JP6476775B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
従来、リフレクタ可動型ヘッドランプであって、ランプボディと前面レンズで画成された灯室内に、リフレクタと光源とをそれぞれ備えた3種類の光源ユニットがエイミング機構によって傾動調整可能に設けられたリフレクタ可動型ヘッドランプにおいて、前記光源ユニットを、走行ビーム形成用,すれ違いビーム形成用および補助ビーム形成用の3種で構成するとともに、前記各光源ユニットにおけるリフレクタを単一のリフレクタユニットに一体的に形成するとともに、前記光源ユニットとランプボディ間に介装した単一のエイミング機構によって前記リフレクタユニットをランプボディに対し傾動調整可能に設けるようにしたリフレクタ可動型ヘッドランプが知られている(特許文献1参照)。
そして、特許文献1に記載されたリフレクタ可動型ヘッドランプは、3種のリフレクタが単一のリフレクタユニットに一体的に形成されているため、従来構造において3種の光源ユニットそれぞれに必要であったエイミング機構がリフレクタユニットに対応する単一のエイミング機構で済み、エイミング機構を構成する部品点数が少なくできるとともに、また、隣接する光源ユニットのリフレクタ間に隙間がないので、リフレクタを隣接配置する従来構造に場合に比べて、灯室が小さくできるとともに、前面レンズを通した灯室内の見栄えが良好となるとされている。
特開2003―272415号公報
ところで、特許文献1のリフレクタは、リフレクタそのものとして見ると、複数のリフレクタが一体形成された分、リフレクタ自体の重量が増加することになる。
このように、リフレクタ自体の重量が増加すると、エイミング構造に大きな負荷がかかることになる。
このため、リフレクタの支持が不安定になり易く、リフレクタを十分に支持できず、リフレクタが傾き、車両用灯具としての配光状態に影響がでる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、複数のリフレクタを一体化したリフレクタでもエイミング構造にかかる負荷が少なく、リフレクタの傾きなどの発生を抑制できる車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、ハウジングと、上面に光源載置部を設けたベース部を有するヒートシンクと、前記光源載置部に載置される半導体型光源と、下面に前記光源載置部に対応する開口部を有する下側リフレクタ部と上側リフレクタ部とを一体形成したリフレクタと、を備え、前記ヒートシンクが、前記光源載置部に載置された前記半導体型光源を前記開口部に位置するように前記下側リフレクタ部の前記下面の裏面側に取付けられるとともに、前記ハウジングに直接配置されている。
(2)上記(1)の構成において、前記ヒートシンクが脚部を有し、前記ハウジングが前記脚部を配置する車両前後方向に延びる受け面を有する。
(3)上記(2)の構成において、前記ヒートシンクは、前記ベース部の下面側に設けられる前記脚部と前記ベース部の下面から車両下側に前記脚部を超えない範囲で延びる複数の下面側放熱フィンとを備える。
(4)上記(3)の構成において、前記脚部は、前記下面側放熱フィンの先端よりも下方まで位置するように、前記下面側放熱フィンに一体に設けられている。
(5)上記(2)から(4)のいずれか1つの構成において、前記ヒートシンクには、前記半導体型光源を挟んで左右両側に脚部が設けられており、
前記ハウジングには、前記受け面が前記脚部に対応するように設けられている。
(6)上記(2)から(5)のいずれか1つの構成において、前記ハウジングの前記受け面には、凸条リブが設けられており、前記凸条リブが、車両前後方向に伸びている。
(7)上記(1)から(6)のいずれかの構成において、前記リフレクタが、前記開口部の車両幅方向左右及び前記開口部の車両前方側に設けられる前記ヒートシンクを取付ける取付部を備える。
本発明によれば、複数のリフレクタを一体化したリフレクタでもエイミング構造にかかる負荷が少なく、リフレクタの傾きなどの発生を抑制できる車両用灯具を提供することができる。
本実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本実施形態の車両用灯具の正面図である。 図2のA−A線断面図である。 本実施形態のハウジングの斜視図である。 本実施形態のヒートシンクの上側が見えるようにした斜視図である。 本実施形態のヒートシンクの下側が見えるようにした斜視図である。 本実施形態のヒートシンクのハウジング上での配置状態を説明するための図である。 本実施形態のリフレクタを正面から見た正面図である。 本実施形態のリフレクタを下側から見た斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施形態に係る車両用灯具は、図1に示す車両102の前方の左右に設けられる車両用灯具(101R,101L)であり、左右の車両用灯具(101R,101L)の構成は左右対称であるため、以下では、右側の車両用灯具101Rについてのみ説明する。
なお、以下では、車両用灯具101Rのことを、単に「車両用灯具」と記載する。
(実施形態)
