JP4572729B2 - 車両用アイドルストップスタート制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドルストップスタートシステムとスマートエンジンスタータシステムとの両方を備えた車両の技術分野に属する。
従来、燃費性能の向上、排気エミッションの低減、振動や騒音の防止等を図るため、アイドルストップスタートシステムを備えた車両が知られている。例えば、特許文献1に開示の車両の場合、車速がゼロでクラッチペダルから足が降ろされたときに、エンジンが自動停止(アイドルストップ)され、その状態でクラッチペダルが踏み込まれたときに、エンジンが自動始動(アイドルスタート)されるように構成されている。また、エンジンが自動停止するとオルタネータ等による発電が停止してバッテリ残容量が減少していくから、エンジンの自動停止中にバッテリ残容量が所定量以下まで低下したときには、緊急的対応として、エンジンを自動始動することが知られている。同様に、エンジンが自動停止すると吸気通路内での負圧の発生が停止してブレーキ負圧が減少していくから、エンジンの自動停止中にブレーキ負圧が所定負圧以下まで低下したときにも、緊急的対応として、エンジンを自動始動することが知られている。
一方、車両の盗難を未然防止するため、スマートエンジンスタータシステムを備えた車両が知られている。例えば、特許文献2に開示の車両の場合、車両に搭載される車両側送受信装置(車載機)と乗員が携帯する携帯用送受信装置(携帯機)との間で無線交信を行い、携帯機から送信されてきたIDコードが正規のIDコードであると認証されたときに、エンジンの始動が許可されるように構成されている。
特開平10−299531号公報 特開2003−269019号公報
ところで、前記のようなアイドルストップスタートシステムとスマートエンジンスタータシステムとの両方を備えた車両においては、次のような問題が生じる可能性がある。以下、アイドルストップスタートを「ISS」と、スマートエンジンスタータシステムを「SES」と略記して説明する。すなわち、例えばパーキングエリア等でISSシステムによるエンジンの自動停止中に乗員がエンジン停止操作をしたものと勘違いして携帯機を携帯したまま車外へ出て行った場合、携帯機を携帯しない者がそのスキに乗車して車両発進操作をするとエンジンが自動始動して車両が盗難されてしまうから、ISSシステムによるエンジンの自動始動時にも、SESシステムによるエンジンの始動時と同様、携帯機のID認証の成立を条件とすることが提案される。
一方、同じく例えばパーキングエリア等でISSシステムによるエンジンの自動停止中に乗員が車内でエアコンやオーディオ等の電装品をオンにしたまま休憩している場合に、バッテリ残容量が所定量以下まで低下したのでISSシステムがエンジンを緊急的に自動始動しようとしたときに、車両の停車環境(例えば車両の傍に放送局があると電磁ノイズが発生して車載機と携帯機との無線交信に影響が出る)や、車室内での携帯機の置き場所(例えば携帯機がカバンに入れられて車室内の隅に置かれていると車載機からのリクエスト信号が携帯機に届かず車載機と携帯機との無線交信に影響が出る)、あるいは携帯機の電池の消耗度合い(例えば携帯機の電池の消耗度合いが大きいと携帯機からのID信号の電波強度が弱くなって車載機と携帯機との無線交信に影響が出る)等に起因して、携帯機のID認証に障害が生じた場合には、エンジンを自動始動できず、バッテリが放電してしまうことになる。同様に、例えばパーキングエリア等でISSシステムによるエンジンの自動停止中に乗員が車内で休憩している場合に、ブレーキ負圧が所定負圧以下まで低下したのでISSシステムがエンジンを緊急的に自動始動しようとしたときに、携帯機のID認証に障害が生じた場合にも、エンジンを自動始動できず、次回の車両発進直後においてブレーキが重くなってしまうことになる。
本発明は、前記のような不具合に対処するもので、SESシステムによる盗難防止性能の低下を防ぐことと、ISSシステムによるエンジンの自動始動を支障なく円滑に行うこととを共に達成し得る車両用アイドルストップスタート制御装置の提供を課題とする。
すなわち、前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、乗員によるエンジン始動操作時に、無線による携帯機のID認証が成立したときは、エンジンの始動を許可するスマートエンジンスタータ制御手段と、少なくとも車両の停車時にエンジンを自動停止させ、乗員による車両発進操作時、又は乗員による車両発進操作以外のバッテリ残容量が所定量以下に低下すること又はブレーキ負圧が所定負圧以下に低下することのいずれか一方である緊急自動始動条件の成立時にエンジンを自動始動させるアイドルストップスタート制御手段とを備えた車両用アイドルストップスタート制御装置であって、前記アイドルストップスタート制御手段は、乗員による車両発進操作時には、携帯