JP2009212019A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】LED光源が発生した熱の放熱効率を向上させる。
【解決手段】LED光源1と、リフレクタ2と、シェード3と、投影レンズ4と、LED光源1が発生した熱を放熱するヒートシンク5とを具備する車両用前照灯100において、LED光源1を支持するためにLED光源1の下側に配置されている概略板状のLED光源取り付け部5aと、LED光源取り付け部5aの根元部分5a1から上側に延びている概略板状のベース部5bと、LED光源取り付け部5aの下面から下側に延びると共に、ベース部5bの後面から後側に延びており、ベース部5bと概略直交する概略板状の複数の放熱フィン部5cとをヒートシンク5に設け、隣接する放熱フィン部5cの間に形成される空気通路5dをベース部5bの前側と後側とで連通させた。
【選択図】図1
【解決手段】LED光源1と、リフレクタ2と、シェード3と、投影レンズ4と、LED光源1が発生した熱を放熱するヒートシンク5とを具備する車両用前照灯100において、LED光源1を支持するためにLED光源1の下側に配置されている概略板状のLED光源取り付け部5aと、LED光源取り付け部5aの根元部分5a1から上側に延びている概略板状のベース部5bと、LED光源取り付け部5aの下面から下側に延びると共に、ベース部5bの後面から後側に延びており、ベース部5bと概略直交する概略板状の複数の放熱フィン部5cとをヒートシンク5に設け、隣接する放熱フィン部5cの間に形成される空気通路5dをベース部5bの前側と後側とで連通させた。
【選択図】図1
Description
本発明は、LED光源と、LED光源からの光を反射するためのリフレクタと、リフレクタからの光の一部を遮るためのシェードと、シェードによって遮られなかった光を投影するための投影レンズと、LED光源が発生した熱を放熱するためのヒートシンクとを具備する車両用前照灯に関する。
特に、本発明は、LED光源が発生した熱の放熱効率を向上させることができる車両用前照灯に関する。
従来から、LED光源と、LED光源からの光を反射するためのリフレクタと、リフレクタからの光の一部を遮るためのシェードと、シェードによって遮られなかった光を投影するための投影レンズと、LED光源が発生した熱を放熱するためのヒートシンクとを具備する車両用前照灯が知られている。この種の車両用前照灯の例としては、例えば特開2007−157624号公報の図3および図4に記載されたものがある。
特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、LED光源からの光がリフレクタによって反射され、次いで、リフレクタからの光の一部がシェードによって遮られ、次いで、シェードによって遮られなかった光が投影レンズによって車両用前照灯の照射方向に照射される。
更に、特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、LED光源が発生した熱が、ヒートシンクの放熱フィン部を介して放熱される。
詳細には、特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、LED光源を支持するためにLED光源の下側に配置されているLED光源取り付け部と、LED光源取り付け部の根元部分から上側に延びているベース部(鉛直パネル部)と、ベース部(鉛直パネル部)の後面から後側に延びている複数の放熱フィン部とが、ヒートシンクに設けられている。
ところで、特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、LED光源の背面側の空間、つまり、LED光源取り付け部を隔ててLED光源の反対側の空間が、リフレクタとシェードと投影レンズとの組立体をLED光源とヒートシンクとの組立体に対してねじ止めする時にねじ止め用工具を挿入するための空間として利用されている。
そのため、特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、放熱フィン部をLED光源取り付け部の下面から下側に延ばすことができない。
その結果、特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、LED光源が発生した熱を、LED光源取り付け部から放熱フィン部に直接伝熱することができず、LED光源取り付け部からベース部(鉛直パネル部)を介して放熱フィン部に伝熱しなければならない。
つまり、特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯では、LED光源が発生した熱をLED光源取り付け部から放熱フィン部に直接伝熱することができないため、LED光源から放熱フィン部までの放熱経路が長くなってしまい、その結果、LED光源が発生した熱の放熱効率が低下してしまう。
前記問題点に鑑み、本発明は、LED光源が発生した熱の放熱効率を向上させることができる車両用前照灯を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、LED光源(1)と、LED光源(1)からの光を反射するためのリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)からの光の一部を遮るためのシェード(3)と、シェード(3)によって遮られなかった光を投影するための投影レンズ(4)と、LED光源(1)が発生した熱を放熱するためのヒートシンク(5)とを具備する車両用前照灯(100)において、LED光源(1)を支持するためにLED光源(1)の下側に配置されている概略板状のLED光源取り付け部(5a)と、LED光源取り付け部(5a)の根元部分(5a1)から上側に延びている概略板状のベース部(5b)と、LED光源取り付け部(5a)の下面から下側に延びると共に、ベース部(5b)の後面から後側に延びており、ベース部(5b)と概略直交する概略板状の複数の放熱フィン部(5c)とをヒートシンク(5)に設け、隣接する放熱フィン部(5c)の間に形成される空気通路(5d)をベース部(5b)の前側と後側とで連通させたことを特徴とする車両用前照灯(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、リフレクタ(2)とシェード(3)と投影