向斜め上側(若干水平方向外側に向かう鉛直方向斜め上側)に延在し、第4固定部14Dから水平機構取付部13に向かって、水平方向外側に延在した後、鉛直方向下側に緩やかな曲がりを帯びながら延在している。
一方、支点取付部11と鉛直機構取付部12は、前後方向での位置はほぼ同じ位置に位置しており、ブラケット10は、支点取付部11から鉛直機構取付部12に向かって、ほぼ真直ぐに鉛直方向下側に延在している。
そして、光軸調整機構30の鉛直調整部32(図3参照)の鉛直調整軸32Aを前後方向に動かすと、支点取付部11に取り付けられた光軸調整機構30の支点部31を回動基準点としてブラケット10が鉛直方向(上下方向)に光軸調整され、ブラケット10とともに、集合灯具ユニット20も光軸調整される。
このため、集合灯具ユニット20の複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)それぞれのユニット光軸の鉛直方向(上下方向)の調整が行えるようになっている。
同様に、光軸調整機構30の水平調整部33(図3参照)の水平調整軸33Aを前後方向に動かすと、支点取付部11に取り付けられた光軸調整機構30の支点部31を回動基準点としてブラケット10が水平方向(左右方向)に光軸調整され、ブラケット10とともに、集合灯具ユニット20も光軸調整される。
このため、集合灯具ユニット20の複数の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)それぞれのユニット光軸の水平方向(左右方向)の調整が行えるようになっている。
ところで、ロービーム配光パターンは、スクリーン上での所定の位置にカットオフラインが位置することが求められるため、光軸調整機構30でのユニット光軸の調整時に大きく動かないことが好ましい。
そして、光軸調整機構30でのユニット光軸の調整は、光軸調整機構30の支点部31を回動基準点として行われるため、この支点部31に近いと、光軸調整機構30でのユニット光軸の調整時に大きく動かないことから、本実施形態では、図2に示すように、ロービーム配光ユニット部21Bを、正面視で光軸調整機構30の支点部31が取り付けられる支点取付部11に隣接して設けるようにしている。
具体的には、図2に示すように、正面視で、ロービーム用の第2レンズ25Bの鉛直方向のほぼ中間位置が光軸調整機構30の支点部31の鉛直方向の位置と同じか若干鉛直方向上側に位置し、正面視で第2レンズ25B用の第2レンズホルダ25BAの一部が光軸調整機構30の支点部31の一部に重なる程度に支点部31が取り付けられる支点取付部11に隣接して位置するようにロービーム配光ユニット部21Bを設けている。
このため、ロービーム配光ユニット部21Bが光軸調整機構30でのユニット光軸の調整時に大きく光軸調整されることがなく、スクリーン上での所定の位置にカットオフラインを位置させやすくなっている。
また、支点部31からの距離が近い方が、車両102が走行しているときの振動に伴ってかかるモーメントを小さくできるため、そのような振動に伴うロービーム配光ユニット部21Bの光軸のぶれを抑制することもできる。
なお、上述したように、1つの配光ユニット部で、ハイビーム用高光度配光パターンとロービーム用高光度配光パターンを形成する場合、つまり、配光ユニット部のうちの1つを光度が高い、ハイビーム配光パターン及びロービーム配光パターンの高光度配光パターンを形成する高光度配光ユニット部とする場合も、光軸調整の際に、光軸調整機構30でのユニット光軸の調整時に大きく動かないことが好ましい。
このため、配光ユニット部のうちの1つが、高光度配光ユニット部である場合には、高光度配光ユニット部が、正面視で支点取付部11に隣接して設けられているものとすることが好ましい。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、集合灯具ユニット20が、第1光源23A及び第2光源23Bからの光を第1レンズ25A及び第2レンズ25Bに向けて第1リフレクタ24A及び第2リフレクタ24Bで反射するプロジェクタ型の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)を備えるものとなっていたが、これに限定される必要はない。
例えば、集合灯具ユニット20は、ヒートシンク22のベース部22Aの第1光源23A及び第2光源23Bが配置される面を前後方向前側に向くものとして、第1リフレクタ24A及び第2リフレクタ24Bを省略し、第1リフレクタ24A及び第2リフレクタ24Bを介さずに、第1光源23A及び第2光源23Bからの光が第1レンズ25A及び第2レンズ25Bに直接入射する直射型の配光ユニット部(ハイビーム配光ユニット部21A及びロービーム配光ユニット部21B)を備えるものとしてもよい。