機のID認証の成立を条件としてエンジンを自動始動させ、緊急自動始動条件の成立時には、携帯機のID認証の成立を条件とせずにエンジンを自動始動させるように構成されていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の車両用アイドルストップスタート制御装置において、前記アイドルストップスタート制御手段は、緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後、乗員による車両発進操作があった場合において、携帯機のID認証が不成立のときは、車両の発進を禁止するように構成されていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の車両用アイドルストップスタート制御装置において、前記アイドルストップスタート制御手段は、緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後、乗員による車両発進操作が行われるまでの間に、携帯機のID認証が不成立のときは、前記車両発進操作が行われる前に、所定の警報を発するように構成されていることを特徴とする。
そして、請求項4に記載の発明は、乗員によるエンジン始動操作時に、無線による携帯機のID認証が成立したときは、エンジンの始動を許可するスマートエンジンスタータ制御手段と、少なくとも車両の停車時にエンジンを自動停止させ、乗員による車両発進操作時、又は乗員による車両発進操作以外のバッテリ残容量が所定量以下に低下すること又はブレーキ負圧が所定負圧以下に低下することのいずれか一方である緊急自動始動条件の成立時にエンジンを自動始動させるアイドルストップスタート制御手段とを備えた車両用アイドルストップスタート制御装置であって、前記アイドルストップスタート制御手段は、乗員による車両発進操作時及び緊急自動始動条件の成立時のいずれの場合も携帯機のID認証の成立を条件としてエンジンを自動始動させると共に、緊急自動始動条件の成立時には、乗員による車両発進操作時に比べて携帯機のID認証が成立し易くなるように、リクエスト信号の強度を増大する、及び/又は、ID信号の受信閾値を引き下げることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、ISSシステムとSESシステムとの両方を備えた車両において、乗員による車両発進操作に起因するエンジンの自動始動時には、携帯機のID認証の成立を条件としてエンジンを自動始動させるようにしたから、たとえ携帯機を携帯しない他人が携帯機を携帯する乗員の不在を狙って乗車し、そして車両の発進操作を行ったとしても、エンジンは自動始動されず、SESシステムの盗難防止性能が確実に担保されることとなる。
一方、バッテリ残容量が所定量以下に低下することや、ブレーキ負圧が所定負圧以下に低下すること等の緊急的な自動始動条件の成立に起因するエンジンの自動始動時には、携帯機のID認証の成立を条件とせずにエンジンを自動始動させるようにしたから、たとえ携帯機のID認証に障害が生じていても、エンジンは支障なく円滑に自動始動され、ISSシステムのエンジン自動始動性能が確実に担保されて、バッテリの放電や、車両発進直後にブレーキが重くなることが回避されることとなる。
次に、請求項2に記載の発明によれば、前記緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後、乗員による車両発進操作があった場合に、携帯機のID認証が不成立のときは、車両の発進を禁止するようにしたから、携帯機を携帯しない他人が、緊急自動始動条件の成立(バッテリ残容量やブレーキ負圧の低下等)によるエンジンの自動始動が行われるのを待って車両を持ち逃げするという不具合を未然に防止することができる。
次に、請求項3に記載の発明によれば、前記緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後、乗員による車両発進操作が行われるまでの間に、携帯機のID認証が不成立のときは、前記車両発進操作が行われる前に、所定の警報を発するようにしたから、乗員が実際に車両発進操作をしたときにおいて乗員が慌ててしまうという不具合を未然に防止することができる。つまり、前記緊急自動始動条件の成立により、たとえ携帯機のID認証が不成立であっても、エンジンは自動始動するけれども、車両発進操作を行ったときには携帯機のID認証が不成立となる可能性が高い場合、すなわち車両発進操作が行われる前の段階で携帯機のID認証が成立していない場合には、乗員は、そのこと(ID認証が不成立であること)を把握できていないから、乗員が実際に車両発進操作をしたときには、乗員は、車両が発進しない事態に突然に不測に遭遇することとなる。そこで、乗員が実際に車両発進操作を行うより前に警報を発することによって、前記のような乗員がパニックに陥るのを未然防止できることとなる。