図2は、本実施形態の車両用灯具の斜視図であり、図3は、図2のA−A線断面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング10とハウジング10の開口を覆うようにハウジング10に取付けられるアウターレンズ20とを備え、ハウジング10とアウターレンズ20とで形成される灯室内に灯具ユニット30が配置されている。
図3に示すように、灯具ユニット30は、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とを一体形成したリフレクタ40と、上側リフレクタ部41内に配置されるバルブ型の光源50と、下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に取付けられるヒートシンク60と、ヒートシンク60に載置される半導体型光源70と、を主に備えている。
本実施形態の車両用灯具は、バルブ型の光源50と上側リフレクタ部41とでハイビーム用配光を形成し、半導体型光源70と下側リフレクタ部42とでロービーム用配光を形成するようになっている。
なお、本実施形態では、半導体型光源70は、電力を供給するための電気回路が形成された基板と基板上に設けられた発光チップとからなるLED光源であるが、その他、EL(有機EL)やLD等の半導体型光源を好適に用いることもができる。
また、発光チップは、基板上に1つだけ設けられていても、複数設けられても良く、また、発光チップの形状は任意であり、正方形や長方形など所望の形状の発光チップを用いてよく、さらに、発光チップを樹脂封止するようにしてもよい。
以下、図面を参照しながら、本実施形態の車両用灯具の各部について詳細な説明を行う。
(ハウジング)
図4は、ハウジング10のみを示した斜視図である。
ハウジング10は、底面側から上方に突出するとともに、ヒートシンク60を受けるための車両前後方向に延びる一対の受け面11a、11bが形成されている。
受け面11a、11bそれぞれの外側には、受け面11a、11bから車両上側に突出した受け面11a、11bに沿って車両前後方向に延びる一対の凸条リブ12a、12bが形成されている。
より具体的には、受け面11aの車両外側寄りとなる受け面11aの外側位置に車両前後方向に延びる凸条リブ12aが形成され、この凸条リブ12aと対をなすように、受け面11bの車両内側寄りとなる受け面11bの外側位置に車両前後方向に延びる凸条リブ12bが形成されている。
この一対の凸条リブ12a、12bは、ヒートシンク60を配置する時の車両前後方向へのガイドを構成するとともに、ヒートシンク60の車両幅方向への移動範囲を規制する役割を果たす。
また、この一対の受け面11a、11bの間には、受け面11a、11bよりも底面が車両下側に位置するように形成された受け面11a、11bに沿って設けられた第1凹部13(図3及び図4参照)が形成されている。
そして、この第1凹部13の車両後方側には、第1凹部13と繋がる車両上下方向に延びる第2凹部14(図3及び図4参照)が形成されている。
図3に示すように、第2凹部14は、下側壁部14aが車両後方側から車両前方側に向かって車両下側に傾斜しており、第2凹部14は第1凹部13の車両後方側に繋がるように、第1凹部13の底面13aに第2凹部14の下側壁部14aの車両前方側が繋がっている。
また、第2凹部14の上側壁部14bは、車両後方側から車両前方側に向かって車両上側に傾斜するように形成されている。
このような第1凹部13及び第2凹部14とすることで、図3に示すように、ヒートシンク60の車両下側及び車両後方側に空気の通る空間が実現でき、後ほど後述するが、ヒートシンク60の放熱性を高めることが可能となる。
(ヒートシンク)
図5及び図6はヒートシンク60を示した図であり、図5はヒートシンク60の上側が見えるようにした斜視図であり、図6はヒートシンクの下側が見えるようにした斜視図である。
ヒートシンク60は、熱伝導性の高い金属部材や樹脂部材などから構成され、本実施形態では、一体形成されたアルミダイカスト製のヒートシンクを用いている。
ヒートシンク60に形成された個別の部位について見ていくと、ヒートシンク60は、ベース部61と、ベース部61の上面に設けられた半導体型光源70(図示せず)を載置するための光源載置部62(図5参照)と、ベース部61に設けられた3つの貫通孔部63a、63b、63cと、ベース部61に設けられた位置決め孔部64と、ベース部61の下面から車両下側に延びる複数の下面側放熱フィン65と、ベース部61の車両後方側に車両幅方向に並ぶように設けられた車両上下方向に延びる複数の放熱フィン66と、を備えている。
また、図5に示すように、ベース部61の上面に形成された光源載置部62には、半導体型光源70を取付けるための光源取付部62aが形成され、光源載置部62の周囲には、光源載置部62を取り囲むように形成された第1壁部67が設けられている。
本実施形態では、貫通孔部63a、63b、63cが位置している部分にある一部の放熱フィンを除いて、下面側放熱フィン65と放熱フィン66とが一体に繋がりL字形状の放熱フィンを構成している。
また、ベース部61の車両後方側に位置する放熱フィン66の部分は、図では見えていないが、隣接する放熱フィン66同士の間が上下方向に素通しとなるように、放熱フィン66同士の間を繋ぐ補強リブなどの構成を設けていない。
したがって、放熱フィン66同士の間は、車両上下方向に吹き抜け構造になっており、車両上下方向への空気の流れが阻害されないようになっている。
そして、この放熱フィン66は、ハウジング10から離間するように第2凹部14に収納される(図3参照)。