また、上記実施形態では、1つの配光ユニット部が1つの光源を有するものになっていたが、1つの配光ユニット部に複数の発光チップ又は複数の光源を設け、それら発光チップ又は光源の一部又は全部を点消灯して配光パターンを変化させる、いわゆる、ADB(Adaptive Driving Beam)制御が行える配光ユニット部としてもよい。
このように、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ブラケット
11 支点取付部
12 鉛直機構取付部
13 水平機構取付部
14A 第1固定部
14B 第2固定部
14C 第3固定部
14D 第4固定部
20 集合灯具ユニット
21A ハイビーム配光ユニット部
21B ロービーム配光ユニット部
22 ヒートシンク
22A ベース部
22AA 水平方向外側領域
22AB 水平方向内側領域
22B 放熱フィン
23A 第1光源
23AA 第1基板
23AB 第1発光チップ
23B 第2光源
23BA 第2基板
23BB 第2発光チップ
24A 第1リフレクタ
24B 第2リフレクタ
25A 第1レンズ
25AA 第1レンズホルダ
25B 第2レンズ
25BA 第2レンズホルダ
26 冷却ファン
27 取付アーム部
30 光軸調整機構
31 支点部
32 鉛直調整部
32A 鉛直調整軸
33 水平調整部
33A 水平調整軸
41、42、43、44 ネジ
101L、101R 車両用前照灯
102 車両

Claims (8)

  1. 正面視で水平方向に離間して設けられた複数の配光ユニット部をヒートシンクで一体化した集合灯具ユニットと、
    前記ヒートシンクに対して取り付けられるブラケットと、を備え、
    前記ブラケットは、
    光軸調整機構の支点部を取り付ける支点取付部と、
    前記光軸調整機構の鉛直調整部を取り付ける鉛直機構取付部と、
    前記光軸調整機構の水平調整部を取り付ける水平機構取付部と、が設けられており、
    前記ブラケットは、前記鉛直機構取付部、前記支点取付部及び前記水平機構取付部の間が繋がり、前記鉛直機構取付部と前記水平機構取付部の間が開口したアーチ状の形状であることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ブラケットは、少なくとも前記支点取付部、前記鉛直機構取付部及び前記水平機構取付部に近い位置で前記ヒートシンクに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記鉛直機構取付部は、正面視で前記支点取付部よりも鉛直方向下側に設けられており、
    前記水平機構取付部は、正面視で鉛直方向の高さ位置が前記支点取付部とほぼ同じ位置であるとともに、前記支点取付部よりも水平方向外側に設けられており、
    前記ブラケットは、正面視で、前記支点取付部と前記鉛直機構取付部の間をほぼ直線状に繋ぐとともに、前記支点取付部と前記水平機構取付部の間を鉛直方向上側に迂回するように繋いでいることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記ヒートシンクは、鉛直方向上側に延在する取付アーム部を有し、
    前記ブラケットは、正面視で前記支点取付部から前記水平機構取付部に至るまでのほぼ中間地点で前記ヒートシンクの前記取付アーム部に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記ブラケットが樹脂製であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記配光ユニット部のうちの1つは、カットオフラインを有するロービーム配光パターンを形成するロービーム配光ユニット部であり、
    前記ロービーム配光ユニット部は、正面視で前記支点取付部に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  7. 前記配光ユニット部のうちの1つは、ハイビーム配光パターン及びロービーム配光パターンの高光度配光パターンを形成する高光度配光ユニット部であり、
    前記高光度配光ユニット部は、正面視で前記支点取付部に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  8. 前記ヒートシンクは、一体成形されており、
    前記ヒートシンクは、
    1つの前記配光ユニット部に対応する水平方向内側領域ともう1つの前記配光ユニット部に対応する前記水平方向内側領域よりも段上りした水平方向外側領域を有するベース部と、
    前記ベース部から鉛直方向下側に延在し、前後方向に並ぶように複数設けられた放熱フィンと、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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