加えて、前記警報の発生によって、携帯機を携帯しない他人に対しては、威嚇して退散を迫ることができ、また、携帯機を携帯する乗員に対しては、携帯機のID認証が成立しない原因を排除するように、事前に時間をかけて対策(例えば車室内での携帯機の置き場所を変更することや、携帯機の電池を新しいものと交換すること等)を講じるよう促すことができる。
そして、請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明とは異なり、緊急自動始動条件の成立時にも、携帯機のID認証の成立を条件としてエンジンを自動始動させるようにしながら、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることとなる。また、この請求項4に記載の発明は、常に携帯機のID認証の成立を条件とするから、請求項1に記載の発明に比べて、SESシステムの盗難防止性能をより一層重視することになる。以下、発明の最良の実施形態を通して、本発明をさらに詳しく説明する。
本実施形態においては、本発明は、図1に示す車両1に適用されている。この車両1は、燃費性能の向上等を図るためのアイドルストップスタート(ISS)システムと、車両盗難の未然防止等を図るためのスマートエンジンスタータ(SES)システムとの両方を備えた車両であって、運転席3の前方にイグニッション操作部10が設けられている。イグニッション操作部10は、図1に拡大図示したように、ステアリングロック位置(Lock)と、ステアリングロック解除位置(Off)と、アクセサリオン位置(Acc)と、イグニッションオン位置(On)と、イグニッションスタート位置(Start)とに回動操作可能、かつその回動軸方向に押圧操作可能に構成されている。イグニッション操作部10がステアリングロック位置にあるときは、ステアリングロック機構11が作動してハンドル6の回転が機械的に阻止され、イグニッション操作部10がステアリングロック解除位置にあるときには、ステアリングロック機構11が非作動となってハンドル6の回転が機械的に許容される。車両1の出庫時、乗員がエンジン(図示せず)を始動するときは、イグニッション操作部10はステアリングロック位置(Lock)にあり、かつ回動操作が阻止されている。
車両1には、車両側送受信装置(車載機)として機能する制御ユニット40が搭載されている。この制御ユニット40は、ISS制御及びSES制御を行う統括制御ユニットであって、乗員が携帯する携帯用送受信装置(携帯機)50との間で無線交信が可能に構成されている。車載機40から携帯機50へ向けてリクエスト信号を送信するため、運転席ドア、助手席ドア及びリヤハッチに室外送信アンテナ30…30が配置され、車室内の前部及び後部に室内送信アンテナ31,31が配置されている。一方、携帯機50からのID信号(携帯機50毎に固有のIDコードを含んだレスポンス信号)を受信するため、車室内の前部に受信アンテナ32が配置されている。また、運転席ドア、助手席ドア及びリヤハッチの外部ノブ7…7(図1には助手席ドアの外部ノブのみ図示)に、車外に居る乗員が押圧操作するドアリクエストスイッチ21…21が設けられ、運転席ドア、助手席ドア、後部座席ドア及びリヤハッチの近傍にドアロックアクチュエータ22…22が設けられている。さらに、運転席3の前方に配設されたメータユニットに、車内に居る乗員に対して各種の警報や通知を行うための報知ランプ及びブザー25が具備され、運転席ドアに、車外に居る乗員あるいは車外へ出て行こうとする乗員に対して各種の警報や通知を行うための報知ランプ及びブザー25が具備されている。
ここで、前記制御ユニット40は、特許請求の範囲に記載の「スマートエンジンスタータ制御手段」及び「アイドルストップスタート制御手段」に相当する。
図2に示すように、前記制御ユニット40は、イグニッション操作部10、車速検出センサ12、アクセルペダルの踏込みを検出するアクセルペダルセンサ13、ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキペダルセンサ14、パーキングブレーキの操作でオンとなるパーキングブレーキスイッチ15、シフトレバーのレンジ選択位置を検出するレンジスイッチ16、エンジン回転センサ17、運転席と助手席との間のコンソールに設けられてエアコンやオーディオ等の各種電装品のスイッチが配設された電装品ユニット18、バッテリ8(図1参照)の残容量を検出するバッテリ残容量センサ19、ブレーキブースタ9(図1参照)内の負圧を検出するブレーキ負圧センサ20、ドアリクエストスイッチ21、運転席ドア、助手席ドア、後部座席ドア又はリヤハッチが開状態にあることを検出するドア開検出センサ(車両1のその他の開閉体、例えばウインドウが開状態にあることを検出するウインドウ開検出センサを用いることもできる)23、運転席ドア、助手席ドア、後部座席ドア又はリヤハッチが閉状態にあってドアロックがされていることを検出するドアロック検出センサ(車両1のその他の開閉体、例えばウインドウが閉状態にあることを検出するウインドウ閉検出センサを用いることもできる)24、及び受信アンテナ32等から各種情報を入力して、イグニッション操作部10、ドアロックアクチュエータ22、報知ランプ及びブザー25、燃料噴射弁27のドライバ26、点火プラグ29の点火コイル28、室外送信アンテナ30、及び室内送信アンテナ31に各種制御信号を出力する。