図5及び図6に示すベース部61に設けられた貫通孔部63a、63b、63cは、後ほど説明するリフレクタ40にヒートシンク60を取付けるためのスクリューを通すための部分であり、貫通孔部63aがヒートシンク60の車両前方側の車両幅方向中央付近に形成されるとともに、貫通孔部63b、63cがヒートシンク60の車両後方側で車両幅方向のほぼ中央を基準にほぼ左右対称となる位置に形成されている。
また、位置決め孔部64は、後ほど説明するリフレクタ40にヒートシンク60を取付けるときの位置決めのための孔部である。
さらに、ヒートシンク60は、コネクタ固定部68と一対の脚部69a、69bとを備えている。
コネクタ固定部68は、半導体型光源70に電気配線で電気接続されたコネクタが取付けられる部分であり、具体的には、ヒートシンク60の車両内側寄りの車両前方側に設けられており、車両前方側に延びた後、車両外側に曲がる略L字形の形状としてヒートシンク60に一体形成されている。
このコネクタ固定部68には、コネクタが差込口を車両外側となるように固定される。
ここで、図3を参照するとわかる通り、ヒートシンク60は、リフレクタ40の下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側(車両下側)に取付けられるので、コネクタ固定部68は、下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に位置する。
また、コネクタ固定部68の車両下側には、半導体型光源70の駆動回路80が設けられている。
このため、駆動回路80側のコネクタをコネクタ固定部68に固定される半導体型光源70側のコネクタに接続する作業スペースが小さいが、半導体型光源70側のコネクタの差込口を車両外側に向けて固定できるようにコネクタ固定部68が形成されているので、図4に示すように、ハウジング10の広く開口する車両外側(図左側)からのアクセスでコネクタの取付作業が行えるようになっており、良好なコネクタの取付作業が行えるようになっている。
一方、一対の脚部69a、69bは、図6に示すように、ベース部61の下面から下面側放熱フィン65に沿って、下面側放熱フィン65と一体で車両下側に延びるように形成されており、下面側放熱フィン65よりも車両下側まで延びるようにされている。
なお、脚部69a、69bは、下面側放熱フィン65と一体に形成するのではなく、別に形成するようにしてもよいが、下面側放熱フィン65に一体に形成することで脚部69a、69bの厚みを下面側放熱フィン65の分厚くすることができ、脚部69a、69bの強度を高めることができる。
また、別に脚部69a、69bを設けるようにすると、脚部69a、69bを設けるためのスペースを確保するために、下面側放熱フィン65が設けられない部分ができるが、本実施形態のように、脚部69a、69bを下面側放熱フィン65と一体に形成するようにすれば、そのようなことがなく、下面側放熱フィン65の数を減らさなくてよいので高い放熱性が得られる。
したがって、本実施形態のように、一対の脚部69a、69bは、下面側放熱フィン65と一体で車両下側に延びるように形成されているのが好適である。
また、一対の脚部69a、69bの先端は、車両前後方向にRが形成されたR形状とされており、後ほど説明するエイミングやレべリングなどの際の動きがスムーズに行えるようになっている。
図7は、灯具ユニット30が灯室内に配置されたときのヒートシンク60の配置状態を説明する図である。
但し、ヒートシンク60の配置状態がわかるように、主に、ハウジング10とヒートシンク60を図示し、リフレクタ40等についての図示を省略した正面図になっている。
図7に示すように、ヒートシンク60は、ヒートシンク60の一対の脚部69a、69bが、ハウジング10の一対の凸条リブ12a、12bの間に位置するように、ハウジング10の一対の受け面11a、11b上に直接接触するように配置される。
ここで、ハウジング10の凸条リブ12aとヒートシンク60の脚部69aとの間、及び、ハウジング10の凸条リブ12bとヒートシンク60の脚部69bとの間には、レべリング時やエイミング時の動きを許容する程度の隙間が設けられている。
また、図7に示すように、ヒートシンク60の脚部69a及び69bに隣接する下面側放熱フィン65は、ハウジング10に当接しないように脚部69a、69bよりも短く形成されるとともに、ハウジング10の第1凹部13に位置する下面側放熱フィン65は、ほぼ脚部69a、69bと同じ程度の位置まで車両下側に延びるように形成されている。
図7では、ヒートシンク60の配置状態を示すために、リフレクタ40などを省略しているが、実際にはヒートシンク60は、図3に示すように、リフレクタ40に取付けられ、レべリング時やエイミング時にリフレクタ40の動作とともに動く必要がある。
そして、下面側放熱フィン65の下端がハウジング10に接触し、ヒートシンク60がハウジング10に対して線接触の状態の場合、車両上下方向にエイミングするときに、エイミング動作を阻害したり、レべリング動作を阻害する恐れがある。
しかしながら、本実施形態では、上述のように、ヒートシンク60は、一対の脚部69a、69bだけをハウジング10にほぼ点接触となるように当接させるようにハウジング10に配置されている。
また、上述のように、一対の脚部69a、69bの先端が車両前後方向にRが形成されたR形状となっており、このR形状の部分がハウジング10に接触している。