レンズ(4)との組立体(11)をLED光源(1)とヒートシンク(5)との組立体(12)に対してねじ止めするためのねじ穴(5e)を、LED光源(1)を含む鉛直面(P)に対して左右方向にずらした位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯(100)が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、LED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)を橋絡するための第1サブベース部(5f1)をLED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)の前下縁部に形成し、LED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)を橋絡するための第2サブベース部(5f2)をLED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)の前下縁部に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯(100)が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第1サブベース部(5f1)とを離間させ、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第2サブベース部(5f2)とを離間させたことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯(100)が提供される。
請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)と、LED光源(1)からの光を反射するためのリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)からの光の一部を遮るためのシェード(3)と、シェード(3)によって遮られなかった光を投影するための投影レンズ(4)と、LED光源(1)が発生した熱を放熱するためのヒートシンク(5)とが設けられている。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)を支持するためにLED光源(1)の下側に配置されている概略板状のLED光源取り付け部(5a)と、LED光源取り付け部(5a)の根元部分(5a1)から上側に延びている概略板状のベース部(5b)と、LED光源取り付け部(5a)の下面から下側に延びると共に、ベース部(5b)の後面から後側に延びており、ベース部(5b)と概略直交する概略板状の複数の放熱フィン部(5c)とが、ヒートシンク(5)に設けられている。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)が発生した熱の一部が、LED光源(1)の下側に配置されているLED光源取り付け部(5a)に伝熱され、次いで、LED光源取り付け部(5a)の根元部分(5a1)から上側に延びているベース部(5b)に伝熱され、次いで、ベース部(5b)の後面から後側に延びている放熱フィン部(5c)に伝熱され、放熱フィン部(5c)から放熱される。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)が発生した熱の一部が、LED光源(1)の下側に配置されているLED光源取り付け部(5a)に伝熱され、次いで、LED光源取り付け部(5a)の下面から下側に延びている放熱フィン部(5c)に伝熱され、放熱フィン部(5c)から放熱される。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、LED光源取り付け部(5a)の下面から下側に放熱フィン部(5c)が延ばされていない特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯よりも、LED光源(1)から放熱フィン部(5c)までの放熱経路を短くすることができ、それにより、LED光源(1)が発生した熱の放熱効率を向上させることができる。
更に、請求項1に記載の車両用前照灯(100)では、隣接する放熱フィン部(5c)の間に形成される空気通路(5d)が、ベース部(5b)の前側と後側とで連通せしめられている。そのため、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、放熱フィン部(5c)の熱によって暖まった空気通路(5d)内の空気を、ベース部(5b)の前側と後側との間で移動(対流)させることができる。
つまり、請求項1に記載の車両用前照灯(100)によれば、放熱フィン部(5c)の熱によって暖まった空気通路(5d)内の空気がベース部(5b)の前側と後側との間を移動(対流)することができない場合よりも、LED光源(1)が発生した熱の放熱効率を向上させることができる。
特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯のように、リフレクタとシェードと投影レンズとの組立体をLED光源とヒートシンクとの組立体に対してねじ止めするためのねじ穴が、LED光源を含む鉛直面上に配置されていると、LED光源の真下(背面側)に放熱フィン部を配置することができず、LED光源が発生した熱の放熱効率を向上させることができない。
この点に鑑み、請求項2に記載の車両用前照灯(100)では、リフレクタ(2)とシェード(3)と投影レンズ(4)との組立体(11)をLED光源(1)とヒートシンク(5)との組立体(12)に対してねじ止めするためのねじ穴(5e)が、LED光源(1)を含む鉛直面(P)に対して左右方向にずらした位置に形成されている。
そのため、請求項2に記載の車両用前照灯(100)によれば、LED光源(1)の真下(背面側)に放熱フィン部(5c)を配置することができ、それにより、LED光源(1)が発生した熱の放熱効率を向上させることができる。