一方、乗員が携帯する携帯機50は、携帯機制御ユニット51、受信アンテナ52、送信アンテナ53、ロックスイッチ54、及びアンロックスイッチ55を有している。そして、携帯機制御ユニット51は、受信アンテナ52、ロックスイッチ54及びアンロックスイッチ55から情報を入力して、送信アンテナ53に制御信号を出力し、車載機40からのリクエスト信号の受信と、車載機40へ向けてのID信号の送信とを行う。なお、図1に示したように、携帯機50は、駆動源である電池56と、システムフェイル時等に使用するための緊急キー57とを具備している。
図3に示すように、室外送信アンテナ30…30からリクエスト信号Aを送信したとき、そのリクエスト信号Aが届くエリア、つまり検知エリアR1,R2,R3は、運転席ドア、助手席ドア及びリヤハッチの近傍に形成される。そして、制御ユニット40は、少なくともいずれかの検知エリアR1,R2,R3内に携帯機50、つまり携帯機50を携帯する乗員Xが検知されたとき、乗員Xが車外に居ると判定する。図例は、運転席ドアの近傍の検知エリアR1内に乗員Xが検知された場合を示している。なお、この図3には、車両1における前記室外送信アンテナ30…30及び前記検知エリアR1,R2,R3の配置を明示するため、車輪2…2、運転席3、助手席4、後部座席5及びハンドル6を併せて図示している。
また、図4に示すように、室内送信アンテナ31,31からリクエスト信号Aを送信したとき、そのリクエスト信号Aが届くエリア、つまり検知エリアR4,R5は、車室内の前部及び後部に形成される。そして、制御ユニット40は、少なくともいずれかの検知エリアR4,R5内に携帯機50、つまり携帯機50を携帯する乗員Xが検知されたとき、乗員Xが車内に居ると判定する。図例は、車室内の前部の検知エリアR4内に運転席3に着座した乗員Xが検知された場合を示している。なお、この図4においても、車両1における前記室内送信アンテナ31,31及び前記検知エリアR4,R5の配置を明示するため、車輪2…2、運転席3、助手席4、後部座席5及びハンドル6を併せて図示している。
さらに、図5に示すように、運転席ドア及び助手席ドアに配置された室外送信アンテナ30,30は、その検知エリアR11,R12を拡大することができ、両検知エリアR11,R12のオーバーラップ領域は車室内空間をほとんどカバーする。そして、制御ユニット40は、両検知エリアR11,R12内、つまり前記オーバーラップ領域に携帯機50、つまり携帯機50を携帯する乗員Xが検知されたとき、乗員Xが車内に居ると判定する。
次に、この車両1におけるSESシステムの動作、つまり乗員がエンジンを始動するときの動作を図6を参照して概説する。前述したように、エンジン始動時は、イグニッション操作部10はステアリングロック位置(Lock)にあり、その回動操作が阻止されている。まず、乗員Xはイグニッション操作部10を押圧操作する。制御ユニット40は、前記押圧操作を受けると、送信アンテナ30,31を介してリクエスト信号Aを送信する。乗員Xが携帯する携帯機50は、前記リクエスト信号Aを受信すると、自己のIDコードを含むID信号Bを送信する。制御ユニット40は、前記ID信号Bを受信アンテナ32を介して受信すると、そのIDコードが正規のIDコードと一致するか否かを判定し(ID認証を行い)、一致するときは(ID認証が成立するときは)、イグニッション操作部10の回動操作を許容する。そして、乗員Xがイグニッション操作部10をステアリングロック解除位置(Off)まで回動すると、ステアリングロック機構11が非作動となってハンドル6の回転が機械的に許容される。
さらに、乗員Xがイグニッション操作部10をイグニッションスタート位置(Start)まで回動すると(エンジンの始動操作)、制御ユニット40は、送信アンテナ30,31を介してリクエスト信号Aを再度送信する。乗員Xが携帯する携帯機50は、前記リクエスト信号Aを受信すると、自己のIDコードを含むID信号Bを再度送信する。制御ユニット40は、前記ID信号Bを受信アンテナ32を介して受信すると、そのIDコードが正規のIDコードと一致するか否かを再度判定し(ID認証を行い)、一致するときは(ID認証が成立するときは)、エンジンの始動を許容する(エンジンの始動制御)。