したがって、ヒートシンク60は全体的には、ハウジング10から離れた状態に配置されており、また、ヒートシンク60のハウジング10に接触する部分がR形状とされているので、ヒートシンク60がハウジング10に直接配置されるにも関わらず、車両上下方向へのエイミング動作を阻害したり、レべリング動作を阻害することがない。
また、本実施形態の車両用灯具は、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とを一体形成したリフレクタ40を用いているので、その分、リフレクタ40自体の重量は増加し、さらに、本実施形態のように、半導体型光源70を用いるような場合には、重量のある部材であるヒートシンク60を設けることになり、そのヒートシンク60が取付けられることでも重量が増加するのでリフレクタ40を支持するエイミング構造に負荷がかかることになる。
しかしながら、上記のようにリフレクタ40自体は、ヒートシンク60を介してハウジング10によって下から支えられた状態にあるため、このように重量が増加しても、その重量の負荷をハウジング10が受け持ってくれるので、エイミング構造にかかる重量負荷が大幅に低減される。
このため、上記のような重量増加の影響で、エイミング構造によるリフレクタ40の支持が不安定になることがないので、リフレクタ40の傾きなどの発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、特に、ヒートシンク60の一対の脚部69a、69bが半導体型光源70の車両幅方向の左右両側に位置しているので、ヒートシンク60が取付けられたリフレクタ40がハウジング10に支えられた状態において、半導体型光源70の部分は、車両幅方向の左右両側の少なくとも2点で支えられていることになり、高い安定性が得られるようになっている。
(リフレクタ)
図8及び図9は、リフレクタ40だけを示した図であり、図8はリフレクタ40を正面側から見たときの正面図であり、図9は斜め下側から見たときの斜視図である。
図8に示すように、リフレクタ40は上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とが一体形成されたリフレクタであり、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42との間を仕切る仕切り部43を備えている。
また、図9に示すように、下側リフレクタ部42は、下面42aと、ロービーム用配光パターンを形成するように半導体型光源70からの光を配光制御する反射面42bと、反射面42bの車両前方側の両横に設けられる側面42cと、側面42cよりも車両前方側に延びた仕切り部43で形成される上面42dと、を備えている。
そして、下側リフレクタ部42の下面42aには、ヒートシンク60の光源載置部62に対応した開口部44が設けられている。
この開口部44の車両前方側には、スクリューを固定するための螺合孔が形成された取付部45aがヒートシンク60のスクリューを通す貫通孔部63aに対応するように設けられ、開口部44の車両後方側の車両幅方向の左右には、スクリューを固定するための螺合孔が形成された取付部45b、45cがヒートシンク60のスクリューを通す貫通孔部63b、63cに対応するように設けられている。
さらに、開口部44の車両前方側には、ヒートシンク60の位置決めのための位置決めピン46が、ヒートシンク60の位置決め孔部64に対応するように設けられているとともに、開口部44の周囲には、ヒートシンク60の第1壁部67の周囲を覆うように第1壁部67に重なる第2壁部47が設けられている。
そして、図3に示すように、ヒートシンク60をリフレクタ40に取付ける手順の一例を示せば以下のようになる。
まず、図5に示すヒートシンク60の位置決め孔部64に、図9に示す下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に設けられた位置決めピン46を挿入するように、ヒートシンク60を下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に配置する。
このとき、また、ヒートシンク60は、ヒートシンク60の第1壁部67の外側に沿うように、下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に設けられた第2壁部47が重ねられるように配置される(図3参照)。
なお、このように、下側リフレクタ部42の下面42a側に突出するヒートシンク60の光源載置部62の周囲に設けられる第1壁部67と下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側からヒートシンク60側に突出する第2壁部47とが重なって、ヒートシンク60の光源載置部62の周囲を覆う構造が実現されるので、下側リフレクタ部42の下面42aとヒートシンク60との間から光が出て、意図しない光が漏れることが抑制されるとともに、予期せぬグレア光が発生することが抑制される。
その後、下側リフレクタ部42の下面42a側に設けられている取付部45a、45b、45cに、ヒートシンク60の貫通孔部63a、63b、63cを通してスクリューを螺合固定することで、ヒートシンク60は、図3に示すように、ヒートシンク60の光源載置部62に載置された半導体型光源70を下側リフレクタ部42の開口部44に位置するように下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に取付けられる。