請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)を橋絡するための第1サブベース部(5f1)が、LED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)の前下縁部に形成されている。更に、LED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)を橋絡するための第2サブベース部(5f2)が、LED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)の前下縁部に形成されている。
換言すれば、請求項3に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)が第1サブベース部(5f1)によって互いに橋絡され、LED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)が第2サブベース部(5f2)によって互いに橋絡されている。
そのため、請求項3に記載の車両用前照灯(100)によれば、第1サブベース部(5f1)および第2サブベース部(5f2)が形成されていない場合よりも、複数の放熱フィン部(5c)の剛性を向上させることができる。
請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第1サブベース部(5f1)とが離間せしめられている。また、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第2サブベース部(5f2)とが離間せしめられている。
換言すれば、請求項4に記載の車両用前照灯(100)では、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)の左側の空気通路(5d)が、第1サブベース部(5f1)の前側と後側とで連通せしめられている。また、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)の右側の空気通路(5d)が、第2サブベース部(5f2)の前側と後側とで連通せしめられている。
そのため、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)の熱によって暖まったその放熱フィン部(5c)の左側の空気通路(5d)内の空気を、第1サブベース部(5f1)の前側と後側との間で移動(対流)させることができる。また、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)の熱によって暖まったその放熱フィン部(5c)の右側の空気通路(5d)内の空気を、第2サブベース部(5f2)の前側と後側との間で移動(対流)させることができる。
つまり、請求項4に記載の車両用前照灯(100)によれば、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第1サブベース部(5f1)とが接続され、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第2サブベース部(5f2)とが接続されている場合よりも、LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)の放熱効率を向上させることができる。
以下、本発明の車両用前照灯の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の車両用前照灯100の要部の部分断面平面図、図2は第1の実施形態の車両用前照灯100の要部の正面図、図3は第1の実施形態の車両用前照灯100の要部の部分断面右側面図である。
図4は図1〜図3に示した第1の実施形態の車両用前照灯100に適用されているランプユニット106の斜視図、図5は図4に示したランプユニット106の断面図である。詳細には、図5(A)は図2のA−A線に沿ったランプユニット106の断面図、図5(B)は図2のB−B線に沿ったランプユニット106の断面図である。
図6は図4に示したランプユニット106の一部を構成するヒートシンク5の拡大部品図である。詳細には、図6(A)はヒートシンク5の平面図、図6(B)はヒートシンク5を右上側かつ前側から見た斜視図、図6(C)はヒートシンク5の正面図、図6(D)はヒートシンク5の右側面図である。図7は放熱フィン部5c等の形状を明らかにするために図6に示した図に隠れ線を描き加えた図である。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1〜図3に示すように、ランプユニット106(図4参照)が、ハウジング101とカバーレンズ102とによって画定される灯室103内に配置されている。
詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1〜図3に示すように、ランプユニット106が、フレーム状(枠状)のブラケット105に対して例えばねじ止めによって取り付けられている。更に、ハウジング101に対して回転可能にハウジング101によって支持されているエイミングスクリュー104と、玉継手107とを介して、ハウジング101とブラケット105とが接続されている。その結果、第1の実施形態の車両用前照灯100では、ランプユニット106およびブラケット105がハウジング101に対して回動可能に構成されている。つまり、ランプユニット106の主光軸線CLの向きが上下左右方向に調整可能に構成されている。
第1の実施形態の車両用前照灯100では、図1〜図3に示すように、1個のランプユニット106がブラケット105に取り付けられているが、第2の実施形態の車両用前照灯では、代わりに、2個以上のランプユニット106をブラケット105に取り付けることも可能である。第2の実施形態の車両用前照灯では、ランプユニット106とブラケットとが、光軸調整ボルト(図示せず)を介して接続されている。その結果、第2の実施形態の車両用前照灯では、ブラケット105がハウジング101に対して回動可能に構成されると共に、ランプユニット106がブラケット105に対して回動可能に構成されている。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図4および図5に示すように、LED光源1と、LED光源1からの光を反射するためのリフレクタ2と、リフレクタ2からの光の一部を遮るためのシェード3と、シェード3によって遮られなかった光を投影するための投影レンズ4と、LED光源1が発生した熱を放熱するためのヒートシンク5とが、ランプユニット106に設けられている。
詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図4および図5に示すように、リフレクタ2を構成する部材と、シェード3およびレンズホルダを構成する部材と、投影レンズ4とが、例えば溶着によって相互に接続され、組立体11を構成している。更に、LED光源1が搭載されている基板6が、例えばねじ止めによってヒートシンク5のLED光源取り付け部5aに取り付けられ、組立体12を構成している。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(B)および図7(D)に示すように、LED光源1(図5(A)参照)を支持するためにLED光源1の下側(図5(A)の下側)に配置されているLED光源取り付け部5aが、概略板状に構成されている。更に、LED光源取り付け部5aの根元部分5a1から上側(図7(D)の上側)に延びている概略板状のベース部5bが、ヒートシンク5に設けられている。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(A)、図6(B)、図6(C)および図7(B)に示すように、LED光源取り付け部5aの下面から下側(図6(B)および図6(C)の下側)に延びると共に、ベース部5bの後面から後側(図6(A)の上側、図6(B)および図7(B)の右上側)に延びており、ベース部5bと概略直交する概略板状の複数の放熱フィン部5cが、ヒートシンク5に設けられている。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)、図6(A)、図6(B)および図7(B)に示すように、LED光源1が発生した熱の一部が、LED光源1の下側に配置されているLED光源取り付け部5aに伝熱され、次いで、LED光源取り付け部5aの根元部分5a1から上側に延びているベース部5bに伝熱され、次いで、ベース部5bの後面から後側に延びている放熱フィン部5cに伝熱され、放熱フィン部5cから放熱される。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図5(A)、図6(B)、図6(C)、図7(A)および図7(C)に示すように、LED光源1が発生した熱の一部が、LED光源1の下側に配置されているLED光源取り付け部5aに伝熱され、次いで、LED光源取り付け部5aの下面から下側に延びている放熱フィン部5cに伝熱され、放熱フィン部5cから放熱される。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、LED光源取り付け部5aの下面から下側に放熱フィン部5cが延ばされていない特開2007−157624号公報の図3および図4に記載された車両用前照灯よりも、LED光源1から放熱フィン部5cまでの放熱経路を短くすることができ、それにより、LED光源1が発生した熱の放熱効率を向上させることができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図5(B)、図6(C)および図7(A)に示すように、隣接する放熱フィン部5cの間に形成される空気通路5dが、ベース部5bの前側(図7(A)の下側)と後側(図7(A)の上側)とで連通(貫通)せしめられている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、放熱フィン部5cの熱によって暖まった空気通路5d内の空気を、ベース部5bの前側(図7(A)の下側)と後側(図7(A)の上側)との間で移動(対流)させることができる。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、放熱フィン部5cの熱によって暖まった空気通路5d内の空気がベース部5bの前側(図7(A)の下側)と後側(図7(A)の上側)との間を移動(対流)することができない場合よりも、LED光源1が発生した熱の放熱効率を向上させることができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図4および図5(B)に示すように、フック11aおよびねじ11bによって、組立体11と組立体12とが結合されている。詳細には、図4、図5(B)および図6に示すように、組立体11のフック11aと係合するための突起5gと、ねじ11bと螺合するためのねじ穴5eとが、ヒートシンク5に形成されている。
更に詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(C)に示すように、ねじ穴5eが、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面Pに対して左右方向(図6(C)の左右方向)にずらした位置に形成されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、図5(A)、図6(B)、図6(C)および図7(A)に示すように、LED光源1の真下(背面側)に放熱フィン部5cを配置することができ、それにより、LED光源1が発生した熱の放熱効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(B)、図6(C)および図7(C)に示すように、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面Pよりも左側の複数の放熱フィン部5cを橋絡するためのサブベース部5f1が、LED光源1を含む鉛直面Pよりも左側の複数の放熱フィン部5cの前下縁部に形成されている。更に、LED光源1を含む鉛直面Pよりも右側の複数の放熱フィン部5cを橋絡するためのサブベース部5f2が、LED光源1を含む鉛直面Pよりも右側の複数の放熱フィン部5cの前下縁部に形成されている。