次に、この車両1における制御ユニット40及び携帯機50のより詳しい具体的動作の1例を図7以下のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御ユニット40は、図7のステップS1で、IG始動操作の有無、つまりイグニッション操作部10がイグニッションスタート位置(Start)まで回動されたか否かを判定する。IG始動操作が有るときは、ステップS2で、リクエスト信号Aを送信する。携帯機50は、ステップS11で、前記リクエスト信号Aを受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS12で、自己のIDコードを含むID信号Bを送信する。携帯機50は、その後、ステップS13のアイドルストップスタート制御ルーチンに進む。
一方、制御ユニット40は、ステップS3で、前記ID信号Bを所定時間以内に受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS4で、前記ID信号Bの照合、つまりIDコードが正規のIDコードと一致するか否かの判定を行う。そして、ステップS5で、ID信号Bの照合ができたか否かを判定し、照合ができたとき、つまり携帯機50のID認証が成立したときは、ステップS6で、エンジンを作動させる。制御ユニット40は、その後、ステップS7のアイドルストップスタート制御ルーチンに進む。
なお、前記動作例では、イグニッション操作部10がイグニッションスタート位置(Start)まで回動された時点で、ステップS4において、ID信号Bの認証を行っていたが、これに代えて、ID信号Bの認証を、(1)イグニッション操作部10がステアリングロック解除位置(Off)からアクセサリオン位置(Acc)まで回動された時点、(2)イグニッション操作部10がアクセサリオン位置(Acc)からイグニッションオン位置(On)まで回動された時点、(3)イグニッション操作部10がアクセサリオン位置(Acc)にある状態で所定時間(例えば3秒)が経過する毎、(4)イグニッション操作部10がイグニッションオン位置(On)にある状態で所定時間(例えば60秒)が経過する毎、(5)すべてのドアが閉じている状態からいずれかのドアが開いた時点、又は(6)いずれかのドアが開いている状態からすべてのドアが閉じた時点で、先取り的に行ってもよい。
次に、前記図7のステップS7,S13のアイドルストップスタート制御ルーチンを図8以下のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御ユニット40は、図8のステップS21で、IG停止操作の有無を判定する。IG停止操作が有るときは、ステップS22で、エンジンを停止させ、エンドとなる。一方、IG停止操作が無いときは、ステップS23で、アイドルストップ実行中か否かを判定する。そして、実行中であるときは、図9のステップS29に進み、実行中でないときは、ステップS24で、アイドルストップ条件が成立しているか否かを判定する。
ここで、アイドルストップ条件は、車両が所定時間以上停車していること、パーキングブレーキが操作されていること、シフトレバーがPレンジ又はNレンジ等の非走行レンジに位置していること、等である。
前記ステップS24でアイドルストップ条件が成立しているときは、ステップS25で、前回の自動始動からの経過時間が所定時間を超えているか否かを判定する。そして、超えていないときは、ステップS26で、アイドルストップを未実行とする。その場合、アイドルストップ禁止中ランプを点灯して、その旨を乗員Xに通知する。その後、ステップS21にリターンする。一方、超えているときは、ステップS27で、アイドルストップを実行する。その場合、アイドルストップ中ランプを点灯して、その旨を乗員Xに通知する。次いで、ステップS28で、自動始動からの経過時間のタイマカウンタをリセットする。その後、ステップS21にリターンする。
また、制御ユニット40は、図9のステップS29で、バッテリ残容量が第1所定量より低下したか否かを判定する。そして、低下したときは、図10のステップS40に進み、低下していないときは、ステップS30で、ブレーキ負圧が第1所定負圧より低下したか否かを判定する。そして、低下したときは、図10のステップS40に進み、低下していないときは、ステップS31で、車両発進操作の有無を判定する。
ここで、車両発進操作は、アクセルペダルが操作されていること、パーキングブレーキが解除されていること、シフトレバーがDレンジ又はRレンジ等の走行レンジに位置していること、等である。
前記ステップS31で車両発進操作が有るときは、ステップS32で、リクエスト信号Aを送信する。携帯機50は、ステップS101で、前記リクエスト信号Aを受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS102で、自己のIDコードを含むID信号Bを送信する。