上述したように、リフレクタ40は、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とを一体形成しているため、その分、重量が増加するため、リフレクタ40に車両の振動などが伝わったときの振動荷重も大きくなり、例えば、ヒートシンク60の取付けを車両後方側の左右2箇所だけで行うと、ヒートシンク60とリフレクタ40との間にガタが生じる虞がある。
一方、本実施形態では、図9に示す下側リフレクタ部42の下面42a側に設けられている取付部45a、45b、45cの位置を見るとわかるように、車両後方側の左右2箇所だけでなく、車両前方側でもヒートシンク60が固定されるのでヒートシンク60は、3点固定の状態でしっかりと安定するようにリフレクタ40に固定されるので、そのようなガタの発生を効果的に抑制できる。
特に、車両前方側に位置する取付部45aを設け、車両前方側でもヒートシンク60が固定されるようにしておくと、実際にハウジング10内に配置されたときに、本実施形態のように、下側リフレクタ部42と上側リフレクタ部41とを一体形成した大きいリフレクタ40であっても、下側リフレクタ部42の車両前方側が取付部45aの所で支えられている状態となるので、リフレクタ40の前傾が起こることを抑制することができる。
また、図5に示すヒートシンク60の貫通孔部63a、63b、63cの位置を見るとわかるように、その固定される3箇所を結ぶ三角形状の略中央の位置に光源取付部62aが位置している。
この光源取付部62aの位置は、3点固定によってリフレクタ40に対して安定した固定状態となる位置であるので、その安定固定状態となる光源取付部62aに半導体型光源70が取付けられるため、リフレクタ40に対して半導体型光源70を安定して配置することができる。
ここで、図3を参照すると、半導体型光源70は、発光チップの発光面を車両上側に向けてヒートシンク60上に配置され、下側リフレクタ部42の下面42aの開口部44に配置されている。
そして、半導体型光源70からの光は、下側リフレクタ部42の反射面42bで車両前方側に反射されてロービーム用配光を形成するが、反射された光のうちの一部の光が下側リフレクタ部42の下面42a側に向かうことがある。
この下面42aがほぼ水平面を構成するような場合、下面42a側に向かった光が、下面42aで再び反射されると、その光の反射方向が車両前方側の斜め上方に向かうことになり、グレア光になる虞がある。
そこで、本実施形態では、そのようなグレア光の発生を抑制するために、下面42aを車両後方側から車両前方側に向かって車両下側に傾斜するように形成している。
このことから、下面42aの車両下側に傾斜する傾斜角度は、下面42aで反射される光が、ロービーム用配光のカットオフラインを超えない傾斜角度を有するように車両下側に傾斜しているのが好適である。
また、半導体型光源70からの光で下側リフレクタ部42の反射面42bよりも車両前方側の斜め上方に向かう直射光が、直接、車両用灯具から照射されることを抑制するために、本実施形態では、図3及び図7に示すように、ヒートシンク60の光源載置部62の車両前方側にシェード90を設けることで、半導体型光源70から車両前方側の斜め上方(反射面42bよりも車両前方側の斜め上方)に向かう光の一部を遮光するようにしている。
なお、このシェード90は、反射面42bなどで反射されてヒートシンク60と下側リフレクタ部42の下面42aとの間に向かう光なども遮光するので、シェード90は、ヒートシンク60と下側リフレクタ部42の下面42aとの間から意図しない光が漏れることや光が出て予期せぬグレア光が発生するのも抑制する。
さらに、図3及び図9を見るとわかるように、下側リフレクタ部42の上面42dが、反射面42bより車両前方側、より具体的には、図9に示すように、反射面42bの車両前方側の両横に設けられる側面42cよりも車両前方側に延びるようにすることで、半導体型光源70から車両前方側の斜め上方(下側リフレクタ部42の反射面42bよりも車両前方側の斜め上方)に向かう直射光を遮光し、直射光が、そのまま車両前方側の斜め上方に照射されないようにしている。
したがって、シェード90並びに下側リフレクタ部42の上面42dによって、半導体型光源70からの車両前方側の斜め上方に向かう直射光のようなグレア光が効果的に抑制される。
ところで、半導体型光源70は、高温環境下では、発光効率の低下などが起きる虞があり、一方、バルブ型の光源50は発熱量が大きい。
このような光源の特徴を考慮し、本実施形態では、図3に示すように、バルブ型の光源50を車両上側に配置し、バルブ型の光源50からの熱の影響を受け難くするために、ヒートシンク60をバルブ型の光源50よりも車両下側に位置するように配置している。
また、暖かい空気は灯室の車両上側に集まり、冷たい空気は灯室の車両下側に集まるので、図3に示すように、灯室の車両下側にヒートシンク60を配置することで半導体型光源70の冷却効率を高めることができる。
一方、本実施形態では、灯室内におけるヒートシンク60の配置位置のみならず、ハウジング10の形状及びヒートシンク60の放熱フィンの状態等でもヒートシンク60の放熱性を高めることを行っており、以下、この放熱性の向上に関して、さらに説明する。