換言すれば、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(B)、図6(C)および図7(C)に示すように、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面Pよりも左側の複数の放熱フィン部5cがサブベース部5f1によって互いに橋絡され、LED光源1を含む鉛直面Pよりも右側の複数の放熱フィン部5cがサブベース部5f2によって互いに橋絡されている。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、サブベース部5f1およびサブベース部5f2が形成されていない場合よりも、複数の放熱フィン部5cの剛性を向上させることができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(B)および図6(C)に示すように、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cとサブベース部5f1とが離間せしめられている。また、LED光源1を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cとサブベース部5f2とが離間せしめられている。
換言すれば、第1の実施形態の車両用前照灯100では、図6(B)および図6(C)に示すように、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cの左側(図6(C)の左側)の空気通路5dが、サブベース部5f1の前側(図6(C)の手前側)と後側(図6(C)の奥側)とで連通せしめられている。また、LED光源1を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cの右側(図6(C)の右側)の空気通路5dが、サブベース部5f2の前側(図6(C)の手前側)と後側(図6(C)の奥側)とで連通せしめられている。
そのため、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cの熱によって暖まったその放熱フィン部5cの左側(図6(C)の左側)の空気通路5d内の空気を、サブベース部5f1の前側(図6(C)の手前側)と後側(図6(C)の奥側)との間で移動(対流)させることができる。また、LED光源1を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cの熱によって暖まったその放熱フィン部5cの右側(図6(C)の右側)の空気通路5d内の空気を、サブベース部5f2の前側(図6(C)の手前側)と後側(図6(C)の奥側)との間で移動(対流)させることができる。
つまり、第1の実施形態の車両用前照灯100によれば、LED光源1(図4参照)を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cとサブベース部5f1とが接続されている場合や、LED光源1を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cとサブベース部5f2とが接続されている場合よりも、LED光源1を含む鉛直面P上の放熱フィン部5cの放熱効率を向上させることができる。
1 LED光源
2 リフレクタ
3 シェード
4 投影レンズ
5 ヒートシンク
5a LED光源取り付け部
5a1 根元部分
5b ベース部
5c 放熱フィン部
5d 空気通路
5e ねじ穴
5f1,5f2 サブベース部
11 組立体
11a フック
11b ねじ
12 組立体
100 車両用前照灯
101 ハウジング
102 カバーレンズ
105 ブラケット
106 ランプユニット
2 リフレクタ
3 シェード
4 投影レンズ
5 ヒートシンク
5a LED光源取り付け部
5a1 根元部分
5b ベース部
5c 放熱フィン部
5d 空気通路
5e ねじ穴
5f1,5f2 サブベース部
11 組立体
11a フック
11b ねじ
12 組立体
100 車両用前照灯
101 ハウジング
102 カバーレンズ
105 ブラケット
106 ランプユニット
Claims (4)
- LED光源(1)と、LED光源(1)からの光を反射するためのリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)からの光の一部を遮るためのシェード(3)と、シェード(3)によって遮られなかった光を投影するための投影レンズ(4)と、LED光源(1)が発生した熱を放熱するためのヒートシンク(5)とを具備する車両用前照灯(100)において、
LED光源(1)を支持するためにLED光源(1)の下側に配置されている概略板状のLED光源取り付け部(5a)と、
LED光源取り付け部(5a)の根元部分(5a1)から上側に延びている概略板状のベース部(5b)と、
LED光源取り付け部(5a)の下面から下側に延びると共に、ベース部(5b)の後面から後側に延びており、ベース部(5b)と概略直交する概略板状の複数の放熱フィン部(5c)とをヒートシンク(5)に設け、
隣接する放熱フィン部(5c)の間に形成される空気通路(5d)をベース部(5b)の前側と後側とで連通させたことを特徴とする車両用前照灯(100)。 - リフレクタ(2)とシェード(3)と投影レンズ(4)との組立体(11)をLED光源(1)とヒートシンク(5)との組立体(12)に対してねじ止めするためのねじ穴(5e)を、LED光源(1)を含む鉛直面(P)に対して左右方向にずらした位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯(100)。
- LED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)を橋絡するための第1サブベース部(5f1)をLED光源(1)よりも左側の複数の放熱フィン部(5c)の前下縁部に形成し、
LED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)を橋絡するための第2サブベース部(5f2)をLED光源(1)よりも右側の複数の放熱フィン部(5c)の前下縁部に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯(100)。 - LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第1サブベース部(5f1)とを離間させ、
LED光源(1)を含む鉛直面(P)上の放熱フィン部(5c)と第2サブベース部(5f2)とを離間させたことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯(100)。
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