制御ユニット40は、ステップS33で、前記ID信号Bを所定時間以内に受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS34で、前記ID信号Bの照合を行う。そして、ステップS35で、ID信号Bの照合ができたか否かを判定し、照合ができたとき、つまり携帯機50のID認証が成立したときは、ステップS36で、携帯機50は車室内に有るか否かを判定する。その結果、車室内に有るときは、ステップS37で、エンジンを作動させる。また、ステップS38で、自動始動からの経過時間のタイマカウントをスタートする。その後、ステップS21にリターンする。一方、前記ステップS33、S35、S36でNOのときは、ステップS39で、携帯機50の持ち出し警報を実行する。
また、制御ユニット40は、図10のステップS40で、エンジンを作動させる。次いで、ステップS41で、リクエスト信号Aを送信する。携帯機50は、ステップS103で、前記リクエスト信号Aを受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS104で、自己のIDコードを含むID信号Bを送信する。
制御ユニット40は、ステップS42で、前記ID信号Bを所定時間以内に受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS43で、前記ID信号Bの照合を行う。そして、ステップS44で、ID信号Bの照合ができたか否かを判定し、照合ができたとき、つまり携帯機50のID認証が成立したときは、ステップS45で、携帯機50は車室内に有るか否かを判定する。その結果、車室内に有るときは、ステップS49に進む。一方、前記ステップS42、S44、S45でNOのときは、ステップS46で、警報を実行した後、ステップS47で、車両発進操作の有無を判定し、車両発進操作が無いときは、そのままステップS49に進み、車両発進操作が有るときは、ステップS48で、車両発進禁止制御を経た後、ステップS49に進む。
ここで、車両発進禁止制御は、例えば、エンジンの停止、シフトチェンジの禁止(シフトロック)、ブレーキ又はパーキングブレーキの解除禁止、等である。
次いで、ステップS49で、IG停止操作の有無を判定する。IG停止操作が有るときは、ステップS50で、エンジンを停止させ、エンドとなる。一方、IG停止操作が無いときは、ステップS51で、バッテリ残容量が第2所定量(この第2所定量はステップS29の第1所定量より大きい値である)より大きくなったか否かを判定する。そして、まだ大きくなっていないときは、前記ステップS41に戻り、大きくなっているときは、ステップS52で、ブレーキ負圧が第2所定負圧(この第2所定負圧はステップS30の第1所定負圧より高い値である)より高くなったか否かを判定する。そして、まだ高くなっていないときは、前記ステップS41に戻り、高くなっているときは、ステップS53で、アイドルストップを実行して、図9のステップS31に戻る。
このように、本実施形態においては、ISSシステムとSESシステムとの両方を備えた車両1において、乗員Xによる車両発進操作(ステップS31)に起因するエンジンの自動始動時(ステップS37)には、携帯機50のID認証の成立(ステップS35)を条件としてエンジンを自動始動させるようにしたから、たとえ携帯機50を携帯しない他人が携帯機50を携帯する乗員Xの不在を狙って乗車し、そして車両1の発進操作を行ったとしても、エンジンは自動始動されず、SESシステムの盗難防止性能が確実に担保されることとなる。
一方、バッテリ残容量が所定量以下に低下すること(ステップS29)や、ブレーキ負圧が所定負圧以下に低下すること(ステップS30)等の緊急自動始動条件の成立に起因するエンジンの自動始動時(ステップS40)には、携帯機50のID認証の成立を条件とせずにエンジンを自動始動させるようにしたから、たとえ携帯機50のID認証に障害が生じていても、エンジンは支障なく円滑に自動始動され、ISSシステムのエンジン自動始動性能が確実に担保されて、バッテリ8の放電や、車両発進直後にブレーキが重くなることが回避されることとなる。
また、前記緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後(ステップS40)、乗員Xによる車両発進操作が有った場合に(ステップS47)、携帯機50のID認証が不成立のときは(ステップS44)、車両1の発進を禁止するようにしたから(ステップS48)、携帯機50を携帯しない他人が、緊急自動始動条件の成立(バッテリ残容量やブレーキ負圧の低下等)によるエンジンの自動始動が行われるのを待って車両1を持ち逃げすることを未然に防止することができる。