図7に示すように、ハウジング10には、ヒートシンク60の車両下側の一部から離間するように第1凹部13が形成されている。
この第1凹部13は、ヒートシンク60の半導体型光源70(図示せず)が配置されている位置の直下の部分に形成されている。
例えば、ヒートシンク60をハウジング10の底面上に単に配置することを考えると、下面側放熱フィン65にハウジング10の底面が近接することになるため、空気の流れが良くなく、下面側放熱フィン65周辺に空気が滞ることになるが、このように、ヒートシンク60の下側の一部からハウジング10が離間するように第1凹部13を設けるようにすることで下面側放熱フィン65周辺の空気が滞ることがなく、放熱効果を高めることができる。
また、図3及び図4に示すように、ハウジング10には、この第1凹部13の車両後方側に第1凹部13に繋がる車両上下方向に延びる第2凹部14が形成されている。
図7に示すように、ヒートシンク60の車両下側の一部からハウジング10は第1凹部13によって離間し、また、図4に示す第2凹部14によって、ヒートシンク60の車両後方側からもハウジング10が離間するようになっており、これら第1凹部13と第2凹部14とが繋がって、図3に示すように、ヒートシンク60とハウジング10との間が離間した空気の通る空気流路が形成されている。
そして、ヒートシンク60の車両後方側の放熱フィン66(図5及び図6参照)による放熱で、この放熱フィン66の周囲の空気の温度が上昇すると、その温まった空気は、車両上方側に向かう上昇気流となる。
このような上昇気流が発生すると、第1凹部13を通じてヒートシンク60の下面側放熱フィン65の熱を奪いながら空気が車両後方側の放熱フィン66の所に流れ込む。
つまり、第1凹部13と第2凹部14とで形成された空気流路が、下面側放熱フィン65及び放熱フィン66に沿った空気の良好な流れを形成するので、これら放熱フィンの周囲には、冷たい空気が供給され続けることになり、より一層、ヒートシンク60の放熱性を高めることができる。
また、図3を参照しながら上述したように、第2凹部14の下側壁部14aは、車両後方側から車両前方側に向かって車両下側に傾斜するようにされており、第2凹部14の上側壁部14bは、車両後方側から車両前方側に向かって車両上側に傾斜するように形成されている。
このため、第1凹部13と第2凹部14とで形成された空気流路を流れる空気は、この下側壁部14aに沿って淀むことなく第2凹部14側へ流れるとともに、上側壁部14bに沿って淀むことなく第2凹部14から車両上側に排出される。
このように、淀むことなくスムーズな空気の流れが実現されることで、さらに、ヒートシンク60の放熱効率が高くなる。
また、ヒートシンク60側に着目すると、図7に示すように、車両下側に延びる下面側放熱フィン65は、より具体的には、車両幅方向に並ぶ複数の下面側放熱フィン65が車両前後方向に沿って形成されており、下面側放熱フィン65同士の間には、空気の流れを阻害するものがないように、車両前後方向に沿って素通しの吹き抜け構造になっている。
加えて、下面側放熱フィン65に繋がるように車両後方側に設けられた放熱フィン66(図5参照)も、既に、上述した通り、放熱フィン66同士の間に空気の流れを阻害するものがないように車両上下方向に吹き抜け構造になっている。
したがって、放熱フィン(下面側放熱フィン65及び放熱フィン66)同士の間を流れる空気の流れも、第1凹部13及び第2凹部14の形成する空気流路を流れる空気の流れに即してスムーズに流れる流れになるので、空気の流れが淀むようなことがなく、ヒートシンク60の放熱効率が高くなる。
このように、本実施形態の車両用灯具では、高い放熱性が確保できるので、半導体型光源70を効率よく冷却することが可能であり、半導体型光源70の発光効率の低下などを抑制することができる。
なお、放熱性の観点からすると、本実施形態のように、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とを一体形成したリフレクタ40を用いるものに限らず、ヒートシンク60は、灯室の下側に位置するのが好適である。
また、ヒートシンク60の下面側放熱フィン65及びヒートシンク60の車両後方側に設けられる放熱フィン66に沿って空気が流れるように、上述したハウジング10の第1凹部13及び第2凹部14で空気流路を形成するようにすることも、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とを一体形成したリフレクタ40に限定されるものではない。
このことから、上側リフレクタ部41を設けていないリフレクタを用いる灯具ユニットにおいても、上述したように、リフレクタの下面にヒートシンクを設けるような構成とするようにすれば、放熱効率の面で良好な車両用灯具とすることができ、さらに、ハウジングにヒートシンクの下側に位置する第1凹部13と同様の第1凹部とヒートシンクの車両後方側に位置し、第1凹部13の車両後方側に繋がる車両上下方向に延びる第2凹部14と同様の第2凹部を設けるようにすれば、より一層、放熱効率のよい車両用灯具とすることができる。