また、前記緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後(ステップS40)、乗員Xによる車両発進操作(ステップS47)が行われるまでの間に、携帯機50のID認証が不成立のときは(ステップS44)、前記車両発進操作(ステップS47)が行われる前に(ステップS46)、所定の警報を発するようにしたから、乗員Xが実際に車両発進操作をしたとき(ステップS47)において乗員Xが慌ててしまうという不具合を未然に防止することができる。つまり、前記緊急自動始動条件の成立により、たとえ携帯機50のID認証が不成立であっても、エンジンは自動始動するけれども(ステップS40)、車両発進操作を行ったとき(ステップS47)には携帯機50のID認証が不成立となる可能性が高い場合、すなわち車両発進操作(ステップS47)が行われる前の段階で携帯機50のID認証が成立していない場合には(ステップS44)、乗員Xは、そのこと(ID認証が不成立であること)を把握できていないから、乗員Xが実際に車両発進操作をしたとき(ステップS47)には、乗員Xは、車両1が発進しない事態に突然に不測に遭遇することとなる。そこで、乗員Xが実際に車両発進操作を行う(ステップS47)より前に警報を発することによって(ステップS46)、前記のような乗員Xがパニックに陥るのを未然防止できることとなる。
加えて、前記警報の発生によって(ステップS46)、携帯機50を携帯しない他人に対しては、威嚇を与え、退散を迫ることができ、また、携帯機50を携帯する乗員Xに対しては、携帯機50のID認証が成立しない原因を排除するように、事前に時間をかけて対策(例えば車室内での携帯機50の置き場所を変更することや、携帯機50の電池56を新しいものと交換すること等)を講じるよう促すことができる。
次に、前記図7のステップS7,S13のアイドルストップスタート制御ルーチンの第2の動作例を図11のフローチャートを参照して説明する。この第2動作例は、請求項4に記載の発明に相当する。ただし、前記図8〜図10の動作例と比べて、図10に相当する部分のみ相異し、他は同様であるので、相異する部分のみ抽出して説明する。
図11は、前記図10に相当する部分であって、前記図9のステップS29でバッテリ残容量が第1所定量より低下したとき、又は図9のステップS30でブレーキ負圧が第1所定負圧より低下したときは、ステップS140で、リクエスト信号Aの強度を増大する、及び/又は、ID信号Bの受信閾値を引き下げる。つまり、携帯機50のID認証を成立し易くするのである。次いで、ステップS141で、リクエスト信号Aを送信する。携帯機50は、ステップS103で、前記リクエスト信号Aを受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS104で、自己のIDコードを含むID信号Bを送信する。
制御ユニット40は、ステップS142で、前記ID信号Bを所定時間以内に受信したか否かを判定する。受信したときは、ステップS143で、前記ID信号Bの照合を行う。そして、ステップS144で、ID信号Bの照合ができたか否かを判定し、照合ができたとき、つまり携帯機50のID認証が成立したときは、ステップS145で、携帯機50は車室内に有るか否かを判定する。その結果、車室内に有るときは、ステップS146で、エンジンを作動させた後、ステップS147で、車両発進操作の有無を判定する。そして、車両発進操作が有るときはリターンし、無いときはステップS148に進む。一方、前記ステップS142、S144、S145でNOのときは、ステップS153で、警報を実行して、リターンする。
そして、ステップS148で、IG停止操作の有無を判定する。IG停止操作が有るときは、ステップS149で、エンジンを停止させ、エンドとなる。一方、IG停止操作が無いときは、ステップS150で、バッテリ残容量が第2所定量(この第2所定量はステップS29の第1所定量より大きい値である)より大きくなったか否かを判定する。そして、まだ大きくなっていないときは、前記ステップS141に戻り、大きくなっているときは、ステップS151で、ブレーキ負圧が第2所定負圧(この第2所定負圧はステップS30の第1所定負圧より高い値である)より高くなったか否かを判定する。そして、まだ高くなっていないときは、前記ステップS141に戻り、高くなっているときは、ステップS152で、アイドルストップを実行して、図9のステップS31に戻る。
このように、この第2動作例においては、前記図8〜図10の第1動作例とは異なり、緊急自動始動条件の成立時(ステップS29,S30)にも、携帯機50のID認証の成立を条件として(ステップS144)、エンジンを自動始動させるようにしながら(ステップS146)、前記第1動作例と同様の効果が得られることとなる。また、この第2動作例は、常に携帯機50のID認証の成立を条件とするから、第1動作例に比べて、SESシステムの盗難防止性能をより一層重視する動作例であるといえる。
なお、これらの実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、なお種々の修正、変更が可能であることはいうまでもない。例えば、前記第2動作例において、図11のステップS147で車両発進操作が有るときは、鎖線で示したように、図9のステップS31に戻ってもよい。車両発進操作後に本人確認をすることによって、車両盗難防止性能がなお一層向上することとなる。