この場合においても、半導体型光源は、リフレクタの下面側から車両上方側に向けて光を照射することになるので、配光制御を行う反射面より車両前方側の斜め上方に向かう直射光を遮光するために、リフレクタの上面が、リフレクタの反射面の両横に設けられる側面よりも車両前方側に延びていることが好適であるとともに、リフレクタの下面も反射面などから下面に向かって反射された光を車両前方側の斜め上方に向かって反射しないようにするために、車両後方側から車両前方側に向かって車両下側に傾斜するように形成されていることが好適である。
さらに、上側リフレクタ部41を設けていないリフレクタを用いる灯具ユニットにおいても、上記で説明したヒートシンク60に設けた第1壁部67及びリフレクタ40に設けた第2壁部47と同様の構造を設け、リフレクタとヒートシンクとの間から光が出て予期せぬグレア光が発生するのを抑制するようにするのが適用である。
一方、本実施形態のように、ヒートシンク60が下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に取付けられることで灯具ユニット30の配置安定性も高くなる。
具体的に説明すると、上述のように、本実施形態の車両用灯具のリフレクタ40は、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とを一体形成したリフレクタ40のため、上側リフレクタ部41を設けていない下側リフレクタ部42の部分だけからなるようなリフレクタに比べ、リフレクタ40の重心は上側に位置する。
そこで、比較的重量のある部材であるヒートシンク60をリフレクタ40の下側に取付けるようにすれば、灯具ユニット30としての重心を下側に位置させることができる。
このため、灯具ユニット30の重心を下側に位置させることができるのでハウジング10内に灯具ユニット30を配置するときの配置安定性が高くなる。
以上説明してきたように、本実施形態の車両用灯具は、ハウジング10と、上面に光源載置部62を設けたベース部61を有するヒートシンク60と、光源載置部62に載置される半導体型光源70と、下面42aに光源載置部62に対応する開口部44を有する下側リフレクタ部42と上側リフレクタ部41とを一体形成したリフレクタ40と、を備え、ヒートシンク60が、光源載置部62に載置された半導体型光源70を開口部44に位置するように下側リフレクタ部42の下面42aの裏面側に取付けられるとともに、ハウジング10に直接配置されている。
このように構成されることによって、リフレクタ40は、ヒートシンク60を介してハウジング10に下側が直接支持されることになるので、エイミング構造などにかかるリフレクタ40の重量負荷が大幅に軽減され、重量負荷によるリフレクタ40の傾きの発生などが抑制できる。
また、ヒートシンク60を温度の低い空気が集まっている灯室内の車両下側の位置に配置させることが可能となり、半導体型光源70の冷却効率を高めることができる。
さらに、リフレクタ40の下側にヒートシンク60が取付けられることで、灯具ユニット30の重心を灯具ユニット30の下側に位置させることができるため、ハウジング10内に灯具ユニット30を配置するときの配置安定性を高めることができる。
また、本実施形態の車両用灯具は、ヒートシンク60が脚部を有し、ハウジング10が脚部を配置する車両前後方向に延びる受け面を有している。
より具体的には、ヒートシンク60には、半導体型光源70を挟んで車両幅方向の左右両側に脚部が設けられており、つまり、脚部69a、69bが設けられており、ハウジング10には、受け面11a、11bが脚部69a、69bに対応するように設けられている。
このように、ヒートシンク60に脚部を設け、その脚部をハウジング10の受け面に点接触するような状態で当接させて、ヒートシンク60自体を全体的にハウジング10から離間させることでエイミング動作やレべリング動作をスムーズに行うことができる。
また、受け面11a、11bには、取付け時やエイミング時にヒートシンク60の脚部69a、69bをガイドする凸条リブ(凸条リブ12a、12b)が設けられているので、取付作業やエイミング動作をスムーズに行うことができる。
なお、ハウジング10の受け面自体は一対に限定される必要はないが、受け面を一対とすることで、その受け面の間に第1凹部を設けるような構造的な付加が可能となり、ヒートシンク60の放熱性を高める設計が行い易くなる。
さらに、脚部の数も一対に限定される必要はないが、一対とすることでヒートシンク60のハウジング10への配置安定性を高めることができるとともに、構造的にも複雑にすることなく、良好なエイミング動作が行える。
さらに、本実施形態の車両用灯具では、ヒートシンク60は、ベース部61の下面側に設けられる脚部とベース部61の下面から車両下側に脚部を超えない範囲で延びる複数の下面側放熱フィン65とを備えている。
このようにすれば、温度の低い空気が集まる車両下側に放熱フィン(下面側放熱フィン65)が設けられるので効率のよい放熱が行えるとともに、下面側放熱フィン65が脚部を超えない範囲に留められているため、下面側放熱フィン65がハウジング10に線接触してエイミング動作を妨げることも抑制できる。
なお、本実施形態でも説明したように、下側に第1凹部13が位置する下面側放熱フィン65は、脚部と同じ程度の位置まで車両下側に延びていてもよい。
したがって、ベース部61の下面から車両下側に脚部を超えない範囲で延びる複数の下面側放熱フィン65は、脚部に隣接する範囲にある複数の下面側放熱フィン65であれば良いが、全ての下面側放熱フィン65を脚部を超えない範囲で車両下側に延びているものとしても良い。
加えて、本実施形態の車両用灯具では、脚部は、下面側放熱フィン65の先端よりも下方まで位置するように、下面側放熱フィン65に一体に設けられている。
このようにすることで、脚部を設けるために下面側放熱フィン65の数を減らすことなく、脚部を設けることができるとともに、脚部自体の厚みを下面側放熱フィン65の厚み分増やすことができるので脚部の強度を高めることができる。
一方、本実施形態の車両用灯具は、リフレクタ40が、開口部44の車両幅方向左右及び開口部44の車両前方側に設けられるヒートシンク60を取付ける取付部45a、45b、45cを備えている。
このように、ヒートシンク60の取付けが、車両幅方向の左右の2点だけでなく、車両前方側の1点を加えた3点で行えるようにすることで、ヒートシンク60をリフレクタ40にしっかり取付けることができ、ヒートシンク60とリフレクタ40との間にガタが発生することを抑制することができる。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、特許請求の範囲の記載から当業者にとって明らかである。
なお、上記実施形態では、上側リフレクタ部41と下側リフレクタ部42とが少なくとも一体形成されたリフレクタ40における灯具ユニット30の配置安定性を高めることを目的とした開示を行っているが、具体的な車両用灯具の構成として開示されている技術事項の中には、一体形成されたリフレクタに限定されない構成についても開示されており、したがって、本明細書には、複数のリフレクタ部が一体形成されたリフレクタでないリフレクタを用いた車両用灯具の発明も開示されているものである。
10 ハウジング
11a、11b 受け面
12a、12b 凸条リブ
13 第1凹部
13a 底面
14 第2凹部
14a 下側壁部
14b 上側壁部
20 アウターレンズ
30 灯具ユニット
40 リフレクタ
41 上側リフレクタ部
42 下側リフレクタ部
42a 下面
42b 反射面
42c 側面
42d 上面
43 仕切り部
44 開口部
45a、45b、45c 取付部
46 位置決めピン
47 第2壁部
50 バルブ型の光源
60 ヒートシンク
61 ベース部
62 光源載置部
62a 光源取付部
63a、63b、63c 貫通孔部
64 位置決め孔部
65 下面側放熱フィン
66 放熱フィン
67 第1壁部
68 コネクタ固定部
69a、69b 脚部
70 半導体型光源
80 駆動回路
90 シェード
101L、101R 車両用灯具
102 車両

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    上面に光源載置部を設けたベース部を有するヒートシンクと、
    前記光源載置部に載置される半導体型光源と、
    下面に前記光源載置部に対応する開口部を有する下側リフレクタ部と上側リフレクタ部とを一体形成したリフレクタと、を備え、
    前記ヒートシンクが、前記光源載置部に載置された前記半導体型光源を前記開口部に位置するように前記下側リフレクタ部の前記下面の裏面側に取付けられるとともに、前記ハウジングに直接配置され、前記ヒートシンクの車両前方側と前記ヒートシンクの車両後方側における車両幅方向左右とにそれぞれ形成された貫通孔部を有し、
    前記リフレクタが、前記開口部の車両前方側と前記開口部の車両幅方向左右とに前記貫通孔部にそれぞれ対応する取付部を備え、該取付部のそれぞれを前記ヒートシンクの対応する前記貫通孔部に取り付けることにより、前記リフレクタが前記ヒートシンクに取り付けられることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ヒートシンクが脚部を有し、
    前記ハウジングが前記脚部を配置する車両前後方向に延びる受け面を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ヒートシンクは、前記ベース部の下面側に設けられる前記脚部と前記ベース部の下面から車両下側に前記脚部を超えない範囲で延びる複数の下面側放熱フィンとを備え
    前記ハウジングは、車両幅方向に離間して配置される一対の前記受け面と、該一対の受け面の間に該一対の受け面よりも底面が車両下側に位置するように形成された第1凹部とを備え、
    前記下面側放熱フィンのうち、前記第1凹部に対向する下面側放熱フィンが前記脚部と略同じ位置まで延びることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記脚部は、前記下面側放熱フィンの先端よりも下方まで位置するように、前記下面側放熱フィンに一体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記ヒートシンクには、前記半導体型光源を挟んで左右両側に前記脚部が設けられており、
    前記ハウジングには、前記受け面が前記脚部に対応するように設けられていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記ハウジングの前記受け面には、凸条リブが設けられており、
    前記凸条リブが、車両前後方向に伸びていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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