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明によれば、SESシステムの盗難防止性能の低下を防ぐことと、ISSシステムのエンジン自動始動を支障なく円滑に行うこととを両立させることができる。本発明は、ISSシステムとSESシステムとの両方を備えた車両の技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
本発明の最良の実施形態に係る車両の主要構成を示す斜視図である。 前記車両の制御システム図である。 前記車両の室外送信アンテナの検知エリアを示す平面図である。 前記車両の室内送信アンテナの検知エリアを示す平面図である。 前記車両の室外送信アンテナの拡大された検知エリアを示す平面図である。 前記車両のSESシステムの動作の説明図である。 前記車両の制御ユニットの制御動作及び携帯機の制御動作のフローチャートである。 前記車両のアイドルストップスタート制御の具体的動作の1例を示すフローチャートである。 図8に続くフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。 前記車両のアイドルストップスタート制御の第2の具体的動作を示すフローチャートであって、図10に相当する部分である。
符号の説明
1 車両
10 イグニッション操作部
30,31,53 送信アンテナ
32,52 受信アンテナ
40 制御ユニット(スマートエンジンスタータ制御手段、アイドルストップスタート制御手段)
50 携帯機
A リクエスト信号
B ID信号
X 乗員

Claims (4)

  1. 乗員によるエンジン始動操作時に、無線による携帯機のID認証が成立したときは、エンジンの始動を許可するスマートエンジンスタータ制御手段と、
    少なくとも車両の停車時にエンジンを自動停止させ、乗員による車両発進操作時、又は乗員による車両発進操作以外のバッテリ残容量が所定量以下に低下すること又はブレーキ負圧が所定負圧以下に低下することのいずれか一方である緊急自動始動条件の成立時にエンジンを自動始動させるアイドルストップスタート制御手段とを備えた車両用アイドルストップスタート制御装置であって、
    前記アイドルストップスタート制御手段は、
    乗員による車両発進操作時には、携帯機のID認証の成立を条件としてエンジンを自動始動させ、
    緊急自動始動条件の成立時には、携帯機のID認証の成立を条件とせずにエンジンを自動始動させるように構成されていることを特徴とする車両用アイドルストップスタート制御装置。
  2. 前記請求項1に記載の車両用アイドルストップスタート制御装置において、
    前記アイドルストップスタート制御手段は、
    緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後、乗員による車両発進操作があった場合において、携帯機のID認証が不成立のときは、車両の発進を禁止するように構成されていることを特徴とする車両用アイドルストップスタート制御装置。
  3. 前記請求項2に記載の車両用アイドルストップスタート制御装置において、
    前記アイドルストップスタート制御手段は、
    緊急自動始動条件の成立によりエンジンを自動始動させた後、乗員による車両発進操作が行われるまでの間に、携帯機のID認証が不成立のときは、前記車両発進操作が行われる前に、所定の警報を発するように構成されていることを特徴とする車両用アイドルストップスタート制御装置。
  4. 乗員によるエンジン始動操作時に、無線による携帯機のID認証が成立したときは、エンジンの始動を許可するスマートエンジンスタータ制御手段と、
    少なくとも車両の停車時にエンジンを自動停止させ、乗員による車両発進操作時、又は乗員による車両発進操作以外のバッテリ残容量が所定量以下に低下すること又はブレーキ負圧が所定負圧以下に低下することのいずれか一方である緊急自動始動条件の成立時にエンジンを自動始動させるアイドルストップスタート制御手段とを備えた車両用アイドルストップスタート制御装置であって、
    前記アイドルストップスタート制御手段は、
    乗員による車両発進操作時及び緊急自動始動条件の成立時のいずれの場合も携帯機のID認証の成立を条件としてエンジンを自動始動させると共に、
    緊急自動始動条件の成立時には、乗員による車両発進操作時に比べて携帯機のID認証が成立し易くなるように、リクエスト信号の強度を増大する、及び/又は、ID信号の受信閾値を引き下げることを特徴とする車両用アイドルストップスタート制御装置。
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